JPH05246360A - 自転車錠 - Google Patents

自転車錠

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JPH05246360A
JPH05246360A JP8264992A JP8264992A JPH05246360A JP H05246360 A JPH05246360 A JP H05246360A JP 8264992 A JP8264992 A JP 8264992A JP 8264992 A JP8264992 A JP 8264992A JP H05246360 A JPH05246360 A JP H05246360A
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JP
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lock
bicycle
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latch
cord
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JP8264992A
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Kunimasa Maruo
国政 丸尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車に乗ったままで施錠・解錠する遠隔操
作を可能とする。 【構成】ヘッドポストの上端よりも上方部に取り付ける
ための、鍵5で操作する錠機構を含む第1錠1と、ホイ
ール近傍に取り付けるための、掛け金30を有する錠機
構を含む第2錠2とに分け、第1錠1の錠機構と第2錠
2の錠機構を索条3で連結し、第1錠1を鍵5で操作す
ることで索条3を介して掛け金30を互いに隣接するス
ポークの間に対して進退させて施錠・解錠するように構
成した、遠隔操作方式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自転車錠に関し、更
に詳しくは、ヘッドパイプよりも上方部に取り付けた第
1錠を操作することでフロント又はリヤーホイールの近
傍に取り付けた第2錠を作動する、いわば遠隔操作で該
ホイールに対する施錠・解錠をなすことができるように
構成した自転車錠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に使用されている自転車錠の一
種として、錠をフロントフォークに取り付け、錠のキー
ホールドに鍵を差し込んで錠の掛け金を互いに隣接する
フロントホイールのスポークに進退させて施錠・解錠操
作をするものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、公共施設、共
同住宅など多数人が集合、住むような場所のいわゆる駐
輪場などにおいては、過密並列駐輪になることが少なく
ない。こうした場所及び状況において、先に密接した自
転車列の僅かな間に後続自転車を置くような場合や、そ
の間から自転車を引き出すような場合、その自転車に前
記公知錠を装備してあると、自転車使用者は腰を曲げな
がら過密自転車列の間に手先を大きく伸ばして、錠のキ
ーホルドに鍵を差し込んで施錠・解錠操作をしなければ
ならない。こうした操作は、経験者には自明であろう
が、腕を自転車の一部や付属品にぶっつけたり衣類を引
っかけ、汚したりするばかりでなく、錠のキーホールド
がよくみえないので、煩瑣で、かつ、決して容易なこと
ではない。又、使用者が、雨中で傘を持ったままで施錠
・解錠操作をするには、腰を曲げなければならないた
め、極めて不便である。
【0004】こうしたことから、予め施錠したうえで自
転車を持ち抱えながら自転車列に置いたり、自転車を持
ち抱えて自転車列から自転車を引き出した後に解錠せざ
るをえないが、自転車を持ち抱えることは子女には困難
である。
【0005】この発明は、前記実情にかんがみ、使用者
が自転車に乗ったまま、自転車の上方部位、例えば、ハ
ンドル又はヘッドパイプの上端から露出するハンドル又
はハンドルポストにおいて、鍵による施錠・解錠操作を
することができるように錠を構成することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
のこの発明に係る自転車錠は、ヘッドパイプの上端より
も上方部に取り付け、鍵で操作する錠機構を含む第1錠
と、ホイール近傍に取り付け、該ホイールの互いに隣接
するスポークの間に対して進退し、退却方向への付勢下
に配置した掛け金を有する錠機構を含む第2錠と、前記
第1錠の錠機構に一端をかつ前記第2錠の錠機構に他端
を連結した索条とを備え、前記鍵の操作で前記第2錠の
前記掛け金の進退を操作するように構成したことにあ
る。
【0007】
【作用】第1錠を鍵で一方向へ操作すると、索条の引っ
張りで第2錠の掛け金が隣接するスポークの間に進入し
施錠される。反対に、第1錠を鍵で他方向へ操作する
と、索条の引っ張りが解除され、掛け金がこれに対する
付勢で隣接するスポークの間から退却し解錠される。
【0008】
【実施例】図面を参照して、この発明に係る自転車錠の
実施例を説明すると、以下のとおりである。
【0009】図1は、実施例に係る錠を自転車に装備し
た状態の自転車の一部を示す斜視図である。錠は、第1
錠1と、第2錠2と、これらの間を連結する索条3とか
ら構成してある。
【0010】第1錠1は、車体フレーム100のヘッド
パイプ101に回動自在に挿入保持したハンドルポスト
102の上端から両側に張り出した一側のハンドル10
3に取り付けてある。第2錠2は、ハンドルポスト10
2の下端と一体で一双のフロントフォーク104の一方
に取り付けてある。第1錠1に設けたシリンダ錠4のキ
ーホールドに鍵5を差し込んで操作することにより、索
条3を介して第2錠2の後記掛け金30をフロントホイ
ール105のスポーク106間に対して進退させるよう
にしてある。
【0011】図2は、第1錠1のハウジングを開放して
示す斜視図である。第1錠1は、本体6aと、底蓋6b
とからなるハウジング6を有する。ハウジング本体6a
の基板6cには、そのほぼ中央に前記シリンダ錠4を設
け、シリンダ錠4のプラグ(又はコア、図示せず)とと
もに、内側索条3aを外側索条3bにその長さ方向へ移
動自在に挿入してなる索条3を操作するためのリンク機
構を組み込んである。即ち、このリンク機構は、シリン
ダ錠4のプラグの内端にクランク7の一端を固定し、ク
ランク7の他端にリンク8の一端を軸9で回動自在に連
結し、ハウジング本体6aの側壁6dの一部に案内連結
管10を取り付け、外側索条3bの一端を案内連結管1
0に挿通固定し、内側索条3aの一端をリンク8の他端
に設けた連結部に挿入しネジ11で固定することで構成
してある。このリンク機構では、シリンダ錠4のプラグ
の回転を内側索条3aの直進退運動に換える。前記シリ
ンダ錠4のプラグの内端のクランク7に対する固定部上
に両端面12を円弧に形成した係合部13を有する。係
合部13は前記シリンダ錠4のプラグの先端部である
が、その先端部に別に加工して一体に固定してもよい。
係合部13と対向するハウジング本体6aの側壁6dの
一部に形成した案内溝孔14に板状のストッパ15を係
合部13に対して摺動自在に挿通するとともに、ストッ
パ15のほぼ中央部にその長さ方向へ長い案内溝孔16
に、ハウジング本体6aの基板6cに固定した案内ピン
17を摺動自在に位置させ、バネ18によってストッパ
15を常にハウジング本体6aの外側へ、即ち、係合部
13に対して退却する方向へ付勢させてある。ストッパ
15の内端にはストッパ15の長さ方向へ係合部13の
両側と係合して前記シリンダ錠4のプラグの回動操作を
阻止する直状の係合溝19と、係合溝19の外側にこれ
と連続して係合部13の断面長さ寸法よりも小さくない
径寸法を有し、係合溝19から離脱して位置したとき前
記シリンダ錠4のプラグの回動操作を許容する円形状の
係合解除溝20とを設けるとともに、ストッパ15の外
端部にこれを折曲した指当て部21とを設けてある。ス
トッパ15は、底蓋6bの板面に対して直角に内側へバ
ネ付勢下に側摺動自在に挿通し、かつ、係合溝19を係
合部13に係脱自在に臨ませて、底蓋6bに取り付ける
ことができ、この場合、係合解除溝20を必要としな
い。
【0012】ハウジング本体6aの側壁6dの一部に形
成した係止溝孔22に、ハウジング底蓋6bの一側に形
成したタブ23を係入するとともに、係止溝孔22に対
向するハウジング本体6aの側壁6dの一部に取り付け
たタブ24に、タブ23の対向する底蓋6bの一側に形
成したタブ25を重ね合わせてネジ26をねじ込むこと
で、本体6aと底蓋6bとを結合するようにしてある。
【0013】ハウジング底蓋6bの外面には、Ω状に形
成した締め付けバンド27と、ネジ28とを備えてあ
る。第1錠1を車体100に取り付けるには、例えば、
ハンドル103に締め付けバンド27とネジ28とで底
蓋6bを固定した後、前記結合に関して述べたように、
底蓋6bにハウジング本体6aを取り付けることができ
る(図1参照)。もとより、第1錠1は、ヘッドパイプ
101の上端から露出するハンドルポスト102に取り
付けるようにしてもよい。
【0014】図3は、第2錠2のハウジングを開放して
示す斜視図である。第2錠2は、本体29aと、底蓋2
9bとからなるハウジング29を有する。ハウジング本
体29aには、内側索条3aを介して掛け金30を作動
するためのリンク機構を組み込んである。即ち、このリ
ンク機構は、ハウジング本体29aの基板29cの一端
に固定したブラケット31の上面にリンク32の一端を
軸34で回動可能に支持し、リンク33の他端にスペー
サ35を介してリンク33の一端を軸36で回動可能に
連結し、ハウジング本体29aの側壁29dの一部に形
成した案内溝孔37に掛け金308を摺動自在に挿通す
るとともに、案内溝孔37と対向するハウジング本体2
9aの基板29cに固定したブラケット38の上端近傍
に形成した案内溝39に摺動自在に貫通し、掛け金30
のほぼ中央部の上面にリンク33の他端を軸408で回
動可能に連結することで構成してある。掛け金30は、
その長さ方向のほぼ中央部の側縁に突設したピン41と
ブラケット38と一体のブラケット42との間に張設し
たバネ43で常に内側へ退くように付勢してある。掛け
金30の先端部30aは、前記スポーク106に衝接し
たときでもそれを除けて進退可能なように先端へ収斂さ
せて先鋭状に形成してある。
【0015】掛け金30の移動方向又はその長さ方向と
直行し、かつ、リンク32,33の連結部と対向する部
位のハウジング本体29aの側壁29dに案内連結管4
4と、リンク32,33の連結部の下面に軸36を利用
して取り付けた連結片45とを設けてある。前記第1錠
1のリンク8には索条3の内側索条3aの一端を連結し
てあることは前述したとおりである。第2錠2では、索
条3の他端近傍部を案内連結管44に挿通固定し、内側
索条3aの他端を案内連結管44に固定してある。従っ
て、互いに連結したリンク32,33は、内側索条3a
の引っ張り及び戻し動作で、軸34,36,40を支点
として屈伸運動をするとともに、それによって掛け金3
0が進退する。
【0016】ハウジング底蓋29bの内面に配設した複
数の脚46の端面をハウジング本体29aの基板29c
に当接して基板29cの外面からネジ47をねじ込むこ
とで、ハウジング本体29aと底蓋29bとを結合する
ようにしてある。
【0017】基板29cの外面には、Ω状に形成した締
め付けバンド48と、ネジ49とを備えてある。第2錠
2を車体フレーム100に取り付けるには、前記フロン
トフォーク104に締め付けバンド48とネジ49固定
する(図1参照)。
【0018】次に、図4〜図6を参照して、実施例に係
る自転車錠の操作及びその機構の動作について説明する
と、以下のとおりである。
【0019】図4及び図5は、前記シリンダ錠4の解錠
状態の第1錠1と第2錠2の平面図を示す。図6は、前
記シリンダ錠4の施錠状態の第1錠1と第2錠2の平面
図を示す。図4に示す状態では、ストッパ15はバネ1
8の付勢で図4において右側へ後退し、係合溝19は係
合部13に係合しており、リンク32,33は、バネ4
3の付勢で、軸34が位置するリンク32の端部に対し
て軸40が位置するリンク33の端部が近接し、軸36
を中心とし互いにほぼ90度の角度をなし、掛け金30
が前記フロントスポーク106の間に進入していない。
そして、係合溝19が係合部13に係合しているから、
前記シリンダ錠4を前記鍵5で操作することが不可能で
ある。
【0020】この状態で、前記シリンダ錠4を前記鍵5
で操作して施錠するには、図5に示すように、先ず、ス
トッパ15の指当て部21に指を当接してストッパ15
を図5において右側へ押圧し前進させることで、係合部
13に係合溝19を経て係合解除溝20を位置させる。
【0021】次いで、前記押圧状態を保ちながら、図6
に示すように、前記シリンダ錠4を前記鍵5で操作して
前記シリンダ錠4のプラグと一体のクランク7を図6に
おいて時計方向へ旋回させ、リンク8を介して内側索条
3aを図6において上方へ引っ張る。この引っ張りで、
バネ43の付勢に抗してリンク32,33を互いに直線
状に整列させ、掛け金30を図6において左側へ前進さ
せる。この前進で、掛け金30を前記フロントスポーク
106の間に介在させる。リンク32,33の直線状整
列では、これは、掛け金30の軸線方向へ押圧しても移
動しない死点位置にあり、従ってまた、掛け金30もそ
の進退方向へ移動することもない。もとより、こうした
ロック操作を終えると、前記シリンダ錠4の前記鍵5を
抜き取っておく。
【0022】こうした施錠状態から解錠状態にするため
には、前記シリンダ錠4を前記鍵5で再び操作すればよ
い。この操作を終えたとき、第1錠1及び第2錠2は、
図4に示す状態に復帰する。
【0023】こうした解錠状態で、前記シリンダ錠4が
前記鍵5を保持させたままにしておく型式のものである
場合、例えば、ハンドル103に手を伸ばすことができ
る部位の自転車に補助椅子を装備してこれに子供を乗せ
て自転車を運転しているとき、是非を弁別できない年齢
の低い子供が悪戯で前記鍵5を操作することがないとは
いえない。もしその悪戯をすると、前述の説明から理解
されるように、掛け金30が回転する前記フロントホイ
ール105の隣接するスポーク106の間に不用意に進
入し、自転車を転倒させるなどの事故を惹起するという
危険がある。ストッパ15はまさにそうした子供の悪戯
を未然に防止するために設けてある。
【0024】第1錠1はシリンダ錠4のプラグを含むリ
ンク機構で、第2錠2は掛け金30を含むリンク機構で
をそれぞれ構成した例を示したが、当業者には明らかな
ように、それら両機構又はその一方をカム機構に換える
ことができる。又、第1錠1の錠機構もシリンダ錠4に
換えて鍵を摺動させて操作する公知の自転車錠の機構を
採用することもできる。第1錠1及び第2錠2の全部又
は機構主要部を構成する部材及び内側索条3aは金属で
製作し、外側索条3bは可撓性を有する合成樹脂などか
ら製作することが好ましいが、特に内側索条3aは数本
の細い鋼線を収束して撚ってあって容易に切断しないも
のが好ましい。又、第2錠2は、フロントフォークに取
り付けることが好ましいが、リヤーホイールの近傍に固
定し、該ホイールを施錠するようにすることもできる。
【0025】
【発明の効果】この発明に係る自転車錠によれば、自転
車錠は、遠隔操作方式であって、ヘッドパイプの上端よ
りも上方部に取り付けるための、鍵で操作する錠機構を
含む第1錠と、ホイール近傍にに取り付けるための、掛
け金を有する錠機構を含む第2錠とに分け、第1錠の錠
機構と第2錠の錠機構を索条で連結し、第1錠を鍵で操
作することで索条を介して掛け金を互いに隣接するスポ
ークの間に対して進退させて施錠・解錠するように構成
してある。
【0026】従って、使用者が自転車に乗ったままや、
雨中で傘を持ったままでも、自転車の上方部位、即ち、
ハンドル又はヘッドパイプの上端から露出するハンドル
ポストよりも上方部位において施錠・解錠操作をするこ
とができる。従ってまた、公共施設、共同住宅など多数
人が集合、住むような場所のいわゆる駐輪場などの過密
並列駐輪になるような場所においても、鍵による施錠・
解錠操作が頗る簡便であり、特に子女用自転車錠として
極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る錠を自転車に装備した
状態の自転車の一部を示す斜視図。
【図2】前記錠の一方を構成する第1錠のハウジングを
開放して示す斜視図。
【図3】前記錠の他方を構成する第2錠のハウジングを
開放して示す斜視図。
【図4】前記第1錠及び第2錠のハウジングを開放した
それら錠の解錠状態を示す平面図。
【図5】前記第1錠のハウジングを開放し、施錠状態へ
移行するための準備段階の解錠状態を示す平面図。
【図6】前記第1錠及び第2錠のハウジングを開放した
それら錠の施錠状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 第1錠 2 第2錠 3 索条 5 鍵 30 掛け金
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】この発明は、前記実情にかんがみ、使用者
が自転車に乗ったまま、自転車の上方部位、例えば、ハ
ンドル又はヘッドパイプの上端から露出するハンドルポ
ストにおいて、鍵による施錠・解錠操作をすることがで
きるように錠を構成することを課題とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図2は、第1錠1のハウジングを開放して
示す斜視図である。第1錠1は、本体6aと、底蓋6b
とからなるハウジング6を有する。ハウジング本体6a
の基板6cには、そのほぼ中央に前記シリンダ錠4を設
け、シリンダ錠4のプラグ(又はコア、図示せず)とと
もに、内側索条3aを外側索条3bにその長さ方向へ移
動自在に挿入してなる索条3を操作するためのリンク機
構を組み込んである。即ち、このリンク機構は、シリン
ダ錠4のプラグの内端にクランク7の一端を固定し、ク
ランク7の他端にリンク8の一端を軸9で回動自在に連
結し、ハウジング本体6aの側壁6dの一部に案内連結
管10を取り付け、外側索条3bの一端を案内連結管1
0に挿通固定し、内側索条3aの一端をリンク8の他端
に設けた連結部に挿入しネジ11で固定することで構成
してある。このリンク機構では、シリンダ錠4のプラグ
の回転を内側索条3aの直進退運動に換える。前記シリ
ンダ錠4のプラグの内端のクランク7に対する固定部上
に両端面12を円弧に形成した係合部13を有する。係
合部13は前記シリンダ錠4のプラグの先端部である
が、その先端部に別に加工して一体に固定してもよい。
係合部13と対向するハウジング本体6aの側壁6dの
一部に形成した案内溝孔14に板状のストッパ15を係
合部13に対して摺動自在に挿通するとともに、ストッ
パ15のほぼ中央部その長さ方向へ長い案内溝孔16
に、ハウジング本体6aの基板6cに固定した案内ピン
17を摺動自在に位置させ、バネ18によってストッパ
15を常にハウジング本体6aの外側へ、即ち、係合部
13に対して退却する方向へ付勢させてある。ストッパ
15の内端にはストッパ15の長さ方向へ係合部13の
両側と係合して前記シリンダ錠4のプラグの回動操作を
阻止する直状の係合溝19と、係合溝19の外側にこれ
と連続して係合部13の断面長さ寸法よりも小さくない
径寸法を有し、係合溝19から離脱して位置したとき前
記シリンダ錠4のプラグの回動操作を許容する円形状の
係合解除溝20とを設けるとともに、ストッパ15の外
端部にこれを折曲した指当て部21とを設けてある。ス
トッパ15は、底蓋6bの板面に対して直角に内側へバ
ネ付勢下に摺動自在に挿通し、かつ、係合溝19を係合
部13に係脱自在に臨ませて、底蓋6bに取り付けるこ
とができ、この場合、係合解除溝20を必要としない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】基板29cの外面には、Ω状に形成した締
め付けバンド48と、ネジ49とを備えてある。第2錠
2を車体フレーム100に取り付けるには、前記フロン
トフォーク104に締め付けバンド48とネジ49で
定する(図1参照)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】この状態で、前記シリンダ錠4を前記鍵5
で操作して施錠するには、図5に示すように、先ず、ス
トッパ15の指当て部21に指を当接してストッパ15
を図5において左側へ押圧し前進させることで、係合部
13に係合溝19を経て係合解除溝20を位置させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】この発明に係る自転車錠によれば、自転車
錠は、遠隔操作方式であって、ヘッドパイプの上端より
も上方部に取り付けるための、鍵で操作する錠機構を含
む第1錠と、ホイール近傍に取り付けるための、掛け金
を有する錠機構を含む第2錠とに分け、第1錠の錠機構
と第2錠の錠機構を索条で連結し、第1錠を鍵で操作す
ることで索条を介して掛け金を互いに隣接するスポーク
の間に対して進退させて施錠・解錠するように構成して
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプの上端よりも上方部に取り付
    け、鍵で操作する錠機構を含む第1錠と、 ホイール近傍に取り付け、該ホイールの互いに隣接する
    スポークの間に対して進退し、退却方向への付勢下に配
    置した掛け金を有する錠機構を含む第2錠と、前記第1
    錠の錠機構に一端をかつ前記第2錠の錠機構に他端を連
    結した索条とを備え、 前記鍵の操作で前記第2錠の前記掛け金の進退を操作す
    るように構成した自転車錠。
JP8264992A 1992-03-04 1992-03-04 自転車錠 Withdrawn JPH05246360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8264992A JPH05246360A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 自転車錠

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8264992A JPH05246360A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 自転車錠

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ID=13780282

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8264992A Withdrawn JPH05246360A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 自転車錠

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JP (1) JPH05246360A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121033A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Nikko Corp 自転車の手元操作装置
US7712803B2 (en) 2004-03-30 2010-05-11 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Handle apparatus for vehicle door

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US7712803B2 (en) 2004-03-30 2010-05-11 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Handle apparatus for vehicle door
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