JPH052465B2 - - Google Patents
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- JPH052465B2 JPH052465B2 JP12584687A JP12584687A JPH052465B2 JP H052465 B2 JPH052465 B2 JP H052465B2 JP 12584687 A JP12584687 A JP 12584687A JP 12584687 A JP12584687 A JP 12584687A JP H052465 B2 JPH052465 B2 JP H052465B2
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Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明のダイアモンド砥石は、硬質金属材の研
摩作業・研削作業・切断作業の分野において利用
するものである。
摩作業・研削作業・切断作業の分野において利用
するものである。
従来製造されているダイアモンド砥石には、レ
ジンボンドダイアモンド砥石・メタルボンドダイ
アモンド砥石・ビトリフアイドボンドダイアモン
ド砥石がある。これらのダイアモンド砥石のうち
で本発明のダイアモンド砥石に関連するダイアモ
ンド砥石はメタルボンドダイアモンド砥石であつ
て、砥粒であるダイアモンド粉末を結合するメタ
ルボンド材として青銅系・コバルト系・ニツケル
系・鉄系を使用して製造したダイアモンド砥石で
ある。斯様なメタルを使用して現在製造されてい
るダイアモンド砥石では、ダイアモンド砥粒の把
持力および砥石部の破壊靭性および作業中に発生
する熱に対する耐熱強度等の性能に関して、個々
のダイアモンド砥石において夫々の性能が片寄つ
ていてバランスがとれていない現状である。即
ち、1つの性能はすぐれていても他の必要な性能
において劣つている。
ジンボンドダイアモンド砥石・メタルボンドダイ
アモンド砥石・ビトリフアイドボンドダイアモン
ド砥石がある。これらのダイアモンド砥石のうち
で本発明のダイアモンド砥石に関連するダイアモ
ンド砥石はメタルボンドダイアモンド砥石であつ
て、砥粒であるダイアモンド粉末を結合するメタ
ルボンド材として青銅系・コバルト系・ニツケル
系・鉄系を使用して製造したダイアモンド砥石で
ある。斯様なメタルを使用して現在製造されてい
るダイアモンド砥石では、ダイアモンド砥粒の把
持力および砥石部の破壊靭性および作業中に発生
する熱に対する耐熱強度等の性能に関して、個々
のダイアモンド砥石において夫々の性能が片寄つ
ていてバランスがとれていない現状である。即
ち、1つの性能はすぐれていても他の必要な性能
において劣つている。
現在製造されているメタルボンドダイアモンド
砥石において、Aメタルボンドダイアモンド砥石
においては個々のダイアモンド砥粒に対する把持
力ではすぐれているが研削作業中に砥石部の耐熱
強度の弱さのため重研削作業に耐え得ないことと
なり、また、Bメタルボンドダイアモンド砥石に
おいては砥石部の破壊靭性は強力であつてもメタ
ルボンド材のダイアモンド砥粒に対する接着力の
弱さのため切断作業中にダイアモンド砥粒の脱落
が多く、また、Cメタルボンドダイアモンド砥石
では耐熱性は強いが重研削作業を行う場合に砥石
部が破壊することがある。斯様に個々のメタルボ
ンドダイアモンド砥石が備えている数種の性能が
アンバランスになつているためメタルボンドダイ
アモンド砥石がダイアモンド砥石としての働きを
充分に発揮することができない場合がある。斯様
な状況におかれている現在においてメタルボンド
ダイアモンド砥石として備えねばならない各種の
性能をバランス良く備えることのできるメタルボ
ンド材を使用したメタルボンドダイアモンド砥石
を開発することが本発明が解決しようとする問題
点である。
砥石において、Aメタルボンドダイアモンド砥石
においては個々のダイアモンド砥粒に対する把持
力ではすぐれているが研削作業中に砥石部の耐熱
強度の弱さのため重研削作業に耐え得ないことと
なり、また、Bメタルボンドダイアモンド砥石に
おいては砥石部の破壊靭性は強力であつてもメタ
ルボンド材のダイアモンド砥粒に対する接着力の
弱さのため切断作業中にダイアモンド砥粒の脱落
が多く、また、Cメタルボンドダイアモンド砥石
では耐熱性は強いが重研削作業を行う場合に砥石
部が破壊することがある。斯様に個々のメタルボ
ンドダイアモンド砥石が備えている数種の性能が
アンバランスになつているためメタルボンドダイ
アモンド砥石がダイアモンド砥石としての働きを
充分に発揮することができない場合がある。斯様
な状況におかれている現在においてメタルボンド
ダイアモンド砥石として備えねばならない各種の
性能をバランス良く備えることのできるメタルボ
ンド材を使用したメタルボンドダイアモンド砥石
を開発することが本発明が解決しようとする問題
点である。
本発明はメタルボンドダイアモンド砥石として
備えねばならない各種の性能を相互に補強し合う
バランスの良い性能を備えたメタルボンドダイア
モンド砥石を製造する方法として、上記の問題点
を解決するため本発明においては、個々のダイア
モンド砥粒を結合し把持する力の高いメタルボン
ド材として鉄粉末にアモルフアスカーボン粉末を
添加し混合した鉄アモルフアスカーボン混合粉末
を使用することにより問題点を解決しようとする
ものである。
備えねばならない各種の性能を相互に補強し合う
バランスの良い性能を備えたメタルボンドダイア
モンド砥石を製造する方法として、上記の問題点
を解決するため本発明においては、個々のダイア
モンド砥粒を結合し把持する力の高いメタルボン
ド材として鉄粉末にアモルフアスカーボン粉末を
添加し混合した鉄アモルフアスカーボン混合粉末
を使用することにより問題点を解決しようとする
ものである。
問題点を解決しようとする本発明のダイアモン
ド砥石およびその製造法における作用について説
明する。問題点を解決する手段としては前項にて
説明したようにダイアモンド粉末における個々の
ダイアモンド砥粒を結合するメタルボンド材とし
て鉄粉末にアモルフアスカーボン粉末を添加し混
合した鉄アモルフアスカーボン混合粉末を使用す
るものであつて、鉄アモルフアスカーボン混合粉
末において鉄粉末に添加し混合するアモルフアス
カーボン粉末は反応しやすい活性を有する性能を
備えたカーボン粉末であるから、800℃以上の温
度のもとで鉄粉末と容易に焼結する。従つて、ア
モルフアスカーボン粉末と鉄粉末とを混合した鉄
アモルフアスカーボン混合粉末は800℃以上の温
度のもとで鉄アモルフアスカーボン混合粉末が焼
結作用を行つて、鉄アモルフアスカーボン焼結組
織を生成する。従つて、メタルボンド材として使
用する鉄アモルフアスカーボン混合粉末を鉄粉末
が96.5重量%乃至94.5重量%とアモルフアスカー
ボン粉末が3.5重量%乃至5.5重量%と、の割合範
囲内の混合割合を成した鉄アモルフアスカーボン
混合粉末においても800℃乃至1000℃の範囲内の
温度のもとで鉄アモルフアスカーボン焼結組織を
生成する。斯様な混合割合を成した鉄アモルフア
スカーボン混合粉末を800℃乃至1000℃の温度の
もとで焼結して生成した発生期状態の鉄アモルフ
アスカーボン焼結組織はダイアモンド粉末に対し
ても反応しやすい活性状態にあるから、其の発生
期状態にある鉄アモルフアスカーボン焼結組織は
個々のダイアモンド粉末であるダイアモンド砥粒
に対しても強い焼結状態を生成する。斯様に鉄ア
モルフアスカーボン混合粉末より生成した鉄アモ
ルフアスカーボン焼結組織は機械的強度も高い焼
結組織を形成している構成組織である。斯様に機
械的強度の高い鉄アモルフアスカーボン焼結組織
が個々のダイアモンド砥粒に焼結して形成したダ
イアモンド鉄アモルフアスカーボン焼結組織体は
機械的強度の高い焼結組織体であると共にダイア
モンド砥粒に対する把持力も強く、更に耐熱性も
高い焼結組織体である。
ド砥石およびその製造法における作用について説
明する。問題点を解決する手段としては前項にて
説明したようにダイアモンド粉末における個々の
ダイアモンド砥粒を結合するメタルボンド材とし
て鉄粉末にアモルフアスカーボン粉末を添加し混
合した鉄アモルフアスカーボン混合粉末を使用す
るものであつて、鉄アモルフアスカーボン混合粉
末において鉄粉末に添加し混合するアモルフアス
カーボン粉末は反応しやすい活性を有する性能を
備えたカーボン粉末であるから、800℃以上の温
度のもとで鉄粉末と容易に焼結する。従つて、ア
モルフアスカーボン粉末と鉄粉末とを混合した鉄
アモルフアスカーボン混合粉末は800℃以上の温
度のもとで鉄アモルフアスカーボン混合粉末が焼
結作用を行つて、鉄アモルフアスカーボン焼結組
織を生成する。従つて、メタルボンド材として使
用する鉄アモルフアスカーボン混合粉末を鉄粉末
が96.5重量%乃至94.5重量%とアモルフアスカー
ボン粉末が3.5重量%乃至5.5重量%と、の割合範
囲内の混合割合を成した鉄アモルフアスカーボン
混合粉末においても800℃乃至1000℃の範囲内の
温度のもとで鉄アモルフアスカーボン焼結組織を
生成する。斯様な混合割合を成した鉄アモルフア
スカーボン混合粉末を800℃乃至1000℃の温度の
もとで焼結して生成した発生期状態の鉄アモルフ
アスカーボン焼結組織はダイアモンド粉末に対し
ても反応しやすい活性状態にあるから、其の発生
期状態にある鉄アモルフアスカーボン焼結組織は
個々のダイアモンド粉末であるダイアモンド砥粒
に対しても強い焼結状態を生成する。斯様に鉄ア
モルフアスカーボン混合粉末より生成した鉄アモ
ルフアスカーボン焼結組織は機械的強度も高い焼
結組織を形成している構成組織である。斯様に機
械的強度の高い鉄アモルフアスカーボン焼結組織
が個々のダイアモンド砥粒に焼結して形成したダ
イアモンド鉄アモルフアスカーボン焼結組織体は
機械的強度の高い焼結組織体であると共にダイア
モンド砥粒に対する把持力も強く、更に耐熱性も
高い焼結組織体である。
以上に説明したように、本発明の製造方法によ
つて製造したダイアモンド砥石は、個々のダイア
モンド砥粒に対する強い把持力と高い耐熱性と強
い破壊靭性とを備えたダイアモンド砥石である。
つて製造したダイアモンド砥石は、個々のダイア
モンド砥粒に対する強い把持力と高い耐熱性と強
い破壊靭性とを備えたダイアモンド砥石である。
実施例 1
ダイアモンド粉末を22容量%と、鉄粉末が96重
量%とアモルフアスカーボン粉末が4重量%との
割合にて混合した鉄アモルフアスカーボン混合粉
末を78容量%と、の割合にて混合したダイアモン
ド鉄アモルフアスカーボン混合粉末を焼結用原料
とした。其の焼結用原料に混合使用したアモルフ
アスカーボン粉末はフエノール樹脂を加熱分解し
て生成したアモルフアスカーボン粉末を使用し
た。斯様に配合した焼結用原料を砥石成形用型内
に充填して300Kg/cm2の焼結圧力を加えると共に
900℃の焼結温度のもとに加熱し、其の900℃の温
度における加熱を30分間持続した。次いで、焼結
圧力は保持したままで加熱のみを停止し、更に、
成形用型を外部より冷却して其の型内の温度が
300℃にまで降温した後に保持していた焼結用圧
力を常圧にもどして、焼結を終了し、粗製砥石を
取り出した。得られた粗製砥石における砥石部に
おいては、鉄粉末とアモルフアスカーボン粉末と
の混合粉末が鉄アモルフアスカーボン複合焼結組
織を形成していて其の鉄アモルフアスカーボン複
合焼結組織が個々のダイアモンド砥粒に焼結して
鉄アモルフアスカーボン複合焼結組織を形成して
いて、其の鉄アモルフアスカーボン複合組織が
個々のダイアモンド砥粒に焼結してダイアモンド
鉄アモルフアスカーボン複合焼結体を構成し、其
のダイアモンド鉄アモルフアスカーボン複合焼結
体が砥石基体である鉄基体にも焼結した粗製ダイ
アモンド砥石であつた。次いで、其の粗製ダイア
モンド砥石を所要の形状と精度とに仕上げ加工を
施してダイアモンド砥石を完成した。
量%とアモルフアスカーボン粉末が4重量%との
割合にて混合した鉄アモルフアスカーボン混合粉
末を78容量%と、の割合にて混合したダイアモン
ド鉄アモルフアスカーボン混合粉末を焼結用原料
とした。其の焼結用原料に混合使用したアモルフ
アスカーボン粉末はフエノール樹脂を加熱分解し
て生成したアモルフアスカーボン粉末を使用し
た。斯様に配合した焼結用原料を砥石成形用型内
に充填して300Kg/cm2の焼結圧力を加えると共に
900℃の焼結温度のもとに加熱し、其の900℃の温
度における加熱を30分間持続した。次いで、焼結
圧力は保持したままで加熱のみを停止し、更に、
成形用型を外部より冷却して其の型内の温度が
300℃にまで降温した後に保持していた焼結用圧
力を常圧にもどして、焼結を終了し、粗製砥石を
取り出した。得られた粗製砥石における砥石部に
おいては、鉄粉末とアモルフアスカーボン粉末と
の混合粉末が鉄アモルフアスカーボン複合焼結組
織を形成していて其の鉄アモルフアスカーボン複
合焼結組織が個々のダイアモンド砥粒に焼結して
鉄アモルフアスカーボン複合焼結組織を形成して
いて、其の鉄アモルフアスカーボン複合組織が
個々のダイアモンド砥粒に焼結してダイアモンド
鉄アモルフアスカーボン複合焼結体を構成し、其
のダイアモンド鉄アモルフアスカーボン複合焼結
体が砥石基体である鉄基体にも焼結した粗製ダイ
アモンド砥石であつた。次いで、其の粗製ダイア
モンド砥石を所要の形状と精度とに仕上げ加工を
施してダイアモンド砥石を完成した。
実施例 2
ダイアモンド粉末を25容量%と、鉄粉末が95.5
重量%とアモルフアスカーボン粉末が4.5重量%
との割合にて混合した鉄アモルフアスカーボン混
合粉末を75容量%と、の割合にて混合したダイア
モンド鉄アモルフアスカーボン混合粉末を焼結用
原料とした。其の焼結用原料に混合使用したアモ
ルフアスカーボン粉末はフエノール樹脂を加熱分
解して生成したアモルフアスカーボン粉末を使用
した。斯様に配合した焼結用原料を用いて行う焼
結作業は実施例1の場合と同じ態様にて行つた。
焼結作業を終えて得られた粗製砥石における砥石
部においては鉄粉末とアモルフアスカーボン粉末
との混合した鉄アモルフアスカーボン混合粉末が
鉄アモルフアスカーボン複合焼結組織を形成して
いて、其の鉄アモルフアスカーボン複合焼結組織
が個々のダイアモンド砥粒に焼結してダイアモン
ド鉄アモルフアスカーボン複合焼結体を構成し、
其のダイアモンド鉄アモルフアスカーボン複合焼
結体が砥石基体である鉄基体にも焼結した粗製ダ
イアモンド砥石であつた。次いで、其の粗製ダイ
アモンド砥石を所要の形状と精度とに仕上げ加工
を施してダイアモンド砥石を完成した。
重量%とアモルフアスカーボン粉末が4.5重量%
との割合にて混合した鉄アモルフアスカーボン混
合粉末を75容量%と、の割合にて混合したダイア
モンド鉄アモルフアスカーボン混合粉末を焼結用
原料とした。其の焼結用原料に混合使用したアモ
ルフアスカーボン粉末はフエノール樹脂を加熱分
解して生成したアモルフアスカーボン粉末を使用
した。斯様に配合した焼結用原料を用いて行う焼
結作業は実施例1の場合と同じ態様にて行つた。
焼結作業を終えて得られた粗製砥石における砥石
部においては鉄粉末とアモルフアスカーボン粉末
との混合した鉄アモルフアスカーボン混合粉末が
鉄アモルフアスカーボン複合焼結組織を形成して
いて、其の鉄アモルフアスカーボン複合焼結組織
が個々のダイアモンド砥粒に焼結してダイアモン
ド鉄アモルフアスカーボン複合焼結体を構成し、
其のダイアモンド鉄アモルフアスカーボン複合焼
結体が砥石基体である鉄基体にも焼結した粗製ダ
イアモンド砥石であつた。次いで、其の粗製ダイ
アモンド砥石を所要の形状と精度とに仕上げ加工
を施してダイアモンド砥石を完成した。
実施例 3
ダイアモンド粉末を27容量%と、鉄粉末が95.7
重量%とアモルフアスカーボン粉末が4.3重量%
との割合にて混合した鉄アモルフアスカーボン混
合粉末を73容量%と、の割合にて混合したダイア
モンド鉄アモルフアスカーボン混合粉末を焼結用
原料とした。其の焼結用原料に使用したアモルフ
アスカーボン粉末はフエノール樹脂を加熱分解し
て生成したアモルフアスカーボン粉末を使用し
た。斯様に配合した焼結用原料を用いて行う焼結
作業は実施例5の場合と同じ態様にて行つた。焼
結作業を終えて得られた粗製砥石における砥石部
においては鉄粉末にアモルフアスカーボン粉末と
の混合した鉄アモルフアスカーボン混合粉末が鉄
アモルフアスカーボン複合焼結組織を形成してい
て其の鉄アモルフアスカーボン複合焼結組織が
個々のダイアモンド砥粒に焼結してダイアモンド
鉄アモルフアスカーボン複合焼結体を構成し、其
のダイアモンド鉄アモルフアスカーボン複合焼結
体が砥石基体である鉄基体に焼結した粗製ダイア
モンド砥石であつた。次いで、其の粗製ダイアモ
ンド砥石を所要の形状と精度とに仕上げ加工を施
してダイアモンド砥石を完成した。
重量%とアモルフアスカーボン粉末が4.3重量%
との割合にて混合した鉄アモルフアスカーボン混
合粉末を73容量%と、の割合にて混合したダイア
モンド鉄アモルフアスカーボン混合粉末を焼結用
原料とした。其の焼結用原料に使用したアモルフ
アスカーボン粉末はフエノール樹脂を加熱分解し
て生成したアモルフアスカーボン粉末を使用し
た。斯様に配合した焼結用原料を用いて行う焼結
作業は実施例5の場合と同じ態様にて行つた。焼
結作業を終えて得られた粗製砥石における砥石部
においては鉄粉末にアモルフアスカーボン粉末と
の混合した鉄アモルフアスカーボン混合粉末が鉄
アモルフアスカーボン複合焼結組織を形成してい
て其の鉄アモルフアスカーボン複合焼結組織が
個々のダイアモンド砥粒に焼結してダイアモンド
鉄アモルフアスカーボン複合焼結体を構成し、其
のダイアモンド鉄アモルフアスカーボン複合焼結
体が砥石基体である鉄基体に焼結した粗製ダイア
モンド砥石であつた。次いで、其の粗製ダイアモ
ンド砥石を所要の形状と精度とに仕上げ加工を施
してダイアモンド砥石を完成した。
以上に説明したように、本発明のダイアモンド
砥石の製造法で製造したダイアモンド砥石は本発
明のメタルボンド材である鉄アモルフアスカーボ
ン複合焼結組織が個々のダイアモンド砥粒に強く
焼結すると共に機械的強度の高い鉄アモルフアス
カーボン複合焼結組織が個々のダイアモンド砥粒
を強く把持して其のダイアモンド砥粒の脱落を防
止し、更に其の鉄アモルフアスカーボン複合焼結
組織が高い耐熱性をも有していて、ダイアモンド
砥粒に対する強い把持力と高い破壊靭性と高い耐
熱性とをバランスよく有している効果を備えてい
るダイアモンド砥石であると同時に斯様なダイア
モンド砥石の製造に当つてメタルボンド材として
使用する鉄アモルフアスカーボン混合粉末が安い
価格にて得られる効果をも備えているダイアモン
ド砥石である。
砥石の製造法で製造したダイアモンド砥石は本発
明のメタルボンド材である鉄アモルフアスカーボ
ン複合焼結組織が個々のダイアモンド砥粒に強く
焼結すると共に機械的強度の高い鉄アモルフアス
カーボン複合焼結組織が個々のダイアモンド砥粒
を強く把持して其のダイアモンド砥粒の脱落を防
止し、更に其の鉄アモルフアスカーボン複合焼結
組織が高い耐熱性をも有していて、ダイアモンド
砥粒に対する強い把持力と高い破壊靭性と高い耐
熱性とをバランスよく有している効果を備えてい
るダイアモンド砥石であると同時に斯様なダイア
モンド砥石の製造に当つてメタルボンド材として
使用する鉄アモルフアスカーボン混合粉末が安い
価格にて得られる効果をも備えているダイアモン
ド砥石である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ダイアモンド粉末を20容量%乃至30容量%
と、鉄粉末が96.5重量%乃至94.5重量%とアモル
フアスカーボン粉末が3.5重量%乃至5.5重量%と
の割合範囲内より選定した割合にて混合した鉄ア
モルフアスカーボン混合粉末を80容量%乃至70容
量%と、の割合範囲内より選定した割合にて混合
したダイアモンド鉄アモルフアスカーボン混合粉
末を焼結用原料とし、斯様に調合した焼結用原料
を砥石形成用金型の中に充填し、其の充填した焼
結用原料を300Kg/cm2乃至1000Kg/cm2の範囲内よ
り選定した焼結圧力にて加圧すると共に800℃乃
至1000℃の範囲内より選定した焼結温度にて加熱
して生成した焼結体であつて、個々のダイアモン
ド砥粒の間の間隙に、鉄粒子の多数個とアモルフ
アスカーボン粒子の多数個とが混合した粒子混合
集合体が固相焼結して生成した鉄アモルフアスカ
ーボン複合焼結組織が充塞していて、其の鉄アモ
ルフアスカーボン複合焼結組織が個々のダイアモ
ンド砥粒に焼結して構成している複合焼結組織体
を特徴とするダイアモンド砥石。 2 ダイアモンド粉末を20容量%乃至30容量%
と、鉄粉末が96.5重量%乃至94.5重量%とアモル
フアスカーボン粉末が3.5重量%乃至5.5重量%と
の割合範囲内より選定した割合にて混合した鉄ア
モルフアスカーボン混合粉末を80容量%乃至70容
量%と、の割合範囲内より選定した割合にて混合
したダイアモンド鉄アモルフアスカーボン混合粉
末を焼結用原料とし、斯様に調合した焼結用原料
を砥石形成用金型の中に充填し、其の充填した焼
結用原料を300Kg/cm2乃至1000Kg/cm2の範囲内よ
り選定した焼結圧力にて加圧すると共に800℃乃
至1000℃の範囲内より選定した焼結温度にて加熱
して焼結作業を行い、其の焼結作業において鉄粒
子の多数個とアモルフアスカーボン粒子の多数個
とが混合した粒子混合集合体において鉄粒子の多
数個とアモルフアスカーボン粒子の多数個とが固
相焼結を行つて鉄アモルフアスカーボン複合焼結
組織を生成すると同時に其の生成した鉄アモルフ
アスカーボン複合焼結組織が個々のダイアモンド
砥粒に焼結して複合焼結組織体を生成することを
特徴とするダイアモンド砥石の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12584687A JPS63295180A (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | ダイアモンド砥石およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12584687A JPS63295180A (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | ダイアモンド砥石およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63295180A JPS63295180A (ja) | 1988-12-01 |
JPH052465B2 true JPH052465B2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=14920388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12584687A Granted JPS63295180A (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | ダイアモンド砥石およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63295180A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0865372A (ja) * | 1994-08-16 | 1996-03-08 | Nec Corp | 携帯通信機 |
JP2002127018A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-08 | Mitsubishi Materials Corp | レジンボンド砥石 |
JP2006043884A (ja) * | 1999-08-17 | 2006-02-16 | Mitsubishi Materials Corp | レジンボンド砥石 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4714453B2 (ja) * | 2004-10-25 | 2011-06-29 | 株式会社リード | ダイヤモンドまたはcBN工具及びその製造方法 |
JP2008174744A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-31 | Mitsubishi Materials Corp | 砥粒体、その製造方法、および研削砥石 |
-
1987
- 1987-05-25 JP JP12584687A patent/JPS63295180A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0865372A (ja) * | 1994-08-16 | 1996-03-08 | Nec Corp | 携帯通信機 |
JP2006043884A (ja) * | 1999-08-17 | 2006-02-16 | Mitsubishi Materials Corp | レジンボンド砥石 |
JP4586704B2 (ja) * | 1999-08-17 | 2010-11-24 | 三菱マテリアル株式会社 | レジンボンド砥石 |
JP2002127018A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-08 | Mitsubishi Materials Corp | レジンボンド砥石 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63295180A (ja) | 1988-12-01 |
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