JPH0524823B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0524823B2 JPH0524823B2 JP62327256A JP32725687A JPH0524823B2 JP H0524823 B2 JPH0524823 B2 JP H0524823B2 JP 62327256 A JP62327256 A JP 62327256A JP 32725687 A JP32725687 A JP 32725687A JP H0524823 B2 JPH0524823 B2 JP H0524823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- geodesic
- elbow
- frp
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 3
- 241000238557 Decapoda Species 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000009787 hand lay-up Methods 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は、FW法によるFRP製曲り管の成形
方法に関するもである。
方法に関するもである。
［従来の技術］
FRP製の曲り管、例えばエルボの成形方法と
して、従来は、 １） 短繊維を用いた押出し射出成形法。
して、従来は、 １） 短繊維を用いた押出し射出成形法。
２） FRP製直管を斜めに切断し、継ぎ合わせ
るえび継ぎ法。
るえび継ぎ法。
３） 曲管芯金に手作業でFRP層を積層し成形
するハンドレイアツプ法。
するハンドレイアツプ法。
４） 曲管芯金を軸芯回りに回転させロービング
（繊維）を巻き付ける方法。
（繊維）を巻き付ける方法。
等が行なわれていた。
［解決しようとする問題点］
しかし、上記従来技術には、それぞれ次のよう
な問題がある。
な問題がある。
１） 短繊維の集合であり、補強繊維の持つてい
る引張り強さが有効に生かされないので、充分
な強度が得られない。
る引張り強さが有効に生かされないので、充分
な強度が得られない。
２） 継ぎ目において繊維が不連続であるため、
上から補強巻をしても強度が低下する。
上から補強巻をしても強度が低下する。
３） 手作業であり、生産性が悪く、コストが高
い。
い。
４） 直管等の軸対称形を巻く場合と違つて、曲
り管の管軸が回転軸と一致しないため、機械化
が困難で、手巻きが主流である。そのため、均
一に巻くことが難しく、また繊維が主として周
方向に入るため、フープ強度は大きいが、軸方
向強度が小さい等の問題がある。
り管の管軸が回転軸と一致しないため、機械化
が困難で、手巻きが主流である。そのため、均
一に巻くことが難しく、また繊維が主として周
方向に入るため、フープ強度は大きいが、軸方
向強度が小さい等の問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解消できる
ようにしたFRP製積層曲り管の成形方法を提供
することを目的とするものである。
ようにしたFRP製積層曲り管の成形方法を提供
することを目的とするものである。
［問題点を解決するための手段］
この発明のFRP製積層曲り管の成形方法は、
成形すべき曲り管上で管軸と斜めに交差する測地
線を求め、この測地線に沿つて繊維を巻くことを
特徴とするものである。
成形すべき曲り管上で管軸と斜めに交差する測地
線を求め、この測地線に沿つて繊維を巻くことを
特徴とするものである。
［作用］
繊維を測地線に沿つて巻くので、繊維が曲り管
上で滑ることなく、張力を掛けて巻くことができ
る。また、管軸に斜めに交差する測地線に沿つて
繊維を巻くことにより、周方向及び管軸方向の強
度を上げることができる。その上、測地線は理論
的に求めることができるので、数値データに基い
て自動化ができる。
上で滑ることなく、張力を掛けて巻くことができ
る。また、管軸に斜めに交差する測地線に沿つて
繊維を巻くことにより、周方向及び管軸方向の強
度を上げることができる。その上、測地線は理論
的に求めることができるので、数値データに基い
て自動化ができる。
［実施例］
まず、測地線の求め方に付いて説明する。測地
線とは曲り管上の２点間を表面に沿つて最短距離
で結ぶ線である。従つて、この２点間に測地線に
沿つて繊維を巻けば、繊維が曲り管上を滑ること
なく、張力を掛けて巻くことができる。
線とは曲り管上の２点間を表面に沿つて最短距離
で結ぶ線である。従つて、この２点間に測地線に
沿つて繊維を巻けば、繊維が曲り管上を滑ること
なく、張力を掛けて巻くことができる。
曲り管、例えば90゜エルボにいて、第１図、第
２図により説明する。
２図により説明する。
曲り管を、第１図ａに示すように、直管を斜
めに切断して継ぎ合せたえび継ぎ管と考える。
めに切断して継ぎ合せたえび継ぎ管と考える。
各切断部を展開し、背部を繋げて示すと、そ
の展開図は第１図ｂに示すようになる。
の展開図は第１図ｂに示すようになる。
第２図ａに示すように、展開図上で曲り管の
端の任意の点ａから、対向する輪郭線に対し任
意の入射角βで展開図上に直線を引く。この直
線の展開図の輪郭線との交差をｂとする。この
ｂ点に対する、次の輪郭線上の点ｃから上記入
射角βに等しい出射角αで直線を引く。上記の
作業を繰返し、第２図ｂに示すように、直線が
曲り管の別の端面に達するま続ける。
端の任意の点ａから、対向する輪郭線に対し任
意の入射角βで展開図上に直線を引く。この直
線の展開図の輪郭線との交差をｂとする。この
ｂ点に対する、次の輪郭線上の点ｃから上記入
射角βに等しい出射角αで直線を引く。上記の
作業を繰返し、第２図ｂに示すように、直線が
曲り管の別の端面に達するま続ける。
上記の、、の手順により曲り管上の任意
の測地線を求めることができる。
の測地線を求めることができる。
次に、第３図に、エルボの展開図への分割数を
10とし、エルボの腹から45゜の角で入射した測地
線をコンピユータで計算して求めた具体例を示
す。第４図では分割数が20になつている。分割数
が大きい程精度が上がる。第５図に、この場合の
測地線の正面図を示す。即ち、エルボの１端の腹
から入つた測地線がエルボの周りを１周して他端
の腹に達している。こうして得られる管軸と斜め
に交差する多数の測地線に沿つて、繊維に張力を
加えて巻くことにより、周方向にも、管軸方向に
も強度を有するFRP製曲り管を得ることができ
る。
10とし、エルボの腹から45゜の角で入射した測地
線をコンピユータで計算して求めた具体例を示
す。第４図では分割数が20になつている。分割数
が大きい程精度が上がる。第５図に、この場合の
測地線の正面図を示す。即ち、エルボの１端の腹
から入つた測地線がエルボの周りを１周して他端
の腹に達している。こうして得られる管軸と斜め
に交差する多数の測地線に沿つて、繊維に張力を
加えて巻くことにより、周方向にも、管軸方向に
も強度を有するFRP製曲り管を得ることができ
る。
そして、測地線に沿つて巻かれ、エルボの端部
に達した繊維を、折り返して逆方向に巻くため
に、90゜エルボ芯金の端部に、例えば半球状の突
起部を設けておき、終点に来た繊維をこの半球状
の突起部の上に巻き付け、方向転換しつつ、次の
測地線の起点位置にずらして、逆方向から巻く。
この操作を繰り返すことにより、繊維を連続的に
かつ円滑に巻くことができる。
に達した繊維を、折り返して逆方向に巻くため
に、90゜エルボ芯金の端部に、例えば半球状の突
起部を設けておき、終点に来た繊維をこの半球状
の突起部の上に巻き付け、方向転換しつつ、次の
測地線の起点位置にずらして、逆方向から巻く。
この操作を繰り返すことにより、繊維を連続的に
かつ円滑に巻くことができる。
なお、上記実施例は90゜エルボに付いて説明し
てあるが、45゜エルボその他のエルボにも適用で
きる。またエルボ端部に直管または半球状の突起
部等のついたエルボにも適用できる。さらに、各
種のベンド管にも適用できる。
てあるが、45゜エルボその他のエルボにも適用で
きる。またエルボ端部に直管または半球状の突起
部等のついたエルボにも適用できる。さらに、各
種のベンド管にも適用できる。
また、上記実施例はエルボの１端から入つた測
地線がエルボを１周して他端からでる場合に付い
て説明したが、例えば180゜等任意の角度回つて出
るようにしてもよい。
地線がエルボを１周して他端からでる場合に付い
て説明したが、例えば180゜等任意の角度回つて出
るようにしてもよい。
また、エルボのように同一平面内で曲がつてい
る場合だけでなく、３次元的に曲がつている管に
ついても、これを２次元の曲り管に分解して測地
線を求め、これを組合せることにより３次元曲り
管にも適用することができる。
る場合だけでなく、３次元的に曲がつている管に
ついても、これを２次元の曲り管に分解して測地
線を求め、これを組合せることにより３次元曲り
管にも適用することができる。
また、上記実施例はFRP管に付いて説明して
あるが、繊維の巻き方という面で共通するFRM
管にも適用することができる。
あるが、繊維の巻き方という面で共通するFRM
管にも適用することができる。
［発明の効果］
この発明のFRP製積層曲り管の成形方法は上
記のよなもので、管軸方向にも周方向にも強度を
有するFRP製曲り管を得ることができる。また、
FW機を用い、コンピユータで計算した数値デー
タを基に巻けば自動化が可能で、能率よく高精
度、低コストのFRP製積層曲り管の製造が可能
になる。
記のよなもので、管軸方向にも周方向にも強度を
有するFRP製曲り管を得ることができる。また、
FW機を用い、コンピユータで計算した数値デー
タを基に巻けば自動化が可能で、能率よく高精
度、低コストのFRP製積層曲り管の製造が可能
になる。
第１図ａ，ｂは曲り管の展開図の求め方の説明
図、第２図ａ，ｂは測地線の求め方の説明図、第
３図及び第４図は求められた測地線の１例を示す
説明図、第５図は測地線の正面図である。
図、第２図ａ，ｂは測地線の求め方の説明図、第
３図及び第４図は求められた測地線の１例を示す
説明図、第５図は測地線の正面図である。
Claims (1)
- １ 成形すべき曲り管上で管軸と斜めに交差する
測地線を求め、この測地線に沿つて繊維を巻くこ
とを特徴とするFRP製積層曲り管の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62327256A JPH01168433A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | Ｆｒｐ製積層曲り管の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62327256A JPH01168433A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | Ｆｒｐ製積層曲り管の成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01168433A JPH01168433A (ja) | 1989-07-03 |
| JPH0524823B2 true JPH0524823B2 (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=18197078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62327256A Granted JPH01168433A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | Ｆｒｐ製積層曲り管の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01168433A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3028423U (ja) * | 1996-02-26 | 1996-09-03 | 新大阪木工株式会社 | 建物の柱などの構造物の支持構造 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP62327256A patent/JPH01168433A/ja active Granted
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| ADVANCES IN COMPOSITE MATERIALS=1980 * |
| COMPOSITE STRUCTURES 4=1987 * |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3028423U (ja) * | 1996-02-26 | 1996-09-03 | 新大阪木工株式会社 | 建物の柱などの構造物の支持構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01168433A (ja) | 1989-07-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20160121557A1 (en) | Method for defining fiber trajectories from curves or constraint grid | |
| US20160121558A1 (en) | Method for defining fiber trajectories from a vector field | |
| JPH0524823B2 (ja) | ||
| US20160082672A1 (en) | Method for defining fiber trajectories from a transfer surface | |
| US5352309A (en) | Method for manufacturing pipe bells | |
| JPH01141723A (ja) | 接続体を複合製品からなる製品に固着する方法と、この方法に用いられる接続体 | |
| JPH0524822B2 (ja) | ||
| JPH0524821B2 (ja) | ||
| JPH048531A (ja) | ライニングチューブの製造方法 | |
| Michaeli et al. | Processing strategy for braiding of complex-shaped parts based on a mathematical process description | |
| US3711350A (en) | Process for the fabrication of complex contoured bodies | |
| JPH0524824B2 (ja) | ||
| JPH0524825B2 (ja) | ||
| JPH0446741B2 (ja) | ||
| JPH01200941A (ja) | Ｆｒｐ製積層ｔ字管の成形方法 | |
| JP2606251B2 (ja) | Ｆｒｐ製積層ｔ字管の成形方法 | |
| JPS60154204A (ja) | 多心光フアイバおよびその製造方法 | |
| US3990480A (en) | Method and fabric for making reinforcing cages | |
| JP3222029B2 (ja) | 非軸対称物の巻き回し方法 | |
| JPS62191806A (ja) | 単一モ−ド光フアイバの接続方法 | |
| JPS60203428A (ja) | Ｆｒｐ製パイプの製造方法 | |
| JPS58215310A (ja) | 金属管と繊維強化合成樹脂管の接合方法 | |
| JPH01283492A (ja) | ポリブテン管の配管工事方法 | |
| JPS60212310A (ja) | 繊維強化樹脂管の製造方法 | |
| JPS6139274B2 (ja) |