JPH052350B2 - - Google Patents

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JPH052350B2
JPH052350B2 JP60034853A JP3485385A JPH052350B2 JP H052350 B2 JPH052350 B2 JP H052350B2 JP 60034853 A JP60034853 A JP 60034853A JP 3485385 A JP3485385 A JP 3485385A JP H052350 B2 JPH052350 B2 JP H052350B2
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JP
Japan
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case
edge shaving
edge
blade unit
shaving
Prior art date
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Yoshinori Yasufuji
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Publication of JPS61193693A publication Critical patent/JPS61193693A/ja
Publication of JPH052350B2 publication Critical patent/JPH052350B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明の本体ケースにきわ剃り刃ユニツトを
出退自在に装備した電気かみそりに関する。
〔従来の技術〕
従来の一般的な電気かみそりでは、本体ケース
の上部の適所にきわ剃り刃ユニツトを取付け、該
刃ユニツトを不使用時には邪魔にならないように
ケース側に倒しておき、使用時にはケース外に突
出させる形態をとつている。
しかるに、きわ剃り刃ユニツトが突出した状態
において本体ケースの上端より下位にあると、本
体ケースの上部がき剃り刃の先端を上方から見通
すのに邪魔になつたり、本体ケースの姿勢をかえ
てくし刃の身体に対する角度や向きを変えたい場
合に、本体ケースの上端が身体に触れて思うよう
に姿勢変更ができない、といつた不具合がある。
そこで、ひとつにはこれらの不具合を解消する
ために、あるいはこれに限られず他の配置構成な
どの関係で、本体ケースに対してきわ剃り刃ユニ
ツトの全体を上下方向に大きく位置変更できるも
のとし、きわ剃り刃ユニツトの使用時には該ユニ
ツトを本体ケースの好ましくは上端にまで持ち上
げ、きわ剃り刃ユニツトの非使用時には該ユニツ
トを下降させて格納する形態が提案されている。
例えば特開昭56−57477号公報に認められるもの
がそれである。
この従来例は、本体ケースに対して上下動自在
に支持したフレーム(前記公報ではハンドルと称
している)の上端に、きわ剃り刃ユニツトを揺動
自在に支持し、本体ケースの上方にフレームを突
き上げると、きわ剃り刃ユニツトが自動的に倒れ
姿勢から略水平に起きて駆動可能になるというも
のである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前出の従来例ではきわ剃り刃ユニツト
の使用時に上記フレーム、きわ剃り刃ユニツトお
よびこれの揺動枢支部等が全て本体ケース外の上
方に剥き出し状態になり、毛くずがフレームの上
下スライド部やきわ剃り刃ユニツトの揺動枢支部
等に降り掛かつてかみ込むおそれが多分にある。
剥き出し状態にあるきわ剃り刃ユニツトが不測
に落としたとき等に破損するおそれがある。不使
用時においても、きわ剃り刃ユニツトのほぼ全体
がケース外に剥き出し状態にあり、外観上の体裁
が悪く、他物との接触で損傷を受けやすい。それ
にフレームを上方に突出させた状態において、き
わ剃り刃ユニツトを起きた姿勢にする手段や駆動
する手段が複雑で伝導系が長くなり、構造的に弱
くなりがちである。
〔目的〕
本発明は従来の欠点を解消し、本体ケースに対
してきわ剃り刃ユニツトが上下方向に大きくスラ
イド変移できるようにすることを基本目的とす
る。
そのうえで、本発明の目的は、本体ケースに対
するきわ剃り刃ユニツトのスライド部や、きわ剃
り刃ユニツトの揺動枢支部に毛くずや異物がかみ
込むことなく、きわ剃り刃ユニツトのスムーズな
スライドおよび揺動が図れるようにすることにあ
る。
本発明の他の目的は、きわ剃り刃ユニツトの不
使用時はもちろんのこと使用時にも、本体ケース
に対してきわ剃り刃ユニツトを安定良く支持して
他物との接触による破損等を確実に防止すること
にある。
本発明の更に他の目的は、きわ剃り刃ユニツト
を上方にスライド移動させた使用位置において、
自動的に無理なくきわ剃り刃ユニツトを突出姿勢
に揺動変位でき、かつ無理なくきわ剃り刃ユニツ
トを駆動できるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明の大要、第1図に示すごとく
本体ケース1の上部側面にきわ剃りケース31を
上下動自在に装着する。このきわ剃りケース31
はこれ自体がスライド操作ボタンを兼ねている。
このきわ剃りケース31にきわ剃り刃ユニツト
30を揺動自在に枢着する。きわ剃り刃ユニツト
30は固定くし刃33と可動くし刃34とを有す
る公知のそれである。きわ剃りケース31には開
口37を設け、きわ剃り刃ユニツト30は該開口
37の内側に納まる姿勢と、該開口37を介して
これの外側に突出する姿勢とに揺動できるものと
する。これできわ剃り刃ユニツト30はきわ剃り
ケース31の上下ストロークに見合つた分だけ、
該ケース31と共に上下動する。
きわ剃りケース31を上方に移動操作した状態
において、きわ剃り刃ユニツト30を突出させる
ために該ケース31内に操作アーム56を備えて
いる。この操作アーム56は例えば第7図に示す
ごとく一端部がきわ剃り刃ユニツト30に連繁さ
れていて、基本的にはきわ剃りケース31と共に
上下動自在である。最も好ましくは、この操作ア
ーム56の他端部は本体ケース1又はこれに固定
の部材に接当して上動限界と外動限界とが規制さ
れており、操作アーム56の上下ストロークはき
わ剃りケース31の上下ストロークよりも小さい
とする。尤も、きわ剃りケース31の上下ストロ
ークを小さく設定して済むときは、該操作アーム
56の他端部は本体ケース1側に上下動を許さな
い状態で連繁してあつてもよい。
きわ剃りケース31をとくに上動限界にスライ
ドさせた使用位置において保持する手段を備えて
いる。この保持手段としては上方スライドエンド
でスライド抵抗によるだけでもよいし、凹凸係合
を含む各種の節度手段でもよいが、第9図a,b
に示すごときトツグルばね64を含むトツグル機
構できわ剃りケース31を使用位置では上方に押
圧付勢し、非使用位置では下方に押圧付勢して積
極的にガタつきを防止することが望ましい。
きわ剃りケース31内には、これを上方の使用
位置にスライド変位させた状態においてきわ剃り
刃ユニツト30の可動し刃34を駆動するための
機構を配する。具合的にはきわ剃りケース31内
に第7図に示すごとき振動子42を支持し、本体
ケース1に内蔵のモータMで該振動子42を介し
てきわ剃り刃ユニツト30を駆動する。
〔作用〕
しかるときは、きわ剃りケース31に手を掛け
てこれを上方にスライド操作して行くと、最も好
ましい実施例ではまず操作アーム56の上動限界
が接当規制され、更にきわ剃りケース31を限界
の使用位置にまでスライドすると、操作アーム5
6のきわ剃り刃ユニツト30を前記開口37から
これの外側に突出させるように作用し、この状態
で該刃ユニツト30が駆動される。
逆に、きわ剃りケース31を上方の使用位置か
ら下方にスライド操作して行くと、最も好ましい
実施例ではまず操作アーム56の下動限界が接当
規制され、更にきわ剃りケース31を限界の非使
用位置にまでスライドすると、操作アーム56が
突出姿勢にあるきわ剃り刃ユニツト30を前記開
口37内に格納するよう揺動操作する。
〔発明の効果〕
以上のようにした本発明によれば、本体ケース
1に上下スライド自在に装着したきわ剃りケース
31に、きわ剃り刃ユニツト30を揺動自在に枢
着した。したがつて、本体ケース1にきわ剃りケ
ース31を合理的にスライド装着することによ
り、きわ剃り刃ユニツト30は所望どおり上下動
する。その結果、必要に応じて、きわ剃り刃ユニ
ツト30を使用状態において本体ケース1の上端
近くさらにケース上端よりも上方に位置させるこ
とができ、きわ剃り刃ユニツト30の上下ストロ
ークを必要かつ十分に大きく採れることにもな
る。きわ剃りケース31、つまりは該刃ユニツト
30が本体ケース1に対してがたつきやふらつき
なく、しかもスムーズに上下スライドする形態に
できる。
しかも、本体ケース1ときわ剃りケース31と
の間のスライド部はきわ剃り刃ユニツト30の近
くで外部に露出する形態にならない。きわ剃りケ
ース31に対するきわ剃り刃ユニツト30の揺動
枢支部が該ケース31の開口37の内部にある。
きわ剃り刃ユニツト30を出退操作する操作アー
ム56もきわ剃りケース31内にある。したがつ
て、これらのスライド部、揺動枢支部、揺動機構
に毛くずが降りかかることなく、きわ剃りケース
31のスライドおよび剃り刃ユニツト30の揺動
を長期の使用にわたつて安定したものに確保でき
る。また、不使用時にはきわ剃り刃ユニツト30
はきわ剃りケース31の開口37内に格納されて
いるから言うまでもないが、きわ剃り刃ユニツト
30がケース外に突出している使用状態において
も該刃ユニツト30などが他物との接触で損傷を
受けることをよく防止できる。
操作アーム56の上下動ストロークをきわ剃り
ケース31のそれよりも小さく設定した本発明の
実施形態によれば、該ケース31を操作アーム5
6の上下動限界を越えて上下動させると、操作ア
ーム56がきわ剃り刃ユニツト30をこれが前記
開口37の外に突出する姿勢と、前記開口37内
に格納される姿勢とに押し引きで切り換えること
ができるものとしたので、この場合はきわ剃りケ
ース31の上下ストロークを大きくするに向いて
おり、かつ該刃ユニツト30の揺動が無理のない
確実なものにできる。
きわ剃りケース31の内面に振動子42を支持
した本発明の実施態様によれば、きわ剃りケース
31に該振動子42ときわ剃り刃ユニツト30と
が支持されて一体に上下動するので、本体ケース
1側のモータMの動力を該振動子42に伝えるだ
けで確実に前記刃ユニツト30を駆動できる。該
刃刃30を揺動することにより、該刃ユニツト3
0を駆動状態と非駆動状態に簡単に切り換えるこ
とができる。
更に加えて、本体ケース1側ときわ剃りケース
31側との間にトツグルばね64を含むトツグル
機構を備えた本発明の実施形態によれば、きわ剃
りケース31を上方の使用位置と下方の非使用位
置とで確実にがたつきなく保持できる。したがつ
て、特にきわ剃りケース31を使用位置に置いた
状態において、該ケース31の動きに連動するき
わ剃り刃ユニツト30を確実に突出姿勢にし、か
つモータMによる該刃ユニツト30への駆動の伝
達なものになる利点を有する。
〔実施例〕
図面は本発明に係る電気かみそりを例示してお
り、第1図および第6図において、これの本体ケ
ースは前後の半割りケース1a,1bを抱き合わ
せ状に結合してなり、上部がやや後方に屈曲され
た全体形状をとる。
第1図において、前ケース1aの上部前方にモ
ータ支持ケース1cが固定されており、この支持
ケース1cから内方に突設したアーム2に、前後
に出力軸3a,3bを備えた両軸型モータMが支
持されている。本体ケース1の下部は電池収容室
に構成されていて、第5図に示すごとく充電式の
メイン電池B1、充電回路基板、充電用トランス
T、予備電池B2等が組み込まれ、かつ本体ケー
ス1の下端に充電用プラグ5横側方に出退自在に
取付けられている。
第2図および第5図において、前ケース1aの
上下中間に正面視形状が三角形のスイツチノブ6
を配置してあり、このノブ6は薄肉ヒンジ7を中
心にケース内方側へ押し込み揺動できる。該ノブ
6の内面から突設したアーム8がケース内に固設
したプツシユオン・プツシヤユオフ式スイツチ1
0の操作片10aに係合しており、該ノブ6を押
し込み操作するごとにスイツチ10がオン・オフ
されて上記モータMを起動と停止とに切り換え
る。後ケース1bの側面にはスイツチノブ6に対
するロツクボタン11を上下スライド自在に取付
けてあり、ロツクボタン11が下方にスライドし
ているときはスイツチノブ6を押し込み可能であ
るが、ロツクボタン11を上方スライドすると、
該ボタン11に係合連結されて揺動するロツクプ
レート12の先端ロツク片12aがスイツチ10
とアーム8と間に介入してスイツチノブ6の押し
込みを阻止する。ロツクプレート12から連設し
た弾性アーム12bと後ケース1bの内面に突設
したピン13との弾性係合によつて、ロツクボタ
ン11は上下のスライド位置に節度的に保持され
る。なお、前ケース1aの前面には充電式電池
B1の充電不足時に予備乾電池B2を使つてモータ
Mを駆動するための予備スイツチ14のスライド
ノブ14aを別に備えている。
第1図において、モータ支持ケース1cの前面
に回転式のかみそりユニツト20が装着されてい
る。このかみそりユニツト20は、外刃ホルダ2
1に支持されたドーム状の外刃22と、内刃ホル
ダ23に支持された外刃22に摺接する複数の内
刃24とからなる。外刃ホルダ21はモータ支持
ケース1cにネジ込み装着され、内刃ホルダ23
はモータMの前方出力軸3aに連結されている。
本体ケース1の上部後面には、きわ剃り刃ユニ
ツト30を内蔵するきわ剃りケース31が、本体
ケース1よりも更に上方に突出する使用位置と、
下方に退入する非使用位置とにわたつて上下スラ
イド自在に取付けてられている。
きわ剃り刃ユニツト30は、主として第7図に
示すごとくホルダ32に固定くし刃33を固定し
て該固定くし刃33に摺接する可動くし刃34を
横方向に往復動受可能に支持してなる。ホルダ3
2の左右両外側に突設した支点ピン35,35を
きわ剃りケース31の上部内面に形成したピン受
け凹部36,36に係入支持してあり、きわ剃り
刃ユニツト30はこれ全体が支点ピン35を中心
に揺動し、きわ剃りケース31の上部後面に形成
した開口37から出退する。
きわ剃りケース31の前面にカバープレート3
2が嵌合連結され、両者31,38間にきわ剃り
刃ユニツト30が納まつている。カバープレート
38の下端左右に切欠き39,39を設け、きわ
剃りケース31の左右から前方に突設したフツク
付き係合片40,40を切欠き39,39に通し
て後ケース1bの後面左右に形成した上下方向の
スリツト41,41にそれぞれ挿入係合して、以
て本体ケース1に対してきわ剃りケース31を上
下スライド自在に装着してある。
きわ剃りケース31の内部空間、すなわちカバ
ープレート38ときわ剃り刃ユニツト30との間
には、きわ剃り刃ユニツト30の可動くし刃34
を駆動するためのプラスチツク製の振動子42を
有する。この振動子42は第7図に示すごとく上
端部から下向きに左右一対の支持アーム43,4
3を片持ち連出し、各アーム43,43の先端に
後ろ向きのピン44,44を一体に突設した形状
であり、該ピン44,44が第1図に示すごとく
きわ剃りケース31の内面に設けた枢支ボス4
5,45に嵌入支持されている。振動子42の中
央には上部の広幅孔部46aと下部の小幅孔部4
6bとが連続された長孔46が形成されており、
振動子42の上端中央に可動くし刃34の中央に
設けた突片34aが係入する二股状の係合部47
が突設されている。
そして、モータMの後方の出力軸3bに取付け
た偏心カム50が後ケース1bの孔48、および
カバープレート38の上下方向の長孔49を貫通
してきわ剃りケース31内に突入しており、この
偏心カム50が振動子42の長孔46内に係入し
ている。しかるときは、きわ剃りケース31が下
方の非使用位置にあるときには、第8aに示すよ
うに偏心カム50の振動子42の広幅孔部46a
に位置して振動子42と偏心カム50との接触が
回避されて、振動子42が駆動されない。きわ剃
りケース31が上方の使用位置まで押上げられる
と、第8図bに示すように偏心カム50がこれの
外径と同寸法に設定された小幅孔部46bに係入
し、偏心カム50の回転に伴つて振動子42が支
持アーム43,43の上部薄肉部43a,43a
の弾性変形によつて略平行に左右方向へ往復駆動
される。
なお、カバープレート38の内面には、振動子
42の支持アーム43の先端に対向する半球状の
小突起51,51を設け、ピン44の枢支ボス4
5からの浮上がりを阻止している。また、振動子
42の後面上部には、きわ剃りケース31の開口
17の内側に設けた立壁52の内面に対向する半
球状小突起53,53を設け、振動子42の左右
移動時における摺接抵抗の低減を図つている。
次に、前記きわ剃り刃ユニツト30の出退操作
構造について説明する。
きわ剃り刃ユニツト30におけるホルダ32の
上端一側には、前記枢支ピン35と偏心した前方
位置に枢支孔54を設け、この枢支孔54にピン
55を介して操作アーム56の先端を回動自在に
枢支連結する。操作アーム56はきわ剃り刃ユニ
ツト30と共に上下動自在であり、カバープレー
ト38に設けたガイド60で左右方向にふらつく
ことなく上下動する。この操作アーム56の下端
には前方に向かう操作片56aを一体に連設し、
該操作片56aをカバープレート38に透設した
上下方向のスリツト57に通して、該操作片56
aの基端(前端)を後ケース1bの孔48の側縁
に形成した切欠き58に一定範囲内で上下動自在
に係入案内してある。
しかるときは、きわ剃りケース31が下方の非
使用位置にあるときには、第9図aに示すごとく
操作アーム56の操作片56aが本体ケース側の
切欠き58の下端に接当して位置規制され、きわ
剃り刃ユニツト30が開口37の内方に格納した
姿勢となる。きわ剃りケース31を上方にスライ
ドして使用位置に移動すると、第9図bに示すご
とくそ上方移動の途中において操作片56aが本
体ケース側の切欠き58の上端に接当規制され、
更にケース31を上方移動することで、相対的に
操作アーム56がきわ剃りケース31に対して下
方に引き下げられることになり、これによつてき
わ剃り刃ユニツト30は支点ピン35まわりに振
り上げ揺動され、開口37からケース後方に突出
する。きわ剃り刃ユニツト30が突出姿勢に揺動
することで、可動くし刃34の突片34aが振動
子42の係合部47と係合する。
きわ剃りケース31を下動操作すると、その途
中において先ず操作片56aが切欠き58の下端
に接当し、更にケース31の下動によつて相対的
に操作アーム56が上方に突き上げられて、きわ
剃り刃ユニツト30が下方に揺動して格納され
る。
この場合、操作アーム56の上下の直線移動に
対して枢支孔54が円弧軌跡を描くが、操作アー
ム56の弾性変形によつて移動軌跡の差異が吸収
される。
以上のようにして上下スライド操作されるきわ
剃りケース31を上下位置で保持する手段を備え
ている。
その保持手段としては、第3図、第7図及び第
9図a,bに示すように、後ケース1bの後壁6
1とカバープレート38との対向面にばね受け孔
62,63を設け、これら孔62,63に亘つて
つる巻ばねからなるトツグルばね64の両端を巻
きしめ変形した状態でそれぞれ係入支持する。そ
して、きわ剃りケース31が第9図aのように下
降した状態では、トツグルばね64の拡開復元力
によつて相対的にきわ剃りケース31を下方に弾
性付勢し、ケース下端31aを後ケース1bの後
面段部65に受止め支持する。きわ剃りケース3
1が第9図bのように上昇した状態では、トツグ
ルばね64は死点を越えて逆向き姿勢に切り換わ
り、このばね64の拡開復元によつてきわ剃りケ
ース31を上方に弾性付勢し、カバープレート3
8の前面に突設したストツパー66が第10図b
に示すごとく後ケース1bの孔48の上縁係止部
67に接当する。
本体ケース1側の孔48の上縁係止部67は第
10図a,bに示すように前面側がテーパー断面
形状に形成されており、ストツパー66も該係止
部67に下方から外嵌係合するテーパー断面形状
に形成されていて、両者67,66のテーパー嵌
合によつても、上昇エンドにある作用状態のきわ
剃りケース31のガタつきを防止している。
なお、上記実施例では可動くし刃34がモータ
Mの後方出力軸3bで駆動される形態としたが、
モータMなどの駆動系の動力を可動くし刃34に
伝達する具体的な手段については任意に変更でき
る。また、図示例では本体ケース1側のかみそり
ユニツト20を回転式としたが、これに代えて往
復動型にすることもできる。かみそりユニツト2
0を往復動型にするときには、本体ケース1側に
モータMの出力軸の回転運動を揺振運動に切り換
える駆動子を備えることになるが、この場合は該
駆動子と前記摺動子42とを直接にまたは間接的
に連係することになる。その場合の摺動子42は
単なる動力の中間伝達部材として機能する。
また、きわ剃りケース31を上動限界と下動限
界とに保持する手段としては、図示例のトツグル
ばね64を含むトツグル機構にすることが最も好
ましいが、本体ケース1側ときわ剃りケース31
側(例えば前記カバープレート38)との間で凹
凸係合などによる節度手段を設けることにより達
成してもよい。
更に、きわ剃りケース31を上方の使用位置に
移動させた状態において、きわ剃り刃ユニツト3
0が本体ケース1の上端より更に上方に飛び出る
ようにすることも、本発明において必須ではな
い。このような場合には、きわ剃りケース31の
上下ストロークを図示例のように大きく採る必要
がないので、操作アーム56の基端部(前端部)
は本体ケース1側に上下動しないように連繁して
あつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電気かみそりの要部を縦
断した全体側面図、第2図は第1図における−
線断面図、第3図は第1図における−線断
面図、第4図は第1図における−線断面図、
第5図は一部を切欠いた全体正面図、第6図は全
体側面図、第7図は要部の分解斜視図である。第
8図a,bは主として振動子の作動状態を説明す
る正面図であり、第8図aは非使用時、第8図b
は使用時の状態をそれぞれ示す。第9図a,bは
きわ剃りケースの保持手段を示す正面図であり、
第9図aは非使用時、第9図bは使用時の状態を
それぞれ示す。第10図a,bはきわ削り刃ユニ
ツトの出退動作を説明する縦断側面図であり、第
10図aは非使用時、第10図bは使用時の状態
をそれぞれ示す。 1……本体ケース、30……きわ剃り刃ユニツ
ト、31……きわ剃りケース、33……固定くし
刃、34……可動くし刃、37……開口、38…
…カバープレート、42……振動子、56……操
作アーム、64……トツグルばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体ケース1の上部側面に、手指で上下動操
    作されるきわ剃りケース31を、上方の使用位置
    と下方の非使用位置とにわたつて上下スライド自
    在に装着してあること、 きわ剃りケース31に固定くし刃33と可動く
    し刃34とからなるきわ剃り刃ユニツト30を、
    きわ剃りケース31に形成した開口37から出退
    できるように揺動自在に枢着してあること、 きわ剃りケース31の内面側にきわ剃り刃ユニ
    ツト30を揺動操作する操作アーム56を備えて
    おり、この操作アーム56は一端部がきわ剃り刃
    ユニツト30に連繁されて他端部が本体ケース1
    側に連繁されていること、 きわ剃りケース31を上記使用位置に移動した
    ときには、きわ剃り刃ユニツト30が操作アーム
    56を介して前記開口37から外部に突出し、き
    わ剃りケース31を上記非使用位置に移動したと
    きには、きわ剃り刃ユニツト30が操作アーム5
    6を介して前記開口37内に格納されるように構
    成してあること、 きわ剃り刃ユニツト30がきわ剃りケース31
    外に突出した状態において、本体ケース1に内蔵
    の駆動系できわ剃り刃ユニツト30の可動くし刃
    34を駆動する手段を備えていること、 を特徴とする電気かみそり。 2 操作アーム56は一端部がきわ剃り刃ユニツ
    ト30に連繁されてきわ剃りケース31と共に上
    下動し、操作アーム56の上下ストロークがきわ
    剃りケース31の上下ストロークよりも小さくな
    るように操作アーム56の他端部を本体ケース1
    側で接当規制してあり、操作アーム56の上動限
    界を越えてきわ剃りケース31を上記使用位置に
    移動したときにはきわ剃り刃ユニツト30を前記
    開口37の外部に突出させるが、操作アーム56
    の下動限界を越えてきわ剃りケース31を上記非
    使用位置に移動したときにはきわ剃り刃ユニツト
    30を前記開口37内に格納するよう働く特許請
    求の範囲第1項記載の電気かみそり。 3 きわ剃りケース31を上方の使用位置に移動
    した状態において、きわ剃り刃ユニツト30が本
    体ケース1の上端よりも上方に突出するようにし
    た特許請求の範囲第1項又は第2項記載の電気か
    みそり。 4 本体ケース1ときわ剃りケース31との間
    に、きわ剃りケース31をこれが上方に移動した
    使用位置と下方に移動した非使用位置とにおいて
    それぞれ保持する手段を備えている特許請求の範
    囲第1項又は第2項又は第3項記載の電気かみそ
    り。 5 きわ剃りケース31を上下位置で保持する手
    段が、本体ケース1側ときわ剃りケース31側と
    の間に掛け渡されたトツグルばね64を含み、該
    トツグルばね64で使用位置にあるきわ剃りケー
    ス31を上方に押圧付勢するとともに、非使用位
    置にあるきわ剃りケース31を下方に押圧付勢す
    るようにした特許請求の範囲第4項記載の電気か
    みそり。
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JPS61100278A (ja) * 1984-10-24 1986-05-19 松下電工株式会社 電気カミソリ

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