JPH05244407A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH05244407A
JPH05244407A JP4310403A JP31040392A JPH05244407A JP H05244407 A JPH05244407 A JP H05244407A JP 4310403 A JP4310403 A JP 4310403A JP 31040392 A JP31040392 A JP 31040392A JP H05244407 A JPH05244407 A JP H05244407A
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/56Processing of colour picture signals
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  • Image Processing (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソース画像がメモリからプリンタのような画
像出力デバイスに読出されると同時にソース画像に対し
て全カラー範囲の圧縮を実行すること。 【構成】 ソース画像に対して全カラー範囲の圧縮をリ
アルタイムで実行する方法である。この方法は、メモリ
を有するデータ処理システムにおいて実行され、第2の
全カラー範囲のカラーを出力できる画像出力デバイスに
よって出力されるべき、第1の全カラー範囲のカラーを
有する多画素画像をデータ処理システムのメモリに記憶
し、画像出力デバイスによる受信のためにデータ処理シ
ステムのメモリから多画素画像を読出し、この読出すス
テップの開始後かつ読出すステップの完了前に、第2の
全カラー範囲にない多画素画像のカラーを第2の全カラ
ー範囲のカラーに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラープリンタ装置等の
装置における全カラー範囲圧縮の実行に関する。特に、
本発明はカラープリンタ装置であって、印刷すべきカラ
ー画像が記憶されると同時に解析され、また、画像の全
カラー範囲が印刷のためにメモリから除去されると同時
に圧縮されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】原画像及びカラー画像のカラー表現を生
成するのに用いることができるカラープリンタは公知で
ある。カラー画像再生に関する方法及び装置はたとえば
米国特許第4,670,780号、第4,707,72
7号、第4,731,662号、第4,873,570
号の各公報に記載されている。カラー画像再生に関する
文献としては、Stone et al., "Color Gamut Mapping a
nd the Printing of Digital Color Images.", ACM Tra
nsactions on Graphics, Vol. 7, No. 4, pp. 249-292
(1988年10月); Stone et al., "Color Gamut Mapping a
nd the Printing of Digital Color Images", Zerox Re
port EDL-88-1[p 88-00021], pp. 1-52(1988 年4月); G
ordon et al., "On the Rendition of Unprintable Col
ors", Proceedings of the Technical Association of
the Graphic Arts, pp. 186-195(1987) がある。
【0003】カラープリンタは再生できるカラーの範囲
で制限されている。たとえば、カラープリンタによって
印刷されるべきソース画像(つまり、原画像)はプリン
タが再生できないカラーを含むことがある。特に、CR
T(陰極線管)に利用できる全カラー範囲は代表的には
カラープリンタの全カラー範囲より非常に大きいので、
CRTモニタに対して生成されるカラー画像には当ては
まる。従って、印刷を実行する前に、ソース画像全体の
カラーはプリンタ全体のカラー(つまり、プリンタが生
成できるカラー)に写像(map)されなければならな
いことがしばしばある。この処理は、ソース画像がプリ
ンタの全カラー範囲に入るまでソース画像の全カラー範
囲を圧縮するステップを含むために、“全範囲圧縮(gam
ut compression)"と呼ばれる。
【0004】ソース画像のカラーをプリンタ全カラー範
囲の生成可能なカラーに写像する方法(つまり、ソース
画像全カラー範囲の圧縮方法)は米国特許第4,75
8,885号公報に開示されている。この特許公報(´
885)においては、モニタのソース画像全カラー範囲
が縮んでおり、この結果、プリンタ全カラー範囲に入る
ことになる。
【0005】しかしながら、上述の特許公報(´88
5)においては、各ソース画像の全カラー範囲が同一方
法で縮んでおりつまり、圧縮されている。たとえソース
画像がプリンタが印刷可能なカラーのみを含んでいて
も、ソース画像が再生される前にソース画像全カラー範
囲におけるカラーはなお写像される(つまり、ソース画
像全カラー範囲はなお圧縮される)。このように、特許
公報(´885)においては、元のソース画像全カラー
範囲がプリンタ全カラー範囲に入るために圧縮を必要と
しない場合において不要な歪み(distortion)及び変化が
ソース画像に導入されてしまう。
【0006】各ソース画像を同一方法で圧縮するよりも
むしろ、各ソース画像に対して異なる写像構成もしくは
圧縮構成を決定し、ソース画像の不要な歪みを最小に維
持できるようにした方が好ましい。たとえば、ソース画
像全カラー範囲のカラーがプリンタ全カラー範囲であれ
ば、ソース画像を写像すべきでない(つまり、ソース画
像の全カラー範囲を圧縮すべきでない)。このアプロー
チは上述のStone et al の文献に教示されている。しか
しながら、Stone et al の文献はソース画像全カラー範
囲及びプリンタ全カラー範囲の洗練された人間の解析を
必要とする。
【0007】上述の洗練された人間の解析は文献 P.Lai
hanen "Optimization of Digital Color Reproduction
on the Basis of Visual Assessment of Reproduced Im
ages", Proceedings of the SID, Vol. 30, No. 3, pp.
183-190 (1989), "Colour Reproduction Theory Based
on the Principles of Colour Science", Advancesin
Printing Science and Technology, June 1987 Confere
nce, Pantech Press,London (1988)に記載の全カラー範
囲圧縮を自動的に実行することによって除去できる。上
述のLaihanenの文献は全カラー範囲の自動的な圧縮を意
図するもであるが、全カラー範囲の圧縮をリアルタイム
で行う技術について言及していない。上述の米国特許公
報(´885)も同一の欠点を有する。つまり、米国特
許公報(´885)に記載のカラーは種々のソース画像
の全カラー範囲のリアルタイム調整あるいはその圧縮の
リアルタイム調整を実行するのに用いる意図はない。
【0008】ソース画像の全カラー範囲をプリンタの全
カラー範囲に適するようにする調整は一般的に2段階処
理である。このような全カラー範囲の調整つまり圧縮を
実行する従来のデバイスは図1に示される。図1を参照
すると、画像バッファ13は一般に画像入力デバイス1
1からソース画像(たとえばカラー画像)を受け取り、
全カラー範囲圧縮回路17によって処理されている限
り、その画像を記憶する。画像入力デバイス11はカラ
ーモニタ用の入力とすることができ、また、画像バッフ
ァ13は画像入力デバイス11によって入力されたソー
ス画像の画素に対応する記憶場所を有するRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)とすることができる。画素バッフ
ァ13の各記憶場所においてソース画像の与えられた画
素に対応するカラー情報が記憶される。
【0009】図1において、全カラー範囲圧縮回路17
は2段階の全カラー範囲圧縮処理を実行する。全カラー
範囲圧縮処理の第1の段階は、ソース画像の全カラー範
囲の境界を決定する目的で、画像バッファ13に格納さ
れているソース画像の各画素の色を調べるステップを含
む。ソース画像の全カラー範囲がプリンタの全カラー範
囲と比較された後に実行される第2の段階は、画像バッ
ファ13に格納されている各画素のカラー値を変換して
画像バッファ13に格納されているソース画像のカラー
をプリンタの全カラー範囲に一致させるステップを含
む。
【0010】図1に示されるシステムによって実行され
る全カラー範囲圧縮処理においては、画像バッファ13
に格納されている各画素のカラーを2度考慮しなければ
ならない。つまり、1回目はソース画像の全カラー範囲
の境界を解析するとき、2回目はソース画像の各画素の
色を写像つまり変換してソース画像の全カラー範囲を圧
縮するときである。画像をこのようにバッファ13に格
納されているソース画像のカラーを写像した後に(つま
り、ソース画像の全カラー範囲をプリンタの全カラー範
囲に入るように圧縮した後)、画像が画像バッファ13
から画像出力デバイス15(たとえばカラープリンタ)
に出力される。
【0011】図2も図1とほぼ同様に画像のカラーを2
度考慮する従来のカラープリンタシステムを示す。しか
し、図2のシステムにおいては、プリンタシステムによ
って印刷できないソース画像カラーはこのシステムに入
力されることがないので、全カラー範囲圧縮は実行され
ない。この種のプリンタシステムによればこれを使用す
るオペレータ(たとえば人のオペレータ)が画像出力デ
バイス25が印刷できないカラーを入力させないので、
印刷ができないソース画像カラーは図2のプリンタシス
テムに入力されることはない。
【0012】洗練された画像表現を有するカラー画像は
以下に示す文献で説明されている従来のページ記述言語
を用いて記述することができる。つまり、S.Harrington
etal., "Interpress: The Source Book", Simon & Sch
uster, New York (1988); "Interpress Electronic Pri
nting Standard", XNSS 048601, Xerox Adobe Systems,
Inc., Mass. (1990)。これらの言語は図2に示すプリ
ンタシステムのようにシステムにおいて使用できる。
【0013】図2に示すシステムにおいては、ライン及
び/または文字等の複数の単一画像単位(画素とも言
う)により画像バッファ23内にカラー画像を構築す
る。画像バッファ23におけるソース画像の構築は画像
単位発生器21によって実行される。この画像単位発生
器21は画像バッファ23内に種々の画像単位を集める
ことによってカラー画像を組立つまり構築する。画像バ
ッファ23にカラー画像の構築が完了すると、画像バッ
ファ23の内容は画像出力デバイス25に送られ、この
結果、構築されたカラー画像は印刷できる。ソース画像
のカラーは2回考慮される。つまり、1回目は画像単位
が画像バッファ23に入るとき、2回目は画像バッファ
の内容が印刷されるときである。
【0014】図2のプリンタシステムは、画像単位発生
器21を用いるオペレータが画像出力デバイス25が生
成できるカラーを有する画像単位を画像バッファ23の
記憶のために発生する場合に限定される。このように、
図2のプリンタシステムは、画像バッファ13に格納さ
れているソース画像の全カラー範囲が常にプリンタ全カ
ラー範囲(つまり、画像出力デバイス25の全カラー範
囲)内にあるので、全カラー範囲圧縮回路を必要としな
い。さらに、図2のプリンタシステムは画像出力デバイ
ス25の全カラー範囲内のカラーを有する入力画像単位
のみを用いているので、画像バッファ23の記憶容量
は、画像バッファ23がプリンタの全カラー範囲内に含
まれるカラーのみを表しもしくは格納するようになって
いる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す従来のプリ
ンタシステムの欠点は、ソース画像の全カラー範囲がリ
アルタイムで決定できない(つまり、同時にソース画像
が画像バッファ13に入力されている)、あるいはリア
ルタイムで圧縮できない(つまり、同時にソース画像が
画像バッファ13から読出されている)ことである。そ
の代わりに、ソース画像が画像バッファ13に記憶され
た後に、ソース画像の全カラー範囲は全カラー範囲圧縮
回路17によって決定されている。同様に、ソース画像
の全カラー範囲の圧縮終了後に、ソース画像は画像バッ
ファ13から読出される。
【0016】図2のプリンタシステムも欠点を有する。
図2のプリンタシステムにおいては、オペレータがソー
ス画像を構築しているときのオペレータに利用できるソ
ース画像のカラー選択は画像出力デバイス25及び画像
バッファ23の特性によって制限される。言い換える
と、オペレータによって画像バッファ23に構築された
ソース画像は画像バッファ23において表現できかつ画
像出力デバイス25によって再生できるカラーによって
のみ構成される。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のことに鑑
みてなされたものであり、本発明の一形態によれば、ソ
ース画像がメモリからプリンタのような画像出力デバイ
スに読出されると同時にソース画像に対して全カラー範
囲の圧縮を実行できる構成が提供される。本発明の他の
形態によれば、ソース画像の全カラー範囲の圧縮を、ソ
ース画像の色あい特性を示す色あい関連値によって索引
された全カラー範囲圧縮要因を用いて簡潔かつ効率的に
修正することにより実行される構成が提供される。さら
に、ソース画像全カラー範囲の圧縮は、YES摩擦シス
テムにおけるソース画像の値を表すことによって、ま
た、ソース画像の飽和特性を示す対数値及びソース画像
に適用された全カラー範囲圧縮要因を用いることによっ
て簡潔にできる。
【0018】本発明の他の特徴及び利点は以下の記載に
開示し及び示唆され、あるいは本発明の実施によって教
示される。本発明の特徴及び利点は特許請求の範囲にお
いて特に指摘した構成及び組合せによって実現されかつ
達成される。ここで具体化されかつ広く記載されている
ごとく、メモリを有するデータ処理システムによって実
行される本発明の画像処理方法は、第2の全カラー範囲
のカラーを出力できる画像出力デバイスによって出力さ
れるべき、第1の全カラー範囲のカラーを有する多画素
画像を前記データ処理システムのメモリに記憶するステ
ップと、前記画像出力デバイスによる受信のために前記
データ処理システムのメモリから前記多画素画像を読出
すステップと、該読み出すステップの開始後かつ該読み
出すステップの完了前に、前記第2の全カラー範囲にな
い前記多画素画像のカラーを該第2の全カラー範囲のカ
ラーに変換するステップと、を具備する。メモリを有す
るデータ処理システムによって実行される本発明の画像
処理方法の他の形態は、第2の全カラー範囲のカラーを
出力できる画像出力デバイスによって出力されるべき、
第1の全カラー範囲のカラーを有する多画素画像をデー
タ処理システムのメモリに記憶するステップと、第1、
第2の全カラー範囲の差を示す全カラー範囲圧縮要因の
リストを含むカラー写像(mapping) テーブルを画像メモ
リに構築するステップと、このカラー写像テーブルにお
ける全カラー範囲圧縮要因に従って画像メモリに記憶さ
れている多画素画像を修正するステップとを具備する。
【0019】上述の形態に加えて本発明はまた上述の方
法を実行する装置を具備する。
【0020】
【実施例】図3は本発明の一実施例に係る印刷されたカ
ラー画像を発生する装置を示す。図3の装置によって実
行される全カラー範囲圧縮処理を示すフローチャートは
図4に示される。図3の装置によって実行される全カラ
ー範囲圧縮処理は2段階処理である。第1の段階はソー
ス画像のカラーを解析すること(たとえばソース画像の
全カラー範囲の境界を決定すること)に関し、第2の段
階はソース画像のカラーを写像つまり変換してソース画
像の全カラー範囲を圧縮することに関する。
【0021】図3の装置はソース画像の構築及び印刷に
伴う2つのカラー考察を用いて全カラー範囲の圧縮を実
行する。特に、ソース画像の構築に伴う第1のカラー考
察(つまり、メモリに格納できるソース画像の検査)を
用いてソース画像の全カラー範囲を決定し、ソース画像
の印刷に伴う第2のカラー考察(つまり、印刷できる格
納されたソース画像の検査)を用いてソース画像を圧縮
する。
【0022】図3の装置においては、ディジタル処理シ
ステム100はメインプロセッサ30(たとえばCP
U)を含み、メインプロセッサ30は好ましくはこのメ
インプロセッサの補助的プロセッサつまり外部ハードウ
エアチップであるカラー写像デバイス234と協働す
る。本発明の他の実施例では、後述するが、カラー写像
デバイス34の機能はメインプロセッサ30の補助的プ
ロセッサつまり別個のチップではなくメインプロセッサ
30自身によって実行することもできる。メインプロセ
ッサ30及びカラー写像デバイス34は相互に動作して
ソース画像の全カラー範囲を圧縮し、画像出力デバイス
35を介して出力する。画像出力デバイス35はプリン
タもしくはCRT(陰極線管)のようなディスプレイデ
バイスである。
【0023】図3から分かるように、メインプロセッサ
30は、ソース画像を格納する画像バッファ33、ソー
ス画像の全カラー範囲の境界(つまり、ソース画像の全
カラー範囲の境界を表す情報)を格納するソース画像全
カラー範囲バッファ36、画像出力デバイス全カラー範
囲バッファ40、及びカラー写像バッファ41と協働し
ている。バッファ33、36、40、41はディジタル
処理システム100に含まれる単一のランダムアクセス
メモリ(RAM)の各部分とすることもでき、あるいは
他の実施例では、別個のRAMとすることもできる。さ
らに他の実施例では、全カラー範囲バッファ40をRA
Mの代わりにリードオンリメモリ(ROM)とすること
もできる。
【0024】メインプロセッサ30は、画像単位発生器
31、カラー検査デバイス32、及び全カラー範囲比較
デバイス37を含む。画像単位発生器31、カラー検査
デバイス32、及び全カラー範囲比較デバイス37は図
3のメインプロセッサ30内の別個の要素で表している
が、これらの要素は好ましくはメモリ(たとえば、RA
M、図示せず)に格納されたソフトウエアによって具体
化され、このソフトウエアはメインプロセッサ30によ
って実行される。また、図3の構成は以下に説明するソ
フトウエアと同一の機能を実行するアナログもしくはデ
ィジタル回路によっても具体化できる。
【0025】画像単位発生器31はメインプロセッサ3
0の画像バッファ33内にカラーソース画像を形成す
る。画像単位発生器31はオペレータ(たとえば人間の
オペレータ)の制御のもとに複数のライン、文字等の画
像単位からソース画像を形成する。各画像単位は1つも
しくはそれ以上の画素からなり、画像単位発生器31か
ら1つの画像単位が一度に出力される。
【0026】画像単位発生器31によって実行される構
成は、たとえば、“スクラッチ”からソース画像を形成
し、もしくはスキャナあるいは他の画像発生デバイスに
よって出力された所定のカラー画像にライン及び/また
は画を加える。本発明の他の実施例においては、画像単
位発生器を削除することができ、また、画像単位発生器
によって出力される信号をスキャナの出力もしくはメイ
ンプロセッサ30の他の外部画像入力デバイスの出力に
よって置換できる。
【0027】カラー検査デバイス32は画像単位発生器
31によって出力されたソース画像のカラーを検査す
る。特に、画像単位発生器31が画像バッファ33に格
納すべき画像単位を出力した後、カラー検査デバイス3
2はその画像単位が画像バッファ33に受け取られる前
にその画像単位のカラーを検査する。従って、画像バッ
ファ33にソース画像を構成中に、画像単位発生器31
によって出力された各画像単位は画像バッファ33に格
納される前にカラー検査デバイス32によって検査され
る。
【0028】上述の説明から分かるように、カラー検査
デバイス32は、ソース画像の最初の画像単位が画像単
位発生器31から出力された時刻からソース画像の最後
の画像単位が画像バッファ33に格納される時刻までの
時間、ソース画像のすべての画像単位を検査する。この
ように、画像単位発生器31によって発生したソース画
像が画像バッファ31に格納されると同時に、カラー検
査デバイス32はソース画像のカラーを検査つまり考察
すると同時に、(つまり、ソース画像の最初の画像単位
が画像バッファ33による受け取りのために、出力され
た後に、かつソース画像の最後の画像単位が画像バッフ
ァ33に格納される前に)。
【0029】カラー検査デバイス32によって実行され
るカラー検査について以下に説明する。図3から分かる
ように、カラー検査デバイス32はソース画像のカラー
を解析する2つのカラー検査部32a、32bを含む。
特に、カラー検査部32bは画像単位発生器31によっ
て出力された画像単位を解析して画像バッファ33のど
の画素位置を修正してソース画像のカラー情報を決定す
る。また、このカラー情報はこの修正を実行するのに用
いる(つまり、カラー座標は修正されるべき画素位置に
格納される)。画像バッファ33における記憶場所の修
正はカラー検査部32bによって実行される。
【0030】カラー検査部32aはソース画像を解析し
てソース画像の全カラー範囲の境界を決定し、また、そ
のソース画像の全カラー範囲の境界(つまり、ソース画
像の全カラー範囲の境界に関する情報)をソース画像全
カラー範囲バッファ36に格納する。このように、各カ
ラー検査部32a、32bがソース画像のカラーを検査
つまり解析すると同時に、ソース画像が構築つまり画像
バッファ33に格納される。さらに、ソース画像がカラ
ー検査部32bによって画像バッファ33に格納される
と同時にカラー検査部32aはソース画像の全カラー範
囲の境界をソース画像全カラー範囲バッファ36に格納
する。
【0031】図3の装置においては、カラー検査デバイ
ス32のカラー検査部32a、32bはメインプロセッ
サ30に含まれ、従って、これらの部32a、32bに
よって実行される機能はメインプロセッサ30内で実行
される。しかしながら、本発明の他の実施例において
は、これらの部32a、32bの1つによって実行され
る機能をメインプロセッサ30から別個の補助的なプロ
セッサによって実行してカラー検査デバイス32のカラ
ー検査部32a、32bを並列に動作させることもでき
る。この場合、ソース画像の各画像単位のカラーはカラ
ー検査デバイス32のカラー検査部32a、32bの両
方によって同時に検査できる。さらに、カラー検査部3
2bは、ソース画像の各画像単位に対するカラー座標を
画像バッファ33に格納するのと並列して、画像全カラ
ー範囲バッファ36における当該画像単位から導かれる
全カラー範囲情報の(カラー検査部32aによって実行
される)格納が行われる。このような並列処理により、
ソース画像の画像バッファ33への格納速度及びソース
画像の全カラー範囲の境界のソース画像全カラー範囲バ
ッファ36への格納速度が増大する。
【0032】本発明の他の実施例においては、カラー検
査部32aによって実行されるすべての機能はメインプ
ロセッサ30の外部の第1セットの補助的なプロセッサ
を用いて並列に実行でき、また、カラー検査部32bに
よって実行される全ての機能はメインプロセッサ30の
外部の第2セットの補助的なプロセッサを用いて並列に
実行できる。この実施例によれば、たとえば、第1セッ
トのプロセッサはソース画像の画像単位の1つを解析
し、これと並列に、先に解析された画像単位のカラー空
間座標を出力できる。パイプライン構成で配列された補
助セットのプロセッサを用いてカラー検査部32a、3
2bの機能を実行することによって、ソース画像の画像
バッファ33への格納速度及びソース画像の全カラー範
囲の境界のソース画像全カラー範囲バッファ36への格
納速度がさらに増大する。
【0033】画像バッファ33はソース画像の画素位置
に従ってアドレスされ、この結果、画像バッファ33の
各記憶場所はソース画像画素の与えられた1つに対する
カラー空間座標を維持できる。また、ソース画像全カラ
ー範囲バッファ36はカラーによってアドレスされた記
憶場所によって構成されるカラー空間アレイを含み、こ
の結果、ソース画像全カラー範囲バッファ36における
各記憶場所はソース画像の全カラー範囲のカラーの与え
られた1つに対応する情報を維持できる。他のアドレス
構成を用いることにより、ソース画像を画像バッファ3
1に格納し、もしくはソース画像全カラー範囲をソース
画像全カラー範囲バッファ36に格納することができ
る。
【0034】全カラー範囲比較デバイス37及びカラー
写像バッファ41について以下に説明する。メインプロ
セッサ30と同様に、カラー写像デバイス34は好まし
くはメモリ(図示せず)に格納されたソフトウエアによ
って具体化される要素を含み、このソフトウエアの命令
はカラー写像デバイス34によって実行される。また、
上述のごとく、カラー写像デバイス34は以下に説明す
るソフトウエアと同一の機能を実行するアナログ回路に
よっても具体化できる。
【0035】全カラー範囲比較デバイス37は、ソース
画像全カラー範囲バッファ36、画像出力デバイス全カ
ラー範囲バッファ40、及びカラー写像デバイス41と
協働し、また、カラー写像デバイス34はカラー写像バ
ッファ41及び画像バッファ33と協働する。画像出力
デバイス全カラー範囲バッファ40を用いて画像出力デ
バイス35の全カラー範囲の境界(つまり、画像出力デ
バイス全カラー範囲の境界)を記憶する。好ましくは、
画像出力デバイス全カラー範囲バッファ40はソース画
像全カラー範囲バッファ36と同様に、アドレスされ、
この結果、全カラー範囲比較デバイス37はソース画像
の全カラー範囲を画像出力デバイスの全カラー範囲と容
易に比較できる。画像出力デバイス35を異なる画像出
力デバイスと置換し、かつ画像出力デバイス全カラー範
囲バッファ40をRAMで構成すると、画像出力デバイ
ス全カラー範囲バッファ40に格納された画像出力デバ
イス全カラー範囲の境界を画像出力デバイス35によっ
て置換した画像出力デバイスに対応する新しい画像出力
デバイス全カラー範囲境界で置換できる。
【0036】全カラー範囲比較デバイス37はソース画
像全カラー範囲バッファ36に格納されたソース画像全
カラー範囲の境界を画像出力デバイス全カラー範囲バッ
ファ40に格納された画像出力デバイス全カラー範囲と
比較し、この結果、画像出力デバイス全カラー範囲を満
たさないソース画像の各カラーに対して、印刷できない
ソース画像のカラーを写像つまり圧縮してプリンタの全
カラー範囲を入らなければならない量を示す値を決定す
る。このような値は以後“圧縮量”もしくは“絞り(squ
eeze) 量”とする。
【0037】全カラー範囲比較デバイス37はソース画
像に対する圧縮量を決定し、その圧縮量をカラー写像バ
ッファ41に格納する。カラー写像デバイス34は画像
バッファ33からソース画像を読出し、カラー写像バッ
ファ41に格納されている圧縮量に従ってソース画像の
カラーを写像する。特に、ソース画像は画像バッファ3
3から画像出力デバイス35に読出されると同時に、カ
ラー写像デバイス34はカラー写像テーブルに格納され
ている全カラー範囲圧縮量を用いてソース画像を写像し
(つまり、ソース画像の最初の画素が画像出力デバイス
による受取りのために画像バッファから読出された後で
あってソース画像の最後の画素が実際に画像出力デバイ
ス35によって受け取られる前)、この結果、ソース画
像のカラーは画像出力デバイスの全カラー範囲内に入る
ことになる。カラー写像デバイス34の出力(つまり、
全カラー範囲が圧縮されたソース画像)を画像出力デバ
イス35が受取ると、画像出力デバイス35は全カラー
範囲が圧縮された画像に対応する画像を出力する。画像
出力デバイス35に供給された写像されたソース画像は
圧縮された全カラー範囲を有するので、その画像の各カ
ラーは画像出力デバイス35によって再生できる。
【0038】図4のフローチャートは図3の装置によっ
て実行される全カラー範囲圧縮方法を示す。図4のステ
ップは上述した図3の構成要素によって実行される。上
述の全カラー範囲圧縮処理をまとめると、ソース画像は
画像バッファ33に格納されてソース画像全カラー範囲
を決定すると同時に、カラー検査デバイス32は画像単
位発生器31によって発生したソース画像のカラーを検
査する(図4のステップS1)。その後、全カラー範囲
比較デバイス37はソース画像全カラー範囲バッファ3
6に格納されているソース画像全カラー範囲の境界を画
像出力デバイス全カラー範囲バッファ40に格納されて
いる画像出力全カラー範囲の境界と比較する(ステップ
S2)。次に、全カラー範囲比較デバイス37はソース
画像全カラー範囲の境界と画像出力全カラー範囲の境界
との比較にもとづいて全カラー範囲圧縮量を決定する
(ステップS3)。次にソース画像が画像バッファ33
から読出されると同時に、カラー写像デバイス34はソ
ース画像のカラーを写像する(ステップS4)。同様
に、カラー検査デバイス32のカラー検査部32a、3
2b、全カラー範囲比較デバイス37の全機能、及びカ
ラー写像デバイス34はメインプロセッサ30外部のパ
イプライン構成を有するあるセットのプロセッサを用い
て実行できる。このように、たとえば、全カラー範囲比
較デバイス37はこれらの機能(全カラー範囲境界の比
較、カラー写像バッファ41への全カラー範囲圧縮量の
出力等)を並列的に実行でき、また、カラー写像デバイ
ス34はこれらの機能(カラーの写像、写像されたカラ
ーの画像出力デバイス35への出力等)を並列に実行で
きる。
【0039】図3の装置の利点は、リアルタイムでソー
ス画像全カラー範囲の決定及びリアルタイムでソース画
像圧縮を実行できることである。ソース画像を画像バッ
ファ33において、構築すると同時にソース画像全カラ
ー範囲を検査(つまり、解析)し、また、ソース画像を
画像バッファ33から画像出力デバイス35へ読出すと
同時にソース画像の写像を実行しているので、ソース画
像全カラー範囲圧縮の実行に必要とされる時間及びソー
ス画像全カラー範囲圧縮の実行に要するステップ数は共
に減少する。さらに、図3に示される装置により、画像
バッファ33におけるソース画像の構築に用いられオペ
レータによって利用できるカラー数を増大させることに
よってオペレータの設計フレクシビリティを大きくでき
る。さらに、従来のシステムは圧縮が必要であるか否か
にかかわらずソース画像の全カラー範囲を圧縮するのに
対し、図3の装置は圧縮を必要とするソース画像の全カ
ラー範囲のみを圧縮する点で有利である。
【0040】図3の装置においては、ソース画像が画像
バッファ33に格納終了するまではその圧縮はされない
ので、画像バッファ33は可能なソース画像カラーのほ
とんどを格納できる程度に“広い”。このように、上述
の実施例は、画像バッファ23が画像出力デバイス全カ
ラー範囲内のカラーのみを表している図2の従来システ
ムと異なる。画像バッファ33を可能なソース画像カラ
ーのほとんどすべてを含むまで広げることは、画像バッ
ファ33の記憶容量を増大させて各画素位置においてよ
り多くのビットを収容できることか、より少ないカラー
レベルを画像出力デバイス全カラー範囲に割当ててカラ
ー精度をいくらか喪失させることを意味する。しかしな
がら、画像バッファ33に格納されたカラー空間座標を
示す非線形目盛を用いて画像出力デバイス全カラー範囲
外のカラー空間座標間のステップつまり間隔を画像出力
デバイス全カラー範囲内のカラー空間座標間のステップ
つまり間隔より大きくすることによってカラー精度の喪
失を減少させることができる。
【0041】上述のごとく、画像単位発生器31を人間
オペレータによって用いて画像バッファ33内にカラー
ソース画像を構築する。画像単位発生器31によって出
力された画像単位のカラーは共によく知られたRGBカ
ラー座標系もしくはCIEXYZカラー座標系によって
表現できる。また、他のよく知られたカラー座標系を用
いてソース画像の種々のカラーを表現できる。
【0042】始めにカラーのRGB値もしくはCIE
XYZ値がYES座標系に変換されたときに、画像単位
発生器31によって出力されたカラーの解析及び全カラ
ー範囲圧縮はより容易に実行される。このような、変換
は、画像単位発生器31、カラー検査デバイス32、も
しくは画像単位発生器31とカラー検査デバイス32へ
のパスとの間に位置する装置(図示せず)において発生
する。画像単位発生器31によって出力されるべき画像
単位のカラーは元々YES座標系で表現され、従って、
YES座標系への変換を実行する必要はない。
【0043】YES座標系はゼロックス社(米国 Conne
ticut, Stamford)によって作成されたカラー標準(つま
り、“Xerox Color Encoding Standard", XNSS288811,
1989) に記載されている。ソース画像のカラーを表すY
ES座標値は以下に式に従ってソース画像のRGB座標
から決定できる。 Y = 0.253R + 0.684G + 0.063B (1) E = (R − G)/2 (2) S = (R + G)/4 + B/2 (3) 画像単位発生器31によって出力されたカラー座標がC
IE XYZ値であれば、次の変換式を適用する。
【0044】 Y = Y (4) E = 2.019X − 1.743Y − 0.246Z (5) S = 0.423X + 0.277Y − 0.831Z (6) 図3の装置においては、画像単位発生器31の出力のY
ES座標への変換の後に、カラー検査デバイス32のカ
ラー検査部32bはソース画像を検査してYES座標形
式で画像バッファ33に格納する。同時に、カラー検査
デバイス32のカラー検査部32aはソース画像のカラ
ーを検査してYES座標形式でソース画像全カラー範囲
の境界をソース画像全カラー範囲バッファ36に格納す
る。
【0045】図5はYES座標系で表されたソース画像
全カラー範囲50及びプリンタ全カラー範囲55の一例
を示す。YES座標系においては、Yはルミネセンスを
表し、Eは赤−緑軸であり、Sは青−黄軸である。図5
から分かるように、ソース画像全カラー範囲50の境界
は画像単位発生器31によって構築されたソース画像に
含まれるYESカラー座標に一致し、プリンタ全カラー
範囲55の境界は画像出力デバイス35が再生できるカ
ラーに一致する。図5において、点Aはプリンタ全カラ
ー範囲内のソース画像のカラーを示し、点Bは圧縮つま
り写像されてプリンタ全カラー範囲内に入るべきソース
画像のカラーを示す。
【0046】本発明の好ましい実施例においては、図3
に示すごとく、ソース画像全カラー範囲はカラーによっ
てアドレスされた全カラー範囲表現としてソース画像全
カラー範囲バッファ36に格納できる。しかしながら、
ソース画像全カラー範囲のソース画像全カラー範囲バッ
ファ36への格納(及び画像出力デバイス全カラー範囲
の画像出力デバイス全カラー範囲バッファ40への格
納)の他の効率的な方法は、ソース画像全カラー範囲バ
ッファ36及び画像出力デバイス全カラー範囲バッファ
40のそれぞれにおけるソース画像全カラー範囲の境界
及び画像出力デバイス全カラー範囲の境界を、複数の索
引テーブル内の飽和(saturation)に関連した値のセット
として表すことである。
【0047】上述の他の方法はカラー検査デバイス32
によって実行される。カラー検査部32aが画像単位発
生器31からソース画像カラーを受け取ると、カラー検
査部32aはそのカラーを表すYES座標及びそのカラ
ーに対するE、S座標値の絶対値の対数値(底はたとえ
ば10)を決定する。この処理はソース画像のカラーの
すべてに対して実行され、その結果値を用いて円筒幾何
を用いたYES座標系において全カラー範囲圧縮を実行
するのに用いる圧縮量を決定する。また、カラー検査デ
バイス32は各カラーに対するY座標の対数値(底はた
とえば10)(もしくはY座標の絶対値の対数値)を決
定し、これにより、ソース画像カラーの分布を視覚的に
一様にすることができる。
【0048】各カラーのE座標の絶対値の対数値及び各
カラーのS座標の絶対値の対数値はカラー検査デバイス
32によって次のごとく決定される。 1e=符号(E)(A log(max(|E|,N))+B) (7) 1s=符号(S)(A log(max(|S|,N))+B) (8) ただし、le=E座標値の絶対値の対数値 ls=S座標値の絶対値の対数値 符号(E)=E座標値の符号(+もしくは−) 符号(S)=S座標値の符号(+もしくは−) max(|E|,N)=|E|,Nのうち大きい方 max(|S|,N)=|S|,Nのうち大きい方 A、B、NはE、S値の領域及びle、ls値の範囲を
表す定数 定数A及びBはle、ls範囲を拡張するためのスケー
リング及びオフセット(たとえば、それぞれ、60及び
2.1)である。定数NはE、S座標値が0を通る(つ
まり、0に等しい)状態における決定誤差を避けるため
の0でないカットオフ値(たとえば0.007812
5) である。定数A、B、Nは式(7)、(8)の入力
出力範囲に基づいて決定することができる。たとえば、
入力E(もしくは入力S)の値の範囲が−1〜+1であ
り、かつ、出力le(もしくは出力ls)の値の所望範
囲が−128〜+128のときには、定数A、B、C
は、それぞれ、60、2.1、0.0078125であ
る。好ましくは、カラー検査デバイス32はルックアッ
プテーブルを用いてEからleへの変換及びSからls
への変換を実行する。
【0049】図6は図5に示されるYES座標系のY軸
に沿って見たソース画像全カラー範囲点A、Bの図であ
る。各ソース画像カラーのカラー座標のle、ls値の
決定後に、カラー検査デバイス32はle、ls値を用
いて図6の各象限I、II、III 、IVに対してソース画像
全カラー範囲バッファ36に指標テーブルを確立する。
図6においては、図5のソース画像全カラー範囲50の
点Aは象限I内に含まれ、図5のソース画像全カラー範
囲50の点Bは象限III 内に含まれている。
【0050】4つの象限は(符号(E)、符号(S)の
可能な4つの符号組合せによって規定される。たとえ
ば、ソース画像カラーが負の符号(E)値及び正の符号
(S)値を有するとき(つまり、ソース画像カラーのE
値が負であり、S値が正であるとき)、そのカラー座標
は象限IIにある。符号(E)、符号(S)の可能な4つ
の符号組合せが図6における各象限を表しているので、
カラー検査デバイス32は可能な4つの符号組合せのそ
れぞれに対して索引テーブルを発生することによって4
つの象限に対して索引テーブルを発生できる。
【0051】表1は−象限に対応する索引テーブルの最
上部である。
【0052】
【表1】 各象限に対する索引テーブルは当該象限内に発生するソ
ース画像カラーのle座標値の絶対値(つまり、|le
|)のリストつまりテーブルであり、各|le|値は対
応するH、Y索引によって索引つまり指摘される。各象
限の索引テーブルは各H、Y索引に対応する|le|値
のすべてを格納するよりもその象限の各H、Y索引に対
応する最大|le|値のみを格納する。説明を容易にす
るために、表1は索引テーブルの最上部のみを示す(つ
まり、代表的な索引テーブルは4つ以上の多くの|le
|値を含むことができる)。
【0053】次に、各カラーのH,Y,|le|値の関
係を図7を参照して説明する。図7は図5のソース画像
全カラー範囲50の点Aを円筒幾何を用いるYES座標
系によって表したものである。上述のごとく、点Aは図
6の象限I内にある。従って、点Aに対して計算された
|le|値は象限Iに対して設定された索引テーブルに
格納されることになる。
【0054】図7を参照すると、点Aを有するカラーに
対して点Aのカラー座標値としての|le|値をカラー
が飽和した計測量(Y軸からカラーのカラー座標への水
平方向線の長さに関する)として用いることができる。
特に、点Aを有するカラーの座標値としての|le|値
は、Y軸から点Aへの水平方向線の長さが増大したとき
に、増大する。点Aを有するカラーに対する点Aのカラ
ー座標としてのH値を用いてカラーの色あい(hue) を計
測できる(つまり、H値は水平方向線のY軸に対する角
度に関係して色あいを表す)。点Aを有するカラーに対
する点Aのカラー座標としてのY値はそのカラーのルミ
ネセンスつまりグレーレベル(つまり、YES座標系の
Y軸の原点より上方のカラーのカラー座標の高さ)であ
る。
【0055】表1に戻ると、各象限に対する索引テーブ
ルに格納された|le|値はカラー検査デバイス32に
よって決定されたH、Y値によって索引される。本発明
の他の実施例においては、|le|値はH値のみによっ
て索引することができる。さらに、本発明の他の実施例
においては、|le|値はH値及びY値の関数たとえば
Y値の対数値によって索引できる。
【0056】上述のごとく、Y軸から与えられたカラー
のカラー座標への水平方向線の長さはカラーが飽和した
量を示す。ソース画像の全カラー範囲を圧縮するために
実行されたソース画像カラーのカラー写像はカラーに伴
う線を短縮(つまり、カラーの飽和を収縮)させてカラ
ーのカラー座標を画像出力デバイスの全カラー範囲内に
入れることである。与えられたカラーに対する|le|
座標及び|ls|座標を用いてカラーに伴う線の長さ
(カラーがどのように飽和しているか)を測定できるの
で、与えられたカラーに伴う|le|値及び|ls|値
を減少させることによってそのカラーに対する線は短縮
される。
【0057】与えられた象限に対するH、Y索引はカラ
ー検査デバイス32においてその象限内のソース画像の
各カラーに対してH、Y値を決定することによって決定
される。上述のごとく、与えられたカラーに対するY値
はそのカラーのグレーレベルつまりY座標に過ぎない。
このように、Y値もしくはその対数値のようなY値の関
数をH、Y索引のY値として用いることができる。各カ
ラーに対するH、Y指数のH値はカラー検査デバイス3
2によって次のごとく決定される。
【0058】H=|le|−|ls| (9) ただし、Hはソース画像カラーの1つの色合い関し、|
le|=そのカラーに伴うle座標の絶対値、|ls|
=そのカラーに伴うls座標の絶対値である。与えられ
た象限内の各カラーのH値は画素のカラー座標からY軸
へ水平に延びる線とその象限の境界であるS、E軸の1
つとの正接の対数値に等しい。たとえば、図6におい
て、点Aに伴うH値は、ソース画像カラーの1つのカラ
ー座標であって、角θA の正接の対数値(たとえば底は
10)に等しい。各象限においてソース画像の各カラー
に対するH、Y値及び各カラーに対する|le|値を決
定することによってカラー検査デバイス32は各象限に
対して表1に示される索引テーブル部分と同様な部分よ
りなる索引テーブルをソース画像全カラー範囲バッファ
36に構築する。各象限に対する索引テーブルはH、Y
値によって索引されたその象限におけるカラーの|le
|値のリストである。この実施例においては、H、Y値
を量子化して処理し易いテーブルサイズを与える。
【0059】好ましい実施例においては、カラー検査デ
バイス32はソース画像全カラー範囲バッファ36の各
象限に対する索引テーブルにおいて各H、Y索引に対す
る最大|le|値のみを格納する。従って、ソース画像
全カラー範囲バッファ36に格納された各H、Y値は索
引テーブルの単一の|le|値のみを接し、各H、Y索
引によって指定された|le|は当該H、Y索引に対し
て記録されてきた最大|le|値である。各索引テーブ
ルが各H、Y索引に対応する|le|値のすべてよりも
最大|le|値のみを格納しているので、索引テーブル
の格納に必要とされるメモリ量は減少する。最大|le
|値はソース画像全カラー範囲の境界を表している。
【0060】各H、Y索引に対する最大|le|値の格
納はカラー検査デバイス32によって次の“if−th
en”ステートメントに従って実行できる。 ifテーブル〔H,Y〕<|le|,thenテーブル
〔H,Y〕=|le| ただし、テーブル〔H,Y〕=索引テーブルの1つに格
納され値H,Yによって索引された現在の|le|値、 |le|=テーブル〔H,Y〕のポテンシャル変位 である。
【0061】この“if−then”ステートメントに
従い、カラー検査デバイス32は与えられたH、Y索引
に対する新しい各|le|値を現在の|le|値(つま
り、テーブル〔H,Y〕)と比較し、この結果、その新
しい|le|値が現在の|le|値より大きいときにソ
ース画像全カラー範囲バッファ36における〔H,Y〕
によって索引された現在の|le|値はその新しい|l
e|値に代わる。このように、カラー検査デバイス32
は各索引テーブルを設定して索引テーブルを指す各H、
Y索引に対して発生する最大|le|値のみを含むよう
にする。
【0062】他の実施例においては、ソース画像全カラ
ー範囲バッファ36は各、H、Y索引に対して最大|l
s|値を格納する。さらに、他の実施例においては、ソ
ース画像全カラー範囲バッファ36は各象限に対する索
引テーブルの値として各H、Y索引に対して|le|
値、|ls|値の大きい方を格納する。さらに、他の実
施例においては、ソース画像全カラー範囲バッファ36
は与えられた象限内にあるH、Y索引に対する最大|l
e|値を格納し、その象限の残りのH、Y索引に対する
最大|ls|値を格納する。
【0063】一般に、各象限に対する索引テーブルにお
いて各H、Y索引に対応する最大飽和を示す情報を格納
することが望ましい。与えられたカラーの飽和はY軸か
らカラーのカラー座標へ延びる線の長さに対応するの
で、各象限の索引テーブルに格納された情報はその象限
の各H、Y索引の最長の線を識別している。言い換える
と、各索引テーブルは索引テーブルを指す各H、Y索引
に対して発生する最大飽和を示している。
【0064】Y、le、ls座標への変換はソース画像
全カラー範囲を示す4つの索引テーブルの決定を容易に
する。4つの索引テーブルは一緒になってソース画像全
カラー範囲バッファ36に格納された1つのソース画像
全カラー範囲テーブルを構成し、ソース画像全カラー範
囲の境界を表している。全カラー範囲比較デバイス37
はソース画像全カラー範囲バッファ36に格納されたソ
ース画像全カラー範囲テーブルを用いてソース画像全カ
ラー範囲の境界を画像出力デバイス全カラー範囲の境界
と比較する。特に、全カラー範囲比較デバイス37はソ
ース画像全カラー範囲バッファ36に格納されていたソ
ース画像全カラー範囲テーブルを用いてソース画像全カ
ラー範囲の最大 を用いて|le|値によって表された
ソース画像全カラー範囲の境界を画像出力デバイス全カ
ラー範囲の最大|le|値によって表された画像出力デ
バイス全カラー範囲の境界と比較し、これにより、画像
バッファ33に格納されたソース画像のカラーの写像に
用いるべき適切な圧縮量を決定する。画像出力デバイス
全カラー範囲の境界がソース画像全カラー範囲テーブル
とほぼ同一のテーブルによって(たとえば、H、Yの両
値に索引された飽和に関する値をそれぞれ含む複数の索
引テーブルよりなるテーブルによって)記述されている
とき、ソース画像全カラー範囲テーブル値と画像出力デ
バイス全カラー範囲テーブルと値との差はソース画像全
カラー範囲が画像出力デバイス全カラー範囲内に入るソ
ース画像全カラー範囲の圧縮すべき程度を表す。特に、
ソース画像全カラー範囲テーブル値と画像出力デバイス
全カラー範囲テーブル値との差はソース画像の飽和に関
する値(たとえば、ソース画像の|le|値)と画像出
力デバイス35によって再生できる値との相違の値の対
数値を発生する。
【0065】ソース画像全カラー範囲テーブルからの値
と画像出力デバイス全カラー範囲テーブルからの値との
差F〔H,Y〕は全カラー範囲比較デバイス37によっ
て次式で決定される。 F〔H,Y〕=max(0,テーブル〔H,Y〕−プリ
ンタテーブル〔H,Y〕) (10) ただし、テーブル〔H,Y〕=ソース画像全カラー範囲
テーブルを構成する索引テーブルの1つにおいて値H、
値Yによって索引される現在の|le|値、プリンタテ
ーブル〔H,Y〕=画像出力デバイス全カラー範囲テー
ブルにおいて値H、値Yによって索引される現在の|l
e|値、 max(0,テーブル〔H,Y〕−プリンタテーブル
〔H,Y〕)=0及びテーブル〔H,Y〕−プリンタテ
ーブル〔H,Y〕の大きい方 F〔H,Y〕=テーブル〔H,Y〕値に対応する|le
|値とプリンタテーブル〔H,Y〕値に対応する|le
|値との相違の率の対数値(たとえば底は10)であ
る。
【0066】全カラー範囲デバイス37が各H、Y索引
に対してF〔H,Y〕をソース画像全カラー範囲テーブ
ルに決定した後に、カラー写像デバイス34はF〔H,
Y〕値を用いて画像バッファ33に格納されているソー
ス画像を写像(つまり、圧縮)し、この結果、ソース画
像のすべてのカラーが画像出力デバイス全カラー範囲内
に入ることになる。これについては後述する。F〔H,
Y〕値は全カラー範囲比較デバイス37によってカラー
写像デバイス41内に格納され、この結果、ソース画像
を画像バッファ33から画像出力デバイス35に読出す
と同時に、ソース画像のカラーをカラー写像デバイス3
4によって(つまり、ソース画像の最初の画素を画像バ
ッファから読出した後であって最後の画素を画像出力デ
バイスによって受け取る前)写像できる。
【0067】F〔H,Y〕値は全カラー範囲比較デバイ
ス37によってカラー写像テーブル形式でカラー写像バ
ッファ41に格納される。表1に示される索引テーブル
の部分に格納された飽和値のごとく、カラー写像バッフ
ァ41のカラー写像テーブルに格納されたF〔H,Y〕
値はそれぞれ対応するH、Y値によって索引される。
H、Y索引によって索引つまり指示されたF〔H,Y〕
値を含む代表的なカラー写像テーブルは表2に示され
る。
【0068】
【表2】 なまし演算(平滑演算)をカラー写像バッファ41に格
納されたカラー写像テーブルに適用し、この結果、カラ
ー写像テーブルに格納されたF〔H,Y〕値はあるH、
Y索引から隣のH、Y索引への変化に対して大きな変化
をしなくなる。たとえば、カラー写像テーブルの与えら
れたH、Y索引に対するF〔H,Y〕値のうち1つのみ
が小さく(たとえば0に近く)、かつこれに近い他の
H、Y索引に対するF〔X,Y〕値が大きいときには、
カラー写像テーブルの小さいF〔X,Y〕値を増大させ
て上記の他のF〔X,Y〕値の大きさに近づけることが
好ましい。
【0069】ソース画像の全カラー範囲を円筒幾何を利
用したカラー写像デバイス34によって実際に圧縮する
方法の詳細を以下に説明する。上述のごとく、カラー写
像デバイス34によって実行されるソース画像全カラー
範囲の圧縮つまりカラー写像は、ソース画像全カラー範
囲のカラー座標がすべて画像出力デバイスの全カラー範
囲内に入るまで、プリンタ全カラー範囲外のカラー座標
を有する各ソース画像カラーに伴う|le|、|ls|
値を減少させることである。
【0070】円筒幾何を用いたソース画像カラーを圧縮
するために(つまり、ソース画像カラーの|le|、|
ls|値を減少させるために)、カラー写像デバイス3
4はソース画像カラーに対するH、Y索引を決定し、ま
た、このH、Y索引を用いてカラー写像バッファ41に
格納されたカラー写像テーブルのルックアップ機能を実
行することにより、圧縮すべきソース画像カラーの各|
le|、|ls|値からカラー写像テーブルのどのF
〔X,Y〕値減算すべきかを選択する。カラー写像デバ
イス34は圧縮すべきソース画像の各|le|、|ls
|値から選択されたF〔H,Y〕値を減算し、ソース画
像カラーを以下に説明するごとく、非飽和(desaturate)
にする。
【0071】与えられたH、Y索引に伴う各ソース画像
カラーを同一程度まで非飽和させる(つまり飽和度を減
少させる)ために、カラー写像テーブル34はH、Y索
引に伴う各ソース画像カラーの|le|、|ls|値を
そのH、Y索引のために選択されたF〔H,Y〕値を減
算する。言い換えると、カラー写像デバイス34は与え
られたH、Y索引によって指定された各ソース画像カラ
ーの|le|、|ls|値から同一のF〔X,Y〕値を
減算する。カラー写像デバイス34は次の式(11)、
(12)に従ってこれらの減算を実行する。
【0072】 |le′|=max(0,|le|−F〔X,Y〕) (11) ただし、max(0,|le|−F〔X,Y〕)=0,
|le|−F〔X,Y〕の大きい方、|le|=圧縮さ
れている画像バッファ33からのカラーの|le|値、
F〔X,Y〕=|le|として同一のH,Y索引を有す
るカラー写像テーブルにおける圧縮量、|le′|=全
カラー範囲圧縮がカラー写像デバイス34によって実行
された後のカラーの|le|値。
【0073】 |ls′|=max(0,|ls|−F〔X,Y〕) (12) ただし、max(0,|ls|−F〔X,Y〕)=0,
|ls|−F〔X,Y〕の大きい方、|ls|=圧縮さ
れている画像バッファ33からのカラーの|ls|値、
F〔X,Y〕=|ls|として同一のH,Y索引を有す
るカラー写像テーブルにおける圧縮量、|ls′|=全
カラー範囲圧縮がカラー写像デバイス34によって実行
された後のカラーの|ls|値。
【0074】発生する飽和量をある値(たとえば、値
M)に制限するために、上述の各式(11)、(12)
の代わりに、次の式(13)、(14)を用いることが
できる。 |le′|=max(0,|le|−min(F〔H,Y〕,M)) (13) |ls′|=max(0,|ls|−min(F〔H,Y〕,M)) (14) ただし、max(0,|le|−min(F〔H,
Y〕,M))=0,|le|−min(F〔H,Y〕,
M)の大きい方、max(0,|ls|−min(F
〔H,Y〕,M))=0,|ls|−min(F〔H,
Y〕,M)の大きい方、min(F〔H,Y〕,M)=
F〔H,Y〕,Mの小さい方、|le′|、|le|、
|ls′|、|ls|、F〔H,Y〕は式(11)、
(12)において定義したものと同一の変数である。
【0075】このように、カラー写像デバイス34はソ
ース画像全カラー範囲の圧縮を制御でき、この結果、ソ
ース画像カラーでM(たとえば50)値によって決定さ
れた程度を越えて非飽和になるものはなくなる。値Mは
H、Y索引に応じて変化することもでき、また、カラー
写像バッファ41のカラー写像テーブルに格納されてい
る各圧縮量に対して一定することもできる。式(7)、
(8)の定数A,B,Nのごとく、値Mはこれを用いて
いる式(1つもしくは複数)の入出力範囲を基に決定さ
れる。
【0076】ソース画像画素カラーに適用された非飽和
量を|le|、|ls|、F〔H,Y〕値として変化さ
せることによって、カラー写像デバイス34は、高度に
飽和していないソース画像カラーと異なり(つまり、異
なる程度に)高度に飽和しているカラーを圧縮できる。
言い換えると、カラー写像デバイス34は小さい|le
|、|ls|値を有するソース画像カラーより大きい|
le|、|ls|値を有するソース画像カラーを大きく
圧縮できる。
【0077】上述の非飽和変換は非飽和テーブル(たと
えばカラー写像テーブル41に格納された非飽和テーブ
ル)図示せず))に定義された非飽和関数を用いてカラ
ー写像デバイス34によって実行できる。非飽和テーブ
ルにおける各値は(i)圧縮量F〔H,Y〕の対応値及
び(ii)|le|、|ls|値の最大値、の和によって
索引される。非飽和テーブルを用いると、カラー写像デ
バイス34によって用いられる各圧縮式(11)、(1
2)は次の式(15)、(16)に置換される。 |le′|=max(0,|le|−D{F〔H,Y〕+max(|le|,| ls|)}) (15) |ls′|=max(0,|ls|−D{F〔H,Y〕+max(|le|,| ls|)}) (16) ただし、max(0,|le|−D{F〔H,Y〕+m
ax(|le|,|ls|)})=0,|le|−D
{F〔H,Y〕+max(|le|,|ls|)})の
大きい方、max(0,|ls|−D{F〔H,Y〕+
max(|le|,|ls|)})=0,|ls|−D
{F〔H,Y〕+max(|le|,|ls|)})の
大きい方、D{F〔H,Y〕+max(|le|,|l
s|)})=F〔H,Y〕、max(|le|,|ls
|)によって索引された非飽和テーブルからの非飽和
値、|le′|、|ls′|、|le|、|ls|、F
〔H,Y〕は式(11)、(12)において定義された
ものと同一の変数である。
【0078】式(15)、(16)を用いることにより
カラー写像デバイス34はソース画像の各カラーが飽和
している程度に基づいて非飽和量を変化できる。このよ
うに、ソース画像カラー座標がY軸から離れれば離れる
程、(つまり、ソース画像のカラーがより飽和されてい
れば)、また、ソース画像カラー座標が画像出力デバイ
ス全カラー範囲の境界から離れれば離れる程、カラー座
標の|le|、|ls|値はカラー写像デバイス34に
よって減少つまり圧縮されることになる。
【0079】ソース画像の種々のカラーをカラー写像デ
バイス34によって写像つまり圧縮した後に、圧縮され
た値はカラー写像デバイス34によって印刷(画像出力
デバイス35がCRT等であれば表示)のために画像出
力デバイス35に出力される。上述のごとく、ソース画
像が画像バッファ33から読出されると同時に、カラー
写像デバイス34によって実行される圧縮が実行され
る。
【0080】好ましい実施例においては、全カラー範囲
比較デバイス37はソース画像全カラー範囲テーブルの
あるH、Y索引に対してのみF〔H,Y〕値をカラー写
像バッファ41内のカラー写像テーブル41に格納する
ことによってカラー写像テーブルを構築する。画像バッ
ファ33からのカラー写像テーブルのF〔H,Y〕値の
1つと同一の索引を有しないソース画像カラーを圧縮す
るために、カラー写像デバイス34は補間計算を実行し
てそのソース画像カラーの|le|、|ls|値から減
算すべき適当なF〔H,Y〕値を決定する。与えられた
ソース画像カラーに対して実行される補間計算は、画像
バッファ33からそのソース画像カラーに近接するソー
ス画像のカラーに対応するH、Y索引によって索引され
るカラー写像テーブルにおけるF〔H,Y〕値を用いて
カラー写像デバイス34によって実行される。この方法
の利点は、補間計算機能のために、カラー写像バッファ
41に格納されたカラー写像テーブルがソース画像の各
カラーに対して1つのF〔H,Y〕値を必要としないこ
とである。
【0081】さらに他の実施例においては、全カラー範
囲比較デバイス37はソース画像全カラー範囲テーブル
の各H、Y索引に対してF〔H,Y〕値をカラー写像バ
ッファ41内のカラー写像テーブル41に格納すること
によってカラー写像テーブルを構築する。言い換える
と、上述の実施例と異なり、カラー写像テーブルは画像
バッファ33に格納されたソース画像の圧縮に必要なす
べてのF〔H,Y〕値を含み、この結果、カラー写像デ
バイス34による補間計算の実行を必要とすることなく
残りのF〔H,Y〕値を決定する。カラー写像テーブル
はソース画像全カラー範囲テーブルの各索引に対してF
〔H,Y〕値を含んでいるので、ソース画像が画像バッ
ファ33から読出されていると同時に、補間計算をする
ことなく、カラー写像デバイス34は画像バッファ33
に格納されたソース画像の各カラーに対して|le|、
|ls|値からF〔H,Y〕値を減算することができ
る。
【0082】上述のカラー写像の実施例のいずれにおい
ても、カラー検査デバイス32はソース画像のカラーを
YES座標、Y、le、ls座標、これらの座標の絶対
値、あるいは他の形式で格納できる。なお、ソース画像
カラーをY、le、ls形式で画像バッファ33に維持
することは、特に、補間計算を必要としない実施例を用
いて全カラー範囲圧縮決定を提供するのに役立つもので
ある。
【0083】上述の説明はソース画像全カラー範囲を円
筒幾何を用いたYES座標系で圧縮できる方法に関する
ものである。しかしながら、図3に示すシステムによっ
て実行される全カラー範囲圧縮もまた球座標を用いたY
ES座標系において実行できる。次に、円筒幾何よりも
球幾何を用いたYES座標系においてソース画像の全カ
ラー範囲を圧縮する実施例について説明する。
【0084】上述の円筒幾何圧縮の実施例のごとく、ソ
ース画像が画像バッファ33に格納されると同時に(ま
た、ソース画像全カラー範囲の境界がソース画像全カラ
ー範囲バッファ36に格納されていると同時に)、画像
単位発生器31によって出力されたカラー空間座標は、
既に、YES座標形式でない限り、カラー検査部32に
よってYES座標に変換され検査される。
【0085】ソース画像の検査においては、カラー検査
デバイス32のカラー検査部32aは式(7)、(8)
を用いてソース画像の各カラーに対するE、S座標の絶
対値の対数値(たとえば底は10)を決定する。円筒幾
何の実施例のごとく、与えられたカラー座標を用いてそ
のカラー座標によって表されたカラーの飽和程度を測定
できる。
【0086】図7を参照すると、円筒幾何を用いて表さ
れた与えられたカラー座標(たとえば、点A)に伴う圧
縮線は、常に、水平であって、カラー座標のY値(たと
えばルミネセンス)に対応するY軸上の点からカラー座
標まで延在している。しかしながら、図8から分かるよ
うに、球幾何を用いて表された与えられたカラー座標
(たとえば、点A)に伴う圧縮線は、必ずしも水平な
く、カラー座標のY値(たとえばルミネセンス)に関係
しないY軸上の単一点からカラー座標まで延在してい
る。このように、YES座標系において球幾何を用いて
実行される全カラー範囲の圧縮は、ある場合にはそうで
あるが、必ずしも円筒幾何の実施例のごとき水平線に沿
って実行されるものでない。
【0087】球幾何の実施例においては、|le|、|
ls|値を決定した後に、(Y−C)の絶対値の対数値
がカラー検査デバイス32によって次の式に従って決定
される。 ly=符号(Y−C)(A log(max(|Y−C|,N))+B) (17) ただし、ly=定数Cによって減算されたY座標の絶対
値の対数値、符号(Y−C)=定数Cによって減算され
たY座標の符号(+もしくは−)、max(|Y−C
|,N)=|Y−C|,Nの大きい方、CはYを減算さ
せる定数(たとえば、0.5)、A、B、NはY値の領
域及びly値の範囲を表す定数である。
【0088】式(7)、(8)と同様に、各定数A、B
は、ly範囲を拡大するための、スケーリング定数(た
とえば、60)、オフセット定数(たとえば2.408
2)である。また、式(7)、(8)と同様に定数Nは
(Y−C)値が0を通過する(つまり、0に等しい)場
合に決定誤差を防止するための非零のカットオフ値(た
とえば、0.0078125)である。定数A、B、N
は式(17)の入出力範囲に基づいて決定される。たと
えば、入力Yの範囲が−0.5〜+0.5であり、出力
lyの値の所望範囲が−128〜+127のときには、
各定数A、B、Nは、2.4082、2.1、0.00
390625である。好ましくは、カラー検査デバイス
32はルックアップテーブルを用いてY値からlyへの
変換を実行する。
【0089】Yの絶対値の代わりに(Y−C)の絶対値
の対数値を決定して圧縮球の中心を特定の濃淡(グレ
イ)レベルにする。特に、図8に示すごとく、|Y|の
代わりに|Y−C|の対数値を用いて、画素カラー座標
に対して圧縮線のすべてが開始するY軸上の点を定数C
の値に従って指定する。Yの範囲が0〜256であり、
Cが128として選択されると、圧縮球の中心は50%
濃淡(グレイ)レベルとなる。同様に、Yの範囲が0〜
1のとき、定数Cを0.5として選択することにより圧
縮球の中心は50%濃淡(グレイ)レベルとなる。ま
た、50%濃淡(グレイ)レベル以外のY軸上の他の点
も、定数Cに対して異なる値を選択することによって、
圧縮球の中心として用いることができる。
【0090】円筒幾何の実施例と同様に、式(9)を用
いて各カラーに対して決定し、ソース画像全カラー範囲
バッファ36に格納されたソース画像全カラー範囲テー
ブルの飽和関連値(たとえば、|le|値)を索引する
のに用いる。しかしながら、索引の他の部分としてY値
を用いる代わりに、“W値”を決定して用いる。W値を
用いてY軸上の点からソース画像カラーを表す与えられ
たカラー座標までの圧縮線に伴う方位角を測定でき、ま
た、次の式に従ってカラー検査デバイス32によって決
定される。
【0091】 W=max(|le|,|ls|)−|ly| (18) ただし、max(|le|,|ls|)−|ly|=|
le|,|ls|の大きい方から|ly|の因子を減算
したもの、|le|=ソース画像カラーに伴うle座標
の絶対値、|ls|=ソース画像カラーに伴うls座標
の絶対値、|ly|=ソース画像カラーに伴うly座標
の絶対値である。
【0092】符号(E)値及び符号(S)値に基づいて
ソース画像カラーのカラー座標がどの象限に属するかを
決定するために、カラー検査デバイス32は符号(Y−
C)値を用いてカラー座標がYES座標系のY軸上の定
数Cの値によって決定される特定点(たとえば、50%
濃淡(グレイ)レベル)により上か下かを判別する。カ
ラー検査デバイス32は各ソース画像カラーに対して上
述の情報を用いてソース画像全カラー範囲バッファ36
にソース画像全カラー範囲テーブルを発生する。ソース
画像全カラー範囲テーブルは、値Hだけあるいは値H及
び値Wによって索引されたソース画像における各カラー
に対する飽和関連値(たとえば、|le|値のリストで
ある。
【0093】ソース画像全カラー範囲テーブルに格納さ
れた飽和関連値は|le|、|ls|、|ly|値の形
式をとることができる。好ましい実施例においては、ソ
ース画像全カラー範囲バッファ36のソース画像全カラ
ー範囲テーブルは各H、W索引に対して最大|le|値
を格納する。さらに他の実施例においては、ソース画像
全カラー範囲バッファ36のソース画像全カラー範囲テ
ーブルは各H、W索引に対して最大|ls|値を格納す
る。また、他の実施例においては、ソース画像全カラー
範囲バッファ36のソース画像全カラー範囲テーブルは
この値として、各H、W索引に対して|le|、|ls
|、|ly|値の最大値を格納する。
【0094】カラー検査デバイス32によって発生した
ソース画像全カラー範囲テーブルはカラー検査デバイス
32によってソース画像全カラー範囲バッファ36に格
納される。円筒幾何圧縮の実施例と同様に、全カラー範
囲比較デバイス37はソース画像全カラー範囲テーブル
を画像出力デバイス全カラー範囲バッファ40に格納さ
れたプリンタ全カラー範囲を同様に索引したものと比較
する。この比較結果を全カラー範囲比較デバイス37に
よって用いてカラー写像バッファ41に全カラー範囲圧
縮率F〔H,W〕のリストを含むカラー写像テーブルを
構築する。球幾何を用いて構築されたカラー写像テーブ
ルの一部の例は表3に示される。
【0095】
【表3】 ソース画像がカラー写像デバイス34によって画像バッ
ファ33から画像出力デバイス35へ読出されると同時
に(つまり、ソース画像の最初の画素が画像バッファ3
3から読出された後であって最後のソース画像画素が画
像出力デバイス35によって受取られる前に)、カラー
写像デバイス34は(ソース画像全カラー範囲テーブ
ル、プリンタ全カラー範囲テーブルに格納された飽和関
連値のような)H、W索引によって指定されたカラー写
像テーブル中の圧縮量を用いてソース画像の|le|、
|ls|、|ly|値を減少させる。特に、ソース画像
がカラー写像デバイス34を通過すると同時にカラー写
像デバイス34はソース画像の|le|、|ls|、|
ly|値から全カラー範囲圧縮量を減算する。
【0096】球幾何圧縮方法を実行する際には、ソース
画像を画像バッファ33に、le、ls、ly座標形式
もしくは|le|、|ls|、|ly|座標形式で格納
することが好ましい。このように、カラー写像デバイス
41のカラー写像テーブルに格納された圧縮量はソース
画像の飽和値を減少させる目的でソース画像に直接適用
することができる。
【0097】なお、円筒幾何圧縮方法に関連した上述の
変更はすべて球幾何圧縮方法に適用される。たとえば、
カラー写像バファ41に格納された非飽和テーブルを球
座標圧縮方法に用い、ソース画像の各画素カラーが飽和
している程度に基づいてソース画像画素カラーに適用さ
れる非飽和量を変化させることができる。本発明の好ま
しい実施例の上述の説明は図示及びその説明の目的に対
してなされた。本発明を開示された明確な形式に完全に
一致するつまり限定する意図はなく、また、上述の教示
に鑑み変更、修正が可能であり、あるいは本発明の実施
から得ることができる。上述の実施例は本発明の原理及
びその実用的応用を説明するために選択し説明したもの
であって、当業者により意図する特別の使用に適する種
々の実施例の本発明を種々の修正をもって利用できる。
なお、本発明の範囲は特許請求の範囲及びその等価の範
囲によって規定される。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ソ
ース画像がメモリからプリンタのような画像出力デバイ
スに読出されると同時にソース画像に対して全カラー範
囲の圧縮を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカラー画像プリンタシステムのブロック
図である。
【図2】他の従来のカラー画像プリンタシステムのブロ
ック図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像処理装置を含むカ
ラー画像複写システムのブロック図である。
【図4】図3に示される画像処理装置によって実行され
る方法を示すフローチャートである。
【図5】YESカラー座標系内に含まれるソース画像の
全カラー範囲及びプリンタの全カラー範囲の概略を示す
図である。
【図6】図5に示されるYES座標系のY軸に沿った図
である。
【図7】円筒幾何を用いたYES座標系で表されたカラ
ー空間を示す図である。
【図8】球幾何を用いたYES座標系で表されたカラー
空間を示す図である。
【符号の説明】
11…画像入力デバイス 13…画像バッファ 15…画像出力デバイス 17…全カラー範囲圧縮回路 21…画像単位発生器 23…画像バッファ 25…画像出力デバイス 31…画像単位発生器 32…カラー検査デバイス 32a,32b…カラー検査部 33…画像バッファ 34…カラー写像デバイス 35…画像出力デバイス 36…ソース画像全カラー範囲 37…全カラー範囲比較デバイス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリを有するデータ処理システムによ
    って実行される画像処理方法であって、 第2の全カラー範囲(color gamut) のカラーを出力でき
    る画像出力デバイスによって出力されるべき、第1の全
    カラー範囲のカラーを有する多画素画像を前記データ処
    理システムのメモリに記憶するステップと、 前記画像出力デバイスによる受信のために前記データ処
    理システムのメモリから前記多画素画像を読み出すステ
    ップと、 該読み出すステップの開始後かつ該読み出すステップの
    完了前に、前記第2の全カラー範囲にない前記多画素画
    像のカラーを該第2の全カラー範囲のカラーに変換する
    ステップと、 を具備する画像処理方法。
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