JPH05239721A - コーミング・ドラフト装置 - Google Patents

コーミング・ドラフト装置

Info

Publication number
JPH05239721A
JPH05239721A JP7279092A JP7279092A JPH05239721A JP H05239721 A JPH05239721 A JP H05239721A JP 7279092 A JP7279092 A JP 7279092A JP 7279092 A JP7279092 A JP 7279092A JP H05239721 A JPH05239721 A JP H05239721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combing
roller
drafting
perforated
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7279092A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsu Tanaka
律 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP7279092A priority Critical patent/JPH05239721A/ja
Publication of JPH05239721A publication Critical patent/JPH05239721A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】紡績装置の落綿をコーミング・ドラフト装置に
還流し得るようにする。 【構成】高速回転するコーミングローラーを有するコー
ミング・ドラフト装置本体Bと、負圧を掛けられ回転す
る多孔ローラー28と、それに接して逆方向に回転するフ
ィードローラー29と、コーミング・ドラフト装置本体B
及び多孔ローラー28を連結する移送チャンバー26とより
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速回転するコーミ
ングローラによって繊維束を開繊すると共にドラフトす
るコーミング・ドラフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コーミング・ドラフト装置は、ローター
式オープンエンド紡績装置等のドラフトパートに用いる
ものとして、既にひろく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のコーミング・ド
ラフト装置は、紡績装置、特に空気式紡績装置で生じる
風綿(ファイバーロス)を還流することができず、不経
済である。
【0004】この発明は、紡績装置の風綿を還流するこ
とができるコーミング・ドラフト装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のコーミング・ドラフト装置は、高速回転
するコーミングローラーを有するコーミング・ドラフト
装置本体と、負圧を掛けられ回転する多孔ローラーと、
それに接して逆方向に回転するフィードローラーと、コ
ーミング・ドラフト装置本体及び多孔ローラーを連結す
る移送チャンバーとよりなるものである。
【0006】
【作 用】上記のように構成されたコーミング・ドラフ
ト装置においては、コーミング・ドラフト装置本体によ
って開繊、ドラフトされた繊維が、多孔ローラーに掛け
られた負圧の作用によって移送チャンバーを通って多孔
ローラーの表面に移送され、多孔ローラーとフィードロ
ーラによって紡績装置側に送られる。また、紡績装置か
ら排出される繊維は、多孔ローラー又はコーミング・ド
ラフト装置本体に返すことができる。
【0007】
【実施例】図1ないし図3を参照し、空気式紡績装置の
ドラフト装置として採用する例をあげて、この発明のコ
ーミング・ドラフト装置の実施を説明する。
【0008】この紡績システムは、図1に示すように、
コーミング・ドラフト装置の本体B、コーミング・ドラ
フト装置の連結部(繊維排出部)C、空気式紡績装置A
が順に配されている。
【0009】空気式紡績装置Aは、ケーシング1の内部
に配された、ノズル3を有するノズルブロック2と、そ
の内部に固定されガイド部材5を有するガイド部材支持
体4と、入口側がケーシング1内に挿入された回転スピ
ンドル6とより構成されている。
【0010】スピンドル6は3つのローラー7、8、9
(ローラー9は、図1の手前側にあり、図示されていな
い)に囲まれて外接軸受けされており、その内の1つは
駆動ローラーである。スピンドル6の中心には繊維束通
路10が貫通形成してあり、入口6aの外径は充分に小
さく、入口6aに続く部分は、外径が下流側に向けて増
大する円錐状部6bとしている。
【0011】ケーシング1のスピンドル6を覆う部分
は、スピンドル入口6a近傍をブッシュ11により小径
円筒状の中空室12としており、この中空室12に続く
部分は、大きな角度で開いた円錐状の中空室13となっ
ている。小径の中空室12より前方は、ノズルブロック
2によってスピンドル6の先端径よりも僅かに大径の円
筒状にしてある。円錐状の中空室13の手前には、環状
の中空室14と、それに続く接線方向の空気逃し孔15
が形成してある。この空気逃し孔15には、後述する風
綿移送パイプ30が連結される。
【0012】ケーシング1の内部には、ノズルブロック
2との間に中空の空気溜16を形成している。ノズルブ
ロック2には、空気溜16に連通し、スピンドル6の入
口6aから僅か離れた下流に向き、かつ中空室12に対
して接線方向を向いた4つの空気噴射ノズル3が形成し
てあり、空気溜16には、孔17を介してエアホース1
8が接続してある。ノズル3の向きは、スピンドル6の
回転方向と同一に設定してある。
【0013】ホース18から供給される圧縮空気は、空
気溜16に流入した後、ノズル3から中空室12内に噴
出し、スピンドル入口6aの近傍に高速の旋回気流を生
じさせる。この空気流は、中空室12内部で旋回した
後、円錐状中空室13内をゆるく旋回しながらが外方へ
拡散し、逃し孔15方向へと導かれ、排出される。同時
に、この空気流は、フロントローラーのニップ点からケ
ーシング1の中空部内へと流入する吸引空気流を発生さ
せる。
【0014】ガイド部材支持体4は、一端に細い円柱部
を突出した円柱状をしており、その一側を切り欠いてノ
ズルブロック2との間に間隙19を形成し、繊維束のガ
イド通路としている。また、ガイド部材支持体4の長手
方向には、スピンドル6の通路10の中心線に合致する
細孔を穿設し、その細孔内にピン状のガイド部材5を挿
通している。
【0015】ガイド部材5は、ガイド部材支持体4の細
孔から突出して先端をフリー状態とし、スピンドル6の
入口6aに臨ませている。
【0016】コーミング・ドラフト装置の本体Bは、図
3に示すように、スライバー供給口20と、それに続い
て配された間隙プレート21と、間隙プレート21に対
向して配されたフィードローラ23と、フィードローラ
23と共働するコーミングローラ22とより構成されて
いる。
【0017】フィードローラ23は、間隙プレート21
と協同してスライバーをコーミングローラ22に向けて
搬送すべく回転し、間隙プレート21は、フィードロー
ラ23との間隙を調節することができ、フィードローラ
23に対して軽く付勢されている。
【0018】コーミングローラ22は、梳綿機のシリン
ダーと同様のものであり、針布又はメタリックワイヤー
を有しており、フィードローラ23に比べてはるかに高
速回転(糸速度の約5倍の表面速度)することによっ
て、繊維をくしけずって開繊すると共にドラフトする働
きをする。そして、開繊、ドラフトされた繊維は、後述
するサクションチューブ27による吸引空気流に乗って
繊維排出口24から排出される。図3中の25は、サク
ションチューブ27によって吸引する空気量を調整する
空気取り入れ孔である。
【0019】コーミング・ドラフト装置の連結部Cは、
トンネル状の移送チャンバー26と、その出口部に近接
配置された多孔ローラー28と、その内部に配された非
回転のサクションチューブ27と、多孔ローラー28と
共働して繊維束を送り出すゴム製のフィードローラ29
とより構成されている。
【0020】多孔ローラー28は、20ミクロン程度の
無数の小孔を有しており、中空のサクションチューブ2
7に軸受けされ、該サクションチューブ27外表面とわ
ずかな間隙を有して覆っている。サクションチューブ2
7には、周方向に所定長さの空気吸引用開口27aが形
成されている。従って、サクションチューブ27より引
かれる空気は、サクションチューブ27の孔31を通っ
て空気吸引孔27aに引かれる。
【0021】最後に、この紡績システムにおいては、図
1に示すように、空気式紡績装置A(空気逃し孔15)
とコーミング・ドラフト装置連結部Cの多孔ローラー2
8との間に、風綿移送パイプ30が連結されている。サ
クションチューブ27による吸引空気流は風綿移送パイ
プ30にも及ぶので、その中に空気及び風綿の流れが生
じる。なお、風綿移送パイプ30の出口部は、コーミン
グ・ドラフト装置の本体Bの空気取り入れ孔25に連絡
するようにしてもよい。
【0022】このように構成された紡績システムにおい
ては、コーミングローラ22により開繊、ドラフトされ
たスライバーの繊維が、多孔ローラー28内のサクショ
ンチューブ27の吸引負圧により、移送チャンバー26
を通って多孔ローラー28の表面に移送される。その繊
維は、多孔ローラー28とフィードローラ29によって
空気式紡績装置A側に送られる。そして、ノズル3から
噴出する空気流の作用によってノズルブロック2とガイ
ド部材支持体4との間隙19からケーシング1内に引き
込まれ、繊維束の全ての繊維の前端は、ガイド部材5の
周囲から、糸に形成されつつある繊維束に引かれてスピ
ンドル内に導かれる。また、繊維の後端側は、スピンド
ル入口6aから反転すると共に各繊維に分離される。後
端の分離した繊維は、ノズル3から噴出する旋回気流に
さらされ、糸の走行に伴って、糸に形成されつつある繊
維束の周囲にらせん状に巻き付いて実撚状の紡績糸とな
る。一方、空気逃し孔15から風綿移送パイプ30を通
って排出される風綿は、多孔ローラー28の表面に返さ
れ、コーミング・ドラフト装置の本体Bから送られてく
る繊維と合流して再使用される。ガイド部材5は、糸形
成過程における撚の伝播を阻止し、あるいは中心繊維束
の代わりを一時的に果たす、いわゆる疑似芯の働きをな
し、従来の空気式結束紡績糸に顕著に現れる無撚の芯繊
維束の形成を阻止して事実上巻付繊維のみによって糸を
形成する働きをなすものである。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0024】即ち、葉かすの除去、エプロンがないこと
によるメンテナンスの容易性、ケンス交換の容易性、ス
ライバーつなぎ不要、高速ドラフトによる高速紡糸の実
現、紡績装置を両側に配した多錘機への適用等の従来の
コーミング・ドラフト装置の利点を兼ね備えることはも
ちろん、更に、紡績装置から発生する風綿を多孔ローラ
ーに掛けられる負圧を利用して効果的に還流することが
できるようになり、従って、ドラフト中の繊維束を乱す
ことがなく、糸むらが発生することもない。また、多孔
ローラーに随伴気流が発生せず、その悪影響もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコーミング・ドラフト装置を採用し
た紡績システムの配置図である。
【図2】上記紡績システムにおける空気式紡績装置の断
面図である。
【図3】コーミング・ドラフト装置の本体の断面図であ
る。
【符号の説明】
22 コーミングローラー 26 移送チャンバー 27 サクションチューブ 28 多孔ローラー 29 フィードローラー A 空気式紡績装置 B コーミング・ドラフト装置本体 C コーミング・ドラフト装置連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速回転するコーミングローラーを有する
    コーミング・ドラフト装置本体と、負圧を掛けられ回転
    する多孔ローラーと、それに接して逆方向に回転するフ
    ィードローラーと、コーミング・ドラフト装置本体及び
    多孔ローラーを連結する移送チャンバーとよりなるコー
    ミング・ドラフト装置。
JP7279092A 1992-02-24 1992-02-24 コーミング・ドラフト装置 Pending JPH05239721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7279092A JPH05239721A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 コーミング・ドラフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7279092A JPH05239721A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 コーミング・ドラフト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05239721A true JPH05239721A (ja) 1993-09-17

Family

ID=13499542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7279092A Pending JPH05239721A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 コーミング・ドラフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05239721A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5930871A (en) * 1998-07-09 1999-08-03 John D. Hollingsworth On Wheels, Inc. Air doffing system for a textile processing machine
US6061876A (en) * 1997-06-11 2000-05-16 John D. Hollingsworth On Wheels, Inc. Textile recycling machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6061876A (en) * 1997-06-11 2000-05-16 John D. Hollingsworth On Wheels, Inc. Textile recycling machine
US5930871A (en) * 1998-07-09 1999-08-03 John D. Hollingsworth On Wheels, Inc. Air doffing system for a textile processing machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5193335A (en) Spinning apparatus
US5511373A (en) Method and apparatus for piecing a sliver and at least one of a leading yarn and a bobbin yarn
JP3064951B2 (ja) 糸通し装置
JPH0748673Y2 (ja) 紡績装置
JPH05239721A (ja) コーミング・ドラフト装置
JPH0653980B2 (ja) 紡績装置
JPH07126926A (ja) ドラフト装置のフロントトップローラー
US3721070A (en) Self-sealing dust bag
JPH08127921A (ja) 紡績方法及び紡績装置
JP3094364B2 (ja) 空気精紡機のスピンドル部材
JPH08218230A (ja) 紡績装置
JPH069028Y2 (ja) 紡績装置
JPH07113166B2 (ja) 紡績装置
JP2001329435A (ja) ドラフト装置
JPH0665816A (ja) 紡績方法
JPH0637370U (ja) ドラフト装置
JP2517616Y2 (ja) 紡績装置
JP2600417B2 (ja) 紡績装置
TW202229673A (zh) 用於紡紗機的多功能噴嘴
JP3114652B2 (ja) 空気精紡機のスピンドル
JPH0554568U (ja) 紡績装置のドラフトローラー
CN116695293A (zh) 空气纺纱装置以及空气纺纱装置内的表面处理的方法
JPH06240520A (ja) 紡績装置
JPH0641824A (ja) 紡績装置
JPH071077U (ja) ドラフト装置