JPH05237641A - 廃アノード取り出し機 - Google Patents
廃アノード取り出し機Info
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- JPH05237641A JPH05237641A JP4174392A JP4174392A JPH05237641A JP H05237641 A JPH05237641 A JP H05237641A JP 4174392 A JP4174392 A JP 4174392A JP 4174392 A JP4174392 A JP 4174392A JP H05237641 A JPH05237641 A JP H05237641A
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- JP
- Japan
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- anode
- defective
- molds
- mold
- turntable
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- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 重畳した複数の鋳型でそれぞれ鋳造されたア
ノードがともに不良品であった場合でも、迅速にかつ確
実に不良アノードを取り出すことができ、確実に回収す
ることができる上に、鋳造設備の運転に支障を来すこと
を防止することができる廃アノード取り出し機を提供す
ることを目的とする。 【構成】 重畳した複数の鋳型2でそれぞれ鋳造された
アノードがともに不良品であった場合であっても、複数
列の鋳型2に対応して複数設けられた昇降体20と両支
持アーム301とによって、上記複数の不良アノードを
一挙に鋳型2から取り出すことができる。
ノードがともに不良品であった場合でも、迅速にかつ確
実に不良アノードを取り出すことができ、確実に回収す
ることができる上に、鋳造設備の運転に支障を来すこと
を防止することができる廃アノード取り出し機を提供す
ることを目的とする。 【構成】 重畳した複数の鋳型2でそれぞれ鋳造された
アノードがともに不良品であった場合であっても、複数
列の鋳型2に対応して複数設けられた昇降体20と両支
持アーム301とによって、上記複数の不良アノードを
一挙に鋳型2から取り出すことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転テーブル上に載置
した鋳型によって鋳造されたアノードを、押し上げロッ
ドによって押し上げてアノードを離型させるアノード鋳
造装置において、不良のアノード(廃アノード)を取り
出す廃アノード取り出し機に関する。
した鋳型によって鋳造されたアノードを、押し上げロッ
ドによって押し上げてアノードを離型させるアノード鋳
造装置において、不良のアノード(廃アノード)を取り
出す廃アノード取り出し機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の廃アノード取り出し機と
しては、鋳型とこれによって鋳造されるアノードとを水
冷する冷却装置をターンテーブル上に設け、このターン
テーブルに前記アノードを鋳型から押し上げて脱型させ
る押し上げロッドを設けたアノード用鋳造設備におい
て、ターンテーブルの上方に台車走行レールを該テーブ
ルの回転方向と交叉する向きに架設し、このレールに台
車を駆動部材により走行可能に設置し、この台車には前
記押し上げロッドで押し上げられたアノードの両側縁を
水平方向から掴持する一対の掴持アームと、これら掴持
アームを相対向する方向および相離間する方向へ水平移
動させる一対の第1作動シリンダと、これら第1作動シ
リンダと掴持アームを作動可能に保持し、かつ掴持アー
ムが前記押し上げロッドで押し上げられたアノードを掴
持する下方位置と、掴持した後に搬送する上方位置との
間を昇降させる第2作動シリンダとを設けたものが知ら
れている(特開平3−138072号公報参照)。
しては、鋳型とこれによって鋳造されるアノードとを水
冷する冷却装置をターンテーブル上に設け、このターン
テーブルに前記アノードを鋳型から押し上げて脱型させ
る押し上げロッドを設けたアノード用鋳造設備におい
て、ターンテーブルの上方に台車走行レールを該テーブ
ルの回転方向と交叉する向きに架設し、このレールに台
車を駆動部材により走行可能に設置し、この台車には前
記押し上げロッドで押し上げられたアノードの両側縁を
水平方向から掴持する一対の掴持アームと、これら掴持
アームを相対向する方向および相離間する方向へ水平移
動させる一対の第1作動シリンダと、これら第1作動シ
リンダと掴持アームを作動可能に保持し、かつ掴持アー
ムが前記押し上げロッドで押し上げられたアノードを掴
持する下方位置と、掴持した後に搬送する上方位置との
間を昇降させる第2作動シリンダとを設けたものが知ら
れている(特開平3−138072号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の廃アノード取り出し機にあっては、ターンテーブル
上に2列状(2連)に鋳型が設けられており、これら2
連の鋳型が、ターンテーブルの上方に該テーブルの回転
方向と交叉する向きに架設された台車走行レールに沿っ
て重畳する位置にくることがある。そして、この重畳し
た2連の鋳型でそれぞれ鋳造されたアノードがともに不
良品であった場合には、一対の掴持アームでは時間的に
2つの不良アノードを取り出すことができず、鋳造設備
の運転を一時停止させざるを得ないという問題がある。
来の廃アノード取り出し機にあっては、ターンテーブル
上に2列状(2連)に鋳型が設けられており、これら2
連の鋳型が、ターンテーブルの上方に該テーブルの回転
方向と交叉する向きに架設された台車走行レールに沿っ
て重畳する位置にくることがある。そして、この重畳し
た2連の鋳型でそれぞれ鋳造されたアノードがともに不
良品であった場合には、一対の掴持アームでは時間的に
2つの不良アノードを取り出すことができず、鋳造設備
の運転を一時停止させざるを得ないという問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、重畳した複数の鋳型でそ
れぞれ鋳造されたアノードがともに不良品であった場合
でも、迅速にかつ確実に不良アノードを取り出すことが
でき、確実に回収することができる上に、鋳造設備の運
転に支障を来すことを防止することができる廃アノード
取り出し機を提供することにある。
で、その目的とするところは、重畳した複数の鋳型でそ
れぞれ鋳造されたアノードがともに不良品であった場合
でも、迅速にかつ確実に不良アノードを取り出すことが
でき、確実に回収することができる上に、鋳造設備の運
転に支障を来すことを防止することができる廃アノード
取り出し機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転テーブル上に載置した鋳型によって
鋳造されたアノードを、押し上げロッドによって押し上
げて離型させるアノード鋳造装置において、上記回転テ
ーブルの上方に、この回転テーブルの回転方向に直交す
る方向に移動自在に走行台車が設けられ、この走行台車
に昇降体が昇降自在に設けられ、かつこの昇降体に上記
アノードを支持する一組の支持アームが互いに接離自在
に設けられてなる廃アノード取り出し機であって、上記
鋳型が上記回転テーブルに複数列設けられ、これらの複
数列の鋳型に対応して上記昇降体と両支持アームとが複
数設けられたものである。
に、本発明は、回転テーブル上に載置した鋳型によって
鋳造されたアノードを、押し上げロッドによって押し上
げて離型させるアノード鋳造装置において、上記回転テ
ーブルの上方に、この回転テーブルの回転方向に直交す
る方向に移動自在に走行台車が設けられ、この走行台車
に昇降体が昇降自在に設けられ、かつこの昇降体に上記
アノードを支持する一組の支持アームが互いに接離自在
に設けられてなる廃アノード取り出し機であって、上記
鋳型が上記回転テーブルに複数列設けられ、これらの複
数列の鋳型に対応して上記昇降体と両支持アームとが複
数設けられたものである。
【0006】
【作用】本発明の廃アノード取り出し機にあっては、重
畳した複数の鋳型でそれぞれ鋳造されたアノードがとも
に不良品であった場合であっても、複数列の鋳型に対応
して複数設けられた昇降体と両支持アームとによって、
上記複数の不良アノードを一挙に鋳型から取り出すこと
ができる。
畳した複数の鋳型でそれぞれ鋳造されたアノードがとも
に不良品であった場合であっても、複数列の鋳型に対応
して複数設けられた昇降体と両支持アームとによって、
上記複数の不良アノードを一挙に鋳型から取り出すこと
ができる。
【0007】
【実施例】以下、図1ないし図13に基づいて本発明の
一実施例を説明する。
一実施例を説明する。
【0008】これらの図において符号1はリング状の回
転テーブルであり、この回転テーブル1上には、2連の
鋳型2が設置されており、これらの鋳型2には、アノー
ド3を押し上げる押し上げロッド4が出没自在に設けら
れている。そして、上記回転テーブル1の不良アノード
取り出し位置の外方には、2台の昇降テーブル5が、上
記2連の鋳型2の間隔に一致した間隔だけ離間した状態
で設けられている。
転テーブルであり、この回転テーブル1上には、2連の
鋳型2が設置されており、これらの鋳型2には、アノー
ド3を押し上げる押し上げロッド4が出没自在に設けら
れている。そして、上記回転テーブル1の不良アノード
取り出し位置の外方には、2台の昇降テーブル5が、上
記2連の鋳型2の間隔に一致した間隔だけ離間した状態
で設けられている。
【0009】上記回転テーブル1の内外部には、合計6
本の支柱10が立設されており、これらの支柱10上に
はフレーム11が設置されている。そして、上記フレー
ム11上には2本の走行レール12が敷設されており、
これらの走行レール12には走行台車13が水平移動自
在に設けられている。この走行台車13は、走行台車1
3に取り付けられたACサーボモータ14及び減速機1
5によって、上記両走行レール12上を走行せしめられ
るようになっている。また、上記走行台車13には、2
基の昇降体20が、それぞれ、2つのガイド機構16を
介して昇降自在に支持されており、かつ走行台車13と
各昇降体20との間に設けられた油圧駆動の昇降シリン
ダ17によって、上記各昇降体20が昇降せしめられる
ようになっている。
本の支柱10が立設されており、これらの支柱10上に
はフレーム11が設置されている。そして、上記フレー
ム11上には2本の走行レール12が敷設されており、
これらの走行レール12には走行台車13が水平移動自
在に設けられている。この走行台車13は、走行台車1
3に取り付けられたACサーボモータ14及び減速機1
5によって、上記両走行レール12上を走行せしめられ
るようになっている。また、上記走行台車13には、2
基の昇降体20が、それぞれ、2つのガイド機構16を
介して昇降自在に支持されており、かつ走行台車13と
各昇降体20との間に設けられた油圧駆動の昇降シリン
ダ17によって、上記各昇降体20が昇降せしめられる
ようになっている。
【0010】上記昇降体20は、上記両ガイド機構16
及び昇降シリンダ17の下端に取り付けられた上部プレ
ート200と、この上部プレート200の下面に設けら
れた2本のガイドレール201と、これらのガイドレー
ル201に水平移動自在に設けられた第1移動体202
と、上記上部プレート200及び第1移動体202間に
設けられ、かつ上記第1移動体202を水平移動させる
油圧駆動の移動シリンダ203と、上記第1移動体20
2の下面に上記両ガイドレール201に直交する方向に
設けられた2本のガイドレール204と、これらのガイ
ドレール204に水平移動自在に設けられた第2移動体
205と、上記第1移動体202及び第2移動体205
のブラケット208間に設けられ、かつ該第2移動体2
05を基準位置に保持する4つのバネ機構206と、上
記第1移動体202に互いに対向して設けられ、かつ上
記第2移動体205を基準位置に戻す2つの油圧駆動の
保持シリンダ207と、上記第2移動体205の下部に
回転自在に設けられた回転体209と、この回転体20
9に互いに対向して設けられた一対のストッパ210
と、これらのストッパ210の間であって上記第2移動
体205に設けられ、かつ上記回転体209を基準位置
に戻す油圧駆動の戻しシリンダ211とから構成されて
いる。そして、上記回転体209の下端部には挟持機構
30が設けられており、この挟持機構30は、上記回転
体209に取り付けられた機構本体300と、この機構
本体300の内部に互いに接近、離間自在に設けられた
一対のフック状の支持アーム301と、上記機構本体3
00に設けられ、かつこれらの支持アーム301を開閉
する一対の油圧駆動の開閉シリンダ302と、上記両支
持アーム301の下端内面側に回転自在にかつ出没自在
に設けられると共に、互いに接近する方向にスプリング
により付勢されている円板状の当板303と、これらの
当板303の斜め下方の位置であって、上記各支持アー
ム301の下端内面側の、上記鋳型2の進行方向前方側
(図13において、当板303の右斜め下方)に回転自
在に設けられたガイドローラ304とから構成されてい
る。また、上記当板303とガイドローラ304との間
に、挟持対象のアノード3の重心位置がくるように設定
されていると共に、ガイドローラ304の方が当板30
3よりも内方に突出して設置されている。
及び昇降シリンダ17の下端に取り付けられた上部プレ
ート200と、この上部プレート200の下面に設けら
れた2本のガイドレール201と、これらのガイドレー
ル201に水平移動自在に設けられた第1移動体202
と、上記上部プレート200及び第1移動体202間に
設けられ、かつ上記第1移動体202を水平移動させる
油圧駆動の移動シリンダ203と、上記第1移動体20
2の下面に上記両ガイドレール201に直交する方向に
設けられた2本のガイドレール204と、これらのガイ
ドレール204に水平移動自在に設けられた第2移動体
205と、上記第1移動体202及び第2移動体205
のブラケット208間に設けられ、かつ該第2移動体2
05を基準位置に保持する4つのバネ機構206と、上
記第1移動体202に互いに対向して設けられ、かつ上
記第2移動体205を基準位置に戻す2つの油圧駆動の
保持シリンダ207と、上記第2移動体205の下部に
回転自在に設けられた回転体209と、この回転体20
9に互いに対向して設けられた一対のストッパ210
と、これらのストッパ210の間であって上記第2移動
体205に設けられ、かつ上記回転体209を基準位置
に戻す油圧駆動の戻しシリンダ211とから構成されて
いる。そして、上記回転体209の下端部には挟持機構
30が設けられており、この挟持機構30は、上記回転
体209に取り付けられた機構本体300と、この機構
本体300の内部に互いに接近、離間自在に設けられた
一対のフック状の支持アーム301と、上記機構本体3
00に設けられ、かつこれらの支持アーム301を開閉
する一対の油圧駆動の開閉シリンダ302と、上記両支
持アーム301の下端内面側に回転自在にかつ出没自在
に設けられると共に、互いに接近する方向にスプリング
により付勢されている円板状の当板303と、これらの
当板303の斜め下方の位置であって、上記各支持アー
ム301の下端内面側の、上記鋳型2の進行方向前方側
(図13において、当板303の右斜め下方)に回転自
在に設けられたガイドローラ304とから構成されてい
る。また、上記当板303とガイドローラ304との間
に、挟持対象のアノード3の重心位置がくるように設定
されていると共に、ガイドローラ304の方が当板30
3よりも内方に突出して設置されている。
【0011】上記のように構成された廃アノード取り出
し機を組み込んだアノード鋳造装置においては、従来同
様、図示しない注湯装置によって回転テーブル1上の鋳
型2に溶湯が注入され、回転テーブル1の回転にしたが
って冷却された後、押し上げロッド4によって銅製のア
ノード3が押し上げられた状態で、不良アノード取り出
し位置に達する(図5参照)。ここで、上記アノード3
が不良品である場合には、あらかじめ昇降テーブル5の
上方に待機中の走行台車13を鋳型2の上方に移動さ
せ、かつその昇降体20を、ガイド機構16によって支
持案内しながら、昇降シリンダ17によって下降させ
る。そして、挟持機構30の両支持アーム301の当板
303が、上記アノード3の両側縁に位置した状態で上
記昇降体20の下降を停止させた後、一対の開閉シリン
ダ302を作動させて両当板303により上記アノード
3の両側縁部を挟持する。この場合、戻しシリンダ21
1の両端から突出している一対のピストンロッドが、そ
れぞれ戻しシリンダ211内に退縮して両ストッパ21
0より離れているから、回転体209は、両ストッパ2
10に戻しシリンダ211のピストンロッドが接触する
範囲内において回転可能にされている。従って、上記両
当板303が下降している際に、上記押し上げロッド4
により押し上げられたアノード3の姿勢がずれている
と、両ガイドローラ304がアノード3の側縁部を接触
しながら通過することによって、上記ずれにしたがって
上記両当板303(支持アーム301、回転体209)
が向きを変え、上記当板303が上記アノード3の両側
縁部に正対する。また、移動シリンダ203はフリー状
態(移動シリンダ203の両端のポート間が連通した状
態)にされているから、第1移動体202はガイドレー
ル201に沿って移動可能にされていると共に、一対の
保持シリンダ207のピストンロッドは退縮しているか
ら、第2移動体205は、バネ機構206の付勢力に抗
した状態でガイドレール204に沿って移動可能にされ
ている。従って、上記回転テーブル1が連続的に回転し
ているが、この回転テーブル1の動きに追随して第1、
第2移動体202、205が水平移動することにより、
上記スプリングによって互いに接近する方向に付勢され
ている両当板303間にアノード3の両側縁部が円滑に
挟持される。
し機を組み込んだアノード鋳造装置においては、従来同
様、図示しない注湯装置によって回転テーブル1上の鋳
型2に溶湯が注入され、回転テーブル1の回転にしたが
って冷却された後、押し上げロッド4によって銅製のア
ノード3が押し上げられた状態で、不良アノード取り出
し位置に達する(図5参照)。ここで、上記アノード3
が不良品である場合には、あらかじめ昇降テーブル5の
上方に待機中の走行台車13を鋳型2の上方に移動さ
せ、かつその昇降体20を、ガイド機構16によって支
持案内しながら、昇降シリンダ17によって下降させ
る。そして、挟持機構30の両支持アーム301の当板
303が、上記アノード3の両側縁に位置した状態で上
記昇降体20の下降を停止させた後、一対の開閉シリン
ダ302を作動させて両当板303により上記アノード
3の両側縁部を挟持する。この場合、戻しシリンダ21
1の両端から突出している一対のピストンロッドが、そ
れぞれ戻しシリンダ211内に退縮して両ストッパ21
0より離れているから、回転体209は、両ストッパ2
10に戻しシリンダ211のピストンロッドが接触する
範囲内において回転可能にされている。従って、上記両
当板303が下降している際に、上記押し上げロッド4
により押し上げられたアノード3の姿勢がずれている
と、両ガイドローラ304がアノード3の側縁部を接触
しながら通過することによって、上記ずれにしたがって
上記両当板303(支持アーム301、回転体209)
が向きを変え、上記当板303が上記アノード3の両側
縁部に正対する。また、移動シリンダ203はフリー状
態(移動シリンダ203の両端のポート間が連通した状
態)にされているから、第1移動体202はガイドレー
ル201に沿って移動可能にされていると共に、一対の
保持シリンダ207のピストンロッドは退縮しているか
ら、第2移動体205は、バネ機構206の付勢力に抗
した状態でガイドレール204に沿って移動可能にされ
ている。従って、上記回転テーブル1が連続的に回転し
ているが、この回転テーブル1の動きに追随して第1、
第2移動体202、205が水平移動することにより、
上記スプリングによって互いに接近する方向に付勢され
ている両当板303間にアノード3の両側縁部が円滑に
挟持される。
【0012】そして、上記のように両当板303間にア
ノード3を挟持した状態で、昇降シリンダ17によっ
て、昇降体20を上昇させアノード3を持ち上げる。こ
の時、アノード3は、図5に示すように、押し上げロッ
ド4によって所定角度傾斜しているが、アノード3の重
心位置が当板303からガイドローラ304側にずれて
いるから、アノード3が持ち上げられるにしたがって、
当板303が回転することにより、アノード3は、該当
板303の中心を支点として、図13において時計回り
に回転し、ガイドローラ304に当接して支持され水平
状態になる。また、上記各シリンダ203、207、2
11を作動させて、第1、第2移動体202、205、
回転体209をともに基準位置に戻し固定する。続い
て、ACサーボモータ14によって、走行台車13が走
行レール12に沿って鋳型2の上方を外方に向かって移
動することにより、上記挟持機構30によって水平状態
を保持したアノード3は、上記昇降テーブル5の上方に
達し、次いで、昇降体20を下降させ、かつ支持アーム
301間を開くことにより、上記アノード3を滑らかに
昇降テーブル5上に載置する。このようにして、不良ア
ノード3を昇降テーブル5上に積み重ねることができ
る。なお、ここで、上記2連の重畳した鋳型2が、とも
に不良である場合にあっても、走行台車13には2組の
昇降体20及び挟持機構30が設けられているから、同
時に両昇降体20及び挟持機構30を操作することによ
り、2つの不良アノード3をともに取り出すことがで
き、連続運転されているアノード鋳造装置を停止させる
必要がない。また、上記実施例においては、上記アノー
ド3の両側縁部を当板303によって挟持した構成で説
明したが、アノード3の両側縁部を当板303の上方に
載せ、当板303とガイドローラ304で抱え込むよう
にして支持してもよい。
ノード3を挟持した状態で、昇降シリンダ17によっ
て、昇降体20を上昇させアノード3を持ち上げる。こ
の時、アノード3は、図5に示すように、押し上げロッ
ド4によって所定角度傾斜しているが、アノード3の重
心位置が当板303からガイドローラ304側にずれて
いるから、アノード3が持ち上げられるにしたがって、
当板303が回転することにより、アノード3は、該当
板303の中心を支点として、図13において時計回り
に回転し、ガイドローラ304に当接して支持され水平
状態になる。また、上記各シリンダ203、207、2
11を作動させて、第1、第2移動体202、205、
回転体209をともに基準位置に戻し固定する。続い
て、ACサーボモータ14によって、走行台車13が走
行レール12に沿って鋳型2の上方を外方に向かって移
動することにより、上記挟持機構30によって水平状態
を保持したアノード3は、上記昇降テーブル5の上方に
達し、次いで、昇降体20を下降させ、かつ支持アーム
301間を開くことにより、上記アノード3を滑らかに
昇降テーブル5上に載置する。このようにして、不良ア
ノード3を昇降テーブル5上に積み重ねることができ
る。なお、ここで、上記2連の重畳した鋳型2が、とも
に不良である場合にあっても、走行台車13には2組の
昇降体20及び挟持機構30が設けられているから、同
時に両昇降体20及び挟持機構30を操作することによ
り、2つの不良アノード3をともに取り出すことがで
き、連続運転されているアノード鋳造装置を停止させる
必要がない。また、上記実施例においては、上記アノー
ド3の両側縁部を当板303によって挟持した構成で説
明したが、アノード3の両側縁部を当板303の上方に
載せ、当板303とガイドローラ304で抱え込むよう
にして支持してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回転テ
ーブル上に載置した鋳型によって鋳造されたアノード
を、押し上げロッドによって押し上げて離型させるアノ
ード鋳造装置において、上記回転テーブルの上方に、こ
の回転テーブルの回転方向に直交する方向に移動自在に
走行台車が設けられ、この走行台車に昇降体が昇降自在
に設けられ、かつこの昇降体に上記アノードを支持する
一組の支持アームが互いに接離自在に設けられてなる廃
アノード取り出し機であって、上記鋳型が上記回転テー
ブルに複数列設けられ、これらの複数列の鋳型に対応し
て上記昇降体と両支持アームとが複数設けられたもので
あるから、重畳した複数の鋳型でそれぞれ鋳造されたア
ノードがともに不良品であった場合であっても、複数列
の鋳型に対応して複数設けられた昇降体と両支持アーム
とによって、上記複数の不良アノードを一挙に鋳型から
取り出すことにより、迅速にかつ確実に不良アノードを
取り出すことができ、確実に回収することができる上
に、鋳造設備の運転に支障を来すことを防止することが
できる。
ーブル上に載置した鋳型によって鋳造されたアノード
を、押し上げロッドによって押し上げて離型させるアノ
ード鋳造装置において、上記回転テーブルの上方に、こ
の回転テーブルの回転方向に直交する方向に移動自在に
走行台車が設けられ、この走行台車に昇降体が昇降自在
に設けられ、かつこの昇降体に上記アノードを支持する
一組の支持アームが互いに接離自在に設けられてなる廃
アノード取り出し機であって、上記鋳型が上記回転テー
ブルに複数列設けられ、これらの複数列の鋳型に対応し
て上記昇降体と両支持アームとが複数設けられたもので
あるから、重畳した複数の鋳型でそれぞれ鋳造されたア
ノードがともに不良品であった場合であっても、複数列
の鋳型に対応して複数設けられた昇降体と両支持アーム
とによって、上記複数の不良アノードを一挙に鋳型から
取り出すことにより、迅速にかつ確実に不良アノードを
取り出すことができ、確実に回収することができる上
に、鋳造設備の運転に支障を来すことを防止することが
できる。
【図1】本発明の一実施例の左側部を示す正面図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例の右側部を示す正面図であ
る。
る。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】図1の側面図である。
【図6】昇降体及び挟持機構の正面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】昇降体部の正面図である。
【図9】図8のIX−IX線矢視図である。
【図10】図8のX−X線矢視図である。
【図11】図8のXI−XI線矢視図である。
【図12】挟持機構部の正面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線矢視図であ
る。
る。
1 回転テーブル 2 鋳型 3 アノード 4 押し上げロッド 13 走行台車 20 昇降体 301 支持アーム
Claims (1)
- 【請求項1】 回転テーブル上に載置した鋳型によって
鋳造されたアノードを、押し上げロッドによって押し上
げて離型させるアノード鋳造装置において、上記回転テ
ーブルの上方に、この回転テーブルの回転方向に直交す
る方向に移動自在に走行台車が設けられ、この走行台車
に昇降体が昇降自在に設けられ、かつこの昇降体に上記
アノードを支持する一組の支持アームが互いに接離自在
に設けられてなる廃アノード取り出し機であって、上記
鋳型が上記回転テーブルに複数列設けられ、これらの複
数列の鋳型に対応して上記昇降体と両支持アームとが複
数設けられたことを特徴とする廃アノード取り出し機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174392A JPH05237641A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 廃アノード取り出し機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174392A JPH05237641A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 廃アノード取り出し機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05237641A true JPH05237641A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=12616911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4174392A Pending JPH05237641A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 廃アノード取り出し機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05237641A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000044170A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-02-15 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | パネル搬送装置 |
JP6223631B1 (ja) * | 2016-10-27 | 2017-11-01 | 三菱電機株式会社 | ワーク搬送装置 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4174392A patent/JPH05237641A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000044170A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-02-15 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | パネル搬送装置 |
JP6223631B1 (ja) * | 2016-10-27 | 2017-11-01 | 三菱電機株式会社 | ワーク搬送装置 |
US10583568B2 (en) | 2016-10-27 | 2020-03-10 | Mitsubishi Electric Corporation | Workpiece conveying device |
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