JPH0523807U - 農作業機の操向装置 - Google Patents
農作業機の操向装置Info
- Publication number
- JPH0523807U JPH0523807U JP3911491U JP3911491U JPH0523807U JP H0523807 U JPH0523807 U JP H0523807U JP 3911491 U JP3911491 U JP 3911491U JP 3911491 U JP3911491 U JP 3911491U JP H0523807 U JPH0523807 U JP H0523807U
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- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 4輪操舵の農作業機において、後輪用のド
ラッグロッドをコンパクトに機体に組込んで、最低地上
高も大とさせる。 [構成] 操向ハンドル(7)の操向操作力をドラッ
グロッド(48)を介し後輪(4)に伝達するようにし
た構造において、後輪用駆動ベルト(55)及び後輪用
ミッション(31)など下方に配備させる後輪駆動系
と、これら上方に配備させるステップ(8)との間に前
記ドラッグロッド(48)を配設する。
ラッグロッドをコンパクトに機体に組込んで、最低地上
高も大とさせる。 [構成] 操向ハンドル(7)の操向操作力をドラッ
グロッド(48)を介し後輪(4)に伝達するようにし
た構造において、後輪用駆動ベルト(55)及び後輪用
ミッション(31)など下方に配備させる後輪駆動系
と、これら上方に配備させるステップ(8)との間に前
記ドラッグロッド(48)を配設する。
Description
【0001】
本考案は乗用型芝刈機など農作業機の操向装置に関する。
【0002】
例えば芝刈機の4輪操舵機構を有するものにあって後輪用のドラッグロッドは 、通常後輪駆動ベルトや後車軸の下方に他の装置と干渉しないように配設されて いる。
【0003】
このため、機体の最低地上高が低くなったり、ドラッグロッドのコンパクトな 組込みが行えないばかりでなく、機体の略中央下部にモアを装備させた構造のも のにおいては、該モアとの干渉を回避させる形状のものにドラッグロッドを大巾 に変形させる必要があるなどの欠点があった。
【0004】
そこで本考案は、操向ハンドルの操向操作力をドラッグロッドを介し後輪に伝 達するようにした構造において、後輪用駆動ベルト及び後輪用ミッションなど下 方に配備させる後輪駆動系と、これら上方に配備させるステップとの間に前記ド ラッグロッドを配設して、最低地上高の一定以上の確保と、ドラッグロッドのコ ンパクトな機体内組込みを可能とさせるものである。
【0005】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。図1は要部の説明図、図2 は芝刈機全体の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は乗用型芝刈機であ り、(2)は前後輪(3)(4)を有する車台フレーム、(5)は前記フレーム (2)前部に搭載するエンジン、(6)は前記エンジン(5)を覆うボンネット 、(7)は前記ボンネット(6)後部に備える操向ハンドル、(8)はステップ 、(9)は後部車体カバー、(10)は前記カバー(9)上に設ける運転席、( 11)は前記ステップ(8)の下方に配備するローンモア、(12)は前記モア (11)の右側に配備する刈草搬送スロワ、(13)は前記車台フレーム(2) 後端にステー(14)を介して連結してスロワ(12)からの刈草を貯留する集 草タンクである。
【0006】 図4乃至図9にも示す如く、前記車台フレーム(2)の前後方向に配設する左 右一対のトラックフレーム(15)(15)は、丸パイプで形成しこの左右間隔 幅を前部幅(W1)・後部幅(W2)・中央幅(W3)の順に大(W1<W2< W3)とさせて、該フレーム(15)(15)の中央全幅を前後端部に比べ横方 向に拡張させる一方、左右フレーム(15)(15)の前部幅(W1)間をフロ ントアクスルケース(16)で、中央幅(W3)の前部間をステアリングギヤケ ース座であるギヤケースブラケット(17)で、後部幅(W2)の前部間をフレ ーム(15)(15)に立設させる左右固定ブラケット(18a)(18b)を 介しシートブラケット(19)で、該シートブラケット(19)後方の後部幅( W2)間をリヤステアリング用ギヤケースブラケット(20)で、後部幅(W2 )の後端間をリヤフレーム(21)でそれぞれ連結固定させて、車台フレーム( 2)を構成している。
【0007】 そして、前記エンジン(5)を搭載する左右のエンジンベース(22)(22 )を左右フレーム(15)(15)とステアリングギヤケースブラケット(17 )に三者一体に溶接固定させると共に、門形に形成する前記ステップ(8)を、 左右フレーム(15)(15)の中央幅(W3)外側に固設する各ブラケット( 23)に溶接固定させて、左右フレーム(15)(15)にステップ(8)を一 体支持させるように構成している。
【0008】 また前記フレーム(15)(15)の後部幅(W2)部は、側面視前部及び中 央幅(W1)(W3)部より下方に折曲げて、この後フレーム部(15a)(1 5a)を一定段差(L)を有する低位置において水平状に設けたもので、後フレ ーム部(15a)(15a)外側に固設するブラケット(24)(24)にボル ト(25)を介しリヤアクスルブラケット(26)(26)をそれぞれ取付ける と共に、左右後輪(4)(4)の車軸(27)(27)をそれぞれ支持するリヤ アクスルケース(28)(28)を前記ブラケット(26)(26)にキングピ ン(29)(29)を介して連結させている。そして後輪(4)(4)を駆動す る油圧式無段変速機構(HST)(30)を前部に一体連結するミッションであ るミッションケース(31)を、左右より囲む状態にリヤアクスルブラケット( 26)(26)間に固定させて、後フレーム部(15a)及びリヤアクスルブラ ケット(26)及びミッションケース(31)相互の剛性を向上させて、これら の軽量化を図るように構成している。
【0009】 前記シートブラケット(19)は平面T形の前端両側を折曲げて断面門形に形 成し、この両側折曲部(19a)(19a)を、前記の左右固定ブラケット(1 8a)(18b)に溶接固定させると共に、後端折曲部(19b)を前記リヤフ レーム(21)に溶接固定させて、前記車軸(27)のアクスル伝動ケース(3 2)上方にシートブラケット(19)を配備させている。そして前記リヤステア リング用ギヤケースブラケット(20)はこれらシートブラケット(19)とア クスル伝動ケース(32)間に設けたもので、該ブラケット(20)は背面視山 形に左右の後フレーム部(15a)(15a)間を連結させて、ミッションケー ス(31)との干渉を回避させると共に、4輪(3)(4)操舵時に後輪(4) を同位相或いは逆位相に切換えるリヤステアリングギヤケースである位相切換ケ ース(33)を、前記ブラケット(20)の山形頂部(20a)に設置して、後 輪(4)からの地面よりの反力をこれら左右トラックフレーム(15)(15) とギヤケースブラケット(20)とで受けて剛性向上を図るように構成している 。
【0010】 図10乃至図11に示す如く、前記ハンドル(7)によるステアリング機構( 34)は、ハンドル軸(7a)にピニオンギヤ(35)を介し連動連結する本機 中心より左側に配置させたセクタギヤ(36)と、該ギヤ(36)にピットマン 軸(37)を介し連結するピットマンアーム(38)と、左前輪(3)のナック ルアーム(39)と前記ピットマンアーム(38)と間に設ける前輪操舵用の中 間軸(40)と、該中間軸(40)の第1及び第2ステアリングアーム(41) (42)に前記ピットマンアーム(38)とナックルアーム(39)とをそれぞ れ連結する前輪用第1及び第2ドラッグロッド(43)(44)と、右前輪(3 )のナックルアーム(45)と前記ナックルアーム(39)とを連結するタイロ ッド(46)と、前記位相切換ケース(33)の切換アーム(47)と前記セク タギヤ(36)とを連結する後輪用ドラッグロッド(48)と、前記ケース(3 3)の左右後輪用タイロッドアーム(49a)(49b)と前記リヤアクスルケ ース(28)に固設する左右後輪用ナックルアーム(50a)(50b)とを連 結する左右タイロッド(51a)(51b)とを備え、4輪(3)(4)操舵時 前記セクタギヤ(36)とドラッグロッド(48)とをエンド軸(52)を介し 連動連結させて4輪(3)(4)操舵を行う一方、前記エンド軸(52)をセク タギヤ(36)より取外し時においては前輪(3)のみの操舵を行うように構成 している。
【0011】 図1にも示す如く、前記後輪用ドラッグロッド(48)は、前記エンジン(5 )の出力軸(5a)の出力プーリ(53)と変速機構(30)の入力軸(30a )の入力プーリ(54)とを連動連結するHST駆動ベルト(55)及び変速機 構(30)及びミッションケース(31)など機体下方に配備させるこれら後輪 駆動系と、これら上方に配備させるステップ(8)との間に配設するもので、前 記ステップ(8)上面の左右略中央を、上方に円弧状に膨出させるトンネル部( 8a)に形成し、該トンネル部(8a)内側の空間通路(56)を前記ドラッグ ロッド(48)の中間部が挿通するように設けて、最低地上高の一定高さ以上の 確保を図ると共に、前記セクタギヤ(36)に直接的なドラッグロッド(48) の取付けを可能とさせ、別途ステアリングアームの設置など不用とさせて、部品 点数の削減化を図るように構成している。
【0012】 また図10に示す如く、前記セクタギヤ(36)の一端側にはピン材などから なる右旋回規制部材(57)を固設し、ハンドル(7)を最大右旋回に操作する ときセクタギヤ(36)の規制部材(57)をピニオンギヤ(35)に直接当接 させてそれ以上の右旋回を規制する一方、ハンドル(7)を最大左旋回に操作す るとき、前記モア(11)の昇降リンク(58)を支持するステップ(8)裏面 左前側のリンクブラケット(59)にセクタギヤ(36)を当接させる状態とさ せてそれ以上の左旋回を規制するように構成している。
【0013】 さらに図8に示す如く、前記ハンドル(7)のハンドル軸(7a)は、左右ト ラックフレーム(15)に基端を固設する門形の操作コラム(60)の上側板( 60a)のみに固定筒体(61)及び軸受部材(62)を介して支持させ、操作 コラム(60)上に設ける樹脂製の操作パネル(63)に該ハンドル軸(7a) を遊嵌させて、操作パネル(63)にはハンドル軸(7a)の支持力を作用させ ない構造として操作パネル(63)使用上での材質、形状、デザインなどの自由 度を大とさせるように構成している。
【0014】 またさらに図6及び図10に示す如く、左右前輪(3)のナックルアーム(3 9)(45)は、前記フロントアクスルケース(16)に回動支点軸(64)を 介し支持するフロントアクスルフレーム(65)両端のキングピンボス(66) 下方に配設して、これらナックルアーム(39)(45)の上方への抜出しを防 止すると共に、左側ナックルアーム(39)を二股状に形成して前記ドラッグロ ッド(44)及びタイロッド(46)との両方に連結させて、タイロッドアーム を兼用させるように構成している。
【0015】 本実施例は上記の如く構成するものにして、左右トラックフレーム(15)の 中央全幅を前後端部に比べ横方向に拡張させると共に、該フレーム(15)後端 を下方に折曲げて段差(L)を有する低位置の後フレーム部(15a)に形成す ることによって、トラックフレーム(15)全体としての強度向上が図れると共 に、トラックフレーム(15)中央部におけるモア(11)の装着も容易且つ強 度良好に行える。また左右のトラックフレーム(15)(15)間に固設するギ ヤケースブラケット(20)下方で左右リヤアクスルケースブラケット(26) (26)間に囲むように前記ミッションケース(31)が一体取付けされること によって、これらトラックフレーム(15)・ブラケット(20)・ミッション ケース(31)相互の強度向上が図れると共に、後輪(4)を介する地面よりの 反力もこれらフレーム(15)・ブラケット(20)・ケース(31)で効果的 に受けて剛性向上が図れるものである。
【0016】 また、前記ドラッグロッド(48)は直接的にセクタギヤ(36)に連結させ 、中間部をステップ(8)のトンネル部(8a)内側の空間通路(56)を挿通 させて高位置で位相切換ケース(33)に連結させるものであるから、従来の如 きドラッグロッド(48)を車台下方に配設するものに比べ高位の余剰空間を有 効に利用してコンパクトに且つロッドを大きく屈曲させることなどなく略真直に 配設して、最低地上高も高いものにできる。
【0017】 図12は前記セクタギヤ(36)の他の変形構造例を示すもので、該構造のも のはセクタギヤ(36)の歯先両端部に左右旋回規制用突部(36a)を一体形 成して、前記ピニオンギヤ(35)にこの突部(36a)を当接させることによ ってハンドル(7)の左右最大旋回角度の規制を行うように構成したものである 。
【0018】
以上実施例からも明らかなように本考案は、操向ハンドル(7)の操向操作力 をドラッグロッド(48)を介し後輪(4)に伝達するようにした構造において 、後輪用駆動ベルト(55)及び後輪用ミッション(31)など下方に配備させ る後輪駆動系と、これら上方に配備させるステップ(8)との間に前記ドラッグ ロッド(48)を配設したものであるから、前記ドラッグロッド(48)を高位 置における後輪駆動系とステップ(8)との間の余剰空間を利用して簡潔に且つ コンパクトに機体内に組込みできて、最低地上高の一定高さ以上の確保も図るこ とができるなど顕著な効果を奏する。
【図1】要部の側面説明図である。
【図2】全体の側面図である。
【図3】全体の平面図である。
【図4】芝刈機の側面説明図である。
【図5】芝刈機の平面説明図である。
【図6】芝刈機の正面説明図である。
【図7】芝刈機の背面説明図である。
【図8】車台フレーム部の側面説明図である。
【図9】車台フレーム部の平面説明図である。
【図10】ステアリング機構部の平面説明図である。
【図11】ステアリング機構部の背面説明図である。
【図12】セクタギヤ部の他の変形構造例を示す説明図
である。
である。
(4) 後輪 (7) 操向ハンドル (8) ステップ (31) ミッションケース(ミッション) (48) ドラッグロッド (55) 駆動ベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 操向ハンドルの操向操作力をドラッグロ
ッドを介し後輪に伝達するようにした構造において、後
輪用駆動ベルト及び後輪用ミッションなど下方に配備さ
せる後輪駆動系と、これら上方に配備させるステップと
の間に前記ドラッグロッドを配設するように構成したこ
とを特徴とする農作業機の操向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3911491U JPH0523807U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 農作業機の操向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3911491U JPH0523807U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 農作業機の操向装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523807U true JPH0523807U (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=12544056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3911491U Pending JPH0523807U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 農作業機の操向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523807U (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3911491U patent/JPH0523807U/ja active Pending
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