JPH05242735A - 架空送電線 - Google Patents
架空送電線Info
- Publication number
- JPH05242735A JPH05242735A JP4073080A JP7308092A JPH05242735A JP H05242735 A JPH05242735 A JP H05242735A JP 4073080 A JP4073080 A JP 4073080A JP 7308092 A JP7308092 A JP 7308092A JP H05242735 A JPH05242735 A JP H05242735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- wire
- transmission line
- snow
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 アルミ撚線2の外周にセグメント形アルミ被
覆鋼線3を撚り合わせた架空送電線。 【効果】 捻じれ剛性が大きく、着雪があっても電線が
捻じれ難いため、カウンターウェイトを取り付けなくと
も、着雪が大きな筒雪に発達することがなくなる。また
カウンターウェイトを取り付ける必要がないため、カウ
ンターウェイトを取り付けた場合より電線の捻回振動周
期が短くなり、電線の捻回振動周期が上下方向の固有振
動周期に近づかなくなるため、ギャロッピング振動が抑
制される。
覆鋼線3を撚り合わせた架空送電線。 【効果】 捻じれ剛性が大きく、着雪があっても電線が
捻じれ難いため、カウンターウェイトを取り付けなくと
も、着雪が大きな筒雪に発達することがなくなる。また
カウンターウェイトを取り付ける必要がないため、カウ
ンターウェイトを取り付けた場合より電線の捻回振動周
期が短くなり、電線の捻回振動周期が上下方向の固有振
動周期に近づかなくなるため、ギャロッピング振動が抑
制される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難着雪型で、ギャロッ
ピング振動が起きにくい架空送電線に関するものであ
る。
ピング振動が起きにくい架空送電線に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から架空送電線路の雪害事故を防止
するため、架設された電線に50〜100m間隔で、電線の
捻じれを防止するカウンターウェイトを取り付けること
が行われている。この着雪防止方法は、捻じれ剛性の小
さい電線に付着力の強い雪が着くと、その重量により電
線が捻じられ、着雪が大きな筒状に発達するので、首長
のカウンターウェイトを取り付けて等価的に電線の捻じ
れ剛性を高め、着雪が大きな筒雪に発達するのを防止す
るものである(実公昭52−42380 号公報) 。
するため、架設された電線に50〜100m間隔で、電線の
捻じれを防止するカウンターウェイトを取り付けること
が行われている。この着雪防止方法は、捻じれ剛性の小
さい電線に付着力の強い雪が着くと、その重量により電
線が捻じられ、着雪が大きな筒状に発達するので、首長
のカウンターウェイトを取り付けて等価的に電線の捻じ
れ剛性を高め、着雪が大きな筒雪に発達するのを防止す
るものである(実公昭52−42380 号公報) 。
【0003】
【課題】上記のように電線に捻じれ防止用のカウンター
ウェイトを取り付けると、電線の捻回振動周期が長くな
り、それが電線の上下方向の固有振動周期に近づくた
め、ギャロッピング振動が発生しやすくなる欠点があっ
た。また電線に横振れやスリートジャンプが発生した場
合、カウンターウェイトが他相の電線に絡まって外れな
くなり、長時間の停電事故を引き起こすおそれがあっ
た。本発明の目的は、カウンターウェイトを取り付けな
くとも、着雪が大きな筒雪に発達することのない架空送
電線を提供することにある。
ウェイトを取り付けると、電線の捻回振動周期が長くな
り、それが電線の上下方向の固有振動周期に近づくた
め、ギャロッピング振動が発生しやすくなる欠点があっ
た。また電線に横振れやスリートジャンプが発生した場
合、カウンターウェイトが他相の電線に絡まって外れな
くなり、長時間の停電事故を引き起こすおそれがあっ
た。本発明の目的は、カウンターウェイトを取り付けな
くとも、着雪が大きな筒雪に発達することのない架空送
電線を提供することにある。
【0004】
【課題の解決手段】この目的を達成するため本発明は、
アルミ撚線の外周にセグメント形アルミ被覆鋼線を撚り
合わせたことを特徴とするものである。なお、ここでい
うアルミとはアルミニウムだけでなく、アルミニウム合
金も含むものである。
アルミ撚線の外周にセグメント形アルミ被覆鋼線を撚り
合わせたことを特徴とするものである。なお、ここでい
うアルミとはアルミニウムだけでなく、アルミニウム合
金も含むものである。
【0005】
【作用】従来の架空送電線は、中心の鋼撚線の外周にア
ルミ線を撚り合わせて構成されるが、外層側に鋼線より
捻じれ剛性の小さいアルミ線が配置されているため、電
線全体としての捻じれ剛性は小さい。これに対し本発明
の架空送電線は、アルミ線と鋼線の配置を逆にし、内部
にアルミ撚線を、最外層に捻じれ剛性の大きいアルミ被
覆鋼線を配置することにより、電線全体としての捻じれ
剛性を大きくしたものである。
ルミ線を撚り合わせて構成されるが、外層側に鋼線より
捻じれ剛性の小さいアルミ線が配置されているため、電
線全体としての捻じれ剛性は小さい。これに対し本発明
の架空送電線は、アルミ線と鋼線の配置を逆にし、内部
にアルミ撚線を、最外層に捻じれ剛性の大きいアルミ被
覆鋼線を配置することにより、電線全体としての捻じれ
剛性を大きくしたものである。
【0006】電線の捻じれ剛性が大きくなれば、着雪が
あっても電線が捻じれ難くなり、カウンターウェイトを
取り付けなくとも、着雪が大きな筒雪に発達するのを防
止できる。またカウンターウェイトを取り付けなけれ
ば、電線の捻回振動周期が短くなり、それが電線の上下
方向の固有振動周期に近づくことが少なくなるため、ギ
ャロッピング振動が発生する機会も大幅に減少する。
あっても電線が捻じれ難くなり、カウンターウェイトを
取り付けなくとも、着雪が大きな筒雪に発達するのを防
止できる。またカウンターウェイトを取り付けなけれ
ば、電線の捻回振動周期が短くなり、それが電線の上下
方向の固有振動周期に近づくことが少なくなるため、ギ
ャロッピング振動が発生する機会も大幅に減少する。
【0007】なお、アルミ被覆鋼線をセグメント形とす
るのは、この電線に架設張力がかかった場合、最外層の
アルミ被覆鋼線の撚線層が円形断面を保ち、内部のアル
ミ撚線を強く締め付けることのないようにして、アルミ
被覆鋼線に主に架設張力を負担させるためである。
るのは、この電線に架設張力がかかった場合、最外層の
アルミ被覆鋼線の撚線層が円形断面を保ち、内部のアル
ミ撚線を強く締め付けることのないようにして、アルミ
被覆鋼線に主に架設張力を負担させるためである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す。この架空
送電線は、アルミ線1を撚り合わせて構成されるアルミ
撚線2の外周に、セグメント形のアルミ被覆鋼線3を撚
り合わせてなるものである。この例ではアルミ撚線2の
中心に、光ファイバ心線5を内蔵するアルミパイプ4が
配置されているが、光ファイバ心線が必要ない場合は、
中心もアルミ線とすればよい。
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す。この架空
送電線は、アルミ線1を撚り合わせて構成されるアルミ
撚線2の外周に、セグメント形のアルミ被覆鋼線3を撚
り合わせてなるものである。この例ではアルミ撚線2の
中心に、光ファイバ心線5を内蔵するアルミパイプ4が
配置されているが、光ファイバ心線が必要ない場合は、
中心もアルミ線とすればよい。
【0009】この架空送電線は、最外層に捻じれ剛性の
大きいアルミ被覆鋼線3が撚り合わされているため、電
線としての捻じれ剛性が大きく、着雪が生じても捻じれ
難い。またアルミ被覆鋼線3がセグメント形になってい
るため、張力がかかっても最外層の撚線層が円形断面に
保たれ、アルミ被覆鋼線3が架設張力の大部分を分担す
るようになるため、中心に光ファイバ心線5を内蔵して
も、その保護が確実である。
大きいアルミ被覆鋼線3が撚り合わされているため、電
線としての捻じれ剛性が大きく、着雪が生じても捻じれ
難い。またアルミ被覆鋼線3がセグメント形になってい
るため、張力がかかっても最外層の撚線層が円形断面に
保たれ、アルミ被覆鋼線3が架設張力の大部分を分担す
るようになるため、中心に光ファイバ心線5を内蔵して
も、その保護が確実である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る架空送
電線は、捻じれ剛性が大きく、着雪があっても電線が捻
じれ難いため、カウンターウェイトを取り付けなくと
も、着雪が大きな筒雪に発達することがなくなる。また
カウンターウェイトを取り付ける必要がないため、カウ
ンターウェイトを取り付けた場合より電線の捻回振動周
期が短くなり、電線の捻回振動周期が電線の上下方向の
固有振動周期に近づかなくなるため、ギャロッピング振
動が抑制されるという利点もある。
電線は、捻じれ剛性が大きく、着雪があっても電線が捻
じれ難いため、カウンターウェイトを取り付けなくと
も、着雪が大きな筒雪に発達することがなくなる。また
カウンターウェイトを取り付ける必要がないため、カウ
ンターウェイトを取り付けた場合より電線の捻回振動周
期が短くなり、電線の捻回振動周期が電線の上下方向の
固有振動周期に近づかなくなるため、ギャロッピング振
動が抑制されるという利点もある。
【図1】 本発明の一実施例に係る架空送電線の断面
図。
図。
1:アルミ線 2:アルミ撚線 3:アルミ
被覆鋼線 4:アルミパイプ 5:光ファイバ心線
被覆鋼線 4:アルミパイプ 5:光ファイバ心線
Claims (2)
- 【請求項1】 アルミ撚線の外周にセグメント形アルミ
被覆鋼線を撚り合わせたことを特徴とする架空送電線。 - 【請求項2】 請求項1記載の架空送電線で、アルミ撚
線の中心に光ファイバ心線が内蔵されているもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4073080A JPH05242735A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 架空送電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4073080A JPH05242735A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 架空送電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242735A true JPH05242735A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13507998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4073080A Pending JPH05242735A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 架空送電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05242735A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6982385B2 (en) * | 2003-12-04 | 2006-01-03 | Jeng-Shyong Wu | Wire cable of electrical conductor forming of multiple metals or alloys |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4073080A patent/JPH05242735A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6982385B2 (en) * | 2003-12-04 | 2006-01-03 | Jeng-Shyong Wu | Wire cable of electrical conductor forming of multiple metals or alloys |
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