JPH0523475Y2 - - Google Patents

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JPH0523475Y2
JPH0523475Y2 JP14424689U JP14424689U JPH0523475Y2 JP H0523475 Y2 JPH0523475 Y2 JP H0523475Y2 JP 14424689 U JP14424689 U JP 14424689U JP 14424689 U JP14424689 U JP 14424689U JP H0523475 Y2 JPH0523475 Y2 JP H0523475Y2
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protector
wall
space
container
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、収納空間を横断面ドーナツ状に形成
することで、該空間内の上部よりコイル状に巻回
した例えば電線などを収納せしめた際、当該収納
品が内部で濫りに揺れ動くことがないようにした
円筒容器の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電線や針金の類をコイル状として容器
に収納する場合、例えば実公昭63−28125号公報
に示すような円筒状をなす内外の側壁間に有底の
ドーナツ状空間を形成した容器が使用されるので
ある。
ところで上記した容器において、収納品が満杯
となつて収納品が上蓋の下面につかえる場合はと
もかく、収納品の量が少なくて上蓋との間に余剰
空間が生じると、運搬時などにおいてコイル状に
巻きとられている収納品が器内で浮き上がつたり
して形を崩すことになるのである。
かかる場合の対策として、本出願人は先に実願
平1−50473号(以下、これを先願という)を提
案したのである。即ちこの先願のものは、収納品
の上部に生じるドーナツ状の余剰空間内へ、該空
間の内外径よりその大きさをやや小とし、かつ半
径方向の内外いずれかに向けて弾性状の針杆を突
出させたドーナツ板状の中蓋を、容器本体の開放
上部から収納品の上部に向けて押しこませること
で、該中蓋によつて前記した不都合が生じないよ
うにしているのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し乍ら上記先願にかかるものは、針杆によつ
て中蓋を空間内の任意の押しこみ位置で容器の周
壁面に引つかけて固定させるようにしているの
で、中蓋を取り出すときに針杆を内方へ退ける必
要があつて手間がかかるばかりか、取扱い時にお
いて針杆で手や衣服に傷をつける弊害を有してい
るのである。さらに前記した構造の容器は、成形
上の制約として内、外筒に何れも開放がわ上部に
抜き勾配がつけられているので、空間は上方が下
方より広くされているのである。したがつて収納
品の上部分と内、外側壁面との周側部に余剰空間
が生じることになるのであり、然してこの側周部
の空間は(周囲に詰物をしない限り)上記した中
蓋ではなくすことができないのである。
本考案は、かかる弊害、不備をなくして中蓋を
安全に取扱いうるようになすと共に、前記した収
納品の上部はもとより、周側壁との間に生じる余
剰空間をも可及的に減少させることを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかる収納品の移動防止装置は、円筒
状をなし、かつ上方に向けて抜き勾配を附した内
側壁と外側壁及び底板とにより上部を漸次広巾と
した横断面がドーナツ状をなす空間を設けしめた
容器において、上記容器本体の内、外側壁におけ
る一方の壁面に略沿わせることにより該壁面との
間に上部がわが広くなる空隙を設けしめて挿入さ
れ、かつ上下端には上記壁面上部に当接する突縁
と、底板に密着する底縁を夫々反対方向に向けて
直角に折曲形成すると共に、上記空間内で円形状
に配設しうるよう夫々円弧状として形成した各プ
ロクターに、中蓋の空間内への差入れに際して該
中蓋の周縁に適宜間隔として半径方向へ突設した
突起を軸方向下方に案内させる通路と、該通路と
周方向に連通する溝を上下数段に並設した突条間
に設けしめたことを特徴とするのである。
〔作用〕
本考案容器は、内、外側壁の一方の側壁に略沿
わせてドーナツ状空間内へプロテクターを円形状
に配列して挿入し、然る後上記空間内へ電線類を
コイル状として収納するのであるが、この収納品
の量が少ないときは、該収納品の上方よりプロテ
クターに形成した通路に周縁の突起を案内させる
ようにして中蓋を差し入れ、この中蓋が収納品の
上部に接したとき該中蓋を回動させて周方向側部
の上下突条間の溝内に導入させるとよいのであ
る。然るときは、本体内の収納品がプロテクター
と中蓋によつて周側方及び上方に移動するのが防
止されるのである。
〔実施例〕
以下、本考案を図の実施例について説明する
と、第1〜5図において1は軸心上方に向けて抜
き勾配を附した縦長の円筒状をなす内側壁1aと
外側壁1bを同心状とし、かつ両者を下端の底板
1cで連設することにより形成した容器の本体
で、上記内、外側壁間には上部の開放がわを傾斜
状に漸次広くしたドーナツ状の空間2が形成され
ている。3は内側壁1aの上端部に直径方向とし
て架設した本体1の提げ手である。なお、図示し
ていないが本体1の上部には、閉蓋時に際して周
方向の一方へ回動することで該本体の内、外側壁
1a,1bの何れか一方または両者と係合しうる
ようにされると共に中央部に上記提げ手3を露出
させる穴を設けた上蓋が施されるのである。
4,4は本体1の内側壁1aまたは外側壁1b
における空間2に対面したがわ(図例では外側壁
1bの内面)へ略沿わせるようにして上記空間2
内に差しこませるプロテクターで、該プロテクタ
ーは、これを周方向へ数個(図例では2個)継設
することで円形を呈するよう断面円弧板に形成す
ると共に、上下端には外方と内方の反対方向に向
けて突縁4aと底縁4bが夫々直角状態として折
曲形成されているのである。上記突縁4a及び底
縁4bは、プロテクター4を本体1内に挿入した
とき、底縁4bが底板1c上に密着し、突縁4a
が外側壁1bの内周面に当接することで該プロテ
クターと外側壁との間に上方を漸次広巾とした空
隙5が形成されるのである。6は各プロテクター
4の周方向中間において適宜巾とし、かつ上端か
ら略中間位置の下方にかけて上記空隙5がわに向
けて押出すことで形成した凹陥状の通路で、この
通路となる凹陥部には周方向へ該通路巾の半分以
下の長さとした櫛歯状の突条7が上下適宜間隔と
して複数個が列設されていて、各突条間には一端
を通路6がわに通じるようにした溝8が設けられ
ているのである。
9は本体1のドーナツ状空間2内へ上部から差
しこませるようにした中蓋で、外周縁には上記プ
ロテクター4の通路6内で軸方向に向けて案内し
うるようにされ、かつ回動時に溝8内に導入しう
る突起10が半径方向へ突出せしめられ、さらに
上面適所には持ち手11が突設されている。
なお、上記実施例図において、プロテクター4
を半円形の二枚として示したが、三枚以上として
もよく、さらに通路6は各プロテクターに一個づ
つであつてもよいのである。またプロテクター4
は図例と反対の内側壁1aがわに沿わせて位置さ
せることも可能である。
さらに通路6は第6図の展開図に示すように、
プロテクター4の片側上半部に所定巾を切欠した
切込6′として形成すると共に、この切込6′の一
端がわより周方向に向けて該切込巾の半分以下の
長さとした突条7′を上下数段として形成するこ
とで、その間に溝8′を設けしめても差支えない
のである。
上記構成の容器は、外(内)側壁1b,1aに
沿わせるようにして本体1の空間2内にプロテク
ター4を円形状に配置装入せしめたのち、該空間
2内へ電線類をコイル状として収納するのである
が、この収納品の量が本体上部にまで達するとき
は直ちに図外の上蓋を施せばよいのであつて、こ
の状態では収納品の上部がわ寄りの回りに生じる
空間がプロテクター4の存在で減ぜられることに
より該収納品の横移動が防がれるのである。然し
て収納量が少なくて例えば収納品の上面がX位置
であるときは、上蓋との間に余剰空間Yが生じる
のである。かかる状態のとき、中蓋9の突起10
をプロテクター4における通路6を通じて軸方向
下方に向けて差し入れ、該中蓋が収納品の上面に
接したとき周方向へ回動させて上記突起10を溝
8内に導入すればよいのである。この状態で中蓋
9は突起10が突条7に係止されることになつて
収納品の上方への浮上りを防止しうるのである。
〔考案の効果〕
本考案によるときは、円筒状の内、外側壁間に
上部をテーパ状に広巾とするドーナツ状をなす空
間を形成した容器内に、電線類をコイル状として
収納するに際し、プロテクターにより当該収納品
の横揺れを防止しうると共に、上記プロテクター
の上下方向適宜高さの位置で係止させるようにし
た中蓋によつて上方への浮上りを防止させうるの
であつて、特に中蓋は針などを設けていないので
安全に使用しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案容器の握り手の一部を省切した
平面図、第2図は第1図A〜A線の断面図、第3
図はプロテクターの斜面図、第4図は中蓋の平面
図、第5図は第4図B〜B線の断面図、第6図は
プロテクターの他の実施例を示す展開正面図であ
る。 1は容器本体、1aは内側壁、1bは外側壁、
1cは底板、2はドーナツ状空間、4はプロテク
ター、4aは突縁、4bは底縁、5は空隙、6,
6′は通路、7は突条、8は溝、9は中蓋、10
は突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒状をなし、かつ上方に向けて抜き勾配を
    附した内側壁と外側壁及び底板とにより上部を
    漸次広巾とした横断面がドーナツ状をなす空間
    を設けしめた容器において、上記容器本体の
    内、外側壁における一方の壁面に略沿わせるこ
    とにより該壁面との間に上部がわが広くなる空
    隙を設けしめて挿入され、かつ上下端には上記
    壁面上部に当接する突縁と、底板に密着する底
    縁を夫々反対方向に向けて直角に折曲形成する
    と共に、上記空間内で円形状に配設しうるよう
    夫々円弧状として形成した各プロテクターに、
    中蓋の空間内への差入れに際して該中蓋の周縁
    に適宜間隔として半径方向へ突設した突起を軸
    方向下方に案内させる通路と、該通路と周方向
    に連通する溝を上下数段に並設した突条間に設
    けしめたことを特徴とする円筒容器における収
    納品の移動防止装置。 (2) プロテクターの通路を、該プロテクターの上
    半部において適宜巾を背面の空隙がわへ押出し
    て設けしめた凹陥部に形成したことを特徴とす
    る請求項(1)に記載の円筒容器における収納品の
    移動防止装置。 (3) プロテクターの通路を、該プロテクターの上
    半部がわ一端を切欠することにより設けた切込
    に形成したことを特徴とする請求項(1)に記載の
    円筒容器における収納品の移動防止装置。
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