JPH0524714U - 構築物用石材ユニツト - Google Patents
構築物用石材ユニツトInfo
- Publication number
- JPH0524714U JPH0524714U JP8183391U JP8183391U JPH0524714U JP H0524714 U JPH0524714 U JP H0524714U JP 8183391 U JP8183391 U JP 8183391U JP 8183391 U JP8183391 U JP 8183391U JP H0524714 U JPH0524714 U JP H0524714U
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- stone
- stone unit
- unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工上における多くの手間と時間を軽減する
と共に製作コストを低廉になす。 【構成】 塀又は建物の壁等の構築物を組積する直方体
形状の石材ユニットAであって、周側面3a,3b,3
c,3dに90度の開角度を持った断面V型の開口溝4
を形成した構成よりなる。
と共に製作コストを低廉になす。 【構成】 塀又は建物の壁等の構築物を組積する直方体
形状の石材ユニットAであって、周側面3a,3b,3
c,3dに90度の開角度を持った断面V型の開口溝4
を形成した構成よりなる。
Description
【0001】
本考案は、塀又は建物の壁等の構築物を組積する厚ものの石材ユニットに関す るものである。
【0002】
従来、この種の構築物用石材ユニットにおいては、組積した際の強度を高める ため周側面に鉄筋やモルタル、コンクリート等を介装するための断面コ字形の開 口溝が形成されている。
【0003】
しかし、前記断面コ字形の開口溝を加工するには、例えば一対のダイヤモンド カッターで垂直方向並びに水平方向に切削作業を行うなど1つの開口溝を加工す るに複数の工程を経ていたので、周側面4面を全て同じ切削作業を繰り返して1 個の石材ユニットを完成するに非常に多くの手間と作業時間を要し、しかもこれ に伴い製作コストも必然的に高くなるといった課題を有していた。
【0004】 そこで、本考案は、上記課題を解決すべくなされたもので、前記開口溝を断面 V型に形成するようにして従来のものに比し加工上の手間及び時間を極力軽減す るようにした構築物用石材ユニットを提供することを目的とする。
【0005】
かかる目的を達成するため、本考案の構築物用石材ユニットは、周側面に略9 0度の開角度を持った断面V型の開口溝を形成した構成よりなる。
【0006】
直方体形状の石材ユニットの周側面に対して、ダイヤモンドカッターをそれ ぞれ45度の角度に傾斜させ、対向状に位置するようにセットする。 そして、ダイヤモンドカッターを駆動し、下降させることによって周側面に略 90度の開角度を持つ断面V型の開口溝を形成する。
【0007】
以下本考案に係る構築物用石材ユニットの一実施例を図面に基づき説明する。 図1は加工を施す前の石材ユニットaを示し、例えば縦寸法,横寸法がそれぞ れ300〜1000mm,厚さ寸法が100〜200mmの大きさの直方体をな すものである。
【0008】 そして、まず前記石材ユニットaを図2に示すように水平な基盤B上に前面1 及び後面2を鉛直にして固定し、一組のダイヤモンドカッターS,Sを上面3a に対してそれぞれ45度の角度に傾斜させ、対向状に位置するようにセットする 。
【0009】 次に、両ダイヤモンドカッターS,Sを駆動し、斜めに下降させると共に石材 ユニットaの前面1又は後面2の上端縁と平行に且つ水平に移動させることによ り前記上面3aにそれぞれ前後両側縁部3e,3eを残して略90度の開角度を 持つ断面V型の開口溝4を形成する。この際、開口溝4は断面V型を成すので両 ダイヤモンドカッターS,Sの一挙動すなわち1工程で形成できる。そして、残 りの周側面3b,3c,3dも石材ユニットaを順次回転させ、加工する面を上 面として同様に加工作業を行なえば、各周側面に各側面3a,3bと3b,3c と3c,3dと3d,3aがそれぞれ交わる角部で連なるように開口溝4が形成 され図3の如き石材ユニットAを完成する。また、石材ユニットAの中央には、 後述の鉄筋Wを挿通するための通孔5が縦方向に貫設される。
【0010】 このようにして形成される石材ユニットAを用い石塀を構築する方法を図4, 図5に基づき説明する。 Gは地面に埋設される基礎コンクリートであり、その上面に長手方向に沿って 順次石材ユニットAを並置すると共にその上段に順次石材ユニットAを積み重ね てゆく。本実施例では、一段置きに各石材ユニットAを横方向に2分の1の寸法 づつずらせる所謂馬目地工法を採っている。これにより各石材ユニットAの周側 面にはそれぞれ向い合うV型の開口溝4,4によって角柱状の空洞Hが形成され る。ただ、縦方向については一段置きに通孔5と空洞Hが合致して連なる。 そして、縦方向の各空洞Hと通孔5及び横方向に連なる各空洞Hにそれぞれ鉄 筋Wを挿通すると共にモルタルMを充填して、耐震性の優れた強度の強い石塀を 構築する。上記実施例では馬目地状に組積した場合を示したが、田の字状に組積 する場合も同様な工法で構築できる。
【0011】 図6に示す石材ユニットA’は石塀の直交するコーナー部に配置するものであ つて、一側端部に一側縁部3eを残し且つ一側縁部3eを除いた厚み寸法で前面 1に対し90度の角度を成す切除部6を形成したものである。そして、この石材 ユニットA’2個を図7に示すように切除部6,6を突き合わせ直角に配置する 。 上記構成によれば、両切除部6,6に囲まれ比較的大きい平面方形状の空所I ができるから、この空所Iに鉄筋Wを挿通し更にモルタルMを充填することで、 強度の強いコーナー部が形成できる。
【0012】 更に、図8に示すコーナー部は、石材ユニットAの一側端部を一側縁部3eを 残し且つ前面1に対して45度の角度で切除し、これら切除した石材ユニットA ’’を互いに切除面を密着させて直角に配置したものである。前述したコーナー 部も同様であるが、このように石材ユニットを組み合わせることによりコーナー 部の角部、すなわち互いに直角をなす一側縁部3e,3eの先端面により装飾用 の直角溝7が縦方向に形成できる。
【0013】 以上のように、本考案の石材ユニットは断面V型の開口溝を周側面に形成する ようにして加工作業の手間を削減したものであるが、自然石から成りしかも厚い 幅を有するので、石材ユニットの前面、後面にバーナー,みがき,コブ出し,ノ ミぎりなどの表面仕上げが同時にできる。よって、このまま石積すれば建物壁が 完成することとなり、仕上材料がいらず建築費用が安くなる利点を有する。また 、石積はクレーンを利用して簡単に出来る為施工が早く、しかも専門職人は不要 となる。 また、大谷石に比べ強度など耐久性が有り石積された構築物は頑強となり永久 的に使用できるものである。
【0014】
以上に述べたように、本考案の石材ユニットは周側面にそれぞれV型の開口溝 を形成するようにしたので、これら各開口溝の形成がそれぞれ1工程で行え、従 来の石材ユニットに比較し加工作業の手間及び時間が格段に削減できる。このた め、製作コストも低廉となし得る効果を有する。
【図1】未加工状態の石材ユニットの斜視図。
【図2】V型の開口溝を加工する状態を示す正面図。
【図3】完成した石材ユニットの斜視図。
【図4】石塀を組積する状態を示す斜視図。
【図5】図4におけるXーX線断面図。
【図6】石塀のコーナー部に配置する石材ユニットの斜
視図。
視図。
【図7】石塀のコーナー部の平面図。
【図8】同じく石塀のコーナー部の平面図。
3a,3b,3c,3d 周側面 3e,3e 一側縁部 4 開口溝 A 石材ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 塀又は建物の壁等の構築物を組積する直
方体形状の石材ユニットであって、該石材ユニットの周
側面に略90度の開角度を持った断面V型の開口溝を形
成したことを特徴とする構築物用石材ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8183391U JPH0524714U (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 構築物用石材ユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8183391U JPH0524714U (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 構築物用石材ユニツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524714U true JPH0524714U (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=13757479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8183391U Pending JPH0524714U (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 構築物用石材ユニツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524714U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61290144A (ja) * | 1985-06-18 | 1986-12-20 | 積水ハウス株式会社 | 目地材充填用組積ブロツク |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP8183391U patent/JPH0524714U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61290144A (ja) * | 1985-06-18 | 1986-12-20 | 積水ハウス株式会社 | 目地材充填用組積ブロツク |
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