JPH05237185A - 透析装置の洗浄装置 - Google Patents

透析装置の洗浄装置

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JPH05237185A
JPH05237185A JP4075374A JP7537492A JPH05237185A JP H05237185 A JPH05237185 A JP H05237185A JP 4075374 A JP4075374 A JP 4075374A JP 7537492 A JP7537492 A JP 7537492A JP H05237185 A JPH05237185 A JP H05237185A
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Toshiharu Sawada
利春 沢田
Mitsutaka Ueda
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1透析液容器2および両原液供給通路5
2、54内を洗浄するときには、想像線で示すように各
原液供給通路52、54の他端を各分岐通路62,63
に接続する。その状態において、洗浄液供給源47の洗
浄液による洗浄を行った後、さらに水供給源44の水に
よって各通路52、54内および第1透析液容器2を仕
上洗浄する。そして、次に、各開閉弁18,26,3
7、50,53,58を閉鎖する一方、各開閉弁51,
55、57を開放した状態において、シリンダ装置31
を駆動させて水供給通路48内の水を逆流させる。 【効果】 これによって、洗浄液通路56内の洗浄液
は、洗浄液供給源47に戻されるので、第1分岐通路6
2の接続位置から洗浄液開閉弁57に至るまでの洗浄液
通路56内に洗浄液が残留することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、透析装置の洗浄装置の
改良に関する。
【従来の技術】従来、透析装置の洗浄装置として、例え
ば特開昭61−131753号公報が知られている。こ
の公報に開示された洗浄装置では、洗浄液供給源から各
流体通路と透析装置内に濃度の高い洗浄液を流通させて
それらの内部を洗浄し、さらに、洗浄液通路に設けた洗
浄液開閉を閉鎖した状態において、透析装置と各流体通
路内に水を流通させて仕上洗浄するようにしている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の洗浄装置では、水によって各部を仕上洗浄する際に
は洗浄液開閉弁を閉鎖しているので、該洗浄液開閉弁よ
りも下流側に位置する洗浄液通路内に洗浄液が残留して
いたものである。そして、このように洗浄液通路内に洗
浄液が残留すると、残留した洗浄液によって洗浄液通路
および洗浄液開閉弁が腐食したり劣化するという欠点が
あった。
【課題を解決するための手段】本発明はそのような事情
に鑑み、透析装置と水供給源とを接続し、水供給源から
透析装置へ水を供給する水供給通路と、この水供給通路
に設けた開閉弁と、一端を上記開閉弁よりも下流側の水
供給通路に接続し、他端を洗浄液供給源に接続した洗浄
液通路と、この洗浄液通路に設けた洗浄液開閉弁とを備
え、上記洗浄液供給源から洗浄液通路と水供給通路とを
介して透析装置内に洗浄液を供給して該透析装置を洗浄
し、さらに水供給源から水供給通路を介して透析装置内
に水を供給して、該透析装置内を仕上洗浄するように構
成した透析装置の洗浄装置において、上記仕上洗浄時に
残留した水供給通路内の水を上記洗浄液供給源に向けて
圧送して、上記洗浄液通路内に残留した洗浄液を洗浄液
供給源に逆流させる給送手段を設けるとともに、上記給
送手段を制御して洗浄液通路内を逆流する洗浄液の量を
調整する制御手段を設けたものである。
【作用】上述した構成によれば、上記給送手段によって
洗浄液通路内の洗浄液を洗浄液源に逆流させることがで
き、それによって、洗浄液開閉弁から水供給通路との接
続部に至るまで洗浄液通路内に水を介在させることがで
きる。したがって、洗浄液開閉弁から水供給通路との接
続部に至るまで洗浄液通路内に洗浄液が残留することを
防止して、洗浄液通路の腐食や劣化を防止することがで
きる。
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、透析装置は、透析を行なう透析器1
と、この透析器1に透析液を供給する第1透析液容器2
および第2透析液容器3とを備えており、これら両透析
液容器2,3は、後述する水供給源および各原液供給源
から供給される水と各原液とを混合して透析液を製造す
るようになっている。上記透析器1は半透膜4によって
区画した被処理液室5と透析液室6とを備えており、被
処理液である血液を供給路7を介して上記被処理液室5
内に導入するとともに、排出路8を介して外部に排出す
るようにしている。第1透析液容器2と第2透析液容器
3とは上記透析器1に対して並設してあり、各透析液容
器2,3によって上記透析器1に交互に新鮮透析液を供
給排出し透析を行なうようにしている。第1透析液容器
2と第2透析液容器3の構成は同一なので、第1透析液
容器2についてのみその構成を説明し、第2透析液容器
3の構成の説明は省略する。すなわち、第1透析液容器
2内は、2枚の可動隔壁としてのダイアフラム11、1
2によって、第1供給室13、第1可変容積室14、お
よび第1回収室15の3室に区画している。そして、第
1透析液容器2の第1供給室13内で製造した新鮮透析
液を第1密閉回路16を介して上記透析器1の透析液室
6内に供給するとともに、その透析液室6内からの処理
済透析液を第1透析液容器2の第1回収室15内に回収
できるようにしている。なお、上記ダイアフラム11、
12は完全に別体である必要はなく、その一部が一体に
連結されていてもよい。上記第1密閉回路16は、上記
第1供給室13を、第1供給路17、第1供給弁18、
フィルタ19、共通供給路20および定流量弁21を介
して上記透析液室6に連通させ、さらに共通回収路2
2、ポンプ23、脱気装置24、第1回収路25および
第1回収弁26を介して上記第1回収室15内に連通さ
せている。上記第1透析液容器2内に形成した中央の第
1可変容積室14内には、例えばシリコンオイル等の液
体30を密封してあり、一方のダイアフラム11が移動
した際には、上記液体30を介して他方のダイアフラム
12を上記ダイアフラム11に追従して変位できるよう
にしている。上記第1可変容積室14は、給送手段とし
てのシリンダ装置31のシリンダ室32内に連通させて
あり、図示しない制御装置により制御されるサーボモー
タ33によってシリンダ装置31のピストン34を進退
動させるようにしている。これによって、上記第1可変
容積室14内の容積を調整できるようになっている。そ
して、このシリンダ装置31は、上記ダイアフラム1
1、12が右行する際に第1可変容積室14の容積を大
きく制御し、かつダイアフラム11、12が左行する際
に第1可変容積室14の容積を小さく制御するようにな
っている。その結果、第1回収室15における容積変動
量は、第1供給室13における容積変動量よりも、シリ
ンダ装置31による第1可変容積室14の容積変動分だ
け大きくなる。したがって、第1供給室13から透析器
1に供給した新鮮透析液よりも、上記容積変動分だけ多
くの処理済透析液を第1回収室15内に回収できるよう
になり、その容積変動分が透析器1による限外濾過量に
一致することになる。次に、第1回収室15から処理済
透析液を廃棄する廃棄回路35は、第1回収室15に接
続した第1廃棄路36、これに設けた第1廃棄弁37、
さらに共通廃棄路38とこの共通廃棄路38に設けた漏
血センサ39を介して図示しない回収槽に廃棄できるよ
うにしている。またこの廃棄回路35によって上記第2
透析液容器3側の第2回収室の処理済透析液を廃棄する
ことは勿論である。また、上記第1供給路17に設けた
フィルタ19は、透析液の流通は許容するが上記液体3
0の流通は阻止するようにしてあり、上記ダイアフラム
11が破損して液体30が第1供給室13内に漏洩して
も、それが透析器1に供給されることがないようにして
いる。さらに、上記フィルタ19の上流側に上記液体3
0を検出する検出手段として、例えば上記液体30とし
て着色したシリコンオイルを用いた場合には光電管40
を設け、そのシリコンオイルで透析液が着色したことを
検出することによって、上記ダイアフラム11が破損し
たことを検出できるようにしている。他方、ダイアフラ
ム12が破損した場合には、前述した漏血センサ39に
よるシリコンオイルの検出によって検出できるようにし
ている。上述した構成は、例えば特公平3−54590
号公報等によって基本的に周知である。次に、上記第1
透析液容器2および第2透析液容器3に水等を供給する
供給回路43の構成について説明する。なお、上述のよ
うに、本実施例では第1透析液容器2と第2透析液容器
3とを透析器1に並設し、かつ、供給回路43も上記廃
棄回路35と同様に両透析液容器2、3で兼用している
ので、説明の都合上、第1透析液容器2と供給回路43
との関係についてのみ説明する。すなわち、供給回路4
3は、上記第1透析液容器2の第1供給室13に水を供
給するための水供給源44と、カルシウムイオンおよび
マグネシウムイオン等含有濃厚液(以下A原液と記す)
を供給するためのA原液供給源45と、重炭酸塩含有濃
厚液(以下B原液と記す)を供給するためのB原液供給
源46と、さらに、濃厚な洗浄液を供給する洗浄液供給
源47とを備えている。そして、上記水供給源44から
の水は、水供給通路48とこの水供給通路48に設けた
主開閉弁49と予備開閉弁50および、水供給通路48
の最も下流側に設けた第1導入弁51を介して上記第1
透析液容器2の第1供給室13に供給されるようになっ
ている。また上記A原液供給源45からのA原液は、A
原液供給通路52、A原液開閉弁53および上記予備開
閉弁50よりも下流側の水供給通路48を介して第1透
析液容器2の第1供給室13に供給されるようになって
いる。同様に、B原液供給源46からのB原液はB原液
供給通路54、B原液開閉弁55および上記予備開閉弁
50よりも下流側の水供給通路48を介して第1透析液
容器2の第1供給室13に供給されるようになってい
る。さらに洗浄液供給源47からの洗浄液は、洗浄液通
路56、洗浄液開閉弁57、分岐開閉弁58、上記主開
閉弁49よりも下流側の水供給通路48を介して第1透
析液容器2の第1供給室13に供給されるようになって
いる。上記A原液供給通路52とA原液供給源45とは
コネクタ60a、60bを介して着脱自在に接続してあ
り、同様にB原液供給通路54とB原液供給源46とは
コネクタ61a、61bを介して着脱自在に接続してい
る。そして上記洗浄液開閉弁57と分岐開閉弁58との
間の洗浄液通路56に第1分岐通路62と第2分岐通路
63の一端をそれぞれ接続するとともに、各分岐通路6
2、63の他端にコネクタ60b、61bを設けてあ
り、これら各分岐通路62、63のコネクタ60b、6
1bを、上記各原液供給源45,46に替えて上記各原
液供給通路53,55のコネクタ60a、61aに着脱
自在に接続出来るようにしている。なお、上述した各通
路に設けた弁および給送手段としてのシリンダ装置31
のサーボモータ33の駆動は、図示しないマイクロコン
ピュータを含む制御装置によって制御されるようになっ
ている。以上の構成において、第1透析液容器2で透析
液を製造する際には、第1供給弁18を閉鎖し第1導入
弁51を開放した状態から、コネクタ60a、60bを
介してA原液供給通路52にA原液供給源45を接続
し、またコネクタ61a、61bを介してB原液供給通
路54にB原液供給源46を接続する。この状態で水供
給源44から第1透析液容器2の第1供給室13に水を
供給する際には、主開閉弁49および予備開閉弁50を
開放すればよく、これによって、水供給源44からの水
は水供給通路48を介して第1透析液容器2の第1供給
室13に供給される。また、A原液を第1透析液容器2
の第1供給室13に供給する際には、A原液開閉弁53
を開放すれば、A原液供給源45からのA原液はA原液
供給通路52、A原液開閉弁53、水供給通路48を介
して第1透析液容器2の第1供給室13に供給される。
さらにB原液を第1透析液容器2の第1供給室13に供
給する際には、B原液開閉弁55を開放すれば、B原液
供給源46からのB原液はB原液供給通路54、B原液
開閉弁55、水供給通路48を介して第1透析液容器2
の第1供給室13に供給される。これにより、上記第1
透析液容器2の第1供給室13内で透析液を製造するこ
とができ、また、同様にして第2透析液容器3によって
透析液を製造することができる。次に、上記供給回路4
3を構成する各通路と両透析液容器2、3を洗浄する際
には、すべての弁を閉じた状態において透析器1を取外
し、共通供給路20と共通回収路22を直結する。さら
に、上記コネクタ60a、60bを切り離してA原液供
給通路52からA原液供給源45を分離するとともに、
想像線で示すようにA原液供給通路52のコネクタ60
aに第1分岐通路62のコネクタ60bを接続する。同
様に、コネクタ61a、61bを切り離してB原液供給
通路54からB原液供給源46を分離するとともに、B
原液供給通路54側のコネクタ61aに第2分岐通路6
3のコネクタ61bを接続する。次に、この状態となっ
たら、第1回収弁26、第1廃棄弁37を開放し、両原
液開閉弁53,55と主開閉弁49を閉鎖する一方、上
記洗浄液開閉弁57、分岐開閉弁58および予備開閉弁
50を開放すれば、洗浄液供給源47の洗浄液を洗浄液
通路56と水供給通路48を介して第1透析液容器2の
第1供給室13に供給することができる。そして、この
後、第1透析液容器2の第1供給室13内に供給された
洗浄液は、第1密閉回路16を介して第1回収室15に
供給され、最後に廃棄回路35を介して図示しない回収
槽に排出される。これによって、第1透析液容器2と第
1密閉回路16を洗浄することができる。また、第2透
析液容器3についても上記と同様の動作を繰り返す。次
に、上記分岐開閉弁58を閉じるとともにA原液開閉弁
53を開くと、洗浄液供給源47の洗浄液は洗浄液通路
56、第1分岐通路62およびコネクタ60b、60a
を介してA原液供給通路52に流入し、さらに水供給通
路48を介して第1透析液容器2の第1供給室13に流
動されるので、A原液供給通路52の全域を洗浄するこ
とができる。これと同時に、又はこの後にB原液開閉弁
55を開けば、洗浄液供給源47の洗浄液は洗浄液通路
56、第2分岐通路63およびコネクタ61b、61a
を介してB原液供給通路54に流入し、さらに水供給通
路48を介して第1透析液容器2に流動されるので、B
原液供給通路54の全域を洗浄することができる。な
お、本実施例においては、上記洗浄液供給源47から濃
厚な洗浄液を供給して、各流体通路と第1透析液容器2
内を洗浄するようにしているが、第1透析液容器2の第
1供給室13に洗浄液を供給した後に、主開閉弁49、
予備開閉弁50を開放して水供給源44から第1透析液
容器2の第1供給室13に水を供給して、該第1供給室
13内で洗浄液を所要の濃度に希釈するようにしても良
い。次に、このようにして各流体通路と第1透析液容器
2等を洗浄液で洗浄したら、両原液開閉弁53,55お
よび洗浄液開閉弁57を閉鎖する一方、主開閉弁49お
よび予備開閉弁50を開放して水供給源44の水を水供
給通路48を介して第1透析液容器2に供給し、それに
よって水供給通路48、第1透析液容器2および第1密
閉回路16内を水によって仕上洗浄する。そして次に、
予備開閉弁50を閉じる一方、A原液開閉弁53を開放
することによって、水供給源44からの水を、水供給通
路48、洗浄液通路56、分岐開閉弁58、第1分岐通
路62、コネクタ60b、60a、A原液供給通路5
2、A原液開閉弁53および水供給通路48を介して第
1透析液容器2の第1供給室13内に流動させ、それに
よってそれらを水によって仕上洗浄する。さらに次に、
A原液開閉弁53を閉じる一方、B原液開閉弁55を開
放すれば、水供給源44からの水は、水供給通路48、
洗浄液通路56、分岐開閉弁58、第2分岐通路63、
コネクタ61b、61a、B原液供給通路54、B原液
開閉弁55および水供給通路48を介して第1透析液容
器2の第1供給室13内に流動させ、それによってそれ
らを水によって仕上洗浄する。そして、本実施例では、
このあとに、第1密閉回路16の第1供給弁18、第1
回収弁26および第1廃棄弁37を閉鎖するとともに、
洗浄液通路56の分岐開閉弁58を閉鎖し、また洗浄液
開閉弁57を開放する。この状態において、給送手段と
してのシリンダ装置31のサーボモータ33を駆動させ
てピストン34を所定量だけ前進させる。これによっ
て、第1可変容積室14の容積が所定量だけ増大される
ことに伴って、上述した仕上洗浄後に水供給通路48内
に残留していた水は、該水供給通路48内に逆流され
る。そのため、洗浄液開閉弁57から第1分岐通路62
の接続部分に至るまでの洗浄液通路56内に残留してい
た洗浄液は、洗浄液開閉弁57を経て洗浄液供給源47
内に押し戻される。これにより、少なくとも、洗浄液開
閉弁57から第1分岐通路62の接続部分に至るまでの
洗浄液通路56内には水が流入することになり、その部
分に洗浄液が残留することを防止することができる。そ
して、上述したように、シリンダ装置31のサーボモー
タ33は、図示しない制御装置によって駆動を制御する
ことで、洗浄液通路56内を逆流させる洗浄液の量を調
整できるようにしてあり、本実施例では、洗浄液通路5
6内を逆流させる洗浄液の量は、洗浄液開閉弁57から
第1分岐通路62との接続部までの洗浄液通路56内の
容積よりも僅かに多くなるように設定している。そのた
め、第1分岐通路62から洗浄液開閉弁57に至る部分
まで洗浄液通路56内を逆流される水が、洗浄液供給源
47としての洗浄液タンク内に流入することはない。上
述のようにして供給回路43および両透析液容器2,3
等の水による仕上洗浄が終了したら、両原液開閉弁5
3,55および洗浄液開閉弁57を閉じるとともに、各
供給通路52,54にそれぞれコネクタ60a、60b
および61a、61bを介して各原液供給源45,46
を接続すれば、前述のようにして両透析液容器2、3で
透析液を製造することができる。以上のように、本実施
例によれば、各流体通路と両透析液容器2,3等を水に
よって仕上洗浄をした後に、洗浄液通路56内の洗浄液
を洗浄液供給源47に逆流させるようにしているので、
第1分岐通路62の接続位置から洗浄液開閉弁57に至
るまでの洗浄液通路56内に洗浄液が残留することを防
止することができる。したがって、それらの部分が洗浄
液によって腐食したり劣化したりすることを防止するこ
とができる。なお、水供給源44の水圧を利用して予備
開閉弁50を閉じた状態で、主開閉弁49、分岐開閉弁
58、洗浄液開閉弁57のいずれかをタイマーによりコ
ントロールして、洗浄液通路56内に残留する洗浄液を
逆流させても良い。また、図示実施例では、洗浄液通路
56、B原液供給通路54、A原液供給通路52は、主
開閉弁49よりも下流側の水供給通路48にその順に接
続してあるが、主開閉弁49よりも下流側であればそれ
らの順番は自由に選択することができる。特に洗浄液通
路56をA原液供給通路52やB原液供給通路54より
も水供給通路48の下流側に設けた場合には、水洗浄す
る際の水の流れは上記実施例とは逆となる。また、図示
実施例では、洗浄液通路56と第1透析液容器2との間
の水供給通路48に予備開閉弁50設け、水洗浄を行な
う際にこれを閉じて水を確実に分岐通路62、63側に
流通させるようにしているが、予備開閉弁50を設けた
水供給通路48側の流路抵抗に対して分岐通路62、6
3側の各流路抵抗が著しく大きくない限り、上記予備開
閉弁50を省略することが可能である。さらに、上記実
施例では、洗浄液通路56内の洗浄液を逆流させるため
の給送手段として、上記第1透析容器2のシリンダ装置
31を用いているが、次のような構成であっても良い。
すなわち、図1に想像線で示すように、上記水供給通路
48の所要位置に上記シリンダ装置31と同じ構成のシ
リンダ装置31’を設けて、水供給通路48内の水を逆
流させることによって、洗浄液通路56内の洗浄液を逆
流させても良い。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、洗浄液
開閉弁から水供給通路との接続部に至るまで洗浄液通路
内に洗浄液が残留することを防止できるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【符号の説明】
2…第1透析液容器 31…シリンダ装置(給送手
段) 44…水供給源 45,46…原液供給源
47…洗浄液供給源 48…水供給通路 49…主開閉弁 52,5
4…原液供給通路 53,55…原液開閉弁 56…洗浄液通路 57…洗
浄液開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透析装置と水供給源とを接続し、水供給
    源から透析装置へ水を供給する水供給通路と、この水供
    給通路に設けた開閉弁と、一端を上記開閉弁よりも下流
    側の水供給通路に接続し、他端を洗浄液供給源に接続し
    た洗浄液通路と、この洗浄液通路に設けた洗浄液開閉弁
    とを備え、上記洗浄液供給源から洗浄液通路と水供給通
    路とを介して透析装置内に洗浄液を供給して該透析装置
    を洗浄し、さらに水供給源から水供給通路を介して透析
    装置内に水を供給して、該透析装置内を仕上洗浄するよ
    うに構成した透析装置の洗浄装置において、 上記仕上洗浄時に残留した水供給通路内の水を上記洗浄
    液供給源に向けて圧送して、上記洗浄液通路内に残留し
    た洗浄液を洗浄液供給源に逆流させる給送手段を設ける
    とともに、上記給送手段を制御して洗浄液通路内を逆流
    する洗浄液の量を調整する制御手段を設けたことを特徴
    とする透析装置の洗浄装置。
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