JPH05244454A - テレビジョン受像機の水平同期回路 - Google Patents
テレビジョン受像機の水平同期回路Info
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- JPH05244454A JPH05244454A JP4041598A JP4159892A JPH05244454A JP H05244454 A JPH05244454 A JP H05244454A JP 4041598 A JP4041598 A JP 4041598A JP 4159892 A JP4159892 A JP 4159892A JP H05244454 A JPH05244454 A JP H05244454A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】悪条件下でも安定した水平同期信号を得ること
が可能なテレビジョン受像機の水平同期回路を提供す
る。 【構成】受像映像信号から垂直同期信号を抽出する垂直
同期信号分離部17と、前記受像映像信号をA/D変換
回路13を介して記憶・出力するライン記憶部14とを
有する。垂直同期信号分離部17から出力された垂直同
期信号に従って、前記ライン記憶部14に対して、前記
受像映像信号の垂直ブランキング期間内の所定の1水平
走査期間を1フィールドに1回の割合で書込み、この書
込まれた信号を次のフィールドの書込みがなされるまで
の間はすべて同一の信号として繰返し読み出す。このリ
ード・ライト信号をリード・ライト制御部19で制御す
る。ライン記憶部14からの出力信号から同期信号分離
部20によって水平同期信号を得る。
が可能なテレビジョン受像機の水平同期回路を提供す
る。 【構成】受像映像信号から垂直同期信号を抽出する垂直
同期信号分離部17と、前記受像映像信号をA/D変換
回路13を介して記憶・出力するライン記憶部14とを
有する。垂直同期信号分離部17から出力された垂直同
期信号に従って、前記ライン記憶部14に対して、前記
受像映像信号の垂直ブランキング期間内の所定の1水平
走査期間を1フィールドに1回の割合で書込み、この書
込まれた信号を次のフィールドの書込みがなされるまで
の間はすべて同一の信号として繰返し読み出す。このリ
ード・ライト信号をリード・ライト制御部19で制御す
る。ライン記憶部14からの出力信号から同期信号分離
部20によって水平同期信号を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機の
水平同期回路に関するもので、特に、ゴーストやノイズ
による悪影響を排除して精度の良い同期分離を行えるよ
うにしたテレビジョン受像機の水平同期回路に係る。
水平同期回路に関するもので、特に、ゴーストやノイズ
による悪影響を排除して精度の良い同期分離を行えるよ
うにしたテレビジョン受像機の水平同期回路に係る。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機においては、受信映像信号
から水平及び垂直同期信号が分離され、これらの信号に
従って、受信映像信号がディスプレイ上に画像として再
現される。この場合、受信映像信号から水平及び垂直同
期信号を分離する回路としては、受信周波数の振幅の差
を利用した同期分離回路が使用される。すなわち、受信
された映像信号を一定のスレッショルドレベルTHでカ
ットすることにより、映像信号と同期信号とを分離して
いる。また、水平及び垂直同期信号の分離は、幅の狭い
水平同期信号と幅の広い垂直同期信号の周波数成分の差
を利用した低域及び高域フィルタが使用される。
から水平及び垂直同期信号が分離され、これらの信号に
従って、受信映像信号がディスプレイ上に画像として再
現される。この場合、受信映像信号から水平及び垂直同
期信号を分離する回路としては、受信周波数の振幅の差
を利用した同期分離回路が使用される。すなわち、受信
された映像信号を一定のスレッショルドレベルTHでカ
ットすることにより、映像信号と同期信号とを分離して
いる。また、水平及び垂直同期信号の分離は、幅の狭い
水平同期信号と幅の広い垂直同期信号の周波数成分の差
を利用した低域及び高域フィルタが使用される。
【0003】図7は、このような同期分離回路を有する
一般的なテレビジョン受像機の同期回路、図8は、この
回路における各部の信号波形を示す。図4において、1
は受信映像検波信号の入力端子、2は同期分離回路、3
は水平AFC回路、4は水平発振回路、5は水平ドライ
ブ回路、6は積分器、7は水平偏向コイルである。
一般的なテレビジョン受像機の同期回路、図8は、この
回路における各部の信号波形を示す。図4において、1
は受信映像検波信号の入力端子、2は同期分離回路、3
は水平AFC回路、4は水平発振回路、5は水平ドライ
ブ回路、6は積分器、7は水平偏向コイルである。
【0004】この同期回路において、図示していない映
像検波器から出力された受信映像信号aは、同期分離回
路2に加えられる。水平AFC回路3には、同期分離回
路2で分離された水平同期信号bと積分器6から出力さ
れた鋸波が入力され、水平発振回路4の出力cと水平同
期信号との位相差が検出され、この位相差に応じて水平
発振回路4の発振周波数の制御電圧が出力される。水平
発振回路4は、この制御電圧に応じた周波数を分周した
タイミングでfh(fh=15.75kHz)周期のパ
ルスcを作り、水平ドライブ回路5に出力する。水平ド
ライブ回路5の出力の一部は水平偏向コイル7に、他の
一部は積分器6に接続されており、積分器6は水平ドラ
イブ回路5から出力される水平ドライブパルスdを積分
して前記の鋸波を作る。
像検波器から出力された受信映像信号aは、同期分離回
路2に加えられる。水平AFC回路3には、同期分離回
路2で分離された水平同期信号bと積分器6から出力さ
れた鋸波が入力され、水平発振回路4の出力cと水平同
期信号との位相差が検出され、この位相差に応じて水平
発振回路4の発振周波数の制御電圧が出力される。水平
発振回路4は、この制御電圧に応じた周波数を分周した
タイミングでfh(fh=15.75kHz)周期のパ
ルスcを作り、水平ドライブ回路5に出力する。水平ド
ライブ回路5の出力の一部は水平偏向コイル7に、他の
一部は積分器6に接続されており、積分器6は水平ドラ
イブ回路5から出力される水平ドライブパルスdを積分
して前記の鋸波を作る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレビジョ
ン受像機の画像の安定性や画質劣化を改善する場合、同
期信号に対するゴーストやノイズの影響を排除すること
が有効な手段である。例えば、図5及び図6は、希望波
(a)に対して、正或いは負のゴースト波(b)が混入
した場合の受信映像信号(c)及び同期分離回路の出力
信号(d)の波形を示すものである。
ン受像機の画像の安定性や画質劣化を改善する場合、同
期信号に対するゴーストやノイズの影響を排除すること
が有効な手段である。例えば、図5及び図6は、希望波
(a)に対して、正或いは負のゴースト波(b)が混入
した場合の受信映像信号(c)及び同期分離回路の出力
信号(d)の波形を示すものである。
【0006】この場合、図5では、 希望波/ゴースト波=5/4=+−1.9dB 図6では、 希望波/ゴースト波=5/3=+−4.4dB とした。なお、図5は、ゴーストが同期信号と重ならな
い場合、図6はゴーストが同期信号と重なる近接ゴース
トの場合を示す。また、図5及び図6において、それぞ
れ(1)は「希望波/ゴースト波」の符号が+となる正
極性ゴースト、(2)は「希望波/ゴースト波」の符号
が−となる負極性ゴーストの波形例である。
い場合、図6はゴーストが同期信号と重なる近接ゴース
トの場合を示す。また、図5及び図6において、それぞ
れ(1)は「希望波/ゴースト波」の符号が+となる正
極性ゴースト、(2)は「希望波/ゴースト波」の符号
が−となる負極性ゴーストの波形例である。
【0007】図5において、仮に同期分離のスレッショ
ルドレベルがTH1であったとすると、同期分離回路の
出力信号波形は(d)に示す通りである。この図から解
るように、「希望波/ゴースト波」の比が同じであって
も、ゴーストの極性の違いによって同期分離回路の出力
波形が異なる。すなわち、正極性ゴーストでは、映像信
号のない区間でゴーストが偽同期信号として分離される
が、負極性ゴーストでは、映像信号とゴースト信号の差
成分が偽同期信号として分離されてしまう。一方、図6
の場合、正極性ゴーストの場合はライン間での波形差は
ないが、負極性ゴーストでは偽同期信号として分離され
るラインがあり、ライン間での波形差を生じる。
ルドレベルがTH1であったとすると、同期分離回路の
出力信号波形は(d)に示す通りである。この図から解
るように、「希望波/ゴースト波」の比が同じであって
も、ゴーストの極性の違いによって同期分離回路の出力
波形が異なる。すなわち、正極性ゴーストでは、映像信
号のない区間でゴーストが偽同期信号として分離される
が、負極性ゴーストでは、映像信号とゴースト信号の差
成分が偽同期信号として分離されてしまう。一方、図6
の場合、正極性ゴーストの場合はライン間での波形差は
ないが、負極性ゴーストでは偽同期信号として分離され
るラインがあり、ライン間での波形差を生じる。
【0008】このように同期信号以外に分離されてしま
う偽同期信号は、画像の内容やゴーストの状態、例えば
「希望波/ゴースト波」比、遅延時間、高周波位相差な
どによって出現したり、しなかったりする。この「偽同
期信号の出入り」によって、受像機の水平同期回路はラ
イン単位での位相誤差を生じ、画像歪みの原因となる。
特に、車載用受像機のような移動受信においては、「偽
同期信号の出入り」が頻繁に起り、著しい画質劣化の要
因となる。
う偽同期信号は、画像の内容やゴーストの状態、例えば
「希望波/ゴースト波」比、遅延時間、高周波位相差な
どによって出現したり、しなかったりする。この「偽同
期信号の出入り」によって、受像機の水平同期回路はラ
イン単位での位相誤差を生じ、画像歪みの原因となる。
特に、車載用受像機のような移動受信においては、「偽
同期信号の出入り」が頻繁に起り、著しい画質劣化の要
因となる。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その第1の目的
は、精度の良い同期分離を行うことができ、安定した同
期分離出力信号が得られるテレビジョン受像機の水平同
期回路を提供することにある。
を解決するために提案されたもので、その第1の目的
は、精度の良い同期分離を行うことができ、安定した同
期分離出力信号が得られるテレビジョン受像機の水平同
期回路を提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、前記の安定した同
期分離出力信号により、ゴーストの多い市街地での移動
受信などの悪条件下における画像歪みを低減することの
できるテレビジョン受像機の水平同期回路を提供するこ
とにある。
期分離出力信号により、ゴーストの多い市街地での移動
受信などの悪条件下における画像歪みを低減することの
できるテレビジョン受像機の水平同期回路を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の第3の目的は、ゴーストやノイズ
が含まれた受信映像信号のもとで、何らかのデジタル処
理を行う場合に有効な安定したクロックを抽出するため
の基準信号として使用できる同期信号を分離することが
可能なテレビジョン受像機の水平同期回路を提供するこ
とにある。
が含まれた受信映像信号のもとで、何らかのデジタル処
理を行う場合に有効な安定したクロックを抽出するため
の基準信号として使用できる同期信号を分離することが
可能なテレビジョン受像機の水平同期回路を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のテレビジョン受像機の水平同期回路は、
受像映像信号から垂直同期信号を抽出する垂直同期信号
分離部と、前記受像映像信号をリード・ライト制御信号
に従って所定の態様で記憶・出力するライン記憶部と、
前記垂直同期信号分離部から出力された垂直同期信号を
入力し、この垂直同期信号に従って、前記ライン記憶部
に対して、前記受像映像信号の垂直ブランキング期間内
の所定の水平走査期間を1フィールドに1回の割合で書
込み、この書込まれた信号を次のフィールドの書込みが
なされるまでの間はすべて同一の信号として繰返し読み
出すように前記リード・ライト信号を制御するリード・
ライト制御部と、前記ライン記憶部からの出力信号から
水平同期信号を得る同期信号分離部と、を備えているこ
とを特徴とする。
めに、本発明のテレビジョン受像機の水平同期回路は、
受像映像信号から垂直同期信号を抽出する垂直同期信号
分離部と、前記受像映像信号をリード・ライト制御信号
に従って所定の態様で記憶・出力するライン記憶部と、
前記垂直同期信号分離部から出力された垂直同期信号を
入力し、この垂直同期信号に従って、前記ライン記憶部
に対して、前記受像映像信号の垂直ブランキング期間内
の所定の水平走査期間を1フィールドに1回の割合で書
込み、この書込まれた信号を次のフィールドの書込みが
なされるまでの間はすべて同一の信号として繰返し読み
出すように前記リード・ライト信号を制御するリード・
ライト制御部と、前記ライン記憶部からの出力信号から
水平同期信号を得る同期信号分離部と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】上記のような構成を有する本発明のテレビジョ
ン受像機の水平同期回路においては、垂直ブランキング
期間内の所定の1水平走査期間がリード・ライト制御部
の制御に従ってライン記憶部に書き込まれ、ライン記憶
部からは、1フィールドの間すべて同一のデータが読み
出される。その結果、ライン記憶部からの出力信号の波
形は、同一のフィールド内は全ライン同形となるので、
このようなライン記憶部からの出力を同期分離して成る
水平同期信号は、ライン記憶部からの読み出しクロック
周波数のタイミングに応じた規則的な信号となり、ゴー
ストの影響を排除できる。
ン受像機の水平同期回路においては、垂直ブランキング
期間内の所定の1水平走査期間がリード・ライト制御部
の制御に従ってライン記憶部に書き込まれ、ライン記憶
部からは、1フィールドの間すべて同一のデータが読み
出される。その結果、ライン記憶部からの出力信号の波
形は、同一のフィールド内は全ライン同形となるので、
このようなライン記憶部からの出力を同期分離して成る
水平同期信号は、ライン記憶部からの読み出しクロック
周波数のタイミングに応じた規則的な信号となり、ゴー
ストの影響を排除できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により具体的
に説明する。
に説明する。
【0015】(1)実施例の構成・・・図1 図1において、10はアンテナで受信された映像信号の
入力端子、11は受信映像信号をビデオ信号に変換する
チューナー、12はチューナー11の出力側に接続され
たY/C分離回路(輝度及び色信号分離回路)である。
Y/C分離回路12の出力側には、A/D変換回路1
3、ライン記憶部14、D/A変換回路15、乗算器1
6が接続されている。また、Y/C分離回路12の出力
側には、前記ライン記憶部側とは別系統で、垂直同期信
号分離部17、波形整形回路18、リード・ライト制御
部19が接続されている。波形整形回路18の出力側
は、更に前記乗算器16にも接続されている。この乗算
器16の出力側には、モニターM側に設けられた同期分
離部20が接続され、この同期分離部20の出力側から
は、垂直同期信号VDと、AFC回路21を介して水平
同期水平同期信号HDが出力される。また、前記A/D
変換回路13、D/A変換回路15及びリード・ライト
制御部19には、4fscのサンプリング周波数を出力
するPLL回路22が接続されている。
入力端子、11は受信映像信号をビデオ信号に変換する
チューナー、12はチューナー11の出力側に接続され
たY/C分離回路(輝度及び色信号分離回路)である。
Y/C分離回路12の出力側には、A/D変換回路1
3、ライン記憶部14、D/A変換回路15、乗算器1
6が接続されている。また、Y/C分離回路12の出力
側には、前記ライン記憶部側とは別系統で、垂直同期信
号分離部17、波形整形回路18、リード・ライト制御
部19が接続されている。波形整形回路18の出力側
は、更に前記乗算器16にも接続されている。この乗算
器16の出力側には、モニターM側に設けられた同期分
離部20が接続され、この同期分離部20の出力側から
は、垂直同期信号VDと、AFC回路21を介して水平
同期水平同期信号HDが出力される。また、前記A/D
変換回路13、D/A変換回路15及びリード・ライト
制御部19には、4fscのサンプリング周波数を出力
するPLL回路22が接続されている。
【0016】(2)実施例の作用効果 このような構成を有する本実施例の水平同期回路におい
て、映像信号入力端子10に、アンテナで受信されたゴ
ーストの含まれた受信映像信号(RF信号)が入力され
ると、この映受信映像信号は、チューナー11によって
図2(a)のようなビデオ信号に変換された後、Y/C
分離回路12に入力され、輝度成分信号のみが取り出さ
れる。分離された輝度成分信号の一部は、垂直同期信号
分離部17に送られ、そこで分離された図2(b)のよ
うな垂直同期信号が波形整形回路18を経てリード・ラ
イト制御部19に入力される。
て、映像信号入力端子10に、アンテナで受信されたゴ
ーストの含まれた受信映像信号(RF信号)が入力され
ると、この映受信映像信号は、チューナー11によって
図2(a)のようなビデオ信号に変換された後、Y/C
分離回路12に入力され、輝度成分信号のみが取り出さ
れる。分離された輝度成分信号の一部は、垂直同期信号
分離部17に送られ、そこで分離された図2(b)のよ
うな垂直同期信号が波形整形回路18を経てリード・ラ
イト制御部19に入力される。
【0017】一方、Y/C分離回路12で分離された輝
度成分信号の他の一部は、PLL回路21からの4fs
c(14.31818MHz)のサンプリング周波数
で、A/D変換回路13によってデジタル信号に変換さ
れた後、ライン記憶部14に入力される。この時のライ
トクロック周波数は、前記リード・ライト制御部19に
入力された垂直同期信号に同期してPLL回路21から
出力される4fscである。また、ライン記憶部14に
入力されるデータは、図3に示すように、垂直帰線消去
期間(垂直ブランキング期間)内の無信号部分Vnのう
ち、1Hのみを使用する。なお、垂直ブランキング期間
内の信号は、映像信号には使用されていないが、文字多
重データやゴースト除去装置のリファレンス信号(GC
R信号)などに利用されているので、奇数フィールドに
付いては10H〜13H、偶数フィールドに付いては2
73H〜276Hの中から選択する。
度成分信号の他の一部は、PLL回路21からの4fs
c(14.31818MHz)のサンプリング周波数
で、A/D変換回路13によってデジタル信号に変換さ
れた後、ライン記憶部14に入力される。この時のライ
トクロック周波数は、前記リード・ライト制御部19に
入力された垂直同期信号に同期してPLL回路21から
出力される4fscである。また、ライン記憶部14に
入力されるデータは、図3に示すように、垂直帰線消去
期間(垂直ブランキング期間)内の無信号部分Vnのう
ち、1Hのみを使用する。なお、垂直ブランキング期間
内の信号は、映像信号には使用されていないが、文字多
重データやゴースト除去装置のリファレンス信号(GC
R信号)などに利用されているので、奇数フィールドに
付いては10H〜13H、偶数フィールドに付いては2
73H〜276Hの中から選択する。
【0018】このようにしてライン記憶部14に書き込
まれたデータは、リード・ライト制御部19からのリー
ドクロック周波数(4fsc)に従って読み出される。
例えば、図2−cに示すようなリード・ライトサイクル
に従って、入力映像信号図2−aの11Hをライン記憶
部14に書き込み、12Hから奇数フィールドの終わり
に相当する262Hまで同じデータを読み出す。また、
偶数フィールドに付いては、274Hをライン記憶部1
4に書き込み、275Hから偶数フィールドの終わりの
525Hまで同じデータを読み出す。
まれたデータは、リード・ライト制御部19からのリー
ドクロック周波数(4fsc)に従って読み出される。
例えば、図2−cに示すようなリード・ライトサイクル
に従って、入力映像信号図2−aの11Hをライン記憶
部14に書き込み、12Hから奇数フィールドの終わり
に相当する262Hまで同じデータを読み出す。また、
偶数フィールドに付いては、274Hをライン記憶部1
4に書き込み、275Hから偶数フィールドの終わりの
525Hまで同じデータを読み出す。
【0019】この読み出されたデータを4fscのサン
プリング周波数でD/A変換すると、図2(d)に示す
ように、奇数フィールドに付いては輝度成分信号の11
Hと同じデータが連続し、偶数フィールドに付いては2
74Hと同一の信号が連続した一連の信号が、D/A変
換回路15から出力される。そして、このD/A変換回
路15からの出力信号に対して、前記波形整形回路18
から出力された垂直同期信号を乗算器16において掛け
合わせると、図2(e)で示すような同一フィールド内
は全ラインが同形の信号が得られる。そして、この図2
(e)の信号をモニターMの同期分離部20に入力すれ
ば、安定した垂直同期信号VDと、AFC回路21を介
して水平同期水平同期信号HDが出力される。
プリング周波数でD/A変換すると、図2(d)に示す
ように、奇数フィールドに付いては輝度成分信号の11
Hと同じデータが連続し、偶数フィールドに付いては2
74Hと同一の信号が連続した一連の信号が、D/A変
換回路15から出力される。そして、このD/A変換回
路15からの出力信号に対して、前記波形整形回路18
から出力された垂直同期信号を乗算器16において掛け
合わせると、図2(e)で示すような同一フィールド内
は全ラインが同形の信号が得られる。そして、この図2
(e)の信号をモニターMの同期分離部20に入力すれ
ば、安定した垂直同期信号VDと、AFC回路21を介
して水平同期水平同期信号HDが出力される。
【0020】この点を前記図5及び図6の(c)〜
(f)に示す信号波形によって説明する。即ち、本実施
例でライン記憶部14に書き込む1H分のデータは、垂
直ブランキング期間内のものであるから、図5(c)ま
たは図6(c)の映像信号において、水平同期信号のみ
が存在する部分Aである。そして、ライン記憶部14か
ら連続して読み出され、D/A変換回路15から出力さ
れる信号は、図5(e)叉は図6(e)に示すように、
前記A部分が連続した波形となっている。すなわち、D
/A変換回路15から出力された信号の波形は、映像信
号成分が含まれておらず、単に水平同期信号及びそのゴ
ースト成分信号の繰り返しのみになっている。
(f)に示す信号波形によって説明する。即ち、本実施
例でライン記憶部14に書き込む1H分のデータは、垂
直ブランキング期間内のものであるから、図5(c)ま
たは図6(c)の映像信号において、水平同期信号のみ
が存在する部分Aである。そして、ライン記憶部14か
ら連続して読み出され、D/A変換回路15から出力さ
れる信号は、図5(e)叉は図6(e)に示すように、
前記A部分が連続した波形となっている。すなわち、D
/A変換回路15から出力された信号の波形は、映像信
号成分が含まれておらず、単に水平同期信号及びそのゴ
ースト成分信号の繰り返しのみになっている。
【0021】そこで、この信号(e)に対して、同期分
離部20において、所定のスレッショルドレベルより同
期分離を行って、図5(f)叉は図6(f)の水平同期
信号を得る。この場合、本実施例においては、同期分離
部20への入力信号に映像信号成分がないので、入力信
号のダイナミックレンジ全幅にわたって有効に使用する
ことができ、スレッショルドレベルを従来よりも大きな
値であるTH2にとることができる。その結果、従来の
スレッショルドレベルTH1では、図5(f)の点線で
示す波形のように、ゴーストに起因する偽同期信号が現
れていたのが、スレッショルドレベルTH2によって同
期分離分離した場合には、ゴースト分の偽同期信号がな
くなり、正常な水平同期信号のみが分離される。また、
仮に、スレッショルドレベルTH1で同期分離をした場
合でも、同期分離後の波形は各ライン単位で同じ形状と
なり、従来技術で同期分離した場合の図5(d)や図6
(d)のようにライン単位で波形が異なることもなく、
画像歪みが生じることがない。
離部20において、所定のスレッショルドレベルより同
期分離を行って、図5(f)叉は図6(f)の水平同期
信号を得る。この場合、本実施例においては、同期分離
部20への入力信号に映像信号成分がないので、入力信
号のダイナミックレンジ全幅にわたって有効に使用する
ことができ、スレッショルドレベルを従来よりも大きな
値であるTH2にとることができる。その結果、従来の
スレッショルドレベルTH1では、図5(f)の点線で
示す波形のように、ゴーストに起因する偽同期信号が現
れていたのが、スレッショルドレベルTH2によって同
期分離分離した場合には、ゴースト分の偽同期信号がな
くなり、正常な水平同期信号のみが分離される。また、
仮に、スレッショルドレベルTH1で同期分離をした場
合でも、同期分離後の波形は各ライン単位で同じ形状と
なり、従来技術で同期分離した場合の図5(d)や図6
(d)のようにライン単位で波形が異なることもなく、
画像歪みが生じることがない。
【0022】特に、図5(c)から解るように、同期分
離レベルが、希望波の下端から1/5(TH1付近)に
あったとすると、映像信号が白/黒のウィンドウ波形の
場合、図5(1)の正ゴーストでは、希望波/ゴースト
>1.9dBでは偽同期信号は分離されないが、図5
(2)の負ゴーストでは、希望波/ゴースト<9.3d
B程度でも分離されてしまう。ところが、本実施例によ
れば、ゴーストの影響のでやすい映像信号部分が除去さ
れているので、同じスレッショルドレベルTH1で同期
分離を行っても、ゴーストの影響は排除された整った水
平同期信号を得ることができる。従って、本実施例は、
従来技術と同じスレッショルドレベルを取った場合に
は、特に希望波と離れた負ゴーストに対して有効であ
る。もちろん、前記のようにスレッショルドレベルを変
化させることにより、図5(1)の正ゴーストや、図6
(1)(2)の近接ゴーストに対しても優れた効果を発
揮する。
離レベルが、希望波の下端から1/5(TH1付近)に
あったとすると、映像信号が白/黒のウィンドウ波形の
場合、図5(1)の正ゴーストでは、希望波/ゴースト
>1.9dBでは偽同期信号は分離されないが、図5
(2)の負ゴーストでは、希望波/ゴースト<9.3d
B程度でも分離されてしまう。ところが、本実施例によ
れば、ゴーストの影響のでやすい映像信号部分が除去さ
れているので、同じスレッショルドレベルTH1で同期
分離を行っても、ゴーストの影響は排除された整った水
平同期信号を得ることができる。従って、本実施例は、
従来技術と同じスレッショルドレベルを取った場合に
は、特に希望波と離れた負ゴーストに対して有効であ
る。もちろん、前記のようにスレッショルドレベルを変
化させることにより、図5(1)の正ゴーストや、図6
(1)(2)の近接ゴーストに対しても優れた効果を発
揮する。
【0023】更に、従来技術では、移動受信時などに発
生する電界の急激な変動によって、分離後の水平同期信
号が数H区間にわたり欠落することがある。しかし、本
実施例によれば、同一フィールド内は全て同レベルの信
号であるので、水平同期信号が欠落する恐れはない。
生する電界の急激な変動によって、分離後の水平同期信
号が数H区間にわたり欠落することがある。しかし、本
実施例によれば、同一フィールド内は全て同レベルの信
号であるので、水平同期信号が欠落する恐れはない。
【0024】(3)他の実施例 本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例え
ば、図1の実施例においては、乗算器6の代わりに、垂
直同期信号が、”H”レベルにあるときにのみ信号を通
過させる ゲート回路を使用することもできる。
ば、図1の実施例においては、乗算器6の代わりに、垂
直同期信号が、”H”レベルにあるときにのみ信号を通
過させる ゲート回路を使用することもできる。
【0025】また、図4に示すように、乗算器16を使
用することなく、波形整形部で得られた垂直同期信号を
直接モニター側に取り出すことも可能である。このよう
にすると、D/A変換回路15からの出力信号中、本来
垂直同期信号が入る部分についても1H周期の信号が入
力されることになる。その結果、同期分離部20におい
て垂直同期信号の影響を無視できるため、垂直同期信号
に相当する部分近傍でのAFC動作が安定し、更に安定
した水平同期信号を得ることが可能となる。
用することなく、波形整形部で得られた垂直同期信号を
直接モニター側に取り出すことも可能である。このよう
にすると、D/A変換回路15からの出力信号中、本来
垂直同期信号が入る部分についても1H周期の信号が入
力されることになる。その結果、同期分離部20におい
て垂直同期信号の影響を無視できるため、垂直同期信号
に相当する部分近傍でのAFC動作が安定し、更に安定
した水平同期信号を得ることが可能となる。
【0026】また、Y/C分離回路は省略することも可
能である。更に、PLL回路22は、入力映像信号に同
期したクロック4fscを出力する回路であるが、入力
映像信号に非同期なクロック4fscを出力するサンプ
リングクロック発生回路を使用することもできる。
能である。更に、PLL回路22は、入力映像信号に同
期したクロック4fscを出力する回路であるが、入力
映像信号に非同期なクロック4fscを出力するサンプ
リングクロック発生回路を使用することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、映像信号の垂直
ブランキング区間内の所定の1水平走査期間をライン記
憶部に書き込み、この書き込まれた信号を次のフィール
ドの書き込みがなされるまでは全て同一の信号としてラ
イン記憶部から読み出し、この同一形状の波形が繰り返
して読み出された信号から水平同期信号を得るようにも
のである。その結果、本発明によれば、受信映像信号中
のゴーストの影響を排除することが可能となり、ゴース
トが発生するような悪条件下でも、安定した水平同期信
号を得ることができる。また、このようにして得られた
水平同期信号は、ゴースト除去、映像の輪郭補正、画面
分割、その他のデジタル処理を受信映像信号に施す場合
に有効な安定したクロック周波数抽出の基準としても使
用することができる。
ブランキング区間内の所定の1水平走査期間をライン記
憶部に書き込み、この書き込まれた信号を次のフィール
ドの書き込みがなされるまでは全て同一の信号としてラ
イン記憶部から読み出し、この同一形状の波形が繰り返
して読み出された信号から水平同期信号を得るようにも
のである。その結果、本発明によれば、受信映像信号中
のゴーストの影響を排除することが可能となり、ゴース
トが発生するような悪条件下でも、安定した水平同期信
号を得ることができる。また、このようにして得られた
水平同期信号は、ゴースト除去、映像の輪郭補正、画面
分割、その他のデジタル処理を受信映像信号に施す場合
に有効な安定したクロック周波数抽出の基準としても使
用することができる。
【0028】このように本発明によれば、悪条件下でも
安定した水平同期信号を得ることが可能なテレビジョン
受像機の水平同期回路を提供することができる。
安定した水平同期信号を得ることが可能なテレビジョン
受像機の水平同期回路を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1の実施例における各部の信号波形を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図3】一般的なテレビジョン受像機の映像信号を示す
波形図。
波形図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】希望波とゴーストが離れた状態にあるときの、
本発明と従来技術における各部の出力波形を示す波形図
で、(1)は正ゴースト、(2)は負ゴーストの場合を
示す。
本発明と従来技術における各部の出力波形を示す波形図
で、(1)は正ゴースト、(2)は負ゴーストの場合を
示す。
【図6】希望波とゴーストが近接状態にあるときの、本
発明と従来技術における各部の出力波形を示す波形図
で、(1)は正ゴースト、(2)は負ゴーストの場合を
示す。
発明と従来技術における各部の出力波形を示す波形図
で、(1)は正ゴースト、(2)は負ゴーストの場合を
示す。
【図7】従来の一般的な水平同期回路の一例を示すブロ
ック図。
ック図。
【図8】図7の各部の波形を示す波形図。
11;チューナー 12;Y/C分離回路 13;A/D変換回路 14;ライン記憶部 15;D/A変換回路 16;乗算器 17;垂直同期信号分離部 18;波形整形部 19;リード・ライト制御部 20;同期分離部 21;AFC回路 22;PLL回路
Claims (3)
- 【請求項1】受像映像信号から垂直同期信号を抽出する
垂直同期信号分離部と、 前記受像映像信号をリード・ライト制御信号に従って所
定の態様で記憶・出力するライン記憶部と、 前記垂直同期信号分離部から出力された垂直同期信号を
入力し、この垂直同期信号に従って、前記ライン記憶部
に対して、前記受像映像信号の垂直ブランキング期間内
の所定の1水平走査期間を1フィールドに1回の割合で
書込み、この書込まれた信号を次のフィールドの書込み
がなされるまでの間はすべて同一の信号として繰返し読
み出すように前記リード・ライト信号を制御するリード
・ライト制御部と、 前記ライン記憶部からの出力信号から水平同期信号を得
る同期信号分離部と、 を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機の水
平同期回路。 - 【請求項2】前記垂直同期信号分離部で得られた垂直同
期信号と、ライン記憶部からの出力信号を乗算する乗算
器を備え、 前記同期信号分離部が、この乗算器からの信号から垂直
同期信号と水平同期信号とを分離するものである請求項
1のテレビジョン受像機の水平同期回路。 - 【請求項3】前記垂直同期信号分離部で得られた垂直同
期信号と、前記同期信号分離部で得られた水平同期信号
から、垂直及び水平同期信号を得る請求項1のテレビジ
ョン受像機の水平同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041598A JPH05244454A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | テレビジョン受像機の水平同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041598A JPH05244454A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | テレビジョン受像機の水平同期回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244454A true JPH05244454A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12612836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041598A Pending JPH05244454A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | テレビジョン受像機の水平同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05244454A (ja) |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041598A patent/JPH05244454A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919 |
|
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