JPH05235U - 板金加工機のワーククランプ装置 - Google Patents
板金加工機のワーククランプ装置Info
- Publication number
- JPH05235U JPH05235U JP046191U JP4619191U JPH05235U JP H05235 U JPH05235 U JP H05235U JP 046191 U JP046191 U JP 046191U JP 4619191 U JP4619191 U JP 4619191U JP H05235 U JPH05235 U JP H05235U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】クランプ面が噛合いずれ量が吸収され、ワーク
クランプ移動の際の累積誤差が解消することを目的とす
る。 【構成】キヤレッジベースに設けられ凹凸状に形成され
るクランプ面を有するクランプバーと、ワーククランプ
に設けられ前記クランプバーのクランプ面に対向して凹
凸状に形成されるクランプ面を有し前記クランプバーと
クランプ自在とするクランプシリンダとから構成され
る。
クランプ移動の際の累積誤差が解消することを目的とす
る。 【構成】キヤレッジベースに設けられ凹凸状に形成され
るクランプ面を有するクランプバーと、ワーククランプ
に設けられ前記クランプバーのクランプ面に対向して凹
凸状に形成されるクランプ面を有し前記クランプバーと
クランプ自在とするクランプシリンダとから構成され
る。
Description
【0001】
本考案は、タレットパンチプレスまたは板金用レーザ加工機等の板金加工機に おけるキヤレッジベースにワーククランプをクランプする板金加工機のワークク ランプ装置に関する。
【0002】
従来、板金加工機にはワーククランプ装置が装着されている。このワーククラ ンプ装置は、キヤレッジの左右に装着される2組のワーククランプによってワー クの一端辺縁を挟持し、板金加工機の機械全幅にほぼ等しく延伸するキヤレッジ ベースに移動自在(X軸移動)に装着されている。
【0003】 さらに、キヤレッジベースは、X軸方向に位置決めされたワークをキヤレッジ と共に、板金加工機の加工部に移送(Y軸移動)させて所定の加工を行うもので ある。
【0004】 この際、ワーククランプ装置のワーククランプは、キヤレッジとの間の移動を 防止し位置決めするために、キヤレッジに設けられたガイドプレートの側面を係 止するブレーキ手段が装着されている。これと共に、キヤレッジベースとの間の 移動を防止し位置決めするために、キヤレッジベースに設けられたクランプバー にクランプ自在に設けられたクランプ部がワーククランプに設けられている。
【0005】
ところで、前記クランプバーのクランプ部は平面バーであった。この平面バー に対向するワーククランプのクランプ部も平面であった。従って、前記クランプ バーのクランプ部をワーククランプのクランプ部で平面クランプするために、ワ ーククランプが移動する際のつかみ換えによるいざり(ずれ)によって、約0. 05mm程度の誤差が発生するという問題があった。この誤差は方向が決らないの で、累積されて大きくなる恐れがあった。
【0006】 本考案の目的は、上記の問題点を解決するために、その構成が簡単で、しかも クランプ面の噛合いでずれ量が吸収され、クランプ移動の際の累積誤差が解消さ れる板金加工機のワーククランプ装置を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案は、板金加工機に設けられ前後方向に移動 自在とするキヤレッジベースと、このキヤレッジベースに左右方向に移動自在に 設けられたキヤレッジと、このキヤレッジに移動自在に設けられワークをクラン プするワーククランプとを有し、前記ワークを前後および左右方向に移動自在と するワーククランプ装置において、前記キヤレッジベースに設けられ凹凸状に形 成されるクランプ面を有するクランプバーと、前記ワーククランプに設けられ前 記クランプバーのクランプ面に対向して凹凸状に形成されるクランプ面を有し前 記クランプバーとクランプ自在とするクランプシリンダとを備えることを特徴と する板金加工機のワーククランプ装置である。
【0008】
本考案のワーククランプ間隔自動調整装置を採用することにより、凹凸状に形 成されるクランプ面を有するクランプバーをキヤレッジベースに設け、前記クラ ンプバーのクランプ面に対向して凹凸状に形成されるクランプ面を有し前記クラ ンプバーとクランプ自在とするクランプシリンダを前記ワーククランプに設ける ことによって、その構成が簡単で、しかもクランプ面の噛合いでずれ量が吸収さ れ、クランプ移動の際の累積誤差が解消される。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて、詳細に説明する。
【0010】 図1は本考案のワーククランプ装置の概略構成図、図2は図1の要部構成の拡 大図、図3は図2のクランプ面の概要図を示す。図1ないし図3において、ワー ククランプ装置1は、主としてキヤレッジ3と、ワーククランプ5およびキヤレ ッジベース7とから構成される。キヤレッジ3に装着されるワーククランプ5に よってワーク(図示省略)の一端辺縁を挟持し、板金加工機のテーブルの全体幅 にほぼ等しく延伸するキヤレッジベース7によって、移動自在(図面に垂直方向 に)に装着されている。
【0011】 キヤレッジ3の前面には、断面鳩尾状に形成されたガイドレール19がキヤレ ッジ3の全長に亘り設けられ、このガイドレール19に対してスライド自在にワ ーククランプ5を保持する保持部材21が固定ねじ23にてワーククランプ5に 固定されている。
【0012】 キヤレッジベース7は、ワークをキヤレッジ3と共に、板金加工機の加工部に 移送(Y軸移動)させて所定の加工を行う。この際、ワーククランプ5には、キ ヤレッジベース7の先端に設けられたクランプバー9のクランプ面11に対向し て、ワーククランプ5の保持部材21に設けられたエアまたは油圧式クランプシ リンダ13のクランプ面15が設けられている。なお、このクランプシリンダ1 3は、エヤまたは油圧供給口17を経て供給される操作エアまたは油圧によって 操作される。
【0013】 また、ワーククランプ5の爪部25は、エヤまたは油圧供給口27を経て供給 されるエアまたは油圧により作動する図示されない爪部操作シリンダによって、 ワークをクランプまたはアンクランプ自在である。
【0014】 図3に示すように表面にそれぞれラック状の凹凸歯29が形成されたクランプ 面15とクランプ面11とが互いにクランプすることにより、クランプ移動の際 のつかみ換えによる誤差を少なくするものである。従って、クランプ移動時に常 に噛合うラック状凹凸歯29のピッチを、例えば1mm単位とすることにより、1 mm単位の移動指令によってクランプ時のいざり(ずれ)が防止される。
【0015】 従って、クランプシリンダ13のクランプ面15がクランプバー9のクランプ 面11をクランプする際に、凹凸歯29が互いに噛合ってずれ量が吸収される。 クランプ移動が通常1mm単位程度であるから、この凹凸歯29のピッチは1mmピ ッチを最良とするが、コスト上から10mm単位としても、現状のクランプずれ量 では充分である。
【0016】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜の設計的変更を 行うことにより、他の態様においても実施し得るもので、例えばクランブバー9 のクランプ面11の数箇所に凹凸歯29を設けてもよい。
【0017】 また、図4に示すようにクランブバー9のクランプ面11は全面的に凹凸面2 9を設けるも、対応するクランプ面15にはその一部に凹凸歯(突起歯)29を 設けてもよい。なお、凹凸歯29の突起部に丸みを設けてもよい、さらに、凹凸 歯29をラック状でなくローレット状にしてもよい。さらにまた、図5に示すよ うにクランプバー9のクランプ面11に10mmピッチ程度の等間隔の孔31を設 け、このクランプ面に対応するクランプ面15に対応するテーパピン33を設け てもよい。
【0018】
上記説明ですでに明らかなように、本考案の板金加工機のワーククランプ装置 は、凹凸状に形成されるクランプ面を有するクランプベース部をキヤレッジベー スに設け、前記クランプベース部のクランプ面に対向して凹凸状に形成されるク ランプ面を有し前記クランプベース部とクランプ自在とするクランプシリンダを 前記ワーククランプに設けることによって、従来技術の問題点が有効に解決され 、その構成が簡単で、しかもクランプ面が噛合いずれ量が吸収され、クランプ移 動の際の累積誤差が解消する。
【図1】本考案のワーククランプ装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】図1の要部構成の拡大図である。
【図3】図2のクランプ面の概要図である。
【図4】本考案の他の実施例であるクランプ面の概要図
である。
である。
【図5】本考案のさらに他の実施例であるクランプ面の
概要図である。
概要図である。
1 ワーククランプ装置 3 キヤレッジ 5 ワーククランプ 7 キヤレッジベース 9 クランプバー 11,15 クランプ面 13 クランプシリンダ 21 保持部材 29 凹凸歯
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】板金加工機に設けられ前後方向に移動自在
とするキヤレッジベースと、このキヤレッジベースに左
右方向に移動自在に設けられたキヤレッジと、このキヤ
レッジに移動自在に設けられワークをクランプするワー
ククランプとを有し、前記ワークを前後および左右方向
に移動自在とするワーククランプ装置において、前記キ
ヤレッジベースに設けられ凹凸状に形成されるクランプ
面を有するクランプバーと、前記ワーククランプに設け
られ前記クランプバーのクランプ面に対向して凹凸状に
形成されるクランプ面を有し前記クランプバース部とク
ランプ自在とするクランプシリンダとを備えることを特
徴とする板金加工機のワーククランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4619191U JP2547232Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 板金加工機のワーククランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4619191U JP2547232Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 板金加工機のワーククランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05235U true JPH05235U (ja) | 1993-01-08 |
JP2547232Y2 JP2547232Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=12740164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4619191U Expired - Lifetime JP2547232Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 板金加工機のワーククランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547232Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110252880A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-09-20 | 范东海 | 一种建筑模板用锥销连续冲孔装置 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP4619191U patent/JP2547232Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110252880A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-09-20 | 范东海 | 一种建筑模板用锥销连续冲孔装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2547232Y2 (ja) | 1997-09-10 |
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