JPS60129125A - 重金属含有排ガスの処理法 - Google Patents
重金属含有排ガスの処理法Info
- Publication number
- JPS60129125A JPS60129125A JP58236064A JP23606483A JPS60129125A JP S60129125 A JPS60129125 A JP S60129125A JP 58236064 A JP58236064 A JP 58236064A JP 23606483 A JP23606483 A JP 23606483A JP S60129125 A JPS60129125 A JP S60129125A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chelating agent
- heavy metal
- exhaust gas
- boiling point
- heavy metals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は重金属含有排ガスの処理方法、特に重金属を含
む燃焼排ガスを無害化する方法に係るものである。
む燃焼排ガスを無害化する方法に係るものである。
重油を燃料とする炉や、都市ゴミ焼却炉等からの燃焼排
ガス中には常時かなシの１金属が含まれ、排出されてい
る。特に都市ゴミ焼却炉か／ らは、近年ゴミ中に含まれる水銀電池や螢光灯の霊が急
増しているため、大量の水銀をはじめとする重金属が排
出される。これらの重金属としては、水銀の他に鉛、マ
ンガン、ヒ素、クロム、カドミウム、亜鉛、ニッケル、
バナジウ°ム。
ガス中には常時かなシの１金属が含まれ、排出されてい
る。特に都市ゴミ焼却炉か／ らは、近年ゴミ中に含まれる水銀電池や螢光灯の霊が急
増しているため、大量の水銀をはじめとする重金属が排
出される。これらの重金属としては、水銀の他に鉛、マ
ンガン、ヒ素、クロム、カドミウム、亜鉛、ニッケル、
バナジウ°ム。
鉄等が挙げられる。
これらの排ガスは、これをそのまま排出する事は環境上
の観点から許されず、通當排ガスを湿式洗浄、特に通當
は排ガス中に１金属とともに塩酸や、硫黄酸化物が同時
に含まれている為、アルカリ洗浄による洗浄方式が採用
されている。
の観点から許されず、通當排ガスを湿式洗浄、特に通當
は排ガス中に１金属とともに塩酸や、硫黄酸化物が同時
に含まれている為、アルカリ洗浄による洗浄方式が採用
されている。
しかしながら、これらの方法は排ガス中の重金属を物理
的に吸収除去する方式の為、重金属の除去効率が著しく
悪く、大半のものは除去されず排出されている。
的に吸収除去する方式の為、重金属の除去効率が著しく
悪く、大半のものは除去されず排出されている。
本発明者は、前記従来法が有する欠点を除去し、効率良
く重金属含有排ガスを処理する手段を見出すことを目的
として種々研究、検討した結果、従来の水又はアルカリ
水溶液での排ガスの洗浄に代えこれらの吸収液中に少量
の特定なキレート化剤を添加し、重金属含有排ガスを洗
浄することにより前記目的を達成し得ることを見出した
。
く重金属含有排ガスを処理する手段を見出すことを目的
として種々研究、検討した結果、従来の水又はアルカリ
水溶液での排ガスの洗浄に代えこれらの吸収液中に少量
の特定なキレート化剤を添加し、重金属含有排ガスを洗
浄することにより前記目的を達成し得ることを見出した
。
かくして本発明は、重金属を含む排ガスに対し、低沸点
のキレート化剤を含有した水溶液又はアルカリ性水溶液
を接触せしめることによシ、排ガス中の重金属を除去す
ることを特徴とする重金属含有排ガスの処理法を提供す
名にある。
のキレート化剤を含有した水溶液又はアルカリ性水溶液
を接触せしめることによシ、排ガス中の重金属を除去す
ることを特徴とする重金属含有排ガスの処理法を提供す
名にある。
本発すによる重金属の除去機構は明確ではないが、低沸
点のキレート化剤を用いた場合に重金属の除去効果が高
いことから、吸収液による物理的な吸収とともに、気相
に蒸発したキレート化剤による気相での重金属の除去が
起きているものと思われる。
点のキレート化剤を用いた場合に重金属の除去効果が高
いことから、吸収液による物理的な吸収とともに、気相
に蒸発したキレート化剤による気相での重金属の除去が
起きているものと思われる。
本発明において、排ガス中に含まれる重金属は、キレー
ト化剤と反応しキレート化合物を生成するものならいか
なるものでも処理可能である。かかる重金属としては例
えば水銀、鉛、マンガン、ヒ素、クロム、カドミウム、
亜鉛、ニッケル、バナジウム、鉄等を挙げることができ
る。
ト化剤と反応しキレート化合物を生成するものならいか
なるものでも処理可能である。かかる重金属としては例
えば水銀、鉛、マンガン、ヒ素、クロム、カドミウム、
亜鉛、ニッケル、バナジウム、鉄等を挙げることができ
る。
本発明に用いられる低沸点のキレート化剤としては、沸
点が１００〜３００℃、特に１５０〜２５０℃の範囲の
ものが好ましく、かかるキレート化剤としては例えはア
ルキル基の炭素数が１〜４のアルキルジチオカルバミン
酸又はそのアルカリ金属塩、一般式Ｒ−ＮＳＣ−ＢＨ、
：Ｒ−ＳＨで表わされる分子諷１００〜２００のチオー
ル化合物（Ｒはアルキル基又はベンゼン環）が挙げられ
る。沸点が上記範囲を超える場合には、キレート化剤の
蒸気圧が低く、気相中のキレート化剤の濃度が低くなり
充分な重金属除去効果が得られず、また沸点が上記範囲
に満たない場合には・気相中に蒸発する″ｖ−ト化剤０
量７”多大となる處れがあるのでいずれも好ましくない
。また本発明で用いられるキレート化剤の量は、ガス中
の重金属蓋に対しモル比で２〜３０倍程度程度用するの
が適当である。
点が１００〜３００℃、特に１５０〜２５０℃の範囲の
ものが好ましく、かかるキレート化剤としては例えはア
ルキル基の炭素数が１〜４のアルキルジチオカルバミン
酸又はそのアルカリ金属塩、一般式Ｒ−ＮＳＣ−ＢＨ、
：Ｒ−ＳＨで表わされる分子諷１００〜２００のチオー
ル化合物（Ｒはアルキル基又はベンゼン環）が挙げられ
る。沸点が上記範囲を超える場合には、キレート化剤の
蒸気圧が低く、気相中のキレート化剤の濃度が低くなり
充分な重金属除去効果が得られず、また沸点が上記範囲
に満たない場合には・気相中に蒸発する″ｖ−ト化剤０
量７”多大となる處れがあるのでいずれも好ましくない
。また本発明で用いられるキレート化剤の量は、ガス中
の重金属蓋に対しモル比で２〜３０倍程度程度用するの
が適当である。
キレート化剤の使用量が上記範囲に満たない場合にはｌ
金属の除去が不充分となり、また上記範囲を超える場合
には、重金属の除去は充分であるが、キレート化剤の使
用量が単に増大し経済的でなく何れも好ましくない。
金属の除去が不充分となり、また上記範囲を超える場合
には、重金属の除去は充分であるが、キレート化剤の使
用量が単に増大し経済的でなく何れも好ましくない。
本発明方法を実施する排ガス洗浄装置は、特定した装置
を用いる必要はなく、従来用いられている洗浄装置を適
宜用いることができる。例えは、スプレーノズルで吸収
液を噴射し洗浄を行うスプレー塔、内部に棚段を設けた
棚段型吸収塔、内部に磁製、蛍属製９合成樹脂製等の充
。
を用いる必要はなく、従来用いられている洗浄装置を適
宜用いることができる。例えは、スプレーノズルで吸収
液を噴射し洗浄を行うスプレー塔、内部に棚段を設けた
棚段型吸収塔、内部に磁製、蛍属製９合成樹脂製等の充
。
項一を設置した吸収塔、またスプレーノズルから水の飽
和蒸発量以下の水又はアルカリ水溶液を噴射し、塔下部
では吸収液が残らず、蒸発している半乾式吸収塔等を用
いることができる。
和蒸発量以下の水又はアルカリ水溶液を噴射し、塔下部
では吸収液が残らず、蒸発している半乾式吸収塔等を用
いることができる。
また、吸収液となる液媒体としては、キレート化剤が溶
解するものであればいかなるものでも良く、例えば水や
アルカリ水溶液などを適宜用いることができる。アルカ
リ水溶液を用いる場合アルカリとしては、苛性ソーダ、
苛性カリ。
解するものであればいかなるものでも良く、例えば水や
アルカリ水溶液などを適宜用いることができる。アルカ
リ水溶液を用いる場合アルカリとしては、苛性ソーダ、
苛性カリ。
消石灰、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム。
重炭酸ナトリウム等を適宜添加し用いることができる。
本発明が適用される排ガスに特に限定はなく、重金属を
含むガスであればいずれでも差し支えなく、特に排ガス
の温度が５０℃〜３５０’ＣＣ１場合には、吸収液中の
キレート化剤の気相への蒸発が効率的に起こるので、重
金柄の除去の面からは好ましい。
含むガスであればいずれでも差し支えなく、特に排ガス
の温度が５０℃〜３５０’ＣＣ１場合には、吸収液中の
キレート化剤の気相への蒸発が効率的に起こるので、重
金柄の除去の面からは好ましい。
次に本発明を実施例により説明する。
処施例１
重金属として水銀−０，１５キ／Ｎ−、クロム０．０９
ｓｆ／Ｎ−を含み、他に塩酸を７５０ｔｎｙ／Ｎｄと水
分２０容量チを含む温度８０℃の都市ゴミ焼却炉からの
排ガスを１２０ＯＮゴ／ｈの速度で小型吸収塔の下部に
連続的に供給した。この吸収塔は直径５００ｍｍψ、高
さ３ｍで内部に充填物として直径／インチのポリプロピ
レン製ネット状リングを高さ２ｍ充填しである。排ガス
は吸収塔下部に導入され、充填物の間を通過し洗浄され
て吸収塔上部から排出される。一方眼収液は、充填部上
部に設置したスプレーノズルから６ば／ｈの速度で充填
物上部に噴出され、塔内を流下して吸収塔下部に設けた
０、５コの吸収液循環タンクにもどシ、このタンクから
循環ポンプにより吸収塔に循環する。また新しい吸収液
の供給は、キレート化剤としてジメチルジチオカルバミ
ン酸ソーダを１５０ ｐｐｍの濃度で含む５係濃度の苛
性ソーダ水溶液を４ｈ／ｈ の速度で吸収液循環タンク
に連続的に供給した。
ｓｆ／Ｎ−を含み、他に塩酸を７５０ｔｎｙ／Ｎｄと水
分２０容量チを含む温度８０℃の都市ゴミ焼却炉からの
排ガスを１２０ＯＮゴ／ｈの速度で小型吸収塔の下部に
連続的に供給した。この吸収塔は直径５００ｍｍψ、高
さ３ｍで内部に充填物として直径／インチのポリプロピ
レン製ネット状リングを高さ２ｍ充填しである。排ガス
は吸収塔下部に導入され、充填物の間を通過し洗浄され
て吸収塔上部から排出される。一方眼収液は、充填部上
部に設置したスプレーノズルから６ば／ｈの速度で充填
物上部に噴出され、塔内を流下して吸収塔下部に設けた
０、５コの吸収液循環タンクにもどシ、このタンクから
循環ポンプにより吸収塔に循環する。また新しい吸収液
の供給は、キレート化剤としてジメチルジチオカルバミ
ン酸ソーダを１５０ ｐｐｍの濃度で含む５係濃度の苛
性ソーダ水溶液を４ｈ／ｈ の速度で吸収液循環タンク
に連続的に供給した。
吸収塔出口ガスを分析した結、各成分の濃度は水銀０．
ＯＣ９岬／Ｎｔｔ、クロム０．００８Ｗ／Ｎ ｔ＋？
、塩酸１２ｇｆ／Ｎばであった。
ＯＣ９岬／Ｎｔｔ、クロム０．００８Ｗ／Ｎ ｔ＋？
、塩酸１２ｇｆ／Ｎばであった。
実施例２
吸収液循環液タンクに供給する液として、キレート化剤
として、ジエチルジチオカルバミン酸ソーダを１５０
ｐｐｍ濃度で営む５チの苛性ソーダ水溶液を用いた以外
は実施例１と同一の条件。
として、ジエチルジチオカルバミン酸ソーダを１５０
ｐｐｍ濃度で営む５チの苛性ソーダ水溶液を用いた以外
は実施例１と同一の条件。
方法で排ガスの処理を行なった。
吸収塔出口ガスを分析したところ、各成分の睦度は水銀
０．００７ダ／Ｎピ、クロム０．００８キ／Ｎ扉。
０．００７ダ／Ｎピ、クロム０．００８キ／Ｎ扉。
塩酸１７ｑ／Ｎゼであった。
実施例３
吸収液循環液タンクに供給する液として、キレート化剤
として、メルカプトベンゾチアゾール（分子賞１６７）
を９０ ｐｐｍ濃度で含む５％の苛性ソーダ水溶液を用
いた以外は実施例１と同一条件、方法で排ガスの処理を
行なった。
として、メルカプトベンゾチアゾール（分子賞１６７）
を９０ ｐｐｍ濃度で含む５％の苛性ソーダ水溶液を用
いた以外は実施例１と同一条件、方法で排ガスの処理を
行なった。
吸収塔出口ガスを分析したところ、各成分の濃度は水銀
０．００９ｆｖ／ Ｎｗ’ 、クロム０．００８ ”ｊ
／ Ｎ ｍ ＋ ’塩酸１５η／Ｎばであった。
０．００９ｆｖ／ Ｎｗ’ 、クロム０．００８ ”ｊ
／ Ｎ ｍ ＋ ’塩酸１５η／Ｎばであった。
比較例
実施例１で吸収液循環タンクに供給する液としてキレー
ト化剤を含゛まない５％の苛性ソーダ水溶液を用いた以
外は実施例１と同一条件、方法で排ガスの処理を行なっ
た。
ト化剤を含゛まない５％の苛性ソーダ水溶液を用いた以
外は実施例１と同一条件、方法で排ガスの処理を行なっ
た。
吸収塔出口ガスを分析したところ、各成分の濃度は水銀
０．０４７Ｗ／Ｍｔｒｌ、り１：ｌ Ａ Ｏ−０２８”
ｙ／ Ｎ’ ＋塩酸１５ｆｌ１ｇ／Ｎビであった。
０．０４７Ｗ／Ｍｔｒｌ、り１：ｌ Ａ Ｏ−０２８”
ｙ／ Ｎ’ ＋塩酸１５ｆｌ１ｇ／Ｎビであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 （１） 重金属を含む排ガスに対し、低沸点のキレート
化剤の水溶液又はアルカリ性水浴液を接触せしめること
により、重金属を除去することを特徴とする重金属含有
排ガスの処理法。 （２）重金属は水銀、鉛、マンガン、ヒ素、クロム、カ
ドミウム、亜鉛、ニッケル、バナジウム、鉄である特許
請求の範囲（１）の処理法。 （３）キレート化剤の使用普は、排ガス中の重金属おに
対し、モル比で２〜３０倍である特許請求の範囲（１）
の処理法。 （（４） 低沸点キレート化剤の沸点は、１００〜３０
０℃である特許請求の範囲（１）の処理法。 （５）キレート化剤は、アルキル基の炭素数が１〜４で
あるアルキルジチオカルバミン酸又はそのアルキル金属
塩、一般式Ｒ−ＮＳＯ８Ｈ又はＲ−ＢＨで表わされる分
子量１００〜２００のチオール化合物（Ｒはベンゼン環
又はアルキル基）である特許請求の範囲（１）又は（４
）の処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58236064A JPS60129125A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 重金属含有排ガスの処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58236064A JPS60129125A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 重金属含有排ガスの処理法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60129125A true JPS60129125A (ja) | 1985-07-10 |
Family
ID=16995189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58236064A Pending JPS60129125A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 重金属含有排ガスの処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60129125A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0523540A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-02 | Nkk Corp | 排ガス中の有害物質の除去方法 |
| JPH0592122A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-16 | Nkk Corp | 排ガス中の水銀の除去方法 |
| US6475451B1 (en) * | 2000-08-23 | 2002-11-05 | Gas Technology Institute | Mercury removal from gaseous process streams |
| JP2014237073A (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-18 | バブコック日立株式会社 | 排ガス処理装置及び排ガス処理方法 |
| JP2018171573A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 石膏回収システム及び石膏回収方法 |
| US10626335B2 (en) | 2009-04-06 | 2020-04-21 | Petroliam Nasional Berhad (Petronas) | Process for removing metals from hydrocarbons |
-
1983
- 1983-12-16 JP JP58236064A patent/JPS60129125A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0523540A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-02 | Nkk Corp | 排ガス中の有害物質の除去方法 |
| JPH0592122A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-16 | Nkk Corp | 排ガス中の水銀の除去方法 |
| US6475451B1 (en) * | 2000-08-23 | 2002-11-05 | Gas Technology Institute | Mercury removal from gaseous process streams |
| US10626335B2 (en) | 2009-04-06 | 2020-04-21 | Petroliam Nasional Berhad (Petronas) | Process for removing metals from hydrocarbons |
| JP2014237073A (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-18 | バブコック日立株式会社 | 排ガス処理装置及び排ガス処理方法 |
| JP2018171573A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 石膏回収システム及び石膏回収方法 |
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