JPH0523777Y2 - - Google Patents

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JPH0523777Y2
JPH0523777Y2 JP19898486U JP19898486U JPH0523777Y2 JP H0523777 Y2 JPH0523777 Y2 JP H0523777Y2 JP 19898486 U JP19898486 U JP 19898486U JP 19898486 U JP19898486 U JP 19898486U JP H0523777 Y2 JPH0523777 Y2 JP H0523777Y2
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heat shield
shield plate
exhaust pipe
main pipe
bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車輌の排気管の下部に装着する遮熱板
の取付構造に関する。
(従来の技術) 排気ガス対策をしている車輌の床下に配置され
ている排気装置は第4図に示すように、触媒コン
バータ10、先端をエンジンの排気管に接続され
後端にフランジ11aを溶着されたフロントパイ
プ11、先端にフランジ12aを溶着され、後端
にマフラアセンブリ13及びテールパイプ14を
一体に溶着されたメインパイプ(排気管)12等
により構成され、フロントパイプ11のフランジ
11aはガスケツト15を介して触媒コンバータ
10の入口10aに、メインパイプ12のフラン
ジ12aはガスケツト16を介して触媒コンバー
タ10の出口10bに夫々螺着固定される。
触媒コンバータ10に導入された排気ガスは当
該コンバータ10内で反応生成熱を持ち、非常に
高温となるために車輌を走行後停車した場所によ
つてはメインパイプ12、マフラアセンブリ13
の直下が高温に加熱される虞れがあり、特に、メ
インパイプ12の下部には遮熱板18が装着され
ている。
この遮熱板18はメインパイプの形状に応じた
形状に形成され、図示のように湾曲しているもの
或いは第5図に示すように真直なもの等がある。
この遮熱板18をメインパイプ12に装着する場
合、当該メインパイプ12は高熱により軸方向に
膨張して伸長するため、かかる熱膨張を許容する
構造即ち、メインパイプ12が自由に伸長し得る
と共に、当該メインパイプ12と所定の間隔で離
隔する構造を必要とされる。
そこで、一般に第5図に示すように遮熱板20
の適宜箇所に内方に膨出する凸状の支持部20a
を形成し、この支持部20aによりメインパイプ
12と当該遮熱板20との間の間隔を保持すると
共に、両側部に形成したフランジ20b,20b
の前端所定箇所に円形の孔20c,20cを、後
端所定箇所に長孔20d,20dを穿設し、第6
図に示すようにメインパイプ12の前端所定箇所
に溶着したブラケツト21に当該遮熱板20の各
孔20cを挿通する各ボルト22、各ナツト23
により当該メインパイプ12の前端を螺着固定す
る。
遮熱板20は後端取付部における締代δ(第9
図)を有し、当該締代δは、第7図に示すように
位置P3におけるメインパイプ12の軸芯Oと遮
熱板20のフランジ20bとの間隔a1と、第7図
及び第8図に示すように凸状の支持部20aにメ
インパイプ12を当接した状態において当該メイ
ンパイプ12の軸芯Oとフランジ20bとの間の
間隔a2(a1>a2)との差(a1−a2)となり、この
締代δによりばね性を持たせてメインパイプ12
の後端と遮熱板20とを摺動可能に係止してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の遮熱板の取付構造で
は、第10図に示すように遮熱板30の複数箇所
に同一高さh0の凸状の支持部30a〜30dを形
成し位置P1においてメインパイプ12に当該遮
熱板30を固定した場合、当該遮熱板30の最初
の支持部30aがメインパイプ12に当接した際
に位置P2おける当該メインパイプ12の軸芯O
と遮熱板30のフランジ30fとの間隔がb1、後
端の取付位置P3における間隔がb2(b2>b1)と
なり、これらの各位置P1と位置P3における締
代が異なり、最初の支持部30aに応力が集中し
てクラツクが発生するという問題がある。これは
遮熱板30の支持部30aに加わる当該遮熱板3
0の取付の反力の負担が大き過ぎ、且つ熱影響に
よる脆性によるものである。
このクラツクの発生を防ぐためには遮熱板30
の取付基準面即ち、フランジ30fと支持部30
a〜30dの各高さh1を後方になる程高くするこ
とが必要となり、かかる形状は加工が困難とな
り、特に遮熱板の形状が第4図に示すように湾曲
した形状の場合には極めて困難であるという問題
がある。
本考案は上述の問題点を解決するためになされ
たもので、排気管に取り付ける遮熱板に大きな応
力の加わることを防止するようにした排気管用遮
熱板の取付構造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、断
面略半円形状をなし両端を外方に略直角に折曲し
てフランジを形成して略Ω字状となし排気管を両
側から挟持する一対のブラケツトの、各々の略中
央を夫々内方に周方向に沿つて僅かに膨出させ、
且つ各半径が前記排気管の半径よりも僅かに小径
のビード部を形成して対向する各ブラケツトの各
フランジ間に所定の締代を設け、これらのブラケ
ツトを介して遮熱板を前記排気管に取り付ける構
造としたものである。
(作用) 各ブラケツトは夫々ビード部を介して排気管を
軸方向に摺動可能に支持する。これにより、排気
管と遮熱板との相対移動を可能とされ、排気管の
熱膨張による軸方向への伸長が可能とされ、遮熱
板の当該排気管への取り付けによる取付部分への
応力の集中が防止される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面を基づいて詳
述する。
第1図は本考案を適用したブラケツトを示し、
ブラケツト1,2は2個で一組として形成され
る。ブラケツト1は中央部1aを略半円形状に湾
曲され、その両端1b,1bを夫々外方に略直角
に折曲されてフランジとされ、端面視略Ω字状に
形成されている。中央部1aの内径は前記メイン
パイプ12(第4図)の外径と略同径に設定され
ている。フランジ1b,1bの略中央位置にはボ
ルト挿通孔(図示せず)を穿設され、上面には当
該ボルト挿通孔の位置に固定用のナツト3を溶着
されている。
このブラケツト1の中央部1aの中央位置には
周方向に沿つて略半円に亘り内方に僅かに膨出す
る帯状のビード部1cが形成されている。このビ
ード部1cの幅wは当該ブラケツト1の幅Wより
も狭い所定の幅に設定される。更に、このビード
部1cの半径はメインパイプ12の外径より僅か
に小径に設定されている。
他方のブラケツト2もブラケツト1と同一の形
状に形成されている。尚、当該ブラケツト2の各
フランジ2b,2bの中央位置には夫々ボルト孔
2d,2dが穿設されている。これらの各ブラケ
ツト1と2とを第2図に示すように対向して配置
し、且つ各中央部1a,2aの内面を夫々前記メ
インパイプ12の外径Dの円周上に配置した状態
において、対向する両側の各フランジ1b,1b
と2b,2bとは各ビード部1c,2cの膨出量
により決定される所定の間隔δに設定され、この
間隔δはこれらのブラケツト1と2とをメインパ
イプ12に装着する際における締代とされる。
これらの各ブラケツト1,2は例えば板厚1〜
1.2mm程度の薄い鉄板により一体に形成される。
従つて、各ブラケツト1,2の各ビード部1c,
2cは僅かにばね性を有する。そして、これらの
各ビード部1c,2cはメインパイプ12との摺
動部とされる。
以下に遮熱板のメインパイプ(排気管)への取
付について説明する。
遮熱板として前述した第5図に示す遮熱板20
を使用する場合について説明する。この場合、遮
熱板20の支持部20aは不要であり、また、ボ
ルト孔20dも長孔にする必要はなく、ボルト孔
20cと同様に丸孔でよい。メインパイプ12を
第3図に示すように上、下方向からブラケツト
1,2で挟み、遮熱板20のボルト孔20c,2
0c、ブラケツト2のボルト孔2d,2dを介し
て夫々ボルト4,4を挿通しブラケツト1の各ナ
ツト3,3に螺着固定する。
各ブラケツト1,2は夫々ビード部1c,2c
により前記締代δ(第2図)の分だけメインパイ
プ12を締め付け、そのばね性により当該メイン
パイプ12とブラケツト1及び2とを相互に摺動
可能に僅かな押圧力で圧接する。斯くして、メイ
ンパイプ12は遮熱板20に対して摺動可能に支
持され、これにより熱膨張による伸長を可能とさ
れる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、断面略半
円形状をなし両端を外方に略直角に折曲してフラ
ンジを形成して略Ω字状となし排気管を両側から
挟持する一対のブラケツトの、各々の略中央を
夫々内方に周方向に沿つて僅かに膨出させ、且つ
各半径が前記排気管の半径よりも僅かに小径のビ
ード部を形成して対向する各ブラケツトの各フラ
ンジ間に所定の締代を設け、これらのブラケツト
を介して遮熱板を前記排気管に取り付けるように
したので、前記遮熱板に無理な応力を加えること
なく前記排気管に取付けることが可能となり当該
遮熱板の肩部を有効に保護することができ、耐久
性の向上を図ることができる。また前記遮熱板の
取付精度は前記排気管の長手方向に長くなつても
同一でよく、当該遮熱板の製作が容易となる等の
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排気管用遮熱板の取付構
造に使用するブラケツトの一実施例を示す斜視
図、第2図は第1図の矢印−断面図、第3図
は第1図のブラケツトを使用してメインパイプに
遮熱板を取り付けた状態を示す断面図、第4図は
一般的な排気装置の組立斜視図、第5図は従来の
遮熱板の一例を示す要部平面図、第6図乃至第1
0図は従来の遮熱板を排気管に取り付ける場合の
各部の取付状態を示す図である。 1,2……ブラケツト、1b,2b……フラン
ジ、1c,2c……ビード部、12……メインパ
イプ、20,30……遮熱板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面略半円形状をなし両端を外方に略直角に折
    曲してフランジを形成して略Ω字状となし排気管
    を両側から挟持する一対のブラケツトの、各々の
    略中央を夫々内方に周方向に沿つて僅かに膨出さ
    せ、且つ各半径が前記排気管の半径よりも僅かに
    小径のビード部を形成して対向する各ブラケツト
    の各フランジ間に所定の締代を設け、これらのブ
    ラケツトを介して遮熱板を前記排気管に取り付け
    ることを特徴とする排気管用遮熱板の板取付構
    造。
JP19898486U 1986-12-27 1986-12-27 Expired - Lifetime JPH0523777Y2 (ja)

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JPS63105719U JPS63105719U (ja) 1988-07-08
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