JP2003176755A - 蝶型絞り弁式気化器 - Google Patents

蝶型絞り弁式気化器

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JP2003176755A
JP2003176755A JP2001375520A JP2001375520A JP2003176755A JP 2003176755 A JP2003176755 A JP 2003176755A JP 2001375520 A JP2001375520 A JP 2001375520A JP 2001375520 A JP2001375520 A JP 2001375520A JP 2003176755 A JP2003176755 A JP 2003176755A
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JP
Japan
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fuel
throttle valve
intake passage
idle
chamber
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Application number
JP2001375520A
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English (en)
Inventor
Masao Suzuki
雅夫 鈴木
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Walbro Japan Inc
Original Assignee
Walbro Japan Inc
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Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドル運転で燃料がアイドル燃料噴孔か
ら、吸気路の周壁面に付着しないように吸気路へ供給さ
れ、機関の安定したアイドル運転が得られるようにし
た、蝶型絞り弁式気化器を得る。 【解決手段】 吸気路10の閉位置にある絞り弁8より
も下流側に、絞り弁8の切欠8aまたは通孔8bに隣接
して、アイドル燃料噴孔23を吸気路10の周壁面から
軸心方向へ突出して配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は刈払い機、動力鋸な
どの携帯作業機に搭載される内燃機関のための蝶型絞り
弁式気化器、特に機関の安定したアイドル運転を得る蝶
型絞り弁式気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型汎用内燃機関は全負荷運転と無負荷
アイドル運転を繰り返すことが多く、特に手持ち型の刈
払い機、動力鋸の機関は、作業条件により機関を所要の
方へ傾斜して使用するので、傾斜状態でも機関停止を起
すことがなく、アイドル運転の安定性が極めて重要であ
る。
【0003】アイドル運転では燃料は絞り弁の前方に位
置するアイドル燃料噴孔から吸気路を経て機関へ供給さ
れるが、この場合、アイドル燃料噴孔から供給される燃
料は、機関の吸気負圧の脈動により絞り弁と吸気路の周
壁面に付着し、燃料が間欠的に機関へ供給されたりして
機関のアイドル回転が不安定になる。また、アイドル運
転中に機関を傾斜させると、絞り弁と吸気路の周壁面に
付着した可燃範囲を超える量の燃料が、機関へ急激に供
給され、著しい場合には機関停止を起し、再始動が困難
な状態に至る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、アイドル運転で燃料がアイドル燃料噴孔か
ら、吸気路の周壁面に付着しないように吸気路へ供給さ
れ、機関の安定したアイドル運転が得られるようにし
た、蝶型絞り弁式気化器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は吸気路の閉位置にある絞り弁よりも
下流側に、絞り弁の切欠に隣接して、アイドル燃料噴孔
を吸気路の周壁面から軸心方向へ突出して配設したこと
を特徴とする。
【0006】本発明の構成は吸気路の閉位置にある絞り
弁よりも下流側に、絞り弁の通孔に隣接して、アイドル
燃料噴孔を吸気路の周壁面から軸心方向へ突出して配設
したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では気化器のアイドル燃料
の霧化を向上し、機関のアイドル運転の安定性を向上す
る、このため、吸気路の閉位置にある絞り弁よりも下流
側に、絞り弁の切欠または通孔に隣接して、アイドル燃
料噴孔(燃料ノズル)を吸気路の周壁面から軸心へ突出
して配設し、絞り弁に切欠または通孔を通過した空気
が、アイドル燃料噴孔からの燃料と混合して霧化を促進
され、霧化燃料が安定して機関へ供給されるようにす
る。
【0008】
【実施例】図1に示すように、本発明に係る蝶型絞り弁
式気化器は、気化器本体7の右端面に空気清浄器が突き
合され、気化器本体7の左端面は図示してない断熱管を
介して機関の吸気ポートを囲む壁部に突き合され、かつ
左右1対の通孔43(図2)を貫通する1対のボルトに
より締結される。吸気路10が貫通する気化器本体7の
上端壁に、膜12aを挟んでカバー板4を結合して燃料
ポンプAが構成される。すなわち、膜12aの上側に2
行程機関のクランク室の脈動圧を取入口6を経て導入す
る脈動圧導入室3が区画され、膜12aの下側にポンプ
室12が区画される。図示してない燃料タンクの燃料は
入口14、吸入弁5を経てポンプ室12へ吸引され、ポ
ンプ室12の燃料は吐出弁2、気化器本体7の燃料通路
10a、流入弁31を経て定圧燃料室37へ供給され
る。
【0009】定圧燃料供給機構Bは気化器本体7の下端
面に膜41を挟んで押え板39を結合し、膜41の上側
に定圧燃料室37を、膜41の下側に大気室40を区画
される。定圧燃料室37には支軸32によりレバー38
が支持され、レバー38の右端がばね33の力により膜
41の中心突起へ当接される。レバー38の左端は気化
器本体7の上下方向の円筒部に嵌挿したポペツト型の流
入弁31の下端部に係止される。流入弁31の水平断面
は周面を平坦に削つてほぼ六角形に形成される。定圧燃
料室37の燃料が少なくなると、定圧燃料室37の吸気
負圧と大気室40の力が膜41に作用し、ばね33の力
に抗してレバー38を反時計方向へ回動し、流入弁31
が開く。したがつて、燃料ポンプAからの燃料が定圧燃
料室37へ供給される。定圧燃料室37が燃料で満たさ
れると膜41が押し下げられ、膜41に対応してばね3
3の力によりレバー38が押し下げられ、流入弁31が
閉じる。こうして、定圧燃料室37にはほぼ一定レベル
の燃料が所定の圧力に貯留される。
【0010】気化器本体7を貫通する吸気路10の上流
側部分、すなわちベンチユリ部13には逆止弁26を有
する高速燃料噴孔(主燃料ノズル)25が配設される。
定圧燃料室37の燃料は燃料ジエツト36、通路36、
逆止弁26、高速燃料噴孔25を経て吸気路10へ吸引
される。吸気路10の下流側部分には弁軸9により蝶型
の絞り弁8が支持される。絞り弁8の閉位置付近に燃料
室24から吸気路10へ開口するアイドル燃料噴孔23
と複数の低速燃料噴孔23a,23bが備えられる。燃
料噴孔23,23a,23bに隣接する絞り弁8の周縁
部には、切欠8aが設けられる。定圧燃料室37の燃料
は通路34、先端ニードル21aは弁室44から通路3
4の端部へ突出される。したがつて、通路34の燃料は
通路34と低速燃料調整針弁21の先端ニードル21a
の隙間を経て弁室44へ入り、通路24aを経て燃料室
24へ吸引される。燃料室24の燃料は燃料噴孔23,
23a,23bを経て吸気路10へ吸引され、絞り弁8
の閉位置では切欠8aを通過する燃料と混合し、霧化燃
料として機関へ供給される。低速燃料調整針弁21は外
端部に緩止めばね22を巻装されかつ気化器本体7に螺
合される。
【0011】本発明では特に絞り弁8がアイドル位置す
なわちほぼ閉位置にある時、安定したアイドル回転を得
るために、アイドル燃料噴孔23が絞り弁8よりも下流
側部分に、かつ吸気路10の周壁部面から吸気路10の
軸心方向へ突出される。このため、アイドル燃料噴孔2
3は燃料室24に連通する管として形成され、管の先端
は閉位置にある絞り弁8の切欠8aのほぼ中心の高さ突
出される。
【0012】本発明の上述の構成によれば、アイドル燃
料噴孔23からの燃料は切欠8aを通過した空気に吹き
飛ばされて混合気ないし霧化燃料を生成し、吸気路10
の周壁面に付着することなく、機関へ円滑に吸引され
る。
【0013】図5に示す実施例では、特にアイドル燃料
噴孔23からの燃料量を、より正確に調整できるように
したものである。定圧燃料室37の燃料は通路34を経
て燃料室24へ導かれ、燃料室24から絞り弁8の閉位
置よりも上流側部分へ開口する低速燃料噴孔23a,2
3bへ供給され、同時に、燃料室24の燃料は通路4
5、通路45の端部へ突出する先端ニードル21aの外
周側の隙間を経て弁室44へ入り、弁室44からアイド
ル燃料噴孔23を経て吸気路10へ吸引される。この実
施例でも、アイドル燃料噴孔23は吸気路10から弁室
44へ延びる孔に嵌挿した管から構成され、管の先端は
絞り弁8の周縁部に設けた通孔8bのほぼ中心の高さに
突出される。したがつて、アイドル燃料噴孔23からの
燃料は閉位置にある絞り弁8の通孔8bを通る空気の流
れに乗つて霧化されるので、吸気路10の周壁面に付着
することなく、混合気として円滑に機関へ供給される。
【0014】以上のように、本発明によれば絞り弁の閉
位置よりも下流側に、アイドル燃料噴孔を吸気路の周壁
面から突出させたことと、絞り弁の周縁部に切欠または
通孔を設けることにより、機関のアイドル運転で絞り弁
の切欠または通孔を集中して流れる空気により、アイド
ル燃料噴孔からの燃料の霧化が促進され、燃料が吸気路
の周壁面に付着することがなく、機関の安定したアイド
ル運転が得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように、吸気路の閉位置
にある絞り弁よりも下流側に、絞り弁の切欠または通孔
に隣接して、アイドル燃料噴孔を吸気路の周壁面から軸
心方向へ突出して配設したものであるから、機関のアイ
ドル運転で、燃料が主に絞り弁の前方に位置するアイド
ル燃料噴孔から供給され、絞り弁の切欠から集中して流
れる空気により燃料の霧化が促進される。したがつて、
燃料が絞り弁や吸気路の周壁面に付着することがなく、
機関の安定したアイドル運転が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る蝶型絞り弁式気化器の側面
断面図である。
【図2】同蝶型絞り弁式気化器の正面図である。
【図3】図1の円Cで囲んだ部分を拡大して示す側面断
面図である。
【図4】図2の円Dで囲んだ部分を拡大して示す正面図
である。
【図5】本発明の一部変更実施例に係る図1の円Cに相
当する部分を拡大して示す側面断面図である。
【符号の説明】
A:燃料ポンプ B:定圧燃料供給機構 2:吐出弁
3:脈動圧導入室 4:カバー板 5:吸入弁 6:取
入口 7:気化器本体 8:絞り弁 8a:切欠 8b:通孔 9:弁軸 10:吸気路 10a:燃料通
路 12:ポンプ室 12a:膜 13:ベンチユリ部 14:入口 21:
低速燃料調整針弁 21a:先端ニードル 22:緩止
めばね 23:アイドル燃料噴孔 23a:低速燃料噴
孔 23b:低速燃料噴孔 24:燃料室 24a:通
路 25:高速燃料噴孔 26:逆止弁 31:流入弁
32:支軸 33:ばね 34:通路 35:通路 36:燃料ジエツト 37:定圧燃料室
38:レバー 39:押え板 40:大気室 41:膜
43:通孔 44:弁室 45:通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気路の閉位置にある絞り弁よりも下流側
    に、絞り弁の切欠に隣接して、アイドル燃料噴孔を吸気
    路の周壁面から軸心方向へ突出して配設したことを特徴
    とする、蝶型絞り弁式気化器。
  2. 【請求項2】吸気路の閉位置にある絞り弁よりも下流側
    に、絞り弁の通孔に隣接して、アイドル燃料噴孔を吸気
    路の周壁面から軸心方向へ突出して配設したことを特徴
    とする、蝶型絞り弁式気化器。
JP2001375520A 2001-12-10 2001-12-10 蝶型絞り弁式気化器 Pending JP2003176755A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10072614B2 (en) 2015-11-02 2018-09-11 Meiying Xue Anti-adjusting rotary valve type carburetor
DE102009015018B4 (de) * 2009-03-26 2020-10-08 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Verbrennungsmotor
CN112065608A (zh) * 2020-10-06 2020-12-11 陈其安 一种燃油燃气两用化油器

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