JPH05247360A - 金属化ジスアゾ化合物の鉄−錯体混合物 - Google Patents

金属化ジスアゾ化合物の鉄−錯体混合物

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JPH05247360A
JPH05247360A JP3264970A JP26497091A JPH05247360A JP H05247360 A JPH05247360 A JP H05247360A JP 3264970 A JP3264970 A JP 3264970A JP 26497091 A JP26497091 A JP 26497091A JP H05247360 A JPH05247360 A JP H05247360A
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hydrogen
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JP3264970A
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Barra Jordi Berenguer
ベレングエル バルラ ホルディ
Herbert Holliger
ホリガー ヘルベルト
Jose Rocas Sorolla
ロカス ソローリャ ホセ
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Sandoz AG
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    • C09B67/0046Mixtures of two or more azo dyes
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    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 皮の染色のための新規鉄錯体混合物染料、そ
れらの製造及びカッ色染料としての使用。 【構成】 一般式(Ia),(Ib),(Ib)の
少なくとも1種の錯生成剤を含んで成る、金属化ジスア
ゾ化合物の鉄−錯体−混合物。 具体例にはRはメチル、R,R′,R″,R,R
′,R,R,R及びRは水素、Rはスルホ
基、基−SON(H)CHはヒドロキシ基に対して
パラ位置で存在し、そしてスルホ基はアゾ基に対してメ
タ位置で存在するジアゾ染料Fe錯体がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】皮の染色においては、良好な色の生成及び
浸透の均染を得ることは難かしく、そしてさらにカッ色
の色相の染料(主に、それらが複数成分混合物である)
による、ひじょうに異なった色相の染色が、種々の皮、
特に種々の手段で予備処理された(たとえばなめされ、
再なめされ、充填され、脂肪液体化された)皮上にもた
らされ得る。従って、色の生成が良好である場合、高い
親和性の皮に関しては、良好な浸透性の均染を得ること
は困難である。この困難性を未然に防ぐために、均染剤
及び浸透助剤が使用され得るが、しかしこれらは色の生
成の損失を導びくかも知れない。低い親和性の皮、たと
えば植物なめされた皮又は再なめされた皮に関しては、
良好な浸透性及び均染を得ながら、色の生成は満足の行
くものではない。従って、満足のいく浸透性の均染が得
られたとしても、染色の低過ぎる色の生成の問題がまだ
存在する。
【0002】下記の新規鉄錯体混合物は、それらが、い
づれの均染剤又は浸透助剤の使用を伴わないで、満足す
る浸透の均染及び高い色の生成を得るために適切である
場合、これらの問題を解決し、そしてさらに、同じ又は
ひじょうに類似する色相の染色が種々の皮上に得られる
ことが見出された。本発明は、特に皮の染色のための新
規鉄錯体混合物、それらの製造及びカッ色染料としての
それらの使用に関する。
【0003】従って、本発明は、金属化ジスアゾ化合物
の鉄−錯体混合物を提供し、ここで少なくとも1つの錯
生成剤が、下記式(Ia):
【化10】 〔式中、R1 は、水素、C1-4 −アルキル、C2-4 −ヒ
ドロキシアルキル又はメトキシ−(C2-4 −アルキル)
を表わし、R2 は、水素、C1-4 −アルキル、C2-4
ヒドロキシアルキル又はメトキシ−(C2-4 −アルキ
ル)を表わし、又はR1 及びR2 は、それらが結合され
る窒素原子と共に、飽和窒素含有5−又は6−員の複素
環式化合物を形成し、R3 は、水素、塩素又はC1-2
アルキルを表わし、R3 ′は、水素、塩素又はC1-2
アルキルを表わし、R′は、水素、C1-4 −アルキル、
2-4 −ヒドロキシアルキル、メトキシ−(C2-4 −ア
ルキル)又は下記式(d):
【化11】 (ここで、R''' は、水素、ヒドロキシ、塩素、C1-2
−アルキル又は−アルコキシ又は−SO2 NR1 2
表わし、そしてR''''は、水素、C1-2 −アルキル又は
−アルコキシ、トリフルオロメチル、−COOM又は−
NR0 ′R0 ″(ここでR0 ′は水素、C1-4 −アルキ
ル、C2-4 −ヒドロキシアルキル、メトキシ−(C2-4
−アルキル)又はカルバモイル−(C1-2 −アルキル)
を表わし、そしてR0 ″は、水素、C1-4 −アルキル、
2-4 −ヒドロキシアルキル、メトキシ−(C2-4 −ア
ルキル)又はカルバモイル−(C1-2 −アルキル)であ
り、又はR0 ′及びR0 ″は、それらが結合される窒素
原子と共に、飽和窒素含有5−又は6−員の複素環式化
合物を形成する)を表わす)を表わす基であり、R″
は、水素、C1-4 −アルキル、C2-4 −ヒドロキシアル
キル又はメトキシ−(C2-4 −アルキル)を表わし、そ
してXは、水素又はヒドロキシを表わす〕で表わされる
化合物であり;そして少なくとももう1つの錯生成剤
が、下記式(Ib):
【化12】 〔式中、R1 ,R2 、及びR3 は上記の通りであり、そ
してD′は、1つのスルホ基−SO3 M(Mは水素又は
カチオンを表わす)を含むベンゼンシリーズの一又は二
環式芳香族ジアゾ化合物の基を表わす〕で表わされる化
合物である。
【0004】レソルシノールの2つのヒドロキシ基に対
するメタ位置での水素原子は、この位置が未置換である
ことを意味する。R1 ,R2 ,R′,R″,R0 ′及び
0 ″の有意さにおいて、C1-4 −アルキルは線状であ
り、又はそれが3又は4個の炭素原子を含む場合、また
枝分れ鎖であり;好ましいアルキル基はメチル、エチ
ル、n−プロピル及びn−ブチルである。ヒドロキシ−
又はメトキシ−置換のC2-4 −アルキル基において、ヒ
ドロキシ又はメトキシ基は好ましくは、位置β〜δの1
つに存在し、代表的なヒドロキシアルキル又はメトキシ
アルキル基は、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシ
プロピル及びδ−ヒドロキシブチル並びに類似するメト
キシ置換基である。R 1 及びR2 又はR′及びR″又は
0 ′及びR0 ″がそれらが結合されるそれぞれの窒素
原子と共に飽和5−又は6−員の複素環式化合物を形成
する場合、これはたぶん、ピロリドン、モルホリン又は
ピペリジノである。R''' は好ましくは水素、塩素又は
−SO2 NR1 2 であり;R''''は好ましくは水素、
メチル、メトキシ又は−COOMである。1つ以上の基
−SO2 NR1 2 が式(Ia)の分子に存在する場
合、これらの基は同じ有意性又は異なった有意性を有す
る。R1 は好ましくは水素、メチル、エチル又はγ−メ
トキシプロピルであり;R′は好ましくは、水素、メチ
ル、エチル、γ−メトキシプロピル、フェニル又はカル
ボキシフェニルであり;好ましいR2 及びR″はお互い
独立して存在し、水素、メチル又はエチル、最っとも好
ましくは水素であり;R′及びR″は最っとも好ましく
は水素を表わす。基−SO2 NR1 2 及び基−SO2
NR′R″は、お互い独立しており、好ましくは、それ
ぞれのベンゼン環が結合されるそれぞれのアゾ又は−N
R″−基に対して位置メタ及びパラの1つに存在する。
3 又はR3 ′が塩素又はC1-2 −アルキルを表わす場
合、これはそれぞれのアゾ基に対して利用できる位置オ
ルト、メタ又はパラのいづれかに存在し;最っとも好ま
しくは、個々のR3 及びR3 ′は水素を表わす。
【0005】Mは水素又はカルボキシ又はスルホ基含有
金属錯体染料において便利ないづれかのカチオン、好ま
しくは、非置換又は置換アンモニウム(特にC1-4 アル
キル及び/又はβ−ヒドロキシ−C2-3 −アルキルによ
り置換されたアンモニウム、好ましくはモノ−、ジ−又
はトリエタノール又はイソプロパノールアンモニウ
ム)、アルカリ土類金属(特にマグネシウム)又はアル
カリ金属(特にリチウム、ナトリウム又はカリウム)で
あり、カリウム及び特にナトリウムが好ましい。
【0006】D′は好ましくは、下記式(b1 ):
【化13】 〔式中、R4 は、水素、−SO3 M又は−SO2 NR1
2 を表わし、R5 は、水素、メトキシ、−NO2 又は
−SO3 Mを表わし、そしてR6 は、水素、メトキシ、
−NO2 又は−SO3 Mを表わし、R4 ,R5 及びR6
の少なくとも1つが水素であり、そしてR4 ,R5 及び
6 の少なくとも1つが水素、メトキシ及び−NO2
外である〕で表わされる基及び/又は、下記式
(b2 ):
【化14】 〔式中、R7 は水素、C1-2 −アルキル又は−アルコキ
シ又は−NO2 を表わし、そしてR8 は、水素、塩素又
はC1-2 −アルキルを表わす〕で表わされる基である。
【0007】式(b1 )において、R4 が水素を表わす
場合、R5 及びR6 の1つは好ましくは−NO2 及び他
の−SO3 Mを表わす。R4 が−SO3 M又は−SO2
NR 1 2 を表わす場合、好ましくはR5 及びR6 の1
つは水素を表わし、そして他はメトキシ又は水素を表わ
し;より好ましくは、R5 及びR6 は水素を表わす。最
っとも好ましくは、R5 及びR6 は水素を表わし、そし
てR4 はスルホ基−SO3 Mを表わす。式(b2 )にお
いて、R7 は好ましくは、水素、メチル、メトキシ又は
ニトロ基、好都合には水素又は−NO2 、最っとも好ま
しくは水素を表わす。R8 は好ましくは、水素又はメチ
ル、最っとも好ましくは水素を表わす。R7 及び/又は
8 が水素以外である場合、それらは利用できる位置の
いづれかに存在することができる。R7 が−NO2 を表
わす場合、これは好ましくは、アゾ基に対して位置メタ
及びパラの1つに存在し、そしてスルホ基は好ましく
は、ニトロ基に対して利用できる位置メタ及びパラの1
つに存在する。R7 が−NO 2 以外である場合、式(b
2 )におけるスルホ基は好ましくは、アゾ基に対して位
置メタ及びパラの1つに存在する。
【0008】好ましくは、式(Ib)の少なくとも1つ
の錯生成剤は、下記式(Ib1 ):
【化15】 で表わされる化合物である。本発明の特定のもう1つの
観点は、混合された鉄錯体により表わされ、ここで少な
くとも1つの錯生成剤が式(Ia)に対応し、少なくと
も1つの錯生成剤が式(Ib1 )に対応し、そして少な
くとも1つの追加の錯生成剤が下記式(Ib 2 ):
【化16】 で表わされる式に対応する。
【0009】本発明の鉄−錯体は、既知方法に類似し
て、すなわちジアゾ化、カップリング及び金属化反応に
より、特に (α)上記に定義されるような式(Ia)の少なくとも
1つの錯生成剤及び上記に定義されるような式(Ib)
の少なくとも1つの錯生成剤〔好ましくは、上記に定義
されるような式(Ib1 )の少なくとも1つの化合物及
び場合によっては、上記に定義されるような式(I
2 )の少なくとも1つの化合物〕を錯生成化合物によ
り金属化することによって、又は (β)下記式(II):
【化17】 で表わされる少なくとも1つのアミノ化合物のジアゾ化
合物及び式D′−NH2の少なくとも1つの追加の芳香
族アミン〔好ましくは、下記式(III) :
【化18】 で表わされる少なくとも1つのアミン及び場合によって
は、下記式 (IV) :
【化19】 で表わされる少なくとも1つのアミン〕のジアゾ化合物
を、下記式(V):
【化20】 で表わされるモノアゾ化合物の1:2−鉄錯体又はその
混合物に結合せしめることによって合成され得る。
【0010】式(Ia)の化合物は、式(V)のモノア
ゾ化合物に式(II)のアミンのジアゾ化合物を結合する
ことによって合成され得る。式(Ib)の化合物は、式
(V)のモノアゾ化合物に式D′−NH2 の少なくとも
1つのアミンのジアゾ化合物を結合することによって合
成され得る。
【0011】式(V)の化合物は、下記式 (VI) :
【化21】 で表わされるアミンのジアゾ化合物をレソルシノールに
結合することによって合成され得る。式 (VI) のアミン
のジアゾ化合物のレソルシノールへの結合は、ヒドロキ
シ基に対してオルト及びパラ位置のいづれかで、好まし
くは又は主にヒドロキシ基に対してパラ位置で生じる。
【0012】式(V)のモノアゾ化合物の1:2−鉄−
錯体は、下記式(VII) :
【化22】 〔式中、M1 は水素又はカチオンである〕によって表わ
され得る。
【0013】変法(β)により生成され又はXが水素で
ある本発明の鉄錯体混合物は、一般的に1:2−Fe−
錯体であり、そして下記一般式 (VIII) :
【化23】 〔式中、基−Dの少なくともいくつかは、下記式
(a):
【化24】 で表わされる基であり、いづれか追加の基−Dは、好ま
しくは式(b1 )及び場合によっては式(b2 )のもう
1つのジアゾ成分−D′の基である〕により表わされ得
る。
【0014】Feに配位結合されるアゾ基は、Fe結合
基に対して位置オルトの1つでレソルシノール核に結合
される。Xがヒドロキシであり、そしてFe−錯体が変
法(α)により生成される場合、追加のFe−錯体形成
は、このXに対するオルト位置でのアゾ−基及びこのア
ゾ−基に対してオルト位置でのレソルシノール基の他の
利用できるヒドロキシ基と共に、このヒドロキシ基で生
じる。従って、本発明のFe−錯体は、特に、錯体形成
ジアゾ化合物における金属化部位の数及びまたは、鉄生
成化合物の使用される量に依存して、Fe:Fe結合錯
生成剤−基の比が1:2又は1:2以上(たとえば2:
3まで)であるような錯体を含んで成る。
【0015】M1 + は、たとえば上記Mについて示され
るように、水素(たとえばヒドロキソニウムイオンの形
で)又はカチオンであり得る。M1 + は、特にその分子
が少なくとも1つのスルホ又はカルボキシ基を含む場
合、好ましくはカチオンである。
【0016】本発明の鉄−錯体混合物の合成のための包
含される反応は、それ自体既知の方法で実施され得る。
従って、レソルシノールへの式 (VI) のアミンのジアゾ
化合物の結合は、塩基性条件下で、適切には少なくとも
7.5(主に8〜14の範囲)のpH値での水性媒体中に
おいて及び緩温度条件下で、好ましくは−5℃〜+25
℃、より好ましくは0〜20℃の範囲の温度条件下で行
なわれ得;前記pH値は、適切な塩基、好ましくはアルカ
リ金属の水酸化物又はカーボネート、アンモニア又はア
ミンの添加により調節され得る。最終生成物におけるR
0 ′及びR0 ″が水素を表わす場合、その対応するアシ
ル化された、好ましくはアセチル化されたアミン誘導体
が使用され得;結合反応の完結後、アシルアミノ基は、
たとえばアルカリ条件で加熱することによって一次アミ
ノ基に加水分解され得る。ジアゾ成分〔式(II)及び
D′−NH2 、特に式(III) 及び場合によっては式 (I
V) のアミンのジアゾ化合物〕は、連続的又はお互い混
合して結合され得る。好ましくは、その結合反応は、い
づれか所望する順序で、連続的に少なくとも部分的に行
なわれる。式(V)の化合物又はその1:2−鉄−錯体
〔特に式(VII) に対応する〕への式(II)のアミンのジ
アゾ化合物の結合は、第一結合反応に類似する又は同じ
温度で、好都合には水性媒体中において及び好ましくは
5以上のpH値、特に5〜12;より好ましくは7〜11
の範囲のpH値で行なわれ得る。式(II)及び (VI) が同
じ有意性を有する場合、これらのアミンのジアゾ化合物
の結合は、一回で一緒に行なわれ得る。式(III) のアミ
ンのジアゾ化合物の結合は、式(II)のアミンのジアゾ
化合物に関する類似する又は同じ温度で、好ましくは水
性媒体中において及び好ましくは9.5〜14の範囲の
pH値で行なわれ得る。式 (IV) のアミンのジアゾ化合物
の結合は、上記他の結合反応に類似する又は同じ温度範
囲で、好ましくは水性媒体中において及び好ましくは
7.5〜14、より好ましくは8〜12の範囲のpH値で
行なわれ得る。所望により、結合反応は、従来の結合促
進剤の添加により触媒され得る。酸性条件の設定は、従
来の態様で、適切には酸、たとえば鉱酸(好ましくは硫
酸又は塩酸)又は低分子量脂肪酸(好ましくは蟻酸又は
酢酸)の添加により行なわれ得る。
【0017】式(V)のモノアゾ化合物又は式(Ia)
及び(Ib)、特に式(Ib1 )及び場合によっては式
(Ib2 )のジスアゾ化合物のその対応する鉄−錯体、
主に1:2−鉄−錯体への金属化は、適切には水性媒体
中において、好都合には3.5〜6.5、好ましくは4
〜6のpH値で、加熱しながら、従来の鉄化合物、たとえ
ば酢酸第一鉄又は第二鉄又は無機酸の鉄塩、たとえば硫
酸第一鉄、硫酸第二鉄、硝酸第一鉄、硝酸第二鉄又は三
塩化鉄を用いて、従来の方法により行なわれ得る。好ま
しくは、その金属化は、40℃〜還流温度、好ましくは
60〜100℃の温度で行なわれる。所望により、反応
混合物のpHは、結合及び金属化反応の完結後、より便利
な色素単離及び/又は塩形成のために適切な塩の添加に
より高められ得る。得られた染料は、従来の方法で、た
とえば塩析及び濾過により反応混合物から単離され得
る。
【0018】式(II)のアミン:式D′−NH2 〔特に
式(III) 及び/又は式 (IV) 〕のモル比は、好ましくは
1:10〜10:1、より好ましくは1:3〜3:1の
範囲であり、式(Ia)及び(Ib)、特に(Ib1
及び/又は(Ib2 )のジスアゾ化合物は、Fe−結合
リガンド基としてFe−錯体の形で対応する量で存在す
る。本発明の好ましい観点によれば、最終鉄−錯体混合
物における(a)及び(b1 )の両基、すなわちFe結
合リガンド基の形での両錯体(Ia)及び(Ib1 )が
存在するように、式(II)及び式(III) のアミンが使用
される。式(b 2 )の少なくとも1つの基がまた、存在
する場合、式(Ib2 )の少なくとも1つの錯生成剤が
鉄−錯体混合物にFe結合リガンド基として存在する。
(b2 )が存在する場合、すなわち式 (IV) のアミンの
ジアゾ化合物がまた使用される場合、式 (IV) のアミ
ン:他のアミン〔式(II)及びD′−NH2 、特に式
(II)及び式(III) 〕のモル比は、好ましくは1:10
〜4:1、好ましくは1:5〜3:1の範囲で存在す
る。式(II):(III) : (IV) 〔及び式(Ia):(I
1 ):(Ib2 )の錯生成物〕のアミンのモル比は好
ましくは、(0.1〜0.7):(0.1〜0.8):
(0.0〜0.5);より好ましくは(0.2〜0.
5):(0.3〜0.5):(0.1〜0.4)の範囲
であり、その合計は1.0である。Xがヒドロキシを表
わす場合、式(Ia)+(Ib)の錯生成剤の合計に対
するその対応する成分(Ia)の式D′−NH2 +(I
I)のアミンの合計に対する式(II)の対応するアミン
のモル比は好ましくは0.4以下である。
【0019】式 (VI) ,(II)及び/又はD′−N
2 、特に(III) 及び (IV) のアミンのジアゾ化合物は
好ましくは、理論量よりも過剰に、たとえば30モル%
まで、好ましくは10〜30モル%過剰量で使用され
る。式(Ia)及び(Ib)のジスアゾ化合物の混合物
1モルを得るために理論的に必要とされる場合、理論量
として、レソルシノール1モル当たり式D′−NH2
式(II)+式 (VI) のアミン合計2モル、又はレソルシ
ノール1モル当たり式D′−NH2 +式(II)のアミン
合計1モルが意図される。過剰のジアゾ化合物が使用さ
れる場合、少量のレソルシノール(たとえば過剰のジア
ゾ化合物に依存して、レソルシノールの初めの量2〜3
0モル%)が、式(I)のジスアゾ染料が少なくとも一
部形成される際、及び好ましくは式(III) のアミンのジ
アゾ化合物と最後の結合の前、いづれかのまだ利用でき
るジアゾ化合物を結合し、そして最後のジアゾ化合物と
の結合に加わるために添加され得、その結果、その混合
物はまた、いくらかの非金属性モノ−又はジスアゾ染料
も含むことができる。式(Ia)及び(Ib)の得られ
るジスアゾ化合物は、反応混合物において、いくらかの
非反応性モノアゾ染料、いくらかの非結合性ジアゾ成分
及び/又はそれらの分解生成物、レソルシノールが式
(VI) のアミンのジスアゾ化合物と2度結合されている
いくらかのジスアゾ染料及び副生成物としてのいくらか
のトリスアゾ染料を含むことができ、そして同様に、本
発明の鉄−錯体混合物は、錯生成剤としてのいくらかの
鉄−錯体含有モノアゾ染料及び錯生成剤としてのいくら
かの鉄−錯体含有トリスアゾ染料を副生成物として含む
ことができる。ほとんどの副生成物(主に、非結合ジア
ゾ化合物の分解生成物及びいくらかの非金属化錯生成
剤)は、染料を単離する場合、たとえば塩析及び濾過に
より単離され得る。言及されたような副生成物は、たと
えば最終染料の10重量%まで、好ましくは5重量%ま
での量で存在できる。所望される場合、その得られた染
料は、いづれかの所望しない副生成物を排除するために
精製され得る(さらに)。指摘された量の副生成物の存
在は大目に見られ、そして染料の精製は必要ではない。
【0020】本発明の鉄−錯体混合物は容易に加水分解
でき、そしてアニオン性染料として作用し;それらはア
ニオン性染料により染色できる支持体の染色のために適
切である。それらは、合成されるような形で使用され、
そして必要なら、精製され又はさらに従来の配合剤と共
に(特に、無機塩、好ましくは炭酸、硫酸又は塩化ナト
リウム、非電解質配合剤、好ましくはデキストリン及び
/又は尿素及び場合によっては、顆粒又は液体形の生成
のために、対応する適切な添加剤と共に)ブレンドされ
得る。染料は、いづれか従来の形、たとえば粉末、液体
組成物又は顆粒で使用され;特に不十分な電解質性組成
物の製造のためには、染料は、たとえば非電解質性配合
剤と共にブレンドする前、透析により精製され得る。
【0021】アニオン性染料により染色され得る支持体
は、本発明の鉄錯体混合物により染色され得る支持体と
して適切であり;これらは、天然及び再生セルロース、
ポリウレタン、塩基的に変性された高ポリマー(たとえ
ば塩基的に変性されたポリプロピレン)、天然又は合成
のポリアミド又は陽極酸化されたアルミニウム、特に皮
支持体を包含する。染色されるべき支持体は、いづれか
便利な形、たとえば荒い繊維、フィラメント、糸、織物
又はメリヤス、不織ウェブ、カーペット、半既製及び既
製繊維製品及びなめし皮又は毛皮の形で存在する。染料
は、支持体の飽和までいづれか所望する濃度で使用され
得る。染色は、染色されるべき支持体のために適切であ
るいづれか従来の方法により、たとえば好ましくは水性
媒体からの流出又は含浸方法(たとえばパジング又はプ
リント)により行なわれ;合成支持体に関しては、染料
は合成塊状物中にまた任意に導入され得る。紙は、パル
プで又はシート形成の後、染色され得る。しかしなが
ら、本発明の染料は、皮及び毛皮の染色のために主に適
切である。
【0022】水性媒体から従来のように染色される皮の
種類は、特につぶ肌皮(たとえば羊、ヤジ又は牛からの
ナッパ皮及び牛又は子牛からのボックス皮)、スプリッ
トベロア(たとえば子牛又は牛皮から)、バックスキン
及びナバック皮;さらにまた、羊毛担持の皮及び毛皮
(たとえば毛担持のスエード皮)である。皮は、いづれ
か従来のなめし方法によりなめされ、特に植物、鉱物、
合成物により又は組合されてなめされる(たとえばクロ
ムによりなめされ、ジルコニルによりなめされ、アルミ
ニウムによりなめされ又はクロムにより半ばなめされ
る)。所望により、皮はまた再びなめされ得;再なめし
のためには、再なめしのために従来使用されて来たいづ
れかのなめし剤、たとえば鉱物、植物又は合成なめし剤
〔たとえば、クロム、ジルコニル又はアルミニウム誘導
体、オーク、ケブラチョ、セイヨウグリ又はオジギソウ
抽出物、芳香性シンタン、ジシアノジアミド(及び/又
は尿素)ホルムアルデヒド樹脂〕が使用され得る。従っ
て、アニオン染料のためのひじょうに高い親和性〜ひじ
ょうに低い親和性の皮が使用され得る。
【0023】皮は種々の厚さのものであり得、従ってひ
じょうに薄い皮、たとえばブックバインダーの皮又はグ
ローブ皮(ナッパ皮)、中ぐらいの厚さの皮、たとえば
くつ皮、衣料用皮及びハンドバッグのための皮又は厚い
皮、たとえば靴底皮、家具の皮、スーツケース、ベルト
及びスポーツ製品のための皮が使用され得;ヒアーベア
ーリング皮 (hear-bearing leather) 及び毛皮もまた使
用され得る。なめした後(特に再なめしの後)及び染色
の前、皮のpHは好都合には4〜8の範囲の値に設定され
(皮は“中和”される);皮の種類に依存して、最適な
pH範囲、たとえばつぶ肌皮のためには、4〜6の範囲の
pH値、スエード皮及びスプリットベロアのためには及び
ひじょうに薄い皮のためには4.5〜8の範囲のpH値、
中ぐらいに乾燥されたスエード皮及び中ぐらいに乾燥さ
れたスプリットベロアのためには、5〜8の範囲のpH値
が選択され得る。皮のpH値の調節のためには、従来の助
剤が使用され得;酸性特徴のなめされた皮のためには、
pHは、適切な塩基、たとえばアンモニア、炭酸水素アン
モニウム又は弱酸のアルカリ金属塩、たとえば蟻酸ナト
リウム、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、亜硫酸水素ナトリウム(特に蟻酸ナトリウム
及びアンモニアが好ましい)の添加により調節され得
る。炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムは、皮の表
面pH値の正確な調節のための第二塩基として特に使用さ
れ得る。鉱物によりなめされた皮は、所望により、たと
えばアルカリ金属ホルメート、オキサレート又はポリホ
スフェー又はたとえばチタニウム/カリウムオキサレー
トによりマスクされ得る。
【0024】染色は、水性媒体において及び従来のpH及
び温度条件下で、特に20〜80℃の温度範囲、好まし
くは25〜70℃、より穏やかな温度条件、特に25〜
40℃の温度範囲で適切に、それ自体既知の方法により
行なわれ、それはより深い浸透及び羊毛を担持する皮及
び毛皮の染色のために好ましい。染料槽のpH値は、一般
的に広い範囲であり、主に8〜3であり;一般的に、染
色は好都合には、より高いpH値で始められ、そしてより
低いpH値で終結される。好ましくは、染色は4以上のpH
値、特に8〜4の範囲のpH値で行なわれ、そして染色工
程の終結のためには、そのpH値は4〜3の範囲の値に低
められる(たとえば皮染色技法における従来の酸、たと
えば酢酸又は蟻酸の添加により)。染料濃度は広い範囲
であり、所望には支持体の飽和程度まで、たとえば支持
体の湿量に関して5%までである。染色は、1又は複数
段階;たとえば2段階で、場合によっては、従来のカチ
オン性助剤による支持体の電荷逆転により行なわれ得
る。
【0025】本発明の染料は、アニオン性染料のための
高い親和性の皮上でさえ卓越した均染性質を有するの
で、一般的に、いづれの染色助剤も使用する必要はな
い。しかしながら、本発明の染料はまた、染料助剤と適
合し、そして所望により、従来の染色助剤、主に非イオ
ン性又はアニオン性生成物(特に界面活性剤、好ましく
は親水性多糖誘導体、ポリオキシエチル化アルキルフェ
ノール又はアルコール、リグノスルホネート又はスルホ
基含有芳香族化合物)と組合して使用され得る。
【0026】脂肪処理は、所望により、染色工程の前及
び/又は後で特に同じ液体中において行なわれ得る。染
色工程の後での脂肪処理のためには、脂肪処理剤は、好
都合には、液体のpHが、好ましくは3〜4の値に下げら
れる前に添加される。
【0027】脂肪処理(特に脂肪−液体)段階のために
は、従来の天然の動物、植物又は鉱物脂肪、脂肪油、ワ
ックス、樹脂又は樹脂油又は化学的に変性された動物又
は植物脂肪又は油が使用され得、そしてこれらは特に、
牛脂、魚油、牛類の足油、オリーブ油、ヒマシ油、ナタ
ネ油、亜麻仁油、羊毛油、綿の種子油、ゴマ油、トウモ
ロコシ油及びジャパニーズ牛脂及び化学的に変性された
それらの生成物(たとえば加水分解、エステル変換、酸
化、水素付加又はスルホン化生成物)、蜜蝋、チャイニ
ーズ蝋、モンタンワックス、羊毛脂肪、ロジン、カバ
油、セラック、300〜370℃以内の沸点を有する鉱
油(特に、いわゆる“重アルキレート”)、軟質のパラ
フィン、中位の軟質のパラフィン、硬質のパラフィン、
ワセリン、セレシン及びC14-22 −脂肪酸のメチルエス
テル;及び合成の皮脂肪処理剤、たとえば、エステル、
特に任意にオキシエチル化された脂肪アルコールと多塩
基酸(たとえばリン酸)の部分エステルを包含する。上
記に言及されたもののうち、メチルエステル、スルホン
化生成物及びリン酸の部分エステルが特に好ましい。脂
肪処理剤についての用語“スルホン化”とは、一般的
に、またスルフェト基の形成(=“スルフェート化”)
を含むスルホ基の導入及びスルフィット又はSO 2 との
反応(スルフィット化)によるスルホ基の導入を意味す
る。
【0028】従来の皮軟化剤、特にカオチン性皮軟化剤
は、所望により、特に脂肪処理がスルホン化された脂肪
−液体化剤により行なわれる場合、最終段階で適用され
得る。次に、その処理された支持体は、従来の方法でさ
らに処理され、たとえばすすがれ又は洗浄され、排水さ
れ、乾燥せしめられ、そして硬化され得る。
【0029】本発明の鉄錯体染料は、特に、水に容易に
溶解できるアルカリ金属塩の形で存在し、それらは電解
質(特に無機イオン)、特に塩基及び酸に対して驚くべ
き良好な安定性を示し、そしてそれらの良好な付着によ
り特に区別され、そしてアニオン性染料に対する皮の親
和性の変化に対して高い程度の非感受性、目だった浸透
での高い均染及び高い色彩生成が得られる。特に皮上で
の染色は、卓越した耐久性、たとえば湿気耐久性、摩擦
への耐久性、酸への耐久性、光耐久性及びPVC−移動
に対する安定性〔特に式(Ia),(Ib1 )及び(I
2 )の染料のFe−錯体混合物により得られる染料〕
を有する。それらは容易に、他のアニオン性染料、特に
類似する染色挙動を有するそのような染料と共に組合さ
れ得る、ひじょうに均等な深いすばらしい染色が得ら
れ、ぶつぶつのある面及び柔らかな面がひじょうに均等
に染色され、種々の種類の皮上での染色の色相が均等で
又はひじょうに類似し;本発明の染料と従来の染料との
混合物において、高い収率及び最適な耐久性のひじょう
に深く且つ規則的な染色がまた得られる。次の例におい
て、%は重量によってであり、そして温度は度Cで示さ
れる。染色例において、%は特にことわらない限り及び
それらが明確に濃度を言及しない場合、支持体の湿量を
言及する。
【0030】
【実施例】例1 a)1−アミノ−2−ヒドロキシベンゼン−5−(N−
メチル)スルホンアミド10.1gを、NaNO2 及び
塩酸を含む水性媒体中において従来の方法でジアゾ化
し、そしてpH9.5及び0〜3℃の温度で、氷/水10
0ml中に溶解される1,3−ジヒドロキシベンゼン5.
5gの溶液と組合し、そしてその9.5のpHを、30%
水酸化ナトリウム水溶液の添加により調節する。4−ア
ミノベンゼンスルホンアミド1.9gを、NaNO2
び塩酸の水性媒体中において従来の方法でジアゾ化し、
そしてpH9及び2〜3℃の温度で2.5時間、前記モノ
アゾ染料と組合す。4−アミノ−1,1′−ジフェニル
アミン−2−スルホン酸2.78gを、NaNO2 及び
塩酸の水性媒体中において従来の方法でジアゾ化し、そ
して次に、同じ条件(pH9及び2〜3℃)下で15時間
(適切には一晩)、前記で調製された混合物と組合す。
最後に、3−アミノベンゼンスルホン酸7.61gを、
NaNO2 及び塩酸の水性媒体中において従来の方法に
よりジアゾ化し、そしてpH=11.5及び2〜3℃の温
度で1時間、前記懸濁液と組合す。
【0031】b)前記で得られた懸濁液を2時間攪拌
し、そして次に60℃に加熱する。pHを、塩酸により5
〜5.5に調節し、そして次に結晶化された硫酸第一鉄
(FeSO4 ・7H2 O)8.7gを添加する。その混
合物を2時間、75℃で攪拌し、そのpHは30%水酸化
ナトリウム水溶液の添加により4.0〜4.5に維持す
る。金属化の後、生成物を塩化ナトリウムの添加により
沈殿せしめ、50℃で濾過し、そして乾燥せしめる。そ
の生成物は水に容易に溶解し、そして黄色みがかったカ
ッ色の色相で皮を染色する。
【0032】例2 a)1−アミノ−2−ヒドロキシベンゼン−5−(N−
メチル)スルホンアミド10.1gを、NaNO2 及び
塩酸を含む水性媒体中において従来の方法でジアゾ化
し、そしてpH9.5及び0〜3℃の温度で、氷/水10
0ml中に溶解される1,3−ジヒドロキシベンゼン5.
5gの溶液と組合し、そしてその9.5のpHを、30%
水酸化ナトリウム水溶液の添加により調節する。3−ア
ミノベンゼンスルホン酸3.46gを、NaNO2 及び
塩酸の水性媒体中において従来の方法でジアゾ化し、そ
してpH9及び2〜3℃の温度で2.5時間、前記モノア
ゾ染料と組合す。4−アミノ−1,1′−ジフェニルア
ミン−2−スルホン酸4.62gを、NaNO2 及び塩
酸の水性媒体中において従来の方法でジアゾ化し、そし
て次に、同じ条件(pH9及び2〜3℃)下で15時間
(適切には一晩)、前記で調製された混合物と組合す。
最後に、4−アミノベンゼンスルホンアミド4.73g
を、NaNO2 及び塩酸の水性媒体中において従来の方
法によりジアゾ化し、そしてpH=8及び20℃の温度で
1時間、前記懸濁液と組合す。
【0033】b)前記で得られた懸濁液を2時間攪拌
し、そして次に60℃に加熱する。pHを、塩酸により5
〜5.5に調節し、そして次に結晶化された硫酸第一鉄
(FeSO4 ・7H2 O)8.7gを添加する。その混
合物を2時間、75℃で攪拌し、そのpHは30%水酸化
ナトリウム水溶液の添加により4.0〜4.5に維持す
る。金属化の後、生成物を塩化ナトリウムの添加により
沈殿せしめ、50℃で濾過し、そして乾燥せしめる。そ
の生成物は水に容易に溶解し、そして黄色みがかったカ
ッ色の色相で皮を染色する。
【0034】例3 a)1−アミノ−2−ヒドロキシベンゼン−5−(N−
メチル)スルホンアミド10.1gを、NaNO2 及び
塩酸を含む水性媒体中において従来の方法でジアゾ化
し、そしてpH9.5及び0〜3℃の温度で、氷/水10
0ml中に溶解される1,3−ジヒドロキシベンゼン5.
5gの溶液と組合し、そしてその9.5のpHを、30%
水酸化ナトリウム水溶液の添加により調節する。4−ア
ミノベンゼンスルホンアミド3.87gを、NaNO2
及び塩酸の水性媒体中において従来の方法でジアゾ化
し、そしてpH9及び2〜3℃の温度で2.5時間、前記
モノアゾ染料と組合す。4−アミノ−1,1′−ジフェ
ニルアミン−2−スルホン酸11.09gを、NaNO
2 及び塩酸の水性媒体中において従来の方法でジアゾ化
し、そして次に、同じ条件(pH9及び2〜3℃)下で1
5時間(適切には一晩)、前記で調製された混合物と組
合す。
【0035】b)前記で得られた懸濁液を2時間攪拌
し、そして次に60℃に加熱する。pHを、塩酸により5
〜5.5に調節し、そして次に結晶化された硫酸第一鉄
(FeSO4 ・7H2 O)8.7gを添加する。その混
合物を2時間、75℃で攪拌し、そのpHは30%水酸化
ナトリウム水溶液の添加により4.0〜4.5に維持す
る。金属化の後、生成物を塩化ナトリウムの添加により
沈殿せしめ、50℃で濾過し、そして乾燥せしめる。そ
の生成物は水に容易に溶解し、そして黄色みがかったカ
ッ色の色相で皮を染色する。
【0036】例4 a)1−アミノ−2−ヒドロキシベンゼン−5−(N−
メチル)スルホンアミド10.1gを、NaNO2 及び
塩酸を含む水性媒体中において従来の方法でジアゾ化
し、そしてpH9.5及び0〜3℃の温度で、氷/水10
0ml中に溶解される1,3−ジヒドロキシベンゼン5.
5gの溶液と組合し、そしてその9.5のpHを、30%
水酸化ナトリウム水溶液の添加により調節する。4−ア
ミノ−1,1′−ジフェニルアミン−2−スルホン酸
7.26gを、NaNO2 及び塩酸の水性媒体中におい
て従来の方法でジアゾ化し、そして次に、同じ条件(pH
9及び2〜3℃)下で2.5時間、前記で調製された混
合物と組合す。最後に、4−アミノベンゼンスルホンア
ミド6.45gを、NaNO2 及び塩酸の水性媒体中に
おいて従来の方法によりジアゾ化し、そしてpH=9及び
2〜3℃の温度で15時間(適切には一晩)、前記懸濁
液により結合する。
【0037】b)前記で得られた懸濁液を2時間攪拌
し、そして次に60℃に加熱する。pHを、塩酸により5
〜5.5に調節し、そして次に結晶化された硫酸第一鉄
(FeSO4 ・7H2 O)8.7gを添加する。その混
合物を2時間、80℃で攪拌し、そのpHは30%水酸化
ナトリウム水溶液の添加により4.0〜4.5に維持す
る。金属化の後、生成物を塩化ナトリウムの添加により
沈殿せしめ、60℃で濾過し、そして乾燥せしめる。そ
の生成物は水に容易に溶解し、そして黄色みがかったカ
ッ色の色相で皮を染色する。
【0038】例5 例3の方法をくり返す。但し、0.035モルの4−ア
ミノベンゼンスルホンアミドが0.0225モルの代わ
りに使用され、そして0.03モルの4−アミノ−1,
1′−ジフェニルアミン−2−スルホン酸が0.042
5モルの代わりに使用される。
【0039】例6 例4の方法をくり返す。但し、0.015モルの4−ア
ミノ−1,1′−ジフェニルアミン−2−スルホン酸が
0.0275モルの代わりに使用され、そして0.03
モルの4−アミノベンゼンスルホンアミドが0.037
5モルの代わりに使用される。
【0040】例7 例6の方法をくり返す。但し、0.01モルの4−アミ
ノ−1,1′−ジフェニルアミン−2−スルホン酸が
0.015モルの代わりに使用され、そして0.055
モルの4−アミノベンゼンスルホンアミドが0.05モ
ルの代わりに使用される。
【0041】例8 例5の方法をくり返す。但し、0.04モルの4−アミ
ノベンゼンスルホンアミドが0.035モルの代わりに
使用され、そして0.025モルの4−アミノ−1,
1′−ジフェニルアミン−2−スルホン酸が0.03モ
ルの代わりに使用される。
【0042】例1ビス〜例8ビス 例1〜8の方法をくり返す。但し、段階b)において、
結晶化された硫酸第一鉄の代わりに、三塩化鉄の同量が
使用される。得られた染料は、例1〜8のそれぞれの染
料と同じ性質を有する。
【0043】例9 例1の方法をくり返す。但し、1−アミノ−2−ヒドロ
キシベンゼン−5−(N−メチル)スルホンアミド2
6.4g(0.122モル)、レソルシノール11g
(0.1モル)、4−アミノベンゼンスルホンアミド
5.07g(0.0295モル)、4−アミノ−1,
1′−ジフェニルアミン−2−スルホン酸6.8g
(0.0258モル)、3−アミノベンゼンスルホン酸
9.48g(0.0548モル)及び40%水性三塩化
鉄21.87g(0.058モル)が使用される。
【0044】上記例1〜9に従って得られたジアゾ染料
Fe−錯体は、式(Ia)及び(Ib1 )及び式(Ib
2 )(例1,2,1ビス、2ビス及び9によれば)のジ
アゾ化合物のFe結合基を含み、ここでR1 はメチルで
あり、R2 ,R′,R″,R 3 ,R3 ′,R5 ,R6
7 及びR8 は水素であり、R4 はスルホ基であり、基
−SO2 N(H)CH3 はヒドロキシ基に対してパラ位
置で存在し、そしてスルホ基はアゾ基に対してメタ位置
で存在する(主に、その対応する部分Na−塩形で式
(VIII) により表わされるように)。
【0045】次の表は、表に示されるように、式(I
I),(III) , (IV) 及び (VI) のアミンを用いて、上
記例1〜8及び1ビス〜8ビスに記載されているように
して得られる、本発明の鉄錯体混合物の追加の例を包含
し、ここで表の最後の段は使用されるアミンのモル比及
び使用される合成法を示す(特に、カップリング反応の
順序を言及する)。表のすべての染料は、皮を黄みがか
ったカッ色の色相に染色する。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】適用例A(ドラム染色) 0.8mmの厚さの高い親和性皮(マストボックスウェッ
トブルー0.8mm)を、40℃で10分間、300%の
水により洗浄し、そして水を排水する。30℃での30
0%水の新鮮な槽において(そのpHは2.5%の蟻酸ナ
トリウム溶液により5に調節されている)、前記皮を1
5分間処理し、次に1%の炭酸水素ナトリウム溶液を添
加し、そしてその処理を45分間続け、そして次に排水
する。皮を15分間、300%水により洗浄し、そして
槽を排水する。再びなめすために、150%水及び3%
フェノールシンタン(Tanigan3LN)を添加
し、そしてその再なめしを40℃で60分間続け;次に
槽を排水し、そして皮を、50℃で60分間、100%
水及び6.5%の脂肪−リッカー(0.5%の乳化剤に
より安定化された6%の亜硫酸化された魚油)により脂
肪処理する。皮を、50℃で30分間、1000%水に
よる処理により調製し、そして次に、前記条件下で60
分間、例1又は1ビスの2.5%の鉄錯体混合物染料に
より染色する。その後、2%の蟻酸(85%の濃度)を
添加し、そしてその処理を50℃で45分間続ける。最
後に、その皮を25℃で5分間、1000%水により洗
浄し、次に槽を排水し、皮を取り出し、そしてそれをつ
るして乾燥せしめ、そして通常の方法で硬化する。それ
は、濃い規則的な黄みがかったカッ色の色相で染色され
る。
【0052】適用例B(ドラム染色) 0.8mmの厚さの高い親和性皮(マストボックスウェッ
トブルー0.8mm)を、35℃で30分間、250%水
中、0.8%の炭酸水素ナトリウム溶液により中和す
る。皮を25℃で5分間、1000%水により洗浄し、
pHを4.7〜4.8にする。槽を排水し、そして皮を、
55℃て20分間、250%水中、例1又は1ビスの
0.5%の鉄錯体混合物染料溶液により染色する。0.
2%の蟻酸(85%の濃度)を添加し、そしてその処理
を30分間続ける。槽を排水し、そして皮を25℃で5
分間、1000%水により洗浄する。次に皮を、50℃
で60分間、250%水中、3%の脂肪−リッカー
(1.4%の亜硫酸化された魚油及び0.2%の乳化剤
により安定化された、亜硫酸化された魚油系及び脂肪酸
メチルエステルの1.4%混合物)を有する新鮮な槽中
で脂肪処理する。最後に、皮を、35℃で5分間、10
00%水により洗浄する。次に槽を排水し、そして皮を
取り出し、つるして乾燥せしめ、そして通常の方法によ
り硬化する。それは、薄い規則的な黄みがかったカッ色
の色相で染色される。例1の鉄錯体混合物染料に類似し
て、例2〜8,2ビス〜8ビス、9及び10.1〜3
1.2の鉄錯体混合物染料のそれぞれを、上記適用例A
及びBに使用する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルベルト ホリガー スイス国,4123 アルシュビル,バセルマ トベク 199 (72)発明者 ホセ ロカス ソローリャ スペイン国,ロスピタレト デ リョレガ ト,4.1.,アベニダ カルリレト 121

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属化ジスアゾ化合物の鉄−錯体−混合
    物であって、少なくとも1つの錯生成剤が、下記式(I
    a): 【化1】 〔式中、R1 は、水素、C1-4 −アルキル、C2-4 −ヒ
    ドロキシアルキル又はメトキシ−(C2-4 −アルキル)
    を表わし、 R2 は、水素、C1-4 −アルキル、C2-4 −ヒドロキシ
    アルキル又はメトキシ−(C2-4 −アルキル)を表わ
    し、 又はR1 及びR2 は、それらが結合される窒素原子と共
    に、飽和窒素含有5−又は6−員の複素環式化合物を形
    成し、 R3 は、水素、塩素又はC1-2 −アルキルを表わし、 R3 ′は、水素、塩素又はC1-2 −アルキルを表わし、 R′は、水素、C1-4 −アルキル、C2-4 −ヒドロキシ
    アルキル、メトキシ−(C2-4 −アルキル)又は下記式
    (d): 【化2】 (ここで、R''' は、水素、ヒドロキシ、塩素、C1-2
    −アルキル又は−アルコキシ又は−SO2 NR1 2
    表わし、そしてR''''は、水素、C1-2 −アルキル又は
    −アルコキシ、トリフルオロメチル、−COOM又は−
    NR0 ′R0 ″(ここでR0 ′は水素、C1-4 −アルキ
    ル、C2-4 −ヒドロキシアルキル、メトキシ−(C2-4
    −アルキル)又はカルバモイル−(C1-2 −アルキル)
    を表わし、そしてR0 ″は、水素、C1-4 −アルキル、
    2-4 −ヒドロキシアルキル、メトキシ−(C2-4 −ア
    ルキル)又はカルバモイル−(C1-2 −アルキル)であ
    り、又はR0 ′及びR0 ″は、それらが結合される窒素
    原子と共に、飽和窒素含有5−又は6−員の複素環式化
    合物を形成する)を表わす)を表わす基であり、 R″は、水素、C1-4 −アルキル、C2-4 −ヒドロキシ
    アルキル又はメトキシ−(C2-4 −アルキル)を表わ
    し、そしてXは、水素又はヒドロキシを表わす〕で表わ
    される化合物であり;そして少なくとももう1つの錯生
    成剤が、下記式(Ib): 【化3】 〔式中、R1 ,R2 、及びR3 は上記の通りであり、そ
    してD′は、1つのスルホ基−SO3 M(Mは水素又は
    カチオンを表わす)を含むベンゼンシリーズの一又は二
    環式芳香族ジアゾ化合物の基を表わす〕で表わされる化
    合物である鉄−錯体混合物。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つの式(Ib)の化合
    物が、下記式(Ib 1 ): 【化4】 〔式中、R4 は、水素、−SO3 M又は−SO2 NR1
    2 を表わし、 R5 は、水素、メトキシ、−NO2 又は−SO3 Mを表
    わし、そしてR6 は、水素、メトキシ、−NO2 又は−
    SO3 Mを表わし、 R4 ,R5 及びR6 の少なくとも1つは水素であり、そ
    してR4 ,R5 及びR 6 の少なくとも1つは水素、メト
    キシ及び−NO2 以外のものである〕で表わされる式に
    対応する請求項1記載の鉄−錯体混合物。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの錯生成剤が式(I
    a)に対応し、前記少なくとも1つの錯生成剤が式(I
    1 )に対応し、そして前記少なくとも1つの錯生成剤
    が、下記式(Ib2 ): 【化5】 〔式中、R7 は、水素、C1-2 −アルキル又は−アルコ
    キシ又は−NO2 を表わし、そしてR8 は、水素、塩素
    又はC1-2 −アルキルを表わす〕で表わされる式に対応
    する請求項2記載の鉄−錯体混合物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいづれか1項記載の鉄−
    錯体染料混合物の製造方法であって、 (α)少なくとも1つの式(Ia)の錯生成剤及び少な
    くとも1つの式(Ib)の錯生成剤が鉄生成化合物によ
    り金属化され、又は (β)下記式(II): 【化6】 〔式中、R′,R″,R3 ′及びXは上記の通りであ
    る〕で表わされる少なくとも1つのアミンのジアゾ化合
    物及び式D′−NH2 〔D′は上記の通りである〕で表
    わされる少なくとも1つの芳香族アミンのジアゾ化合物
    が、下記式(V) 【化7】 〔式中、R1 ,R2 及びR3 は上記の通りである〕で表
    わされるモノアゾ化合物の1:2−鉄−錯体又はその混
    合物に結合される方法。
  5. 【請求項5】 (α1 )少なくとも1つの式(Ia)の
    錯生成剤及び少なくとも1つの式(Ib1 )の錯生成剤
    が鉄生成化合物により金属化され、又は(β1 )式(I
    I)の少なくとも1つのアミンのジアゾ化合物及び下記
    式(III): 【化8】 〔式中、R4 ,R5 及びR6 は上記の通りである〕で表
    わされる少なくとも1つのアミンのジアゾ化合物が、式
    (V)のモノアゾ化合物の1:2−鉄−錯体又はその混
    合物に結合される、請求項2記載の鉄−錯体混合物の製
    造のための請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 (α2 )少なくとも1つの式(Ia)の
    錯生成剤、少なくとも1つの式(Ib1 )の錯生成剤及
    び少なくとも1つの式(Ib2 )の錯生成剤が鉄生成化
    合物により金属化され、又は(β2 )式(II)の少なく
    とも1つのアミンのジアゾ化合物、式(III) の少なくと
    も1つのアミンのジアゾ化合物及び下記式 (IV) : 【化9】 〔式中、R7 ,R8 及びMは上記の通りである〕で表わ
    される少なくとも1つのアミンのジアゾ化合物が、式
    (V)のモノアゾ化合物の1:2−鉄−錯体又はその混
    合物に結合される、請求項3記載の1:12−鉄−錯体
    混合物の製造のための請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 アニオン性染料により染色可能な支持体
    を染色するための方法であって、前記支持体が請求項1
    〜3のいづれか1項記載のFe−錯体染料混合物により
    染色される方法。
  8. 【請求項8】 皮の染色のための請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の式(Ia)〔式中、Xは
    ヒドロキシを表わす〕の金属化ジスアゾ染料。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の金属化ジスアゾ染料の
    鉄錯体又はその混合物。
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