JPH05235682A - チップ型電子部品 - Google Patents

チップ型電子部品

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Publication number
JPH05235682A
JPH05235682A JP7535192A JP7535192A JPH05235682A JP H05235682 A JPH05235682 A JP H05235682A JP 7535192 A JP7535192 A JP 7535192A JP 7535192 A JP7535192 A JP 7535192A JP H05235682 A JPH05235682 A JP H05235682A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
film electrode
electrodes
thin film
electronic component
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7535192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamichi Kitajima
宝道 北嶋
Koji Nagahara
恒治 永原
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7535192A priority Critical patent/JPH05235682A/ja
Publication of JPH05235682A publication Critical patent/JPH05235682A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極の剥離、剥落を防止することにより、電
極信頼性を向上させるとともに、外観不良の発生を防止
する。 【構成】 厚膜電極5a、6a、7aと薄膜電極5b、
6b、7bとが接する稜線上において、厚膜電極5a、
6a、7aと薄膜電極5b、6b、7bの先端部が稜線
の端部にまで達している場合を除いて、厚膜電極5a、
6a、7aの先端部を薄膜電極5b、6b、7bの先端
部より突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チップ型電子部品に
関し、詳しくは、チップ型圧電部品などのように、電子
部品(圧電部品)素体の表面に厚膜電極と薄膜電極とを
配設してなるチップ型電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、例えば、チップ型圧
電部品(電子部品)は、圧電基板に振動電極などの電極
(図示せず)を配設してなる圧電素子11の上下両主面
を、セラミック基板(封止基板)12、13で封止して
圧電部品素体(電子部品素体)14を形成するととも
に、その両端部及び中央部に、電極15、16及び17
を巻き回すように配設することにより形成されている。
なお、電極15、16、17は、圧電素子11に形成さ
れた電極(図示せず)と導通するように形成されてい
る。
【0003】このようなチップ型圧電部品において、電
極15、16、17は、通常、封止基板12、13の上
下両面側に形成された厚膜電極15a、16a、17a
と、封止基板12、13及び圧電素子11の側面に形成
された薄膜電極15b、16b、17bから形成されて
いる。すなわち、厚膜電極15a、16a、17aは、
封止基板12、13を圧電素子11に接合する前に、封
止基板の所定の位置にあらかじめ銀ペーストなどを塗
布、焼付けすることにより形成され、また、薄膜電極1
5b、16b、17bは、封止基板12、13を圧電素
子11に接合した後に、スパッタリングや蒸着などの方
法により形成され、両者(厚膜電極と薄膜電極)が一体
となって電極5、6、7を形成している。
【0004】上記の厚膜電極15a、16a、17aと
薄膜電極15b、16b、17bとを比較すると、封止
基板12、13や圧電素子11への接着(密着)強度
は、厚膜電極15a、16a、17aの方が薄膜電極1
5b、16b、17bより大きく、電子部品素体14の
稜線上(エッジ上)においても容易に剥離、剥落するこ
とがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スパッタリ
ングなどの方法で形成される薄膜電極15b、16b、
17bは、接着(密着)強度が厚膜電極15a、16
a、17aよりも劣るため、図4に示すように、薄膜電
極15b、16b、17bが稜線上(エッジ上)におい
て、厚膜電極15a、16a、17aよりも突出してい
る場合、エッジ部から薄膜電極15b、16b、17b
が剥離、剥落して、外観不良や信頼性の低下の原因にな
るという問題点がある。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するもので
あり、電極の剥離、剥落などによる電極信頼性の低下
や、外観不良を防止することが可能なチップ型電子部品
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のチップ型電子部品は、略直方体形状の電
子部品素体の少なくとも1つの面に焼付け銀電極などの
厚膜電極が形成され、かつ、該厚膜電極が形成された面
と接する面にスパッタリングなどの方法により薄膜電極
が形成されたチップ型電子部品であって、前記厚膜電極
と前記薄膜電極とが接する稜線上において、前記厚膜電
極と前記薄膜電極の先端部が稜線の端部にまで達してい
る場合を除いて、前記厚膜電極の先端部を前記薄膜電極
の先端部より突出させたことを特徴とする。
【0008】
【作用】厚膜電極と薄膜電極とが接する稜線上におい
て、厚膜電極と薄膜電極の先端部が稜線の端部にまで達
している場合を除き、厚膜電極の先端部(端部)が薄膜
電極の先端部(端部)を越えた位置にまで達しているた
め、薄膜電極の角部を形成する2つの辺のうち稜線を構
成する方の辺が厚膜電極と接して保護されており、稜線
上の薄膜電極の角部が剥離、剥落することを抑制、防止
して、電極信頼性を向上させるとともに外観不良の発生
を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、この発明の一実施例にかかるチップ型電
子部品を示す斜視図である。
【0010】この実施例のチップ型電子部品は、チップ
型圧電部品(チップ型圧電フィルタ)であり、圧電基板
に電極(図示せず)を配設してなる圧電素子1の上下両
主面を、セラミック基板(封止基板)2、3により封止
して圧電部品素体(電子部品素体)4を形成し、その両
端部及び中央部に、電極5、6、7を巻き回すように配
設することにより形成されている。この電極5、6、7
は、圧電素子(圧電基板)1に形成された電極(図示せ
ず)と導通するように形成されている。
【0011】上記電極5、6、7のうち、封止基板2、
3の上下両面側に形成された電極(厚膜電極)5a、6
a、7aは、封止基板2、3を圧電素子(圧電基板)1
に接合する前に、あらかじめ銀ペーストを塗布、焼付け
することにより形成された焼付け銀電極(すなわち、厚
膜電極)である。また、封止基板2、3及び圧電素子1
の側面に形成された電極(薄膜電極)5b、6b、7b
は、封止基板2、3を圧電素子1に接合した後に、例え
ば、銀などをスパッタリングすることにより形成された
薄膜電極である。
【0012】そして、上記厚膜電極(銀ペーストを塗
布、焼付けすることにより形成された焼付け銀電極)5
a、6aと薄膜電極(スパッタリングにより形成された
銀薄膜電極)5b、6bは、いずれも電子部品素体4の
両端部にまで形成されているが、逆の側(電子部品素体
4の中央側)においては、厚膜電極5a、6aが薄膜電
極5b、6bの先端部(端部)よりも突出するように形
成されており、薄膜電極5b、6bは厚膜電極5a、6
aの先端部(端部)より手前の位置にまでしか達してい
ない。また、電極7に関しても、稜線上の位置におい
て、厚膜電極7aのほうが薄膜電極7bよりも突出して
おり、薄膜電極7bは厚膜電極7aの両端よりも手前の
位置にまでしか形成されていない。
【0013】上記のように構成されたチップ型電子部品
においては、厚膜電極5a、6aと薄膜電極5b、6b
とが接する稜線上において、厚膜電極5a、6aと薄膜
電極5b、6bの一方の先端部は、稜線の端部にまで達
しているが、逆の側においては、厚膜電極5a、6aの
先端部が薄膜電極5b、6bの先端部より突出し、薄膜
電極5b、6bの先端部(角部)を保護しているため、
稜線上の角部からの薄膜電極5b、6bの剥離、剥落を
抑制、防止することができる。また、中央の電極7に関
しては、薄膜電極7bの稜線上の両方の先端部が厚膜電
極7aの先端部より後退した位置にあり、厚膜電極7a
により保護されるため、薄膜電極7bの剥離、剥落を抑
制、防止することができる。したがって、各電極5、
6、7のいずれに関してもその信頼性を向上させること
ができるとともに、外観不良の発生を防止することがで
きる。なお、中央の電極7のようにその両端が稜線の端
部に達していない場合において、厚膜電極7aのいずれ
か一方の先端部が薄膜電極7bの先端部より突出し、他
方の先端部が薄膜電極7bの先端部と同じ位置にあるよ
うな場合(図示せず)にも、薄膜電極7bの先端部(角
部)が厚膜電極7aにより保護されるため、薄膜電極7
bの剥離、剥落を防止する効果を得ることが可能であ
る。
【0014】また、図2は、この発明の他の実施例にか
かるチップ型電子部品を示す斜視図である。このチップ
型電子部品においては、両端側の電極5、6の薄膜電極
5b、6bが、電子部品素体4の先端部より手前までし
か形成されておらず、一方、厚膜電極5a、6aは電子
部品素体4の端部にまで形成されている。したがって、
薄膜電極5b、6b、7bの、稜線上の角部がいずれも
厚膜電極5a、6a、7aにより保護されるため、上記
実施例(図1)よりも確実に、薄膜電極5b、6b、7
bの角部からの剥離、剥落を抑制、防止して、電極信頼
性を向上させるとともに外観不良の発生を防止すること
ができる。
【0015】なお、上記実施例では、電子部品素体の端
面には電極が形成されていないチップ型電子部品につい
て説明したが、この発明は、端面にも薄膜電極が形成さ
れるようなチップ型電子部品にも有効に適用することが
できる。
【0016】また、上記実施例では、チップ型圧電部品
について説明したが、この発明は、チップ型圧電部品に
限らず、略直方体形状の電子部品素体の少なくとも1つ
の面に焼付け銀電極などの厚膜電極が配設され、かつ、
厚膜電極が形成された面と稜線を境にして接する面にス
パッタリングなどの方法により薄膜電極が配設される種
々のチップ型電子部品に広く適用することができる。
【0017】また、この発明においては、薄膜電極や厚
膜電極の構成材料や成膜条件に特別の制約はなく、好ま
しい材料を用いて、種々の条件下に薄膜電極及び厚膜電
極を形成することが可能である。
【0018】なお、この発明のチップ型電子部品におい
ては、稜線上において、厚膜電極を薄膜電極よりも突出
させることを特徴とするものであり、稜線上以外の部分
では、薄膜電極の剥離、剥落は発生しにくいことから、
稜線上以外では薄膜電極が厚膜電極よりも突出していて
もよい場合がある。
【0019】さらに、下層電極として、厚膜電極(焼付
け銀電極など)と薄膜電極(スパッタ電極など)とをそ
れぞれ形成し、その後に、メッキあるいは半田ディッピ
ングなどの方法により上層電極を形成して電極を複合一
体化することにより、電極信頼性をさらに向上させるこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】上述のように、この発明のチップ型電子
部品は、厚膜電極と薄膜電極とが接する稜線上におい
て、厚膜電極と薄膜電極の先端部が稜線の端部にまで達
している場合を除いて、前記厚膜電極の先端部を前記薄
膜電極の先端部より突出させるようにしているので、接
着強度(密着強度)にすぐれた厚膜電極により、稜線上
の薄膜電極の角部を保護し、薄膜電極の角部からの剥
離、剥落を抑制、防止して、電極信頼性を向上させると
ともに、外観不良の発生を防止して歩留りを向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるチップ型電子部品
(チップ型圧電部品)を示す斜視図である。
【図2】この発明の他の実施例にかかるチップ型電子部
品(チップ型圧電部品)を示す斜視図である。
【図3】従来のチップ型電子部品を示す斜視図である。
【図4】従来のチップ型電子部品の要部を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 圧電素子(圧電基板) 2,3 封止基板 4 電子部品素体 5,6,7 電極 5a,6a,7a 厚膜電極 5b,6b,7b 薄膜電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体形状の電子部品素体の少なくと
    も1つの面に焼付け銀電極などの厚膜電極が形成され、
    かつ、該厚膜電極が形成された面と接する面にスパッタ
    リングなどの方法により薄膜電極が形成されたチップ型
    電子部品であって、前記厚膜電極と前記薄膜電極とが接
    する稜線上において、前記厚膜電極と前記薄膜電極の先
    端部が稜線の端部にまで達している場合を除いて、前記
    厚膜電極の先端部を前記薄膜電極の先端部より突出させ
    たことを特徴とするチップ型電子部品。
JP7535192A 1992-02-25 1992-02-25 チップ型電子部品 Withdrawn JPH05235682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7535192A JPH05235682A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 チップ型電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7535192A JPH05235682A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 チップ型電子部品

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Publication Number Publication Date
JPH05235682A true JPH05235682A (ja) 1993-09-10

Family

ID=13573740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7535192A Withdrawn JPH05235682A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 チップ型電子部品

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JP (1) JPH05235682A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6747392B1 (en) 1999-09-27 2004-06-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Chip electronic components and mounting structure for the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6747392B1 (en) 1999-09-27 2004-06-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Chip electronic components and mounting structure for the same

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518