JPH05238236A - サスペンション装置 - Google Patents

サスペンション装置

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Publication number
JPH05238236A
JPH05238236A JP8049592A JP8049592A JPH05238236A JP H05238236 A JPH05238236 A JP H05238236A JP 8049592 A JP8049592 A JP 8049592A JP 8049592 A JP8049592 A JP 8049592A JP H05238236 A JPH05238236 A JP H05238236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping force
valve
communication hole
pressure
extension
Prior art date
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Pending
Application number
JP8049592A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Mimukai
建 水向
Tatsuya Masamura
辰也 政村
Akihisa Ikoma
亮久 生駒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 減衰力調整アクチュエータの切り替え頻度を
低減して耐久性を向上させ、10Hz付近のばね下共振
周波数の路面入力を減衰させる。 【構成】 車輪側に取り付けられるシリンダ11内を上
下2室A,Bに隔成するピストン12と、該ピストン1
2を一端に有し、他端が車体側に取り付けられるととも
に、中心部にバイパス通路28を有するピストンロッド
13と、該ピストンロッド13に伸側および圧側ごとに
独立して設けられ、かつ上記2室A,Bを上記バイパス
通路28を介して連通する連通孔35,36と、伸側の
上記連通孔35を閉じた時圧側の上記連通孔36を開
き、伸側の上記連通孔35が開いた時圧側の上記連通孔
36を閉じるロータリーバルブ37と、上記バイパス通
路28内に設けられて、ばね下共振周波数の10Hz付
近の路面入力を減衰するローカットバルブ50とを備
え、コントローラ9により上記車体速度の大きさに応じ
て、上記伸側および圧側の連通孔35,36を開閉する
ように上記ロータリーバルブ37の回転量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体速度に応じて伸
側減衰力および圧側減衰力を切り替え制御するサスペン
ション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のサスペンション装置を示す
ブロック図である。
【0003】これについて述べると、1は車体、2は車
輪であり、これらの間には、ばね3,減衰力可変ダンパ
4,車高センサ5が装着され、また、車体1には上下方
向の加速度を検出する加速度センサ6が設けてある。
【0004】また、車輪2と路面7との間には、ばね要
素としてのタイヤ8が存在する。加速度センサ6,車高
センサ5の信号はコントローラ9に入力され、コントロ
ーラ9は減衰力可変ダンパ4に設けられた減衰力切り替
えアクチュエータを駆動し、減衰力を高低2段階に切り
替えるようになっている。
【0005】次に、従来のサスペンション装置に用いら
れる減衰力可変ダンパ4について、図6に基づき説明す
る。
【0006】シンリダ11内はピストン12により上下
2室としてのA室,B室に仕切られている。
【0007】シリンダ11とアウターシェル40により
リザーバたるC室が形成されている。
【0008】また、ピストン12はピストンロッド13
の一端にねじで締結され、ピストンロッド13の他端は
ベアリング14およびシール15を貫通して突出し、車
体1側に取り付けられる。
【0009】一方、シリンダ11側はアウターシェル4
0下部に溶接されたアイ16により車輪側に取り付けら
れる。
【0010】シリンダ11下部には圧縮時に減衰力を発
生する圧バルブ17と、伸張時にC室からB室に油を吸
い込むチェックバルブ18とにより構成されるベースバ
ルブが設けてある。
【0011】また、ピストン12には、伸張時にA室か
らB室へ油が流れるときの通路となる伸ポート19と伸
側減衰力を発生する伸バルブ20とが、圧縮時にB室か
らA室へ油が流れるときの通路となる圧ポート21と圧
側減衰力を発生する圧バルブ22とが設けられている。
【0012】そして、上記ピストンロッド13内は中空
となっており、内部にコントロールロッド23とロータ
リーバルブ24が結合されて挿入され、このロータリー
バルブ24の脱落防止のためのロータリーバルブストッ
パ25が圧入されている。
【0013】また、上記ピストンロッド13にはA室側
に連通孔26が設けられ、ロータリーバルブ24には連
通孔を開閉するオリフィス27が設けられていて、開状
態ではA室とB室がピストンロッド13内のバイパス通
路28を介して連通し、ロータリーバルブ13に設けた
上記オリフィス27がバイパス流量を規制する。
【0014】また、上記コントロールロッド23は上部
ピストンロッド13内に設けたOリング29によりシー
ルされ、減衰力切り替えアクチュエータ30のシャフト
と嵌合し、このアクチュエータ30を駆動してコントロ
ールロッド23を回転させることにより、バイパス通路
28の開閉を可能にする。
【0015】次に、減衰力可変ダンパの動作について説
明する。
【0016】まず、高減衰力を得るには減衰力切り替え
アクチュエータ30を駆動してロータリーバルブ24を
回転させ、バイパス通路28を閉じる。伸行程では、A
室の油が伸ポート19,伸バルブ20を通りB室に流れ
る。
【0017】このため、発生するA,B室の差圧により
伸側減衰力が発生する。
【0018】ここでピストンロッド13がシリンダ11
外に突出した体積に相当する油が、C室よりベースバル
ブのチェックバルブ18を通りB室に補充される。
【0019】一方、圧縮行程では、ピストンロッド13
がシリンダ11内に侵入した分の油が、ベースバルブの
圧バルブ17を通りC室へ流れる。
【0020】このとき、圧バルブ17の発生する差圧に
よりB室の圧力は上昇する。
【0021】一方、B室の油は圧ポート21,圧バルブ
22を通りA室にも流れる。
【0022】このとき発生するA,B室の差圧とB室の
圧力により、圧側減衰力が発生し、これがハード状態と
なる。
【0023】次に、ロータリーバルブ24を回転させ、
バイパス通路28を連通させると、上記高減衰力時に対
し、ピストン12の伸、圧バルブ20,22をバイパス
する油の流れが発生する。
【0024】この流れは各バルブに対し並列流れとなる
ので、ピストン12の伸,圧バルブ20,22を流れる
流量はバイパス流量分だけ少なくなり、伸行程,圧行程
ともA−B室間の差圧が小さくなる。
【0025】その結果、高減衰力時に対し、低い減衰
力、すなわちソフトの減衰力となる。
【0026】このときの減衰力特性を図7に示す。
【0027】この図から分かるように、伸側減衰力がハ
ードのときには縮み側減衰力もハードになり、伸側減衰
力がソフトのときには縮み側減衰力もソフトになる。
【0028】これが従来の減衰力可変ダンパの特徴であ
る。
【0029】次に、上記減衰力可変ダンパ4の制御方法
について説明する。
【0030】図5に示すように、車体1および車輪2の
変位を便宜上x,yと定め(矢印方向を正とする)、x
a,yaはそれぞれの速度、xb,ybはそれぞれの加
速度を示す。
【0031】そこで、車体1に作用する力に着目する
と、x>0(車体1が上方に動いている)のときxa−
ya>0(ダンパが伸びている)ならば、車体1の運動
方向と反対側(下側)の向きに減衰力が作用し、車体に
対し制振力となるが、xa−ya<0(ダンパが縮んで
いる)場合は、減衰力が車体1の運動方向に作用し、結
果として減衰力が加振力となる。xa<0の場合も同様
に、減衰力が制振力と加振力になる場合がある。
【0032】そこで、xaを縦軸,xa−yaを横軸と
して4つの象限に分けると図8(a)に示すように、第
1,第3象限は制振作用、第2,第4象限は加振作用を
与えることになる。
【0033】そこで、図8(b)に示すように減衰力が
制振力として作用する場合は、減衰力をハード、加振力
として作用する場合はソフトにするという制御方法が提
唱されている。
【0034】これを式で表わすと、xa(xa−ya)
>0のとき減衰力がハード、xa(xa−ya)<0の
とき減衰力がソフトということになる。
【0035】この様に制御することにより、車両の乗心
地が向上することになる。
【0036】ここでxaの値は加速度センサの信号xb
をコントローラ9内の積分器9aにて積分することによ
り得られ、xa−yaの値は車高センサの信号x−yを
微分器9bにて微分することにより得られる。
【0037】そして、演算処理・駆動回路9cはこれら
の微分器9bおよび微分器9aの出力にもとづき、所定
の減衰力調整信号を出力する。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、xaは車体質量と懸架ばね定数で決まる固有振動数
である1Hzの振動数で変化するが、xa−yaは路面
7からの瞬間的な入力や、車輪2とタイヤ8との共振等
により、かなり多い頻度で正負(伸,圧)の符号が変化
する。
【0039】それ故、かなりの頻度で減衰力を切り替え
る必要がある。
【0040】そのために、減衰力調整アクチュエータを
高速で切り替え動作させなければ、制御効果が低減する
し、これによりアクチュエータ,ダンパにかなりの耐久
性が必要となるほか、減衰力は低いほど乗心地が良くな
る反面、低くしずぎると車輪がばたつき、接地力の変動
が大きくなって、操安性が悪化するという問題点があっ
た。
【0041】この発明は上記のような従来の問題点に着
目してなされたものであり、減衰力調整アクチュエータ
を高速で切り替える必要をなくし、その切り替え頻度を
低減して機器の耐久性を向上させることができるととも
に、乗心地向上と相反する車輪とタイヤによる共振点付
近での接地力変動が増加することによる操安性の悪化を
防止することができるサスペンション装置を得ることを
目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるサスペ
ンション装置は、車輪側に取り付けられるシリンダ内を
上下2室に隔成するピストンと、該ピストンを一端に有
し、他端が車体側に取り付けられるとともに、中心部に
バイパス通路を有するピストンロッドと、該ピストンロ
ッドに伸側および圧側ごとに独立して設けられ、かつ上
記2室を上記バイパス通路を介して連通する連通孔と、
伸側の上記連通孔を閉じたとき圧側の上記連通孔を開
き、伸側の上記連通孔が開いたとき圧側の上記連通孔を
閉じるロータリーバルブと、上記バイパス通路内に設け
られて、ばね下共振周波数の10Hz付近の路面入力を
減衰するローカットバルブとを備え、コントローラによ
り上記車体速度の大きさに応じて、上記伸側および圧側
の連通孔を開閉するように上記ロータリーバルブの回転
量を制御するようにしたものである。
【0043】
【作用】この発明におけるローカットバルブは、ピスト
ンロッド内のバイパス通路に設けられてばね下共振域の
10Hz付近での路面入力を減衰させて、車輪のばたつ
き、接地力の変動を抑制し、また、コントローラは、車
体速度の大きさに応じて、ロータリーバルブの回動量を
制御して伸側および圧側の連通孔を開閉し、このときの
開閉動作が、伸側減衰力がハードのとき圧側減衰力をソ
フトにし、伸側減衰力がソフトのとき圧側減衰力をハー
ドとなるようにする。
【0044】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。
【0045】図1において、1は車体、2は車輪であ
り、これらの間には、ばね3,減衰力可変ダンパ4が装
着され、また、車体1には上下方向の加速度を検出する
加速度センサ6が設けてある。
【0046】また、車輪2と路面7との間には、ばね要
素としてのタイヤ8が存在する。加速度センサ6の信号
はコントローラ9に入力され、コントローラ9は減衰力
可変ダンパ4に設けられた減衰力切り替えアクチュエー
タを駆動し、減衰力を高低2段階に切り替えるようにな
っている。
【0047】また、9aは加速度センサ6の出力を積分
する積分器、9cはこの積分器9aの出力にもとづいて
減衰力可変ダンパ4の減衰力調整信号を演算し出力する
演算処理・駆動回路である。
【0048】なお、この発明では図5における微分器9
bおよび車高センサ5が省かれている。
【0049】また、図2はこの発明において使用する減
衰力可変ダンパの詳細を示し、図6について説明したも
のと同一の構成部分には同一符号を付して、その重複す
る説明を省略する。
【0050】すなわち、この発明では、ピストン部をバ
イパスする通路に伸バイパス通路31と圧バイパス通路
32の2つを設け、各バイパス通路31,32端に伸サ
ブバルブ33および圧サブバルブ34が設けてある。
【0051】また、ピストンロッド13には伸連通孔3
5と圧連通孔36とが設けられており、それぞれロータ
リーバルブ24により開閉されるようになっている。
【0052】ロータリーバルブ24の開口部は、図3に
示すようにP−P断面,Q−Q断面でそれぞれ位相をず
らして設けてあり、2つの減衰力のモードを取り得るよ
うになっている。
【0053】すなわち、図3において、モードRでは伸
連通孔35は閉、圧連通孔36は開であり、モードCで
は伸連通孔35は開、圧連通孔36は閉の状態となるよ
うに設定されている。
【0054】また、減衰力アクチュエータ38は2段階
に切り替え可能なもので、各モードを選択できるように
なっている。
【0055】また、上記ロータリーバルブ24下流のバ
イパス通路28には、このバイパス通路28を塞ぐよう
にローカットバルブ50が設けられている。
【0056】このローカットバルブ50は例えば特開昭
62−24045号公報等に記載されているように、バ
イパス通路28内に油を通過させるポートおよびこのポ
ートを開閉するリーフバルブを設けるとともに、上記油
の圧力を検出し、この圧力を利用してそのリーフバルブ
の開閉を抑制(または補助)するプッシュバルブとを設
けたものからなり、その圧力変動の周波数がばね下共振
周波数の10Hz付近では、上記リーフバルブの開度を
小さくするようにして、図4に示すように伝達関数を下
げ、減衰力を発生させるように機能するものである。
【0057】このようにすれば、車輪のばらつきや接地
力の変動を抑えることができ、操安性とともに、所期の
乗心地を確保できることになる。
【0058】次に動作について説明する。
【0059】まず、減衰力可変ダンパの作動について述
べる。モードRでは伸連通孔35は閉じ、圧連通孔36
は開いた状態になっている。
【0060】それ故、伸行程では伸バイパス通路31に
油が流れず、A室の油はピストン12の伸ポート19,
伸バルブ20を通りB室に流れる。
【0061】このときの差圧により伸側減衰力が発生
し、この減衰力がハード特性となる。
【0062】一方、圧行程では圧連通孔36が開いてい
るので、B室からA室への油の流れはピストン12の圧
ポート21および圧バルブ22を通る流れと、圧バイパ
ス通路32からローカットバルブ50,圧連通孔36,
圧サブバルブ34を通る流れとに分かれる。
【0063】その結果、A,B室の差圧は小さくなり、
ソフトな減衰力となる。
【0064】また、モードCでは伸連通孔35は開き圧
連通孔36は閉じた状態になっている。
【0065】それ故、伸行程時の油がA室,伸ポート1
9,伸バルブ20,B室へ流れるものと、A室,伸サブ
バルブ33,伸連通孔35,ローカットバルブ50,バ
イパス通路28,B室へ流れるものとに分かれるため、
伸側減衰力がソフトとなり、圧行程時には油がB室,圧
ポート19,圧バルブ22を流れるため、圧側減衰力が
ハードの状態となる。
【0066】さらに、いずれのモードでも、伸行程では
ピストンロッド13が突出した分の油がC室からベース
バルブのチェックバルブ18を通りB室に補充され、圧
縮行程ではピストンロッド13の侵入分の油が、ベース
バルブの圧バルブ17を通りC室へ流れ、そのときに発
生する差圧により、B室の圧力が上昇することは、従来
と同様である。
【0067】次に制御方法について説明する。従来の制
御方法ではxa>0のとき、xa−ya>0(ダンパ伸
状態)のときはハード、xa−ya<0(ダンパ圧縮状
態)のときはソフトに制御するようになっている。
【0068】これは、従来の減衰力可変ダンパが伸行
程,圧行程とも同一の減衰力モードになるためである。
【0069】この発明の減衰力可変ダンパでは、伸行程
でハードのときは、圧行程はソフト、伸行程でソフトの
ときは圧行程でハードになってしまうため、上記のよう
にxa−yaの符号に従って、いちいちモードを切り替
える必要がない。
【0070】従って、アクチュエータの切替頻度も少な
く、しかも、xaの符号は1Hz位のゆっくりした変化
にとどまるので切替応答性もそんなに要求されないメリ
ットがある。
【0071】また、ソフトの減衰力を極端に低く設定す
ると、車輪がばたつき、接地力変動が大きくなり、操安
性を害する恐れが従来はあった。
【0072】しかし、この発明ではピストンに伸,圧用
のローカットバルブ50が設置してあるため、接地力変
動を伴う恐れのある10Hz付近の入力に対しては、こ
のローカットバルブ50が差圧、つまり減衰力を発生す
るため、操安性を阻害する心配はない。
【0073】このローカットバルブ50は、乗心地を各
モードで制御している1Hz付近ではほとんど差圧を発
生しないため、制御の邪魔をすることはもちろんない。
【0074】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車輪
側に取り付けられるシリンダ内を上下2室に隔成するピ
ストンと、該ピストンを一端に有し、他端が車体側に取
り付けられるとともに、中心部にバイパス通路を有する
ピストンロッドと、該ピストンロッドに伸側および圧側
ごとに独立して設けられ、かつ上記2室を上記バイパス
通路を介して連通する連通孔と、伸側の上記連通孔を閉
じたとき圧側の上記連通孔を開き、伸側の上記連通孔が
開いたとき圧側の上記連通孔を閉じるロータリーバルブ
と、上記バイパス通路内に設けられて、ばね下共振周波
数の10Hz付近の路面入力を減衰するローカットバル
ブとを備え、コントローラにより上記車体速度の大きさ
に応じて、上記伸側および圧側の連通孔を開閉するよう
に上記ロータリーバルブの回転量を制御するように構成
したので、車体速度の大きさのみで減衰力を切り替える
ことにより、アクチュエータを高速で切り替える必要が
なく、小型で安価なアクチュエータが使用でき、さらに
減衰力の切替頻度が少なくなるので機器の耐久性が向上
し、車輪のばたつきや接地力の変動を有効に抑制でき、
従って操安性を確保できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるサスペンション装置
を示すブロック図である。
【図2】この発明における減衰力可変ダンパを示す断面
図である。
【図3】この発明における減衰力可変ダンパの伸圧連通
孔の開閉状態および伸圧の減衰力の関係を示す説明図で
ある。
【図4】この発明のローカットバルブによる接地改善特
性を示す特性図である。
【図5】従来のサスペンション装置を示すブロック図で
ある。
【図6】図5における減衰力可変ダンパを示す断面図で
ある。
【図7】従来の減衰力可変ダンパの減衰力特性を示すグ
ラフである。
【図8】従来の減衰力可変ダンパ動作による車体への作
用力と制御則の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 車体 2 車輪 9 コントローラ 11 シリンダ 12 ピストン 13 ピストンロッド 28 バイパス通路 35,36 連通孔 37 ロータリーバルブ 50 ローカットバルブ A,B 2室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪側に取り付けられるシリンダ内を上
    下2室に隔成するピストンと、該ピストンを一端に有
    し、他端が車体側に取り付けられるとともに、中心部に
    バイパス通路を有するピストンロッドと、該ピストンロ
    ッドに伸側および圧側ごとに独立して設けられ、かつ上
    記2室を上記バイパス通路を介して連通する連通孔と、
    伸側の上記連通孔を閉じたとき圧側の上記連通孔を開
    き、伸側の上記連通孔が開いたとき圧側の上記連通孔を
    閉じるロータリーバルブと、上記バイパス通路内に設け
    られて、ばね下共振周波数の10Hz付近の路面入力を
    減衰するローカットバルブと、上記車体速度の大きさに
    応じて、上記伸側および圧側の連通孔を開閉するように
    上記ロータリーバルブの回転量を制御するコントローラ
    とを備えたサスペンション装置。
JP8049592A 1992-03-02 1992-03-02 サスペンション装置 Pending JPH05238236A (ja)

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JP8049592A JPH05238236A (ja) 1992-03-02 1992-03-02 サスペンション装置

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