JPH0362108B2 - - Google Patents

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JPH0362108B2
JPH0362108B2 JP63108787A JP10878788A JPH0362108B2 JP H0362108 B2 JPH0362108 B2 JP H0362108B2 JP 63108787 A JP63108787 A JP 63108787A JP 10878788 A JP10878788 A JP 10878788A JP H0362108 B2 JPH0362108 B2 JP H0362108B2
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JP
Japan
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chamber
supply chamber
supply
dialysate
valve
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JP63108787A
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Kazuo Era
Mitsutaka Ueda
Yoshinobu Fujikawa
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Priority to US07/237,496 priority patent/US4935125A/en
Priority to EP88307960A priority patent/EP0306241B1/en
Priority to CA000575976A priority patent/CA1322964C/en
Priority to KR1019880011303A priority patent/KR910001755B1/ko
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、血液中から老廃物や水分を除去する
透析装置に関する。
「従来の技術」 従来、透析装置として、透析液容器内を可動隔
壁により供給室と回収室とに区画し、一方の供給
室の透析器の入口に、他方の回収室を上記透析器
の出口にそれぞれ接続して上記供給室、透析器お
よび回収室で密閉回路を形成し、上記供給室に導
入した新鮮透析液を上記可動隔壁の移動に伴なう
容積減少に応じて透析器に供給し、かつこれと同
時に、該透析器から排出された処理済透析液を上
記可動隔壁の移動に伴なう回収室の容積増大に応
じて該回収室内に回収させるようにしたものが知
られている(特公昭56−82号公報)。
この種の透析装置においては、供給室から透析
器に供給した新鮮透析液の量と透析器から回収室
に回収された処理済透析液の量とを正確に一致さ
せることができるので、上記密閉回路の一部から
取出した処理済透析液の量が限外濾過量に一致す
るようになり、したがつて上記密閉回路から取出
す処理済透析液の量から限外濾過量を正確に管理
することができる。
ところで、上記新鮮透析液としては通常、希釈
水と、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオ
ン等含有濃厚液と、重炭酸塩含有濃厚液とを所要
の割合で混合したものが用いられている。またそ
の他の新鮮透析液としては、希釈水と、酢酸塩等
含有濃厚液とを所要の割合で混合したものも知ら
れている。
そしてこれら新鮮透析液は、上記供給室に供給
される以前に、上記濃縮液と希釈水とを混合装置
により所定の割合で混合製造され、該混合装置か
ら上記供給室に供給されるようになつている。
「発明が解決しようとする課題」 しかるに、透析を行なうためには上記供給室か
ら透析器に供給した新鮮透析液よりも多くの処理
済透析液を透析器から排出させなければならない
が、上記構成の透析装置においては、供給室から
透析器に供給した新鮮透析液の量と透析器から回
収室に回収された処理済透析液の量とが一致して
いるので、密閉回路の途中に限外濾過量に相当す
る処理済透析液を取出す手段を必要とする。ま
た、単位時間当りの限外濾過量を長期間安定して
維持させるためには、該手段に高度の信頼性と耐
久性が要求されるが、従来方式においては限外濾
過量として透析液を計量して取出しているため、
計量手段が透析液によつて汚染され、計量値に誤
差を生じるという欠点がある。
また、新鮮透析液を混合製造する混合装置は、
上記濃厚液と希釈水とが所定の割合で供給される
混合槽を備えており、この混合槽で比較的多量の
新鮮透析液を一度に製造するようにしているた
め、該混合装置が大型化して多くのスペースを必
要とする欠点があつた。
「課題を解決するための手段」 本発明はそのような事情に鑑み、上述したよう
な透析装置、すなわち可動隔壁を有する供給室が
透析器の入口に接続される一方、可動隔壁を有す
る回収室が上記透析器の出口に接続されて上記供
給室、透析器および回収室で密閉回路が形成さ
れ、上記供給室に導入された新鮮透析液が該供給
室の容積減少に応じて透析器に供給されると同時
に、該透析器から排出された処理済透析液が上記
回収室の容積増大に応じて該回収室内に回収され
るように構成された透析装置であつて、 上記供給室と回収室とが別個の可動隔壁で区画
されるとともに、供給室の可動隔壁と回収室の可
動隔壁とが、供給室の容積の減少または増大に応
じて回収室の容積を増大または減少させる連動手
段を介して相互に連動され、かつ上記連動手段に
上記回収室における容積変動量と上記供給室にお
ける容積変動量との差を任意に制御する手段が設
けられ、 また、上記供給室に新鮮透析液を供給する供給
回路が、少なくとも上記供給室に第1開閉弁を介
して接続された濃厚液の供給源と、上記供給室に
第2開閉弁を介して接続された希釈水の供給源と
を備え、上記供給室に新鮮透析液が導入される際
には、上記供給室の可動隔壁が移動されて該供給
室の容積が増大されるとともに上記第1開閉弁と
第2開閉弁が交互に開放されて上記濃厚液と希釈
水とが順次所定量ずつ供給室内に導入され、それ
によつて該供給室内で新鮮透析液が混合製造され
るようにした透析装置を提供するものである。
「作用」 上記構成によれば、上記回収室における容積変
動量と供給室における容積変動量との差を限外濾
過量に一致させることができるので、従来のよう
に密閉回路の途中に処理済透析液を取出す手段を
必要とせず、そのような手段を設ける場合に比較
して信頼性と耐久性とを確保することが容易とな
る。そして限外濾過量は上記容積変動量の差の大
きさによつて制御することができるので、直接密
閉回路から処理済透析液を取出す場合に比較し
て、限外濾過量を確実に制御することができる。
また、上記第1開閉弁と第2開閉弁との交互の
開放により上記濃厚液と希釈水とを供給室に順次
所定量ずつ導入し、それによつて該供給室内で新
鮮透析液を混合製造することができるので、従来
のように別途混合槽を設ける必要がなく、したが
つて装置全体の小型化を図ることができる。
「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、
第1図において、透析を行なう透析器1は半透膜
2によつて区画された被処理液室3と透析液室4
とを備えており、被処理液である血液を供給路5
を介して上記被処理液室3内に導入するととも
に、排出路6を介して外部に排出できるようにし
ている。
本実施例では、2つの第1透析液容器10と第
2透析液容器10′を並設してあり、それぞれの
透析液容器10,10′によつて上記透析器1に
交互に新鮮透析液を供給排出し、それによつて透
析が行なえるようにしている。上記第1透析液容
器10と第2透析液容器10′とは実質的に同一
に構成してあるので、第1透析液容器10につい
てのみその構成を説明し、第2透析液容器10′
については、第1透析液容器10と同一部分に第
1透析液容器10について用いた符号に「′」を
付して示すことにより、その構成の説明を省略す
る。
上記第1透析液容器10内は、2枚の可動隔壁
としてのダアヤフラム11,12によつて内部を
3室に、すなわち第1供給室13、第1可変容積
室14、および第1回収室15に区画してあり、
第1透析液容器10内の一側に形成した第1供給
室13内で製造した新鮮透析液を第1密閉回路1
6を介して上記透析器1の透析液室4内に供給す
るとともに、その透析液室4内からの処理済透析
液を第1透析液容器10の他側に形成した第1回
収室15内に回収できるようにしている。なお、
上記ダイアフラム11,12は完全に別体である
必要はなく、その一部が一体に連結されていても
よい。
上記第1密閉回路16は、上記第1供給室13
を、第1供給路17、第1供給弁18、フイルタ
19、共通供給路20および定流量弁21を介し
て上記透析液室4に連通させ、さらに共通回収路
22、ポンプ23、脱気装置24、第1回収路2
5および第1回収弁26を介して上記第1回収室
15内に連通させている。
上記第1透析液容器10内に形成した中央の第
1可変容積室14内には、例えばシリコンオイル
等の液体30を密封してあり、一方のダイアフラ
ム11が移動した際には、上記液体30を介して
他方のダイアフラム12を上記ダイアフラム11
に追従して変位できるようにしている。したがつ
て本実施例の場合、液体30が両ダイアフラム1
1,12を連動させる連動手段を構成している。
上記第1可変容積室14は、シリンダ装置31
のシリンダ室32内に連通させてあり、サーボモ
ータ33によつてシリンダ装置31のピストン3
4を進退動させることにより、上記第1可変容積
室14内の容積を調整できるようにしている。そ
してこのシリンダ装置31は、上記ダイアフラム
11,12が右行する際に第1可変容積室14の
容積を大きく制御し、かつダイアフラム11,1
2が左行する際に第1可変容積室14の容積を小
さく制御するようになつている。
その結果、第1回収室15における容積変動量
は第1供給室13における容積変動量よりも、シ
リンダ装置31による第1可変容積室14の容積
変動分だけ大きくなる。したがつて第1供給室1
3から透析器1に供給した新鮮透析液よりも、上
記容積変動分だけ多くの処理済透析液を第1回収
室15内に回収できるようになり、その容積変動
分が透析器1による限外濾過量に一致することと
なる。
ところで、上記第1供給路17に設けたフイル
タ19は、透析液の流通は許容するが上記液体3
0の流通は阻止するようにしてあり、上記ダイア
フラム11が破損して液体30が第1供給室13
内に漏洩しても、それが透析器1に供給されるこ
とがないようにしている。
また、上記フイルタ19の上流側に上記液体3
0を検出する検出手段35、例えば上記液体30
として着色したシリコンオイルを用いた場合には
光電管35を設け、そのシリコンオイルで透析液
が着色したことを検出することによつて、上記ダ
イアフラム11が破損したことを検出できるよう
にしている。他方、ダイアフラム12が破損した
ことは、後述の漏血センサ36によるシリコンオ
イルの検出によつて検出することができる。
なお、上記フイルタ19に相当するフイルタ1
9′を第2透析液容器10′側の第2密閉回路1
6′にも設け、該フイルタ19′によつて第2透析
液容器10′のダイアフラム11′が破損したこと
を検出できるようにしているが、構成の簡素化を
図るために、上記共通供給路20に1つのフイル
タのみを設けるようにしてもよい。
また上記検出手段35としては、使用する液体
30を考慮して適宜のものを用いることができ、
液体30として上記シリコンオイルを用いた他の
検出手段の例としては、上記フイルタ19の上流
側の第2供給路17の一部又は全部に透明チユー
ブを設け、外部からシリコンオイルによる着色状
態を目視できるようにしてもよい。
次に、上記第1透析液容器10の第1供給室1
3と第2透析液容器10′の第1供給室13′とに
交互に新鮮透析液を供給するための供給回路40
は、希釈水を供給源41と、カルシウムイオンお
よびマグネシウムイオン等含有濃厚液(以下A液
と記す)の供給源42と、重炭酸塩含有濃厚液
(以下B液と記す)の供給源43とを備えている。
上記希釈水の供給源41は、共通導入路44、
手動開閉弁45、ヒータ46、ポンプ47、脱気
装置48、電磁式の希釈液開閉弁49、第1導入
路50および第1導入弁51を介して第1供給室
13に連通し、また上記第1導入路50に分岐さ
せて接続した第2導入路50′および第2導入路
51′を介して第2供給室13′に連通している。
そして、上記ポンプ47の出口側とヒータ46
の入口側との間をバイパス路52を介して連通さ
せ、ポンプ47を運転したまま電磁開閉弁49を
閉じた際等のように、ポンプ47の吐出側の圧力
が上記バイパス路52に設けたリリーフ弁53の
設定圧力を越えた際に、希釈水を上記バイパス路
52およびリリーフ弁53を介して循環させるこ
とができるようにしている。
また、上記A液の供給源42とB液の供給源4
3とは、それぞれ電磁式のA液開閉弁54とB液
開閉弁55とを介して、上記希釈液開閉弁49と
両導入路50,50′の分岐点との間の共通導入
路44に接続している。
さらに、第1回収室15からの処理済透析液を
廃棄する廃棄回路56は、第1回収室15に接続
した第1廃棄路57、それに設けた第1廃棄弁5
8、さらに共通廃棄路59および上述した漏血セ
ンサ36を介して図示しない回収槽へ廃棄できる
ようにしている。またこの廃棄回路56が第2回
収室15′に接続した第2廃棄路57′と第2廃棄
弁58′とを備えていることは勿論である。
なお、上述した各電磁弁の開閉やサーボモータ
33,33′の回転は図示しないマイクロコンピ
ユータを含む制御装置によつて制御されるように
なつている。
以上の構成において、第2図に示すある時間
Taにおいては、第1密閉回路16では第1供給
弁18および第1回収弁26が閉鎖され、第1導
入孔51および第1廃棄弁58が開放されてい
る。これに対し第2密閉回路16′では、上記第
1密閉回路16とは逆に、第2供給弁18′およ
び第2回収弁26′が開放され、第2導入弁5
1′および第2廃棄弁58′が閉鎖されている。し
たがつてこの状態では、第2密閉回路16′が透
析器1の透析液室4に接続され、第1密閉回路1
6はその透析液室4との連通が遮断されている。
またこの状態では、上記第1供給室13内へ既
に所定量のA液とB液とが導入されてA液開閉弁
54およびB液開閉弁55が閉じられ、さらに希
釈開閉弁49が開放されて上記第1供給室13内
へ希釈液が導入され、それによつて第1供給室1
3内で新鮮透析液が混合製造されつつある。そし
て、第1供給室3内への希釈液の導入に伴なつて
ダイアフラム11,12が一体的に移動され、そ
れにより第1回収室15内の容積が減少してその
内部の処理済透析液が廃棄路59を介して外部に
排出されている。
他方、第2供給室13′内の新鮮透析液は、定
流量弁21により一定流量に制御されて透析器1
の透析液室4内に供給され、その透析液室4内か
らの処理済透析液は第2回収室15′内に回収さ
れている。この際、シリンダ装置31′は第2可
変容積室14′の容積を一定の割合いで徐々に減
少させており、したがつて第2供給室13′から
透析液室4内に供給される新鮮透析液量よりも多
くの処理済透析液が第2回収室15′内に徐々に
回収され、その差分が透析器1における限外濾過
量となつている。
上記第1密閉回路16および第2密閉回路1
6′における各供給室13,13′内から透析液室
4に新鮮透析液を供給する供給時間T1、つまり
各供給弁18,18′および回収弁26,26′を
開放させておく時間T1は、各供給室13,1
3′内の容量と定流量弁21によつて一定に制御
される流量とに基いて、供給室内の新鮮透析液が
完全に消費される以前の適当な時間に予め設定し
てある。
他方、導入路44を介して各供給室13,1
3′に新鮮透析液を導入する導入時間T2、すなわ
ち導入弁51,36′と廃棄弁58,37′とを開
放させておく時間T2は、上記供給時間T1よりも
短くなるように設定している。そして両時間T1
とT2との差に基いて、上記第1供給弁18と第
2供給弁18′とを所定時間Tだけオーバーラツ
プさせて開放することができるようにしている。
次に、第2図に示す時間Tbにおいて上記第1
密閉回路16における所定の導入時間T2が経過
した際には、それ以前に既に第1供給室13内に
おいて新鮮透析液が混合製造されて充満されてお
り、かつダイアフラム11,12は右行端に位置
している。そしてこの状態では、上記ポンプ47
からの希釈水は、第1供給室13が満杯の状態な
ので、バイパス路52およびリリーフ弁53を介
してポンプ47を循環しており、さらに第1可変
容積室14の容積は最大となつている。
そして上記時間Tbでは、上記希釈水開閉弁4
9が閉鎖されるとともに、第1密閉回路16にお
ける各弁が一斉に切換わつて第1供給弁18およ
び第1回収弁26が開放され、第1導入弁51お
よび第1廃棄弁58が閉鎖される。その結果、第
2密閉回路16′とともに第1密閉回路16も透
析器1の透析液室4に接続され、したがつて第1
供給室13と第2供給室13′内の新鮮透析液が
透析器1の透析液室4内に供給され、その透析液
室4内からの処理済透析液が第1回収室15と第
2回収室15′内に回収されるようになる。なお、
この状態においても、透析器1の透析液室4内に
供給される新鮮透析液は、定流量弁21により一
定流量に調整されていることは勿論である。
上記第1密閉回路16と第2密閉回路16′が
同時に透析器1の透析液室4に接続されて両密閉
回路16,16′から透析液室4へ安定して新鮮
透析液が供給されるようになると、第2図の時間
Tcにおいて、先に透析器1の透析液室4に接続
されていた第2密閉回路16′における第2可変
容積室14′の容積の減少が停止され、これと同
時に、新たに透析器1の透析液室4に接続された
第1密閉回路16における第1可変容積室14の
容積が一定の割合いで徐々に減少されるようにな
る。
このように、第1可変容積室14の容積と第2
可変容積室14′の容積とを一定の割合いで連続
させて減少させることにより、上記両密閉回路1
6,16′によつて透析液室4へ安定して新鮮透
析液を供給できることと相まつて、一定の割合の
限外濾過を連続して行なうことができる。
次に、第2図の時間Tdにおいて第2密閉回路
16′における供給時間T1が経過すると、第2密
閉回路16′における第2供給弁18′および第2
回収弁26′が閉鎖され、また第2導入弁51′が
開放されるが、第2廃棄弁58′は継続して閉鎖
されたままとなつている。そして上記第2供給弁
18′および第2回収弁26′の閉鎖により第2密
閉回路16′と透析器1の透析液室4との連通が
遮断され、透析液室4には第1密閉回路16のみ
から新鮮透析液が供給されるようになる。
そして上記時間Tdにおいて第2廃棄弁58′が
閉鎖されたまま第2導入弁51′が開放されると、
先ずA液開閉弁54が開放され、次に第2可変容
積室14′の容積が予め定めた所定量まで減少さ
れる。すると第2廃棄弁58′が閉鎖されている
ためにダイアフラム12′は移動することができ
ないので、ダイアフラム11′のみが作動して第
2供給室13′内の容積を増大させ、それにより
A液の供給源42から上記A液開閉弁54を介し
て第2供給室13′内に所定量のA液が吸引導入
される。
このようにして第2供給室13′内に所定量の
A液を導入したら、時間Teにおいて上記A液開
閉弁54が閉鎖されるとともにB液開閉弁55が
開放され、この状態となると再び第2可変容積室
14′の容積が予め定めた所定量まで減少される。
これにより上述と同様にして第2供給室13′内
にB液の供給源43からB液開閉弁55を介して
所定量のB液が吸引導入される。
次に、上記第2供給室13′内にそれぞれ所定
量のA液、B液が導入されると、時間Tfにおい
てB液開閉弁55が閉鎖されるとともに希釈水開
閉弁49が開放され、さらに第2廃棄弁58′も
開放される。
すると、ポンプ47により希釈水開閉弁49を
介して第2供給室13′内に希釈液が圧送導入さ
れるようになり、これによつてダイアフラム1
1,12が一体的に右行されて、第2回収室1
5′内の処理済透析液が廃棄路59を介して外部
に排出される。そしてこの間、シリンダ装置3
1′は第2可変容積室14′の容積を上述の減少し
た状態から急激に最大の状態に復帰させるように
なる。
この状態は、上記時間Taにおける第1密閉回
路16の状態と第2密閉回路16′の状態が逆と
なつた状態であり、以後、各密閉回路16,1
6′について上述したのと同様な動作が繰返され
る。そして各密閉回路16,16′は所定時間T
だけオーバーラツプしながら交互に透析器1の透
析液室4に接続されるので、透析液室4に新鮮透
析液を安定かつ連続して供給することができ、こ
れによつて上述の連続した円滑な限外濾過を行な
うことができる。
なお上記実施例においてはシリンダ装置31,
31′をそれぞれサーボモータ33,33′によつ
て別個に制御しているがそれに限定されるもので
はなく、適宜の構成により両シリンダ装置31,
31′の駆動源を共用化することを可能である。
また、新鮮透析液を混合製造する際には、A
液、B液および希釈液をその順に混合するように
しているが、これに限定されるものではない。例
えば、最初に時間管理によつて希釈液をほぼ中間
量まで導入した後に、上述の実施例のようにして
所定量のA液、B液を順次導入し、最後に再び希
釈液が供給室13,13内に満杯となるまで導入
するようにしても良い。
さらに、上記実施例ではA液とB液との2種類
の濃縮液の供給源42,43を設けているが、使
用する透析液の種類に応じて濃縮液の供給源が1
または3以上となることは勿論である。
次に、第3図は本発明の他の実施例を示したも
ので、本実施例における第1透析液容器110
は、上記実施例における第1透析液容器をダイア
フラム111,112の中間部分で別個の容器1
70,171に分割するようにしたもので、各容
器170,171に形成した可変容積室114,
114を導管172を介して相互に連通させ、さ
らに該導管172にシリンダ装置131のシリン
ダ室132を接続している。また、第2透析液容
器110′についても同様に構成し、第1透析液
容器110と同一部分には同一符号に「′」を付
して示している。
さらに本実施例においては、各供給室113,
113′をそれぞれ透析器101の透析液室10
4又は新鮮透析液の供給回路140に切換え接続
するのに、上記供給弁18,18′および導入弁
51,51′の代りに三方向切換弁173,17
3′を用い、同様に回収弁26,26′および廃棄
弁58,58′の代りに三方向切換弁174,1
74′を用いている。そしてさらに、各供給室1
13,113′内にA液およびB液を導入するた
めに、廃棄回路156に電磁式の開閉弁175を
設けている。
その他の構成は上記実施例と実質的に異なると
ころはなく、上記実施例と同一部分には同一符合
に100を加えた符合を付して示している。本実施
例においても上記実施例と同一の作用効果が得ら
れることは明らかである。
第4図は上述した各透析液容器に相当する部分
の他の実施例を示したもので、本実施例の透析液
容器210はシリンダ装置280のピストン28
1に連動させたピストンロツド282を、支点2
83を中心として揺動する揺動アーム284に連
結点285にて連結するとともに、他のシリンダ
装置286のピストン287に連動させたピスト
ンロツド288を上記揺動アーム284に連結点
289にて連結している。
そして一方の連結点289を他方の連結点28
5よりも上記支点283から違い位置としてあ
り、それによつて上記揺動アーム284が揺動し
た際のシリンダ装置280と286とのピストン
ストロークを異ならせ、可動隔壁としての上記ピ
ストン287によつてシリンダ装置286に形成
した回収室215内の容積変動量が、可動隔壁と
してのピストン281によつて他方のシリンダ装
置280に形成した供給室213の容積変動量よ
りも大きくなるようにしている。
また、上記供給室213側のピストンロツド2
82の途中には2段階作動式のシリンダ装置29
0を設けてあり、揺動アーム284をストツパ2
91によつて所定位置で固定したら、上記該シリ
ンダ装置290の1段階目の作動により供給室2
13内に上記A液を吸引し、ひき続き2段回目の
作動によつてB液を吸引することができるように
している。そしてさらに、上記連結点285,2
89の少なくとも一方は上記揺動アーム284の
長手方向に位置調整可能としてあり、それによつ
て容積変動量の差を調整できるようにしている。
上述した実施例における透析液容器のいずれか
を第4図の構成としても、上述と同等の作用効果
を得ることができることは勿論である。
「発明の効果」 以上のように、本発明は、回収室における容積
変動量と供給室における容積変動量とに差を設け
てそれを限外濾過量に一致させることができるの
で、従来のように密閉回路の途中に処理済透析液
を取出す手段を必要とせず、したがつてそのよう
な手段を設ける場合に比較して容易に信頼性と耐
久性とを確保することができる。また、限外濾過
量を変更する必要がある場合には、上記回収室と
供給室との容積変動量の差を制御することによつ
て調整することができるので、直接密閉回路から
処理済透析液を取出す場合に比較して、限外濾過
量を容易かつ確実に制御することができるという
効果が得られる。
さらに、上記第1開閉弁と第2開閉弁との交互
の開放により新鮮透析液の濃厚液と希釈水とを供
給室に順次所定量ずつ導入し、それによつて該供
給室内で新鮮透析液を混合製造することができる
ので、従来のように別途混合槽を設ける必要がな
く、したがつて装置全体の小型化を図ることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す系統図、第2
図は第1図の作動状態を示すタイミングチヤート
図、第3図は他の実施例を示す系統図、第4図は
更に他の実施例を示す要部の概略構成図である。 1,101……透析器、10,10′,110,
110′,210……透析液容器、11,11′,
12,12′,111,111′,112,11
2′……ダイアフラム(可動隔壁)、13,13′,
113,113′,213……供給室、15,1
5′,115,115′,215……回収室、1
6,16′,116,116′……密閉回路、3
0,30′,130,130′……液体(連動手
段)、41,140……供給回路、41,141
……希釈水の供給源、42,142……A液の供
給源、43,143……B液の供給源、49,1
49……希釈水開閉弁、54,154……A液開
閉弁、55,155……B液開閉弁、281,2
87……ピストン(可動隔壁)、282,288
……ピストンロツド(連動手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可動隔壁を有する供給室が透析器の入口に接
    続される一方、可動隔壁を有する回収室が上記透
    析器の出口に接続されて上記供給室、透析器およ
    び回収室で密閉回路が形成され、上記供給室に導
    入された新鮮透析液が該供給室の容積減少に応じ
    て透析器に供給されると同時に、該透析器から排
    出された処理済透析液が上記回収室の容積増大に
    応じて該回収室内に回収されるように構成された
    透析装置であつて、 上記供給室と回収室とが別個の可動隔壁で区画
    されるとともに、供給室の可動隔壁と回収室の可
    動隔壁とが、供給室の容積の減少または増大に応
    じて回収室の容積を増大または減少させる連動手
    段を介して相互に連動され、かつ上記連動手段に
    上記回収室における容積変動量と上記供給室にお
    ける容積変動量との差を任意に制御する手段が設
    けられ、 また、上記供給室に新鮮透析液を供給する供給
    回路が、少なくとも上記供給室に第1開閉弁を介
    して接続された濃厚液の供給源と、上記供給室に
    第2開閉弁を介して接続された希釈水の供給源と
    を備え、上記供給室に新鮮透析液が導入される際
    には、上記供給室の可動隔壁が移動されて該供給
    室の容積が増大されるとともに上記第1開閉弁と
    第2開閉弁が交互に開放されて上記濃厚液と希釈
    水とが順次所定量ずつ供給室内に導入され、それ
    によつて該供給室内で新鮮透析液が混合製造され
    ることを特徴とする透析装置。
JP63108787A 1987-09-01 1988-04-30 透析装置 Granted JPH01280468A (ja)

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