JPH0523601Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0523601Y2
JPH0523601Y2 JP15671088U JP15671088U JPH0523601Y2 JP H0523601 Y2 JPH0523601 Y2 JP H0523601Y2 JP 15671088 U JP15671088 U JP 15671088U JP 15671088 U JP15671088 U JP 15671088U JP H0523601 Y2 JPH0523601 Y2 JP H0523601Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ballast
cover
view
scattering
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15671088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0278605U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15671088U priority Critical patent/JPH0523601Y2/ja
Publication of JPH0278605U publication Critical patent/JPH0278605U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0523601Y2 publication Critical patent/JPH0523601Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Railway Tracks (AREA)
  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高速鉄道のバラスト軌道におけるバ
ラストの飛散防止および舞い上がり防止等のため
の表面被覆用のカバーに関する。
〔従来の技術〕
例えば東海道や東北新幹線では、冬季の降雪時
に走行中の車両の底部に付着した雪氷塊が落下
し、その衝撃によつてバラストが飛散することが
ある。
そこで、雪氷の除去対策として駅での停車中に
作業員が落とすことが行われている。しかし、こ
れは停車中の作業であるために非常に短時間であ
り、到底完全な作業は望めるものではない。
そこで、バラスト軌道に対しては、バラストの
飛散、舞い上がりを防止するために第7図の斜視
図、第8図の断面図および第9図の平面図に示す
如く、厚肉かつ網目状のゴム製のマツト1が敷設
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このようにして敷設されているマツトは、走行
中の車両による揚力や負圧に対して安定化をはか
るために、マツトの曲げ剛性をマツトの厚みを厚
くすることによつて解決している。
そのため、マツトをバラスト軌道上に敷設する
場合、バラストの上面位置をマツトの厚み分だけ
削り取る作業が必要になるという問題があり、さ
らにこのことは、レールからまくらぎを横方向に
移動させようとする力が発生した場合、それに抵
抗しようとするバラストからの力が減少するため
に、走行中の車両によつてまくらぎはより振動
し、まくらぎの移動により車両の走行に影響をお
よぼすおそれがある。
また、弾性シート材のみをバラストの飛散、舞
い上がり防止に使用した場合は、材料が剛体に比
較して極端に柔らかいために、衝撃力が受けた場
合、バラストにシートが密着していないところは
シートが破損して穴があき、バラストにシートが
密着しているところは振動でバラストを移動させ
てしまうことになり、前者の現象は、破損した穴
からバラストが飛散したり舞い上がつたりする問
題があり、後者の現象は、バラスト軌道のばね効
果が損なわれる問題がある。
〔課題を解決する為の手段〕
本考案は、高速鉄道のバラスト軌道のバラスト
が飛散したり舞い上がつたりしないようにバラス
ト軌道上面に敷設するバラスト飛散防止カバーに
おいて、網状体にした剛性材を弾性シート中に一
体に接着埋設して薄いシート状に構成したことを
特徴とする。
〔作用〕
以上の構成によると、剛性材を網状体として弾
性シート中に埋設したために薄くても充分な強度
が得られ、しかも薄く仕上げることができるため
にバラスト上面に対して整合させることができて
損傷しにくくなり、しかも薄いシートであるため
にバラスト軌道上面を削り取ることなく敷設する
ことができることになる。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図は本実施例のカバーの断面図、第2図は
カバーの一部破断拡大斜視図であり、図におい
て、2は金属材による網状体であり、鉄線、銅、
アルミニユーム、合成繊維等の剛性材を編んで形
成したものを図示したが、平板を打ち抜いて形成
したもの等どのような形態のものでもよい。
このような網状体2を洗浄して脱脂し、ゴムシ
ート3の中に一体に密着埋設して複合状のカバー
4を形成する。
上記のカバー4をバラスト軌道上に敷設する例
を第3図の断面図および第4図の平面図を用いて
以下に説明する。
第4図に示す如く、レール6の両外側に長尺の
カバー4aを連続して敷設し、さらにその両側の
長尺のカバー4a間にまくらぎ5の間を覆うよう
に短冊状のカバー4bをわたして接続して全一体
に構成する。
このような構成にすることにより、保線作業時
にはまくらぎ5の間のカバー4bを撤去すること
により、容易に行うことができることになる。
また、第5図、第6図に示す如く、長尺のカバ
ー4cにまくらぎ5の間を覆う間隔にまくらぎ5
の中程までの長さの枝カバー4dを一体に形成し
たカバー4eをレール6の両外側からバラスト軌
道上に敷設して枝カバー4dの端部をレールの中
程で合わせて接続して全一体に構成する。
このように構成することにより、中央部のみで
連結するために、敷設作業が容易であると共に保
線作業に際して開放が容易となる。
なお、上記の説明において網状体2をゴムシー
ト3に埋設させたが、埋設させる材料としては、
他にプラスチツクやアスフアルト等の弾性材でよ
い。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した本考案によると、カバーを
弾性材シートの中に密着埋設させた網状体との複
合材としたことにより、極めて薄いカバーとする
ことができ、バラスト軌道上に敷設するに際して
バラスト上面を削り取る必要がなくなる効果を有
する。
さらに、剛性材を網状体として埋設したために
バラスト上面に対して整合させることができて破
損しにくくなる効果を有する。
また、たとえ破損をしても、網状体が充填して
あるために引き裂きが進まない効果を有する。
さらに、曲げ剛性が高いために、車両通過時の
揚圧力や負圧力に対しても十分な剛性を発揮する
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカバーの拡大断面図、第2図はカバー
の一部破断拡大斜視図、第3図はバラスト軌道上
にカバーを敷設した状態の断面図、第4図はバラ
スト軌道上にカバーを敷設した状態の平面図、第
5図はバラスト軌道上にカバーを敷設した状態の
断面図、第6図は他の敷設状態の平面図、第7図
は従来例のマツトの斜視図、第8図はバラスト軌
道上にマツトを敷設した状態の断面図、第9図は
バラスト軌道上にマツトを敷設した状態の平面図
である。 2……網状体、3……ゴムシート、4……カバ
ー、5……まくらぎ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高速鉄道のバラスト軌道のバラストが飛散した
    り舞い上がつたりしないようにバラスト軌道上面
    に敷設する飛散防止カバーにおいて、網状体にし
    た剛性材を弾性シート中に一体に接着埋設して構
    成したことを特徴とするバラスト飛散、舞い上が
    り防止カバー。
JP15671088U 1988-12-02 1988-12-02 Expired - Lifetime JPH0523601Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15671088U JPH0523601Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15671088U JPH0523601Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0278605U JPH0278605U (ja) 1990-06-18
JPH0523601Y2 true JPH0523601Y2 (ja) 1993-06-16

Family

ID=31435494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15671088U Expired - Lifetime JPH0523601Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0523601Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0278605U (ja) 1990-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5713518A (en) Railroad cross tie and track continuity detector systems
AU774420B2 (en) Rail boot
US6726116B2 (en) Railway crossing structure
KR101670308B1 (ko) 탄성 레일 지지 블럭 조립체
US4416419A (en) Railway bed
US3465963A (en) Crossing structure
JPS6024244B2 (ja) 線路踏切用板体
US5535948A (en) Concrete grade crossing panels having integral elastomeric seals
JPH0523601Y2 (ja)
US5813602A (en) Securing edge protectors for concrete grade crossing panels having integral elastomeric seals
JPH03125701A (ja) ブロック埋め込み式防振直結軌道構造
JPH0124161Y2 (ja)
JPS6326401Y2 (ja)
JPS62225603A (ja) 踏切用敷板材
JPH0412090Y2 (ja)
JP3818636B2 (ja) 分岐器用箱抜型弾性軌道装置
CN219430405U (zh) 一种适用于站城一体化综合开发的高等级减振轨道结构
JPH0428881Y2 (ja)
CN217810300U (zh) 橡胶道口板
JPH11350401A (ja) まくらぎ弾性支持装置及びこの装置を備えたまくらぎ
JPH0452241Y2 (ja)
JPS5912242Y2 (ja) 踏切舗道
JPH057704U (ja) スラブ軌道用レール締結装置の絶縁部の構造
JPH06158603A (ja) 枕 木
JPS6111283Y2 (ja)