JP2005316546A - メモリコントローラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のバスマスタが共有メモリにライトアクセスする際に、バスリクエストの待ち時間を格段に短縮するメモリコントローラを実現する。
【解決手段】 バスマスタ3−1〜3−4の中からいずれか1つを選択可能なセレクタ15−1〜15−3及びセレクタ16と、ライトアクセスが重複したバスマスタを選択制御するアービタ17と、セレクタ15−1〜15−3のそれぞれに接続されたバッファ14−1〜14−3と、各バッファの出力とセレクタ16の出力とから1つの出力を選択するセレクタ12と、セレクタ12から予め決定した優先順位に基づいて1つの出力を選択するアービタ13とを具備するメモリコントローラとした。
【選択図】 図2
【解決手段】 バスマスタ3−1〜3−4の中からいずれか1つを選択可能なセレクタ15−1〜15−3及びセレクタ16と、ライトアクセスが重複したバスマスタを選択制御するアービタ17と、セレクタ15−1〜15−3のそれぞれに接続されたバッファ14−1〜14−3と、各バッファの出力とセレクタ16の出力とから1つの出力を選択するセレクタ12と、セレクタ12から予め決定した優先順位に基づいて1つの出力を選択するアービタ13とを具備するメモリコントローラとした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複数のバスマスタが共有メモリにアクセスする際のバスアービトレーションを制御するメモリコントローラに関し、特にバスマスタからのライトアクセスにおいてバスリクエストの待ち時間を短縮することのできるメモリコントローラに関する。
複数のプロセッサ等のバスマスタが共通のデータバスを介して共有メモリに接続された共有メモリシステムにおいては、一のバスマスタが共有メモリにアクセスする際に他のバスマスタによるアクセスとの競合によるデータコンフリクトを避けるように各バスマスタを制御する必要がある。このようなバスアービトレーション制御を行う共有メモリシステムが特許文献1に記載されている。この特許文献1には従来から知られている共有メモリシステムについて記載されており(特に図8を参照)、又共有メモリをより効率良くアクセス可能なように改良された共有メモリ制御装置について記載されている。
特開平11−39207号公報
しかしながら、特許文献1の図8に記載されたような共有メモリシステムにおいては、複数のバスマスタから一斉にアクセス要求が出力されると、ワーストケースにおいて(バスマスタの個数−1)回分のバス使用権取得が待たされることとなる。この様子のタイミングの例を図6のタイミングチャートに示す。同図は、特許文献1の図8に記載されたような構成の従来の共有メモリシステムにおいて、例えば4つのバスマスタBM1乃至BM4が接続された場合について、この4つのバスマスタが同時に共有メモリにライトアクセスを実行したときのバスアービトレーションの例を示したタイミングチャートである。
前提として、各バスマスタのバス使用権の優先順位はBM1>BM2>BM3>BM4(BM1の優先順位が一番高い。)であるとし、各バスマスタからのライトデータは同じ長さであるとする。同図において、バスマスタから共有メモリへのライトアクセスの基本的なシーケンスは次のとおりである。まず、バスマスタはデータバスを占有して使用するためにバス使用要求(バスリクエスト)をアービタに発行する。複数のバスマスタから同時にバスリクエストが出力された場合、アービタは各バスマスタから供給されたバスリクエストを調停し、そのうち1つのバスマスタに対してデータバスの使用を許可することを示すバス使用許可(バスアクノリッジ)を送信する。このバスアクノリッジを受信したバスマスタは、バス使用権を獲得した唯一のバスマスタとしてバスを占有してライトアクセスを実行する。
このような基本シーケンスで動作する共有メモリシステムにおいて、BM1乃至BM4の全てのバスマスタが同時にバスリクエストを発行した場合、各バスマスタのバスリクエスト及びアービタからのバスアクノリッジのタイミングは同図のタイミングチャートのようになる。同図に示したように、4つのバスマスタの中で一番優先順位の低いBM4に着目すれば、3回分のメモリアクセスが待たされていることが分かる。また、同図は4つのバスマスタからのライトアクセスに続くBM1の次のライトアクセスがアクセス開始タイミング61から開始されていることを示している。
上述したようなバスアービトレーション動作の説明から分かるように、従来の共有メモリシステムにおいては、バス競合が発生してアービタがバス使用権を調停している間、バス使用権の取得を待たされるバスマスタはずっとバスアクノリッジを待ち続けることになるため、非常にアクセス効率が悪いという問題があった。
しかも、従来の構成においては、待ち時間分だけデータを保持するバッファをバスマスタ側に備える必要があり、しかも1つのバスリクエストしか保持することができないため、バスマスタ側の処理負荷が大きいという問題があった。
しかも、従来の構成においては、待ち時間分だけデータを保持するバッファをバスマスタ側に備える必要があり、しかも1つのバスリクエストしか保持することができないため、バスマスタ側の処理負荷が大きいという問題があった。
また、特許文献1に記載された発明に係る共有メモリ制御装置には、この装置の構成部である共有メモリコントローラ103の中に、バスマスタBM1乃至BM3から共有メモリ104へのライトアクセスに際してライトデータが格納されるライトバッファユニット(WBFU)711が示されている。しかし、この構成は各バスマスタが最低限必要とするメモリアクセスバンド幅を維持して共有メモリ104を効率良く使用するために必要とするものであり、この機能を達成する共有メモリ制御装置は複雑な構成となる欠点があった。
そこで、本発明は共有メモリコントローラ内にバスマスタの数に基づいた所定数のバッファを備え、複数のバスマスタが同時にライトアクセスのためのバスリクエストを発行した場合に、所定のバッファを介した共有メモリアクセスによって競合している各バスマスタ側に無駄なバスリクエスト保持時間を与えないバスアービトレーションを可能とするメモリコントローラを提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の手段より構成したものである。
複数のバスマスタが接続された共通データバスと共有メモリとが中継接続され、前記複数のバスマスタから前記共有メモリへのライトアクセスをアービトレーション制御するメモリコントローラにおいて、前記複数のバスマスタの中からいずれか1つを選択可能な前記バスマスタと同数のセレクタと、これら各々のセレクタからの出力が重複しないように入力を選択制御する第1のアービタと、前記セレクタのうち1つを除いたセレクタのそれぞれに接続されたバッファメモリと、これら各々のバッファメモリの出力とバッファメモリが接続されない前記1つのセレクタの出力とから1つの出力を選択する前記バッファの後段に設けられたセレクタと、この後段のセレクタから予め決定された優先順位に基づき1つの出力を選択する第2のアービタとを具備し、前記複数のバスマスタのうち2つ以上から前記共有メモリに対して同時にライトアクセスが発生した場合、前記第1及び第2のアービタが前記バッファを介さないパスと前記バッファを介したパスとによって各ライトアクセスをアービトレーション制御することを特徴としたメモリコントローラ。
複数のバスマスタが接続された共通データバスと共有メモリとが中継接続され、前記複数のバスマスタから前記共有メモリへのライトアクセスをアービトレーション制御するメモリコントローラにおいて、前記複数のバスマスタの中からいずれか1つを選択可能な前記バスマスタと同数のセレクタと、これら各々のセレクタからの出力が重複しないように入力を選択制御する第1のアービタと、前記セレクタのうち1つを除いたセレクタのそれぞれに接続されたバッファメモリと、これら各々のバッファメモリの出力とバッファメモリが接続されない前記1つのセレクタの出力とから1つの出力を選択する前記バッファの後段に設けられたセレクタと、この後段のセレクタから予め決定された優先順位に基づき1つの出力を選択する第2のアービタとを具備し、前記複数のバスマスタのうち2つ以上から前記共有メモリに対して同時にライトアクセスが発生した場合、前記第1及び第2のアービタが前記バッファを介さないパスと前記バッファを介したパスとによって各ライトアクセスをアービトレーション制御することを特徴としたメモリコントローラ。
本発明によれば、複数のバスマスタから共有メモリへのライトアクセスに際してアクセスの競合が発生した場合、各ライトアクセスはメモリコントローラ内部のバッファが一旦ライトデータを保持してアービトレーションされるため、従来のように優先順位の低いバスマスタのバスリクエストがバスアクノリッジを待ち続けることがなく、ライトアクセス効率が格段に良くなるという格別な効果を有する。
また、このように各バスマスタ間のアービトレーションが効率化されることにより、1つのバスマスタの前回のアクセスから次のアクセスまでの待ち時間が飛躍的に短くなるため、よりリアルタイム性のある共有メモリシステムを構築できるという極めて優れた効果を有する。
また、このように各バスマスタ間のアービトレーションが効率化されることにより、1つのバスマスタの前回のアクセスから次のアクセスまでの待ち時間が飛躍的に短くなるため、よりリアルタイム性のある共有メモリシステムを構築できるという極めて優れた効果を有する。
以下、本発明に係るメモリコントローラの実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態例を説明するために示した共有メモリシステムの概略ブロック図である。同図に示すように、共有メモリシステムは、データバス1を介してメモリコントローラ2とバスマスタ3−1,3−2,3−3,及び3−4とがそれぞれ接続され、メモリコントローラ2にはこれら全てのバスマスタによって共有使用される共有メモリ4が接続された構成である。
この構成において、データバス1は、バスマスタ3−1乃至3−4のうちいずれか1つのバスマスタとメモリコントローラ2を介した共有メモリ4との間でデータが送受信される通信線であり、バスマスタ3−1乃至3−4とメモリコントローラ2との共通端子が必要なバス幅に応じて必要本数分接続されている。メモリコントローラ2は、本発明に係る部分であり、バスマスタ3−1乃至3−4のうちいずれか1つのバスマスタが共有メモリ4へのアクセス権を取得してデータバス1を占有使用するよう制御する機能を有したものである。バスマスタ3−1乃至3−4は、それぞれがデータバス1とメモリコントローラ2とを介して共有メモリ4とデータを送受するデバイスであり、例えばCPU等のプロセッサやDMA(Direct Memory Access)デバイス等を指すものである。共有メモリ4は、バスマスタ3−1乃至3−4のうちいずれか1つのバスマスタによってアクセスされる全バスマスタ共有のメモリであり、本形態例においてはDRAMやSRAM等のメモリの種類には限定されない。
なお、本実施の形態例では、共有メモリシステムは4つのバスマスタを使用した例について説明するが、本発明に係るメモリコントローラ2にはこの数に限定されず2つ以上のバスマスタが接続されるものであってよい。
また、データバス1は、バスマスタ3−1乃至3−4のインターフェース(I/F)及びメモリコントローラ2の内部構成によりデータラインとアドレスラインとがマルチプレックスされたアドレス/データバスであってもよい。
また、データバス1は、バスマスタ3−1乃至3−4のインターフェース(I/F)及びメモリコントローラ2の内部構成によりデータラインとアドレスラインとがマルチプレックスされたアドレス/データバスであってもよい。
次に、メモリコントローラ2についてその内部構成を説明する。メモリコントローラ2は、4つのバスマスタ3−1乃至3−4から共有メモリ4を中継してデータを送信するための内部パスとして、後述する3つのバッファをそれぞれ介する3つのパス(以下、それぞれをバッファドパスと記す。)とバッファを介さない1つのパス(以下、ダイレクトパスと記す。)とを有する。
メモリコントローラ2の概略内部構成について、4つのバスマスタに対応したブロック図の例を図2に示す。同図に示すように、メモリコントローラ2は、共有メモリ4に対して書き込み制御等を行うためのメモリアクセス制御部11と、ダイレクトパス及び3つのバッファドパスのうちいずれか1つのパスが選択されるためのセレクタ12と、ダイレクトパス及び3つのバッファドパスのうちいずれか1つのパスを選択するためのアービタ13と、バスマスタ3−1乃至3−4のうち後述する所定の3つ以内のバスマスタがそれぞれライトアクセスするデータを一時記憶するためのバッファ14−1,14−2,及び14−3と、バスマスタ3−1乃至3−4のうち前記所定の3つ以内のバスマスタからのアクセスをバッファ14−1乃至14−3のうち前記所定の3つ以内のバッファにそれぞれ接続させるためのセレクタ15−1,15−2,及び15−3と、バスマスタ3−1乃至3−4のうち前記所定の3つのバスマスタを除いた残り1つのバスマスタをバッファ14−1乃至14−3のいずれのバッファをも介さずにセレクタ12に接続するためのセレクタ16と、セレクタ15−1乃至15−3及びセレクタ16のそれぞれについてバスマスタ3−1乃至3−4のうちいずれか1つをアービトレーション可能なアービタ17とから構成される。
以上の構成によるメモリコントローラ2において、アービタ13はバッファドパスがダイレクトパスよりも優先されるように制御するものとし、又3つのバッファドパスにおいては、例えばバッファ14−1が一番優先度が高く、バッファ14−3が最も優先度が低くなるように制御するものとする。セレクタ15−1乃至15−3は、バッファ14−1乃至14−3にそれぞれ対応して設けられたものであるが、この各セレクタは4つ全てのバスマスタの中からいずれか1つのバスマスタを選択可能なように構成されている。また、セレクタ16はダイレクトパスに対応したセレクタであるが、これも4つ全てのバスマスタの中からいずれか1つのバスマスタを選択可能なように構成されているものである。
以上示したように、メモリコントローラ2に備えるバッファの数は、データバス1に接続されたバスマスタの数よりも1つ少ない数とする必要がある。
次に、以上の構成による共有メモリシステムの動作について詳述する。各バスマスタ3−1乃至3−4のうちいずれか1つのバスマスタとメモリコントローラ2との基本的なアクセスシーケンスは、前述したバスリクエスト及びバスアクノリッジによって実現されるものである。まず、共有メモリシステムの動作をフローチャートを参照して説明する。図3は、バスマスタ3−1乃至3−4のうちいずれか1つのバスマスタがメモリコントローラ2に対してバスリクエストを発行した場合についてのメモリコントローラ2の動作を、このバスリクエストを発行したバスマスタを主体として示したフローチャートである。
まず、バスマスタ3−1乃至3−4のうちいずれか1つのバスマスタからライトアクセスのためのバスリクエストが発行されたとする(ステップS301)。メモリコントローラ2のアービタ17はバッファ14−1乃至14−3のいずれかに未処理のライトデータが格納されているかどうかを判別する(ステップS302)。そして、1つ以上のバッファに未処理のライトデータが格納されていた場合(ステップS302 Yes)は、バッファドパスによる処理がダイレクトパスによる処理に優先すべくバッファドパスの処理に移行する。
一方、各バッファに未処理のライトデータが格納されてない場合(ステップS302 No)は、アービタ17は他のバスマスタからのバスリクエストが発行されているかどうかの判別を行う(ステップS303)。そして、他のバスマスタからのバスリクエストが発行されていない場合(ステップS303 No)は、ダイレクトパスによる共有メモリ4へのライトアクセスが実行される(ステップS304)。
また、他のバスマスタからのバスリクエストが発行されていた場合(ステップS303 Yes)は、アービタ17によるアービトレーションが実行される(ステップS305)。このアービトレーションでは、バスリクエストが発行された複数のバスマスタについて、ダイレクトパスによるライトアクセスとバッファドパスによるライトアクセスとが予め設定された各バスマスタの優先順位に基づいて設定される。例えば、バスリクエストを発行している各バスマスタのうち最も優先順位の高いバスマスタについてダイレクトパスが設定され、それ以外のバスマスタについてバッファドパスが設定される。
次に、本バスマスタがアービタ17のアービトレーションによってダイレクトパスによるアクセス許可が与えられた場合(ステップS306 Yes)は、ダイレクトパスによる共有メモリ4のライトアクセスを行う(ステップS304)。
また、アービタ17のアービトレーション結果がバッファドパスによるアクセス許可であった場合(ステップS306 No)は、まず、全てのバッファが使用中であるかどうを判別する(ステップS307)。そして、バッファ14−1乃至14−3全てが使用中である場合(ステップS307 Yes)は、いずれかのバッファに空きができるまで待ち続ける。また、いずれかのバッファに空きがある場合(ステップS307 No)は、他のバスマスタからもダイレクトパスによるライトアクセスができなかったバスリクエストが発生しているかどうかを判別する(ステップS308)。そして、他にバスリクエストが発行されていない場合(ステップS308 No)は、空きバッファにライトデータを書き込む(ステップS309)。
また、他のバスマスタからもバスリクエストが発生した場合(ステップS308 Yes)は、バスリクエストの数に対して空きバッファ数が足りているかどうかを判別する(ステップS310)。そして、バスリクエストの数が空きバッファ数よりも少ない場合(ステップS310 No)は、バッファにライトデータを書き込むべく前記ステップS309に移行する。また、バスリクエストの数がバッファ数よりも多い場合(ステップS310 Yes)は、アービタ17によるアービトレーションを行う(ステップS311)。
次に、アービタ17によるアービトレーションで優先されたバッファドパスのアクセス(ステップS312 Yes)は、前述したステップS309による空きバッファへのデータライトを行う。また、アービタ17によるアービトレーションで待たされているバッファドパスのアクセスは、バッファが空くまで待ち続ける(ステップS313)。そして、バッファが空いた場合(ステップS313 Yes)は、その時点での他のバスマスタからのバスリクエストが発生しているかどうかの判別処理に移行する。
次に、バスマスタ3−1乃至3−4のうちいずれか1つのバスマスタから共有メモリ4にデータを書き込む場合の3つのバッファドパスとダイレクトパスとをアービトレーションするアービタ13の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。同図において、アービタ13はバッファ14−1乃至14−3のうちいずれか1つのバッファにライトデータが格納されているかどうかを判別する(ステップS401)。そして、全てのバッファにライトデータが格納されていない場合(ステップS401 No)は、セレクタ16からダイレクトパスによる書き込み要求があるかどうかを判別する(ステップS402)。そして、ダイレクトパスの要求がない場合(ステップS402 No)は入力待ちとなり、ダイレクトパスの要求がある場合(ステップS402 Yes)はダイレクトパスによて共有メモリ4へのアクセスが実行される(ステップS403)。
各バッファのうちいずれか1つのバッファにライトデータが格納されている場合(ステップS401 Yes)は、そのライトデータが格納されたバッファが2つ以上であるかどうかを判定する(ステップS404)。そして、ライトデータが格納されたバッファが1つである場合(ステップS404 No)は、バッファドパスによってその格納されたライトデータを共有メモリ4に書き込むアクセスが実行される(ステップS405)。また、ライトデータが格納されたバッファが2つ以上ある場合(ステップS404 Yes)は、アービタ13によってアービトレーションが実行される(ステップS406)。そして、アービタ13によって選択されたバッファからの共有メモリ4へのアクセスが実行される(ステップS407)。そして、前述のステップS404に移行する。
以上説明した共有メモリシステムにおいて、4つのバスマスタ3−1乃至3−4が同時に共有メモリ4にライトアクセスを実行した場合のタイミングの例を図5のタイミングチャートに示す。同図によれば、バスマスタ3−1がダイレクトパスによる共有メモリ4へのアクセスを実行し、そしてバスマスタ3−2乃至3−4がバッファドパスによるアクセスを実行した例である。前述した従来例のタイミングチャート(図6)と比べて各バスマスタの待ち時間が十分に短くなっている。
また、バスマスタ3−1の2回目のバスリクエストについても発行タイミング51が図6に示した従来例のタイミングよりも早くなっていることが確認できる。
以上、詳述したように本発明に係るメモリコントローラによれば、複数のバスマスタから共有メモリへのライトアクセスに際してアクセスの競合が発生した場合、各ライトアクセスはメモリコントローラ内部のバッファが一旦ライトデータを保持してアービトレーションされるため、従来のように優先順位の低いバスマスタのバスリクエストがバスアクノリッジを待ち続けることがなくライトアクセス効率が格段に良くなるものである。また、このように各バスマスタ間のアービトレーションが効率化されることにより、1つのバスマスタの前回のアクセスから次のアクセスまでの待ち時間が飛躍的に短くすることができる。
本発明に係るメモリコントローラは、複数のプロセッサからなるマルチプロセッサシステムや複数のDMAデバイス等からなるマルチバスマスタシステムにおいて、高速性が要求されるリアルタイムシステムに適用できるものである。
1 データバス
2 メモリコントローラ
3−1〜3−4 バスマスタ
4 共有メモリ
11 メモリアクセス制御部
12 セレクタ
13 アービタ
14−1〜14−3 バッファ
15−1〜15−3 セレクタ
16 セレクタ
17 アービタ
2 メモリコントローラ
3−1〜3−4 バスマスタ
4 共有メモリ
11 メモリアクセス制御部
12 セレクタ
13 アービタ
14−1〜14−3 バッファ
15−1〜15−3 セレクタ
16 セレクタ
17 アービタ
Claims (1)
- 複数のバスマスタが接続された共通データバスと共有メモリとが中継接続され、前記複数のバスマスタから前記共有メモリへのライトアクセスをアービトレーション制御するメモリコントローラにおいて、
前記複数のバスマスタの中からいずれか1つを選択可能な前記バスマスタと同数のセレクタと、
これら各々のセレクタからの出力が重複しないように入力を選択制御する第1のアービタと、
前記セレクタのうち1つを除いたセレクタのそれぞれに接続されたバッファメモリと、
これら各々のバッファメモリの出力とバッファメモリが接続されない前記1つのセレクタの出力とから1つの出力を選択する前記バッファの後段に設けられたセレクタと、
この後段のセレクタから予め決定された優先順位に基づき1つの出力を選択する第2のアービタとを具備し、
前記複数のバスマスタのうち2つ以上から前記共有メモリに対して同時にライトアクセスが発生した場合、前記第1及び第2のアービタが前記バッファを介さないパスと前記バッファを介したパスとによって各ライトアクセスをアービトレーション制御することを特徴としたメモリコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004130854A JP2005316546A (ja) | 2004-04-27 | 2004-04-27 | メモリコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004130854A JP2005316546A (ja) | 2004-04-27 | 2004-04-27 | メモリコントローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005316546A true JP2005316546A (ja) | 2005-11-10 |
Family
ID=35443936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004130854A Pending JP2005316546A (ja) | 2004-04-27 | 2004-04-27 | メモリコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005316546A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008010397A1 (fr) * | 2006-07-21 | 2008-01-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Contrôleur de mémoire |
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-
2004
- 2004-04-27 JP JP2004130854A patent/JP2005316546A/ja active Pending
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