JPH05246391A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH05246391A
JPH05246391A JP4347969A JP34796992A JPH05246391A JP H05246391 A JPH05246391 A JP H05246391A JP 4347969 A JP4347969 A JP 4347969A JP 34796992 A JP34796992 A JP 34796992A JP H05246391 A JPH05246391 A JP H05246391A
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JP
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casing
oil
engine
oil pan
drain hole
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JP4347969A
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Hideo Watanabe
英夫 渡辺
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Yamaha Marine Co Ltd
Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
Sanshin Kogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ケーシングにエンジンを取り付けた
ままで、しかも、ティルトアップした姿勢でもオイルパ
ン内の潤滑オイルを容易に抜くことができる船外機の提
供を目的とする。 【構成】上下方向に延びる中空なケーシング3の上端部
にエンジン7を配置し、このエンジンの潤滑オイルを蓄
えるオイルパン13を、ケーシングの内部に収容すると
ともに、ケーシングの前端部をブラケット2を介してテ
ィルトアップおよびティルトダウン可能に船体に取り付
けた船外機を前提としている。そして、オイルパンの底
面に、オイル排出用のドレン口14を設けるとともに、
ケーシングの後部壁面には、上記ドレン口に連なるオイ
ル抜き孔17を設けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシングの内部にエ
ンジンの潤滑オイルを蓄えるオイルパンを収容した船外
機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば「実公昭47−27113号公
報」には、中空構造をなすケーシングの上端部にエンジ
ンを取り付けるとともに、このケーシングの内部にエン
ジンの潤滑オイルを蓄えるオイル貯留室を一体に形成し
た船外機が開示されている。
【0003】この船外機では、ケーシングの内部空間を
エンジンの排ガスが導かれる排気膨張室として利用して
いるので、このケーシングが排ガスの熱影響を受けて温
められると、ケーシングの熱がそのままオイル貯留室に
伝わり、オイル貯留室の温度上昇が著しいものとなる。
特にオイル貯留室には、エンジンの各部を潤滑して高温
となった潤滑オイルが戻されるので、このオイル貯留室
の温度が益々高くなり、潤滑オイルが早期のうちに劣化
するといった問題が生じてくる。
【0004】このことから、潤滑オイルの劣化を抑える
ためには、「実開昭52−136397号公報」に見ら
れるように、オイル貯留室をケーシングとは別体構造と
し、このオイル貯留室をケーシングの内面から離して設
けることが望ましいものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オイル
貯留室をケーシングとは別体とした場合には、このオイ
ル貯留室がケーシングの内面から離間するので、ケーシ
ングにドレン口を形成しても、オイル貯留室の潤滑オイ
ルを抜くことができなくなる。このため、潤滑オイルを
交換する際には、エンジンをケーシングから取り外すこ
とが必要となり、オイル交換に多大な手間と労力を要す
るといった問題が生じてくる。
【0006】特に、海上や湖上でオイル交換を余儀なく
された時には、船外機をティルトアップさせた姿勢に保
持したままでオイル貯留室内の潤滑オイルを抜きたい場
合があり得る。ところが、船外機をチルトアップしたま
まの姿勢でエンジンをケーシングから取り外すことは実
質的に不可能であり、この船外機をティルトアップした
姿勢でも潤滑オイルを排出できるような構成が要望され
ている。
【0007】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、ケーシングにエンジンを取り付けたまま
で、しかも、ティルトアップした姿勢でもオイルパン内
の潤滑オイルを容易に抜くことができる船外機の提供を
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、上下方向に延びる中空なケーシ
ングの上端部にエンジンを配置し、このエンジンの潤滑
オイルを蓄えるオイルパンを、上記ケーシングの内部に
収容するとともに、上記ケーシングの前端部を、ブラケ
ットを介してティルトアップおよびティルトダウン可能
に船体に取り付けた船外機を前提としている。
【0009】そして、上記オイルパンの底面に、オイル
排出用のドレン口を設けるとともに、上記ケーシングの
後部壁面には、上記ドレン口に連なるオイル抜き孔を設
けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】このような構成によれば、ケーシングのオイル
抜き孔がオイルパンのドレン口に連なっているので、こ
のオイル抜き孔を通じてオイルパン内の潤滑オイルをケ
ーシングの外方に排出することができる。このため、オ
イルパンがケーシングと別体をなすにも拘らず、ケーシ
ングにエンジンを取り付けたままの状態でオイル交換を
行える。
【0011】しかも、オイル抜き孔はケーシングの後部
壁面に位置されているので、このケーシングの下端部が
上方に位置するように船外機をティルトアップさせる
と、オイル抜き孔が水面よりも高い位置に移動されると
ともに、オイル抜き孔の周囲が上方に向けて広く開放さ
れる。このことから、船外機をティルトアップさせた状
態でも、オイル抜き孔に容易に手が届き、作業者は無理
な姿勢を強いられることなくオイル抜き孔から潤滑オイ
ルを排出することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、図1ないし図6
にもとづいて説明する。
【0013】図1および図2において符号1で示す船外
機は、上下方向に延びる中空なケーシング3を備えてい
る。ケーシング3は、アッパーケーシング4とロアケー
シング5とに上下に二分割されている。アッパーケーシ
ング4は、上端に開口部4aを有している。この開口部
4aに連なるアッパーケーシング4の周壁の後部は、下
方に進むに従い前向きに傾斜された第1の傾斜壁部4b
と、この第1の傾斜壁部4bの下端から前方に屈曲して
延び、第1の傾斜壁部4bよりも水平に近い角度にまで
寝かされた第2の傾斜壁部4cと、この第2の傾斜壁部
4cの前端から下向きに延びる垂直壁部4dとを備えて
いる。
【0014】このため、アッパーケーシング4は、その
開口部4aを含む上端の前後方向の寸法が最も大きく、
ここから下方に進むに従い前後方向の寸法が小さくなっ
ている。このアッパーケーシング4の前端部は、ブラケ
ット2を介して図示しない船体のトランサムに取り付け
られている。ブラケット2は、従来周知のものと同様の
構成であり、トランサムに取り外し可能に固定されるク
ランプブラケット2aと、このクランプブラケット2a
に上下方向に回動可能に連結されたスウィベルブラケッ
ト2bとを備えている。そして、このスウィベルブラケ
ット2bは、上下方向に延びる図示しないピボット軸を
介してアッパーケーシング4の前端部に連結されてい
る。
【0015】したがって、船外機1のケーシング3は、
上記ブラケット2を介してティルトダウンの姿勢とティ
ルトアップの姿勢との間に亘って上下に回動可能に船体
に支持されている。そして、船外機1をティルトダウン
させた状態では、図2に示すように、ケーシング3が上
下方向に延びており、そのロアケーシング5の下端部が
水面下に没するとともに、ティルトアップさせた場合に
は、ケーシング3の下端部が上方に向けて回動されて、
このケーシング3の周壁の後部、つまり、上記第1の傾
斜壁部4bから垂直壁部4dに至る部分が上方を向くよ
うになっている。
【0016】アッパーケーシング4の上端の開口部4a
には、カウリング6が被冠されている。このカウリング
6内にはエンジン7が収容されている。本実施例のエン
ジン7は、水冷式4サイクル2気筒エンジンであり、ア
ッパーケーシング4の開口部4aに取着した板状のエキ
ゾーストガイド8の上面に固定されている。このエンジ
ン7によって回転駆動されるドライブ軸9は、ケーシン
グ3の内部を上下方向に沿って貫通しており、上記ロア
ケーシング5内に軸支されたプロペラ軸10を正逆可能
に回転駆動するようになっている。
【0017】図1に示すように、エキゾーストガイド8
は、アッパーケーシング4の開口部4aを閉塞してお
り、このエキゾーストガイド8の略中央には、エンジン
7の排気ポートに連なる排気口11が開設されている。
エキゾーストガイド8の下面には、排気口11の周囲を
囲むようにして接合面12(図3の破線のハッチングを
施した部分)が形成されており、この接合面12に、エ
ンジン7の潤滑オイルを貯留するためのオイルパン13
が吊り下げられている。
【0018】オイルパン13は、略有底筒状をなしてお
り、上記アッパーケーシング4の内部に収容されてい
る。オイルパン13は、ドライブ軸9の後方に位置して
おり、このオイルパン13の底面13aの後部が、アッ
パーケーシング4の第2の傾斜壁部4c上に位置されて
いる。このため、第2の傾斜壁部4cは、オイルパン1
3の底面13aに対し下方から対向するようになってい
る。
【0019】図1に示すように、第2の傾斜壁部4cと
対向し合うオイルパン13の底面13aには、潤滑オイ
ルを排出するためのドレン口14が形成されている。ド
レン口14は、下向きに突出する円筒状の壁14aを有
しており、オイルパン13の下方に向って開口されてい
る。そして、ドレン口14の開口端には、ドレン口14
を開閉するドレンボルト18が着脱可能にねじ込まれて
いる。
【0020】アッパーケーシング4の第2の傾斜壁部4
cには、ドレン口14と対向し合う位置に、下向きに開
口するオイル抜き孔17が形成されている。オイル抜き
孔17の内径は、ドレン口14やドレンボルト18のヘ
ッド部18aの外径よりも大きく形成されており、この
オイル抜き孔17の内側に、ドレン口14の下端とドレ
ンボルト18のヘッド部18aが入り込んでいる。ま
た、ドレン口14が突設されたオイルパン13の底面1
3aは、オイル抜き孔17の開口周縁部に近接してお
り、これら底面13aとオイル抜き孔17の開口周縁部
との間には、パッキン等のシール部材16が介在されて
いる。シール部材16は、ドレン口14の壁14aを外
側から取り囲んでおり、このドレン口14とオイル抜き
孔17との間の隙間を埋めて、オイル抜き孔17とケー
シング3の内部空間との連通を遮断している。
【0021】オイルパン13の内側には、排気管挿通路
20が設けられている。排気管挿通路20は、図5や図
6に示すように、ドレン口14よりも前方に位置してい
る。この排気管挿通路20は、オイルパン13の内部空
間とは隔壁19によって区画されており、この隔壁19
の前端部分は、オイルパン13の内面に連なっている。
排気管挿通路20は、オイルパン13の内部を上下方向
に沿って延びており、この排気管挿通路20の上端開口
部は、エキソーストガイド8の排気口11に連なってい
る。排気口11の下面には、エンジン7の排気ガスが導
かれる排気管21が取り付けられている。
【0022】排気管21は、図1や図6に示すように、
排気管挿通路20の内側を上下方向に沿って略同軸状に
貫通して設けられている。この排気管21と排気管挿通
路20との間には、周方向に連続するウォータジャケッ
ト22が形成されている。排気管21の下端の排気出口
21aは、オイルパン13の底面13aよりも下方に突
出されており、この排気出口21aが開口するアッパー
ケーシング4の内部空間は、オイルパン13を外側から
取り囲む排気膨張室23を構成している。
【0023】また、図3に示すように、エキゾーストガ
イド8には、その接合面12の内側に位置して、エンジ
ン7のシリンダヘッドやクランク室内の潤滑オイルをオ
イルパン1に戻すためのオイル戻し孔27と、エンジン
7側から延びる吸込口28が貫通する貫通孔29が形成
されている。吸込口28には吸込管30が接続されてい
る。吸込管30はオイルパン13内に導入されており、
このオイルパン13の底面13aに近接する先端部に
は、ストレーナ31が設けられている。
【0024】ロアケーシング5の両側面には、図2に示
すように、機外の海水あるいは湖水等の水をエンジン冷
却水として取り入れるウォータインレット32が開口さ
れている。ウォータインレット32は、アッパーケーシ
ング4に組み込まれたウォータポンプ33に連なってい
る。ウォータポンプ33は、ドライブ軸9によって駆動
されるものであり、その吐出口には吐出管34が接続さ
れている。吐出管34は、アッパーケーシング4の内部
を上下方向に延びており、この吐出管34の上端部はオ
イルパン13の前端部下面に導かれている。
【0025】この場合、オイルパン13の前端部、つま
り上記隔壁19とオイルパン13の内面との連続部分2
4には、上下方向に延びる冷却水通路25が一体に形成
されており、この冷却水通路25の下端開口部に、吐出
管34の上端部がゴム製のシール35を介して液密に挿
入されている。また、冷却水通路25の上端開口部は、
エキゾーストガイド8に開設した連通孔26を介してエ
ンジン7のウォータジャケットに連なっている。
【0026】したがって、ウォータインレット32から
取り入れられた冷却水は、ウォータポンブ33および吐
出管34を経てエンジン7のウォータジャケットに供給
される。
【0027】隔壁19の連続部分24には、排気管21
の周囲のウォータジャケット22と冷却水通路25の上
端部との間を連通させるバイパス孔36が形成されてい
る。バイパス孔36は、冷却水通路25を流れる冷却水
の一部をウォータジャケット22内に導くためのもの
で、このウォータジャケット22内に導かれた冷却水
は、排気管21を冷却した後、排気管挿通路20の下端
から排気膨張室23に排出される。
【0028】なお、オイルパン13における冷却水にさ
らされる部分、すなわち、冷却水通路25、バイパス孔
36および排気管挿通路20の内面には、腐食対策とし
て、例えば耐熱性に優れたテフロン等の樹脂がコーティ
ングされている。
【0029】図2に示すように、ロアケーシング5の内
部には、排気膨張室23に連なる排出路37が形成され
ている。この排出路37は、ロアケーシング5の下部後
端面に開口する開口部38に連なっている。この開口部
38からはプロペラ軸10の後端部が導出されており、
このプロペラ軸10の導出部分には、プロペラ39が固
定されている。プロペラ39のボス部40は、三重筒構
造をなしており、このボス部40の内部には、内側およ
び外側中空部41,42が同軸状に形成されている。こ
れら中空部41,42の後端部は互いに連通されてお
り、内側中空部41の前端部がロアケーシング5の開口
部38に連なるとともに、外側中空部42の前端部が機
外に開口されて、排出路37に連なる排気口43を構成
している。
【0030】このような構成によれば、アッパケーシン
グ4の周壁の後部は、下方に進むに従い前方に向って略
水平に延びるように屈曲されて、オイルパン13の底面
13aと対向し合う第2の傾斜壁部4cを形成し、この
傾斜壁部4cに、オイルパン13のドレン口14に連な
るオイル抜き孔17を設けたので、このオイル抜き孔1
7を通じてドレン口14やドレンボルト18をケーシン
グ3の外方に露出させることができる。
【0031】このため、オイル抜き孔17を通じてドレ
ンボルト18を取り外せば、オイルパン13内の潤滑オ
イルを、ドレン口14およびオイル抜き孔17を介して
ケーシング3の外方に排出することができる。よって、
オイルパン13をケーシング3と別体として、このケー
シング3の内側に収容した構成でありながら、このケー
シング3にエンジン7を取り付けたままの状態で潤滑オ
イルの交換作業を行うことができる。
【0032】しかも、ドレン口14に連なるオイル抜き
孔17は、アッパーケーシング4の後部の第2の傾斜壁
部4cに開口されているので、船外機1をティルトアッ
プさせて、ケーシング3の第1の傾斜壁部4bから垂直
壁部4dに至る部分を上向きにした状態では、オイル抜
き孔17が水面よりも高い位置に移動されるとともに、
このオイル抜き孔17の周囲が上方に向けて広く開放さ
れることになる。
【0033】このため、船外機1をティルトアップさせ
た状態でも、オイル抜き孔17の位置に容易に手が届
き、作業者は無理な姿勢を強いられることなくオイル抜
き孔17を通じて潤滑オイルを排出することができる。
よって、オイル交換の毎にエンジン7を取り外す必要が
ないことと合わせて、海上や湖上でオイル交換作業を余
儀なくされた場合でも、作業を簡単に行うことができ
る。なお、本発明は、上記第1実施例に制約されるもの
ではなく、図7に本発明の第2実施例を示す。
【0034】この第2実施例において上記第1実施例と
相違する点は、排気管21を冷却する部分の構成にあ
り、それ以外の点は上記第1実施例と同一であるので、
第1実施例と同一の構成部分には同一の参照符号を付し
て、説明を省略する。
【0035】図7に示すように、排気管21のオイルパ
ン13の底面13aから突出された部分の外周面には、
径方向外側に張り出すフランジ部51が形成されてい
る。フランジ部51は、オイルパン13の底面13aに
当接するとともに、ボルト52を介してオイルパン13
に固定されており、このフランジ部51は、排気管挿通
路20の下端開口部を閉塞している。
【0036】そして、フランジ部51には、ウオータジ
ャケット22と排気膨張室23とを連通させる流出孔5
3が形成されている。流出孔53の口径は、ここから流
出する冷却水の流出量よりも、バイパス孔36を介して
ウオータジャケット22に流入する冷却水の流入量の方
が大きくなるように設定されている。したがって、ウオ
ータジャケット22には、冷却水が一時的に貯留される
ようになっている。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、オイルパ
ンをケーシングと別体としたにも拘らず、このケーシン
グにエンジンを取り付けたままの状態で、オイルパン内
の潤滑オイルをケーシングの外方に排出することができ
る。
【0038】しかも、ドレン口に連なるオイル抜き孔
は、ケーシングの後部の壁面に開口されているので、船
外機をティルトアップさせて、ケーシングの後部の壁面
を上向きにした状態では、オイル抜き孔が水面よりも高
い位置に移動されるとともに、このオイル抜き孔の周囲
が上方に向けて広く開放されることになる。このため、
船外機をティルトアップさせた状態でも、オイル抜き孔
の位置に容易に手が届き、作業者は無理な姿勢を強いら
れることなくオイル抜き孔を通じて潤滑オイルを排出で
きるので、オイル交換の毎にエンジンを取り外す必要が
ないことと合わせて、海上や湖上でオイル交換作業を余
儀なくされた場合でも、作業を簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるアッパーケーシン
グとオイルパン回りの断面図。
【図2】船外機全体を一部断面で示す側面図。
【図3】エキゾーストガイドの下面図。
【図4】図3のAーA線に沿う断面図。
【図5】オイルパンの平面図。
【図6】図1のBーB線に沿う断面図。
【図7】本発明の第2実施例におけるアッパーケーシン
グとオイルパン回りの断面図。
【符号の説明】
2…ブラケット、 3…ケーシング、 4c…
後部壁面(第2の傾斜壁部)、 7…エ
ンジン、 13…オイルパン、13a…底面、
14…ドレン口、 17…オイル抜き孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる中空なケーシングの上
    端部にエンジンを配置し、 このエンジンの潤滑オイルを蓄えるオイルパンを、上記
    ケーシングの内部に収容するとともに、 上記ケーシングの前端部を、ブラケットを介してティル
    トアップおよびティルトダウン可能に船体に取り付けた
    船外機において、 上記オイルパンの底面に、オイル排出用のドレン口を設
    けるとともに、 上記ケーシングの後部壁面には、上記ドレン口に連なる
    オイル抜き孔を設けたことを特徴とする船外機。
JP4347969A 1992-12-28 1992-12-28 船外機 Expired - Lifetime JPH0669799B2 (ja)

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JP4347969A JPH0669799B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 船外機

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JP56142664A Division JPS5843895A (ja) 1981-09-10 1981-09-10 船外機

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JPH05246391A true JPH05246391A (ja) 1993-09-24
JPH0669799B2 JPH0669799B2 (ja) 1994-09-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265446A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Yamaha Marine Co Ltd 船外機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265446A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Yamaha Marine Co Ltd 船外機

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