JP2875919B2 - 質量流量計 - Google Patents

質量流量計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用の流体搬送用設
備に使用される質量流量計に関し、さらに詳細には、導
管中を流れる少量の流体の質量流量を高精度かつ速い応
答性で計測する質量流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の質量流量計としては、定電流方式
と定温度駆動方式とが知られている。定電流方式とは、
内部を流体が流れる導管の上流側と下流側に各々温度係
数の大なる一対の自己加熱型測温体を巻き付け感熱コイ
ルを形成し、各感熱に供給する電流値を一定に保持し、
流体が流れることにより変化する感熱コイルの温度変化
を検出することにより流量計測を行うものである。しか
し、定電流方式は、感熱コイルの温度変化を利用してい
るため、応答性が悪いという問題があり、少量の流体を
高精度で供給するシステムで使用する質量流量計として
は不満足なものであった。
【0003】定電流方式における応答性の悪さを改良す
る手段として、定温度駆動方式が実用化されている。定
温度駆動方式とは、内部を流体が流れる導管の上流側と
下流側に各々温度係数の大なる一対の自己加熱型測温体
を巻き付け感熱コイルを形成し、各感熱コイルによりブ
リッジ回路を作り、感熱コイルの温度を一定値に制御し
て、流体の質量流量をブリッジ回路間の電位差より演算
するようにしたものである。
【0004】しかし、定温度駆動方式は、動作原理が熱
線流速計と同一であるため、周囲温度の変化や流体の熱
容量の違いにより、流体が全く流れていない状態でのブ
リッジ回路間の電圧を示すゼロ点が変動しやすいという
欠点がある。また、流体が流れている時も、流体温度の
変化等によりブリッジ回路間の電位差が変動しやすいと
いう欠点があった。
【0005】これらの問題を解決する手段の一つが、特
開昭61−128123号公報により図9に示すように
提案されている。ここで、導管1の内部を流体Fが矢印
で示す方向に流れている。導管1の上流側と下流側とに
2つの感熱コイルR1,R2がUV硬化樹脂等で接着さ
れ、センサ部2を構成している。感熱コイルR1,R2
は各々定温度制御回路3,4に接続しており、感熱コイ
ルR1,R2の温度が常に相等しくかつ一定になるよう
に制御している。従って、定温度制御回路3,4から出
力される電圧P1,P2は、各々の定温度制御回路にお
いて感熱コイルR1,R2を定温度に維持するために必
要なエネルギ量に比例している。
【0006】ここで、電圧の差P1−P2は、図10に
実線で示すように流体Fの質量流量に比例するものであ
り、P1−P2を計測することにより質量流量を計測す
ることができる。しかし、流体Fのガス温度が上昇する
と、図9に点線で示すようにP1,P2の値が変動し、
P1´,P2´となる。従ってP1−P2の値を補正し
ないと正確な流量が計測できない。一方、電圧の和P1
+P2が流体Fの温度と比例的に変動することに着目し
て、P1−P2をP1+P2により除した値を用いるこ
とによりP1−P2の値の補正を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−132120号公報に記載された従来技術におい
ては、温度補正が十分でなく、高精度かつ速い応答性で
流量を計測することができなかった。すなわち、流体が
流れていないときのゼロ点を補正するゼロドリフト補償
と、流体が流れているときの温度補正とを一つの演算回
路で行っているため、周囲温度の変化やガス温度の変化
に応じた精確かつ応答性の高い質量流量計測を行うこと
ができなかったのである。
【0008】従来技術は、P1+P2の値が流体Fのガ
ス温度変化に対応して変化することに着目してP1−P
2をP1+P2で除することにより、P1−P2の値の
温度補正を行っている。しかし、実際の質量流量計にお
いては、上流側、下流側の感熱コイルR1,R2の特性
の不均一性(感熱コイルR1,R2の抵抗のばらつき、
伝熱係数のばらつき等)のため、流体Fが全く流れてい
ない状態においても出力(P1−P2)は完全にゼロで
はないので、ゼロ調整が必要である。また、そのゼロ点
が温度変化するゼロドリフトの補正が必要となる。その
ため、従来技術のようにガス温度の指標としてP1+P
2を用いて、それのみでそれら2種類の温度補正を同時
に行なうと、精確な補正を行うことができず、計測する
質量流量に誤差や時間遅れが発生してしまっている。
【0009】従来技術により、P1−P2をP1+P2
で除して補正したデータを図11に示す。温度が25度
以下では流量が0cc/minの出力が0Vになってい
るが、25度以上では僅かにマイナスとなっている。こ
れは少量の流体を精度よく搬送することを目的とする供
給系で使用される質量流量計としては問題がある。
【0010】さらに、ゼロドリフト補償を行うために、
流体が流れていないときに、ブリッジ回路間の電圧を等
しくしているが、この方法でゼロドリフト補償を行なう
と、間熱コイルR1,R2の温度に差が発生し、応答性
が悪くなるという欠点があった。一方、近年例えば半導
体の製造工程において少量の腐食ガス等を流量で1%以
下の精度で供給すること等が必要とされており、精度の
要求はさらに厳しくなってきている。従って、従来技術
ではその要求を満たすことができなかったのである。
【0011】また、流体の性質により、流体のガス温度
が変動したときのP1−P2の変動値は異なっているに
もかかわらず、従来技術では単純に(P1−P2)/
(P1+P2)の値により流量を計測しているため、異
なった流体に使用する質量流量計であっても温度補正が
一定となっていて、流体の性質に応じた適切な温度補正
を行うことができなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の質量流量計は以下の様な構成を有してい
る。 (1)内部を流体が流れる導管と、導管の周囲に互いに
独立して巻かれ流体の温度に応じて抵抗値が変化する2
つの抵抗体と、抵抗体の温度を一定に保ちながら抵抗体
に与えられるエネルギの差から導管を流れる流体の質量
流量を演算する制御手段とを有するものであって、前記
制御手段が、流体の質量流量がゼロのときには、周囲温
度が変化してもエネルギ差が一定になるようにゼロドリ
フト演算を行う。
【0013】(2)上記(1)に記載するものであっ
て、前記制御手段が、さらに前記流体が流されたときで
あって流体温度が変化した場合に、エネルギの差を補正
する温度補正演算を行なう。 (3)上記(1)または(2)に記載するものであっ
て、前記制御手段が抵抗体に与えられたエネルギの和に
所定の係数を乗じた値をエネルギ差に加減算した値に基
づいて、前記流体のゼロドリフト演算を行なう。
【0014】(4)上記(2)に記載するものであっ
て、前記制御手段が抵抗体に与えられたエネルギの和を
変数とする一次関数を、エネルギの差に乗ずることによ
り温度補正演算を行なう。
【0015】
【作用】上記の構成よりなる本発明の質量流量計の導管
は、内部に流体を流して流体を搬送する。また、2つの
抵抗体は、導管の周囲に互いに独立して巻かれ流体の温
度に応じて抵抗値が変化する。制御手段は、抵抗体の温
度を一定に保ちながら抵抗体に与えられるエネルギの差
から導管を流れる流体の質量流量を演算する。さらに、
制御手段は、流体の質量流量がゼロのときには、周囲温
度が変化してもエネルギ差が一定になるようにゼロドリ
フト演算を行う。
【0016】また、制御手段は、さらに前記流体が流さ
れたときであって周囲温度が変化した場合に、エネルギ
の差を補正する温度補正演算を行なう。また、制御手段
は、抵抗体に与えられたエネルギの和に所定の係数を乗
じた値をエネルギ差に加減算した値に基づいて、前記流
体のゼロドリフト演算を行なう。
【0017】また、入力手段により、使用者は任意の値
を入力する。また、制御手段は、入力手段からの入力値
を前記所定の係数として演算する。また、制御手段は、
抵抗体に与えられたエネルギの和を変数とする一次関数
を、エネルギの差に乗ずることにより温度補正演算を行
なう。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例である質量
流量計について図面を参照しながら説明する。本発明の
一実施例である質量流量計の制御回路を図1に示す。こ
こで、従来の制御回路と同じ機能を持つ構成要素につい
ては、従来の説明で用いた番号を使用している。
【0019】導管1の内部を流体Fが矢印で示す方向に
流れている。導管1は内径0.5mm、長さ20mmの
SUS316製のチューブである。導管1の上流側と下
流側とに、直径25μmの感熱抵抗線を70ターン巻き
付けて2つの感熱コイルR1,R2が形成されている。
感熱抵抗線は、鉄、ニッケル合金等の温度係数の大なる
材質で作られている。感熱コイルR1,R2は導管1に
UV硬化樹脂等で接着され、センサ部2を構成してい
る。
【0020】感熱コイルR1,R2は各々定温度制御回
路3,4に接続している。定温度制御回路3,4は、感
熱コイルR1,R2が常に相等しくかつ一定になるよう
に制御している。定温度制御回路3,4から出力される
電圧P1,P2は、各々の定温度制御回路において感熱
コイルR1,R2を定温度に維持するために必要なエネ
ルギ量を示している。電圧P1,P2は、トランジスタ
により電流値として増幅され減算回路5及び加算回路6
に供給される。
【0021】加算回路6には、P1とP2とを加算した
値に所定の係数値mを乗算するための抵抗R3,R4が
接続されている。本実施例の場合、R3=30kΩ,R
4=1kΩであり、m=0.033となっている。ま
た、減算回路5には、P1とP2の差をそのまま出力す
るためにR4=10kΩの抵抗が3つ取り付けられてい
る。
【0022】減算回路5の出力と加算回路6の出力と一
定電圧回路8の出力とが補正回路9に接続されている。
減算回路5、加算回路6、一定電圧回路8及び補正回路
9によりゼロドリフト補償回路10が構成されている。
ゼロドリフト補償回路10はVsを出力する。補正回路
9の出力は、ゲイン補償により温度補償を行う温度補償
回路11に接続されている。温度補償回路11は周辺温
度を測定するセンサーであるサーミスタ12を構成要素
としている。温度補償回路11はVoを出力する。
【0023】次に、本実施例の作用について説明する。
感熱コイルR1,R2には、電流が流され感熱コイルR
1,R2は一定温度に保持されるよう制御されている。
導管1の管内を流体Fが矢印の方向に流されたとき、導
管1の上流側に巻かれた感熱コイルR1は、流体により
熱を奪われるため温度が低くなる。それを高くするため
に、出力電圧P1は、流体Fが流れていない時の出力電
圧Poより大きくなる。また、導管1の下流側に巻かれ
た感熱コイルR2は、感熱コイルR1により温められた
流体Fによって熱を与えられるため、温度が高くなる。
それを低くするために、出力電圧P2は、流体Fが流れ
ていない時の出力電圧Poより小さくなる。
【0024】図5に示すように、上流側の感熱コイルR
1の出力電圧P1は、流体Fの流量と正比例して増加す
る。一方、下流側の感熱コイルR2の出力電圧P2は、
流体Fの流量が10cc/minまでは流量と反比例し
て減少し、10cc/min付近より上昇する。流量が
少ない領域では、流体Fが感熱コイルR1により高い温
度に加熱されており、感熱コイルR2は、感熱コイルR
1とは逆に流体Fから熱を与えられるため、感熱コイル
R2の出力電圧P2は減少する。しかし、流量が多くな
ると、流体Fは低い温度のままで感熱コイルR2に至る
ため、感熱コイルR2は流体Fに熱を奪われるため、出
力電圧P2が増加し始めるのである。
【0025】ところで、減算回路5で演算される電圧の
差P1−P2は、図2に実線で示すように流体Fの質量
流量に比例するものであり、P1−P2を計測すること
により質量流量を計測することができる。しかし、流体
Fのガス温度が上昇すると、図2に点線で示すようにP
1,P2の値が変動しP1−P2の値を補正しないと正
確な流量が計測できない。
【0026】一方、図2に示すように、P1+P2の値
は流体Fのガス温度が変化したときに点線で示す位置に
変化する。本実施例では、質量流量の量として計測して
いるブリッジ回路間の電位差P1−P2が図6に示すよ
うに、0cc/minにおける変化が周囲の温度変化に
対して一次元的に変化していることに着目して、温度変
化の指標としてP1+P2を用いて、ゼロドリフト補償
を行っている。
【0027】次に、ゼロドリフト補償について詳細に説
明する。定温度制御回路3,4は、感熱コイルR1,R
2が常に相等しくかつ一定になるように制御している。
ここで、定温度制御回路3,4から出力される電圧P
1,P2は、各々の定温度制御回路において感熱コイル
R1,R2を定温度に維持するために必要なエネルギ量
を示している。これらのことは従来装置と同じであり詳
しい説明は省略する。電圧P1,P2は、各々トランジ
スタにより電流値として増幅され減算回路5及び加算回
路6に供給される。
【0028】加算回路6により、P1とP2とを加算し
た値に所定の係数値mが乗算される。本実施例の場合、
R3=30kΩ,R4=1kΩであり、m=0.033
となっている。従って、−0.033*(P1+P2)
が加算回路6から出力される。また、減算回路5は、P
1とP2の差−(P1−P2)を出力する。
【0029】補正回路9により、減算回路5の出力と加
算回路6の出力とに、一定電圧回路8の出力が加算され
る。本実施例では、一定電圧回路は、−0.275Vを
出力している。従って、ゼロドリフト補償回路10が出
力するVsは、Vs=(P1−P2)+m*(P1+P
2)−nとなる。ここで、本実施例では、m=0.03
3,n=0.275である。
【0030】次に、mとnの算出方法を説明する。すな
わち、上記装置において流体Fを全く流さない状態でP
1+P2を計測し、図3に示すデータを作成し、直線で
近似して、P1−P2=0とおいて、できた2次方程式
をm,nについて解いたものである。Vsを上記計算式
でゼロドリフト補正したデータを図4に示す。当然なが
ら、流体Fの質量流量が0cc/minのデータは全て
の温度に対して0となっている。これにより、流量Fが
0cc/minにきわめて近い値であっても、精度よく
ブリッジ回路間の電位差を温度補正できるので、少量の
流体Fを温度変化がある状態で搬送しても送られた流体
Fの質量流量を精度よく把握し、調整することができ
る。
【0031】ゼロドリフト補正された出力Vsは、ゲイ
ン補償により温度補償を行う温度補償回路11に接続さ
れている。温度補償回路11は周辺温度を測定するセン
サーであるサーミスタ12を構成要素としている。温度
補償回路11はVoを出力する。Voは、サーミスタ1
2の出力R7によりゲインの補正が行われ、ブリッジ回
路間の電位差の温度変化による傾きの変動が補正され
る。
【0032】ゲイン補正によるブリッジ回路間の電位差
の温度変化による傾きの変動の補正に、サーミスタを使
用せずに、P1+P2を周囲温度の指標として使用し、
図7に示すように、P1+P2を変数とする一次関数を
ゼロドリフト補正されたエネルギの差に乗ずることによ
り、次の式 Vo=Vs*{P−(P1+P2)*Q} により補正してもよい。これによれば、サーミスタを使
用することなく、温度補正ができるのでコストを低くす
ることができる。
【0033】本実施例では、ゼロドリフト補正を、周囲
温度の指標としてP1+P2を利用して行っているが、
サーミスタにより測定した周囲温度にを用いてゼロドリ
フト補正を行ってもよい。その時の制御回路図を図8に
示す。サーミスタの出力を上記実施例におけるP1+P
2の代わりに使用して演算するものであり、詳細な説明
は省略する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の質量流量計は、導管の周囲に互いに独立して巻か
れ流体の温度に応じて抵抗値が変化する2つの抵抗体の
温度を一定に保ちながら抵抗体に与えられるエネルギの
差から導管を流れる流体の質量流量を演算する制御手段
が、流体の質量流量が零のときには、周囲温度が変化し
てもエネルギ差が一定になるようにゼロドリフト演算を
行っているので、少量の流体を計測する場合であっても
温度変化による質量流量の変動を精度よく補正できるた
め、少量の流体を精度よくかつ高い応答性で計測するこ
とができる。
【0035】また、制御手段が、さらに前記流体が流さ
れたときであって流体温度が変化した場合に、エネルギ
の差を補正する温度補正演算を行なっているので、少量
の流体を計測する場合であっても温度変化による質量流
量の変動を精度よく補正できるため、少量の流体を精度
よく計測することができる。
【0036】また、制御手段が抵抗体に与えられたエネ
ルギの和を変数とする一次関数を、エネルギの差に乗ず
ることにより温度補正演算を行なっているので、余分な
サーミスタ等を使う必要がないため、コストを低くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である質量流量計の制御構成
を示す回路図である。
【図2】導管に流体が流れる時の質量流量、出力電圧及
び温度変化との関係を示す特性図である。
【図3】ガス温度と出力電圧の関係を示す特性図であ
る。
【図4】ゼロドリフト補正された電圧の特性を示す特性
図である。
【図5】導管に流体が流れる時の質量流量と出力電圧の
関係を示す特性図である。
【図6】ゼロドリフト補正や温度補正をする前の出力電
圧と温度との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の第2実施例である質量流量計の制御構
成を示す回路図である。
【図8】本発明の第三の実施例である質量流量計の制御
構成を示す回路図である。
【図9】従来技術である質量流量計の制御構成を示す回
路図である。
【図10】従来技術である質量流量計の出力電圧を示す
特性図である。
【図11】従来技術である質量流量計の温度補正された
出力電圧を示す特性図である。
【符号の説明】
1 導管 2 センサ部 3 定温度制御回路 4 定温度制御回路 5 減算回路 6 加算回路 8 一定電圧回路 9 補正回路 10 ゼロドリフト補償回路 11 温度補償回路 12 サーミスタ F 流体 R1 感熱コイル R2 感熱コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−53127(JP,A) 特開 昭62−132120(JP,A) 実開 昭63−129824(JP,U) 実開 昭55−133317(JP,U) 実開 昭56−170710(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を流体が流れる導管と、該導管の周
    囲に互いに独立して巻かれ流体の温度に応じて抵抗値が
    変化する2つの抵抗体と、該抵抗体の温度を一定に保ち
    ながら抵抗体に与えられるエネルギの差から該導管を流
    れる流体の質量流量を演算する制御手段とを有する質量
    流量計において、 前記制御手段が、前記流体の質量がゼロのときには、周
    囲温度が変化しても前記エネルギ差が一定になるように
    ゼロドリフト演算を行い、 前記制御手段が、さらに前記流体が流されたときであっ
    て流体温度が変化した場合に、前記抵抗体に与えられた
    エネルギの和を変数とする一次関数を、ゼロドリフト補
    正された前記エネルギの差に乗ずることにより前記温度
    補正演算を行なう ことを特徴とする質量流量計。
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