JPH0124161Y2 - - Google Patents

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JPH0124161Y2
JPH0124161Y2 JP1982134713U JP13471382U JPH0124161Y2 JP H0124161 Y2 JPH0124161 Y2 JP H0124161Y2 JP 1982134713 U JP1982134713 U JP 1982134713U JP 13471382 U JP13471382 U JP 13471382U JP H0124161 Y2 JPH0124161 Y2 JP H0124161Y2
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JP
Japan
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passage board
track
drainage groove
slip
track bed
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JP1982134713U
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JPS5938501U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄道路線に沿つた作業員歩行路に関
するものである。
列車の連結・切り離し、また点検・修理等の際
作業員は、線路傍でその作業を行なうわけである
が、鉄道路線にとつて未だ不可欠に近い砂利・砕
石が歩行には非常な邪魔となつている。
この砂利や砕石で構成されている部分は、一般
は「道床6」と呼ばれるもので、枕木7と路盤8
との間および枕木7の周囲にあつて、車輪からレ
ール9や枕木7を経てくる荷重を路盤8に伝え、
軌道に弾性を与え、排水をよくし、また軌道の狂
いの調整に役立つものである。
この道床6は、日本では川砂利・砕石を用いる
ことが多く、しかも国鉄(日本国有鉄道)につい
て言えば、1級線で250m/m、2級・3級線で
200m/m、4級線で150m/m、新幹線では300
m/mの道床の下にさらに200m/mの補助道床
をおくというふうに相当の高さのあるものであ
る。
但し、トンネルの中で線路の保守が困難なとこ
ろ・停車場の乗降場線・車両洗浄線などではコン
クリートで道床を作ることもあるが、振動吸収
能・騒音・弾性・コスト等種々の面で一般の道床
と代替し得るところまで達していないのが実情で
ある。そこでほとんどの場合(保線区も含めて)、
砂利や砕石が敷き詰められた部分で作業員が作業
を行なうわけであるが、徐行している列車から飛
び降りたり飛び乗つたりすることは日常必ず行な
われていることであるので、相当に慣れている者
にとつても危険極まりないことだと言える。
そうしたこともあつて一般には作業員がしばし
ば歩行する部分、飛び降りる部分に歩行路として
コンクリート製の板が敷かれることになる。
しかし、寒冷地の冬期などでは却つてこのコン
クリート板が、凍結などで危険度を高めてしまう
結果となつている。
そこで本考案者は、上記諸点に鑑み、取り付け
が簡単で、コストが比較的低く、安全性の非常に
高い道床用通路板を考案したものである。
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案の道床用通路板1を敷設した
状態を示す線路周辺の斜視図である。
尚ここでは作業員が保線作業を頻繁に行なう場
所であるという意味で停車場内の2軌道間に本道
床用通路板を敷設した状況を設定し、以後もこれ
に沿つて説明するものであるが、軌道間に限定さ
れるものではなく、例えば単線区域でも当然敷設
し得るものであることは言うまでもない。但し、
たとえ単線であつても保線は主として指定保線区
で行なわれ、複線域若しくはそれ以上の複数線区
である場合が多く、実際は軌道間に設置するのが
好ましくはある。
第2図は、本考案の道床用通路板1の一例を示
すものの平面図である。表面水切溝2が網目状に
形成されており、これにより多数の菱形突起が形
成されることになり、これらがそれぞれ滑り止め
の役目をする防滑突起3となる。この表面水切溝
2の形状は本図の如く菱形網目状のものに限定さ
れるものではないが、例えば溝が平行にあつて非
交差のものであれば、滑りやすい方向をもつこと
になるので網目状になつているのが好ましいと言
える。
また実際に設置して通路を作る場合には、通路
の方向(第1図中のA−A方向)と、菱形の短対
角線方向(本図B−B方向)とが一致するように
して、列車からの飛び降り・列車への飛び乗りの
時の防滑効果を高めるようにすればよい。
このようにしてなる道床用通路板であるのだか
ら、掃除が非常に楽であり、例えば簡単な撤水程
度でも溝に詰まつているものが除去し得るもので
ある。
次に、本考案の道床用通路板の防滑効果と材質
の摩耗について述べる。
錆びる事なく、大量生産ができ、成形が容易等
の利点を有するので、材質としてはコンクリート
が好ましい。且つ形状によつて防滑効果を高める
最善の方法は、多数の小突起を設けることであ
る。しかし、コンクリートは脆く、小突起にする
と摩耗や欠損が起りやすくなるで、こうした小突
起を設けたコンクリート板の露出面側に合成樹脂
シートを積層させるなどして摩耗・欠損に対処し
たりしているが滑り止めの効果は低くなつてい
る。
本考案の道床用通路板1は、表面水切溝2を形
成して必然的にできる突起を防滑突起とするもの
であり、突起は小さいものであるとはいえある程
度の大きさがあるので摩耗しにくいし、欠損して
も効果が低下することはない。
第3図は、第2図の図中C−C方向で切断した
断面図を示す平面図である。表面水切溝2は(図
では通路板表面1aと表面水切溝底面2aとの間
隙に当たる)中央4付近で浅く、端にゆくほど深
くなつていて、排水効果を高めている。こうすれ
ば通路板1は水平の状態で排水が容易に行なえる
ことになる。
第4図は、水抜孔5を有する実施例を示すもの
である。これは、側溝10などの上に載置する場
合に都合のよいものである。この場合、排水効
果・防滑効果ともに大いに向上する。
以上説明したように本考案の道床用通路板は、
コンクリート製で多数の突起と表面水切溝を有す
るものであり、軌道の傍で保線作業等を行う者に
とつて非常に危険であつた歩きにくい砂利等か
ら、防滑排水作用の優れた通路板上へ作業環境を
変えることによつて彼らの安全を図らんとする実
用上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を使用した状態を示
す斜視図、第2図は本考案の実施例の1つを示す
ものの平面図、第3図は同じく断面図、第4図は
他の実施例を示すものの平面図である。 1……道床用通路板、1a……通路板表面、2
……表面水切溝、2a……表面水切溝底面、3…
…防滑突起、4……中央、5……水抜孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 網目状となつた表面水切溝と、該表面水切溝に
    よつて形成される複数の防滑突起を有している道
    床用通路板であつて、該防滑突起の表面は水平面
    を形成し、また該水切溝は最深部が道床用通路板
    外周にあつて、該道床通路板中央付近にゆくに従
    つて次第に浅くなるという高低差のあるものであ
    ることを特徴とする道床用通路板。
JP13471382U 1982-09-02 1982-09-02 道床用通路板 Granted JPS5938501U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13471382U JPS5938501U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 道床用通路板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13471382U JPS5938501U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 道床用通路板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5938501U JPS5938501U (ja) 1984-03-12
JPH0124161Y2 true JPH0124161Y2 (ja) 1989-07-24

Family

ID=30303460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13471382U Granted JPS5938501U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 道床用通路板

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665805B2 (ja) * 1984-06-09 1994-08-24 株式会社斎藤鉄工所 温水注入型融雪機
JPS62176215U (ja) * 1986-04-26 1987-11-09
JPH0657922B2 (ja) * 1988-02-06 1994-08-03 株式会社林物産 臨時駐車場用の舗装用部材
IT202100009173A1 (it) * 2021-04-13 2022-10-13 Transrail S R L Passerella pedonale per sentieri ferroviari

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56100504U (ja) * 1979-08-10 1981-08-07

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JPS5938501U (ja) 1984-03-12

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