JPH0523540A - 排ガス中の有害物質の除去方法 - Google Patents
排ガス中の有害物質の除去方法Info
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- JPH0523540A JPH0523540A JP3186480A JP18648091A JPH0523540A JP H0523540 A JPH0523540 A JP H0523540A JP 3186480 A JP3186480 A JP 3186480A JP 18648091 A JP18648091 A JP 18648091A JP H0523540 A JPH0523540 A JP H0523540A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】排ガス中の有機塩素化合物及び重金属類をより
簡単かつ効率的に回収すると共に無毒化することができ
る排ガス中の有害物質の除去方法を提供する。 【構成】燃焼炉１１で発生した排ガスを吸着装置１４に
導入して吸着装置１４に充填された吸着剤に排ガス中の
有機塩素化合物及び重金属類を吸着させる。有機塩素化
合物及び重金属類を吸着した使用済みの吸着剤を、燃焼
炉１１内部へ投入し、燃焼炉１１内部の燃焼熱により吸
着剤中のダイオキシン類等の有機塩素化合物を加熱分解
する。次いで、燃焼炉１１の燃焼熱により再揮散した重
金属蒸気を、排ガスと共に半乾式反応塔１２に導入し、
耐熱性キレート剤を噴霧する。これにより、重金属蒸気
を耐熱性キレート剤との気液接触反応に供し、微粒子状
のキレート化合物として、集塵装置１３により除去す
る。
簡単かつ効率的に回収すると共に無毒化することができ
る排ガス中の有害物質の除去方法を提供する。 【構成】燃焼炉１１で発生した排ガスを吸着装置１４に
導入して吸着装置１４に充填された吸着剤に排ガス中の
有機塩素化合物及び重金属類を吸着させる。有機塩素化
合物及び重金属類を吸着した使用済みの吸着剤を、燃焼
炉１１内部へ投入し、燃焼炉１１内部の燃焼熱により吸
着剤中のダイオキシン類等の有機塩素化合物を加熱分解
する。次いで、燃焼炉１１の燃焼熱により再揮散した重
金属蒸気を、排ガスと共に半乾式反応塔１２に導入し、
耐熱性キレート剤を噴霧する。これにより、重金属蒸気
を耐熱性キレート剤との気液接触反応に供し、微粒子状
のキレート化合物として、集塵装置１３により除去す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミ焼却プラント等か
ら発生する排ガス中の有害物質の除去方法に関し、特
に、排ガス中の有機塩素化合物および重金属類の除去方
法に関する。
ら発生する排ガス中の有害物質の除去方法に関し、特
に、排ガス中の有機塩素化合物および重金属類の除去方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えばゴミ焼却場等から発生する排ガス
中には、ダイオキシン類に代表される有機塩素化合物
や、水銀、鉛、カドミウム、亜鉛等の重金属類のような
有害物質が含有されている。従来、これらの有機塩素化
合物および重金属類を排ガス中から除去する方法が種々
提案され一部実施されている。
中には、ダイオキシン類に代表される有機塩素化合物
や、水銀、鉛、カドミウム、亜鉛等の重金属類のような
有害物質が含有されている。従来、これらの有機塩素化
合物および重金属類を排ガス中から除去する方法が種々
提案され一部実施されている。
【０００３】これら従来の排ガス中の有害物質の除去方
法としては、重金属類のみまたは有機塩素化合物のみを
除去することを目的とした方法や、重金属類および有機
塩素化合物を同時に除去する方法がある。特に後者のう
ち、活性炭等の吸着剤に重金属類および有機塩素化合物
を吸着させて除去する方法が知られている。
法としては、重金属類のみまたは有機塩素化合物のみを
除去することを目的とした方法や、重金属類および有機
塩素化合物を同時に除去する方法がある。特に後者のう
ち、活性炭等の吸着剤に重金属類および有機塩素化合物
を吸着させて除去する方法が知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸着剤
により重金属類および有機塩素化合物を除去する方法で
は、重金属類および有機塩素化合物を吸着した吸着剤を
廃棄処理するため、有機塩素化合物、特にダイオキシン
類を分解・除去する必要がある。このため、使用済みの
吸着剤をダイオキシン類の分解温度まで加熱することが
行われている。しかし、このような加熱処理の前に重金
属類を吸着剤から分離することは非常に困難である。こ
のため、吸着剤を加熱すると、同時に吸着した重金属類
が蒸気化して揮散する。さらに揮散した重金属類を除去
するのは非常に困難である。この結果、揮散した重金属
類がゴミ焼却プラントの系内に蓄積され易い等の問題が
ある。
により重金属類および有機塩素化合物を除去する方法で
は、重金属類および有機塩素化合物を吸着した吸着剤を
廃棄処理するため、有機塩素化合物、特にダイオキシン
類を分解・除去する必要がある。このため、使用済みの
吸着剤をダイオキシン類の分解温度まで加熱することが
行われている。しかし、このような加熱処理の前に重金
属類を吸着剤から分離することは非常に困難である。こ
のため、吸着剤を加熱すると、同時に吸着した重金属類
が蒸気化して揮散する。さらに揮散した重金属類を除去
するのは非常に困難である。この結果、揮散した重金属
類がゴミ焼却プラントの系内に蓄積され易い等の問題が
ある。
【０００５】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、排ガス中の有機塩素化合物および重金属類をよ
り簡単にかつ効率良く回収することができる排ガス中の
有害物質の除去方法を提供するものである。
であり、排ガス中の有機塩素化合物および重金属類をよ
り簡単にかつ効率良く回収することができる排ガス中の
有害物質の除去方法を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも燃
焼炉から流出した排ガス中の有機塩素化合物および重金
属類を吸着剤に吸着させて回収する工程と、該有機塩素
化合物および該重金属類を吸着した該吸着剤を前記燃焼
炉に投入して該有機塩素化合物を分解する工程と、前記
燃焼炉から流出した排ガス中の前記重金属類が揮散して
なる重金属蒸気を耐熱性キレート剤との気液接触反応に
供し、生成したキレート化合物を捕集する工程とを具備
することを特徴とする排ガス中の有害物質の除去方法を
提供する。
焼炉から流出した排ガス中の有機塩素化合物および重金
属類を吸着剤に吸着させて回収する工程と、該有機塩素
化合物および該重金属類を吸着した該吸着剤を前記燃焼
炉に投入して該有機塩素化合物を分解する工程と、前記
燃焼炉から流出した排ガス中の前記重金属類が揮散して
なる重金属蒸気を耐熱性キレート剤との気液接触反応に
供し、生成したキレート化合物を捕集する工程とを具備
することを特徴とする排ガス中の有害物質の除去方法を
提供する。
【０００７】
【作用】本発明の排ガス中の有害物質の除去方法によれ
ば、排ガス中の有機塩素化合物および重金属類を吸着し
た吸着剤を燃焼炉内の燃焼熱で加熱分解する。これによ
り、吸着剤中の有機塩素化合物を無毒化する。また、加
熱によって揮散した重金属蒸気を耐熱性キレート剤と反
応させて、微粒子状のキレート化合物を生成させる。こ
れにより、通常の集塵装置により重金属類を除去するこ
とができる。
ば、排ガス中の有機塩素化合物および重金属類を吸着し
た吸着剤を燃焼炉内の燃焼熱で加熱分解する。これによ
り、吸着剤中の有機塩素化合物を無毒化する。また、加
熱によって揮散した重金属蒸気を耐熱性キレート剤と反
応させて、微粒子状のキレート化合物を生成させる。こ
れにより、通常の集塵装置により重金属類を除去するこ
とができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【０００９】図１は、本発明の排ガス中の有機塩素化合
物の除去方法の一実施例における排ガス、吸着剤および
集塵灰の流れを示す説明図である。図中、実線の矢印は
排ガスの流れを示し、破線の矢印は吸着剤の流れを示
す。
物の除去方法の一実施例における排ガス、吸着剤および
集塵灰の流れを示す説明図である。図中、実線の矢印は
排ガスの流れを示し、破線の矢印は吸着剤の流れを示
す。
【００１０】まず、例えば、ストーカー炉式または流動
床炉式の燃焼炉１１で発生した排ガスを、半乾式反応塔
１２に導入して消石灰スラリーを噴霧する。これによ
り、排ガス中の酸性ガス（例えば、塩化水素、硫黄酸化
物）が消石灰と反応して反応生成物を生成する。
床炉式の燃焼炉１１で発生した排ガスを、半乾式反応塔
１２に導入して消石灰スラリーを噴霧する。これによ
り、排ガス中の酸性ガス（例えば、塩化水素、硫黄酸化
物）が消石灰と反応して反応生成物を生成する。
【００１１】次いで、排ガスを集塵装置１３に導入し
て、排ガス中の飛灰を除去する。除去した飛灰（集塵
灰）を集塵装置１３から廃棄する。集塵装置１３として
は、電気集塵器やバグフィルターを使用することができ
る。
て、排ガス中の飛灰を除去する。除去した飛灰（集塵
灰）を集塵装置１３から廃棄する。集塵装置１３として
は、電気集塵器やバグフィルターを使用することができ
る。
【００１２】このようにして、酸性ガスおよび飛灰を除
去した排ガスを、吸着装置１４に導入して、吸着装置１
４に充填した吸着剤に、排ガス中の有機塩素化合物およ
び重金属類を吸着させる。吸着剤としては、通常の吸着
剤であれば、いずれも使用することができるが、比表面
積が約３００ｃｍ2 ／ｇの褐炭（リグナイト）が安価で
ある点で好ましい。
去した排ガスを、吸着装置１４に導入して、吸着装置１
４に充填した吸着剤に、排ガス中の有機塩素化合物およ
び重金属類を吸着させる。吸着剤としては、通常の吸着
剤であれば、いずれも使用することができるが、比表面
積が約３００ｃｍ2 ／ｇの褐炭（リグナイト）が安価で
ある点で好ましい。
【００１３】上述のように有機塩素化合物および重金属
類を吸着した使用済みの吸着剤を、吸着装置１４から燃
焼炉１１へ搬送して、燃焼炉１１内部へ投入する。燃焼
炉１１内部では、約８００℃以上の燃焼熱により、吸着
剤中の有機塩素化合物が加熱分解される。
類を吸着した使用済みの吸着剤を、吸着装置１４から燃
焼炉１１へ搬送して、燃焼炉１１内部へ投入する。燃焼
炉１１内部では、約８００℃以上の燃焼熱により、吸着
剤中の有機塩素化合物が加熱分解される。
【００１４】一方、燃焼炉１１の燃焼熱により再揮散し
た重金属類からなる重金属蒸気を、排ガスと共に再び半
乾式反応塔１２に導入し、耐熱性キレート剤を噴霧す
る。これにより、重金属蒸気が耐熱性キレート剤と気液
接触反応を起こして、微粒子状のキレート化合物が生成
する。ここで、耐熱性キレート剤としては、重金属類と
反応してキレート化合物を生成し得るものであれば特に
限定されないが、高温の排ガスにより活性を失わないよ
うに、約３００℃以上の分解温度を有するものが好まし
い。このようにして生成した微粒子状のキレート化合物
を、集塵装置１３により除去する。なお、説明の便宜
上、消石灰スラリーと、耐熱性キレート剤の噴霧を別工
程として説明したが、実際には消石灰スラリーおよび耐
熱性キレート剤の混合物を噴霧して、酸性ガスおよび重
金属蒸気の除去を行う。これにより、実際は、ゴミ中に
存在する重金属に起因する重金属蒸気と、使用済みの吸
着剤中に存在する重金属に起因する重金属蒸気とを同時
に除去している。このようにして、酸性ガス、飛灰、有
機塩素化合物および重金属類を除去した排ガスを、煙突
１５を介して大気中に放出する。次に、本発明の排ガス
中の有害物質の除去方法を、酸性ガスを除去するために
消石灰粉を煙道中で噴霧する乾式反応を採用する場合に
ついて説明する。
た重金属類からなる重金属蒸気を、排ガスと共に再び半
乾式反応塔１２に導入し、耐熱性キレート剤を噴霧す
る。これにより、重金属蒸気が耐熱性キレート剤と気液
接触反応を起こして、微粒子状のキレート化合物が生成
する。ここで、耐熱性キレート剤としては、重金属類と
反応してキレート化合物を生成し得るものであれば特に
限定されないが、高温の排ガスにより活性を失わないよ
うに、約３００℃以上の分解温度を有するものが好まし
い。このようにして生成した微粒子状のキレート化合物
を、集塵装置１３により除去する。なお、説明の便宜
上、消石灰スラリーと、耐熱性キレート剤の噴霧を別工
程として説明したが、実際には消石灰スラリーおよび耐
熱性キレート剤の混合物を噴霧して、酸性ガスおよび重
金属蒸気の除去を行う。これにより、実際は、ゴミ中に
存在する重金属に起因する重金属蒸気と、使用済みの吸
着剤中に存在する重金属に起因する重金属蒸気とを同時
に除去している。このようにして、酸性ガス、飛灰、有
機塩素化合物および重金属類を除去した排ガスを、煙突
１５を介して大気中に放出する。次に、本発明の排ガス
中の有害物質の除去方法を、酸性ガスを除去するために
消石灰粉を煙道中で噴霧する乾式反応を採用する場合に
ついて説明する。
【００１５】図２に示す如く、燃焼炉２１で発生した排
ガスを、排ガスを冷却するためのガスクーラ２２に導入
する。そして、耐熱性キレート剤および水の混合物を、
排ガス中に噴霧して、重金属蒸気を、耐熱性キレート剤
との気液接触反応に供して、キレート化合物を生成させ
る。次に、ガスクーラ２２から流出した排ガスが流通す
る煙道内に、消石灰粉を噴霧する。以下、第１の実施例
と同様に、排ガスを、集塵装置２３に導入して、排ガス
中の飛灰、キレート化合物および酸性ガスと消石灰との
反応生成物（以下、集塵灰と記す）を除去する。除去し
た集塵灰を、集塵装置２３から廃棄すると共に、吸着装
置２４において、吸着剤に有機塩素化合物、および、集
塵装置２３で除去しきれなかった残留重金属類を吸着さ
せる。使用済みの吸着剤を、吸着装置２４から燃焼炉２
１へ搬送して、燃焼炉２１内部へ投入して有機塩素化合
物を加熱分解する。さらに、再揮散した重金属蒸気を、
排ガスと共に再びガスクーラ２２に導入して、耐熱性キ
レート剤と反応させてキレート化合物として除去するこ
ともできる。なお、上記説明では、便宜上、ゴミ中に存
在する重金属に起因する重金属蒸気と、使用済みの吸着
剤中に存在する重金属に起因する重金属蒸気とを別工程
で除去しているように説明したが、実際は、ガスクーラ
２２で同時に除去している。
ガスを、排ガスを冷却するためのガスクーラ２２に導入
する。そして、耐熱性キレート剤および水の混合物を、
排ガス中に噴霧して、重金属蒸気を、耐熱性キレート剤
との気液接触反応に供して、キレート化合物を生成させ
る。次に、ガスクーラ２２から流出した排ガスが流通す
る煙道内に、消石灰粉を噴霧する。以下、第１の実施例
と同様に、排ガスを、集塵装置２３に導入して、排ガス
中の飛灰、キレート化合物および酸性ガスと消石灰との
反応生成物（以下、集塵灰と記す）を除去する。除去し
た集塵灰を、集塵装置２３から廃棄すると共に、吸着装
置２４において、吸着剤に有機塩素化合物、および、集
塵装置２３で除去しきれなかった残留重金属類を吸着さ
せる。使用済みの吸着剤を、吸着装置２４から燃焼炉２
１へ搬送して、燃焼炉２１内部へ投入して有機塩素化合
物を加熱分解する。さらに、再揮散した重金属蒸気を、
排ガスと共に再びガスクーラ２２に導入して、耐熱性キ
レート剤と反応させてキレート化合物として除去するこ
ともできる。なお、上記説明では、便宜上、ゴミ中に存
在する重金属に起因する重金属蒸気と、使用済みの吸着
剤中に存在する重金属に起因する重金属蒸気とを別工程
で除去しているように説明したが、実際は、ガスクーラ
２２で同時に除去している。
【００１６】以上説明した如く、本実施例の有害物質の
除去方法によれば、有機塩素化合物および重金属類を吸
着した使用済みの吸着剤を燃焼炉１１，２１に投入し
て、燃焼炉１１，２１内部の高温の燃焼熱に暴露させて
いる。これにより、燃焼炉１１，２１の燃焼熱がダイオ
キシン類の分解温度よりも遥かに高温（例えば、１００
０℃）であるため、吸着剤中の有機塩素化合物を略完全
に分解することができる。また、有機塩素化合物を加熱
分解するために、新たに加熱設備等を増設する必要もな
い。
除去方法によれば、有機塩素化合物および重金属類を吸
着した使用済みの吸着剤を燃焼炉１１，２１に投入し
て、燃焼炉１１，２１内部の高温の燃焼熱に暴露させて
いる。これにより、燃焼炉１１，２１の燃焼熱がダイオ
キシン類の分解温度よりも遥かに高温（例えば、１００
０℃）であるため、吸着剤中の有機塩素化合物を略完全
に分解することができる。また、有機塩素化合物を加熱
分解するために、新たに加熱設備等を増設する必要もな
い。
【００１７】一方、使用済みの吸着剤を燃焼炉１１，２
１に投入した際に再揮散した重金属蒸気を、耐熱性キレ
ート剤と接触反応させている。これにより、蒸気状の重
金属類を、集塵装置１３、２３で捕集可能なキレート化
合物の形に変換して除去することができる
１に投入した際に再揮散した重金属蒸気を、耐熱性キレ
ート剤と接触反応させている。これにより、蒸気状の重
金属類を、集塵装置１３、２３で捕集可能なキレート化
合物の形に変換して除去することができる
【００１８】
【発明の効果】上記説明から明らかな如く、本発明の排
ガス中の有害物質の除去方法によれば、別途加熱手段等
を増設することなく、排ガス中の有機塩素化合物および
重金属類を吸着剤により除去し、吸着剤に吸着された有
機塩素化合物を、燃焼炉内部の燃焼熱で加熱分解でき
る。また、燃焼熱で再揮散した重金属類をキレート化す
ることにより微粒子化することができる。この結果、簡
単にかつ効率的に排ガス中の有害物質を高効率で除去す
ることができる等効果を奏する。
ガス中の有害物質の除去方法によれば、別途加熱手段等
を増設することなく、排ガス中の有機塩素化合物および
重金属類を吸着剤により除去し、吸着剤に吸着された有
機塩素化合物を、燃焼炉内部の燃焼熱で加熱分解でき
る。また、燃焼熱で再揮散した重金属類をキレート化す
ることにより微粒子化することができる。この結果、簡
単にかつ効率的に排ガス中の有害物質を高効率で除去す
ることができる等効果を奏する。
【図１】本発明の排ガス中の有機塩素化合物の除去方法
の一例における排ガス、吸着剤および集塵灰の流れを示
す説明図。
の一例における排ガス、吸着剤および集塵灰の流れを示
す説明図。
【図２】本発明の排ガス中の有機塩素化合物の除去方法
の他の実施例における排ガス、吸着剤および集塵灰の流
れを示す説明図。
の他の実施例における排ガス、吸着剤および集塵灰の流
れを示す説明図。
１１…燃焼炉、１２…半乾式反応塔、１３…集塵装置、
１４…吸着装置、１５…煙突。
１４…吸着装置、１５…煙突。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲尾 強 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 伊藤 健太郎 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 少なくとも燃焼炉から流出した排ガス中
の有機塩素化合物および重金属類を吸着剤に吸着させて
回収する工程と、該有機塩素化合物および該重金属類を
吸着した該吸着剤を前記燃焼炉に投入して該有機塩素化
合物を分解する工程と、前記燃焼炉から流出した排ガス
中の前記重金属類が揮散してなる重金属蒸気を耐熱性キ
レート剤との気液接触反応に供し、生成したキレート化
合物を捕集する工程とを具備することを特徴とする排ガ
ス中の有害物質の除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3186480A JP2560931B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 排ガス中の有害物質の除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3186480A JP2560931B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 排ガス中の有害物質の除去方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0523540A true JPH0523540A (ja) | 1993-02-02 |
| JP2560931B2 JP2560931B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=16189223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3186480A Expired - Lifetime JP2560931B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 排ガス中の有害物質の除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560931B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6328939B1 (en) * | 1999-03-31 | 2001-12-11 | Mcdermott Technology, Inc. | Mercury removal in utility wet scrubber using a chelating agent |
| US6855859B2 (en) | 1999-03-31 | 2005-02-15 | The Babcock & Wilcox Company | Method for controlling elemental mercury emissions |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60129125A (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-10 | Asahi Glass Co Ltd | 重金属含有排ガスの処理法 |
| JPH0352622A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-03-06 | Rheinbraun Ag | 焼却設備からの汚染物質を含む煙道ガスの浄化方法および装置 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3186480A patent/JP2560931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60129125A (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-10 | Asahi Glass Co Ltd | 重金属含有排ガスの処理法 |
| JPH0352622A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-03-06 | Rheinbraun Ag | 焼却設備からの汚染物質を含む煙道ガスの浄化方法および装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6328939B1 (en) * | 1999-03-31 | 2001-12-11 | Mcdermott Technology, Inc. | Mercury removal in utility wet scrubber using a chelating agent |
| US6855859B2 (en) | 1999-03-31 | 2005-02-15 | The Babcock & Wilcox Company | Method for controlling elemental mercury emissions |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2560931B2 (ja) | 1996-12-04 |
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