JPH05240350A - スターリングサイクル機関用軸封装置 - Google Patents

スターリングサイクル機関用軸封装置

Info

Publication number
JPH05240350A
JPH05240350A JP4075765A JP7576592A JPH05240350A JP H05240350 A JPH05240350 A JP H05240350A JP 4075765 A JP4075765 A JP 4075765A JP 7576592 A JP7576592 A JP 7576592A JP H05240350 A JPH05240350 A JP H05240350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
seal ring
main seal
stirling cycle
cycle engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4075765A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Kasahara
浩一郎 笠原
Tsunesaku Itabane
常作 板羽
Yoshiaki Wada
良昭 和田
Hiroyuki Ouchi
弘之 大内
Shinji Hayashi
真司 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Riken Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP4075765A priority Critical patent/JPH05240350A/ja
Publication of JPH05240350A publication Critical patent/JPH05240350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2243/00Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 組合せシールリング12のメインシールリン
グ15とバックリング18との相対的回転により両リン
グの合い口の重なりを防止し、作動流体の圧縮室8から
の洩れを最小とする。これによりスターリングサイクル
機関の出力、熱効率の向上を図る。 【構成】 組合せシールリング12のメインシールリン
グ15の凹部25にエキスパンダリング21の凸部2
6、26′をバックリング18の合い口27を介して係
合させ、両リング15、18の合い口をずらした位置関
係のまゝ、全リング15、18、21を一体に回転させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スターリングサイクル
を用いたエンジン、冷凍機或いは圧縮機等のスターリン
グサイクル機関に用いられる軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スターリングサイクル機関は、作動流体
を等温圧縮、等容変化、等温膨張を繰返し原動機或い
は、圧縮機、冷凍機として利用されている。このスター
リングサイクル機関の出力や熱効率の低下を防止する上
で重要なことは、作動流体の閉回路を構成する圧縮部か
ら高圧の作動流体をクランク室側に漏洩させないよう
に、作動流体をシールすることにある。実際、閉回路内
の作動流体の漏れは、機関の出力や熱効率の低下を招く
だけでなく、機関を停止させ、長期間安定した運転を維
持する妨げとなる。
【0003】スターリングサイクル機関の代表的な具体
例とその機関に用いられる組合せシールリングとが、実
公昭61−41970号に示されるが、図3と図4とを
用いて説明する。
【0004】図5を参照する。往復動可能なピストンロ
ッド1の一端をクランク室2内のクロスヘッド3に連結
し、他端をシリンダ4内のピストン5に連結する。シリ
ンダ4内にその段部6に着座するようハウジング7を収
納させ、ピストン5とハウジング7の頂壁との間にピス
トン5の動きに応じてその容積が可変となる圧縮部空間
8を作る。ハウジング7内に背圧室9を形成しクランク
室2との間にクランク室の潤滑油が背圧室9に入り作動
流体と混ざるのを防止すると共に、低圧クランク室2へ
の作動流体の漏れを防ぐシール10を配す。更に、ハウ
ジング7の頂壁のリング溝11にピストンロッド1と摺
接する組合せシールリング12を配し、作動流体の圧縮
部空間8から背圧室9への作動流体の漏れを防止する。
13は、駆動部への潤滑油供給口を、14は圧縮部空間
8に対する作動流体の出入口をしめす。
【0005】図6を参照する。この組合せシールリング
12は、非常に柔軟性に富んだ、例えばポリテトラフル
オロエチレン即ち四フッ化エチレン樹脂で形成したメイ
ンシールリング15と更に、そのメインシールリングの
外周面に対接し同じく四フッ化エチレン樹脂からなるバ
ックリング18と、そのメインシールリング15をバッ
クリング18を介してピストンロッド外周面に押し付け
るように半径方向外方より締め付ける為の鋼製のエキス
パンダリング21による組合せタイプのいわゆるスリー
ピースリングよりなる。尚、バックリングの材質は鋼製
の薄板でもよい。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】ピストン5のシリン
ダ4内での往復動による圧縮室8の作動流体圧の変化
は、組合せシールリング12を、リング溝内で上下に動
かし且つ周方向にメインシールリング15とバックリン
グ18とを個別に回転させる。尚、組合せリングがリン
グ溝の上側面に密着した時メインシールリング15の上
側のスリット17が背圧室9の高圧を圧縮室8へ逆流さ
せる。
【0007】メインシールリング15とバックリング1
8とが個別に周方向に動くと、両リングの合い口が重な
り、圧縮室8の高圧作動流体を該重なった合い口を介し
て背圧室9へ大量に流出させる。これは、圧縮室内の圧
を下げ、スターリングサイクル機関の出力や熱効率を低
下させる。それ故に、組合せシールリングを構成する各
リングの相対的回転を阻止することは、スターリングサ
イクル機関の出力や熱効率を維持する上で重要なことで
ある。本発明は、リングの合い口が重ならないようにす
ることを解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、メインシールリングと
バックリングとを凹部と凸部とを係合させることで、互
いの相対的回転を阻止させる手段を用いる。
【0009】具体的には、本発明は、シリンダ内を往復
動するピストンと、該ピストンに連結されたピストンロ
ッドと、シリンダ内に配され且つピストンとの間に圧縮
室を作るハウジングと、ピストンロッドとハウジングと
の間に配され且つ圧縮室とハウジング内の背圧室との間
をシールする組合せシールリングとを有し、該組合せシ
ールリングが、その内周面がピストンロッドの外周面に
接し且つその外周面に凹部を有するメインシールリング
と、メインシールリングの外側に配されるバックリング
と、バックリングの合い口を介してメインシールリング
の凹部に係合する凸部を有し且つバックリングの外側に
位置するエキスパンダリングとを有し、凹部と凸部との
係合がメインシールリングの合い口とバックリングの合
い口を離間させるスターリングサイクル機関用軸封装置
を提供する。
【0010】好ましくは、凸部がエキスパンダリングの
一部切り込みを内方へ折り曲げるか、L字体を固着した
形状であり、メインシールリングの凹部が合い口の反対
側に位置し、バックリングの合い口をメインシールリン
グの合い口と凹部との中間に位置させる。メインシール
リングとバックリングとをポリテトラフルオロエチレン
製とする。
【0011】
【作用】ピストンの往復動により圧縮室内の作動流体圧
が高くなり、高圧流体が組合せシールリングに作用し、
又、メインシールリングの内周面とピストンロッドとが
摺接するので、メインシールリングとバックリングとが
個別に相対的に回転しようとする。しかし、凹部と凸部
との係合により、メインシールリングとバックリングと
が一体に回転し、両リングの合い口を離間した位置関係
に保つ。この結果、メインシールリングとバックリング
との合い口が重なることはない。
【0012】
【実施例】本発明によるスターリングサイクル機関用軸
封装置は、図5に示されるスターリングサイクル機関の
構成に使用されるが、その構成は既に説明したので、こ
こではその説明を省略する。
【0013】図1と2を参照して図5の構成に用いられ
る組合せシールリング12を説明する。組合せシールリ
ング12は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
樹脂よりなり且つ段付合い口を有するメインシールリン
グ15と、PTFE樹脂又はスチールの薄板よりなり且
つ突き合せ合い口を有するバックリング18と、両リン
グ15、18を半径方向内方に押し、メインシールリン
グ15の内周面をピストンロッド1に密接させる金属製
のエキスパンダリング21とよりなる。
【0014】メインシールリング15の合い口の反対側
に凹部25を設ける。又、エキスパンダリング21に、
半径方向内方に突出した部分を有するL字体をその内周
面に固着した凸部26を設ける。該凸部26はバックリ
ング18の合い口27を介して凹部25に係合し、凸部
26と凹部25を係合させた時エキスパンダリング21
の合い口がメインシールリング15の段付き合い口と対
向する。メインシールリング15の凹部25とエキスパ
ンダリング21の凸部26との係合は、バックリング1
8の合い口27が凸部26に当接し、メインシールリン
グとバックリングとの両リング15、18の相対的回転
を防止し、リング15、18、21を一体に回転させ
る。
【0015】図3と4を参照する。図3に示す組合せリ
ングは、図1の例とほゞ同じ構成であるが、エキスパン
ダリング21の凸部26′が異るので、その凸部26′
について説明する。エキスパンダリング21の凸部2
6′は、バックリング18の内周面の一部に、内方へ突
出する部分を有するL字体を固着した形のものである。
この場合も、凸部26′をバックリング18の合い口2
7を介して、メインシールリング15の凹部25に係合
させると、バックリング18の合い口27は、凸部2
6′に当接し、バックリング18のメインシールリング
15に対する回転が阻止される。即ち、図1の例と同じ
く、リング15、18、21を一体回転させる。
【0016】一般には、メインシールリング15の厚み
がエキスパンダリング21のそれより大であるので、凹
部25をメインシールリング15の外周面に設けたが、
エキスパンダリング21の厚みが大であれば、凹部25
をエキスパンダリング21に、凸部26をメインシール
リング15に設けてもよい。
【0017】
【効果】メインシールリングとエキスパンダリングとに
凹部と凸部を設け、両者をバックリングの合い口を介し
て係合関係とさせたが、両凹部と凸部の存在は、エキス
パンダリングの内方への力を均一にバックリングに作用
させる妨げとならず、メインシールリングのピストンロ
ッドへの接触を均一に保ちつゝ、少くともメインシール
リングとバックリングを一体に回転させる。このため、
合い口の重なりがなく、流体の洩れを最小限とさせ得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に用いられる組合せシールリング
の平面図である。
【図2】凸部を示す部分斜視図である。
【図3】別の例の組合せシールリングの平面図である。
【図4】凸部の別の例を示す部分斜視図である。
【図5】スターリングサイクル機関の断面図である。
【図6】ピストンロッドと組合せシールリングとの関係
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ピストンロッド 4 シリンダ 5 ピストン 7 ハウジング 8 圧縮室 9 背圧室 12 組合せシールリング 15 メインシールリング 18 バックリング 21 エキスパンダリング 25 凹部 26、26′ 凸部
フロントページの続き (72)発明者 和田 良昭 新潟県柏崎市北斗町1番37号 株式会社リ ケン柏崎事業所内 (72)発明者 大内 弘之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 林 真司 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を往復動するピストンと、該
    ピストンに連結されたピストンロッドと、シリンダ内に
    配され且つピストンとの間に圧縮室を作るハウジング
    と、ピストンロッドとハウジングとの間に配され且つ圧
    縮室とハウジング内の背圧室との間をシールする組合せ
    シールリングとを有し、該組合せシールリングが、その
    内周面がピストンロッドの外周面に接し且つその外周面
    に凹部を有するメインシールリングと、メインシールリ
    ングの外側に配されるバックリングと、バックリングの
    合い口を介してメインシールリングの凹部に係合する凸
    部を有し且つバックリングの外側に位置するエキスパン
    ダリングとを有し、凹部と凸部との係合がメインシール
    リングの合い口とバックリングの合い口を離間させるス
    ターリングサイクル機関用軸封装置。
  2. 【請求項2】 凸部がエキスパンダリングの一部切り込
    みを内方へ折り曲げた形である請求項1のスターリング
    サイクル機関用軸封装置。
  3. 【請求項3】 メインシールリングの凹部が合い口の反
    対側に位置し、エキスパンダリングの凸部が合い口の反
    対側に位置する請求項1のスターリングサイクル機関用
    軸封装置。
  4. 【請求項4】 エキスパンダリングの凸部がその内周面
    の一部に固着したL字状の形である請求項1のスターリ
    ングサイクル機関用軸封装置。
  5. 【請求項5】 メインシールリングとバックリングとが
    ポリテトラフルオロエチレン製である請求項3のスター
    リングサイクル機関用軸封装置。
JP4075765A 1992-02-28 1992-02-28 スターリングサイクル機関用軸封装置 Pending JPH05240350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4075765A JPH05240350A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 スターリングサイクル機関用軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4075765A JPH05240350A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 スターリングサイクル機関用軸封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05240350A true JPH05240350A (ja) 1993-09-17

Family

ID=13585641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4075765A Pending JPH05240350A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 スターリングサイクル機関用軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05240350A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015038352A (ja) * 2009-02-11 2015-02-26 スターリング パワー、インコーポレイテッド スターリングエンジンのためのロッドシールアセンブリ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015038352A (ja) * 2009-02-11 2015-02-26 スターリング パワー、インコーポレイテッド スターリングエンジンのためのロッドシールアセンブリ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2275813C (en) Stepped annular intermediate pressure chamber for axial compliance in a scroll compressor
US9353862B2 (en) Piston for a reciprocating hermetic compressor
JPH10318123A (ja) 高圧燃料ポンプ
JPH05240350A (ja) スターリングサイクル機関用軸封装置
JPH08232850A (ja) ベローズ式ポンプ
JPH05240349A (ja) スターリングサイクル機関用軸封装置
JPH06137272A (ja) 無給油式往復動型圧縮機
JPH0743551Y2 (ja) 高圧流体用回転軸シール装置
JPS6141970Y2 (ja)
US6135008A (en) Piston with lubricant-scraping ring and lubricant return ports
JP2515992B2 (ja) 孔部材と軸部材間の密封構造
JPH033950A (ja) スターリングサイクル機関用軸封装置
JP2832777B2 (ja) 一方向弁装置
JPH11148554A (ja) 一方向性シール装置
JPH0752448Y2 (ja) 低差圧流体用シール装置
JP2838557B2 (ja) 一方向性シール装置
JP4125905B2 (ja) 密封構造
JPH05187551A (ja) シール装置
JPH05187550A (ja) シール装置
JPH0544549Y2 (ja)
JPS61261682A (ja) 密閉形往復動圧縮機
JPH0449412Y2 (ja)
US3426692A (en) Rotary piston machine
JP2000045945A (ja) 往復動圧縮機
JPH02146286A (ja) オイルレス圧縮機