JPH0524104U - ローラテーブル走行型スラブ反転機 - Google Patents

ローラテーブル走行型スラブ反転機

Info

Publication number
JPH0524104U
JPH0524104U JP7195291U JP7195291U JPH0524104U JP H0524104 U JPH0524104 U JP H0524104U JP 7195291 U JP7195291 U JP 7195291U JP 7195291 U JP7195291 U JP 7195291U JP H0524104 U JPH0524104 U JP H0524104U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller table
slab
frame
roller
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7195291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0713843Y2 (ja
Inventor
美樹 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP7195291U priority Critical patent/JPH0713843Y2/ja
Publication of JPH0524104U publication Critical patent/JPH0524104U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0713843Y2 publication Critical patent/JPH0713843Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転フレームに歪みや損傷を与えずに、捻じ
れや反りがあるスラブを円滑に反転させ、またスラブを
円滑に搬送する。 【構成】 スラブ材1を反転させる回転フレーム2の上
下両端部同士を部分円断面を有する補強ビーム12で連
結して高強度にし、窓13の下方に水平に配置される一
対のフレーム搭載レール6を挟む延長上にそれぞれ固定
レール7を設けてローラテーブル8を避退可能に支持す
ると共に、フレーム搭載レール6の両端部に最接近する
箇所の固定レール7上に位置し得る間隔で走行ローラ9
を配置することによって、スラブ材1の捻じれや反りに
よる回転フレームの変形が少なくなる一方、スラブ材1
がロール14により搬送されるときは走行ローラ9が固
定レール7上にあるので搬送時の衝撃が小さくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ローラテーブル上を搬送されるスラブ材を反転させるためのローラ テーブル走行型スラブ反転機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、スラブ材の両面の疵状況等を検査するために、搬送中において スラブ材が反転されるが、反転には種々のスラブ反転機が用いられている。 このようなスラブ反転機のうち、典型的な先行技術であるローラテーブル走行 型スラブ反転機(以下、スラブ反転機という)を、従来のスラブ反転機の側面図 の図4aと、同じくスラブ反転機の断面示正面図の図4bとを参照しながら以下 に説明する。
【0003】 上記スラブ反転機は、スラブ材1の通過自在な窓13を中心に有する回転フレ ーム2に、その中心を挟んで窓13の両側に対向する一対のクランプ装置3を設 け、回転フレーム2を回転自在にガイドリング8に嵌入し、スラブ材搬送ライン が回転フレーム2の窓13を通過する如く、複数個のガイドリング8を有する4 を並べ、スラブ材搬送ラインにローラが面する如く複数個のローラテーブル5を 各サポートフレーム4を挟むように配列して直角方向に移動自在とした構造のも のである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、反転されるスラブ材1は最大40トンもの重量物であり、反転に際 してこれがクランプ装置から滑って落下したりすると、スラブ反転機の回転フレ ームに衝撃を与えて、この回転フレームの駆動装置や支持装置が損傷したり、或 いはそれらの寿命が短縮されるという解決すべき課題が生じる。
【0005】 従って、図4において、クランプ装置3のスラブ材1に対する押付け保持力を 十分強力にする必要があるが、スラブ材1は捻じれや反りを有するので、強い押 付け保持力により複数個の回転フレーム2間にこの捻じれや反りが伝わり各回転 フレーム2は等しい反転運動が不可能となる。
【0006】 この場合、各回転フレーム2を個別に反転させている駆動ギヤ・ピニオンの噛 み合いを、各スラブ材1により異なる捻じれ・反りを把握した上で、その都度適 切に補正することは実質的に不可能なので、噛み合い異常が発生するばかりでな く、ガイドリング8も損傷する。これを防止するためには、複数個の回転フレー ム2を強固に連結し、一体化し、これを単一の駆動系で反転させる必要がある。
【0007】 しかしながら、回転フレーム2の間にはローラテーブル5の走行を支持するレ ール7があるので、これを避けて設置し得るフレーム補強材10の配置及び強度 は大きく制限され、各回転フレーム2の一体化は不可能である。即ち、公知の構 造は捻じれ・反りの極めて小さなスラブ材1にのみ適用可能であり、スラブ幅約 2000mm、長さ約5000mm、最大重量約40トン、場合によってはこれを上 回るスラブを扱う製鉄所のスラブ反転機には実用化が困難である。
【0008】 本考案は係る実情に鑑みてなされたものであって、従って本考案の目的とする ところは、スラブの捻じれ・反りによる回転フレームの歪み、破損が生じず、ま た走行衝撃が駆動系統に悪影響を与えずにスラブを反転させ、その走行を円滑か つ安定的に行わせ得るスラブ反転機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
しかして本考案に係るスラブ反転機は、ローラテーブル上を搬送されるスラブ 材を反転させるため、ローラテーブル及びその間に設置する回転フレームを備え るスラブ反転機であって、スラブ材を挿通させる窓が設けられる回転フレーム相 互を、その少なくとも上下両端部間に架設した軸直角方向の断面が部分円形をな す補強ビームによって連結し、この補強ビームにおける前記窓の横中心線に平行 な平面部に対し、一対のフレーム搭載レールを相互に平行に、かつ回転フレーム の垂直面に平行に取付け、一方前記窓の下方に位置する一対のフレーム搭載レー ルを挟んでその延長上にそれぞれ固定レールを設けて、回転フレーム間の前記ロ ーラテーブルをフレーム搭載レール及び固定レールに案内されて回転フレームの 軸に直角の方向に移動し得る走行退避可能に設け、さらに前記ローラテーブルを 支えて一対のフレーム搭載レール上及び固定レール上を滑動する走行ローラを、 一対のフレーム搭載レールの両端部に最近接する個所の固定レール上に位置し得 る間隔で配設したものである。
【0010】
【作用】
本考案によれば、ローラテーブルがスラブ材を受け止める位置にあるときは、 走行ローラは固定レール上に有ってフレーム搭載レール上には無いのでスラブ材 の走行衝撃は回転フレームの駆動系統に対し何ら作用しない。即ち、捻じれ・反 りのあるスラブ材を回転フレームのクランプ装置で強固に挟持しても、複数個の 回転フレームは剛性の十分な補強ビームによる連結によって、スラブ材の捻じれ ・反りにより受ける影響が少なくなる。
【0011】 そして、フレーム搭載レールの案内により、ローラテーブルは補強ビームが1 80°旋回してもこれを避けた円滑な走行退避が可能であり、また走行ローラは 退避のための走行中以外は常時固定レール上にあるので、スラブ材の走行衝撃が 回転フレームの駆動系統に対し伝えられることがなく、機械保護は万全である。 さらに、フレーム搭載レールと固定レールとの間の隙間を極めて狭くすることが できるので、ローラテーブルの走行時の衝撃を極小にすることが可能である。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係るスラブ反転機の1実施例を、その部分断面示側面図の図1 と、図1におけるA−A線断面示正面図の図2と、その正面図の図3とを参照し ながら説明すると、複数個、例えば2個の円形の回転フレーム2を所定の間隔で 前後に配置して、サポートローラ4とガイドローラ5とによって回転フレーム周 面を滑動自在に支持して、この回転フレーム2は中心軸の周りに回動可能に設け られている。回転フレーム2の駆動系統は、フレーム外周に固着した回転用ギヤ 11とこれに噛み合う回転用ピニオン10とにより形成される。また、回転フレ ーム2はスラブ材1の通過自在な窓13を中心に有すると共に、その中心を挟ん で窓13の両側に対向する一対のクランプ装置3が設けられており、この構造は 従来のものと同じである。なお、回転用ギヤ11はローラチェーンでも良い。
【0013】 2個の回転フレーム2に対して、その前後及び中間にスラブ材1を搬送するた めの移動式のローラテーブル8が搬送レベルを合致させてそれぞれ設けられ、搬 送によってスラブ材1は窓13の横方向の中心位置を通過する。
【0014】 一方、回転フレーム2相互は、上下左右の周縁部の4個所を補強ビーム12に よって連結して同軸の一体に回転可能となしており、それら補強ビーム12のう ちで、上下両端部間にわたらせた一対の補強ビーム12は、軸直角方向の断面が 部分円形をなしている。この一対の補強ビーム12における前記窓13の横中心 線に平行な平面部には、一対のフレーム搭載レール6が相互に平行に、かつ回転 フレーム2の垂直面に平行に配置されて取付けられてる。
【0015】 さらに、前記窓13の下方に水平に配置される一対のフレーム搭載レール6を 挟んでその延長上にそれぞれ固定レール7を設けて、回転フレーム2間の前記ロ ーラテーブル8を、フレーム搭載レール6及び固定レール7に案内されて回転フ レーム2の軸に直角の方向に移動し得る走行退避可能に設ける。そして、前記ロ ーラテーブル8を支えて一対のフレーム搭載レール6上及び固定レール7上を滑 動する走行ローラ9を、一対のフレーム搭載レール6の両端部に最近接する個所 の固定レール7上に位置し得る間隔で配設されている。
【0016】 上述する構成を有するスラブ反転機は、各ローラテーブル8のロール14上を 走行して窓13を通過するスラブ材1が、クランプ装置3で挟持された状態で回 転フレーム2の180°回転によって反転されるが、該反転が可能なようにロー ラテーブル8が、回転フレーム2の一側方に移動退避し、回転フレーム2間のロ ーラテーブル8の走行ローラ9は、スラブ材1がロール14を走行する時は、固 定レール7上にあるので、スラブ材1の走行衝撃は回転用ピニオン・ギヤ10, 11に作用することはない。
【0017】 即ち、捻じれ・反りのあるスラブ材1を回転フレーム2のクランプ装置3で強 固に挟持しても、複数個の回転フレーム2は剛性の十分な補強ビーム12による 連結によって捻じれ・反りの影響を全く受けない。また、回転フレーム2内に設 けられたフレーム搭載レール6により、補強ビーム12が180°旋回しても、 これを避けてローラテーブル8の円滑な走行が可能である。
【0018】 そして、走行ローラ9は、ローラテーブル8の走行時以外の常時は固定レール 7上にあるため、スラブ材1がロール14に与える衝撃が回転フレーム2の駆動 系統である回転用ピニオン・ギヤ10,11に伝えられることなくこれらを保護 できると共に、フレーム搭載レール6と固定レール7との間の隙間をできるだけ 小さくし得るので、ローラテーブル8の隙間乗り継ぎ走行時の衝撃を小さくする ことができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案に係るスラブ反転機によれば、フレーム搭載レール6、 固定レール7の構造、配置形態を独特のものとなし、また、走行ローラ9のピッ チも特定していることから、大型、大重量のスラブ材1をローラテーブル走行型 スラブ反転機で反転させることが可能となり、また反転機自体の稼働後の駆動系 統、サポート・ガイドローラ4,5の損傷が防止され、機器の寿命延長が図れる という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るスラブ反転機の部分断面
示側面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面示正面図である。
【図3】図1図示スラブ反転機の正面図である。
【図4】従来のスラブ反転機の構造を示し、図4aはそ
の側面図であり、また図4bはその断面示正面図であ
る。
【符号の説明】
1…スラブ材、2…回転フレーム、3…クランプ装置、
4…サポートローラ、5…ガイドローラ、6…フレーム
搭載レール、7…固定レール、8…ローラテーブル、9
…走行ローラ、10…回転用ピニオン、11…回転用ギ
ヤ、12…補強ビーム、13…窓、14…ロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラテーブル上を搬送されるスラブ材
    を反転させるため、ローラテーブル及びその間に設置す
    る回転フレームを備えたローラテーブル走行型スラブ反
    転機であって、前記スラブ材を挿通させる窓が設けられ
    る回転フレーム相互を、その少なくとも上下両端部間に
    架設した軸直角方向の断面が部分円形をなす補強ビーム
    によって連結し、この補強ビームにおける前記窓の横中
    心線に平行な平面部に対し、一対のフレーム搭載レール
    を相互に平行に、かつ回転フレームの垂直面に平行に取
    付け、一方前記窓の下方に位置する一対のフレーム搭載
    レールを挟んでその延長上にそれぞれ固定レールを設け
    て、回転フレーム間の前記ローラテーブルをフレーム搭
    載レール及び固定レールに案内されて回転フレームの軸
    に直角の方向に移動し得る走行退避可能に設け、さらに
    前記ローラテーブルを支えて一対のフレーム搭載レール
    上及び固定レール上を滑動する走行ローラを、一対のフ
    レーム搭載レールの両端部に最近接する個所の固定レー
    ル上に位置し得る間隔で配設したことを特徴とするロー
    ラテーブル走行型スラブ反転機。
JP7195291U 1991-09-09 1991-09-09 ローラテーブル走行型スラブ反転機 Expired - Lifetime JPH0713843Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7195291U JPH0713843Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 ローラテーブル走行型スラブ反転機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7195291U JPH0713843Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 ローラテーブル走行型スラブ反転機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0524104U true JPH0524104U (ja) 1993-03-30
JPH0713843Y2 JPH0713843Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=13475333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7195291U Expired - Lifetime JPH0713843Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 ローラテーブル走行型スラブ反転機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713843Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124014A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 マニプレータを用いたスラブの起立方法
CN107470877A (zh) * 2017-07-31 2017-12-15 浙江巨人控股有限公司 一种翻身工装
CN108147076A (zh) * 2017-12-08 2018-06-12 中冶赛迪工程技术股份有限公司 型钢自动翻转装置
CN110182587A (zh) * 2019-06-25 2019-08-30 江苏麦格森特新材料技术有限公司 一种低温抗氧化物料输送一体装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124014A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 マニプレータを用いたスラブの起立方法
CN107470877A (zh) * 2017-07-31 2017-12-15 浙江巨人控股有限公司 一种翻身工装
CN108147076A (zh) * 2017-12-08 2018-06-12 中冶赛迪工程技术股份有限公司 型钢自动翻转装置
CN108147076B (zh) * 2017-12-08 2023-12-12 中冶赛迪工程技术股份有限公司 型钢自动翻转装置
CN110182587A (zh) * 2019-06-25 2019-08-30 江苏麦格森特新材料技术有限公司 一种低温抗氧化物料输送一体装置
CN110182587B (zh) * 2019-06-25 2024-02-13 江苏麦格森特新材料技术有限公司 一种低温抗氧化物料输送一体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0713843Y2 (ja) 1995-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0314632B1 (en) Apparatus for handling sheets of glass or other materials and to be used in lines for the cutting and working of said sheets
JPH0524104U (ja) ローラテーブル走行型スラブ反転機
KR102654703B1 (ko) 종절단장치 및 횡절단장치를 포함하는 목재 가공 자동화장치
US1733221A (en) Pallet squaring and aligning device
US4412769A (en) Apparatus for centering alignment of planar workpieces
JP4850601B2 (ja) スラブ反転装置
US4440294A (en) Conveyor
US3154665A (en) Welding machine and method
US3815884A (en) Cutting apparatus for large plates
CN217806738U (zh) 一种可以实现柔性传输的辊道装置
US6000266A (en) Roll-forming machine with reversible rafts
JP7305147B2 (ja) 運搬装置及び運搬方法
JP4289200B2 (ja) 搬送設備
JPH08104411A (ja) スラットコンベヤにおけるチェーン支持装置
JPH06144550A (ja) ベルトコンベア反転装置
JP2599956Y2 (ja) 搬送装置
CN212892719U (zh) 一种用于轮式翻板机的可直通翻转装置及轮式翻板机
JP3635207B2 (ja) 連続溶接されるストリップ又はシートの連続拘束装置
JP6449098B2 (ja) 丸棒鋼の端面研削装置
JP2588755B2 (ja) 搬送コンベア装置
JPH054309B2 (ja)
SU1044567A1 (ru) Кантователь
JP2501218Y2 (ja) ベルト脱輪防止装置
JPH0615332A (ja) 粗ミル用入側及び出側サイドガイド装置
JPH019776Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19950926