JPH0523898A - 油圧プレスのスライド平行維持装置 - Google Patents
油圧プレスのスライド平行維持装置Info
- Publication number
- JPH0523898A JPH0523898A JP20250291A JP20250291A JPH0523898A JP H0523898 A JPH0523898 A JP H0523898A JP 20250291 A JP20250291 A JP 20250291A JP 20250291 A JP20250291 A JP 20250291A JP H0523898 A JPH0523898 A JP H0523898A
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- JP
- Japan
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- slide
- slides
- hydraulic
- upper frame
- input
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/16—Control arrangements for fluid-driven presses
- B30B15/24—Control arrangements for fluid-driven presses controlling the movement of a plurality of actuating members to maintain parallel movement of the platen or press beam
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の油圧シリンダで作動する油圧プレスの
スライドを左右均衡に平行を保つように制御する。 【構成】 スライド3の両端31にワイヤ5の一端をそ
れぞれ固定する。ワイヤは上部フレーム1へ取り付けた
差動装置6の入力滑車61を巻回して回転し他端は緊張
状態で自由に上下動する。2ヶの入力滑車の回転速度に
差があれば差動歯車を回転する。この回転は歯車を噛合
して増幅し電気的に変換してサーボ機構へ伝え、スライ
ドの上下動を左右均衡に調整する。 【効果】 スライドの左右不均衡を機械的に増幅するか
ら微小な入力でも正確かつ安定して制御部へ伝える。
スライドを左右均衡に平行を保つように制御する。 【構成】 スライド3の両端31にワイヤ5の一端をそ
れぞれ固定する。ワイヤは上部フレーム1へ取り付けた
差動装置6の入力滑車61を巻回して回転し他端は緊張
状態で自由に上下動する。2ヶの入力滑車の回転速度に
差があれば差動歯車を回転する。この回転は歯車を噛合
して増幅し電気的に変換してサーボ機構へ伝え、スライ
ドの上下動を左右均衡に調整する。 【効果】 スライドの左右不均衡を機械的に増幅するか
ら微小な入力でも正確かつ安定して制御部へ伝える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の油圧シリンダによ
って作動する油圧プレスのスライドの制御に係る。
って作動する油圧プレスのスライドの制御に係る。
【0002】
【従来の技術】複数の油圧シリンダを具えた油圧プレス
は一般に作業をするスライド面の広いことが特徴であ
り、スライドが上下に昇降して作業する時、広い全面が
平行に同調して作動しなければ負荷が不均等となってラ
ムを傾ける力が必ず生じ案内面に機械的損傷を与える原
因となる。勿論、これによって製品も不均一となり、品
質を一定に保つことができない。スライドを平行に維持
してプレス作業を継続するために従来から改善が重ねら
れてきたが、例えば特開昭63−157800号公報は
レベリング装置とアジャストスクリューが当接してシリ
ンダを作動させ加圧限での平行と微上昇の平行を保つも
のであり、特開昭56−114600号公報は平行保持
リンク機構によって液圧駆動装置を水平に保ち、実開昭
52−24278号公報では可動盤に左右の液体の充満
したパイプ内へ浮遊棒を浮かべ、浮遊棒の金属板を検出
する近接スイッチを設けてラムシリンダへの流体を制御
するものである。しかし、最近の油圧プレスは大型化す
るとともに高速化する傾向が一段と強くなり、スライド
の平行維持に対しても鋭敏なフィードバックが働かない
と装置の高速化に追随できなくなっている。
は一般に作業をするスライド面の広いことが特徴であ
り、スライドが上下に昇降して作業する時、広い全面が
平行に同調して作動しなければ負荷が不均等となってラ
ムを傾ける力が必ず生じ案内面に機械的損傷を与える原
因となる。勿論、これによって製品も不均一となり、品
質を一定に保つことができない。スライドを平行に維持
してプレス作業を継続するために従来から改善が重ねら
れてきたが、例えば特開昭63−157800号公報は
レベリング装置とアジャストスクリューが当接してシリ
ンダを作動させ加圧限での平行と微上昇の平行を保つも
のであり、特開昭56−114600号公報は平行保持
リンク機構によって液圧駆動装置を水平に保ち、実開昭
52−24278号公報では可動盤に左右の液体の充満
したパイプ内へ浮遊棒を浮かべ、浮遊棒の金属板を検出
する近接スイッチを設けてラムシリンダへの流体を制御
するものである。しかし、最近の油圧プレスは大型化す
るとともに高速化する傾向が一段と強くなり、スライド
の平行維持に対しても鋭敏なフィードバックが働かない
と装置の高速化に追随できなくなっている。
【0003】特開昭58−224098号公報は第4図
でその系統を概略示すとおりスライド3aの上下方向へ
の移動量はスライド端面に縦向けに取り付けたラック1
01およびこれと噛み合って回動するピニオン102の
回転によって表し、この回転をポテンショメータ,スト
ロークセンサなどのセンサ103に伝える。左右のセン
サの信号は検出器104に送られ、信号差増幅器105
で増幅されたのち演算機106で演算して制御信号とし
てサーボ機構4aのサーボ増幅器41aへ入り、さらに
作動命令がサーボ弁43a,43bへ伝達される。この
結果、油圧源42aから油圧シリンダ2a,2bに至る
油圧流を制御するサーボ弁へスライドの平行維持を制御
する機能を付加している。
でその系統を概略示すとおりスライド3aの上下方向へ
の移動量はスライド端面に縦向けに取り付けたラック1
01およびこれと噛み合って回動するピニオン102の
回転によって表し、この回転をポテンショメータ,スト
ロークセンサなどのセンサ103に伝える。左右のセン
サの信号は検出器104に送られ、信号差増幅器105
で増幅されたのち演算機106で演算して制御信号とし
てサーボ機構4aのサーボ増幅器41aへ入り、さらに
作動命令がサーボ弁43a,43bへ伝達される。この
結果、油圧源42aから油圧シリンダ2a,2bに至る
油圧流を制御するサーボ弁へスライドの平行維持を制御
する機能を付加している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第4図で示した従来技
術はスライドの作動を電気的に制御するものであり、ス
ライドの高速運転に即応できる迅速性を具えている。し
かしながら、スライドとベッドとの平行度は水平距離1
000mmに対して0.10mmの範囲内に維持することが
通常の仕様で求められ、この微細な不均衡を検知する左
右センサの信号差も極めて微小とならざるを得ない。こ
れを感知するためにセンサを高精度のものにすると、ラ
ックとピニオンとの噛み合い誤差とかスライドのびびり
振動、作業中の振動などが混じってセンサの電気的な雑
信号を増加させ平行維持を目的とする必要な信号差を取
り出す上で大きな障害となる。大型の油圧プレスはプレ
ス本体に生じる振動,騒音を避けることができないか
ら、前記のセンサの問題と同様に、精度の高い検出器,
増幅器なども構造上不適当であり、電気的に見てもノイ
ズの発生が多く正確な情報を信号化するうえで障害とな
る。
術はスライドの作動を電気的に制御するものであり、ス
ライドの高速運転に即応できる迅速性を具えている。し
かしながら、スライドとベッドとの平行度は水平距離1
000mmに対して0.10mmの範囲内に維持することが
通常の仕様で求められ、この微細な不均衡を検知する左
右センサの信号差も極めて微小とならざるを得ない。こ
れを感知するためにセンサを高精度のものにすると、ラ
ックとピニオンとの噛み合い誤差とかスライドのびびり
振動、作業中の振動などが混じってセンサの電気的な雑
信号を増加させ平行維持を目的とする必要な信号差を取
り出す上で大きな障害となる。大型の油圧プレスはプレ
ス本体に生じる振動,騒音を避けることができないか
ら、前記のセンサの問題と同様に、精度の高い検出器,
増幅器なども構造上不適当であり、電気的に見てもノイ
ズの発生が多く正確な情報を信号化するうえで障害とな
る。
【0005】本発明は以上に述べた課題を解決するため
に大型化、高速化する油圧プレスのスライドを平行に維
持する鋭敏で安定した制御装置の提供を目的とする。
に大型化、高速化する油圧プレスのスライドを平行に維
持する鋭敏で安定した制御装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の油圧プレスのス
ライド平行維持装置は、上部フレームに取り付けた複数
の油圧シリンダによって昇降するスライドの作動を油圧
シリンダと油圧部間に介装したサーボ機構で制御する油
圧プレスに係り、スライドの相対向する両端にそれぞれ
一端を固着したワイヤは上部フレームに取り付けた差動
装置の入力滑車を巻き回して他端が上部フレーム上で緊
張状態に付勢された自由端となり、前記複数の入力滑車
の回転速度差は、歯車を噛合した増幅機,該増幅量を電
気量に変換する検出器を経てサーボ機構へ伝達すること
によって前記の課題を解決した。
ライド平行維持装置は、上部フレームに取り付けた複数
の油圧シリンダによって昇降するスライドの作動を油圧
シリンダと油圧部間に介装したサーボ機構で制御する油
圧プレスに係り、スライドの相対向する両端にそれぞれ
一端を固着したワイヤは上部フレームに取り付けた差動
装置の入力滑車を巻き回して他端が上部フレーム上で緊
張状態に付勢された自由端となり、前記複数の入力滑車
の回転速度差は、歯車を噛合した増幅機,該増幅量を電
気量に変換する検出器を経てサーボ機構へ伝達すること
によって前記の課題を解決した。
【0007】
【作用】スライドの相対向する両端にそれぞれ一端を固
着したワイヤは他端が緊張状態となるように付勢されて
いるから、緊張したままでスライドの上下動とともに上
下動する。このワイヤは上部フレーム上にある差動装置
の入力滑車を巻き回しているから、それぞれのワイヤの
上下運動は入力滑車を回転させる。このとき両滑車の回
転速度が同一であれば差動装置は作動しないが、同一で
なければその回転差によって両滑車の回転軸と噛合する
差動歯車が回転する。この回転は歯車を噛合した増幅機
を介して機械的に増幅されさらにポテンショメータ,ロ
ータリエンコーダなど公知の検出器によって機械的な数
量を電気量に置換し、電気信号としてサーボ機構のサー
ボ増幅器へ伝達される。すなわちスライドの左右不均衡
を機械的手段で迅速に捉えて機械的に増幅し、サーボ機
構の制御手段へ引き継ぐ作用を特徴とするから、安定的
かつ即応的に制御する作用が発揮される。
着したワイヤは他端が緊張状態となるように付勢されて
いるから、緊張したままでスライドの上下動とともに上
下動する。このワイヤは上部フレーム上にある差動装置
の入力滑車を巻き回しているから、それぞれのワイヤの
上下運動は入力滑車を回転させる。このとき両滑車の回
転速度が同一であれば差動装置は作動しないが、同一で
なければその回転差によって両滑車の回転軸と噛合する
差動歯車が回転する。この回転は歯車を噛合した増幅機
を介して機械的に増幅されさらにポテンショメータ,ロ
ータリエンコーダなど公知の検出器によって機械的な数
量を電気量に置換し、電気信号としてサーボ機構のサー
ボ増幅器へ伝達される。すなわちスライドの左右不均衡
を機械的手段で迅速に捉えて機械的に増幅し、サーボ機
構の制御手段へ引き継ぐ作用を特徴とするから、安定的
かつ即応的に制御する作用が発揮される。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す斜視図、図2は
差動装置と増幅機の実施例を示す断面図、また図3は各
部分の機能の繋がりを示した関係図である。図1におい
て、上部フレーム1とベッド9の間に2ヶの油圧シリン
ダ2A,2Bの作動によって上下に昇降するスライド3
がある。スライドの相対向する両端31A,31Bが対
角線上にあり、この2点をスライド3の左右両面のベッ
ドとの距離を表示するものとして選びそれぞれワイヤ5
A,5Bを固着する。2本のワイヤは上部フレームの側
面に突出するブラケット11A,11Bの先端に取り付
けた滑車12A,12Bを巻き回して水平方向に転向
し、上部フレームの中央に取り付けた差動装置6の入力
滑車61A,61Bを巻き回し、さらに上方へ向け上部
フレーム上に立設した支柱13A,13Bの先端に取り
付けた滑車14A,14Bを巻き回し、垂直下方へ転向
する。ワイヤ5A,5Bの他端は自由端で自由に上下で
きるが、常に緊張状態を保つために重錘15A,15B
を取り付けて下方へ引っ張っているから、スライドの両
端31A,31Bの上下運動はワイヤ5A,5Bを介し
て遅滞なく差動装置の入力滑車61A,61Bの回転運
動に置換して伝えられる。
差動装置と増幅機の実施例を示す断面図、また図3は各
部分の機能の繋がりを示した関係図である。図1におい
て、上部フレーム1とベッド9の間に2ヶの油圧シリン
ダ2A,2Bの作動によって上下に昇降するスライド3
がある。スライドの相対向する両端31A,31Bが対
角線上にあり、この2点をスライド3の左右両面のベッ
ドとの距離を表示するものとして選びそれぞれワイヤ5
A,5Bを固着する。2本のワイヤは上部フレームの側
面に突出するブラケット11A,11Bの先端に取り付
けた滑車12A,12Bを巻き回して水平方向に転向
し、上部フレームの中央に取り付けた差動装置6の入力
滑車61A,61Bを巻き回し、さらに上方へ向け上部
フレーム上に立設した支柱13A,13Bの先端に取り
付けた滑車14A,14Bを巻き回し、垂直下方へ転向
する。ワイヤ5A,5Bの他端は自由端で自由に上下で
きるが、常に緊張状態を保つために重錘15A,15B
を取り付けて下方へ引っ張っているから、スライドの両
端31A,31Bの上下運動はワイヤ5A,5Bを介し
て遅滞なく差動装置の入力滑車61A,61Bの回転運
動に置換して伝えられる。
【0009】図2において、入力滑車の入力軸62A,
62Bは互いに逆方向で同一回転速度のときには中間歯
車63A,63Bが静止した位置で回転するから差動歯
車64は回転しない。すなわちスライドが上下運動して
も左右のワイヤが同一距離だけ移動する時にはスライド
の均衡は維持されているから増幅機7も検出器8も作動
しない。しかし、スライド3が左右不均衡となった状態
で僅かにベッドに対し傾くと左右のワイヤの移動距離に
差が生じこの差が入力軸62A,62Bの回転差として
現れる。このときは中間歯車63A,63Bは何れか一
方の速く回転する入力軸の回転方向へ回転速度分だけ回
転して差動歯車64を回転させる。増幅機7は差動歯車
64の回転を機械的に増幅する機構で、差動歯車64と
噛み合う小伝動車71と小伝動車へ内嵌している入力軸
72へ大伝動車73を取り付け、次の小伝動車74と噛
合して出力軸75へ増幅して伝える。歯車比の選択によ
って差動歯車64の回転角度を10倍以上増幅した回転
角度として出力することもできる上、ここまでの構成は
すべて機械的な部材の組み合せであり、さほど精緻を必
要とするものでもないから、振動や粉塵その他の悪条件
があっても煩わされることなく正確,迅速にスライド全
行程中の平行状態に関する情報を把握することができ
る。
62Bは互いに逆方向で同一回転速度のときには中間歯
車63A,63Bが静止した位置で回転するから差動歯
車64は回転しない。すなわちスライドが上下運動して
も左右のワイヤが同一距離だけ移動する時にはスライド
の均衡は維持されているから増幅機7も検出器8も作動
しない。しかし、スライド3が左右不均衡となった状態
で僅かにベッドに対し傾くと左右のワイヤの移動距離に
差が生じこの差が入力軸62A,62Bの回転差として
現れる。このときは中間歯車63A,63Bは何れか一
方の速く回転する入力軸の回転方向へ回転速度分だけ回
転して差動歯車64を回転させる。増幅機7は差動歯車
64の回転を機械的に増幅する機構で、差動歯車64と
噛み合う小伝動車71と小伝動車へ内嵌している入力軸
72へ大伝動車73を取り付け、次の小伝動車74と噛
合して出力軸75へ増幅して伝える。歯車比の選択によ
って差動歯車64の回転角度を10倍以上増幅した回転
角度として出力することもできる上、ここまでの構成は
すべて機械的な部材の組み合せであり、さほど精緻を必
要とするものでもないから、振動や粉塵その他の悪条件
があっても煩わされることなく正確,迅速にスライド全
行程中の平行状態に関する情報を把握することができ
る。
【0010】図3は全体の部材の関係や情報の流れる系
路を説明する系統図であり、検出器8から伝えられた情
報はサーボ機構4のサーボ増幅器41へ入り、油圧源4
2から受ける油圧流を制御するサーボ弁43A,43B
へ出力し弁の作動を促してスライドの左右が均衡を保ち
常にベッドに対し平行であるように作用する。別の説明
を加えると差動装置6の差動歯車64はスライドの平行
が不均衡になった時にのみ回転して検出器8を作動させ
る。すなわち、スライドが平行に維持されて動作してい
る場合はスライドの動作は差動装置6内で吸収され、検
出器8を作動させない。従来の技術(図4)に使われて
いる検出器は、スライドのストローク作動中常時作動し
ている場合と比較すると、(1)電気的検出器の寿命が延
長される。(2)低廉な電気的検出器を採用することがで
きる。などの特有の効果がある。この関係を図4の従来
の技術と比べると、サーボ機構4へ達するまでのスライ
ドの平行維持に要する入力の手段とその後の増幅が現場
的な悪条件下においてはるかに安定して誤差の混入し難
い構成であると考えられる。
路を説明する系統図であり、検出器8から伝えられた情
報はサーボ機構4のサーボ増幅器41へ入り、油圧源4
2から受ける油圧流を制御するサーボ弁43A,43B
へ出力し弁の作動を促してスライドの左右が均衡を保ち
常にベッドに対し平行であるように作用する。別の説明
を加えると差動装置6の差動歯車64はスライドの平行
が不均衡になった時にのみ回転して検出器8を作動させ
る。すなわち、スライドが平行に維持されて動作してい
る場合はスライドの動作は差動装置6内で吸収され、検
出器8を作動させない。従来の技術(図4)に使われて
いる検出器は、スライドのストローク作動中常時作動し
ている場合と比較すると、(1)電気的検出器の寿命が延
長される。(2)低廉な電気的検出器を採用することがで
きる。などの特有の効果がある。この関係を図4の従来
の技術と比べると、サーボ機構4へ達するまでのスライ
ドの平行維持に要する入力の手段とその後の増幅が現場
的な悪条件下においてはるかに安定して誤差の混入し難
い構成であると考えられる。
【0011】
【発明の効果】油圧プレスが大型化,高速化されるにつ
れ、広いスライド面がベッドに対してすべての位置で平
行なように制御することはますます重要となってきた
が、反面ますます難しくなってきた。本発明は故障が少
なく安定して正確に作動する機械的構成と電気的なサー
ボ機構とを組み合せてこの課題を解決したので従来のよ
うな精度は高いが高価な電気的検出,増幅手段が不要と
なり、保守点検も容易で特別な技能を必要としなくなっ
たので汎用性が高く実際操業上の利点が大きいという効
果が得られる。
れ、広いスライド面がベッドに対してすべての位置で平
行なように制御することはますます重要となってきた
が、反面ますます難しくなってきた。本発明は故障が少
なく安定して正確に作動する機械的構成と電気的なサー
ボ機構とを組み合せてこの課題を解決したので従来のよ
うな精度は高いが高価な電気的検出,増幅手段が不要と
なり、保守点検も容易で特別な技能を必要としなくなっ
たので汎用性が高く実際操業上の利点が大きいという効
果が得られる。
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】実施例のうち差動装置,増幅機などを示す断面
図である。
図である。
【図3】実施例の各部材の関係を示す系統図である。
【図4】従来技術の各部材の関係を示す系統図である。
1 上部フレーム 2 油圧シリンダ 3 スライド 4 サーボ機構 5 ワイヤ 6 差動装置 7 増幅機 8 検出器 31 スライドの両端 61 入力滑車
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上部フレーム1に取り付けた複数の油圧
シリンダ2A,2Bによって昇降するスライド3の作動
を油圧シリンダと油圧部間に介装したサーボ機構4で制
御する油圧プレスのスライド制御装置において、スライ
ドの相対向する両端31A,31Bにそれぞれ一端を固
着したワイヤ5A,5Bは上部フレームに取り付けた差
動装置6の入力滑車61A,61Bを巻き回して他端が
上部フレーム上で緊張状態に付勢された自由端となり、
前記複数の入力滑車の回転速度差は歯車を噛合した増幅
機7,該増幅量を電気量に変換する検出器8を経てサー
ボ機構へ伝達することを特徴とする油圧プレスのスライ
ド平行維持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20250291A JPH0523898A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 油圧プレスのスライド平行維持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20250291A JPH0523898A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 油圧プレスのスライド平行維持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523898A true JPH0523898A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16458550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20250291A Pending JPH0523898A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 油圧プレスのスライド平行維持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523898A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012102594A1 (de) * | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Siempelkamp Maschinen- Und Anlagenbau Gmbh & Co. Kg | Hydraulische Taktpresse |
CN110653911A (zh) * | 2019-11-04 | 2020-01-07 | 苏州琦少工程科技有限公司 | 一种木门生产用冷压机导向装置 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP20250291A patent/JPH0523898A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012102594A1 (de) * | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Siempelkamp Maschinen- Und Anlagenbau Gmbh & Co. Kg | Hydraulische Taktpresse |
DE102012102594B4 (de) * | 2012-03-26 | 2014-05-08 | Siempelkamp Maschinen- Und Anlagenbau Gmbh & Co. Kg | Verfahren zum Herstellen von Formteilen aus Kunststoff |
CN110653911A (zh) * | 2019-11-04 | 2020-01-07 | 苏州琦少工程科技有限公司 | 一种木门生产用冷压机导向装置 |
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