JPH05242045A - マルチプロセッサシステムの排他制御方式 - Google Patents

マルチプロセッサシステムの排他制御方式

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JPH05242045A
JPH05242045A JP5536091A JP5536091A JPH05242045A JP H05242045 A JPH05242045 A JP H05242045A JP 5536091 A JP5536091 A JP 5536091A JP 5536091 A JP5536091 A JP 5536091A JP H05242045 A JPH05242045 A JP H05242045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exclusive
request data
cpu
address
exclusive control
Prior art date
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Pending
Application number
JP5536091A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Miyawaki
宮脇  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5536091A priority Critical patent/JPH05242045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊なハードウエアを使用せず、簡単なプロ
グラム制御で共用資源に対する排他制御を行う。 【構成】 CPUmはメモリの排他制御データ領域
(A)の該当する(x+m−1)番地に1を格納(S
2)。前記Aの全番地に保持されているデータを読み取
る(S3)。(x+m−1)番地以外の番地のデータ値
がすべて0か否かを確認(S4)。S4において(x+
m−1)番地以外の番地の値がすべて0の場合は、S5
に進み専有可能と判断。専有可能と判断されると、この
排他制御の処理を正常終了(S6)。S4において(x
+m−1)番地以外の番地の値が1つでも1の場合は、
CPUmは専有を不可能とされる(S7)。専有不可能
とされた(x+m−1)番地の1を取り消して、代わり
に0を格納(S8)。(x+m−1)番地に0を格納し
終わったならば、異常終了する(S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のCPUを備
え、バスラインを介してCPU間で共用資源を排他制御
するマルチプロセッサシステムにおける排他制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチプロセッサシステムの形態
は、一般的に次の3つの形態に分類されている。
【0003】(1)密結合型マルチプロセッサシステム
(TC−MP:Tightly Coupled−Mu
ltiProcessor)は、複数のCPUを有する
が、メモリ、入出力装置などを共用し、共用メモリ上の
単一のOS(Operating System)によ
って複数のCPUが制御されるものである。
【0004】(2)疎結合型マルチプロセッサシステム
(LC−MP:Loosely Coupled−Mu
ltiProcessor)は、複数のCPU、メモリ
のセットを有し、これらにバスラインなどで結合された
共用のメモリ、入出力装置などを有するものである。ま
たCPUに付帯するメモリ上に個別のOSを配置し、個
別のOSでCPUが制御される。
【0005】(3)分散構成型マルチプロセッサシステ
ム(D−MP:Distributed−MultiP
rocessor)は、CPU、メモリ、入出力装置な
どを有し、これらが高速のシリアルバスラインあるいは
LANなどで結合されたものである。
【0006】特に上記(1)の密結合型マルチプロセッ
サシステムの場合には、複数のCPUを有するが、OS
によってあたかも単一のCPUのように制御される。こ
のためCPU能力の向上を狙いとしたシステムを構築す
る際に用いられる。複数のCPUが同一メモリ、バスラ
インなどを共用するため、メモリやバスラインの能力に
よってここでの待合わせが生じ、CPUを増やしていっ
ても性能向上の上限が比較的早くできてしまう。一般に
は4〜8台程度のCPUが接続される。CPU間での共
用資源(メモリ、入出力装置など)の排他制御が必要と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような上記密結合
型マルチプロセッサシステムにおいて、排他制御を行う
ためには、特殊なハードウエアが必要となっていた。
【0008】例えば各CPUと共用資源(メモリなど)
を接続するバスラインに、データ/アドレスバス、メモ
リアクセス制御ライン、バス専有制御ラインなどを備
え、更にバス専有制御ラインに対してバスアービタなど
でバス専有の調停制御を行い、各CPUはこれらのライ
ンに所望のデータや制御信号を供給してメモリを制御し
なければならなかった。
【0009】このようなハードウエアを必要とするため
このマルチプロセッサシステムのハードウエアが複雑に
なり、大型化する傾向にあったり、排他制御の方法を改
良したい場合にも、ハードウエアであるので容易に対応
することができなかった。
【0010】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、特殊なハードウエ
アを使用せず、簡単なプログラム制御で共用資源の排他
制御が可能なマルチプロセッサシステムの排他制御方式
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、マルチプロセッサシステムの排他制
御方式を改良した。
【0012】つまり複数のCPUを備え、バスラインを
介してCPU間での共用資源(例えば、メモリ、入出力
装置など)の排他制御を行うマルチプロセッサシステム
において、前記バスラインに接続され、各CPUからバ
スラインに対するアクセスを調停するバスラインアクセ
ス調停手段と、前記共用資源に、各CPUに対応して割
り当てられた専有要請データを保持する保持領域を備え
て、専有要請データを前記共用資源に出力したCPU
は、割り当てられた専有要請データの保持領域以外の、
他のCPUに割り当てられている専有要請データの保持
領域の専有要請データを確認して、既に専有要請データ
が保持されている場合には、前記専有要請データに対す
る専有を不可とし、専有要請データが保持されていない
場合には、専有可とすることを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明によれば、前記バスラインに接続さ
れ、各CPUからバスラインに対するアクセスを調停す
るバスラインアクセス調停手段と、前記共用資源に、各
CPUに対応して割り当てられた専有要請データを保持
する保持領域を備えて、専有要請データを前記共用資源
に出力したCPUは、割り当てられた専有要請データの
保持領域以外の、他のCPUに割り当てられている専有
要請データの保持領域の専有要請データを確認して、既
に専有要請データが保持されている場合には、前記専有
要請データに対する専有を不可とし、専有要請データが
保持されていない場合には、専有可とすることによっ
て、共用資源の排他制御のために特殊なハードウエアを
使用せず、簡単なプログラム制御で可能にすることがで
きる。
【0014】
【実施例】次にこの発明に係るマルチプロセッサシステ
ムの排他制御方式の好適な一実施例を図面を用いて説明
する。
【0015】図1はこの実施例のマルチプロセッサシス
テムの排他制御方式を実現するための処理フローチャー
トである。この処理フローチャートを詳述する前に、マ
ルチプロセッサシステムの排他制御方式を実現するため
のマルチプロセッサシステムのハードウエア構成例を図
2を用いて説明する。この後に図1を詳述する。
【0016】図2のマルチプロセッサシステムは、密結
合型マルチプロセッサシステムを成す構成である。CP
U1、2、nと、入出力装置20(共用資源)、メモリ
21(共用資源)、バスアービタ23(バスラインアク
セス調停手段)で構成されている。これらの構成要素
は、バスライン22で接続されている。
【0017】バスアービタ23は、例えばCPU1と2
から、全く同時にメモリ21又は入出力装置20に対し
て命令が出力された場合に、調停してどちらか一方の命
令をメモリ21又は入出力装置20に供給する。
【0018】また各CPU1、2、nは非同期で所望の
処理を行うものとする。
【0019】入出力装置20、メモリ21には排他制御
データ領域24(各CPUに割り当てられた専有要請デ
ータを保持する保持領域)、その他のデータ格納領域な
どを備えている。排他制御データ領域24の構造を図3
に示す。排他制御データ領域24には、CPU1、2、
m、nに対応して、格納アドレス(x〜x+n−1)を
有して、初期値として0を格納している。
【0020】以上のハードウエア構成と排他制御データ
領域24の構造を前提として、次に図1の処理フローチ
ャートを用いて、マルチプロセッサシステムの排他制御
方式の動作を詳述する。
【0021】図1において、最初に各CPU毎に自己に
CPU番号を割り当てられる。例えばCPU1、CPU
2〜CPUnというように番号が割り当てられるとす
る。そして例えばCPUmを割り当てられたCPUがま
ず処理を始めようとする(ステップ1)。CPUmはメ
モリ21の排他制御データ領域24の該当する(x+m
−1)番地に1を格納する(ステップ2)。1を格納す
るのは、CPUmがメモリ21を専有したい旨を要請す
るために行うのである。次に排他制御データ領域24の
全番地に保持されているデータを読み取る(ステップ
3)。次に前記(x+m−1)番地以外の番地に保持さ
れているデータ値がすべて0か否かを確認する(ステッ
プ4)。専有要請データが格納されていない場合には、
初期値0の状態で保持されているため、前記(x+m−
1)番地以外の番地に1、0のいずれが保持されている
かによって、既に専有されているか否かを判断すること
ができる。
【0022】前記ステップ4において、前記(x+m−
1)番地以外の番地にすべて0が保持されていると判断
された場合には、ステップ5に進み、ここで専有可能と
判断する。専有可能と判断されると、この排他制御の処
理を正常終了して(ステップ6)、CPUmはメモリ2
1を専有して、後の処理にメモリ21を供することがで
きることになる。
【0023】一方前記ステップ4において、前記(x+
m−1)番地以外の番地に1つでも1が保持されている
と判断される場合には、既に他のCPUが専有している
ものと判断して、CPUmは専有を不可能とされる(ス
テップ7)。次に専有不可能とされた前記(x+m−
1)番地に格納した1を取り消して、代わりに0を格納
する(ステップ8)。つまり0を格納して初期値状態に
しておく。(x+m−1)番地に0を格納し終わったな
らば、CPUmはメモリ21の専有を行うことができな
かったので、異常終了し(ステップ9)、メモリ21に
対する排他制御の処理を終了する。
【0024】以上のようにして、密結合型マルチプロセ
ッサシステムにおいて、複数のCPU1、2、m、nか
らバスライン22を介して共用資源であるメモリ21に
対する排他制御を行うことができる。したがって従来の
ようにバスラインに特別なハードウエア機構を必要とせ
ず、簡単なプログラム制御で実現することができるの
で、排他制御方法を改良したい場合に、容易に対応する
ことができる。
【0025】以上の実施例においては、専有要請データ
として、1を格納し、専有を行わない場合には、0を格
納したが、この逆に格納しても実現することができる。
【0026】また専有要請データとして、1又は0に限
らず、複数ビットで表されるデータであっても、以上の
排他制御を行うことができる。
【0027】また以上の実施例においては、メモリ21
に排他制御データ領域24を設けたが、CPUに対する
他の共用資源である例えば入出力装置20にも、排他制
御データ領域を設けると、入出力装置20に対する排他
制御を行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、バ
スラインアクセス調停手段と、前記共用資源に、専有要
請データを保持する保持領域を備えて、専有要請データ
を前記共用資源に出力したCPUは、割り当てられた専
有要請データの保持領域以外の、他のCPUに割り当て
られている専有要請データの保持領域の専有要請データ
を確認して、既に専有要請データが保持されている場合
には、前記専有要請データに対する専有を不可とし、専
有要請データが保持されていない場合には、専有可とす
ることによって、共用資源の排他制御のために特殊なハ
ードウエアを使用せず、簡単なプログラム制御で可能に
することができる。したがって排他制御方法を改良した
い場合に、容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例に係るマルチプロセッサシステムの
排他制御方式の処理フローチャートである。
【図2】図1に係るマルチプロセッサシステムのハード
ウエア構成図である。
【図3】図1に係る排他制御データ領域の構造図であ
る。
【符号の説明】
1〜2、m、n…CPU、20…入出力装置、21…メ
モリ、22…バスライン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のCPUを備え、バスラインを介し
    てCPU間での共用資源の排他制御を行うマルチプロセ
    ッサシステムにおいて、 前記バスラインに接続され、各CPUからバスラインに
    対するアクセスを調停するバスラインアクセス調停手段
    と、 前記共用資源に、各CPUに対応して割り当てられた専
    有要請データを保持する保持領域を備えて、 専有要請データを前記共用資源に出力したCPUは、割
    り当てられた専有要請データの保持領域以外の、他のC
    PUに割り当てられている専有要請データの保持領域の
    専有要請データを確認して、既に専有要請データが保持
    されている場合には、前記専有要請データに対する専有
    を不可とし、専有要請データが保持されていない場合に
    は、専有可とすることを特徴とするマルチプロセッサシ
    ステムの排他制御方式。
JP5536091A 1991-03-20 1991-03-20 マルチプロセッサシステムの排他制御方式 Pending JPH05242045A (ja)

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