JPH0523948U - 椅子のガススプリング操作用レバー装置 - Google Patents

椅子のガススプリング操作用レバー装置

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JPH0523948U
JPH0523948U JP5676091U JP5676091U JPH0523948U JP H0523948 U JPH0523948 U JP H0523948U JP 5676091 U JP5676091 U JP 5676091U JP 5676091 U JP5676091 U JP 5676091U JP H0523948 U JPH0523948 U JP H0523948U
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lever
gas spring
chair
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wire
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友成 山口
信昭 那須
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾動部(３)のレバ−(13)を離した状態での固
定、レバ−(13)を操作しながらの傾動調整、そしてレバ
−(13)を離した状態での傾動調整を、レバ−一個の操作
で行なえ、構造的にも簡素化された椅子のガススプリン
グ操作用レバ−装置を提供すること。 【構成】 椅子の傾動部(３)が固定されている状態か
ら、レバ−(13)でワイヤ−(12)を牽引し、ガススプリン
グ(10)をフリ−状態にすると、レバ−(13)を操作しなが
らの傾動調整が行なえる。レバ−(13)をフルに回動する
と、レバ−(13)に設けた係止軸(23)が座席に突設したグ
リッパ−(24)に圧嵌し、レバ−(13)を離した状態での傾
動調整が行なえる。その為、全ての操作をレバ−一個で
行なえるとともに、ガススプリング操作用レバ−装置の
構造も簡素化される。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガススプリングをフリ−状態とロック状態とに切り替えて、座席ま たは背凭れ等の傾動部を傾動したり固定したりする椅子のガススプリング操作用 レバ−装置に関する。
【０００２】
【従来技術】
従来、座席または背凭れ等の傾動部を傾動したり固定したりする調整機構を有 する椅子として、例えば特開昭５４−２４１６６号公報に記載されたようなもの がある。 この椅子は、その下側部に、ガススプリングのプッシュバルブを押圧開閉する レバ−と、揺動もしくは摺動自在なストッパとを有しており、レバ−を回動して ガススプリングをフリ−状態にした後、ストッパを座受枠体から延出する係合部 材に係合させ、ガススプリングをフリ−の状態に維持するようにして座席または 背凭れ等の傾動部を自由に傾動調整できるものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来技術は、ガススプリングをフリ−状態に維持したり、ロック状態 に解除するような場合、レバ−の操作とは別に、ストッパの係合係脱操作を必要 とし、操作が面倒なばかりか、構造的にも複雑なものとなっていた。
【０００４】 本考案は、傾動部のレバ−を離した状態での固定、レバ−を操作しながらの傾 動調整、そしてレバ−を離した状態での傾動調整を、レバ−一個の操作で行なえ 、構造的にも簡素化された椅子のガススプリング操作用レバ−装置を提供するこ とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の椅子のガススプリング操作用レバ−装置 は、椅子の基枠部と傾動部とを軸支し、更に両者をガススプリングで連結し、椅 子の適所に配設されたレバ−操作でワイヤ−を介してガススプリングをフリ−状 態とロック状態に切り替えるようにした椅子において、レバ−の基端部を、ワイ ヤ−を牽引してガススプリングをフリ−状態にする方向に回動可能にレバ−の基 端部を軸支するとともに、レバ−をフルに回動したときに、レバ−に設けた係止 軸が圧嵌するグリッパ−を、座席に突設したことを特徴としている。
【０００６】
【作用】椅子の傾動部が固定されている状態から、レバ−でワイヤ−を牽引 し、ガススプリングをフリ−状態にすると、レバ−を操作しながらの傾動調整が 行なえる。レバ−をフルに回動すると、レバ−に設けた係止軸が座席に突設した グリッパ−に圧嵌し、レバ−を離した状態での傾動調整が行なえる。その為、全 ての操作をレバ−一個で行なえるとともに、ガススプリング操作用レバ−装置の 構造も簡素化される。
【０００７】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 椅子は、脚杆(１)上に固定された基杆部(２)にと、その上部に傾動可能に軸支 された傾動部(３)から構成されている。
【０００８】 傾動部(３)は、座席(４)、背凭れ(５)、支持フレ−ム(６)等からなり、傾動部 (３)は傾動軸(７)により基杆部(２)に軸支されている。更に座席(４)の下面と基 杆部(２)とは、連結軸(８)(９)によりガススプリング(10)で連結されているので 、ガススプリング(10)の伸縮により傾動部(３)が前後に傾斜できるようになって いる。 ガススプリング(10)は、座席(４)の下側部に取り付けられた操作部(11)にワイ ヤ−(12)を介して連結されており、レバ−(13)の回動で調整可能になっている。
【０００９】 操作部(11)は、図３に分解図が示され、レバ−(13)の両側に設けられた回転軸 (14)が支持具(15)にＵ字型に切設された軸受部(16)に軸支され、回動自在になっ ている。 支持具(15)の溝(17)には、ワイヤ−カバ−(18)の一端が両締付ナット(19)(19) によって固定され、ワイヤ−カバ−(18)の一端からは内方向にテンションの掛け られたワイヤ−(12)が延出しており、ワイヤ−(12)の端部に設けられた球状部(2 0)がレバ−(13)上部の縦溝(21)に繋がる半球穴(22)に取り付けられている。
【００１０】 その為、レバ−(13)の回転軸(14)を軸受部(16)に引っ掛けワイヤ−(12)をレバ −(13)の球状穴(22)に取り付けるだけで、支持具(15)に対してレバ−(13)とワイ ヤ−(12)を容易に取り付けることができる。 また、レバ−(13)の上部には、前記回転軸(14)と略平行に係止軸(23)が架設さ れ、レバ−(13)回転時の係止軸(23)の位置には、支持具(15)に上向きに開放され るとともに弾発的に係止軸(23)を嵌入できるグリッパ−(24)が突設されている。
【００１１】 ワイヤ−カバ−(18)の他端は、前述と同様球状部(20)になっており、軸(25)を 中心に回転する揺動部材(26)に連結され、揺動部材(26)は、ガススプリング(10) のプッシュバルブ(27)の頭部に当接されている。 図４、図５には、レバ−(13)を回転させて基杆部(２)に対して座席(４)や背凭 れ(５)から成る傾動部(３)を揺動させる状態が示されており、レバー(13)が図４ (ａ)の実線の位置にあるとき、ワイヤ−カバ−(18)内のテンションのため、(ｂ) に示されるように揺動部材(26)は実線の位置にあり、プッシュバルブ(27)は突出 したままである。
【００１２】 今、レバ−(13)を回転軸(14)を中心に、矢印のように破線の位置まで回転させ ると、ワイヤー(12)が引っ張られ、軸(25)を中心に揺動部材(26)が矢印のように 破線の位置まで回転し、プッシュバルブ(27)を押し込むので、ガススプリング(1 0)が開放され、ガススプリング(10)が自由に伸縮できるようになり、椅子の傾動 部(３)は、傾動軸(７)を中心に角度を自由に調整できるようになる。
【００１３】 次にレバ−(13)から手を離しても着座者の体重で傾動部(３)が自由に傾動する ようにするには、レバ−(13)を図５のように更に回転させれば、上部の係止軸(2 3)がグリッパ−(24)に嵌入することによりワイヤー(12)は更に引っ張られた状態 でレバ−(13)が固定され、プッシュバルブ(27)によりガススプリング(10)が開放 されたままの状態にセットされる。 この自由傾動状態を解除するには、レバ−(13)を図４のように戻すことにより 、グリッパ−(24)から係止軸(23)が脱嵌され、プッシュバルブ(27)によりガスス プリング(10)が閉鎖され、傾動部(３)は固定される。
【００１４】
【考案の効果】
本考案は、次の効果を奏する。 (ａ) 傾動部材のレバ−を離した状態での固定、レバ−を操作しながらの傾動調 整、そしてレバ−を離した状態での傾動調整を、レバ−一個の操作で行なえ、椅 子の調整を極めて容易に行なうことができる。 (ｂ) 操作レバ−が一個であり、構造が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案実施例の椅子の平面図における要部切開
図である。
【図２】本考案実施例の椅子の側面図における要部切開
図である。
【図３】図１の操作部の分解図である。
【図４】(ａ) 図１のＡ−Ａ断面図における作動図であ
る。 (ｂ) 図１のＢ−Ｂ断面図における作動図である。
【図５】(ａ) 図１のＡ−Ａ断面図における作動図であ
る。 (ｂ) 図１のＢ−Ｂ断面図における作動図である。
【符号の説明】
(１)脚杆 (２)基杆部 (３)傾動部 (４)座席 (５)背凭れ (６)支持フレーム (７)傾動軸 (８)連結軸 (９)連結軸 (10)ガススプリング (11)操作部 (12)ワイヤー (13)レバー (14)回転軸 (15)支持具 (16)軸受部 (17)溝 (18)ワイヤーカバー (19)締付ナット (20)球状部 (21)縦軸 (22)半球穴 (23)係止軸 (24)グリッパー (25)軸 (26)揺動部材 (27)プッシュバルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 椅子の基枠部と傾動部とを軸支し、更に
    両者をガススプリングで連結し、椅子の適所に配設され
    たレバ−操作でワイヤ−を介してガススプリングをフリ
    −状態とロック状態に切り替えるようにした椅子におい
    て、レバ−の基端部を、ワイヤ−を牽引してガススプリ
    ングをフリ−状態にする方向に回動可能にレバ−の基端
    部を軸支するとともに、レバ−をフルに回動したとき
    に、レバ−に設けた係止軸が圧嵌するグリッパ−を、座
    席に突設したことを特徴とする椅子のガススプリング操
    作用レバ−装置。
JP1991056760U 1991-06-26 1991-06-26 椅子のガススプリング操作用レバー装置 Expired - Fee Related JPH0721140Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014070671A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Okamura Corp 枢軸へのレバーの取り付け方法および構造、並びにその構造を備える家具および椅子
JP2021052981A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 コクヨ株式会社 椅子

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JP5613411B2 (ja) * 2009-12-28 2014-10-22 株式会社イトーキ 家具用レバー装置及びこれを備えた椅子

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JPS6320352U (ja) * 1986-07-24 1988-02-10

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