JPH05246048A - カラーインクジェット記録装置の印字方法 - Google Patents

カラーインクジェット記録装置の印字方法

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JPH05246048A
JPH05246048A JP4045191A JP4519192A JPH05246048A JP H05246048 A JPH05246048 A JP H05246048A JP 4045191 A JP4045191 A JP 4045191A JP 4519192 A JP4519192 A JP 4519192A JP H05246048 A JPH05246048 A JP H05246048A
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JP
Japan
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data
line
nozzle group
printing
nozzle
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JP4045191A
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Akira Takagi
彰 高木
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字データに応じて印字動作を切り変えるこ
とにより記録用紙の逆方向送りを排除し、多色印字にお
ける印字位置精度を向上させる。 【構成】 複数の印字動作モードを有し、処理の対象と
なるラインとその前ラインの印字データにより印字動作
モードを切り替え、ブラックノズル群Bk0、Bk1k2
並列に縦方向に連続して配置されているシアンノズル群
k、マゼンタノズル群Mk、イエローノズル群Ykを有
する印字ヘッドにて多色印字を行なうことにより、記録
用紙の逆方向送りを排除し、印字位置精度を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーインクジェット記
録装置の印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、カラーインクジェット記録装置
に用いられるカラーインクジェットヘッドのノズル配置
を示す図である。図3において、ブラック(以降Bと略
す)のインクを吐出する48個のノズルHB0〜HB4
7が一列に等間隔で配置され、BノズルHB0〜HB4
7に相対するように、シアン(以降Cと略す)のインク
を吐出する16個のノズルHC0〜HC15と、マゼン
タ(以降Mと略す)のインクを吐出する16個のノズル
HM0〜HM15と、イエロー(以降Yと略す)のイン
クを吐出するHY0〜HY15が連続して一列に配置さ
れている。
【0003】このように配置された印字ヘッドを持つカ
ラーインクジェット記録装置において、従来は、図4に
示すように印字すべき縦48ドット分の1ラインLを印
字するために印字ヘッドは、Bの最下位ノズルHB47
の位置を1ラインLの最下位ドット位置P00に合わせて
印字命令を待つようにしている。そして、1ラインLの
データが揃った時点で印字ヘッドは印字命令を受けて水
平方向に移動し、印字を行なう。であるから、1ライン
L上のデータが全てBのデータであった場合には印字ヘ
ッドの一回の水平方向走査により全てのデータが印字で
きる。しかし、1ラインLを上位から縦16ドットずつ
に分割したバンドB0 、B1 、B2 において、バンドB
0 の位置にYデータが存在する場合は、HY15の位置
をバンドB0 の最下位ドット位置P01に合わせるべく記
録用紙を逆方向に送った後、ノズルHY0〜HY15に
よりYデータの印字を行いB、C、M、Y及びそれらの
混合によるカラー印字を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、このようにノ
ズルの数がもっとも多いB印字を基準にヘッドの印字待
機位置を制御しているため、1ライン中にBデータと他
色のデータが混在した場合には記録用紙の逆方向送り動
作が必要となり、スループットの低下や縦方向の印字位
置精度の保証が難しいものとなっていた。
【0005】本発明はこの様な問題に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、逆紙送り動作を不要と
し、印字位置精度を改善したインクジェット記録装置の
印字方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ブラックインクを吐出す
る3n個のノズルからなるブラックノズル群と、シアン
のインクを吐出するn個のノズルからなるシアンノズル
群と、マゼンタのインクを吐出するn個のノズルからな
るマゼンタノズル群と、イエローのインクを吐出するn
個のノズルからなるイエローノズル群とを有し、前記シ
アンノズル群と前記マゼンタノズル群と、前記イエロー
ノズル群が縦方向に連続して配置されている印字ヘッド
を持ち、印字指令に応じて印字ヘッドからブラック、シ
アン、マゼンタ、イエローのインク滴を吐出するオンデ
マンド型のカラーインクジェット記録装置において、縦
3nドットの印字幅を持つ1ラインを連続した縦nドッ
トの3個のバンドに分割し、前記ブラックノズル群の最
下位ノズルを前記1ラインの最上位バンドの最下位ドッ
ト位置に合わせて前記1ラインに対する印字命令を待
ち、複数の印字動作モードを有し、前記1ライン中の印
字データと前記1ラインと連続した前ラインの印字デー
タに応じて印字動作モードを切り変えることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明によれば1ライン中の色データと前ライ
ンの色データに応じて印字動作を切り替えることにより
記録用紙の逆方向送りを排除して逆方向送りに起因する
縦方向の印字位置精度を向上させることが可能となり、
スループットの低下を抑止することができる。
【0008】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0009】図2は本実施例におけるカラーインクジェ
ット記録装置の構成を示している。印字ヘッド1はキャ
リッジ2に搭載され、キャリッジ前支持軸3およびキャ
リッジ後支持軸4に支持され、図示せぬキャリッジモー
タで記録用紙5の搬送方向に対して直行方向に走査され
印字が行なわれる。記録紙5は、プラテン6に巻付けら
れ、プラテン6の軸上に設けられた歯車7を介して紙送
りモータ8の駆動力を伝達しプラテン6を回転させ紙送
りを行う。
【0010】図3は前述の印字ヘッド1を背面から見た
ときのノズル配置図であり、再度より詳しく説明する。
【0011】Bインクを吐出するノズルはHB0〜HB
47の48個であり、各ノズルは縦方向1/360イン
チの等間隔をもって配置されている。HB0〜HB15
のノズル群をBk0、HB16〜HB31のノズル群をB
k1、HB32〜HB47のノズル群をBk2とする。
【0012】Cインクを吐出するノズルはHC0〜HC
15の16個であり、ノズル間隔はHB0〜HB47と
同様1/360インチとなっている。Cノズルの最下位
ノズルHC15はBノズルのHB15と同じ水平位置に
ある。HC0〜HC15のノズル群をCk とする。
【0013】Mインクを吐出するノズルはHM0〜HM
15の16個であり、ノズル間隔はHB0〜HB47と
同様1/360インチとなっている。Mノズルの最下位
ノズルHM15はBノズルのHB31と同じ水平位置に
ある。HM0〜HM15の形成するノズル群をMk とす
る。
【0014】Yインクを吐出するノズルはHY0〜HY
15の16個であり、ノズル間隔はHB0〜HB47と
同様1/360インチとなっている。Yノズルの最下位
ノズルHY15はBノズルのHB47と同じ水平位置に
ある。HY0〜HY15のノズル群をYk とする。
【0015】図1は記録用紙5上に印字されるラインL
i を中心に、前に位置するラインLi-1 、後に位置する
ラインLi+1 の位置と印字ヘッド1の位置関係を示す図
である。ラインLi は縦48ドットで構成され、16ド
ットごとに3つのバンドに分割される。バンドは上から
順にBi0、Bi1、Bi2とする。ラインLi-1、Li+1も各
々B(i-1)0、B(i-1)1、B(i-1)2及びB(i+1)0、B
(i+1)1、B(i+1)2に分割される。印字ヘッド1の位置
は、HB47の位置を基準として記述される。ラインL
i を印字する場合、印字ヘッド1はバンドBi0の最下位
ドット(上から16ドットめ)に位置してラインLi
印字命令を待つ。このときのノズル群Bk0、Ck はライ
ンLi の前ラインLi-1 のバンドB(i-1)1に相当する位
置にある。また、ノズル群Bk1、Mk は前ラインLi-1
のバンドB(i-1)2に相当する位置にある。即ち、この状
態においては印字ヘッド1はラインLi の印字命令を待
つとともに、ラインLi のバンドBi0におけるYデータ
及びBデータとラインLi-1 のバンドB(i-1)1における
Cデータ及びBデータ 、バンドB(i-1)2におけるMデ
ータ及びBデータを同時に印字できる位置にいることを
示している。
【0016】以下図5、図6、図7、図8に基づき、本
実施例の動作を説明する。
【0017】図5は記録用紙5上に印字される先頭ライ
ンL0 から後に位置するラインL1、L2 の位置と印字
ヘッド1の位置関係を示す図である。
【0018】図6は本実施例におけるカラーインクジェ
ット記録装置の印字動作を制御する手順を示すフローチ
ャ−トである。
【0019】図7は図6におけるST2、即ちラインL
i を印字する際の動作を制御する手順を示すフローチャ
−トである。
【0020】図8は図6におけるST5、即ち印字動作
終了の際に未印字データの処理手順を示すフローチャ−
トである。
【0021】印字ヘッド1はラインLi 上のバンドBi0
の最下位ドットであるP0 の位置で印字を待っている。
印字動作が開始されると、ST1により印字データ制御
のための変数i、Fci 、Fci-1 が各々’0’にクリ
アされる。ここで、iは処理の対象となるラインの番号
を示す変数である。Fci はラインLi の状態を示す変
数で、ラインLi 上にBデータのみが存在するとき’
0’、C、M、Yいずれかのデータが存在するとき’
1’となる。即ち、カラー印字が必要なときに’1’と
なる。Fci-1 は現在処理の対象となっているラインの
1つ前のラインの状態を示す変数で、ラインLi-1 がカ
ラー印字を必要とするとき’1’となり、Bデータのみ
のとき’0’となる。
【0022】このとき印字の対象となるラインはL0
(Li ;i=0)となる。前ラインL-1(Li-1 ;i=
0)は記録紙面5上には存在しない。ラインL-1はデー
タのみ存在し、そのデータは0(非印字)でクリアされ
ているものとする。
【0023】ST2においてラインL0 のデータ処理が
開始される。
【0024】ラインL0 の印字データが全て展開された
後(ST10)、ラインL0 上にB以外の色の印字デー
タが存在するかどうかチェックする(ST11)。もし
存在する場合は変数Fc0 を’1’にセットする(ST
12)。次に前ラインにB以外の色の印字データが存在
したかをチェックする(ST14)。前ラインのL-1
データは’0’クリアされており、Fc-1も’0’にな
っているため、ST15に分岐する。
【0025】(処理手順1)前ラインにBデータ以外存
在せず、処理の対象となるラインにB以外のデータが存
在する場合。
【0026】ST15ではL0 のバンドB00(Bi0;i
=0)の領域上に存在するYデータとBデータを各々ノ
ズル群Yk 、Bk2にて印字を行なう。印字ヘッド1は記
録用紙5上P0 の位置にいるため、B00に相当するYデ
ータ、Bデータの16ドット分が印字される。仮にCデ
ータ、Mデータが存在してもST15においては処理さ
れない。
【0027】続いて記録用紙5が順方向にバンドB00
幅(16ドット)だけ送られるように紙送りモータ8を
駆動する(ST21)。ST21により印字ヘッド1の
記録用紙5上における位置はP0 からP1 へと移動す
る。これによりノズル群Yk 、Bk2はバンドB01に相当
する位置に移動し、バンドB00に相当する位置には
k、Bk1が移動する。ST21〜ST36はすべて記
録用紙5を1個のバンド幅だけ順方向に移動させる機能
を持つ。
【0028】ST16において、バンドB01(Bi1;i
=0)の領域上に存在するYデータとBデータは各々ノ
ズル群Yk 、Bk2にて印字される。また、バンドB00
領域上に存在するMデータはノズル群Mk にて印字され
る。バンドB00の領域上に存在するBデータはST15
においてノズル群Bk2により既に印字されているため、
ノズル群Bk1は稼働しない。
【0029】続いてST22により印字ヘッド1は記録
用紙5上の位置P2 に移動する。これによりノズル群Y
k 、Bk2はバンドB02に相当する位置に、ノズル群M
k 、Bk1はB01に、ノズル群Ck 、Bk0はB00に相当す
る位置に移動する。
【0030】ST17において、バンドB02(Bi2;i
=0)の領域上に存在するYデータとBデータが各々ノ
ズル群Yk 、Bk2により印字される。また、バンドB01
の領域上に存在するMデータがMk のノズル群により印
字される。ノズル群Ck はバンドB00上に存在するCデ
ータを印字する。ノズル群Bk0、Bk1は非稼働である。
この時点でラインL0 におけるバンドB00のデータはす
べて印字されたことになる。
【0031】続いてST23により印字ヘッド1は記録
用紙5上の位置P3 に移動する。
【0032】ノズル群Ck 、Mk は各々ラインL0 上の
バンドB01、B02に相当する位置に移動する。ノズル群
k 、Mk2はラインL0 の次のラインL1 (Li+1 ;i
=0)上のバンドB10(B(i+1)0;i=0)に相当する
位置に移動する。この段階でラインL-1の領域にかかる
ノズル群は存在せず、ラインL-1のデータも必要なくな
るため、変数Fc-1を’0’にクリアする(ST3
7)。
【0033】この時点ではラインL0 上のバンドB01
おいてはCデータが、B02においてはMデータとCデー
タが未印字である。しかし、ラインL1 のデータが未展
開であり、ノズル群Yk 、Bk2の印字すべきデータが確
定しないためL0 上の未印字のデータを残し、印字ヘッ
ド1を位置P3 に待たせてラインL1 の処理に移る。
【0034】(処理手順2)前ラインにBデータ以外の
データが存在せず、処理の対象となるラインにもB以外
のデータが存在しない場合。
【0035】ST11まで戻って、L0 上にBデータし
か存在しない場合を考える。この場合はST13に分岐
しFc0 は’0’にクリアされる。続いてFc-1は’
0’クリアされているため、処理はST27からST3
1に分岐する。
【0036】ラインL0 にはBデータしか存在しないた
め、バンドB00、B01、B02のBデータは各々ノズル群
k0、Bk1、Bk2により1回の水平走査で印字可能であ
る。印字ヘッド1はP0 に位置しているため、ST31
では記録用紙5を32ドット順方向に送って印字ヘッド
1を位置P2 に移動する。
【0037】ST32においてバンドB00、B01、B02
のBデータは各々ノズル群Bk0、Bk1、Bk2により印字
される。これでラインL0 上の全てのデータは印字され
る。続いてST36により印字ヘッド1は記録用紙5上
の位置P3 に移動し、ST37でFc-1を’0’クリア
した後、ラインL1のデータを待つ。
【0038】(終了処理手順1)最後に処理したライン
上にB以外のデータが存在する場合。
【0039】ST3においてすべての印字が終了した場
合は終了処理(ST5)に移る。ST5では前述したラ
インL0 上の未印字データの処理を行なう。ST5に分
岐が起こった場合はライン番号を示す変数iは0のまま
であるため、ST40ではFc0 のチェックを行なう。
【0040】ラインL0 にB以外のカラーデータが存在
する場合のFc0 は’1’である。よってST40に分
岐し、未印字であったバンドB01のCデータをノズル群
kで、バンドB02のMデータをノズル群Mk で印字す
る。さらにST42により印字ヘッド1が位置P4 に移
動した後、ラインL0 の最後のデータであるバンドB02
のCデータをノズル群Ck で印字する。この時点でライ
ンL0 のすべての印字データが印字され、終了する。
【0041】(終了処理手順2)最後に処理したライン
にB以外のデータが存在しない場合。
【0042】ラインL0 にBデータのみが存在する場合
のFc0 は’0’である。前述のようにBデータのみの
場合は1回の水平走査で全てのデータが印字されるた
め、未印字のデータはない。よってST40〜ST43
の処理は必要なく、このままの状態で終了する。
【0043】ST3において印字を終了せず、次のライ
ンL1 のデータが入力された場合、処理はST4に分岐
し、変数iは+1されi=1となって再びST2に入り
ラインL1 (Li ;i=1)の処理を行なう。
【0044】ST10にてラインL1のすべてのデータ
が展開されたことを確認後ST11においてラインL1
上にB以外のデータの存在をチェックする。
【0045】(処理手順3)前ラインにBデータ以外の
データが存在し、処理の対象となるラインにもB以外の
データが存在する場合。
【0046】ラインL1 上にB以外のデ−タが存在した
場合はST12に分岐し、Fc1 (Fci ;i=1)
は’1’にセットされる。
【0047】ST14ではFc0 (Fci-1 ;i=1)
をチェックする。前ラインL0 にB以外のデータが存在
する場合はFc0 =’1’であるため、処理はST18
に分岐する。
【0048】処理手順1で述べたように前ライン上にB
以外のデータが存在する場合は未印字のデータが存在す
るため、ラインL1 のデータと同時に前ラインL0 (L
i-1;i=1)の未印字データも印字しなければならな
い。前ラインL0 の未印字データはバンドB01(B
(i-1)1;i=1)のCデータと、バンドB
02(B(i-1)2;i=1)のMデータ、Cデータである。
印字ヘッド1はP3 に位置しているため、バンドB01
Cデータをノズル群Ck 、バンドB02のMデータをノズ
ル群Mk、バンドB10(Bi0;i=1)のYデータ、B
データを各々ノズル群Yk 、Bk2にて印字する。
【0049】続いてST24により印字ヘッド1は位置
4 に移動する。
【0050】ST19においてバンドB11(Bi1;i=
1)のYデータ、Bデータを各々ノズル群Yk 、Bk
て印字する。また、バンドB10(Bi0;i=1)のMデ
ータをノズル群Mk にて印字する。前ラインL0 の最後
の未印字データであるバンドB02のCデータをノズル群
k にて印字する。
【0051】ST25により印字ヘッド1を位置P5
移動し、バンドB10のCデータをノズル群Ck 、バンド
12のMデータをノズル群Mk 、バンドB12のYデー
タ、Bデータを各々ノズル群Ck 、Bk2により印字した
後、ST26により印字ヘッドは位置P6に移動する。
この時点でラインL1 上のバンドB12のMデータ、Bデ
ータ及びバンドB11上のCデータは未印字であるが、ラ
インL2 上のデータが確定しないため、印字ヘッド1は
位置P6 で待ち、ST37においてFc0 を’0’クリ
アした後、処理手順1と同様に次のラインL2 の処理に
移る。
【0052】(処理手順4)前ラインにBデータ以外の
データが存在し、処理の対象となるラインにB以外のデ
ータが存在しない場合。
【0053】ST11まで戻って、ラインL1 上にB以
外のデータが存在しない場合はST13に分岐し、Fc
1 は’1’にセットされる。
【0054】続いてFc0 をチェックし、ラインL0
B以外のデータが存在する場合にはST28に分岐す
る。
【0055】ST28で印字ヘッド1はP3 に位置して
おり、ラインL0 上の未印字データのうちバンドB01
Cデータ、バンドB02のMデータを各々ノズル群Ck
kにて印字する。
【0056】ST34により印字ヘッド1を位置P4
移動した後、ST29においてラインL0 の最後の未印
字データであるバンドB02のCデータをノズル群Ck
て印字する。
【0057】続いてST30により印字ヘッド1は位置
5 に移動する。ST30においてラインL1 上の全て
のデータ(バンドB10、バンドB11、バンドB12のBデ
ータ)をノズル群Bk0、Bk1、Bk2により印字した後、
ST35により印字ヘッド1は位置P6 に移動する。
【0058】この時点でラインL0 上の未印字データ、
ラインL1 上の全てのデータは印字が終了し、印字ヘッ
ド1は位置P6 にて待ち、ST37でFc0 を’0’ク
リアして次のラインの処理に移る。
【0059】このように前ラインにB以外のデータが存
在する場合には、前ラインの未印字データが存在し、前
ラインにB以外のデータが存在しない場合には前ライン
の未印字データは存在しない。前ラインの未印字データ
の有無と、処理の対象となっているライン上のデータに
応じて印字処理の手順を替えることと、印字ヘッド1が
処理の対象となるラインの最も上方に位置するバンドの
位置で印字命令を待つことにより、逆方向の紙送り動作
は必要なくなる。そのため、従来問題であった逆方向紙
送りによる縦方向の印字位置精度の劣化を防ぐことがで
きる。また、必要最小限の順方向紙送り動作のみで多色
印字が実現できるため、多色印字によるスループットの
低下を極力小さくすることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば逆
方向の紙送り動作を省略でき、縦方向の印字位置精度の
劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーインクジェット記録装置の印字
ヘッドと記録用紙上に印字される行の位置関係を示す図
である。
【図2】本発明のカラーインクジェット記録装置の構成
を示す斜視図である。
【図3】カラーインクジェット記録装置の印字ヘッドの
ノズル配置を示す図である。
【図4】従来のカラーインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドと記録用紙上に印字される行の位置関係を示す図で
ある。
【図5】実施例の印字動作を説明する図である。
【図6】実施例の処理手順を示すフローチャ−トであ
る。
【図7】実施例の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】実施例の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…印字ヘッド 2…キャリッジ 3…キャリッジ前支持軸 4…キャリッジ後支持軸 5…記録用紙 6…プラテン 7…歯車 8…紙送りモータ HB0〜HB48…ブラック印字ノズル HC0〜HC15…シアン印字ノズル HM0〜HM15…マゼンタ印字ノズル HY0〜HY15…イエロー印字ノズル Bk0…ブラックノズル群0(HB0〜HB15) Bk1…ブラックノズル群1(HB16〜HB31) Bk2…ブラックノズル群2(HB32〜HB48) Ck …シアンノズル群(HC0〜HC15) Mk …マゼンタノズル群(HM0〜HM15) Yk …イエローノズル群(HY0〜HY15)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4色のインクを備え、ブラックのインク
    を吐出する3×n個のノズルからなるブラックノズル群
    と、シアンのインクを吐出するn個のノズルからなるシ
    アンノズル群と、マゼンタのインクを吐出するn個のノ
    ズルからなるマゼンタノズル群と、イエローのインクを
    吐出するn個のノズルからなるイエローノズル群とを有
    し、前記シアンノズル群と前記マゼンタノズル群と、前
    記イエローノズル群が前記ブラックノズル群と並列に縦
    方向に連続して配置されている印字ヘッドを持ち、印字
    指令に応じて前記印字ヘッドからブラック、シアン、マ
    ゼンタ、イエローのインク滴を吐出するオンデマンド型
    のカラーインクジェット記録装置の印字方法において、
    縦3nドットの印字幅を持つ1ラインを連続した縦nド
    ットの3個のバンドに分割し、前記ブラックノズル群の
    最下位ノズルを前記1ラインの最上位バンドの最下位ド
    ット位置に合わせて前記1ラインに対する印字命令を待
    つことを特徴とするカラーインクジェット記録装置の印
    字方法。
  2. 【請求項2】 複数の印字動作モードを有し、前記1ラ
    イン中の印字データと前記1ラインと連続した前ライン
    の印字データに応じて印字動作モードを切り変えること
    を特徴とする請求項1記載のカラーインクジェット記録
    装置の印字方法。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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