JPH0523605B2 - - Google Patents

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JPH0523605B2
JPH0523605B2 JP60273837A JP27383785A JPH0523605B2 JP H0523605 B2 JPH0523605 B2 JP H0523605B2 JP 60273837 A JP60273837 A JP 60273837A JP 27383785 A JP27383785 A JP 27383785A JP H0523605 B2 JPH0523605 B2 JP H0523605B2
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JP
Japan
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fluid
output
conduit
resistors
coil
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JP60273837A
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JPS62132120A (ja
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Osamu Akebe
Yoritaka Isoda
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S Tec Inc
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S Tec Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、導管中を流れる流体の質量流量を測
定する質量流量計に関する。
〔従来の技術〕
前記質量流量計の従来技術として、例えば特公
昭58−16728号公報に示すように、流体の流れる
流路内におかれた一対の自己加熱形測温体のそれ
ぞれを別個独立のブリツジ回路の一辺とし、前記
測温体の温度を一定値に制御して、前記流路を流
れる流体の流量測定値として前記ブリツジ回路間
の電位差を取り出すようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来技術においては、2個
のブリツジ回路の電位差によつてのみ流体流量を
測定しているので周囲温度の影響を受けやすく、
例えば第3図に示すように、周囲温度によつて出
力特性が異なり、測定誤差が大きいという欠点が
ある。
上記欠点をなくすには、別途補正用温度センサ
を備えた補正回路を設ける必要があるが、回路構
成が複雑な割にはその実効が上がらないという問
題点がある。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な構成にも拘
わらず、周囲温度に影響されず正確に測定するこ
とができる質量流量計を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明に係る質量
流量計は、流体が流れる導管に、前記流体の温度
に応じて抵抗値が変化する2つの抵抗体を互いに
独立して設けると共に、該抵抗体をそれぞれ含む
2つの定温度制御回路を互いに独立して設け、該
定温度制制御回路によつて前記両抵抗体の温度を
常に相等しくかつ一定となるように制御し、両抵
抗体に与えられるエネルギの和及び差を求め、前
記エネルギの差をエネルギの和で除した値に基づ
いて前記導管中の流体の質量流量を測定するよう
にした点に特徴がある。
〔作用〕
上記構成において、定温度制御回路は、各々の
抵抗体の温度を常に等しくかつ一定になるように
し、導管内の流体流量がゼロのときと、流体が流
れているときとでセンサ内の温度分布が変化しな
いようにしている。即ち、各抵抗体はその抵抗が
互いに等しくなるように一定温度制御されてお
り、このときに要するエネルギP1,P2を測定す
る。
そして、一方(例えば上流側)の抵抗体と他方
(下流側)の抵抗体とにおけるエネルギの差P1
P2が質量流量の関数であり、これに温度補正を
加えたものが出力Vとなる。
流体流量がゼロのときは、前記P1とP2とは相
等しくなるように調整され、出力はゼロである。
流体が流れているときは、上流側の抵抗体では流
体によつて熱が奪われるためP1は大きくなり、
他方、下流側の抵抗体では流体から熱を与えられ
るためP2は小さくなる。
一方、両抵抗体を一定温度に保つに要するエネ
ルギは、流体の温度と密接な関係があり、流体の
温度が低いと大なるエネルギを要し、前記温度が
高いと少なくて済む。
そして、出力VとエネルギP1,P2との間には、
Vα(P1−P2)/(P1+P2)なる関係が成立つ。
従つて、両抵抗体に供給されるエネルギの差を
前記エネルギの和で除した値を求めることによ
り、前記導管中の流体の質量流量を測定すること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明に係る質量流量計の1構成例を
示し、1はガス等の流体Fが流れる導管で、矢印
方向に流体Fが流れる。
2は導管1に設けられるセンサ部で、導管1の
外周に適宜の間隔をおいて巻設された抵抗体とし
ての2個の自己加熱形の感熱コイルR1,R2(以
下、第1コイルR1、第2コイルR2と云う)より
成る。前記コイルR1,R2は、鉄・ニツケル合金
等温度係数の大なる温度感応抵抗線より成り、導
管1中を流れる流体Fの流量の僅かな変位をも検
知すべく構成してある。
T1,T2は第1コイルR1、第2コイルR2をそれ
ぞれ後述するブリツジ回路10,30の構成要素
として含む定温度制御回路(以下、第1定温度制
御回路T1、第2定温度制御回路T2と云う)で、
該定温度制御回路T1,T2は互いに同一部品より
構成されており、前記第1コイルR1と第2コイ
ルR2との温度が常に相等しくかつ一定になるよ
うに制御するものである。
即ち、第1定温度制御回路T1は、第1コイル
R1とこの第1コイルR1の温度設定用抵抗11と
ブリツジ抵抗12,13とから成るブリツジ回路
10と、制御回路20とを備えている。
他方、第2定温度制御回路T2は、第2コイル
R2とこの第2コイルR2の温度設定用抵抗31と
ブリツジ抵抗32,33と、可変抵抗34とから
成るブリツジ回路30と、制御回路40とを備え
ている。
前記可変抵抗34は導管1における流体流量が
ゼロのとき、前記両ブリツジ回路10,30のそ
れぞれの出力が互いに等しくなるように調整する
ものである。
なお、前記抵抗11,12,13,31,3
2,33,34は前記第1コイルR1、第2コイ
ルR2に比べて温度係数が十分小さく設定してあ
る。
A1,A2はそれぞれブリツジ回路10,30の
出力点であり、また、B1,B2はそれぞれ抵抗1
2と13との接続点、抵抗32と33との接続点
(厳密には可変抵抗34)である。
前記制御回路20は出力点A1及び接続点B2
おける電位を比較して両電位に差があるとき出力
をブリツジ回路10に送り、該回路10の平衡を
保つようにする。そして、前記制御回路40も同
様に、出力点A2及び接続点B2における電位に基
づいてブリツジ回路40の平衡を保つように作用
する。
50,60はそれぞれ加算回路、減算回路であ
り、出力点A1,A2にそれぞれ出力される電位P1
P2をそれぞれ入力とし、前者からは加算出力と
してP1+P2が、また、後者からは減算出力とし
てP1−P2がそれぞれ出力される。
70は除算回路であり、前記加算回路50の出
力及び減算回路60の出力を入力とし、除算出力
として(P1−P2)/(P1+P2)を出力する。な
お、71は出力端子である。
次に、上記構成の質量流量計の動作について説
明する。
先ず、導管1内の流体流量がゼロのとき、第1
コイルR1、第2コイルR2は、ブリツジ回路10,
30の温度設定用抵抗11,31によつてそれぞ
れ定められる温度に設定される。そして、前記温
度設定用抵抗11,31の特性は互いに等しく設
定してあるから、前記コイルR1,R2の温度は相
等しくなる。このため、出力点A1の出力P1と出
力点A2の出力P2は相等しく、従つて、出力端子
71の出力はゼロとなり、流体Fが流れていない
ことを示す。
次に、導管1内に流体Fが流れているときは、
第1コイルR1は流体Fによつて熱を奪われ、第
2コイルR2は抵抗Fから熱を与えられる。この
ため、第1コイルR1を所定温度に保持するため
のエネルギ供給が大となり、出力点A1の出力P1
は大きくなる。他方、第2コイルR2を前記所定
温度に保持するためのエネルギは、流体Fから熱
を与えられる分だけ少なくて済み、出力点A2
出力P2は小さくなる。
これらの出力P1,P2は加算回路50、減算回
路60にそれぞれ入力されて、それぞれの回路5
0,60から加算出力P1+P2、減算出力P1−P2
が出力される。これらの出力は除算回路70に入
力され、この除算回路70において所定の除算が
行われ、除算出力(P1−P2)/(P1+P2)が出
力される。
前記(P1−P2)/(P1+P2)は導管1内を流
れる流体Fの質量流量に比例しているので、これ
に定数を乗ずることにより前記導管1内の流体F
の質量流量が得られる。
上記実施例においては、センサ部2に自己加熱
形の感熱コイルR1,R2を設けているが、傍熱形
の感熱コイルを設けてもよい。
即ち、第2図において、R11,R21は傍熱形の
感熱コイル、R12,R22は感熱コイルR11,R21
それぞれ加熱するためのヒータ、80,90はそ
れぞれヒータR12,R22用の電源、100,11
0は制御回路20,40からの信号に基づいて電
流値を調整する調整手段である。この第2図に示
す実施例の動作については、上記第1図に示すも
のと異なるところがないので省略する。
なお、上記各実施例においては、センサ部の抵
抗体として感熱コイルを用いているが、印刷加工
されたチツプ状の抵抗体を用いてもよい。
そして、2個の感熱コイルR1とR2(R11とR21
の両方を導管1に臨ませているが、一方のみ導管
1に臨ませ、他方を臨ませないようにしてこれを
レフアレンス側としてもよい。
また、抵抗体を流体Fの流れる導管1内に設け
てもよい。
なお、感熱コイルR1とR2(R11とR21)を導管1
の外部に設けた場合、導管1がシンプルとなり、
導管1の内壁の表面処理が容易となると共に、ラ
イン切換え時の流体の置換が短時間に行える。ま
た、抵抗体が流体によつて汚損されることがな
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る質量流量計
は、2つの独立したブリツジ回路の出力の和及び
差を求め、前記差を和で除した値に基づいて前記
導管中の流体の質量流量を測定するようにしてい
るので、周囲温度の影響を効果的に補償すること
ができ、第4図に示すように、周囲温度が変化し
ても出力特性が変化せず、従つて、特別に補償回
路を設ける必要がなく、それだけ構成が簡単にな
り、安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明に係る質量流量計の構
成図であり、第1図は自己加熱形の感熱コイルを
用いた場合、第2図は傍熱形の感熱コイルを用い
た場合をそれぞれ示す。第3図は従来の質量流量
計の流量−出力特性図、第4図は本発明に係る質
量流量計の流量−出力特性図である。 1……導管、F……流体、R1,R2,R11,R21
……抵抗体、T1,T2……定温度制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体が流れる導管に、前記流体の温度に応じ
    て抵抗値が変化する2つの抵抗体を互いに独立し
    て設けると共に、該抵抗体をそれぞれ含む2つの
    定温度制御回路を互いに独立して設け、該定温度
    制御回路によつて前記両抵抗体の温度を常に相等
    しくかつ一定となるように制御し、両抵抗体に与
    えられるエネルギの和及び差を求め、前記エネル
    ギの差をエネルギの和で除した値に基づいて前記
    導管中の流体の質量流量を測定するようにしたこ
    とを特徴とする質量流量計。
JP60273837A 1985-12-04 1985-12-04 質量流量計 Granted JPS62132120A (ja)

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JP60273837A JPS62132120A (ja) 1985-12-04 1985-12-04 質量流量計

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JPS62132120A JPS62132120A (ja) 1987-06-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5629212B2 (ja) * 2009-09-30 2014-11-19 株式会社堀場エステック 流量センサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5629212B2 (ja) * 2009-09-30 2014-11-19 株式会社堀場エステック 流量センサ
US9026383B2 (en) 2009-09-30 2015-05-05 Horiba Stec, Co., Ltd. Flow rate sensor

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JPS62132120A (ja) 1987-06-15

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