JPH05234366A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05234366A
JPH05234366A JP4037859A JP3785992A JPH05234366A JP H05234366 A JPH05234366 A JP H05234366A JP 4037859 A JP4037859 A JP 4037859A JP 3785992 A JP3785992 A JP 3785992A JP H05234366 A JPH05234366 A JP H05234366A
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JP
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data
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JP4037859A
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Yoshinaga Inoue
好永 井上
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数のブロック101〜108に分割されて
動作させられるDRAMにおいて、データ読出のため
の、入出力線対のイコライズ解除が、データを読出され
るべきメモリセルが存在するブロックにおいてのみ行な
われるように、各イコライズ回路4,18が制御され
る。 【効果】 各入出力線対2を構成する2本の入出力線2
01および202間にこれらのイコライズおよびその解
除のために設けられたMOSトランジスタ40が、無駄
にON状態からOFF状態に切換えられないので、この
MOSトランジスタ40のゲートの充放電のために消費
される電流が従来に比べ大幅に軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に関
し、特に、入出力線対のイコライズ時の消費電流が低減
された半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の記憶容量の大容量化に
伴い、低消費電力化や、アクセスタイムの増大を回避す
るためなどの目的で、メモリセルアレイは複数のブロッ
クに分割され、これら複数のブロックの各々毎にデータ
書込およびデータ読出のための回路動作が行なわれる場
合が多い。
【0003】図7は、このような半導体記憶装置の一例
である、ブロック分割構成のDRAM(ダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ)の全体構成を示す概略ブロック
図である。以下、図7を参照しながら、このDRAMの
全体構成および動作について説明する。
【0004】メモリセルアレイ1は8個のブロック10
1〜108に分割される。図8は、各ブロック101〜
108の具体構成を示す回路図である。これらのブロッ
ク101〜108の構成は同一であり、図8には、1つ
のブロックの構成のみが代表的に示される。
【0005】図8を参照して、各ブロックは、複数の行
および複数の列のマトリクス状に配列された複数のメモ
リセルMCと、これら複数の行に対応して設けられた複
数のワード線WLと、これら複数の列に対応して設けら
れた複数のビット線BL1,BL2とを、主要部分とし
て含む。
【0006】各メモリセルMCは、これが配列された行
に対応するワード線WLに接続されたゲートおよび、こ
れが配列された列に対応して設けられたビット線BL1
またはBL2に接続されたドレインとを有するMOSト
ランジスタTrと、このトランジスタTrとセルプレー
ト等の低電位源との間に接続されたキャパシタCとを含
む。隣接する2本のビット線BL1,BL2の一方に接
続されたメモリセルMCと、他方に接続されたメモリセ
ルMCとには、異なるワード線WLが接続される。隣接
する2本のビット線BL1,BL2は、1つのビット線
対BLを構成する。
【0007】キャパシタCが充電された状態および、キ
ャパシタCから電荷が放電された状態がそれぞれ、メモ
リセルMCの記憶データが“1”である状態および
“0”である状態に対応する。
【0008】各ブロックは、さらに、すべてのビット線
対BLにそれぞれ対応して設けられたセンスアンプ14
と、1つの対を構成する2本の入出力線201,202
と、この対と各センスアンプ14との間に設けられたト
ランスファゲート15とを含む。
【0009】トランスファゲート15は、各センスアン
プ14に対応して設けられた2つのMOSトランジスタ
151,152を含む。
【0010】各トランジスタ151は、対応するセンス
アンプ14と、入出力線201との間に接続され、各ト
ランジスタ152は、対応するセンスアンプ14と、入
出力線202との間に接続される。つまり、各センスア
ンプ14には、このセンスアンプに2本のデータ線20
1,202を電気的に接続するための1組のトランジス
タ対500が接続される。
【0011】各ブロックは、さらに、各ワード線WLの
電位を制御するロウデコーダ12と、トランスファゲー
ト15を制御するコラムデコーダ13とを含む。
【0012】1つのセンスアンプ14に接続された2つ
のトランジスタ151,152のゲート電位は、コラム
デコーダ13によって一括して制御される。
【0013】ロウデコーダ12およびコラムデコーダ1
3にはそれぞれ、図7のXプリデコーダ8の出力および
Yプリデコーダ9の出力が付与される。
【0014】再度図7を参照して、Xアドレスバッファ
6は、コントロール回路11によって制御されて、外部
アドレス信号φ1〜φnをバッファリングしてXプリデ
コーダ8に与える。Yアドレスバッファ7は、コントロ
ール回路11によって制御されて、外部アドレス信号φ
1〜φnをバッファリングして、Yプリデコーダ9およ
びアドレス変化検知回路10に与える。
【0015】Xプリデコーダ8は、Xアドレスバッファ
6からのアドレス信号をデコードして、デコードされた
信号を各ブロック101〜108内のロウデコーダ12
(図8参照)に供給する。Yプリデコーダ9は、Yアド
レスバッファ7からのアドレス信号をデコードして、デ
コードされた信号を各ブロック101〜108内のコラ
ムデコーダ13(図8参照)に供給する。
【0016】外部アドレス信号φ1〜φnは、データ書
込時およびデータ読出時の各々において、1つのブロッ
クにおいてのみロウデコーダ12の出力信号のうちの1
つおよびコラムデコーダ13の出力信号のうちの1つが
ハイレベルとなり、他のブロックにおいては、ロウデコ
ーダ12およびコラムデコーダ13の出力信号がすべて
ローレベルとなるように、設定される。
【0017】したがって、いずれか1つのブロック(図
8参照)において、ロウデコーダ12は、Xプリデコー
ダ8からの信号をさらにデコードして、いずれか1本の
ワード線WLにのみハイレベルに対応する電源電位Vc
cを与え、他のワード線WLにすべて、ロウレベルに対
応する接地電位を与える。これによって、この1本のワ
ード線WLに接続された各メモリセルMCに対するデー
タ書込およびデータ読出が可能となる。
【0018】ある1本のワード線WLの電位がメモリセ
ルMC内のトランジスタTrのしきい値電圧よりも高け
れば、この1本のワード線WLに接続された各メモリセ
ルMCにおいてトランジスタTrがON状態となって、
キャパシタCをこのメモリセルMCに接続されたビット
線BL1またはBL2に電気的に接続する。したがっ
て、1本のビット線BL1またはBL2の電位が高けれ
ば、キャパシタCが充電されてこのメモリセルMCにデ
ータ“1”が書込まれる。逆に、このビット線BL1ま
たはBL2の電位が低ければ、キャパシタCは充電され
ないので、このメモリセルMCにデータ“0”が書込ま
れる。
【0019】そこで、データ書込は、ビット線BL1ま
たはBL2を、外部からの書込データDinに応じた電
位に強制することによって行なわれる。具体的には、各
センスアンプ14が、データ書込時において、トランス
ファゲート15からの2つの信号をそれぞれ、対応する
2本のビット線BL1,BL2に与える。
【0020】一方、ビット線BL1,BL2がこのよう
な電位に強制されていなければ、トランジスタTrがO
N状態となることによって、このトランジスタTrに接
続されたビット線BL1またはBL2に、キャパシタC
が充電されている場合に電位上昇が生じ、キャパシタC
が放電されている場合に電位降下が生じる。この結果、
ビット線対BLを構成する2本のビット線BL1,BL
2間に微小な電位差が生じる。そこで、データ読出は、
ビット線BL1およびBL2間に生じた電位差を検出し
て取出すことによって行なわれる。具体的には、データ
読出時に、各センスアンプ14が、対応する2本のビッ
ト線BL1,BL2間の電位差を感知・増幅して、互い
に相補な電位を有する2つの信号をトランスファゲート
15に与える。
【0021】コラムデコーダ13は、Yプリデコーダ9
からの信号をさらにデコードして、トランスファゲート
15内のトランジスタ151,152のうち、いずれか
1つのセンスアンプ14に接続された2つのトランジス
タのゲートにのみハイレベルの電位を与え、他のトラン
ジスタのゲートにはすべてローレベルの電位を与える。
これによって、1つのセンスアンプ14に接続された2
つのトランジスタ151,152のみがON状態となる
ので、この1つのセンスアンプ14のみが入出力線対2
に電気的に接続される。
【0022】入出力線201および202は、データ書
込時に、外部からのデータ信号Dinに応じた相補な電
位に強制される。データ読出時には、入出力線201お
よび202の電位が、1つの読出データ信号として図7
の入出力回路16に与えられる。
【0023】したがって、データ書込時には、外部デー
タ信号が、ハイレベルの電位にある1本のワード線WL
(以下、このワード線を選択されたワード線と呼ぶ)お
よび、ON状態とされたトランジスタ対500に接続さ
れた1つのセンスアンプ14に対応する2本のビット線
(以下、選択されたビット線と呼ぶ)BL1,BL2の
うちのいずれか一方に接続された1つのメモリセルMC
に外部データが書込まれる。
【0024】データ読出時には、選択されたワード線W
Lおよび選択されたビット線BL1またはBL2に接続
された1つのメモリセルMC(以下、選択されたメモリ
セルと呼ぶ)の記憶データによって、選択されたビット
線BL1およびBL2間に生じた電位差が、センスアン
プ14によって増幅されて、入出力線201および20
2間に現れる。
【0025】したがって、データ書込時には、いずれか
1つのブロックにのみ外部データが書込まれ、データ読
出時には、いずれか1つのブロックのみからデータが読
出される。アドレス信号φ1〜φnを適当に切換えるこ
とによって、所望のブロックから所望の位置のメモリセ
ルに対してデータ書込およびデータ読出を行なうことが
できる。
【0026】図7に示されるように、各ブロック101
〜108に対応して、イコライズ回路4およびプリアン
プ3が設けられる。
【0027】図8に示されるように、各イコライズ回路
4および各プリアンプ3はいずれも、対応するブロック
の入出力線201,202に接続される。
【0028】各プリアンプ3はアドレス変化検知回路1
0によって制御されて、データ書込時に、入出力回路1
6から与えられた信号を増幅して対応するブロックの入
出力線201および202に互いに相補な電位を供給
し、データ読出時に、対応するブロックの入出力線20
1および202間の電位差をさらに増幅して入出力回路
16に与える。
【0029】各イコライズ回路4は、イコライズ制御信
号発生回路5によって制御されて、外部アドレス信号φ
1〜φnが変化する度に、対応するブロックの入出力線
201および202を等電位に強制する。
【0030】入出力回路16はコントロール回路11に
よって制御されて、データ書込時に、外部からの書込デ
ータDinに応じた信号を各プリアンプ3に供給し、デ
ータ読出時に、各プリアンプ3からの信号を読出データ
Doutとして外部端子に供給する。
【0031】アドレス変化検知回路10は、Yアドレス
バッファ7からのアドレス信号の変化を検知して、すべ
てのプリアンプ3およびイコライズ制御信号発生回路5
に、検知信号を出力する。
【0032】各プリアンプ3は、この検知信号に応答し
て活性化される。イコライズ制御信号発生回路5は、コ
ントロール回路11によって制御されて、データ書込時
およびデータ読出時の各々において、この検知信号に応
答してイコライズ回路4を活性化するためのイコライズ
制御信号EQを発生する。このイコライズ制御信号EQ
は、すべてのイコライズ回路4に共通に与えられる。し
たがって、データ書込およびデータ読出の対象となるメ
モリセルが変わる度に、各入出力線対2がイコライズさ
れる。
【0033】図9は、イコライズ回路4の構成を示す回
路図である。図9には、1つのイコライズ回路の構成の
みが代表的に示される。
【0034】図9を参照して、各イコライズ回路4は、
対応するブロックの入出力線201および202間に接
続され、かつ、イコライズ制御信号EQをゲートに受け
るNチャネルMOSトランジスタ40を含む。データ読
出時およびデータ書込時の各々には、外部アドレス信号
φ1〜φnが変化する度にイコライズ制御信号EQがハ
イレベルとされる。これによって、トランジスタ40が
ON状態となって、データ線201とデータ線202と
を短絡させるので、これらのデータ線201,202は
等電位となる。
【0035】このような入出力線のイコライズは、異な
るメモリセルから連続してデータを読出す場合や異なる
メモリセルに連続してデータを書込む場合などに、先に
読出されたデータによって、対をなすデータ線201お
よび202の電位が次のデータ読出の対象となるメモリ
セルの記憶データに対応するレベルと逆であるときに、
この次回のデータ読出の際に入出力線201および20
2に正しい電位が迅速に、かつ確実に現れるようにする
ために行なわれる。
【0036】コントロール回路11は、ローアクティブ
な、ロウアドレスストローブ信号RAS,コラムアドレ
スストローブ信号CAS,ライトイネーブル信号WE,
およびアウトプットイネーブル信号OEなどの外部制御
信号に応答して、データ書込のための回路動作またはデ
ータ読出のための回路動作またはデータ書込およびデー
タ読出のいずれも実行されない状態(以下、オフタイム
または待機状態と呼ぶ)が実現されるように、所望の回
路部を制御する。
【0037】以下の説明においては、ロウアクティブな
信号をそれぞれ/を付して示す。次に、図7ないし図1
0を参照しながら、このDRAMにおけるデータ読出時
の回路動作について、もう少し詳細に説明する。
【0038】図10は、データ読出時における主要な制
御信号および信号線の電位変化を示すタイミングチャー
ト図である。
【0039】この説明において、データ読出は同じブロ
ック内の同一行の複数のメモリセルから連続して行なわ
れるものとする。
【0040】まず、あるアドレスA1を指示する外部ア
ドレス信号φ1〜φn(図10(b))が供給された状
態で、ロウアドレスストローブ信号/RAS(図10
(a))が立下げられる。
【0041】ロウアドレスストローブ信号/RASの立
下がりに応答して、Xアドレスバッファ6が動作するの
で、メモリセルアレイ1を構成するブロック101〜1
08のうちのいずれか1つにおいて、ロウデコーダ12
によっていずれか1本のワード線WLの電位が図10
(c)に示されるようにハイレベルに立上げられる。
【0042】選択されたワード線WLに接続されたメモ
リセルMCがビット線BL1に接続されていれば、この
立上がりに応答して、ビット線BL1の各々の電位が、
図10(d)に示されるように、この1本のワード線お
よびこの1本のビット線BL1に接続された1つのメモ
リセルMCの記憶データに応じてわずかに上昇または下
降する。一方、ビット線BL2の電位は変化しない。
【0043】逆に、この1本のワード線に接続されたメ
モリセルMCがビット線BL2に接続されている場合に
は、この立上がりに応答して、各ビット線BL2に、こ
の1本のワード線WLおよびこの1本のビット線BL2
に接続された1つのメモリセルMCの記憶データに応じ
てわずかな電位上昇またはわずかな電位低下が生じる。
一方、各ビット線BL1の電位は変化しない。
【0044】各センスアンプ14は、対応するビット線
対BLを構成するビット線BL1およびBL2間にこの
ようにして生じたわずかな電位差を図10(d)に示さ
れるような大きさvまで広げる。この結果、各ビット線
BL1の電位と、このビット線BL1と対をなすビット
線BL2の電位とは互いに相補な論理レベルとなる。
【0045】各ビット線対BL1およびこれと対をなす
ビット線BL2間の電位差が対応するセンスアンプ14
によってある程度広げられた時点で、Yアドレスバッフ
ァ7が動作する。これによって、1つのブロックのコラ
ムデコーダ13の出力信号線(以下、コラム選択線と呼
ぶ)CSLのうちのいずれか1本の電位が、図10
(e)に示されるように、対を構成するビット線BL1
およびBL2間の電位差がある程度広がった時点でハイ
レベルに立上がる。
【0046】したがって、選択されたビット線BL1お
よびBL2の電位に応じて、データ線201の電位とデ
ータ線202の電位とが、図10(f)に示されるよう
に、コラム選択線の電位の立上がりに応答して相補的に
変化する。
【0047】すなわち、選択されたビット線BL1の電
位がハイレベルであれば、データ線201および202
の電位はそれぞれ、コラム選択線CSLの電位の立上が
りに応答して上昇および低下し始める。逆に、選択され
たビット線BL1の電位がローレベルであれば、入出力
線201および202の電位はそれぞれ、コラム選択線
CSLの電位の立上がりに応答して低下および上昇し始
める。
【0048】このようにして1つのブロックの入出力線
201および202間に表われた電位差が十分に大きく
なった時点で、入出力回路16が動作する。この結果、
この入出力線対2に現われた電位変化、すなわち、アド
レスA1によって選択されたメモリセルの記憶データ
が、この変化に応じた論理値のデータ信号として確実に
外部に取出される。
【0049】外部アドレス信号φ1〜φnは、図10
(b)に示されるように、先程とは別のコラム選択線の
電位がハイレベルとなるようなアドレスA2を指示する
信号に切換えられる。
【0050】この切換はアドレス変化検知回路10によ
って検知されるので、この切換に応答して、図10
(g)に示されるように,イコライズ制御信号EQが一
定期間τだけハイレベルとなる。
【0051】外部アドレス信号φ1〜φnの切換タイミ
ングは、データ読出が行なわれているブロックにおいて
データ線201および202間の電位差が最大値に達し
た時刻以降にイコライズ制御信号EQがハイレベルとな
るように、設定される。
【0052】イコライズ制御信号EQがハイレベルであ
る期間各ブロック101〜108において、入出力線2
01と入出力線202とが電気的に接続される。このた
め、データ読出が行なわれているブロックにおいて、電
位上昇が生じた入出力線201(または202)の電位
および電位低下が生じたデータ線202(または20
1)の電位はそれぞれイコライズ制御信号EQの立上が
りに応答して低下および上昇し始め、最終的に、電源電
位Vccと接地電位0Vとの中間電位Vcc/2(以
下、イコライズ電位と呼ぶ)にイコライズされる。
【0053】一方、外部アドレス信号φ1〜φnの切換
わりに応答して、先程データが読出されたブロックにお
いて、先程とは異なるコラム選択線CSLの電位がハイ
レベルとなる。これによって、先程とは異なる2本のビ
ット線BL1およびBL2のそれぞれの電位によって、
入出力線201および202の電位が、イコライズ電位
から、図10(f)に示されるように変化し始める。
【0054】イコライズ制御信号EQがハイレベルであ
る期間τの長さは、1本のコラム選択線CSLの電位が
ハイレベルとなる前毎にイコライズ制御信号EQがロー
レベルに立下がるように、設定される。したがって、前
述したような回路動作によって、アドレスA2によって
選択された1つのメモリセルMCの記憶データも、選択
されたビット線対BLに接続されたセンスアンプ14,
トランスファゲート15,および入出力線対2を介して
プリアンプ3に導出される。
【0055】このように、データ読出時には、外部アド
レス信号φ1〜φnが切換わる度に各ブロックにおける
データ線201とデータ線202とのイコライズ,イコ
ライズの解除,1つのブロックにおける、1本のコラム
選択線CSLの電位の立上げによる1組のビット線対B
Lからデータ線対2への信号伝達が繰返される。
【0056】このように、ブロック分割されたメモリセ
ルアレイを有する半導体記憶装置では、データ書込やデ
ータ読出などの半導体記憶装置の本来の機能が、外部ア
ドレス信号によって指示された特定のブロックにおいて
のみ活性化される。このため、この特定のブロック以外
のブロックのいずれも動作しないので、電力をほとんど
消費しない。それゆえ、この半導体記憶装置の動作時の
消費電力が低減される。
【0057】以降の説明において、活性化されたブロッ
クを、選択状態のブロックと呼ぶ。非選択状態のブロッ
クにおいては、入出力線201および202はいずれの
ビット線BL1,BL2にも電気的に接続されないの
で、図10(h)に示されるようにイコライズ制御信号
EQ(図10(i))の電位レベルの変化にかかわらず
イコライズ電位に保持される。
【0058】上記説明では、選択状態のブロックの数は
1であったが、選択状態のブロックの数は複数でもよ
い。選択状態のブロックの数が複数である場合には、デ
ータ読出時において、これら複数のブロックのそれぞれ
からデータが読出され、データ書込時には、これら複数
のブロックのそれぞれにデータが書込まれる。
【0059】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ブロッ
ク分割された従来のDRAMにおいて、データ線をイコ
ライズするためのイコライズ回路は各ブロックに対応し
て、すなわち、各入出力線対に対応して設けられるが、
すべてのイコライズ回路は同一のイコライズ制御信号に
よって一括して制御される。このため、データ読出時に
は、選択状態のブロック以外のブロック(以下、非選択
状態のブロックと呼ぶ)の各々においても、データ線の
イコライズおよびその解除が行なわれる。
【0060】すなわち、図7ないし図10を参照して、
データ読出時には、各イコライズ回路4に供給されるイ
コライズ制御信号EQが、イコライズ制御信号EQが外
部アドレス信号φ1〜φnの切換わり毎に、一旦ハイレ
ベルに立上がった後一定期間τ後にローレベルに立下が
る。したがって、8個のブロック101〜108の各々
において、データ線201とデータ線202とが、外部
アドレス信号φ1〜φnの切換わり毎に一定期間短絡さ
れた後、再び、電気的に切離される。
【0061】このような各ブロックにおける、データ線
201とデータ線202との電気的接続状態の制御は、
このブロックに対応するイコライズ回路4内のトランジ
スタ40のゲートにイコライズ制御信号EQを付与する
ことによって行なわれている。MOSトランジスタのゲ
ート電極は、半導体基板上に絶縁膜を介してポリシリコ
ン等によって形成される。このため、MOSトランジス
タのゲートに印加される電位の変化は、このゲートに、
ゲート容量に応じた大きさの充放電電流を発生させる。
【0062】したがって、各イコライズ回路4内のトラ
ンジスタ40のゲートとイコライズ制御信号発生回路5
との間にゲートの充放電のための充放電電流が流れる。
【0063】トランジスタ40のゲート容量,イコライ
ズ制御信号EQのハイレベルおよびローレベルにそれぞ
れ対応する電位,外部アドレス信号φ1〜φnの切換わ
り周期,および、1回の読出サイクル(ロウアドレスス
トローブ信号/RASがローレベルに立下がってから再
びハイレベルに戻るまでの期間)における外部アドレス
信号φ1〜φnの切換わり回数をそれぞれ、CG,VH
およびVL,tc,およびNで表わし、ブロック数をB
で表わすと1サイクルのデータ読出期間において、イコ
ライズ回路4のイコライズ制御信号EQによる生じる電
流の総和Iは次式で算出できる。 I=[(CG×|VH−VL|×B)/tc]×N たとえば、CG,VH,VL,tcをそれぞれ代表的な
値である0.4pF,5V,0V,40ns,2回とす
ると、電流Iは、(0.1mA×B)となる。
【0064】さて、近年の半導体記憶装置の高集積化の
進歩による各ブロック内のメモリセル数の増大に伴い、
より一層の高速化および低電力化の要求に答えるため、
メモリセルアレイの分割数、すなわち、ブロック数Bは
増大しつつある。すなわち、図7において、メモリセル
アレイ1はわずか8個のブロックに分割されているが、
最近では、さらに多くのブロックに分割される場合が多
い。たとえば、ブロック数Bが100であれば、前述の
電流Iは、10mAにもなる。
【0065】半導体記憶装置は、その動作時において、
このようなイコライズ回路以外の多くの回路部におい
て、電流を消費する。10mAは、半導体記憶装置全体
としての消費電流に対し比較的大きい割合に相当する。
【0066】それゆえ、ブロック数の増大に伴いイコラ
イズ回路の充放電電流は、半導体記憶装置の動作時の消
費電流として無視できない大きさとなるので、半導体記
憶装置の消費電力を増大させる十分な原因となる。つま
り、イコライズ回路の充放電電流は、半導体記憶装置の
低電力化という近年の要求に相反する現象を生じさせ
る。
【0067】それゆえに、本発明の目的は、上記のよう
な問題点を解決し、消費電力の増大を伴うことなく、正
確かつ高速なデータ読出を実現できる半導体記憶装置を
提供することである。
【0068】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明にかかる半導体記憶装置は、各々が
複数のメモリセルを含む複数のブロックと、これら複数
のブロックの各々対応して設けられた第1および第2の
出力線並びに、第1および第2の入出力線をイコライズ
するイコライズ手段と、アドレス信号に応答して複数の
ブロックのうちのいずれかを選択する選択手段と、選択
されたブロックに対応して設けられたイコライズ手段に
よるイコライズをデータ読出時にアドレス信号の切換わ
りに応答して解除するイコライズ制御手段とを備える。
【0069】各ブロックに対応して設けられた第1およ
び第2の出力線は、そのブロックから外部へ相補データ
信号の伝達を担う。
【0070】各イコライズ手段は対応するブロックの第
1および第2の出力線をイコライズする。
【0071】好ましくは、各イコライズ手段は、対応す
るブロックの第1および第2の出力線にそれぞれ接続さ
れた第1および第2の導通端子と、制御端子とを有する
電界効果半導体素子を含み、イコライズ制御手段は、各
電界効果半導体素子のゲート電位を制御する。
【0072】
【作用】本発明にかかる半導体記憶装置は上記のように
構成されるので、データ読出時に、アドレス信号の切換
わりに応答したイコライズ解除が、複数の出力線対のう
ち、選択状態のブロックに対応して設けられた対のみに
対して行なわれる。したがって、非選択状態のブロック
に対応して設けられた各イコライズ手段は、データ読出
時にアドレス信号が切換わっても、それまでと同じ状態
に制御される。
【0073】各イコライズ手段が、対応する第1および
第2の出力線間に接続された電界効果半導体素子を含む
場合、非選択状態のブロックに対応して設けられたイコ
ライズ手段内の電界効果半導体素子は、アドレス信号が
切換わってもイコライズ制御手段によってゲート電位を
それまでと同じ電位に保持される。このため、非選択状
態のブロックに対応するイコライズ手段の制御端子の充
放電のために電流は消費されない。
【0074】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のDRAMの全体
構成を示す概略ブロック図である。
【0075】図1を参照して、このDRAMは、図7に
示された従来のDRAMの構成に加えて、メモリセルア
レイ1に含まれるすべてのブロック101〜108にそ
れぞれ対応して設けられた8個の選択ブロック判別回路
17を含む。さらに、従来と異なり、各イコライズ回路
18は、対応するブロックに対応して設けられた選択ブ
ロック判別回路17の出力信号と、イコライズ制御信号
発生回路5からのイコライズ制御信号EQとの両方によ
って制御されるように構成される。本実施例のDRAM
の他の部分の構成および動作は、図7のDRAMにおけ
るそれと同様であるので図8を参照し、説明は省略す
る。
【0076】図2は、イコライズ回路18の構成およ
び、選択ブロック判別回路17周辺の具体構成を示す回
路図である。図2には、1つのブロックに対応する部分
のみが代表的に示される。
【0077】図2を参照して、各選択ブロック判別回路
17は、対応するブロック内のロウデコーダ12および
コラムデコーダ13にそれぞれXプリデコーダ8および
Yプリデコーダ9から供給されると同じ信号を受ける。
各選択ブロック判別回路17はこの受けた信号をデコー
ドして、対応するブロックが選択状態であるか否かを判
別して、判別信号BSを対応するイコライズ回路18に
与える。
【0078】各イコライズ回路18は対応するブロック
のデータ線201および202間に接続されたNチャネ
ルMOSトランジスタ40に加えて、イコライズ制御信
号EQを反転するインバータ181と、インバータ18
1の出力信号および対応する選択ブロック判別回路17
からの判別信号BSとを入力として受けるNANDゲー
ト182とを含む。NANDゲート182の出力信号E
QIは、トランジスタ40のゲートに与えられる。
【0079】したがって、各ブロックの入出力線20
1,202のイコライズおよびその解除は、イコライズ
制御信号EQによって直接行なわれるのではなく対応す
るイコライズ回路18内のNANDゲート182の出力
信号EQIによって直接行なわれる。
【0080】本実施例では、各選択ブロック判別回路1
7は、対応するブロックが選択状態であるときにハイレ
ベルの判別信号BSを出力し、対応するブロックが非選
択状態のときにローレベルの判別信号BSを出力するも
のとする。
【0081】選択ブロック判別回路17の出力信号BS
がハイレベルであれば、対応するイコライズ回路18に
おいて、NANDゲート182がインバータ181の出
力信号を反転するインバータとして動作する。選択ブロ
ック判別回路17の出力信号BSがローレべルであれ
ば、対応するイコライズ回路18においてNANDゲー
ト182はインバータ181の出力信号レベルにかかわ
らずハイレベルの信号を出力する。このため、各イコラ
イズ回路18内のトランジスタ40は、対応するブロッ
クが選択状態であるときにのみ、イコライズ制御信号E
Qと同じ論理レベルの電位をゲートに受け、対応するブ
ロックが非選択状態のときには、イコライズ制御信号E
Qにかかわらず常にハイレベルの電位をゲートに受け
る。
【0082】したがって、各ブロック101〜108に
おいて、データ線201および202のイコライズは、
そのブロックが選択状態であるときには、従来通り、外
部アドレス信号φ1〜φnの切換わり毎に一定期間τだ
け行なわれた後解除されるが、そのブロックが選択され
ていないときには、外部アドレス信号φ1〜φnが切換
わっても解除されない。
【0083】図3は、本実施例のDRAMのデータ読出
時における主要な制御信号および信号線の電位変化を示
すタイミングチャート図である。図3には、同一ブロッ
ク内の同一行に配列された複数のメモリセルMCから連
続してデータが読出される場合が例示される。
【0084】本実施例のDRAMにおいて、選択ブロッ
ク判別回路17およびイコライズ回路18以外の部分は
従来と同様に動作するので、ロウアドレスストローブ信
号/RAS,外部アドレス信号φ1〜φn,選択状態の
ブロック内の1本のワード線WLの電位,選択状態のブ
ロック内の各ビット線BL1およびこれと対をなすビッ
ト線BL2間の電位差,選択状態のブロック内のコラム
選択線CSLの電位,および選択状態のブロック内の入
出力線201および202の電位は、それぞれ、図3
(a),(b),(c),(d),(e),および
(f)に示されるように、従来と同様の変化を示す。非
選択状態のブロックにおいて、データ線201および2
02の電位(図3(i))は変化しない。
【0085】しかしながら、データ読出が行なわれるべ
き、すなわち選択状態のブロックに対応するイコライズ
回路18においてのみ信号EQIが、図3(h)に示さ
れるように、イコライズ制御信号EQと同じ電位変化を
示し、データ読出が行なわれるべきでないブロック、す
なわち非選択状態のブロックに対応するイコライズ回路
18において、信号EQIは図3(c)に示されるよう
に、常にハイレベルである。
【0086】したがって、選択状態のブロックにおいて
は、従来通り、入出力線201および202のイコライ
ズが、前回選択されたメモリセルとは異なるメモリセル
からのデータ読出のために、外部アドレス信号φ1〜φ
nが切換わってからある時間τだけ経過した後に解除さ
れる。、このため、選択状態のブロックにおいて、選択
されたメモリセルの記憶データは、従来通り、選択され
たビット線対BL,このビット線対BLに接続されたセ
ンスアンプ14,およびトランスファゲート15を介し
て、入出力線対2に現われる。
【0087】一方、非選択状態のブロックにおいては、
従来と異なり、入出力線201および202のイコライ
ズは、外部アドレス信号φ1〜φnが切換わってからも
解除されない。しかしながら、非選択状態のブロックに
おいては、いずれのメモリセルMCの記憶データも入出
力線対2に現われる必要はない。したがって、非選択状
態のブロックの入出力線201および202のイコライ
ズが解除されなくとも、何ら問題は生じない。
【0088】このように、本実施例では、データ線20
1,202のイコライズのためにすべてのブロック10
1〜108のそれぞれの入出力線対2に接続されたトラ
ンジスタ40(以下、イコライズトランジスタと呼ぶ)
のうち、1回の読出サイクルにおいてゲート電位を切換
えられるのは、選択状態にある1つのブロックに対応し
て設けられた1つのみである。このため、データ読出時
においてイコライズトランジスタ40のゲートの充放電
のために消費される電流は、従来に比べ大幅に減少す
る。
【0089】上記実施例では、どのブロックが選択状態
とされるかを判別するために、各ブロックに対応して選
択ブロック判別回路17が設けられ、各選択ブロック判
別回路17の出力によって、対応するブロックのイコラ
イズトランジスタ40が他のイコライズトランジスタと
は独立に制御されたが、各イコライズトランジスタ40
を他のイコライズトランジスタと独立に制御するため
に、すべてのイコライズトランジスタ40のゲートにそ
れぞれ供給されるべき複数の制御信号が、一括して発生
されてもよい。図4は、そのような場合のDRAMの全
体構成を示す概略ブロック図であり、本発明の他の実施
例を示す。
【0090】図4を参照して、このDRAMは、図1に
示された実施例の場合と異なり、選択ブロック判別回路
19の出力信号がイコライズ制御信号発生回路20に入
力され、イコライズ制御信号発生回路20からすべての
イコライズ回路4にそれぞれ別々のイコライズ制御信号
EQ1〜EQ8が供給される。
【0091】本実施例のDRAMの、選択ブロック判別
回路19およびイコライズ制御信号発生回路20ならび
にイコライズ回路4以外の構成および動作は図1のDR
AMの場合と同様であるので説明は省略する。
【0092】選択ブロック判別回路19は、先に述べた
実施例の場合と異なり、Xプリデコーダ8およびYプリ
デコーダ9の出力信号をデコードして、メモリセルアレ
イ1を構成するブロック101〜108がそれぞれ選択
状態であるか否かを示す8個の信号BS1〜BS8を発
生する。
【0093】本実施例では、選択ブロック判別回路19
の出力信号BS1〜BS8の各々は、ハイレベルである
ときに対応するブロックが選択状態であることを示し、
ローレベルであるときに対応するブロックが非選択状態
であることを示すものとする。
【0094】イコライズ制御信号発生回路20は、コン
トロール回路11によって制御されて、データ読出時
に、アドレス変化検知回路10からの検知信号に応答し
て、選択ブロック判別回路19によって選択状態である
と判別された1つのブロックに対応するイコライズ回路
4に供給されるべきイコライズ制御信号のみをハイレベ
ルにし、他の7つのイコライズ制御信号をすべてローレ
ベルにする。
【0095】図6は、各イコライズ回路4の構成を示す
回路図である。図6には、1つのイコライズ回路4の構
成のみが代表的に示される。
【0096】図6を参照して、本実施例では、各イコラ
イズ回路4は、図7に示される従来のDRAMの場合と
同様に、対応するブロックの入出力線201および20
2間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ40の
みによって構成される。
【0097】イコライズ制御信号発生回路20からのイ
コライズ制御信号EQ1〜EQ8の各々は、対応するイ
コライズトランジスタ40のゲートに与えられる。
【0098】図5は、イコライズ制御信号発生回路20
の構成例を示す回路図である。図5を参照して、イコラ
イズ制御信号発生回路20は、たとえば、イコライズ原
信号発生回路21と、各ブロック101〜108に対応
して設けられたNANDゲート22およびインバータ2
3とを含む。
【0099】イコライズ原信号発生回路21は、コント
ロール回路11によって制御されて、データ読出時に、
アドレス変化検知回路10からの検知信号に応答して、
一定期間τだけハイレベルとなる信号を発生する。すな
わち、イコライズ原信号発生回路21からは、図1にお
けるイコライズ制御信号発生回路5から発生されると同
じ信号、すなわち、イコライズ制御信号EQが発生され
る。
【0100】各インバータ23は、イコライズ原信号発
生回路21の出力信号EQを反転して対応するNAND
ゲート22に与える。
【0101】各NANDゲート22は、対応するインバ
ータ23の出力信号と、選択ブロック判別回路19の出
力信号BS1〜BS8のうち、対応するブロックが選択
状態か非選択状態かを示す1つの信号とを受ける。それ
ぞれのNANDゲート22の出力信号が、8個のイコラ
イズ制御信号EQ1〜EQ8として用いられる。
【0102】したがって、各イコライズ制御信号EQ1
〜EQ8は、対応する判別信号BS〜BS8がハイレベ
ルであるときに、イコライズ制御信号EQと同じ論理レ
ベルを示し、対応する判別信号がローレベルであるとき
に、イコライズ制御信号EQの論理レベルにかかわらず
ハイレベルを示す。つまり、各イコライズ制御信号EQ
1〜EQ8は、データ読出時に、対応するブロックが選
択状態であるときにのみアドレス変化検知回路10から
の検知信号に応答して一定期間後にローレベルとなる一
方、対応するブロックが非選択状態であるときには、ア
ドレス変化検知回路10から検知信号が出力されてもロ
ーレベルとならない。
【0103】したがって、各イコライズトランジスタ4
0は、対応するブロックが選択状態でない限り、ゲート
電位をハイレベルのまま保持されて、対応するブロック
の入出力線201および202をイコライズし続ける。
【0104】それゆえ、本実施例においても、先に述べ
た実施例の場合と全く同様の効果が得られる。上記いず
れの実施例においても、イコライズトランジスタ40
は、NチャネルMOSトランジスタであったが、Pチャ
ネルMOSトランジスタであってもよい。もちろん、こ
のような場合には、各イコライズトランジスタのゲート
に与えられる制御信号が、対応するブロックが選択状態
であるときに、アドレス変化検知回路10からの検知信
号に応答して一定期間後にハイレベルとなり、対応する
ブロックが非選択状態であるときに、アドレス変化検知
回路10からの検知信号の発生にかかわらず、ローレベ
ルのままであるように、選択ブロック判別回路17,1
9およびイコライズ制御信号発生回路5,20が構成さ
れる。
【0105】また、データ読出時およびデータ書込時に
同時に活性化されるブロックの数が複数であっても、上
記実施例の場合と同様の効果が得られる。
【0106】上記実施例では、データ書込み時に外部デ
ータを取り込むための入力線と、データ読出時に読出デ
ータを外部に伝達するための出力線とが、共通の信号線
(入出力線対2)で構成されたがこれらが別々の信号線
で構成される装置にも本発明は適用可能である。
【0107】なお、本発明は、メモリセルアレイが8個
のブロックに分割されたDRAMにのみ適用されるもの
ではなく、メモリセルアレイが複数のブロックに分割さ
れ、かつ、各出力線対をイコライズする必要のある半導
体記憶装置全般に適用可能である。
【0108】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、任意の
メモリセルからデータを読出すための入出力線のイコラ
イズ解除が、このメモリセルが存在するメモリセルアレ
イブロックにおいてのみ行なわれるので、出力線対のイ
コライズおよびその解除のために消費される充放電電流
が大幅に低減される。この結果、メモリセルアレイの分
割数の増大に伴う、出力線対のイコライズおよびその解
除の際に生じる充放電電流の増大によって半導体記憶装
置の消費電力の低減が妨げられることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のDRAMの全体構成を示す
概略ブロック図である。
【図2】図1における任意の1つのイコライズ回路およ
びその付近の構成を示す回路図である。
【図3】図1のDRAMのデータ読出時の動作を説明す
るためのタイミングチャート図である。
【図4】本発明の他の実施例のDRAMの全体構成を示
す概略ブロック図である。
【図5】図4における選択ブロック判別回路の構成例を
示す回路図である。
【図6】図4における任意の1つのイコライズ回路の構
成を示す回路図である。
【図7】ブロック分割された従来のDRAMの全体構成
を示す概略ブロック図である。
【図8】図7における任意の1つのブロックの内部構成
を示す回路図である。
【図9】図7における任意の1つのイコライズ回路の構
成を示す回路図である。
【図10】図7のDRAMのデータ読出時の動作を説明
するためのタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 入出力線対 3 プリアンプ 4,18 イコライズ回路 5 イコライズ制御信号発生回路 6 Xアドレスバッファ 7 Yアドバッファ 8 Xプリデコーダ 9 Yプリデコーダ 10 アドレス変化検知回路 11 コントロール回路 17,19 選択ブロック判別回路 101〜108 メモリセルアレイブロック なお、図中、同一番号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が複数のメモリセルを含む複数のブ
    ロックと、 前記複数のブロックに対応して設けられ、各々が、対応
    するブロックから外部への相補データ信号の伝達を担う
    第1および第2の出力線を含む複数の出力線対と、 アドレス信号に応答して、前期複数のブロックのうちの
    いずれかを選択する選択手段と、 前記複数のブロックに対応して設けられ、各々が、対応
    するブロックの第1および第2の出力線をイコライズす
    る、複数のイコライズ手段と、 データ読出時に、前記アドレス信号の切換りに応答し
    て、前記選択手段によって選択されたブロックに対応し
    て設けられたイコライズ手段によるイコライズを解除す
    るイコライズ制御手段とをさらに備えた、半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数のイコライズ手段の各々は、対
    応する出力線対を構成する第1および第2の出力線にそ
    れぞれ接続された第1および第2の導通端子と、制御端
    子とを有する電界効果半導体素子を含み、 前記イコライズ制御手段は、前記電界効果半導体素子の
    制御端子の電位を制御する、請求項1記載の半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 各々が複数のメモリセルを有する複数の
    メモリセルブロック、 前記複数のメモリセルブロックに対応して設けられ、各
    々が対応するメモリセルブロックの選択されたメモリセ
    ルから読み出されたデータに基づいた相補データ信号を
    伝達するための複数の出力線対、および前記複数の出力
    線対に対応して設けられ、各々が前記複数のメモリセル
    ブロックのいずれかを選択するためのブロック判別信号
    に基づいた制御信号に応答して、対応する出力線対をイ
    コライズするための複数のイコライズ手段を備えた半導
    体記憶装置。
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JPH04310691A (ja) * 1991-04-08 1992-11-02 Hitachi Ltd 半導体記憶装置
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