JPH08238805A - 印字制御方法 - Google Patents

印字制御方法

Info

Publication number
JPH08238805A
JPH08238805A JP7045131A JP4513195A JPH08238805A JP H08238805 A JPH08238805 A JP H08238805A JP 7045131 A JP7045131 A JP 7045131A JP 4513195 A JP4513195 A JP 4513195A JP H08238805 A JPH08238805 A JP H08238805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
head
printing
black
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7045131A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3458515B2 (ja
Inventor
Masami Furuya
雅巳 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP04513195A priority Critical patent/JP3458515B2/ja
Priority to US08/607,572 priority patent/US5692843A/en
Priority to EP96103040A priority patent/EP0730971B1/en
Priority to DE69618048T priority patent/DE69618048T2/de
Publication of JPH08238805A publication Critical patent/JPH08238805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3458515B2 publication Critical patent/JP3458515B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/10Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers
    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads
    • G06K15/105Multipass or interlaced printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0082Architecture adapted for a particular function
    • G06K2215/0094Colour printing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラックの印字領域とカラーの印字領域が混
在する画像の印字を高速に行なうことのできる印字制御
方法を提供する。 【構成】 ブラックモードでは、まず、ブラックヘッド
の印字幅分の各色の画像データを先読みする。カラーデ
ータが存在しなければ、先読みしたブラックデータすべ
てを、また、カラーデータが存在する場合には、カラー
データの直前までのブラックデータを印字し、その後カ
ラーモードに切り替わる。カラーモードでは、まず、カ
ラーヘッドにおける単色の印字幅分の画像データを先読
みし、カラーデータが存在していない場合には、さらに
ブラックヘッドの印字幅分まで先読みする。さらにカラ
ーデータが存在しなかった場合には、ヘッドの現在位置
までの全データをカラーモードで印字した後、ブラック
モードに切り替える。その他の場合には、カラーモード
での単色の印字幅ごとの印字を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーヘッドとブラッ
クヘッドとを用いて記録を行なうシリアルプリンタの印
字制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタにおける記録ヘッドの
構成として、複数の印字素子を副走査方向に配列したカ
ラーヘッドとブラックヘッドとをキャリッジ上に主走査
方向に並べて配置した2ヘッド型のプリンタが開発され
ている。このとき、カラーヘッドの印字素子列は、互い
に異なる色ごとに印字素子のグループに分割して用い
る。このようなヘッドの構成では、カラー印字を行なう
際には、カラーヘッドに配置されている1色の幅を単位
として印字を行なう。また、ブラックのみを印字する場
合には、ブラックヘッドの幅を単位として印字を行な
い、高速印字を可能としている。このような構成のヘッ
ドを用いた印字制御技術として、例えば、特願平6−5
5296号や、特願平6−272375号等に記載され
たものがある。
【0003】特願平6−272375号では、さらに、
インクジェット方式のカラーヘッドにおいて、異なる色
のグループが隣接する部分について、印字に用いない印
字素子を設けることによって、高品質の画像を得る技術
が記載されている。
【0004】また、特願平6−55296号では、ブラ
ックの記録を複数回のスキャンに分けて行ない、高画質
を得る印字制御方法が記載されている。このような複数
回のスキャンによって画像を印字する技術としては、他
に、ヘッドの構成は相違するが、例えば、特開平3−2
07665号公報等にも記載されている。
【0005】この特願平6−55296号には、さら
に、ブラックの印字素子の配列幅分の画像データを読み
込んだとき、その中にカラーデータが無ければ、そのス
キャンはブラックヘッドのみによって印字を行ない、印
字を高速化する旨の記載もある。しかし、ブラックの印
字素子の配列幅よりも小さい幅のブラックのみの印字領
域が存在しても、ブラックヘッドのみによる印字は行な
われず、さらに改良の余地があった。
【0006】別の印字制御技術として、例えば、特開平
2−233275号公報には、双方向の印字走査を行な
い、イメージのつなぎ合わせ部分では片方向走査に切り
換える印字制御技術が記載されている。また、実開昭6
4−7536号公報には、印字すべき画像データのない
ラインでは、紙送りを行なってスキップ動作を行なう技
術が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数色の印
字を行なうカラーヘッドと、ブラックの印字を行なうブ
ラックヘッドとを並置したシリアルプリンタにおいて、
ブラックの印字領域とカラーの印字領域が混在する画像
の印字を高速に行なうことのできる印字制御方法を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、キャリッジ上にカラーヘッドとブ
ラックヘッドとを主走査方向に配置し、前記カラーヘッ
ドとブラックヘッドとは複数の印字素子を副走査方向に
配列してなり、前記カラーヘッドの印字素子列は異なる
色ごとに印字素子のグループに分割され、前記ブラック
ヘッドの印字に用いる使用印字素子列の高さがカラーヘ
ッドのどの色の前記グループの印字素子列の高さよりも
高く、画像メモリから読み出された画像データに基づい
て前記カラーヘッドと前記ブラックヘッドとを駆動して
記録を行なうシリアルプリンタの印字制御方法におい
て、画像メモリから前記ブラックヘッドの前記使用印字
素子列に対応するライン数の画像データを読み出し、そ
の中にカラーデータが存在する場合には読み出された画
像データのうち先頭のラインから最初のカラーデータが
存在する直前のラインまでのライン数N1を検出し、前
記カラーヘッドの前記グループの高さに対応するライン
数N2と比較して、N1>N2のときには読み出された
前記画像データの先頭のラインからN1ラインだけの前
記画像データを前記ブラックヘッドを駆動して印字し、
N1≦N2のときには読み出された前記画像データの先
頭のラインからN2ラインだけの前記画像データを前記
カラーヘッドと前記ブラックヘッドとを駆動して印字す
る記録モードを有していることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2に記載の発明においては、キャリ
ッジ上にカラーヘッドとブラックヘッドとを主走査方向
に配置し、前記カラーヘッドとブラックヘッドとは複数
の印字素子を副走査方向に配列してなり、前記カラーヘ
ッドの印字素子列は異なる色ごとに印字素子のグループ
に分割され、前記ブラックヘッドの印字に用いる使用印
字素子列の高さがカラーヘッドのどの色の前記グループ
の印字素子列の高さよりも高く、画像メモリから読み出
された画像データに基づいて前記カラーヘッドと前記ブ
ラックヘッドとを駆動して記録を行なうシリアルプリン
タの印字制御方法において、画像メモリから前記ブラッ
クヘッドの前記使用印字素子列に対応するライン数の画
像データを読み出し、その中にカラーデータが存在する
場合には読み出された画像データのうち、先頭のライン
から最初のカラーデータが存在する直前のラインまでの
ライン数だけ、カラーデータが存在しない場合には読み
出されたすべてのラインの画像データを、前記ブラック
ヘッドを駆動して印字する記録モードを備えていること
を特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明においては、キャリ
ッジ上にカラーヘッドとブラックヘッドとを主走査方向
に配置し、前記カラーヘッドとブラックヘッドとは複数
の印字素子を副走査方向に配列してなり、前記カラーヘ
ッドの印字素子列は異なる色ごとに印字素子のグループ
に分割され、前記ブラックヘッドの印字に用いる使用印
字素子列の高さがカラーヘッドのどの色の前記グループ
の印字素子列の高さよりも高く、画像メモリから読み出
された画像データに基づいて前記カラーヘッドと前記ブ
ラックヘッドとを駆動して記録を行なうシリアルプリン
タの印字制御方法において、画像メモリから前記カラー
ヘッドの1グループの印字素子列に対応するライン数の
画像データを読み出し、読み出した画像データ中にカラ
ーデータが存在しない場合には前記ブラックヘッドの前
記使用印字素子列に対応するライン数となるまでさらに
画像データを読み出し、読み出した画像データ中にカラ
ーデータが存在しない場合には読み出した画像データの
先頭の前のラインまでの画像データについて前記カラー
ヘッドと前記ブラックヘッドとを駆動して前記カラーヘ
ッドの1グループの印字素子列に対応するライン数以下
のライン数ごとに印字を行なった後前記ブラックヘッド
のみを駆動して印字する記録モードに切り替え、その他
の場合には前記ブラックヘッドとを駆動して前記カラー
ヘッドの1グループの印字素子列に対応するライン数以
下のライン数ごとに印字を行なう記録モードを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明においては、請求項
1ないし3のいずれか1項に記載の印字制御方法におい
て、前記カラーヘッドは少なくともシアンを印字する印
字素子のグループを有し、前記カラーヘッドと前記ブラ
ックヘッドとを駆動して印字を行なう場合に、前記ブラ
ックヘッドでは、前記カラーヘッドにおけるシアンを印
字する印字素子に対応する位置の印字素子を用いてブラ
ックの印字を行なうことを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明においては、請求項
1ないし4のいずれか1項に記載の印字制御方法におい
て、前記カラーヘッドを駆動して印字を行なう際には、
前記カラーヘッドにおける各色のグループの配置に対応
した複数のラインの画像データが前記画像メモリから読
み出されることを特徴とするものである。
【0013】請求項6に記載の発明においては、請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の印字制御方法におい
て、前記画像メモリから画像データを読み出す際に、読
み出された先頭のラインから前記ブラックデータまたは
前記カラーデータが存在するラインの直前のラインまで
のライン数に基づくライン数だけラインスキップ動作を
行なった後、改めて前記画像メモリからの画像データの
読み出しを行なうことを特徴とするものである。
【0014】請求項7に記載の発明においては、請求項
3に記載の印字制御方法において、前記画像メモリから
印字のための画像データを読み出す際に、各色について
印字を行なう画像領域ごとに画像データを読み出し、こ
の読み出された画像データの先頭のラインから最初のブ
ラックデータが存在するラインの直前のラインまでのラ
イン数N3、および最初のカラーデータが存在するライ
ンの直前のラインまでのライン数N4を検出し、前記ラ
イン数N3と前記ライン数N4のうちの最小のライン数
N5を検出し、該ライン数N5だけ記録媒体を送り、前
記読み出された画像データの先頭のラインから前記ライ
ン数N5だけ先のラインから各色の画像データを読み出
すことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、画像メモリか
らブラックヘッドの使用印字素子列に対応するライン数
の画像データを先読みし、先頭のラインから最初のカラ
ーデータが存在する直前のラインまでのライン数N1を
検出する。カラーデータが無ければ、使用印字素子列に
対応するライン数をN1とすればよい。そして、カラー
ヘッドの1つのグループの高さに対応するライン数N2
と比較して、N1>N2のときには、読み出された画像
データの先頭のラインからN1ラインだけの画像データ
を、ブラックヘッドを駆動して印字する。これにより、
1回のスキャンによってライン数N2よりも多くのライ
ンを印字できるので、ライン数N2ごとにスキャンを行
なう場合に比べて、高速に印字することができる。
【0016】また、N1≦N2のときには、ブラックの
みのライン数N1を印字するよりも、カラー印字時のラ
イン数N2で印字した方が、より広い領域を印字できる
ので、N2ライン分の画像データをカラーヘッドとブラ
ックヘッドとを駆動して印字する。このようにして、印
字速度を低下させないようにすることができる。
【0017】請求項2に記載の発明においては、先頭の
ラインから最初のカラーデータが存在する直前のライン
までのライン数だけ、また、カラーデータが存在しない
場合には読み出されたすべてのラインの画像データを、
ブラックヘッドを駆動して印字する。これにより、カラ
ーデータが存在しないラインがN2ラインより多い場合
には、1回のスキャンによってライン数N2よりも多く
のラインを印字できるので、ライン数N2ごとにスキャ
ンを行なう場合に比べて、高速に印字することができ
る。また、制御処理を簡略化することもできる。
【0018】請求項3に記載の発明においては、カラー
ヘッドとブラックヘッドとを駆動して印字している場合
に、画像メモリからカラーヘッドの1グループの印字素
子列に対応するライン数の画像データを先読みし、その
中にカラーデータが存在する場合には、そのままカラー
ヘッドとブラックヘッドとを駆動して印字を行なう。先
読みした画像データ中にカラーデータが存在しない場合
には、さらにブラックヘッドの使用印字素子列に対応す
るライン数となるまで画像データを先読みする。この中
にカラーデータが存在しない場合には、先読みした画像
データの先頭の前のラインまでの画像データについて、
カラーヘッドとブラックヘッドとを駆動して印字を行な
った後、ブラックヘッドのみを駆動して印字する記録モ
ードに切り替えて印字を行なう。これにより、カラーデ
ータの存在する領域に続くブラックのみのラインを幅広
のスキャンにより高速に印字できる。このとき、先読み
時に未印字となっているカラーデータについても、支障
無く印字することができる。
【0019】カラーヘッドとブラックヘッドの両方を用
いて印字を行なう場合には、請求項4に記載の発明のよ
うに、カラーヘッドでシアンを印字する位置と同じ位置
にブラックヘッドによる印字を行なうように制御する
と、色にじみが目立ちにくく、高品質の画像を得ること
ができる。
【0020】本発明で用いているカラーヘッドでは、各
グループが印字する領域は、各グループによって異な
る。そのため、請求項5に記載の発明によれば、カラー
ヘッドを駆動して印字を行なう際には、カラーヘッドに
おける各色のグループの配置に対応した複数のラインの
画像データが画像メモリから読み出す。これにより、各
グループごとに違う領域に印字することができる。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、画像メモ
リから画像データを先読みした際に、印字すべきデータ
のないラインを検出したときには、そのラインからブラ
ックデータまたはカラーデータが存在するラインの直前
のラインまでのライン数に基づくライン数だけラインス
キップ動作を行なう。これによって、不要な印字動作を
削減することができ、さらに高速な印字を実現すること
ができる。なお、カラーデータに続く印字すべきデータ
のないラインのスキップは、請求項3に記載の発明のよ
うに、データのないラインの前までの画像データについ
てカラーヘッドとブラックヘッドとを駆動して印字を行
なった後、スキップ動作を行なえばよい。さらに、カラ
ーヘッドとブラックヘッドとを駆動して印字を行なうモ
ードにおいて、各色の印字領域内に印字データが存在し
ないときにもスキップ動作を行なうように構成すること
もできる。
【0022】請求項7に記載の発明によれば、請求項3
に記載のカラーデータの印字中においても、各色の印字
領域中の印字すべきデータのないライン数を検出し、そ
のうちの最小のライン数だけ、記録媒体を送り、スキッ
プ動作を行なうことができる。これによって、カラーデ
ータの印字中でも不要な印字スキャンを減少させ、高速
な印字を行なうことができる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の印字制御方法が適用される
記録装置の一例を示す概略構成図である。図中、1はキ
ャリッジ駆動モータ、2はタイミングベルト、3は記録
ヘッド、4はキャリッジ、5はインクタンク、6はキャ
リッジガイド、7はケーブル、8は記録用紙、9は紙送
りモータ、10はフィードロールである。ここでは、シ
リアルプリンタの一例として、インクジェット方式の記
録装置を示している。
【0024】キャリッジ4は、記録ヘッド3を搭載し、
キャリッジガイド6を摺動して、図示矢印Hの主走査方
向に往復移動する。キャリッジ4の移動は、キャリッジ
駆動モータ1によって駆動されるタイミングベルト2に
よって行なわれる。記録ヘッド3は、この例では2個
が、キャリッジ4の移動方向に配列されている。1個は
ブラックを記録するためのものであり、もう1個はブラ
ック以外の複数色、例えば、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの各色を記録するためのものである。記録ヘッド3に
は、ケーブル7が導入されており、記録ヘッド3内のヒ
ータへの給電や、駆動回路への信号の伝送等を行なう。
また、それぞれの記録ヘッド3にインクタンク5が取り
付けられ、各色のインクを供給する。各記録ヘッド3に
は、複数のノズルが配置されており、供給されたインク
がノズルから吐出され、記録用紙8に記録が行なわれ
る。記録用紙8は、紙送りモータ9によって回転駆動さ
れるフィードロール10により、図示矢印Pの方向に駆
動され、副走査が行なわれる。
【0025】図2は、本発明の印字制御方法で用いられ
る記録ヘッドの一例を示す概略図である。図中、11は
ブラック用記録ヘッド、12はカラー用記録ヘッドであ
る。それぞれの記録ヘッドには、例えば、インクジェッ
ト方式では、図中、縦方向にノズルが配列されている。
ブラック用記録ヘッド11では、配列されているすべて
のノズルあるいはその一部のノズルを用いて記録を行な
う。
【0026】カラー用記録ヘッド12では、配列されて
いるノズルが、使用するインクの色数に応じてグループ
分けされている。ここでは、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの3色のインクを用いる場合を示しており、それぞれ
の色のインクを吐出するノズルが直線状に並んでいる。
図中のBKはブラックを、Cはシアンを、Mはマゼンタ
を、Yはイエローをそれぞれ示している。カラー用記録
ヘッド12に設けられているすべてのノズルを各グルー
プに分けてもよいし、使用しないノズルを設けてもよ
い。使用しないノズルを各グループの間に配置すること
によって、ヘッド面での混色などを防止するように構成
することも可能である。なお、各色の配置の順は適宜変
更可能であるし、また、使用する色や色数についても変
更可能である。
【0027】図3は、本発明の印字制御方法を実現する
ための制御系の一例を示すブロック図である。図中、2
1はCPU、22はI/Fドライバー、23はROM、
24はRAM、25、26はモータドライバー、27は
印字タイミング生成回路、28はセンサ部、29はコン
トロールパネル、30はヘッドドライバー、31はホス
ト装置、32はキャリッジモータ、33は紙送りモー
タ、34はヘッドである。CPU21は、ROM23に
格納されている制御手順やデータ、あるいは用紙検出セ
ンサを含むセンサ部28による検出データ等に従い、R
AM24を用いながら、記録装置各部を制御する。ま
た、CPU21は、インターフェース22を介してコン
ピュータ等のホスト装置31に接続されており、ホスト
装置31から送られてくる画像データなどの記録データ
をRAM24に格納し、ホスト装置31からのコマンド
などの指令信号や記録情報信号を解読しながら記録動作
を制御する。RAM24は、CPU21の作業領域を有
しているほか、各色ごとに記録すべき画像データがドッ
ト展開されて格納される画像メモリとしても機能する。
モータドライバー25、26、ヘッドドライバー30
は、CPU21の指示に従い、それぞれ、キャリッジモ
ータ32、紙送りモータ33、ヘッド34を制御する。
印字タイミング生成回路27は、CPU21からの指示
に基づき、ヘッド34からインクを吐出するためのタイ
ミング信号を生成し、ヘッドドライバー30へ供給す
る。センサ部28は、温度やインク量、用紙の有無な
ど、装置各部の検知を行ない、CPU21に伝える。コ
ントロールパネル29には、装置の状態を表示するとと
もに、利用者からの指示が入力される。
【0028】図4は、本発明の印字制御方法の第1の実
施例を示す動作説明図である。以下の説明において、カ
ラーヘッドはシアン、マゼンタ、イエローの3色をそれ
ぞれ等しいドット数ずつ印字し、ブラックヘッドは単色
のドット数の3倍のドット数を有するものとする。ま
た、この実施例では、ブラックモードとカラーモードの
2つの印字モードを有しており、2つの印字モードを切
り替えながら印字を行なう。ブラックモードでは、ブラ
ックヘッドのみを用い、すべてのドットを用いて印字を
行なう。また、カラーモードでは、ブラックヘッドとカ
ラーヘッドの両方を用いて印字を行なうものとし、この
ときブラックヘッドはカラーヘッドの単色のドット数と
同じドット数のみ用いる。カラーヘッドは、それぞれの
色のドット数ずつを用いる。図4に示した例では、カラ
ーモードにおいてブラックヘッドはシアンと同じ領域の
印字を行なうものとする。また、ヘッドの現在位置は、
ヘッドの印字領域の下端を示すものとし、初期状態とし
て記録紙の上端が現在位置となっているものとする。
【0029】まず、ブラックモードにおける動作を説明
する。ブラックモードでは、まず、各色の画像データを
先読みする。このとき、現在位置に印字すべきデータが
ない場合には、印字すべきデータが現われるラインの直
前のラインまで用紙送りを行なう。そして、現われた印
字すべきデータがカラーデータかブラックデータかを判
定し、カラーデータである場合にはカラーモードへ切り
替わる。
【0030】ブラックヘッドの印字幅分の各色の画像デ
ータを先読みし、カラーデータが存在しなければ、先読
みしたブラックデータをブラックヘッドの印字幅で印字
を行なう。
【0031】ブラックヘッドの印字幅中にカラーデータ
が存在した場合には、カラーデータの直前までのブラッ
クデータを印字し、その後カラーモードに切り替わる。
【0032】次に、カラーモードにおける動作を説明す
る。カラーモードでは、まず、カラーヘッドにおける単
色の印字幅分の画像データの先読みを実施する。このと
き、カラーデータが存在していれば、カラーモードでの
印字を継続する。また、各印字領域の先頭から印字デー
タのないラインが存在する場合、それらのラインをスキ
ップするように構成することもできる。
【0033】カラーヘッドにおける単色の印字幅分の先
読みを実施した結果、カラーデータが存在していない場
合には、さらにブラックヘッドの印字幅分まで先読みを
実施する。このとき、カラーデータが存在しなかった場
合には、ヘッドの現在位置までの全データをカラーモー
ドで印字し、印字後、ブラックモードに切り替わり印字
を行なう。
【0034】ブラックヘッドの印字幅分までの先読みの
結果、カラーデータが存在した場合は、そのままカラー
モードとしてカラーヘッドにおける単色の印字幅ごとの
印字を継続する。
【0035】図4に示した例をもとに、上述のブラック
モードおよびカラーモードの動作を具体的に説明する。
図4では、「ABCDE・・・」の行と、「12345
・・・」の行と、「abcde・・・」の行が繰り返し
印字される。これらはブラックによって印字される。ま
た、6行目の文字列「abcde・・・」の[de」の
部分に緑の矩形を印字する。図4では図示の都合上、こ
の緑で印字する部分をハッチングによって示している。
また、緑で印字する領域は、ラインcからラインdの直
前までの、カラーヘッドの単色の印字幅の領域に収まっ
ているものとする。緑は、シアンとイエローを重ねて印
字する。
【0036】初期状態として、記録紙の上端にヘッドの
下端が位置合わせされているものとする。まず、画像デ
ータを先読みする。画像データの上端部は空白が存在す
るので、この部分は記録紙が送られ、記録ヘッドの現在
位置は1行目の「ABCDE・・・」の上端、すなわち
ラインaに合わせられる。この状態で文字列「ABCD
E・・・」はブラックで印字されるので、ブラックモー
ドとなる。
【0037】ブラックモードにおいて、ブラックヘッド
の印字幅分の各色の画像データを先読みする。ここで
は、ラインaからラインbの直前までのラインの画像デ
ータが先読みされる。この領域にはカラーデータは存在
しない。ブラックデータのみである。そのため、図中
(1)で示すように、先読みしたラインaからラインb
の直前のラインまでの画像データを、ブラックヘッドを
用いてその印字幅で印字を行なう。
【0038】図中(1)の印字を行なった後も、ブラッ
クモードのままである。そのため、さらにブラックヘッ
ドの印字幅分の各色の画像データを先読みする。この場
合、ラインcにおいてカラーデータが存在する。そのた
め、ラインbから、カラーデータが存在するラインcの
直前のラインまでのブラックデータについて、図中
(2)に示すように、ブラックヘッドを用いて印字す
る。その後、カラーモードに切り替わる。
【0039】カラーモードでは、まず、カラーヘッドに
おける単色の印字幅分の画像データの先読みを実施す
る。ここでは、ラインcからラインdの直前までの画像
データを先読みする。この領域には、シアンとイエロー
のカラーデータが存在するので、カラーヘッドの単色の
印字幅ずつの印字を行なう。まず、図中(3)に示すよ
うに、カラーヘッドのシアンとブラックヘッドによっ
て、ラインcからラインdの直前までのラインを印字す
る。
【0040】次に、ラインdからラインeの直前のライ
ンまでの、カラーヘッドにおける単色の印字幅分の画像
データを先読みする。この領域にはカラーデータが含ま
れていない。そのため、さらにブラックヘッドの印字幅
分まで先読みを実施する。すなわち、さらにラインeか
らラインgの直前のラインまで、先読みする。これによ
り、ラインdからラインgの直前までのブラックヘッド
の印字幅分の先読みが行なわれたことになる。この中に
は、カラーデータは存在しない。この場合、ヘッドの現
在位置、すなわちラインdの直前のラインまでの全デー
タをカラーモードで印字する。すなわち、ラインcから
ラインdの直前までの領域には、未印字のイエローの画
像データが残っている。この未印字の画像データの印字
を、カラーモードで行なうのである。
【0041】まず、図中(3)の状態から、各色ごとに
次の印字すべき領域、すなわち、イエローはラインcの
直前よりも前の領域、マゼンタはラインcからラインd
の直前のラインまでの領域に存在する画像データを調べ
る。このときには、シアンおよびブラックが印字可能な
領域は、ラインd以降であるので、対象外である。ここ
では、イエローおよびマゼンタによって印字すべき画像
データが存在しない。そのため、図中(4)の位置での
印字スキャンはスキップされる。このスキップ動作は、
各色の印字すべき領域のいずれかに印字すべき画像デー
タが現われるまで行なわれる。この例では、ラインcに
おいてイエローによって印字すべき画像データが現われ
る。この場合にも、ラインd以降に現われるブラックデ
ータについては参照しない。そして、図中(5)に示す
ように、イエローによってラインcからラインdの直前
までの領域を印字する。これにより、ラインdの直前の
ラインまでの残データについて、印字が終了する。その
後、ブラックモードに切り替わる。
【0042】ブラックモードにおいて、ブラックヘッド
の印字幅分までの先読みの結果、カラーデータが存在し
ないので、図中(6)に示すように、ブラックヘッドに
よってブラックヘッドの印字幅による印字を行なう。
【0043】このように、ブラックのみによって印字可
能な部分については、なるべくブラックヘッドの広い印
字幅を活かして印字するので、高速な印字が可能であ
る。例えば、図4中(2)に示すように、ブラックヘッ
ドの印字幅中にカラーデータが存在しても、その直前ま
でのブラックデータについてはブラックヘッドによって
印字するので、従来のブラックヘッドの印字幅中にカラ
ーデータが存在するとカラーモードで印字していた場合
に比べても、高速に印字することができる。また、この
ようにブラックデータをなるべく幅広の印字幅で印字す
ることによって、各印字スキャンのつなぎ目が少なくな
り、高品質の印字画像を得ることができる。さらに、印
字データのないラインのスキップや、図4中(4)の状
態におけるスキップなどを実施することにより、さらに
高速な印字を実現している。
【0044】上述のブラックモードにおいては、ブラッ
クのみによって印字可能な部分が連続している限り、ブ
ラックヘッドによって印字を行なっている。そのため、
ブラックのみによって印字可能な部分の残りが少ない場
合、その微小な部分の印字に1回のスキャンを要するこ
とになる。これを回避するため、例えば、ブラックのみ
によって印字可能なライン数が、カラーヘッドにおける
単色の印字幅分以下の場合には、その時点でブラックモ
ードからカラーモードに切り替えて印字するように構成
することもできる。このように構成すれば、カラーヘッ
ドにおける単色の印字幅分よりも少ないライン数での印
字スキャンは行なわれないので、効率的な印字を行なう
ことができる。
【0045】上述の例において、カラーモードの場合
に、ブラックはシアンとともに印字している。通常、違
う色を同時に重ねて印字すると、その色の間でにじみが
生じやすい。しかし、シアンとともにブラックを印字す
ると、そのにじみは目立ちにくい。そのため、ブラック
をシアンとともに印字することによって、画質を向上さ
せることができる。もちろん、にじみが発生しない条件
による印字であれば、ブラックをマゼンタや、イエロー
とともに印字するように構成してもよい。
【0046】また、印字方向は、画質の面から片方向印
字が望ましいが、機械精度および画質等の観点から許容
される範囲であれば両方向印字を行なってもよい。
【0047】図5は、本発明の印字制御方法の第2の実
施例を示す動作説明図である。この第2の実施例におい
ても、カラーヘッドはシアン、マゼンタ、イエローの3
色をそれぞれ等しいドット数ずつ印字し、ブラックヘッ
ドは単色のドット数の3倍のドット数を有するものとす
る。また、ブラックモードとカラーモードの2つの印字
モードを有しており、2つの印字モードを切り替えなが
ら印字を行なう。図5に示した例では、カラーモードに
おいてブラックヘッドはイエローと同じ領域の印字を行
なうものとする。また、ヘッドの現在位置は、ヘッドの
印字領域の下端を示すものとし、初期状態として記録紙
の上端が現在位置となっているものとする。
【0048】この第2の実施例では、1回の印字スキャ
ンによって50%の印字しか行なわない。2回の印字ス
キャンによって100%の印字を行なう。また、1回目
の印字スキャンと2回目の印字スキャンの間で、カラー
ヘッドの単色の印字幅の半分の紙送りを実施する。図6
は、2回の印字スキャンによって形成される印字画像の
一例の説明図である。図6では、1色のみを示し、ま
た、数ドットのみを示している。まず、図6(A)に示
す印字スキャンにおいて、画像データを50%間引いた
印字データを作成し、印字を行なう。印字後、カラーヘ
ッドの単色の印字幅の半分の紙送りを実施し、図6
(B)に示す印字スキャンにおいて、図6(A)で印字
したドットを補完するパターンの印字データを作成して
印字を行なう。これによって、100%の印字が行なわ
れる。このような印字スキャンを行なうことによって、
紙送り誤差によって生ずる各印字スキャンのつなぎ目の
不整合や、ノズルの方向性のばらつきによって生ずるド
ット位置の不整合を目立たなくし、また、同時に印字さ
れる隣接ドットを少なくしてブリーディングを減少さ
せ、画質を向上させることができる。
【0049】さらに、この実施例では、ブラックモード
の時、印字すべき画像データの存在しないラインで印字
領域を分割する。これにより、印字画像中になるべく印
字スキャンのつなぎ目がかからないようにして、印字画
像の品質を向上させている。また、ブラックモードにお
いて、印字すべき画像データの存在しないラインで印字
領域を分割している場合には、両方向印字を行ない、さ
らに印字を高速化している。
【0050】ブラックモードにおける動作を説明する。
まず、ブラックヘッドの印字幅分まで、画像データの先
読みを実施する。そして、先読みした画像データ中にカ
ラーデータが存在しない場合、ブラックヘッドの印字幅
に最も近いブラックデータの切れ目のラインまで印字を
行なう。このとき、ブラックヘッドの印字幅全てにわた
ってブラックデータが存在する場合には、ブラックヘッ
ドの印字幅で印字を行なう。この場合、ブラックデータ
の切れ目のラインまでの印字を実施するまで、片方向印
字に切り替えて印字を行なう。これにより、印字スキャ
ンのつなぎ目における不整合を減少させる。
【0051】先読みした画像データ中にカラーデータが
存在する場合、カラーデータの存在するラインの直前の
ラインまでのブラックデータを、ブラックヘッドを用い
て印字する。その後、カラーモードに切り替える。
【0052】次にカラーモードについて説明する。ま
ず、カラーヘッドの単色の印字幅分の画像データの先読
みを実施する。その中にカラーデータが存在していれ
ば、カラーモードでの印字を継続する。カラーモードで
の印字は、上述のように、50%の印字を、カラーヘッ
ドの単色の印字幅の1/2ごとに紙送りしながら行な
う。
【0053】カラーヘッドの単色の印字幅分の画像デー
タ中にカラーデータが存在しない場合、さらにブラック
ヘッドの印字幅分まで、画像データを先読みする。この
中にカラーデータが存在した場合は、カラーモードでの
印字を継続する。ブラックヘッドの印字幅分の先読みし
た画像データ中にカラーデータが存在しなかった場合に
は、まず、現在位置までの全データをカラーモードで印
字し、印字後、ブラックモードに切り替える。
【0054】図5に示した例をもとに、上述のブラック
モードおよびカラーモードの動作を具体的に説明する。
印字する画像は、上述の図4に示すものと同様である。
記録紙が送られ、現在位置がラインaに合わせられる。
ブラックモードにおいて、ブラックヘッドの印字幅分の
画像データの先読みを行なう。ここでは、ラインaから
ラインb’の直前のラインまでの画像データが先読みさ
れる。このとき、ブラックヘッドの印字幅に最も近いブ
ラックデータの切れ目のラインが検出される。ここで
は、ラインbが検出される。そして、ラインaからライ
ンbの直前のラインまでのブラックデータを、ブラック
ヘッドによって1スキャンで印字する。このときの状態
を図中(1)に示している。印字後、行間の分だけ、紙
送りを行なってもよい。
【0055】その後、さらにブラックヘッドの印字幅分
の画像データの先読みが行なわれる。このときには、ラ
インcにおいて、カラーデータが存在する。そのため、
図中(2)に示すように、ラインbからラインcの直前
のラインまでのブラックデータを、ブラックヘッドを用
いて印字する。この印字は、図中(1)に示した印字ス
キャンとは逆方向の印字で実現することが可能である。
そして、カラーモードに切り替わる。
【0056】カラーモードに切り替わると、まず、カラ
ーヘッドの単色の印字幅分の画像データの先読みを行な
う。ここでは、ラインcからラインeの直前のラインま
で、シアンデータおよびイエローデータが存在するの
で、カラーモードによる印字が行なわれる。
【0057】カラーモードでは、カラーヘッドの単色の
印字幅の1/2の幅のそれぞれの色に対応する画像デー
タを読み出す。ここでは、ラインcからラインdの直前
のラインまでのシアンデータが読み出される。そして、
第1のパターンに従って、図中(3)に示すように、5
0%の印字が行なわれる。
【0058】そして、カラーヘッドの単色の印字幅の1
/2だけ、紙送りが行なわれる。この状態でも、カラー
ヘッドの単色の印字幅の先読みにより、カラーデータが
検出されるので、そのままカラーモードによる印字が続
行される。
【0059】次に、ラインcからラインeの直前のライ
ンまでのシアンデータが読み出される。他の色について
は印字すべきデータはない。そして、第1のパターンを
補完する第2のパターンに従って、図中(4)に示すよ
うに、50%の印字が行なわれる。これにより、ライン
cからラインdの直前までのラインについては、50%
ずつの2回の印字スキャンが行なわれたことになり、1
00%のシアンの印字が完了する。この時点では、ライ
ンdからラインeの直前までのラインについては、第2
のパターンによる50%のシアンの印字がなされた状態
となっている。
【0060】そして、カラーヘッドの単色の印字幅の1
/2だけ、紙送りが行なわれる。この時点でカラーヘッ
ドの単色の印字幅だけの画像データの先読みを実施する
と、その中にはカラーデータが存在しない。そのため、
さらにブラックヘッドの印字幅まで、画像データの先読
みを実施する。このとき、先読みした画像データ中には
カラーデータが存在しない。この場合には、現在位置で
あるラインeの直前のラインまでの画像データについ
て、カラーモードで印字した後、ブラックモードに切り
替える。
【0061】ブラックモードに切り替える前のカラーモ
ードの印字として、まず、図中(5)に示すように、ラ
インdからラインeの直前までのラインについて、第1
のパターンによる50%のシアンの印字を行なう。これ
により、ラインdからラインeの直前までのラインにつ
いても、100%のシアンの印字が完了する。
【0062】さらに、ラインcからラインeの直前まで
のラインについては、イエローデータおよびブラックデ
ータが未印字のまま残っているので、カラーモードによ
る印字を続行する。カラーヘッドの単色の印字幅の1/
2だけ、紙送りが行なった後、各色の印字領域の画像デ
ータを調べると、印字すべき画像データが存在しない。
そのため、図中(6)に示す印字スキャンは行なわず、
紙送りのみを行なう。この制御については後述する。そ
して、図中(7)〜(9)に示すように、(3)〜
(5)と同様にして50%ずつの印字を行ない、ライン
cないしラインeの直前のラインまでにイエローが印字
される。このとき、ブラックについてもイエローととも
に印字される。
【0063】このようにしてラインeの直前のラインま
での全画像データについて印字が終了すると、ブラック
モードに切り替わる。そして、ブラックヘッドの印字幅
分の画像データが先読みされる。カラーデータが存在し
ないので、図中(10)に示すように、ブラックヘッド
の印字幅に最も近い画像データの切れ目が検出され、ラ
インeから検出された切れ目の直前のラインまでのブラ
ックデータが、ブラックヘッドによって記録される。
【0064】上述のように、この実施例では、50%の
印字スキャンを2回行なうカラーモードを有する記録装
置においても、ブラックデータのみの領域についてはブ
ラックヘッドの広い印字幅を活用して印字することによ
って高速に印字を行ない、しかも、ブラックデータの切
れ目で区切って両方向印字することによって、さらに高
速に、しかも高品質な印字を行なうことができる。
【0065】なお、この実施例においては、カラーモー
ドにおけるブラックデータの印字をイエローとともに行
なったが、これに限らず、第1の実施例のようにシアン
とともに行なったり、あるいはマゼンタとともに行なう
ように構成してもよい。特に、第1の実施例のようにシ
アンとともにブラックを印字することによって、色にじ
みを目立たなくさせることができ、画質を向上させるこ
とができる。
【0066】また、上述のカラーモードの印字方式で
は、スキャンごとに第1のパターンと第2のパターンを
交互に用いたが、これに限らず、例えば、各色の印字幅
のうち、半分を第1のパターン、もう半分を第2のパタ
ーンで印字するように構成してもよい。
【0067】さらに、ブラックモードにおいて、両方向
印字を行なわず、常に片方向印字とすることもできる。
カラーモードにおいては、両方向印字あるいは片方向印
字のどちらも可能である。
【0068】また、上述の第1の実施例と同様に、ブラ
ックモードにおいて、ブラックのみによって印字可能な
ライン数が、カラーヘッドにおける単色の印字幅分以下
の場合には、その時点でブラックモードからカラーモー
ドに切り替えて印字するように構成し、効率的な印字を
行なうことができる。
【0069】次に、印字すべき画像データのないライン
のスキップ動作について述べる。ブラックモードにおい
て、例えば、行間などで印字すべき画像データのないラ
インが発生する。上述の第2の実施例では、このような
ラインを検出し、印字の領域をここで区切っている。こ
のような印字すべき画像データのないラインが存在する
とき、このようなラインについては印字スキャンせず、
紙送りのみを行なうことが可能である。例えば、図5
(1)に示す状態から先読みを実施すると、ラインbは
印字すべき画像データのないラインである。そのため、
ラインbから、印字すべき画像データが存在するライン
の直前のラインまでのライン数をカウントし、そのカウ
ント値だけ、紙送りを実行すればよい。
【0070】図7ないし図9は、本発明の第2の実施例
において、カラーモードでのラインスキップ動作の一例
を示すフローチャートである。カラーモードでは、例え
ば、図5(6)に示すように、各色ごとに設定される印
字領域内に、印字すべき画像データが存在しない場合、
印字すべき画像データが現われるまでラインをスキップ
することができる。この場合には、ブラックモードのよ
うに、同じ位置の各色の画像データを参照するのではな
く、各色ごとに設定される印字領域内の画像データを参
照する。この例では、ブラックヘッドの印字幅は120
ドットであり、イエローと同じ領域に印字するものとす
る。また、カラーヘッドの各色の印字幅は40ドットず
つとする。変数BKposi,TCposiはそれぞれ
ブラックヘッド、カラーヘッドの現在位置を示し、定数
BKoffset,Coffset,Moffset,
Yoffsetは、カラーヘッドの各色のノズル目(図
中のシアン側からの間隔を示すドット数)である。さら
に定数PFは、通常の紙送り量を示す値であり、カラー
ヘッドの単色の印字幅の1/2を示している。変数LF
は、実際に行なう紙送り量を示す。
【0071】S41において、初期設定を行なう。その
後、S42において、ブラックヘッドの現在位置BKp
osiが(BKoffset−PF)より大きいことを
確認し、もし違う場合にはS49へ進む。S43におい
て、ブラックの空白ラインのカウンタBKspaceを
0、ブラックデータの参照ラインを示すBKlineを
BKposi−BKoddset−PF+1に、さらに
ループカウンタiを0にセットする。S44において、
BKline+iラインのブラックデータを先読みし、
S45において、すべて空、すなわち印字すべきデータ
が無いことを判定する。すべて空であれば、S46にお
いて、カウンタBKspaceおよびループカウンタi
をカウントアップし、S47において、120ライン参
照したか否かを判定して、S44へ戻って繰り返す。
【0072】S45において、空でないラインが検出さ
れた場合には、S48において空でないラインが見つか
ったことを示すBKflagをONにし、ループを抜け
てS49へ進む。S47で120ラインの参照が終了し
た場合にも、S49へ進む。この場合には、120ライ
ンがすべて空であったことになる。
【0073】次に、シアンについて、ブラックと同様の
処理を行なう。S49において、カラーヘッドの現在位
置TCposiが(Coffset−PF)より大きい
ことを確認し、もし違う場合にはS56へ進む。S50
において、シアンの空白ラインのカウンタCspace
を0、シアンデータの参照ラインを示すClineをC
posi−Coffset−PF+1に、さらにループ
カウンタiを0にセットする。S51において、Cli
ne+iラインのシアンデータを先読みし、S52にお
いて、すべて空であるか否かを判定する。すべて空であ
れば、S53において、カウンタCspaceおよびル
ープカウンタiをカウントアップし、S54において、
40ライン参照したか否かを判定して、S51へ戻って
繰り返す。
【0074】S52において、空でないラインが検出さ
れた場合には、S55において空でないラインが見つか
ったことを示すCflagをONにし、ループを抜けて
S56へ進む。S54で40ラインの参照が終了した場
合にも、S56へ進む。
【0075】S56ないしS62では、マゼンタについ
て、シアンのS49〜S55と同様の処理を行なう。こ
のとき、マゼンタデータの参照ラインを示すMline
はMposi−Moffset−PF+1にセットされ
る。さらに、S63〜S69では、同様にしてイエロー
についての処理が行なわれる。このとき、イエローデー
タの参照ラインを示すYlineは、Yposi−Yo
ffset−PF+1にセットされる。このようにし
て、各色ごとに、空のライン数がカウントされ、空でな
いラインが存在したときにはCflagがONにセット
される。
【0076】S70において、CflagがONか否か
を判定し、ONではない場合には、S71において、さ
らにBKflagがONか否かを判定する。BKfla
gもONではない場合には、カラーデータ、ブラックデ
ータともに存在しなかったことを示す。この場合には、
さらに多くの紙送りを行なうことができる可能性がある
ので、S72において紙送り量を40ドット増やし、S
73において、現在位置BKposi,TCposiを
更新して、S42へ戻り、更なる空のラインをカウント
する。
【0077】S70においてCflagがONであった
場合には、各色の40ライン内に印字すべきデータが存
在するので、S74において、カウントされたCspa
ce,Mspace,Yspaceのうちの最小値をT
Cspaceとする。S75において、さらにBKfl
agがONか否かを判定する。BKflagがONでな
い場合には、カラーデータのみが検出されたことにな
る。S76において紙送り量LFをTCspace+P
F+LFにセットし、BKline,Cline,Ml
ine,YlineにそれぞれTCspaceを足す。
【0078】また、S75においてBKflagがON
である場合には、ブラックデータおよびカラーデータと
もに検出されたことを示す。S77において、カラーデ
ータから検出した最小の空のライン数TCspace
と、ブラックデータから検出した空のライン数BKsp
aceを比較し、TCspaceが小さい場合にはこれ
を採用し、S76においてTCspaceを用いた紙送
り量LFの設定および参照ラインの再設定を行なう。B
Kspaceの方が小さいときには、S78において、
紙送り量LFをBKspace+PF+LFにセット
し、BKline,Cline,Mline,Ylin
eにそれぞれBKspaceを足す。
【0079】さらに、S71においてBKflagがO
Nになっている場合には、ブラックデータが検出された
ことを示すので、S78へ進み、ブラックデータの空の
ライン数BKspaceを用いた紙送り量LFの設定お
よび参照ラインの再設定を行なう。
【0080】このようにして、S76またはS78で紙
送り量LFおよび参照ラインの再設定が行なわれると、
S79において、紙送り量LFだけの紙送りが行なわ
れ、現在位置BKposi,TCposiが更新され
る。さらにS80において、BKflagとCflag
をOFFにセットし、紙送り量LFを0にリセットす
る。そして、S81において、ブラックデータについて
はBKlineから40ライン、シアンデータについて
はClineから40ライン、マゼンタデータについて
はMlineから40ライン、イエローデータについて
はYlineから40ラインの画像データがそれぞれの
色の画像メモリからプリントバッファに転送される。こ
のとき、BKline,Cline,Mline,Yl
ineは、それぞれのオフセット量、すなわちBKof
fset,Coffset,Moffset,Yoff
setに基づいて算出されているので、それぞれの印字
領域に合った画像データが転送される。転送後、S82
において、1回の印字スキャンが行なわれ、それぞれの
色の印字が行なわれる。
【0081】S83において、印字が終了したか否かを
判定し、終了していない場合には、S42へ戻り、カラ
ーモードにおける印字処理を続行する。印字終了時に
は、印字終了動作を行なう。
【0082】このようにして、カラーモードにおけるス
キップ処理が実現される。このようなスキップ処理によ
って、カラーモードであっても、不要な印字スキャンを
避け、高速な印字を実現することができる。
【0083】上述の各実施例の動作において、実際に
は、紙送りの単位が数ラインごとにしか行なえない場合
がある。例えば、ブラックモードにおいて、ブラックヘ
ッドの印字幅分の先読みを行なって、その中にカラーデ
ータが含まれるとき、その直前のラインにブラックヘッ
ドを位置づけることができない場合が生じる。また、上
述のような紙送りを行なう場合、カウントしたドット数
だけの紙送り量ができない場合が生じる。このような場
合には、可能な紙送りのライン数を勘案し、例えば、カ
ラーデータに最も近い紙送り可能なラインまでをブラッ
クモードで印字したり、カウントした空のライン数以内
で可能な最大の紙送り量を設定し、紙送りを行なうよう
に構成すればよい。
【0084】また、このような紙送りが数ドット単位で
しか行なえない場合、例えば、ブラックヘッドに設けら
れているドット数が紙送り量と合わない場合もある。こ
のような場合、ブラックヘッドの一部を使用せず、紙送
り量に対応したドット数のみを用いるように制御するこ
とができる。あるいは、このような状況に対応させ、印
字スキャンごとに使用するノズルを変化させるように制
御してもよい。カラーヘッドの各色のドットについても
同様である。
【0085】上述の印字制御は、インクジェット方式、
ドットインパクト方式、熱転写方式など、種々のシリア
ルプリンタにおいて採用することができる。特に、イン
クジェット方式の場合、カラーヘッドにおいて隣接する
色間で混色が発生することがある。これを防止するた
め、各色間に数ドットの間隔(ダミーノズル)を設け、
混色を防ぐ技術が開発されている。このようなダミーノ
ズルを設ける場合には、ダミーノズルを考慮して上述の
各制御を行なう必要がある。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、2ヘッド型のプリンタにおいて、ブラックデ
ータのみの領域については、ブラックヘッドを用いてな
るべく幅広の印字幅で印字を行なうので、高速な印字を
行なうことができる。また、各色共通して印字すべきデ
ータのないライン、あるいは、各色ごとの印字領域に印
字すべきデータがないラインが存在する場合、スキップ
動作を行なうことによって、さらに高速な印字を行なう
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印字制御方法が適用される記録装置
の一例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の印字制御方法で用いられる記録ヘッ
ドの一例を示す概略図である。
【図3】 本発明の印字制御方法を実現するための制御
系の一例を示すブロック図である。
【図4】 本発明の印字制御方法の第1の実施例を示す
動作説明図である。
【図5】 本発明の印字制御方法の第2の実施例を示す
動作説明図である。
【図6】 2回の印字スキャンによって形成される印字
画像の一例の説明図である。
【図7】 本発明の第2の実施例において、カラーモー
ドでのラインスキップ動作の一例を示すフローチャート
である。
【図8】 本発明の第2の実施例において、カラーモー
ドでのラインスキップ動作の一例を示すフローチャート
(続き)である。
【図9】 本発明の第2の実施例において、カラーモー
ドでのラインスキップ動作の一例を示すフローチャート
(続き)である。
【符号の説明】
1…キャリッジ駆動モータ、2…タイミングベルト、3
…記録ヘッド、4…キャリッジ、5…インクタンク、6
…キャリッジガイド、7…ケーブル、8…記録用紙、9
…紙送りモータ、10…フィードロール、11…ブラッ
ク用記録ヘッド、12…カラー用記録ヘッド、21…C
PU、22…I/Fドライバー、23…ROM、24…
RAM、25、26…モータドライバー、27…印字タ
イミング生成回路、28…センサ部、29…コントロー
ルパネル、30…ヘッドドライバー、31…ホスト装
置、32…キャリッジモータ、33…紙送りモータ、3
4…ヘッド。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジ上にカラーヘッドとブラック
    ヘッドとを主走査方向に配置し、前記カラーヘッドとブ
    ラックヘッドとは複数の印字素子を副走査方向に配列し
    てなり、前記カラーヘッドの印字素子列は異なる色ごと
    に印字素子のグループに分割され、前記ブラックヘッド
    の印字に用いる使用印字素子列の高さがカラーヘッドの
    どの色の前記グループの印字素子列の高さよりも高く、
    画像メモリから読み出された画像データに基づいて前記
    カラーヘッドと前記ブラックヘッドとを駆動して記録を
    行なうシリアルプリンタの印字制御方法において、画像
    メモリから前記ブラックヘッドの前記使用印字素子列に
    対応するライン数の画像データを読み出し、その中にカ
    ラーデータが存在する場合には読み出された画像データ
    のうち先頭のラインから最初のカラーデータが存在する
    直前のラインまでのライン数N1を検出し、前記カラー
    ヘッドの前記グループの高さに対応するライン数N2と
    比較して、N1>N2のときには読み出された前記画像
    データの先頭のラインからN1ラインだけの前記画像デ
    ータを前記ブラックヘッドを駆動して印字し、N1≦N
    2のときには読み出された前記画像データの先頭のライ
    ンからN2ラインだけの前記画像データを前記カラーヘ
    ッドと前記ブラックヘッドとを駆動して印字する記録モ
    ードを有していることを特徴とする印字制御方法。
  2. 【請求項2】 キャリッジ上にカラーヘッドとブラック
    ヘッドとを主走査方向に配置し、前記カラーヘッドとブ
    ラックヘッドとは複数の印字素子を副走査方向に配列し
    てなり、前記カラーヘッドの印字素子列は異なる色ごと
    に印字素子のグループに分割され、前記ブラックヘッド
    の印字に用いる使用印字素子列の高さがカラーヘッドの
    どの色の前記グループの印字素子列の高さよりも高く、
    画像メモリから読み出された画像データに基づいて前記
    カラーヘッドと前記ブラックヘッドとを駆動して記録を
    行なうシリアルプリンタの印字制御方法において、画像
    メモリから前記ブラックヘッドの前記使用印字素子列に
    対応するライン数の画像データを読み出し、その中にカ
    ラーデータが存在する場合には読み出された画像データ
    のうち、先頭のラインから最初のカラーデータが存在す
    る直前のラインまでのライン数だけ、カラーデータが存
    在しない場合には読み出されたすべてのラインの画像デ
    ータを、前記ブラックヘッドを駆動して印字する記録モ
    ードを備えていることを特徴とする印字制御方法。
  3. 【請求項3】 キャリッジ上にカラーヘッドとブラック
    ヘッドとを主走査方向に配置し、前記カラーヘッドとブ
    ラックヘッドとは複数の印字素子を副走査方向に配列し
    てなり、前記カラーヘッドの印字素子列は異なる色ごと
    に印字素子のグループに分割され、前記ブラックヘッド
    の印字に用いる使用印字素子列の高さがカラーヘッドの
    どの色の前記グループの印字素子列の高さよりも高く、
    画像メモリから読み出された画像データに基づいて前記
    カラーヘッドと前記ブラックヘッドとを駆動して記録を
    行なうシリアルプリンタの印字制御方法において、画像
    メモリから前記カラーヘッドの1グループの印字素子列
    に対応するライン数の画像データを読み出し、読み出し
    た画像データ中にカラーデータが存在しない場合には前
    記ブラックヘッドの前記使用印字素子列に対応するライ
    ン数となるまでさらに画像データを読み出し、読み出し
    た画像データ中にカラーデータが存在しない場合には読
    み出した画像データの先頭の前のラインまでの画像デー
    タについて前記カラーヘッドと前記ブラックヘッドとを
    駆動して前記カラーヘッドの1グループの印字素子列に
    対応するライン数以下のライン数ごとに印字を行なった
    後前記ブラックヘッドのみを駆動して印字する記録モー
    ドに切り替え、その他の場合には前記ブラックヘッドと
    を駆動して前記カラーヘッドの1グループの印字素子列
    に対応するライン数以下のライン数ごとに印字を行なう
    記録モードを備えていることを特徴とする印字制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記カラーヘッドは少なくともシアンを
    印字する印字素子のグループを有し、前記カラーヘッド
    と前記ブラックヘッドとを駆動して印字を行なう場合
    に、前記ブラックヘッドでは、前記カラーヘッドにおけ
    るシアンを印字する印字素子に対応する位置の印字素子
    を用いてブラックの印字を行なうことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の印字制御方法。
  5. 【請求項5】 前記カラーヘッドを駆動して印字を行な
    う際には、前記カラーヘッドにおける各色のグループの
    配置に対応した複数のラインの画像データが前記画像メ
    モリから読み出されることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載の印字制御方法。
  6. 【請求項6】 前記画像メモリから画像データを読み出
    す際に、読み出された先頭のラインから前記ブラックデ
    ータまたは前記カラーデータが存在するラインの直前の
    ラインまでのライン数に基づくライン数だけラインスキ
    ップ動作を行なった後、改めて前記画像メモリからの画
    像データの読み出しを行なうことを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載の印字制御方法。
  7. 【請求項7】 前記画像メモリから印字のための画像デ
    ータを読み出す際に、各色について印字を行なう画像領
    域ごとに画像データを読み出し、この読み出された画像
    データの先頭のラインから最初のブラックデータが存在
    するラインの直前のラインまでのライン数N3、および
    最初のカラーデータが存在するラインの直前のラインま
    でのライン数N4を検出し、前記ライン数N3と前記ラ
    イン数N4のうちの最小のライン数N5を検出し、該ラ
    イン数N5だけ記録媒体を送り、前記読み出された画像
    データの先頭のラインから前記ライン数N5だけ先のラ
    インから各色の画像データを読み出すことを特徴とする
    請求項3に記載の印字制御方法。
JP04513195A 1995-03-06 1995-03-06 印字制御方法 Expired - Fee Related JP3458515B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04513195A JP3458515B2 (ja) 1995-03-06 1995-03-06 印字制御方法
US08/607,572 US5692843A (en) 1995-03-06 1996-02-27 Printing control method and apparatus using the same method
EP96103040A EP0730971B1 (en) 1995-03-06 1996-02-29 Printing control method and apparatus using the same method
DE69618048T DE69618048T2 (de) 1995-03-06 1996-02-29 Drucksteuerverfahren und Vorrichtung zu dessen Verwendung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04513195A JP3458515B2 (ja) 1995-03-06 1995-03-06 印字制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08238805A true JPH08238805A (ja) 1996-09-17
JP3458515B2 JP3458515B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=12710727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04513195A Expired - Fee Related JP3458515B2 (ja) 1995-03-06 1995-03-06 印字制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5692843A (ja)
EP (1) EP0730971B1 (ja)
JP (1) JP3458515B2 (ja)
DE (1) DE69618048T2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6209987B1 (en) 1997-01-29 2001-04-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Image formation method and image formation control system
US6597466B1 (en) 1998-04-08 2003-07-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Image formation method, image formation control system, and image formation system
US6629744B2 (en) 2001-05-23 2003-10-07 Seiko Epson Corporation Printing by switching sub-scan feeding between monochromatic and color areas
US6655783B2 (en) 2001-05-23 2003-12-02 Seiko Epson Corporation Printing by switching sub-scanning feed between monochromatic areas and color areas
US6682169B2 (en) 2001-04-20 2004-01-27 Seiko Epson Corporation Printing by switching sub-scan feeding between monochromatic area and color area
US6688727B2 (en) 2001-08-08 2004-02-10 Seiko Epson Corporation Printer for switching sub-scan feed at dot recording area and blank area
KR100558247B1 (ko) * 2001-02-06 2006-03-10 캐논 가부시끼가이샤 잉크 제트 인쇄 장치 및 잉크 제트 인쇄 방법
US7367641B2 (en) 2005-01-20 2008-05-06 Samsung Electronics Co., Ltd Method of driving a print head and image forming device employing the method
JP2013256009A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法
JP2015226994A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および印刷方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0184566B1 (ko) * 1996-09-19 1999-05-15 삼성전자주식회사 시리얼 프린터의 드래프트 인쇄시 세로줄 정렬방법
US5971518A (en) * 1997-01-28 1999-10-26 Lexmark International, Inc. Method of printing with an ink jet printer to inhibit the formation of a print artifact
US6290328B1 (en) * 1998-02-05 2001-09-18 Canon Kabushiki Kaisha Multi-pass banded printing
US5955914A (en) * 1998-03-25 1999-09-21 Integrated Silicon Solution, Inc. Voltage regulator for a voltage pump in a DRAM
CN1176809C (zh) * 1998-04-16 2004-11-24 阿尔卑斯电气株式会社 图像记录方法
WO2001038100A1 (fr) 1999-11-22 2001-05-31 Fujitsu Limited Imprimante a jet d'encre
US7551323B2 (en) * 2003-04-16 2009-06-23 Lexmark International, Inc. Systems and methods for error diffusion
JP5094514B2 (ja) * 2007-04-11 2012-12-12 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2009012336A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Seiko Epson Corp 流体吐出装置及びその制御方法
US8684485B2 (en) * 2010-04-06 2014-04-01 Seiko Epson Corporation Printing device, method for controlling printing device, and computer program
JP2013052570A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Toshiba Tec Corp プリンタおよびプリンタの印字制御方法
JP5874278B2 (ja) * 2011-09-30 2016-03-02 ブラザー工業株式会社 印刷実行部に印刷を実行させるための制御装置
US10160227B2 (en) 2015-04-30 2018-12-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Dual and single drop weight printing
JP6866563B2 (ja) * 2015-12-25 2021-04-28 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS647536A (en) * 1987-06-29 1989-01-11 Nec Corp Semi-custom semiconductor integrated circuit
US5044796A (en) * 1989-01-19 1991-09-03 Hewlett-Packard Company Bidirectional printing method in accordance with vertical breaks
US4967203A (en) * 1989-09-29 1990-10-30 Hewlett-Packard Company Interlace printing process
JPH04369573A (ja) * 1991-06-19 1992-12-22 Oki Electric Ind Co Ltd カラーインクリボンおよびカラープリンタ
US5442385A (en) * 1992-09-30 1995-08-15 Hewlett-Packard Company Bidirectional black and color pass print method for ink-jet printers
EP0919387B1 (en) * 1992-10-30 2003-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method and ink jet recording apparatus
US5455610A (en) * 1993-05-19 1995-10-03 Xerox Corporation Color architecture for an ink jet printer with overlapping arrays of ejectors
JP3269193B2 (ja) * 1993-07-07 2002-03-25 富士ゼロックス株式会社 インクジェット記録装置
JPH07237346A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6209987B1 (en) 1997-01-29 2001-04-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Image formation method and image formation control system
US6597466B1 (en) 1998-04-08 2003-07-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Image formation method, image formation control system, and image formation system
KR100558247B1 (ko) * 2001-02-06 2006-03-10 캐논 가부시끼가이샤 잉크 제트 인쇄 장치 및 잉크 제트 인쇄 방법
US6682169B2 (en) 2001-04-20 2004-01-27 Seiko Epson Corporation Printing by switching sub-scan feeding between monochromatic area and color area
US6629744B2 (en) 2001-05-23 2003-10-07 Seiko Epson Corporation Printing by switching sub-scan feeding between monochromatic and color areas
US6655783B2 (en) 2001-05-23 2003-12-02 Seiko Epson Corporation Printing by switching sub-scanning feed between monochromatic areas and color areas
US6948796B2 (en) 2001-05-23 2005-09-27 Seiko Epson Corporation Printing by switching sub-scan feeding between monochromatic and color areas
US6688727B2 (en) 2001-08-08 2004-02-10 Seiko Epson Corporation Printer for switching sub-scan feed at dot recording area and blank area
US7367641B2 (en) 2005-01-20 2008-05-06 Samsung Electronics Co., Ltd Method of driving a print head and image forming device employing the method
JP2013256009A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法
JP2015226994A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69618048T2 (de) 2002-07-18
US5692843A (en) 1997-12-02
EP0730971A3 (en) 1997-08-13
EP0730971A2 (en) 1996-09-11
DE69618048D1 (de) 2002-01-31
EP0730971B1 (en) 2001-12-19
JP3458515B2 (ja) 2003-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3458515B2 (ja) 印字制御方法
US6209987B1 (en) Image formation method and image formation control system
US7758154B2 (en) Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
JP4497807B2 (ja) 記録装置および該装置の制御方法
WO2000058102A1 (fr) Imprimante
JP3175539B2 (ja) 記録装置および印字制御方法
JPH10337866A (ja) 最適化された電源を有する多重パス方式インクジェットプリンタおよび走査印字ヘッドの所要電力量制御方法
JP3663899B2 (ja) 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
JP2001096770A (ja) プリント装置及びプリント方法
JPH07237346A (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP3744273B2 (ja) 記録方法および記録装置、並びに、そのためのプログラムを記録した可読媒体
US6597466B1 (en) Image formation method, image formation control system, and image formation system
JP2006110795A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2006168053A (ja) 印刷装置及びその制御方法
US7306306B2 (en) Inkjet recording method and inkjet recording apparatus
JP4259965B2 (ja) 画像形成装置
JPH10315541A (ja) シリアル型印刷装置、方法及びシリアル型印刷方式
JP3135463B2 (ja) 記録データ転送方法、記録装置及び記録システム
JP2006168052A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2001232826A (ja) インクジェットプリンタ
JPH10324023A (ja) 印刷装置、印刷制御装置、印刷方法および印刷制御プログラムを記録した媒体
JP4061562B2 (ja) カラープリンタ及びその動作方法
JP2002137373A (ja) 記録処理方法、記録システム、情報処理装置およびインクジェット記録装置
JP3225899B2 (ja) 画像形成方法および画像形成制御装置
JP3414217B2 (ja) 画像形成方法および画像形成制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees