JPH05233787A - 色調及び色制御のための人工ニューラル・ネットワーク - Google Patents

色調及び色制御のための人工ニューラル・ネットワーク

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JPH05233787A
JPH05233787A JP4167418A JP16741892A JPH05233787A JP H05233787 A JPH05233787 A JP H05233787A JP 4167418 A JP4167418 A JP 4167418A JP 16741892 A JP16741892 A JP 16741892A JP H05233787 A JPH05233787 A JP H05233787A
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color values
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Oded M Rose
オデド・エム・ローズ
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Scitex Corp Ltd
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SAITETSUKUSU CORP Ltd
Scitex Corp Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニューラル・ネットワークをトレーニングし
て第1のカラー値を第2のカラー値へ変換すること。 【構成】 ニューラル・ネットワーク構造30は、複数
のニューロン32、34、36を含み、第2の組のカラ
ー値からの対応する第2のカラー値24へ変換される第
1の組のカラー値からの第1のカラー値22を受け取
り、該対応する第2のカラー値の出力指示を提供する。
複数の順序付けされた対についてニューラル・ネットワ
ーク構造30をトレーニングする。それぞれの順序付け
された対は第1のカラー値22とそれに対応する第2の
カラー値24とを含み、複数の第1のカラー値と複数の
第2のカラー値のうちの少なくとも1つは前記第1及び
第2の組のカラー値の対応する1つのシステマティック
な表現である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には人工ニュー
ラル・ネットワークに関するもので、グラフィック・ア
ートでの色調及び色再生制御のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ニューラル・ネットワーク又は人工ニュ
ーラル・ネットワークは、人工知能の訓練に関係する研
究の一部門である。ニューラル・ネットワークはトレー
ニング・データの組を「学習」し、その後、トレーニン
グ・データの学習により得た「経験」を使って他のデー
タを処理することができる。いまや、ニューラル・ネッ
トワークは研究所の外部での実際的な問題に応用できる
との認識が広まりつつある。
【0003】アップル・コンピュータ社の英国公開特許
出願第2231760A(出願番号第9009467,
3)は、色の組み合わせの選択を補助するためにRGB
信号を処理するためのニューラル・ネットワークの使用
を検討している。開示された仮想メモリ・システムは、
ユーザーの好みに基づいてコンピュータ・システムのた
めのカラー・インターフェースの設計に特定の応用を有
すると言われる。
【0004】松下電器産業の特許第90−215277
号、90−216971号及び90−214987号は
カラー画像処理のためのニューラル・ネットワークの使
用を開示する。
【0005】1991年2月に頒布された色の研究と応
用、16(1)に掲載された英国の論文「ニューラル・
ネットワークのコンピュータ処理予測への応用」は、ニ
ューラル・ネットワークのコンピュータ化された色処理
に対する利用を検討している。この論文は、ニューラル
・ネットワークを使用すると、ニューラル・ネットワー
ク方法を使用するための特別のデータベースを用意する
必要がないという点を含むいくつかの潜在的な利点を教
示している。
【0006】走査方法はR.K.モラ著「電子的色分
解」(R.K.プリンティング・アンド・パブリッシン
グ社、1988年)において概観されており、そこでの
開示はここに援用される。色の原理はG.ワイゼッキ及
びW.S.スタイルズ著「色の科学」(ウィリー・アン
ド・サンズ社、1982年)において説明されており、
そこでの開示はここに援用される。
【0007】一般的に、高品質グラフィック・アートで
の色調及び色再生制御は科学からほど遠い。特にこれ
は、所与の再生装置を使ってすでに認識されている所与
の受け入れ可能な結果を求めて、他の再生装置を使っ
て、又は、同一の装置ではあるが異なるセッティング
(例えば、通常の「キー・ブラック」セッティングに対
するGCRセッティング)を使って認識されるときに顕
著である。こうした場合、追加の装置を較正するため
に、時間、努力、費用及び忍耐と共に高度の専門的知識
を必要とする。その結果が常に満足のいくものとは限ら
ない。
【0008】それぞれが1つの色の関数である複数の較
正を実行するグラフィック・アートでのユニディメンシ
ョナルな較正は公知である。すでに開発された技術に
は、グレー・バランス補正及びプロッタ出力較正技術が
ある。ユニディメンショナルな較正の他の例は、ゼロッ
クス社の公開ヨーロッパ特許出願第84307997.
1号(公開第0144188 A2)に開示されている
自動TCR(色調及び色再生制御)補正プロセスであ
る。
【0009】ユニディメンショナルな較正の欠点は、完
全な色の決定は多次元的であり、典型的には3ないし4
個の成分を持つので、色空間のある部分でしか正確では
ないということである。例えば、上記の公開ヨーロッパ
特許出願第8437997.1号は、特定の機械の主色
座標軸の区域を除いては相対的に不正確である。グレー
・バランス技術は、灰色のみを含む色空間の相対的に小
さな体積を除いては相対的に不正確である。また、上記
公開ヨーロッパ特許出願第8437997.1号に開示
された装置はその出力のみによって較正される。
【0010】所与の組のベクトルに適合するように多次
元関数を計算する方法は公知である。データが適切に分
布していれば、内挿法を使うことができる。しかし、分
布に関する所望の条件は色処理の応用に常に適用できる
とは限らない。データは直接生成されるのではないこと
が多く、元の予め選択されたデータについて実行される
手順(例えば、走査、印字等)の最終結果であるからで
ある。
【0011】カラー画像処理には、ゲマット・マッピン
グ(gamut mapping)のような多くの応用
があり、第1のカラー座標系を第2のカラー座標系と比
較することが望ましい。
【0012】ゲマット・マッピングはストーン、モリー
ンその他著「カラー・ゲマット・マッピング及びディジ
タル・カラー画像の印刷」(ACMトランザクションズ
・オン・グラフィックス、7(4)、1088年10
月、第249−292ページ)で検討されている。
【0013】フジタその他の米国特許第4、719、9
54号は、典型的には赤‐青‐緑(RGB)カラ−座標
系でのカラ−・チャートの走査された色と典型的にはシ
アン‐マゼンタ‐イエロー‐ブラック(CMYK)カラ
座標系での印刷可能な色との間の色変換表を作成し、こ
の色変換表を使って色標本での選択された被測定色を再
生する方法及び装置を説明している。選択された被測定
色が色変換表の値と一致しないときには、内挿ステップ
が実行される。
【0014】フジタその他の方法は、異なる印刷条件の
下で再生が実行されたときの補正ステップをも含む。補
正ステップは2つの印刷条件の間の差を補償する。
【0015】典型的には、画像創作システムは、カラー
画像のディジタル表現を発生し、及び/又は、カラー画
像のディジタル表現を修正するグラフィック・ソフトウ
ェアと関連付けられたコンピュータと、ディジタル表現
をアナログ表現へ変換するためのプロッターその他の出
力装置とを具備する。アナログ表現はダイア(dia)
のような任意の適宜の基板上に創作される。必要であれ
ば、例えばプレプレスの応用においては、結果のダイア
を走査することができる。
【0016】商業的に利用可能なグラフィック・ソフト
ウェアの例は、アップル・コンピュータ社のMacIIと
共に使用可能なAdobe Systems社(米国カ
ルフォルニア州マウンテンビュー)のPhotosho
p、及び、IBM PCと共に使用可能なZSoft社
(米国カルフォルニア州サンフランシスコ)のPCPa
intbrush Plusである。商業的に利用可能
なカラー印刷機はDuPont社(米国デラウェア州ウ
ィルミントン)の4cast及びLightValve
Technology社(米国ニューヨーク州ロチェ
スタ)のLVT Model620ディジタル画像レコ
ーダである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人工ニュー
ラル・ネットワーク(この明細書では、「ニューラル・
ネットワーク」、ANN又はNNという)、を構成し、
トレーニングし、利用して第1のカラー座標系の第1の
カラー値を第2のカラー座標系の第2のカラー値へ変換
するための方法と装置とを提供することを目的とする。
【0018】本発明は、グラフィック・アート再生装置
の多次元的較正技術を提供し、所望の色と色調とを忠実
に再生するようグラフィック・アート再生装置の較正プ
ロセスを簡単化し迅速化することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この明細書及び特許請求
の範囲で使用される以下の用語は、以下のとおりに解釈
されねばならない。
【0020】カラー画像のアナログ表現:人間の目によ
りカラー画像として知覚することができるカラー画像の
表現。該表現は陽画、写真、CRT表示装置、印字ペー
ジ等に現れる。
【0021】カラー画像のディジタル表現:数字シンボ
ルのようなディスクリートなシンボルで表されたカラー
画像の任意の表現。カラー画像の共通なディジタル表現
は、カラー画像を分割した複数の画素に対応する複数の
数値を含むディジタル・ファイルであり、こうした各数
値は対応する画素の色の状況に関係する何らかの特徴を
表す。
【0022】基板:画像のアナログ表現を担持する又は
表示する物理的装置。例えば、陽画、クロマリン(登録
商標)、CRT表示装置、写真、紙、塗装に適した面
等。
【0023】カラー処理装置の範囲:カラー処理装置に
よって出力され得るカラー値の全体。
【0024】カラー処理装置の領域:カラー処理装置に
よって入力され得るカラー値の全体。
【0025】カラー処理装置:カラー画像の第1の表現
(ディジタル又はアナログ)を入力し、それをカラー画
像の第2の表現(ディジタル又はアナログ)へ変換し、
カラー処理装置の範囲の少なくとも一部から領域への変
換を定義する装置。
【0026】画像創作システム:画像を内部的に創作す
る装置、又は、カラー画像の表現を入力として取り、そ
れを修正する装置。こうしたシステムは幾何学的形状か
らカラー画像を創作し、該形状を変形し、カラー該の色
を選択及び/又は修正することができる。
【0027】カラー読み取り装置:カラー画像のアナロ
グ表現を入力し、そのディジタル表現へ変換する装置。
例えば、ECSS,DECSS,色彩計、スペクトル分
析器、写真濃度計。典型的には、ディジタル表現はXY
Z,CMYK,RGB等の座標系で表される。
【0028】カラー入力装置:印刷機/装置/システ
ム:出力装置:記録装置:カラー書き込み装置等:カラ
ー画像のディジタル表現を入力し、そのアナログ表現へ
変換する任意の装置。例えば、インクを使用する従来の
オフセット、グラビアその他の印刷装置、従来の又は直
接のディジタル較正刷り機、写真材料を露光するプロッ
タ又はカラー記録機、粉末顔料を使用する静電印刷シス
テム、カラー・モニタ、カラーCRT表示装置。
【0029】較正:処理されるべきカラー画像の、実質
的に客観的なカラー特性を持つ表現を得るためにカラー
処理装置を調整すること。
【0030】カラー値:典型的にはRGB,La
(注:この明細書においては、上付きの符号×は符号*
を意味するものとする)、XYZ等のカラー座標系及び
装置依存座標系での色表現。例えば、RGBのようなカ
ラー・ヘッド信号、CMYKのようなインク割合等。
【0031】顔料:インク等:典型的にはフォトンの発
射、送信又は反射により、人間の目の光エネルギ受容器
の任意の刺激物。液状顔料、粉末顔料、写真顔料、発光
性合成物等を含む。
【0032】顔料値:使用されるべき顔料の量のディジ
タル表現。
【0033】カラー座標系:カラー値が定義される座標
系。例えば、RGB,CMY,CMYK、LHS,LA
B、XYZ,7次元カラー座標系を含む。座標系によっ
ては、特に4次元以上の座標系では、人間の目に知覚さ
れる単一の色は2以上の方法で表現され得る。用語「カ
ラー座標系」は色空間を含むものとする。種々の色空間
について、ワイゼッキとスタイルズの前掲の文献で検討
されている。
【0034】この明細書で言及する色、カラー画像、カ
ラー値、顔料値等は、色又はカラー値としての黒及び白
と、黒及び白の画像と、黒の顔料と白のインクとの場合
を含むものとする。
【0035】以下の略語が使用される: TCR:色調及び色再生、 GCR:グレー成分置換、 UCR:下色除去、 UCA:下色追加、 RGB:赤、青、緑。更に一般的には、ここでのこの用
語はカラー読み取り装置によって生成される任意のカラ
ー信号を指す。色分解スキャナでは、この用語は、通
常、処理前のスキャナの色分解信号を指す。
【0036】CMYK:シアン、マゼンタ、イエロー、
ブラック(インクのような顔料)。更に一般的には、こ
こでのこの用語はカラー印刷装置に対して入力として働
く任意の信号を指す。
【0037】ECSS:電子的色分解スキャナ、 DECSS:ディジタルの電子的色分解スキャナ。
【0038】本発明は、第1の複数のカラー値からの第
1のカラー値又はカラー値の組を第2の複数のカラー値
(これは第1の複数のカラー値と同一であっても、同一
でなくともよい)からの第2のカラー値又はカラー値の
組と比較するための改良された方法を提供することを目
的とする。好ましくは、この方法は、比較するステップ
の結果にしたがって第1の組のカラー値の少なくともい
くつかを変換するステップを含む。
【0039】本発明の好ましい実施例によると、色測定
装置(イスラエル国ハーズリアのサイテックス社製の
「スマート・スキャナ」、色彩計、写真濃度計等)を用
いてグラフィック・アート再生装置を較正する技術が提
供され、該技術は、第1のカラー値から第2のカラー値
への変換又は関数(解析的形式を持っていても持たなく
てもよい)を提供するステップと、該変換を使ってグラ
フィック・アート再生装置の動作を制御するステップと
を含む。「変換」及び「関数」という用語は本明細書で
は相互に交換可能に使用される。変換は、色変換ツール
として用いられるように蓄積されるLUT(ルックアッ
プテーブル)を提供するために使用され得る。
【0040】なかんずく、以下の手順は、本発明の実施
例にしたがって、おおいに単純化され、一層時間有効
化、効率化される。
【0041】1.現存のシステムの色調及び色再生をエ
ミュレートする自動較正を使って、ディジタル電子的色
分解スキャナのような新たな色分解スキャナ(CSS)
を現存の再生システムに組み込む。
【0042】2.どのような印刷機械又はセッティング
が採用されようと、色調及び色の印刷された絵の特性が
ほぼ同じであるように、ディジタル電子的色分解スキャ
ナの色調及び色変換の調整により、又は、絵のディジタ
ル表現の調整により、異なる印刷又は校正刷り機械又は
同じ機械での異なるセッティングを補償する。
【0043】3.第2の基板上のカラー画像のアナログ
表現の写しを第1の基板上に創作する。好ましくは、両
基板は同一の媒体又は同様の媒体から形成される。
【0044】4.利用可能な出力コピーから所与のカラ
ー処理装置に対して入力コピーを復元する。典型的に
は、入力及び出力コピーはハード・コピーである。好ま
しくは、復元された入力コピーは、カラー処理装置に入
力されたならば、利用可能な出力コピーと実質的に同じ
出力コピーを生じる。
【0045】5.現存のシステムにより生成されるUC
R(下色除去)、GCR(グレー成分置換)又はUCA
(下色追加)再生のエミュレーションを達成する、又
は、現存のシステムが設定される他の特別な再生セッテ
イングをエミュレートする自動較正を使って、新たなデ
ィジタル電子的色分解スキャナを現存の再生システムに
組み込む。
【0046】6.出力装置に関してカラー・モニター表
示装置を較正して、所与の印刷装置で処理される画像の
ハード・コピー表現と実質的に同じカラー画像の表現を
カラー・モニター表示装置に提供する。
【0047】このように、本発明の好ましい実施例によ
り、ニューラル・ネットワークを提供する方法が提供さ
れ、該方法は、複数のニューロンを含み、第2の組のカ
ラー値からの対応する第2のカラー値へ変換される第1
の組のカラー値からの第1のカラー値を受け取り、該対
応する第2のカラー値の出力指示を提供するニューラル
・ネットワーク構造を提供するステップと、複数の順序
付けされた対について前記ニューラル・ネットワーク構
造をトレーニングするステップとを備え、それぞれの順
序付けされた対が前記第1の組のカラー値からの第1の
カラー値と前記第2の組のカラー値からの対応する第2
のカラー値とを含み、複数の第1のカラー値と複数の第
2のカラー値のうちの一方又は両方が前記第1及び第2
の組のカラー値の対応する1つのシステマティックな表
現である。
【0048】本発明の好ましい実施例によると、前記第
1及び第2の組のカラー値の1つがカラー座標系内で定
義され、該カラー座標系内の所定の大きさのそれぞれの
範囲が前記カラー座標系内で定義された組のカラー値に
対応する複数のカラー値内の少なくとも1つのカラー値
によって表される。
【0049】本発明の好ましい実施例によると、前記第
1及び第2の組のカラー値の1つが範囲へ区分されるカ
ラー座標系内で定義され、区分内のそれぞれの範囲が前
記カラー座標系内で定義された組のカラー値に対応する
複数のカラー値内の少なくとも1つのカラー値によって
表される。
【0050】本発明の好ましい実施例によると、前記第
1の組のカラー値が前記第2の組のカラー値と同じであ
る。
【0051】本発明の好ましい実施例によると、仮想形
式で表された第2のカラー値のそれぞれが、仮想形式で
表された対応する第1のカラー値に見かけ上実質的に同
じである。
【0052】本発明の好ましい実施例によると、前記複
数のニューロンが、少なくとも1つの入力ニューロンを
含むニューロンの入力層とそれぞれが少なくとも1つの
隠れたニューロンを含むニューロンの少なくとも1つの
隠れた層と、少なくとも1つの出力ニューロンを含むニ
ューロンの出力層とを具備する。
【0053】本発明の好ましい実施例によると、前記第
1のカラー値が第3の組のカラー値からの対応する第3
のカラー値へ変換され、前記ニューラル・ネットワーク
構造が対応する第2及び第3のカラー値の出力指示を提
供するよう動作し、ニューロンの前記出力層が前記第2
のカラー値のディメンションに対応する第1の複数の出
力ニューロンと第3のカラー値のディメンションに対応
する第2の複数の出力ニューロンとを少なくとも含み、
それぞれの順序付けされた対が第1のカラー値と第2及
び第3のカラー値の対応する連結とを備える。
【0054】本発明の好ましい実施例によると、前記第
2のカラー値の状況が、所定の第1のカラー出力装置を
用いて表現されるとき、所定の第2のカラー出力装置を
用いて表現されるときの前記第3のカラー値の状況と同
様である。
【0055】本発明の好ましい実施例によると、前記少
なくとも1つの隠れた層及び前記出力層における各ニュ
ーロンが複数の入力の重み付けされた和を計算するため
の加算装置を備える。
【0056】本発明の好ましい実施例によると、前記少
なくとも1つの隠れた層及び前記出力層における各ニュ
ーロンが前記加算手段の出力の非線形関数を計算するた
めの手段を備える。
【0057】本発明の好ましい実施例によると、前記少
なくとも1つの隠れた層及び前記出力層における実質的
に全部のニューロンに対応する非線形関数が等しい。
【0058】本発明の好ましい実施例によると、前記ニ
ューラル・ネットワーク構造がフィード・フォワード・
ネットワーク構造である。
【0059】本発明の好ましい実施例によると、各順序
付けられた対が、前記第2のカラー値と前記対応する第
1のカラー値との間に所定の関係があることにより特徴
付けられる。
【0060】本発明の好ましい実施例により、前記複数
の範囲が、等しくない大きさの範囲を含む。
【0061】本発明の好ましい実施例により、前記複数
の範囲が、等しい大きさの範囲を含む。
【0062】本発明の好ましい実施例により、その後ニ
ューラル・ネットワークを採用して前記第1の複数のカ
ラー値からの第1のカラー値を前記第2の複数のカラー
値からの第2のカラー値へ変換するステップを更に備え
る。
【0063】本発明の好ましい実施例により、較正され
るべきカラー処理システムの動作を制御するために前記
第1のカラー値を変換することにより求められた前記第
2のカラー値を採用するステップを更に備える。
【0064】本発明の好ましい実施例により、ニューラ
ル・ネットワークにおける複数のニューロンからの一対
のニューロンの間に、少なくとも1つのインターニュー
ロン接続が画定され、トレーニングする前記ステップ
が、個々の順序付けられた対の第1のカラー値をニュー
ラル・ネットワークへ与えるステップと、前記個々の順
序付けられた対の第2のカラー値と第1のカラー値に対
するニューラル・ネットワークの出力との間の差を表す
誤差値を逆伝搬するステップと、少なくとも1つのイン
ターニューロン接続のうちの少なくとも1つを修正する
ステップとを備える。
【0065】本発明の好ましい実施例により、少なくと
も1つのインターニューロン接続がそれと関連する重み
を画定し、修正する前記ステップが該重みの値を変更す
るステップを含む。
【0066】本発明の好ましい実施例により、前記第1
の組のカラー値が座標系RGB,CMY、CMYK,L
HS,CieLab,RGBCMY,RGBCMYK,
XYZ,DIN,Munsell,X、Ri
dgway,Oswald,Luv,Lu′v′,OS
A,W.D.W.,TCMの個々の1つ内で定義され
る。
【0067】本発明の好ましい実施例により、前記第2
の組のカラー値が座標系RGB,CMY、CMYK,L
HS,CieLab,RGBCMY,RGBCMYK,
XYZ,DIN,Munsell,X、Ri
dgway,Oswald,Luv,Lu′v′,OS
A,W.D.W.,TCMの個々の1つ内で定義され
る。
【0068】本発明の好ましい実施例により、ニューラ
ル・ネットワークを提供するための装置が提供され、該
装置は、複数のニューロンを含み、第2の組のカラー値
からの対応する第2のカラー値へ変換される第1の組の
カラー値からの第1のカラー値を受け取り、該対応する
第2のカラー値の出力指示を提供するニューラル・ネッ
トワーク構造と、複数の順序付けされた対について前記
ニューラル・ネットワーク構造をトレーニングする手段
とを具備し、それぞれの順序付けされた対が前記第1の
組のカラー値からの第1のカラー値と前記第2の組のカ
ラー値からの対応する第2のカラー値とを含み、複数の
第1のカラー値と複数の第2のカラー値のうちの一方又
は両方が前記第1及び第2の組のカラー値の対応する1
つのシステマティックな表現である。
【0069】本発明の好ましい実施例により、ニューラ
ル・ネットワークは、複数のニューロンを含むネットワ
ーク構造であって、第2の組のカラー値からの対応する
第2のカラー値へ変換される第1の組のカラー値からの
第1のカラー値を受け取り、該対応する第2のカラー値
の出力指示を提供するトレーニング済みのニューラル・
ネットワーク構造を具備し、該トレーニング済みのニュ
ーラル・ネットワーク構造が、複数の順序付けされた対
においてトレーニングされており、それぞれの順序付け
された対が第1のカラー値とそれに対応する第2のカラ
ー値とを含み、複数の第1のカラー値と複数の第2のカ
ラー値のうちの少なくとも1つが前記第1及び第2の組
のカラー値の対応する1つのシステマティックな表現で
ある。
【0070】本発明の好ましい実施例により、前記第2
のカラー値が黒成分を含み、前記ニューラル・ネットワ
ーク構造が、前記第1のカラー値の少なくとも複数のカ
ラー成分が前記第2のカラー値の黒成分へ変換されるこ
とを特徴とする。
【0071】本発明の好ましい実施例により、第1の組
のカラー値からの第1のカラー値を第2の組のカラー値
からの第1のカラー値へ変換するための方法が提供さ
れ、該方法は、複数のニューロンを含み、前記第2の組
のカラー値からの対応する第2のカラー値へ変換される
前記第1の組のカラー値からの第1のカラー値を受け取
り、該対応する第2のカラー値の出力指示を提供するト
レーニング済みのニューラル・ネットワーク構造を提供
するステップであって、該トレーニング済みのニューラ
ル・ネットワーク構造が、複数の順序付けされた対にお
いてトレーニングされており、それぞれの順序付けされ
た対が第1のカラー値とそれに対応する第2のカラー値
とを含み、複数の第1のカラー値と複数の第2のカラー
値のうちの少なくとも1つが前記第1及び第2の組のカ
ラー値の対応する1つのシステマティックな表現である
ステップと、前記トレーニング済みのニューラル・ネッ
トワーク構造を採用して、前記第1の組のカラー値から
の第1のカラー値を前記第2の組のカラー値からの第1
のカラー値へ変換するステップとを備える。
【0072】本発明の好ましい実施例により、採用する
前記ステップにおいて求められた第2のカラー値を用い
て、較正されるべきカラー処理システムの動作を制御す
るステップを更に備える。
【0073】本発明の好ましい実施例により、制御する
前記ステップが、前記カラー書き込み装置を用いて、第
1の基板上のカラー画像のアナログ表現の写しを第2の
基板上に創作するステップを含む。
【0074】本発明の好ましい実施例により、制御する
前記ステップが、前記カラー処理システムを用いて、前
記の較正されたシステムによって処理されると前記カラ
ー画像の所与の出力コピーを生じるカラー画像の入力コ
ピーを創作するステップを含む。
【0075】本発明の好ましい実施例により、較正され
るべき前記カラー処理システムが、カラー画像のアナロ
グ表現をそのディジタル表現へ変換するカラー読み取り
装置を備える。
【0076】本発明の好ましい実施例により、較正され
るべき前記カラー処理システムが、カラー画像のディジ
タル表現をそのアナログ表現へ変換するカラー書き込み
装置を備える。
【0077】本発明の好ましい実施例により、前記カラ
ー書き込み装置がカラー・モニター表示装置を含む。
【0078】本発明の好ましい実施例により、第1の複
数のカラー値を第2の複数のカラー値と関係付けるルッ
クアップテーブルを作成するための方法が提供され、該
方法は、前記第1の複数のカラー値を前記第2の複数の
カラー値と関係付ける人工ニューラル・ネットワークを
提供するステップと、複数のLUTアドレスを提供する
ステップと、前記人工ニューラル・ネットワークを前記
複数のアドレスで作動させ、複数の処理済みのLUTア
ドレスを求めるステップと、前記複数の処理済みのLU
Tアドレスを前記LUTの内容として蓄積するステップ
とを備える。
【0079】本発明の好ましい実施例により、人工ニュ
ーラル・ネットワークを提供する前記ステップが、前記
第1及び第2の複数のカラー値を表す人工ニューラル・
ネットワーク・トレーニング・データを提供するステッ
プと、前記人工ニューラル・ネットワーク・トレーニン
グ・データを採用して人工ニューラル・ネットワークを
トレーニングするステップとを備える。
【0080】本発明の好ましい実施例により、第1の複
数のカラー値を第2の複数のカラー値と関係付けるルッ
クアップテーブルを作成するための装置が提供され、該
装置は、前記第1の複数のカラー値を前記第2の複数の
カラー値と関係付ける人工ニューラル・ネットワーク
と、前記人工ニューラル・ネットワークを複数のアドレ
スで作動させ、複数の処理済みのLUTアドレスを求め
る手段と、前記複数の処理済みのLUTアドレスを前記
LUTの内容として蓄積する手段とを具備する。
【0081】本発明の好ましい実施例により、第1の複
数のカラー値を第2の複数のカラー値と関係付けるルッ
クアップテーブルの表現を備えたディジタル記憶装置が
提供され、前記LUTが前記第1の複数のカラー値を前
記第2の複数のカラー値と関係付ける人工ニューラル・
ネットワークを提供するステップと、複数のLUTアド
レスを提供するステップと、前記人工ニューラル・ネッ
トワークを前記複数のアドレスで作動させ、複数の処理
済みのLUTアドレスを求めるステップと、前記複数の
処理済みのLUTアドレスを前記LUTの内容として蓄
積するステップとによって構成される。
【0082】本発明の好ましい実施例により、カラー画
像の第1の表現をその第2の表現へ変換するカラー処理
装置のカラー処理特性をサンプリングするための装置を
構成する方法が提供され、該方法は、第1の複数のカラ
ー値とそれに対応する第2の複数のカラー値とをそれぞ
れ含むカラー画像の第1及び第2の表現であって、前記
カラー処理装置により前記第1の表現を処理することに
より前記第2の表現が画定される第1及び第2の表現を
提供するステップと、前記第2の複数のカラー値の個々
の1つに作用するとき、前記第1の複数のカラー値の対
応する1つに実質的に等しい値を与える人工ニューラル
・ネットワークを提供するステップと、前記人工ニュー
ラル・ネットワークをカラー画像の前記第1の表現で作
動させ、その第3の表現を提供するステップとを少なく
とも1回繰り返す。
【0083】本発明の好ましい実施例により、カラー画
像の第1の表現をその第2の表現へ変換するカラー処理
装置のカラー処理特性をサンプリングするための装置を
構成するシステムが提供され、該システムは、第1の複
数のカラー値とそれに対応する第2の複数のカラー値と
をそれぞれ含むカラー画像の第1及び第2の表現であっ
て、前記カラー処理装置により前記第1の表現を処理す
ることにより前記第2の表現が画定される第1及び第2
の表現を提供する手段と、前記第2の複数のカラー値の
個々の1つに作用するとき、前記第1の複数のカラー値
の対応する1つに実質的に等しい値を与える人工ニュー
ラル・ネットワークと、前記人工ニューラル・ネットワ
ークをカラー画像の前記第1の表現で作動させ、その第
3の表現を提供する手段とを備える。
【0084】
【実施例】本発明の目的は、第1のカラー座標系におけ
るカラーを第2のカラー座標系におけるカラーに変換す
るための方法および装置の提供にある。
【0085】本発明の別の目的は、グラフィック・アー
ト再生装置の多次元の較正、望ましくは全域較正のため
の、所要の色調および色を忠実に再生するグラフィック
・アート再生装置の較正プロセスを簡単化して迅速化を
図る手法の提供にある。較正は、下記の2つのステップ
により行われる。即ち、(a)複数のインクまたは他の
着色料をカラー値のセットにより定義される量だけ使用
する出力装置を用いて、再現しようとするカラー画像を
表わす1組のカラー値を含むデータベースを提供するこ
と。本発明を実現する際に有用なデータベースは、Sc
itex社から市販される「スマート・スキャナー」の
如き従来の走査装置を用いて、Kodak社から市販さ
れるQ60透明陽画(transparency)を走
査することにより提供される。このデータベースは、S
citex社から市販されるPC−リンクの如き適当な
通信手段を介してIBMPCの如きシステムを用いてニ
ューラル・ネットワークのトレーニングを実現するため
の適当な装置に対して提供することもできる。
【0086】本発明の望ましい実現によれば、データベ
ースは以下に詳細に述べるように構成することができ
る。
【0087】本発明の望ましい実施態様の較正手法にお
ける第2のステップは下記の如くである。即ち、(b)
「人工ニューラル・ネットワーク(ANN)」とも呼ば
れるニューラル・ネットワーク(NN)を、データベー
スの2つのディジタル表現間の関係を反映するようにト
レーニングすること。このニューラル・ネットワーク
は、ディジタルにおけるカラー値が広がる凸包(con
vex hull)の外に妥当するカラー値についての
比較的正確な変換手順の実施を可能にすることが望まし
い。ニューラル・ネットワークは、索引テーブル(LU
T)を構成するため用いられる。あるいはまた、ニュー
ラル・ネットワークは、適当な形態で直接記憶させるこ
とができる。
【0088】条件が一定であれば、ニューラル・ネット
ワークは一旦トレーニングした後、以後の多数のカラー
変換タスクに対して使用することができる。条件が変化
すると、例えば、印刷機械により使用される印刷インク
の種類を変更することを欲するならば、ニューラル・ネ
ットワークの再トレーニングのため別のトレーニング・
データが供給される。
【0089】ニューラル・ネットワークについては、下
記の出版物に記載されている。即ち、 P.D.Wasserman著「Neural Com
puting,Theory and Practic
e」(Van Nostrand Reinhold、
ニューヨーク、1989年) J.A.AndersonおよびE.Rosenfel
d著「Nurocomputing」(MIT pre
ss、1988年) D.E.RumelhartおよびJ.L.McCle
lland著「Parallel Distribue
d Processing」(MIT press、1
986年) 上記の出版物および本文に引用される出版物の開示内容
は、参考のため本文に含まれる。
【0090】(ニューラル・ネットワークのトレーニン
グ・ステップ)典型的な問題の数学的方式は下記の如く
である。即ち、カラー読取り装置により、236のRG
B値の如き適当数の値が適当なカラー座標系から与えら
れる。各値は、読取られるべき多色の入力画像における
236個の各場所において検出される赤、緑および青の
各量を定義する順序付けられた3つの構成子のセット
(r,g,b)である。値r,g,bはスカラ値で、典
型的には0≦(r,g,b)≦255である。多色の入
力画像の236個の点の各々は、使用が要求される印刷
インク、この場合はシアン、マゼンタ、イエローおよび
黒のインクと対応するCMYKの如き適当な座標系にお
ける出力画像で表わされる。ANNは、3次元(r,
g,b)のカラー座標系から、特定のカラー(r,g,
b)を再生するため提供されるべき4つのインクの各々
の量を決定する4次元(c,m,y,k)のカラー座標
系に定義される。4つのCMYK変数の各々に対する典
型的な整数値範囲は[0.255]である。あるいはま
た、このCMYK変数はインクの比率に変換される。
【0091】本文に述べる色々な実施態様のいずれにお
けるデータベースのカラー値を「読取る」ために適当な
装置を使用することができる。なかんずく、下記の装置
のいずれかが使用される。即ち、測色計、アナログ電子
色分解スキャナ、ディジタル電子色分解スキャナ、写真
濃度計、スペクトル分析器である。
【0092】較正基準として、Scitex社から入手
可能なスマート・スキャナの如き適当なカラー読取り装
置が使用される。以下の用途2の如きある用途において
は、測色計の応答が人間の眼に似た、あるいは測色計の
応答が人間の眼と似た応答に数学的に変換可能であるス
キャナを使用することが望ましい。カラー値(XYZ、
RGBなど)を表わすため特定の用途に適する座標系を
使用することができる。基準カラー座標系の略々全ての
色が、較正基準値として使用される装置により弁別され
ることが望ましい。
【0093】いかに開示する手順は、特定セットの23
6個の点の選択に対して比較的感応しない。特に、選択
された点は規則的な間隔で配置される必要がなく、更に
均質に分散される必要もない。しかし、一般に、問題の
カラー座標系あるいは空間全体にわたって最小密度のデ
ータ分布を提供することが望ましい。適当数のカラー値
が使用される。
【0094】まず、第1のカラー座標系において定義さ
れた第1のカラー値を第2のカラー座標系における定義
された第2のカラー値に変換するため、ニューラル・ネ
ットワークをトレーニングするための一般化されたΔル
ールを用いる前向き型および後向き伝播トレーニング法
のニューラル・ネットワークの概念図である図1を参照
する。本発明は特定の形式のニューラル・ネットワーク
あるいは特定のトレーニング法に限定されるものではな
く、本文に示される特定例の使用は単なる例示であって
限定ではない。
【0095】図1のトレーニング法は複数の順序を付し
た対を含むトレーニング・データ20を用い、その各々
が第1のカラー座標系において定義された第1のカラー
値22と、第2のカラー座標系において定義された第2
のカラー値24とからなっている。第1の各カラー値の
各成分と第2の各カラー値の各成分は、典型的には、0
乃至255である生のデータの成分の範囲ではなく、0
乃至1の範囲に正規化される。本文では便宜上、第1の
カラー値22および第1のカラー座標系は、それぞれ
「RGBカラー値22」および「RGB座標系」と呼
び、第2のカラー値24および第2のカラー座標系は、
それぞれ「CMYKカラー値24」および「CMYK座
標系」と呼ぶ。しかし、図1の方法は第1のカラー座標
系から第2のカラー座標系に値を変換するのに適する。
第1の正規化されるカラー値データ22は「入力デー
タ」とも呼ばれ、第2の正規化されるカラー値データ2
4は「目標出力データ」と呼ばれる。用語「入力デー
タ」は図面のあるものでは「IN」と略示され、用語
「目標出力データ」はある図面においては「T.O.」
と略示される。
【0096】適当なトレーニング・データ20を提供す
るための適当な方法は、特定の用途に依存する。図1に
示され説明される形式のトレーニング済みニューラル・
ネットワークの幾つかの用例について以下に記述する。
各用途において、適当なトレーニング・データ20を提
供する方法を詳細に記述する。
【0097】ニューラル・ネットワーク30は前向き型
である必要はなく、後向き推論法以外のトレーニング法
が使用できる。
【0098】ニューラル・ネットワーク30は、典型的
には、入力ニューロン層32、隠されたニューロン層3
4および出力ニューロン層36からなっている。1つ以
上の隠されたニューロン層が交互に設けられることが判
る。2つのニューロン間の各相互接続には、2つの相互
接続されたニューロン間の関係の強さおよび方向(正ま
たは負)を定義する重みが割当てられる。これらの重み
は、−1乃至+1の実数のセットの如き適当な数のセッ
トからランダムに選択される値の如き初期値が割当てら
れる。あるいはまた、この初期値は、前の経験から比較
的「適した」値と考えられる値になるように選択するこ
とができる。
【0099】本発明の望ましい実施態様によれば、1の
如き適当な値の一定出力を生じるためのバイアス・ニュ
ーロン37が提供され、これは隠された層および出力層
と接続される。バイアス・ニューロンの理論の基礎は、
なかんずく前掲の文献、Wasserman著「Neu
ral Computing,Theory andP
ractice」において論述されている。
【0100】ニューラル・ネットワーク30は下記の如
き適当な形態を取り得るがこれに限定されない。即ち、 入力層:3つのノード、即ちニューロン 隠された層:14のノード 出力層:4つのノード トレーニング・データ20からの順序を付した各対のR
GB値22は、入力ニューロン層32により受取られ
る。このニューラル・ネットワークは、その時の順序を
付した対のRGB値と対応するCMYK値46を計算す
る。
【0101】実際のCMYK出力46は、トレーニング
・データ20におけるその時の順序を付した対の第2の
値24である所定のCMYK値と比較される。この比較
の結果は、次元において出力値24の次元と対応しCM
YK値24からのCMYK値46の偏差を表わすあるエ
ラー・ベクトルである。ニューラル・ネットワーク30
内の少なくとも1つのニューロンの相互接続の重みは、
エラー・ベクトルに従って調整される。この重みは、順
序を付した各対の後に調整され、あるいは重みの1つの
調整は全体的なトレーニング・エポックが終了した後に
のみ、換言すれば、トレーニング・データ20における
ある予め定めた数の順序を付した対が処理された後にの
み行われる。
【0102】トレーニング段を終了するため適当な停止
基準が用いられる。例えば、トレーニング・データは、
補正アルゴリズムにより計算される調整が予め定めた値
より小さくなるまで一回以上処理される。あるいはま
た、トレーニング・データ20の各値は、予め定めた回
数呈示される。
【0103】一旦トレーニングされると、ニューラル・
ネットワーク30は、トレーニング・データ・セット2
0から「学習」されるものに従って、RGBを受取りC
MYK値を出力する。
【0104】ニューラル・ネットワーク・トレーニング
法について詳細に論述する。以降の論述においては、隠
された層、入力および出力層のニューロンに対して、指
標i、j、kがそれぞれ用いられる。例えば、図示され
た実施例では、i=1、、、14; j=1、2、3;
およびk=1、2、3、4となる。
【0105】隠された層におけるニューロンiの出力H
(i)は下記の如く計算される。即ち、 H(i)=f1(sumj=1,2,3[I(j)×W(i,j)]) 但し、f1は、シグマ関数(sigmoid func
tion)exp(bx)/[exp(bx)+1]の
如き単一の連続関数であることが望ましく、ここで関数
の勾配bは2の如き適当な値でよく、I(j)は入力ニ
ューロンjの値、W(i,j)は入力ニューロンjおよ
び隠されたニューロンiの相互接続の重みである。
【0106】出力層においてニューロンkの出力Out
(k)は下記の如く計算される。即ち、 Out(k)=f2(sumi=1,,,14[H(i)×W(k,i)]) 但し、f2はシグマ関数の如き単一の連続関数であるこ
とが望ましく、W(k,i)は、出力ニューロンkおよ
び隠されたニューロンiの相互接続の重みである。典型
的には、f2はf1と同じになるように選択される。
【0107】出力層のニューロンkに対するエラー値E
rr(k)は下記の如く計算される。即ち、 Err(k)=IC(k)−Out(k) 但し、IC(k)は順序を付した対のセット38からの
その時の順序を付した対のCMYK成分のk番目の成分
である。
【0108】W(k,i),D2(k,i)に加算され
るべき補正値は下記の如く計算される。即ち、 D2(k,i)=Err(k)×H(i)×f2′(Out[k]) 但し、f2′はf2の導関数である。
【0109】W(k,i),D1(i,j)に加算され
るべき補正値は下記の如く計算される。即ち、 D1(i,j)= f1′(H(i))×I(j)×sumk=1,2,3,4{Err(k)×f2′(Out[k])×W(k,i)} 但し、f1′はf1の導関数である。
【0110】上記の計算は、順序を付した対のセット2
0からの順序を付した各対に対して行われる。本発明の
第1の望ましい実施態様によれば、ここではD1値およ
びD2値と呼ぶ重みに対する補正は、トレーニング・デ
ータにおける個々の要素が処理された後に重みに加算さ
れる。本発明の別の望ましい実施態様によれば、トレー
ニング・データにおける各要素として計算される重みに
対する補正は、トレーニング・データにおける全ての要
素が使用されるまで蓄積される。次いで、各入力層と隠
された層の相互接続の重みについては、これと対応する
蓄積されたD1値の代数和が計算されてこの重みに加算
される。隠された各層‐入力層の相互接続の重みについ
ては、これと対応する蓄積されたD2値の代数和が計算
されてこの重みに加算される。
【0111】先に示し述べた特定のニューラル・ネット
ワークのトレーニング手法はあり得る方法の単なる事例
であり、この手法の適当な状態を用いることができる。
例えば、前掲のWassermanの文献の如きテキス
トにおいて全て説明されるように、運動量を加えること
ができ、そして(または)トレーニング中にステップ・
サイズを変えることもできる。
【0112】(データベースを提供するステップ)本文
で述べたように、本発明の方法は複数の色の表現を含む
データベースを提供するステップを含み、このデータベ
ースは色処理装置により処理することができる。例え
ば、特性をオペレータにより直接制御することができる
元のデータベースは未処理のRGB値でよく、これらの
値は、例えば透明陽画上に記録し、後で走査することも
できる。図1に関して先に述べたニューラル・ネットワ
ークのトレーニング手順に対する基礎を形成するデータ
はデータ要素の対でよく、第1のデータ要素は元のデー
タベースからのものであり、第2のデータ要素は処理済
みのデータからの対応する要素、即ち、元のデータベー
スを処理(記録、走査)することにより得られるデータ
要素の変換形態である。
【0113】従って、ある範囲またはそのサブ範囲にわ
たるカラー処理装置の動作をサンプリングするための
「良好な」データベースが、カラー処理装置により一旦
処理されると、この範囲またはサブ範囲と重なるかある
いはこれに含まれる予め定めたサイズの略々どんな範囲
に対しても、少なくともこの範囲内に置かれた予め定め
た数のカラー値を含むことが判る。「良好な」データベ
ースに対する更に一般的な要件は、一旦処理されると
これが予め定めた数のカラー値を含む「目標」に近さの
予め定めた程度であることである。しかし、一般に、こ
の特性を処理される前に処理したデータベースがカラー
処理装置により後で処理されるならば、処理されたデー
タはもはや所定の特性を持たず、カラー処理手順により
生じるデータの変換により「歪められる」ことになる。
【0114】上記のニューラル・ネットワークのトレー
ニング手順は、先に述べた所要の特性セットを持つには
ほど遠い初期のデータベースから先に述べた検出セット
において「良好な」データベースを生じるため、以下に
述べる方法に従って使用することができる。1つの望ま
しい実施例によれば、初期のデータベースは、カラー処
理装置により処理されるに先立ち、装置の領域の略々全
域にわたり均等に分散された1組の点を含む。
【0115】初期データベースの改善プロセスは、必要
に応じて、最終のデータベースの先に述べた意味におけ
る所要の程度の「品質」が得られるまで、反復的に継続
される。典型的には、このような反復は3回あるいはそ
れ以下を必要とするに過ぎない。
【0116】先に述べたニューラル・ネットワークのト
レーニング手順を用いて改善されたデータベースを提供
する望ましい方法について、本方法の諸ステップの概略
図である図2に関して次に記述する。本方法のステップ
(a)乃至(e)は各々、図2Aにおいて適当な記号で
示される。ステップ(f)は図2Bに示される。
【0117】図2の方法は、与えられたカラー処理装置
により一旦処理されると、複数のカラー値を定義する第
2の処理されたデータベースを提供する第1のデータベ
ースの構成に用いられ、複数のカラー値の各々はカラー
処理装置により物理的に得られる予め定めた「目標」数
のカラー値の対応するものと実質的に等しい。図2Aに
示されるステップは下記の如くである。即ち、(a)複
数のカラーのある場所からなる1つのカラー画像の初期
のディジタル表示50を提供する。このディジタル表示
50は、複数の着色された場所と対応する「RGB0
ータ」と呼ばれるRBG値の如き複数のカラー値を含ん
でいる。複数の着色された場所54を含むカラー画像の
アナログ表示52を得るため、(DuPont社から市
販される4castの如き)カラー記録装置56により
RGB0データを記録する。初期のカラー画像の初期の
ディジタル表示50は、カラー記録装置により定義され
る色空間の略々全体にわたる。
【0118】付属書Bは、複数のカラー・パッチを含む
カラー画像のディジタル表示50を生じるため使用され
る複数のディジタル値である。ディジタル表示50を生
成するため、付属書Bにおける各ディジタル値は多数回
複写されねばならず、これによりそれぞれカラー値にお
いて付属書Bにおけるディジタル値と対応する、各々が
多数のピクセルからなる複数の「パッチ」を得る。
【0119】(b)所要の入力装置58を用いてイメー
ジ52を読取り、パッチ即ち着色された場所54の結果
として生じるディジタル表示をサンプルし、これにより
複数の着色された場所54と対応する「RGB1デー
タ」と呼ばれるRGB値の如き複数のカラー値60を得
る。記録及び走査により元のRGB0データから得られ
たRGB1データは、元のRGB0データと同じ値を持つ
ことはない。RGB1データの値が予め定めた「目標」
数のカラー値に充分に近くなければ、下記のステップ
(c)乃至(f)が従う。即ち、(c)各RGB1デー
タ要素を対応するRGB0データ要素の値と対にし、上
記のニューラル・ネットワーク・トレーニング法を用い
ることにより、入力RGB1データ60と目標出力RG
0データ50との間の関係を定量化する。ニューラル
・ネットワークのトレーニングは、ソフトウエアで実現
されるニューラル・ネットワーク・トレーニングにおけ
るニューラル・ネットワーク・トレーニングのオプショ
ンの如き適当なニューラル・ネットワーク・トレーニン
グ装置62により、本例で提供され付属書Aに示される
システムを用いて行われる。
【0120】ニューラル・ネットワーク66は、IBM
PCの如き適当な手段により格納され操作される。
【0121】(d)図3および図4に関して以下に示し
述べるLUT構成法を用いて、RGB0値をトレーニン
グ済みのニューラル・ネットワーク66またはトレーニ
ング済みのニューラル・ネットワーク66から構成され
るLUTを通過させることにより、RGB2データ64
を定義する。RGB2データは、用語「良好な」データ
ベースに関して先に述べた意味における(初期RGB0
データベースに関して)「改善された」データベースの
ディジタル表示である。
【0122】(e)改善されたデータベースのアナログ
表示が求められるならば、RGB2ファイル64を出力
し、カラー印刷装置としてカラー出力装置56を用い、
基板52の媒体と略々同じ媒体の基板68を用いて、S
mart Scannerの記憶モジュールの如き適当
な手段により記憶される。
【0123】(f)更に別の改善されたデータベース、
即ち値が「目標」の予め定めた数のカラー値に更に近い
データベースを取得するため上記の手順を継続すること
が求められるならば、図2Bにおける如く継続し、入力
装置58を用いて(b)における如く(e)の出力68
のディジタル表示を提供し、これにより「RGB′2
ータ」80と呼ばれるRGB値の如き複数のカラー値を
定義する。
【0124】RGB′2データ80とRGB2データ64
との間の関係を定量化するニューラル・ネットワークを
構成し、これを上記の(c)における如くモジュール6
6に記憶する。
【0125】(d)における如く、RGB2値64の各
々について新しいニューラル・ネットワークを操作する
ことにより、RGB3データ82を定義して記憶する。
【0126】必要に応じて、(e)における如く、RG
3データ・ファイルを出力する。結果として生じる画
像84は、更に別の改善されたデータベースのアナログ
表示である。
【0127】図2の反復即ちループは、必要な回数反復
されて結果として得るデータベースをして要求される近
似の程度に「目標」の予め定めた数のカラー値に近づけ
させる。
【0128】図2Aの方法のサンプル使用の結果につい
て次に述べる。即ち、付属書Cは、図2Aのディジタル
表示50として用いられたディジタル・ファイルにおけ
る複数のカラー・パッチの各々のカラー値と対応する複
数のディジタル値を開示する。換言すれば、図2Aのデ
ィジタル表示50として本例に用いられたディジタル・
ファイルを取得するため、付属書Cにおける各ディジタ
ル値は多数回複写され、これによりカラー値において付
属書Cのディジタル値とそれぞれ対応する各々が多数の
ピクセルからなる複数の「パッチ」を取得する。
【0129】図2Aの方法の1回の反復は、付属書Cと
対応するディジタル・「パッチ」・ファイルについて行
われる。結果として得るANN66のパラメータは本文
に付属し、付属書Dと呼ばれる。図2Aの方法の1回の
反復の結果として生じるディジタル・データベース64
は本文に付属し、付属書Eと呼ばれる。付属書Eを図2
Bの方法において使用することを欲するならば、下記の
ステップが行われる。即ち、付属書Eのカラー値を用い
て、複数のカラー・パッチからなる図2Aのディジタル
表示68を生成する。ディジタル表示68を生成するた
めには、付属書Eにおける各ディジタル値は多数回複写
されねばならず、これにより、各々が多数のピクセルか
らなる、付属書Eにおけるディジタル値とカラー値にお
いてそれぞれ対応する複数の「パッチ」を得る。結果と
して得るディジタル・「パッチ」は記録装置56により
記録され、図2Bの方法が用いられる。
【0130】付属書Eのデータベースは、イスラエル国
HerzliaのScitex社から市販されるスマー
ト・スキャナと関連して特に有効である。
【0131】図2に関して先に示し述べたデータベース
提供法に代わるものについて次に記述する。
【0132】先に説明したように、本発明を実現する際
に有効である初期のデータベースは、Scitex社か
ら市販されるスマート・スキャナの如き従来の走査装置
を用いて、Kodak社から市販されるQ60透明陽画
を走査することにより提供される。付属書Fは、スマー
ト・スキャナで走査することにより得たQ60透明陽画
のディジタル表示からサンプルされた複数のカラー値で
ある。1つのカラー値は、Q60透明陽画の各パッチか
らサンプルされたものである。
【0133】データベースは、Scitex社から市販
されるPC−リンクの如き適当な通信手段を介して、I
BM PCの如きシステムを用いてニューラル・ネット
ワーク・トレーニングを実現するための適当な装置に対
して与えることができる。
【0134】共に先に示し述べたデータベースを提供す
る方法およびニューラル・ネットワークのトレーニング
法が、独立的あるいは相互に関連して使用されるとき広
範囲の用途を有する。例えば、先に述べたデータベース
を提供する方法は、単に先に述べたニューラル・ネット
ワークを構成する目的のためばかりでなく、例えば先に
述べた事例において処理される如き品質管理および反復
性テスト状態におけるカラー処理装置の機能性あるいは
特性をサンプルすることが求められる状態においても有
効である。前記の事例はカラー処理装置の機能性あるい
は特性をサンプルすることが求められるあり得る用途の
単なる例示である。
【0135】事例A:先に示し述べた如きデータベース
を提供する方法が品質管理において有効である典型的な
状況は、変動する環境要因の関数として多少変動する出
力を生じることが判った印刷機械または他の出力装置の
状況である。先に示し述べた方法に従って構成された印
刷機械の特性をサンプルするため設計されたデータベー
スは、印刷機械において周期的に印刷される。このデー
タベースは、特定の機械において印刷されると敏感であ
るか問題があると判った色の印刷をサンプルするよう構
成されることが望ましい。次に、ハード・コピーが走査
されて、適当なニューラル・ネットワークが前に定義さ
れた基準に対して起生するドリフトを補償するように構
成される。
【0136】事例B:データベースを提供する方法はま
た、スキャナの如きカラー読取り装置の品質管理におい
ても有効である。例えば、スキャナが欠陥を有すると考
えられるならば、先に示し述べた方法に従って構成され
る、このスキャナの特性をサンプルするよう設計された
データベースが欠陥がある考えられるスキャナにより走
査され、適正に機能することが知られるスキャナからの
結果を用いて、その結果が同じデータベースを走査する
結果と比較される。このデータベースは、特定のスキャ
ナにおいて走査されると敏感であるか問題を有すること
が知られる色の走査をサンプルするよう構成されること
が望ましい。
【0137】上記の事例は考えられる品質管理用途の単
なる例示である。用語「品質管理」とは、本文ではカラ
ー処理装置の性能品質が問題となる用途について記述す
るため用いられる。更に、この用語は、カラー処理装置
の性能をサンプルすることが問題であるどんな状況に対
しても妥当する。
【0138】事例C:先に示し述べた如きデータベース
を提供する方法が反復性制御において有効である典型的
な状況は、複数の色を含む出力空間のあるサブ範囲(全
範囲)に対して不適正に機能するおそれがあるスキャナ
の状況である。先に示し述べたデータベースの提供方法
は、走査されるとき、問題となるサブ範囲に対してマッ
プされることになる透明陽画または他の表示を提供する
ために用いることもできる。この透明陽画は、スキャナ
をテストしそれにおける適当な補正手順を行うために使
用することもできる。この事例はあり得る反復性管理用
途の単なる例示である。用語「反復性管理」あるいは
「反復性テスト」とは、本文では、時間および(また
は)変化する環境条件における色処理装置の性能の反復
性が問題となる用途を記述するため用いられる。
【0139】図2Aの方法に従って提供されるデータベ
ースを用いてトレーニングされるニューラル・ネットワ
ークの如きニューラル・ネットワークが有効に使用でき
る多数のカラー画像処理用途について、以下に詳細に記
述する。本文において述べるこのカラー画像処理用途
は、あり得る用途の範囲の単なる例示を意図するもの
で、ニューラル・ネットワークが本文に開示される方法
を用いて使用されるカラー処理用途の範囲を限定する意
図は無い。
【0140】開示される各用途の唯1つあるいは少数の
実施例について以下に詳細に記述し、本文に記載される
構成の詳細は単なる事例として例示されるものであり、
本文に記載される実施例は適当な方法で修正できる。例
えば、本文における用途は、ECSSのディジタル出力
ファイルにおいて要求される変換を行うことにより、I
BM PCの如き適当なコンピュータにおいて実現する
ことができる。データベースの測定は、イスラエル国H
erzliaのScitex社から市販されるスマート
・スキャナにおいて提供される自動較正機能を用いて、
自動的に実施することができる。あるいはまた、このデ
ータベースは、スペクトル分析器の如き適当な装置を用
いて、手動で測定することもできる。次いで、測定され
たデータは、自動的あるいは手動でコンピュータに入力
される。
【0141】用途1第2のカラー・スキャナに関する
第1のカラー・スキャナの較正 次に、本発明の望ましい実施態様による、較正変換の生
成および自動較正を用いての現存の再生システムへの新
しいディジタル電子色分解スキャナの組込みにおける使
用をそれぞれ示す図3および図4を参照する。
【0142】これまでは、新しい電子色分解スキャナ
(CSS)を購入する現在ある再生ワークショップは既
に1つ以上のCSSを所有している。数年の作業および
顧客との取引きにおいて、ショップは自らが行う再生を
特徴付けるそれ自体の独特な色調および色再生パラメー
タを開発してきた。このトーンおよびカラー再生パラメ
ータは、少なくとも下記の諸要因に依存している。即
ち、使用されるオリジナルのタイプ、即ち、透明陽画あ
るいは反転コピーの商標およびタイプ 使用される色分解スキャナおよびその較正内容 使用されるプロット・システム 使用される印刷システム、および 美的な配慮である。
【0143】新しいECSSの導入は、通常実現される
色調および色再生のパラメータを変化させる。試行錯誤
により種々の調整を含む新しいECSSの長期の耐え難
い調整プロセスが通常要求される。通常は、新しいEC
SSの導入以前に存在する色調および色再生のパラメー
タは決して完全には実現されない。
【0144】本発明によれば、現在使用される試行錯誤
的手法は、完全自動、あるいは必要に応じて、半自動の
よく定義され一般にアルゴリズム的な手法で置換され
る。
【0145】図3に示される如き本発明の望ましい実施
態様によれば、典型的に複数の着色され場所112を含
むカラー画像110のアナログ表現を持つ透明陽画の如
き基板が提供される。カラー画像は、先に示し述べたデ
ータベース提供方法により構成される「良好な」データ
ベースを含む。ここで、「良好な」データベースとは、
図3のスキャナ114により一旦走査されると、問題と
なる各領域におけるデータの最小密度が存在するパター
ンの如き予め定めたパターンを有する。この予め定めた
パターンは、例えば、色空間の略々全体をサンプルする
ことが求められるならば、物理的に再生可能な略々色空
間全体にわたり略々均等な分布である。従って、カラー
画像110を図2のデータベース提供方法に従って構成
するとき、スキャナ114はカラー・イメージ52の走
査のため使用されることが望ましい。あるいはまた、ス
キャナ116を使用することができる。
【0146】カラー画像110は、エミュレートされる
べき現存のECSS114又は新たなディジタルECS
Sによって走査される。現存のECSS114から、場
所112の1つとそれぞれ対応するカラー値(望ましく
は、CMYK値)を含むディジタル表現118が得られ
る。これらの値は、印刷機械により与えられる各顔料の
量と関連する。
【0147】DECSS116からは、各場所112と
対応するカラー値(望ましくは、RGB値)を含む場所
112のディジタル表現120が提供される。
【0148】本明細書全体においてRGB値およびCM
YK値などの表現はXYZまたはLAB座標系の如き他
の適当なカラー座標で置換できる適当なカラー座標の事
例であるものとする。更にまた、正確に3つの入力次元
である必要はなく、あるいは正確に3または4次元であ
る必要はない。適当数の次元を用いることができる。
【0149】ニューラル・ネットワーク・トレーニング
装置112は、複数の対応するカラー値118、120
を受取り、図1に関して先に示し述べたニューラル・ネ
ットワーク・トレーニング手順に従って、入力カラー値
120および出力カラー値118と関連するニューラル
・ネットワークの各対の接続ノード毎に重みを計算す
る。カラー値120は、図1のトレーニング・データ・
セット20の第1のカラー値22として使用される。カ
ラー値118は、図1のトレーニング・データ・セット
20の第2のカラー値24として使用される。トレーニ
ング済みニューラル・ネットワーク124は、スキャナ
116のTCRモジュールの如き如何なる適当な記憶装
置にも格納され、スキャナの較正のため使用することが
できる。
【0150】あるいはまた、トレーニング済みニューラ
ル・ネットワークは、カラー値118をRGB値120
と関連付けるLUT127を構成するため使用される。
人工ニューラル・ネットワークを用いてLUTを構成す
るための望ましい方法は、下記のステップを含む。即
ち、 (a)LUTのRGBアドレスを与える。
【0151】例えば、下記の値のセットをアドレスとし
て使用することができる。この値セットは、3つ組値に
おける3つの成分の各々が下記の値0、16、3
2、、、255の1つを有する全ての3つ組値を含む。
【0152】 (b)上記アドレスは、255で除すことにより正規化
される。
【0153】(c)正規化されたアドレスは、トレーニ
ング済みニューラル・ネットワークに対して入力として
与えられる。
【0154】(d)ニューラル・ネットワークから得た
出力は、255の如き適当な因数で乗じられ、スキャナ
116のTCRモジュールにおける如き適当な記憶装置
にLUTの内容として記憶される。
【0155】付属書Aは、ANNをトレーニングし、ト
レーニング済みANNに基いてLUTを構成する望まし
い方法のソフトウエア構成である。
【0156】人工ニューラル・ネットワークを用いてL
UTを構成するため、また変換ツールとして人工ニュー
ラル・ネットワーク・自体を使用するのではなく変換ツ
ールとしてLUTを後で用いるための上記の方法の適用
性は、人工ニューラル・ネットワークの入力値および出
力値がカラー値である状況に限定されない。むしろ、L
UTを構成した後これを用いてANNを変換ツールとし
て置換する上記方法はどんな種類の値間の変換に対して
も適する。
【0157】本明細書に記載されるニューラル・ネット
ワーク・トレーニング装置およびLUT構成装置はコン
ピュータ・プログラムの如き単一の装置として形成でき
ることが判る。
【0158】上記手法の結果として、DECSSに対す
る特定の入力材料の入力は、同じ入力材料からの現存の
ECSSにおいて生じる如き実質的に同じCMYK値に
よりDECSS出力を生じる。
【0159】図4は、較正されたDECSS116とは
対照的に現在あるECSS114を用いる入力材料の再
生を示す。DECSS116は入力128を走査して第
1のディジタル表現130を結果として生じ、これが次
にトレーニング済みニューラル・ネットワーク124に
より、またはトレーニング済みニューラル・ネットワー
ク124を表わすLUT127により、各顔料の所要量
を表わす入力128の第2のディジタル表現132に変
換される。ECSS114による走査の結果として生じ
るイメージ128のディジタル表現134が通常はDE
CSS116により走査される如く出力132と略々同
じとなる。
【0160】ニューラル・ネットワーク124がLUT
を構成するため用いられたならば、LUT構成装置12
6により構成されたLUTに現れない第1のディジタル
表現のカラー値が、J.Stoer著「Introdu
ction to Numerical Analys
is」(Springer−Verlag、ニューヨー
ク、1980年)の第2章に開示された如き標準的な方
法を用いてこれから内挿される。
【0161】以下に示し記載する本発明の用途の全てに
おいて、同じあるいは類似の内挿法を使用できる。この
内挿法は、米国カルフォルニア州Santa Clar
aのZoran社、あるいは連合王国Bristolの
INMOS社から市販される如き適当なハードウエアに
より自動的に実施されることが望ましい。ANNに基い
てLUTを構成するのではなくカラー変換ツールとして
ANNを直接用い、またLUTを構成ツールとして用い
ることの特定の利点は、内挿手順が不要であることであ
る。全ての出力値はANNにより直接計算される。
【0162】図3の実施例によれば、カラー・パッチ1
12と対応するカラー値118のECSS114の出力
は、ディジタル・ファイルとして記憶することができ、
またケーブル結線の如き適当な手法により、あるいは磁
気テープその他の媒体を用いることにより、ニューラル
・ネットワーク・トレーニング装置122に対して送る
ことができる。
【0163】上記の手法はカラー値の自動読出しに限定
されるものではない。これらの値は、スキャナから1つ
ずつ手動で読出すことができる。次に、オペレータはキ
ーボードあるいは他の適当な入力手段などを介してニュ
ーラル・ネットワーク・トレーニング装置122に対し
てRGB値および対応するカラー値のリストを入力する
ことができる。
【0164】次に、図3および図4の方法の一般化の概
念図である図5を参照する。図5の方法および装置は、
第1のカラー値をRGBカラー値の如き第1の複数のカ
ラー値からの第1のカラー値からCMYKカラー値の如
き第2の複数のカラー値からの第2のカラー値へ変換す
るため、LUT142の形態における如き適当な形態で
表わされる現在のカラー変換を模倣するようANN14
0をトレーニングすることが要求される用途において有
効である。
【0165】ANN140をトレーニングする方法は、
下記のステップを含むことが望ましい。即ち、 a.第1の複数のカラー値を適切に表わすデータベース
144を提供する。データベースは、先に述べたよう
に、Kodak社から市販されるQ60透明陽画を走査
することにより提供される。あるいはまた、データベー
スは、図2に関して本文に示し述べたデータベース構成
法を用いて構成することができる。
【0166】b.本例においてはLUT142を用いて
データベース値を変換し、これによりCMYK値の如き
1組のLUT処理データベース値146を得る。
【0167】c.図1の方法を用い、入力トレーニング
・データとしてデータベース144を、また目標出力ト
レーニング・データとしてデータベース144を用い
て、ANN140の接続されたノードの各対毎に重みを
計算する。
【0168】用途2出力間の較正 次に、第2の印刷システムからの出力と実質的に同じ第
1の印刷システム出力を生じる較正手順の概略図である
図6を参照する。
【0169】図6の実施例は、予備的な校正目的のため
の複製の単一コピーを用意し、最終的な複製を生じるよ
う使用することを意図される印刷機械をエミュレートす
るため用いられる校正機械の較正において特に有効であ
る。連合王国HertfordshireのDuPon
t(U.K)社から市販されるCromalin(登録
商標)の如き従来技術は、校正システムがエミュレート
することを意図される印刷機械の出力とは実質的に異な
る複製を生じる。その結果、校正刷りは、校正刷りと最
終印刷された複製との間の予期される不一致について心
理的に調整を試みながらその品質を判断できるエキスパ
ートにより評価されねばならない。本発明は、印刷機械
をエミュレートするように校正刷り機械が正確かつアル
ゴリズム的に較正されることを可能にする。
【0170】最終印刷機により印刷することができるが
顔料の組合わせを用いても校正刷り機械では印刷できな
い色が存在するので、印刷機と両立し得る校正刷り機を
選択することが望ましい。例えば、DuPont社から
入手可能なCromalin(登録商標)校正刷りシス
テムは、一般にオフセット印刷機と両立し得る。さもな
ければ、開示内容が参考のため本文に引用される前掲の
Stone等の論文(特に、その275〜279頁)に
記載された手法の如き適当な手法を用いて「印刷不可能
な」色が扱われる。
【0171】更に別の用途は、印刷機を置換する必要が
ある時か、あるいは現存するワークショップに別の印刷
機を付設することが要求される時である。新しい機械は
前の機械と異なる商標、形式あるいはモデルであるた
め、新しい機械における同じカラー値による印刷は異な
る外観の色を生じることが一般に見出される。従って、
新しい印刷機から得られる複製が現在の機械から得られ
る複製と略々似るまで、この新しい印刷機を手動で試行
錯誤のプロセスにより調整しなければならないことが一
般的である。一般には、第1および第2の機械により生
成される再生の外観の間に完全な一致を得ることは不可
能である。
【0172】異なる印刷機あるいは校正刷り機から得ら
れる異なる外観は、少なくとも下記の理由の結果であ
る。即ち、使用される異なる顔料、使用される異なる技
術(オフセット、グラビア、ロール紙、Cromali
n(登録商標)、インク・ジェット、熱転写、など)、
中間調フィルムまたは版の網点形状、室温、湿度などで
ある。
【0173】各印刷装置からの結果の比較は、CIE
(Commission International
d’Eclairage)規格のカラー空間で実施さ
れることが望ましいが、他の適当な色空間で実施するこ
ともできる。
【0174】第2の印刷装置を含むグラフィック・アー
ト再生システムの較正を行うため第1の印刷装置を基準
として含むグラフィック・アート再生システムを使用す
るための望ましい手順は、図6に関して記載される以降
の記述である。即ち、 a.較正される第1の基準印刷装置214および第2の
印刷装置216に対する第1のデータベース210およ
び第2のデータベース212をそれぞれ提供すること。
この2つのデータベースは、望ましくはCMYK値であ
る第1および第2の複数のカラー値からなる。データベ
ース210および212は、一旦印刷機214、216
によりそれぞれ印刷されるスキャナ222により走査さ
れると、各データベースが問題となる各領域における最
小限のデータ密度が存在するパターンの如き予め定めた
パターンを有するという意味において、出力装置214
および216の動作をそれぞれサンプリングするための
「良好な」データベースであることが望ましい。例え
ば、予め定めたパターンは、カラー空間の略々全体をサ
ンプリングすることが望ましければ、物理的に生成可能
な色空間の略々全体にわたり略々均一な分布になる。
【0175】この2つのデータベースは、先に示し述べ
たデータベース提供法により構成することができる。図
2のデータベース提供法を用いてデータベース210を
構成するとき、印刷機214を使用しなければならな
い。データベース212を構成する時は、印刷機216
を使用しなければならない。複数のカラー値210、2
12は、それぞれ印刷機214、216により再生作業
において実際に使用される顔料値のみを含むことが望ま
しい。
【0176】b.データベース210および212は、
それぞれ印刷機214、216により印刷される。結果
として生じる画像218および220はそれぞれ、Sc
itex社から入手可能なスマート・スキャナの結果と
して生じるカラー読取り装置222により走査される。
それぞれ走査の結果として生じる画像218、220の
ディジタル表現は、224および226として照合され
る。ディジタル表現224、226はそれぞれ、RGB
値の如き複数のカラー値を含む。ある用途においては、
公知の手法を用いて複数のRGB値224、226を対
応する複数のCIELab、XYZ値又は別の適切な座
標系からの値に変換することが望ましい。
【0177】c.ニューラル・ネットワーク・トレーニ
ング装置228は、それぞれ入力データおよび目標出力
データとして対応する複数のカラー値226、212を
受取り、図1に関して先に示し述べた方法に従って然る
べくニューラル・ネットワーク229をトレーニングす
る。ニューラル・ネットワーク・トレーニング装置22
8は、先に示し述べたニューラル・ネットワーク・トレ
ーニング手順に従って構成され作動する。ANNトレー
ニング装置228によりトレーニングされたANN22
9は、記憶装置230に記憶され、印刷機216を用い
て、カラー読取り装置222により与えられたRGB値
として読取られるカラーを印刷するため要求される量の
インクのシアン、マゼンタおよびイエローおよび黒を出
力する。
【0178】d.トレーニング装置228によりトレー
ニングされたANN229は、RGB表現値224につ
いて作動され、複数のCMYK値231を結果として生
じる。データベース210の各CMYK値毎に、ディジ
タル表現における対応するC′M′Y′K′値231
は、印刷機216により、ディジタル表現における対応
するRGB値224と実質的に等しい値としてカラー読
取り装置222により読出される着色された場所を生じ
るために要する顔料量を表わす。
【0179】e.第2のANNトレーニング装置232
は、それぞれ入力データおよび目標出力データとして複
数のカラー値210および231を受取り、カラー値2
10とカラー値231との間の関係を定量化するためA
NN233をトレーニングするよう作動する。ANN2
33は、LUT構成装置234により受取られ、LUT
236を構成するため使用される。あるいはまた、AN
N233は、層のサイズの如きANN233を定義する
重みおよびネットワーク・パラメータのセットを記憶す
るなどにより、他の適当な方法で記憶される。ANN2
33またはANN233を表わすLUT236の重みお
よびパラメータは、ディスクの如き適当な記憶装置23
7に記憶される。
【0180】従って、ANN233は、出力がカラー読
取り装置222にとって印刷装置214により印刷され
るC、M、YおよびKの未変換値から読出されたRGB
値と実質的に同じに見えるように、印刷装置216を用
いて印刷するため要求されるシアン、マゼンタ、イエロ
ーおよび黒のインク量の変換を表わす。
【0181】第1の望ましい実施態様によれば、画像表
現218、220を走査するとき、白点がそれぞれ対応
する印刷機214、216の白点のCMY値にできるだ
け近くなるように選択される。選択された白点が対応す
る白点のCMY値と正確に一致し得なければ、典型的に
は僅かに高い白点が選択される。他の全ての制御はその
デフォルト設定に置かれる。
【0182】別の望ましい実施態様によれば、この白点
は白紙即ち背景の空白部分に置かれる。他の全ての制御
は、そのデフォルト設定に置かれる。
【0183】白点の最も適切な選択は特定用途および使
用される特定のグラフィック・アート再生システムの関
数として変化する。
【0184】カラー画像表現218、220がそれぞれ
自動的に走査されることにより、各画像が分割される複
数の着色された場所と対応する複数のカラー値を定義す
ることが望ましい。これを達成するために適当な手順を
用いることができ、この手順は、各ピクセルのカラー値
を読出して記憶しながらカラー画像のピクセルからピク
セルへ自動的に通し、各々が複数のピクセルからなる複
数の着色された場所を定義し、各着色された場所におけ
るピクセルの少なくとも一部の値を平均化あるいは他の
方法で組合わせることにより各着色された場所毎のカラ
ー値を定義するステップからなる。カラー・パッチのア
ナログ表現を自動的に走査するための市販される機能
は、Scitex社から市販されるスマート・スキャナ
に提供される自動較正機能である。
【0185】一旦構成されると、LUT236またはト
レーニング済みANN233は少なくとも2つの異なる
方法で使用される。即ち、 (i)カラー読取り装置222に対する外観が、ディジ
タル・ファイルが印刷機214において印刷されるとき
と実質的に同じであるように、印刷機214による印刷
のために最初に意図されたディジタル・ファイルとして
表される画像を印刷機216で印刷する必要があれば、
ディジタル・ファイルはLUT236またはトレーニン
グ済みANN233を通過し、結果として生じる変換さ
れたディジタル・ファイルが印刷機216において印刷
されるディジタル・ファイルを印刷機214において印
刷し、これをカラー読取り装置222を用いて実質的に
読出す結果は、印刷機216において変換ファイルを印
刷し、その後これをカラー読取り装置を用いて読出すこ
とにより得られる結果と実質的に同じである。
【0186】(ii)図6のスキャナ222と同じもので
あるカラー読取り装置223に組込まれたRGB対CM
YK索引テーブル260の変更を示す図7を参照する。
LUT260は、印刷機214と関連して使用するのに
適している。LUT260を修正し、修正されたRGB
‐CMYK LUT262を取得することが望ましく、
このLUTは、スキャナ223に対してロードされ印刷
装置216と関連して使用されるとき、LUT260お
よび印刷装置214にロードされたスキャナ223によ
り生じるものと実質的に同じ像を結果として生じるが、
ここで用語「実質的に同じ」とは2つのプロセスにより
処理される像がスキャナにより実質的に同じに「見え
る」ことを意味する。
【0187】図7に示されるように、LUT236また
はANN233はLUT260の値に基いて作動させら
れ、印刷機214に対して意図された各CMYK値を印
刷機216に適するCMYK値に変換することによりL
UT262を得る。その結果、LUT260によりロー
ドされたスキャナ222を用いて特定のイメージ265
を走査し、その後印刷機214により印刷する結果26
4は、LUT262によりロードされたスキャナ222
を用いてイメージを走査し、その後印刷機216により
印刷する結果266と実質的に同じである。このこと
は、像264の走査された表現が同じスキャナを用いて
像266の走査された表現と略々同じ値を含むことを意
味する。
【0188】LUT236の構造がANN233の構造
を反映するので、データの主体についてのLUT236
の作動は同じデータ主体についてのANN233の動作
と実質的に等しい。
【0189】次に、基準印刷システムに対する2つの印
刷システムの如き複数の印刷システムを同時に較正する
ための方法および装置を示す図8および図9を参照す
る。
【0190】2つ以上の印刷システムを同時に較正する
望ましい方法は下記の如くである。
【0191】a.図6の方法のステップa〜dは、印刷
機214に対する印刷機216の較正を開始するため実
施される。
【0192】b.図6の方法のステップa〜dは、同じ
基準スキャナ出力224を用いるが、CMYKデータベ
ース212をCMYKデータベース242で、また印刷
機216を印刷機246で置換して実施される。図8に
おいて、印刷機246の出力は250で示され、スキャ
ナ222の出力は256で示され、トレーニング装置2
28によりトレーニングされたANNは259で示さ
れ、トレーニング済みANN259の出力は261で示
される。データベース242は、データベース212が
印刷機216の動作を適当にサンプルするよう選択され
たと同じ方法で印刷機246の動作を適当にサンプルす
るよう選択される。
【0193】次に図9において、複数のCMYK値23
1および261が連結され、これにより各々がCMYK
データ231における対応する要素の4つの成分と、C
MYKデータ261における対応する要素の4つの成分
からなる複数の8次元ベクトル270を提供する。
【0194】d.複数の8次元データ270は、ANA
トレーニング装置272に対して目標出力として与えら
れる。入力データはCMYKデータ210である。AN
Aトレーニング装置272はANN273をトレーニン
グし、その出力層は典型的には8つのニューロンを含
む。ANN273の構成パラメータおよび重みは、スキ
ャナのTCRモジュールの如き適当な記憶装置237に
格納される。あるいはまた、あるいは更に、LUT27
6は図3および図4に関して先に示し述べたLUT構成
法を用いてANN273に基いて構成される。LUTの
内容は、LUTの各場所に格納される2つの4次元のイ
ンク座標値と対応する典型的には8次元的である。
【0195】次に、外観が相互におよび基準印刷システ
ムの出力に実質的に似る2つの各出力表現を生じるため
に、第3の基準印刷システム214に対して較正される
2つの印刷システム216および246を使用するため
の方法を示す図10を参照する。図10の方法のサンプ
ル用途は、Chromalinの校正刷りがDuPon
t社のChromalinシステムを用いて生成された
ときであり、オフセットおよびグラビアの両印刷プロセ
スを用いる校正刷りにより表わされる画像を印刷して、
オフセットおよびグラビア・プロセスの校正刷りの外観
および出力が実質的に同じであることを保証することが
要求されるときである。本例においては、基準印刷シス
テムはグラビア印刷機あるいはオフセット印刷機でよ
い。
【0196】印刷システム214において印刷されると
き、CMYKファイル278の外観を保持しながら、印
刷システム214および印刷システム216および24
6において印刷されるディジタル表現であるCMYKフ
ァイル278が提供される。CMYKファイル278
は、トレーニング済みANN273に対する入力として
与えられ、これにより複数の8次元値(CMYKCMY
K)からなる出力ファイル280を生じる。CMYKC
MYK値280は、CMYK値の第1および第2の部分
282、284に分割され、これらはそれぞれ印刷機2
16および246により印刷される。印刷機216、2
46からの出力288、290の外観はそれぞれ、基準
印刷システム214を用いてCMYKファイル278か
ら直接印刷されたアナログ表現286の外観と実質的に
同じである。
【0197】用途3オリジナルの複製 次に、特定の媒体(透明陽画または反転コピーの如き、
これに限定されない)上にハード・コピーとして存在す
るイメージの複製を生じる際に有効な本発明の一実施例
を示す図11および図12の概略図を参照する。中間調
の印刷画像が画像が従来の手法を用いてスクリーンから
外されることを除いて、本文に述べるものに完全にアナ
ログ的に複製できることが示される。
【0198】従来のデスクリーニング法については、
M.Marquet著「Dehalftoning o
f negatives by optical fi
ltering」(Optica Acta 6、40
4〜405頁、1959年)、M.Marquetおよ
びJ.Tsujiuchi著「Interpretat
ion of Particular Aspects
of Dehalftoned Images」(O
ptica Acta 8、267〜277頁、196
1年)、およびD.KermischおよびP.G.R
oetling著「Fourier Spectra
of Halftone Screens」(J.Op
t.Soc.Amer.65、716〜723頁、19
75年)に記載されている。これらの文献の開示内容
は、参考のため本文に援用される。
【0199】与えられた媒体上に表わされるイメージの
複製を行うための望ましい方法について次に記載する。
ステップ(a)〜(d)は図11に示される。ステップ
(e)は、一旦ステップ(a)〜(d)が実施されると
与えられたイメージを複製するための別の2つの方法を
含み、図12および図13にそれぞれ示される。
【0200】a.典型的に第1の複数のRGB値を含む
カラー・イメージの第1のディジタル表現310を、先
に示し述べたデータベース提供法の如き適当な手順を用
いて提供する。ここで、「良好な」データベース310
は、データベース構造に関する節で先に述べた如き記録
媒体314およびスキャナ316と関連して使用される
記録装置312の動作をサンプリングするために適する
ものであり、図2の方法に従って構成されることが望ま
しい。従って、データベース310を構成するため図2
のデータベース提供法を用いるとき、スキャナ316お
よび記録装置312は初期データベースを走査し記録す
るために使用されるべきである。
【0201】b.所定の媒体の基板314を、DuPo
ntから市販される4castの如きカラー記録装置3
12に設置する。本発明の望ましい実施態様によれば、
基板314の媒体は複製されるべきオリジナル326
(図12)の媒体と同じものである。カラー記録装置3
12にディジタル・ファイル310をロードし、これに
よりカラー画像のディジタル表現310と対応するアナ
ログ表現315を生じる。
【0202】c.アナログECSSまたはDECSSの
如きカラー読取り装置316を用いてアナログ表現31
5を読取り、これにより複数のRGB値310と対応す
る第2の複数のRGB値を含むことが望ましいカラー画
像の第2のアナログ表現318を得る。
【0203】d.ANNトレーニング装置320に対し
てディジタル表現310を入力し、この装置は先に述べ
たANNトレーニング手順に従って複数のカラー値31
8を複数のカラー値310に変換するようANN321
をトレーニングするよう作動する。図1に関して先に述
べたように、ニューラル・ネットワーク・トレーニング
装置320は、複数の対応するカラー値22、24を受
取り、カラー値22とカラー値24間の関係に基いてニ
ューラル・ネットワークに対する1組の重みを計算す
る。本例においては、カラー値318は図1のトレーニ
ング・データ・セット20の第1のカラー値22として
使用される。カラー値310は、図1のトレーニング・
データ・セット20の第2のカラー値24として使用さ
れる。
【0204】ANNトレーニング装置320により計算
されるトレーニング済みANN321は、スキャナ31
6のTCRモジュールの如き適当な記憶装置に記憶され
る。あるいはまた、ANNはLUT構成装置322によ
り受取られる。LUT構成装置322は、ANN322
1により指令される如くRGB値318をRGB値31
0に関連付けるLUT324を構成し、LUT324を
スキャナ316のTCRモジュールに格納する。LUT
324またはトレーニング済みANN321について
は、下記の如く使用することができる。即ち、 e.図12を参照する。カラー・イメージ327のアナ
ログ表現を含む基板326(基板314と同じ媒体であ
ることが望ましい)を提供し、カラー画像327を第2
の基板328(基板326と同じ媒体であることが望ま
しい)に対して複写することを求めるとき、画像327
はスキャナ316により走査され、そのTCRモジュー
ルはLUT324またはトレーニング済みANN321
を含み、これによりカラー画像のディジタル表現330
を得る。このディジタル表現は次にカラー記録装置31
2により記録され、これにより基板328上に元のカラ
ー画像327の実質的に正確な複製332を得る。
【0205】あるいはまた、カラー画像327は図13
における如く複製される。図示の如く、画像327はカ
ラー分解装置334のみを用いてスキャナ316により
走査され、これによりイメージ327の複数のRGB値
を含むことが望ましいディジタル表現336を画定す
る。このディジタル表現336は記憶システム338に
記憶される。
【0206】ANNトレーニング装置320によりトレ
ーニングされたANN321の重みおよび構成パラメー
タは、適当なコンピュータのメモリーの如き適当な記憶
装置340に記憶される。あるいはまた、ANN321
は、LUT324を構成するため使用される。ANN3
21は、記憶装置338から読出されるディジタル表現
336に作用し、これにより画像327の修正されたデ
ィジタル表現330を提供する。ディジタル表現330
は、カラー記録装置312により記録され、これにより
基板328上に元のカラー画像327を得る。
【0207】必要に応じて、上記ステップのあるものが
手動により行われる。特に、パッチ314のRGBカラ
ー値は、カラー分解スキャナにより手動により測定さ
れ、次いで走査される代わりに、キーボードなどにより
手動によりANNトレーニング装置320に対して入力
される。
【0208】別の実施例によれば、基板326上の画像
327はそれ自体走査されて、ディジタル表現310を
提供する(図11)。この実施態様は、これが正確に特
定の画像327の複製のため必要な如きカラーを正確に
使用する如きある用途においては特に有効である。
【0209】用途4:出力からの入力の再構成 次に、与えられた色調および色再生システムを用いて生
成されるハードコピーを再構成する際に有効な本発明の
更に別の実施例を示す図14乃至図18を参照する。
【0210】図14は、反映(reflective)
コピー430として印刷されるイメージ412の標準的
な再生プロセスを示している。元の透明陽画412が得
られなければ、これは処理済みのディジタル・ファイル
424または反映出力430のいずれか一方を用いて再
構成することができる。
【0211】図15は、木の絵412と太陽の絵414
からなる1つの画像を形成して、これを1つの基板上に
表わすことにより、太陽と木の両方の1つの表現432
(反映コピーの如き)を得ることが要求される用途を示
している。木が元の絵412における木と似ており、太
陽が元の絵414における太陽と似ている合成画像の表
現の透明陽画を提供することが要求される。元の絵41
2の媒体が元の絵414の媒体と実質的に同じであるこ
とが望ましい。
【0212】図16は、図3および図4のLUT構成方
法を用いて、LUT422がイメージ412のRGB表
現418をCMYK表現424に変換するため使用され
るANNに基いて構成されたものとして、またLUT4
22およびディジタル・ファイル424がまだ使用可能
であるものとして、入力コピー412を再構成する望ま
しい方法を示す。
【0213】第1に、LUT422は、Stone等の
前掲の論文の267頁に開示されたものの如き公知の方
法を用いて反転され、これにより反転されたLUT43
4を提供する。次に、LUT434がディジタル・ファ
イル424について操作され、これにより基本的には複
数のRGB値を含むディジタル・ファイル436を生
じ、この値は入力コピー412(図14)から走査され
る複数のRGB値418と実質的に同じものである。
【0214】あるいはまた、LUT422反転ステップ
は、特にイメージ412のRGB表現418をCMYK
表現424に変換するため使用されるANNがLUTの
生成に使用されなかったならば、CMYK表現424を
イメージ412のRGB表現418に変換するためのA
NNを提供するステップにより置換することができる。
次いで、LUT434操作ステップは下記のステップで
置換される。
【0215】i.図2に関して先に示し述べたデータベ
ース提供法を用いて構成することができるCMYK−R
GBデータベースを提供する。
【0216】ii.図1に関して先に示し述べたANNト
レーニング法を用い、またステップ(i)においてトレ
ーニング・データとして提供されるデータベースを用い
て、CMYK値をRGB値に変換するためANNを提供
する。CMYK値は入力データであり、RGB値は目標
出力データである。
【0217】iii.CMYK表現424についてステッ
プ(ii)で提供されるCMYK‐RGBのANNを操作
する。
【0218】その後オペレータ437が構成され、これ
は、ディジタル・ファイル436について操作される
時、ディジタル・ファイル438を結果として生じ、こ
れは記録装置442により基板440(オリジナル41
2と同じ媒体であることが望ましい)に記録されると
き、下記の特性を有するアナログ表現を結果として生じ
る。即ち、スキャナ416により走査されるならば、ア
ナログ表現440がディジタル・ファイル436(およ
び、ディジタル・ファイル418)と実質的に同じディ
ジタル表現443を提供することになる。アナログ表現
はまた、人間の眼にはオリジナル412と実質的に同じ
色調および色を呈するように見える特性を有するのが望
ましい。オペレータ437は、図示された実施例におけ
るように、ANN、または、図3および図4に関して先
に示し述べたLUT構成法を用いてANNと対応するよ
う構成されるLUTを含む。
【0219】少なくとも前者の特性で、また典型的には
両方の特性でANN437をトレーニングする望ましい
方法を図11に関して先に示し述べたが、同図では所要
の特性を持つANNがANN321として照合される。
あるいはまた、ANN437は、図3および図4に関し
て先に述べたLUT構成法を用いて、ANNに従って構
成されたLUTで置換することもできる。
【0220】図14の印刷された絵430は得られるが
ディジタル・ファイル424が使用できないとき、出力
コピー430から入力コピー412を再構成する望まし
い方法が図17および図18に示される。図示の如く、
この方法は、スキャナ416と関連して印刷機428の
動作をサンプリングするための「良好な」データベース
であることが望ましく、かつ典型的には複数のCMYK
値を有するデータベース444を提供することを含む。
このデータベース444は、印刷機428により印刷さ
れ、これにより反映コピーの如き印刷表現446を提供
し、後でスキャナ416により走査されることにより、
ディジタル・ファイル450を提供する。あるいはま
た、ディジタル・ファイル450を予め定めて、図2に
関して先に示し述べたデータベース構成法を用いてこれ
からデータベース444を構成することもできる。
【0221】ANNトレーニング装置452は、対応す
る複数のカラー値450、444を受取り、図1に関し
て先に述べた方法を用いて目標出力CMYK値444に
入力RGB値450を関連付けるANNをトレーニング
する。ANNの重みおよび構成パラメータは適当な形態
で記憶され、これによりANN自体をカラー変換ツール
として直接使用することを可能にする。あるいはまた、
ANNはLUT454を構成するため使用され、このL
UTは次に記憶され、カラー変換ツールとして使用され
る。
【0222】図1に関して先に述べたように、ニューラ
ル・ネットワーク・トレーニング装置452は、対応数
のカラー値450および444を受取り、カラー値45
0とカラー値444間の関係を近似するニューラル・ネ
ットワークに対する1組の重みを構成する。本例では、
カラー値450は図1のトレーニング・データ・セット
20の最初のカラー値22として使用される。カラー値
444は、図1のトレーニング・データ・セット20の
第2のカラー値24として使用される。
【0223】図18に示されるように、出力コピー43
0はスキャナ416により走査され、典型的にはRGB
値である結果として生じるディジタル・ファイル456
はANNの記憶形態454を通して送られ、これにより
複数のCMYK値を含むことが望ましいディジタル・フ
ァイル458を提供する。複数のCMYK値458は、
印刷機428により出力されるとき、ハードコピー43
0と実質的に同じであるオリジナル・イメージのハード
コピー460を結果として生じることになる。ディジタ
ル・ファイル458は、図14のディジタル・ファイル
424と実質的に同じである。従って、ディジタル・フ
ァイル458は、図16の手順を用いて、元の透明陽画
412を復元するため使用される。
【0224】カラー記録装置442は、DuPont社
から入手可能な4castプロッタの如き適当なカラー
記録装置を含む。
【0225】先に述べた計算はスキャナにより行われる
必要はないが、その代わり、典型的には、適当な従来の
通信法を用いて本装置の残部と通信するIBM PCの
ような標準的なコンピュータである適当な計算手段によ
り行うことができる。
【0226】用途5特殊な設定の第2のカラー分解ス
キャナに関する第1のカラー分解スキャナの較正 本発明の下記の実施例は、これに限定されないがGC
R、UCR、UCA等の特殊設定に基いて基準スキャナ
/読取り装置に対するスキャナあるいは他のカラー読取
り装置を較正することが要求されるときに有効である。
この実施例は、オペレータが特殊設定に比較的不慣れで
ある場合に特に有効である。
【0227】次に、特殊設定で現在使用されているEC
SS(またはDECSS)を含む現在あるTCRシステ
ムに新しいDECSSを組込む際に有効な本発明の一実
施例を示す図19を参照する。
【0228】現在使用されるECSSをその特殊設定に
置くことにより、先に示し述べた図3および図4の方法
を用いて、新しいDECSSが現存のTCRシステムを
エミュレートすることを可能にするANNを構成するこ
とができる。しかし、通常は、引き続いてオペレータが
制御する色調および色調整の過程において特殊設定CM
YK値を理解して解釈することをオペレータは一般に難
しいと考えるので、ANNまたはこれと関連して構成さ
れた索引テーブルの変更例は望ましくない。従って、オ
ペレータが所要の色調および色修正を実施することを可
能にするため、最初に「通常の」ANNまたはLUTで
ロードされたスキャナで画像を走査することが望まし
い。一旦この修正が完了すると、修正されたカラー値が
特殊設定値に変換され、これにより基準スキャナの特殊
設定に関して較正されるスキャナの較正を実現する。
【0229】特殊設定における第2のカラー・スキャナ
に対して第1のカラー・スキャナを較正するための望ま
しい手順は、下記のステップを含む。即ち、 a.現在あるスキャナ510をその通常の設定Nに置
き、複数の着色された場所514を含むカラー・イメー
ジのアナログ表現512が走査され、これにより複数の
カラー値、典型的には複数の着色された場所514と対
応するCMYK値を含むディジタル表現516を得る。
【0230】カラー画像512は、先に示し述べたデー
タベース提供法に従って構成された「良好な」データベ
ースであることが望ましい。ここで、「良好な」データ
ベース512とは、その値が「目標の」予め定めた数の
カラー値にできるだけ近いものである。例えば、データ
ベース512は、通常の設定ではない特殊設定の使用が
実質的な相違を生じるサブ範囲にあるその特殊設定にお
けるスキャナ510の動作をサンプルするように構成さ
れたデータベースを含む。このようなデータベースの構
成は、図2のデータベース構成法に関して先に説明され
ている。
【0231】b.現在あるスキャナ510を所要の特殊
設定Sに置き、同じカラー画像が走査されることによ
り、複数の着色された場所514と対応する典型的には
CMYK値である複数のカラー値を含むディジタル表現
518を得る。
【0232】c.ディジタル表現516および518を
ANNトレーニング装置520に入力し、この装置は先
に示し述べたANNトレーニング手順に従って複数の入
力カラー値516を複数の目標出力カラー値518と関
連付けるANN521をトレーニングするよう作動す
る。
【0233】典型的には、図1に関して先に述べたよう
に、ニューラル・ネットワーク・トレーニング装置52
0は対応する複数のカラー値516、518を受取り、
カラー値516とカラー値518との間の関係を近似す
るニューラル・ネットワークに対する1組の重みを構成
する。本例では、カラー値516は図1のトレーニング
・データ・セット20の第1のカラー値22として使用
される。カラー値518は、図1のトレーニング・デー
タ・セット20の第2のカラー値24として使用され
る。
【0234】ANN521の重み及び構成パラメータ
は、スキャナのTCRモジュールの如き適当な記憶装置
に記憶され、これによりANN521をカラー変換ツー
ルとして直接使用することを可能にする。あるいはま
た、ANN521は、CMYK値516とCMYK値5
18との間の関係を表わすLUT524を構成するた
め、LUT構成装置522により使用される。
【0235】d.新しいDECSS526を用いて入力
コピー528を走査することが必要なとき、入力528
はスキャナ526により走査され、これにより入力52
8のディジタル表現530を得る。典型的には、ディジ
タル表現530の(典型的な)RGB値は、図3のAN
N124かあるいは図3のLUT構成装置126により
構成される標準的なLUT127を用いて変換される。
その結果は、通常の設定での作業に慣れた人間のオペレ
ータに馴染みがあり、これによりオペレータにより容易
に修正される点で「標準的」である複数のCMYK値を
含むことが望ましい入力528の第2のディジタル表現
532である。
【0236】e.所望の色調および色操作が人間のオペ
レータにより行われ、ディジタル表現532の修正およ
びその後のバージョンを生じる。
【0237】f.一旦オペレータが色調および色の操作
ステップを完了すると、ANN521またはLUT52
4の如きANN521の記憶された形態を用いて、ディ
ジタル表現532の通常設定のCMYKの各々を対応す
る特殊設定CMYK値に変換し、結果として入力528
の最終ディジタル表現536を生じ、これは、特殊設定
におけるスキャナ510により入力528を走査して同
じオペレータ入力の色調および色操作を実施することに
より生じる入力528のディジタル表現と実質的に同じ
である。
【0238】別の方法が図20に示され、これにおいて
はLUTがカラー変換ツールとしてTCRモジュールに
おいて使用される。図20の実施例においては、オペレ
ータによる色調および色修正の実行に続いてLUT12
7の修正されたCMYK値が変換され、これによりLU
T524に記憶された変換を用いることにより、あるい
はLUT127におけるANN521を操作すことによ
り、変換されたLUT538を定義する。LUT538
は、スキャナ526のTCRモジュールに記憶される。
次いで、ディジタル表現530は望ましくは即時にLU
T538により直接変換されて、最終ディジタル表現5
36を生じる。
【0239】本明細書全体にわたり、ANNトレーニン
グ装置およびこれにより構成されたANNのパラメータ
が、Apple社から市販されるMacintosh、
あるいはRS232ケーブルと関連してパブリック・ド
メインのKERMIT通信パッケージの如き市販の通信
手段を介して米国カルフォルニア州Mountainv
iewのAdobe Systems社から市販される
流通するフォトショップ・ソフトウエアの如きカラー再
生装置と通信するIBM PCの如き適当な市販の計算
手段のメモリーに記憶される。あるいはまた、ANNト
レーニング装置およびこれにより構成されたANNのパ
ラメータは、カラー再生装置により一緒に記憶される。
【0240】用途6出力装置に関するカラー・モニタ
ー・ディスプレイの較正 次に、出力装置に関するCRTの較正法の概略図である
図21を参照する。その目的は、印刷装置214からの
カラー画像出力のハードコピー表現612と似たカラー
画像のアナログ表現610をCRTディスプレイ616
上に提供することにある。
【0241】本方法および本装置は、全体的に図6の方
法および装置と似ており、これにおいては印刷装置21
6が(CRTではなく)出力装置214に関して較正さ
れる。類似点の理解を容易にするため、図6および図2
1の同じ要素を参照するため同じ参照番号が用いられ
る。図21の方法および装置の異なる要素について次に
論述する。
【0242】図21に示されるように、スキャナ222
がCRT616から入力を受取ることを可能にするため
光インターフェース620が必要とされる。例えば、S
citex社のスマート・スキャナは、電気的な書込み
接続を維持しスキャナの色分解ヘッドをモニターの前方
に設置しながら、スキャナの内部からその色分解ヘッド
を機械的に遮断して取外すことにより、モニター616
のスクリーンと光学的に接続される。
【0243】一旦モニター上に提示されると、少なくと
も予め定めた密度でカラー・モニター616により物理
的に再現可能なスペースの略々全体を値がカバーするよ
うに、カラー・モニター616の動作をサンプルする意
味において「良好な」データベースである複数のRGB
値618が与えられる。RGB値618は、CRTスク
リーン616上に相互に表示されることが望ましく、ス
キャナ222により一時に1つずつ受取られることが望
ましい。スキャナのモニターとの同期が必要である。こ
の手順は、Scitex社から市販されるスマート・ス
キャナにおいて与えられる。
【0244】用途2におけるように、P.G.Enge
ldrum著「Almost Color Mixtu
re Functions」(Journal of
Imaging Technology、14(4)、
1988年8月)、および本文に援用された文献2およ
び5〜7に記載される如き従来の装置および手法を用い
て、複数のRGB値224および226をXYZ値また
は他の適当な座標系からの値に変換することが望まし
い。この論文および本文に援用された全ての文献の開示
内容は、参考のため本文に援用される。また、適当な他
の読取り装置はスキャナ222を置換し得る。
【0245】必要に応じて、RGB値226は光インタ
ーフェース620によりCMC(カラー混合カーブ)形
態で読取られる。スマート・スキャナの通常使用される
色分解ヘッドのフィルタ装置は、人間の眼をエミュレー
トするCMCフィルタ装置により置換することができ
る。CMCフィルタ装置およびこれらを構成する方法
は、前掲の論文「Almost color mixt
ure functions」ならびに文献2、5およ
び6に記載されている。
【0246】図21の方法は、図6の方法と比較するこ
とにより最も容易に理解される。図6の方法では、CM
YK値212およびRGB値226をそれぞれ目標出力
データおよび入力データとして用いて、第1のANN2
29をトレーニングする。また、図6の方法において
は、複数のRGB値226が、CMYK値212を入力
する較正される印刷機216により提供されるアナログ
表現220を読取るスキャナ222によって提供され
る。対照的に、図21の方法においては、CMYK値2
12が基準印刷機214において印刷され、第1のAN
N229のトレーニングのため目標出力データとして使
用され、入力データはRGB値224である。従って、
図21においては、一旦CMYK値が基準印刷機224
において印刷されその後スキャナ222により読取られ
ると、ANN229は、結果として生じるRGB値が一
般に与えられたRGB値と同じになるように、与えられ
たRGB値をCMYK値に変換するためのツールであ
る。
【0247】更に、第2のANN233が図6において
トレーニングされるとき、目標出力データは、RGB入
力224を受取る第1のANN229の出力である複数
のCMYK値231である。図6の方法におけるANN
233に対するトレーニング入力データは、基準印刷機
214における印刷のため使用される複数のCMYK値
210である。対照的に、図21の実施例においては、
ANN233は目標出力データとしてRGB値618を
用いてトレーニングされ、CMYK値231はトレーニ
ング・プロセスに対する入力データである。
【0248】望ましくは、アナログ表現610、612
の事例は、各白区域が実質的に同じ明るさであるようで
なければならない。
【0249】ANN233は、CMYK値614をモニ
ター616における表示に適するRGB値に変換するた
め、それ自体カラー変換ツールとして使用される。ある
いはまた、ANN233は、図3および図4に関して先
に述べたLUT構成法を用いて、LUT236を構成す
るため使用され得る。次いで、LUT236は、CMY
K値614をモニター616における表示に適するRG
B値に変換するためのツールとしてANN233を置換
する。
【0250】次に、本文に示し述べたカラー変換法の特
定の利点を示すため行われた実験の結果のカラー表示で
ある図22および図23を参照し、これにおいては、色
変換は、色変換がLUTとして記憶される従来技術の色
変換法の状態に対し、ニューラル・ネットワークとして
記憶される。
【0251】線形内挿法を用いる時LUTとして記憶さ
れた従来技術の色変換は一般に不連続を生じるが、本文
に示し述べた色変換法の特定の利点は、一般に不連続を
生じないことである。
【0252】従来技術の方法においては、一般に色空間
全体の如き比較的多数の点から定義される色変換関数
は、比較的少数の離散点を有するLUTとして記憶され
る。LUTの各点間の色変換は記憶されず、線形内挿の
如き適当な方法により計算される。従って、カラー変換
のLUT表現は、例え比較的平滑なカラー変換でも、一
般に平滑ではなくむしろ破断点を含んでいる。
【0253】カラー変換がLUTに記憶される色変換法
による不連続の発生は、水平軸により表わされる1次元
空間から垂直軸により表わされる第2の1次元空間への
非常に単純な変換関数を示す図24に関して理解され
る。この変換関数は破線1000により示され、変換を
記憶するLUTは実線1002により示される。LUT
の点は、A、B、C、、、で示される。点B、C、E、
GおよびHは、その右方の勾配が左方の勾配とは等しく
ないので、破断点として見える。例えば、点Bは、線分
ABの勾配が線分BCの勾配より著しく大きい故に、破
断点となる。従って、ゆるやかなカラーの変化を含むカ
ラー・ビネットがLUT1002を用いて変換されるな
らば、LUT1002の破断点と対応するカラー・ビネ
ットの場所で不連続が明らかになる。
【0254】再び図22および図23に関して、下記の
如く実験が行われた。即ち、 a.Kodak社から市販されるQ60透明陽画から読
取られた複数のRGB値が、RGB−CMYK LUT
でロードされたScitex社のスマート・スキャナに
より読取られ、これにより複数のRGB−CMYK対を
得た。
【0255】b.図5および図1に関して先に示し述べ
た方法を用いて、ANNにステップaで得た複数のRG
B−CMYK対を与えることによりANNがトレーニン
グされた。
【0256】c.図3および図4に関して述べたLUT
構成法のステップ(a)において先に述べたRGB L
UTアドレスの如き1組のRGB LUTアドレスが提
供される。このRGB LUTアドレスのセットをステ
ップbのトレーニング済みANNに送り、これにより複
数のCMYK値を得た。
【0257】d.各ピクセル毎にR=G=BであるRG
Bディジタル・ファイルが構成された。このディジタル
・ファイルは各々が適当数の同じ線を含む256個の複
数の隣接線からなり、各線は複数の同じピクセルを含
む。下記は、RGBディジタル・ファイル内部の複数の
隣接線の各々の最初の線のR値の表現である。即ち、 1番目の複数:255、255、、、255 2番目の複数:254、254、、、254 … … … 255番目の複数:1、1、、、、、1 266番目の複数:0、0、、、、、0 各ピクセル毎にR=G=Bであるため、上記はまた、R
GBディジタル・ファイル内の各複数の隣接線の第1の
線のB値およびG値の表現でもある。
【0258】RGBディジタル・ファイルの与えられた
行内部の全てのピクセル・カラー値は同じである。ま
た、RGBディジタル・ファイルのピクセル・カラー値
が複数の隣接線間で線形的に変化する。隣接する複数の
線におけるピクセル・カラー値間の差は1である。
【0259】e.dからのRGBファイルは、ステップ
bのANNを用いて1回、およびステップCのLUTを
用いて1回の2回変換された。この2回の変換は2つの
CMYKファイルを結果として生じた。図22および図
23は、それぞれANN変換手順の結果生じたCMYK
ファイルと、LUT変換敵にの結果生じたCMYKファ
イルの印刷コピーである。
【0260】本発明において示し述べた如きANNを用
いて生成された図22のビネットがステップdにおいて
前のRGBディジタル・ファイルの平滑性を実質的に保
持する。対照的に、LUTを用いて生成された図23の
ビネットは、ステップdにおける前のRGBディジタル
・ファイルの平滑性を保持しない。その代わり、LUT
の破断点と対応するカラー・ビネットの垂直の場所にお
ける不連続点1010を観察することが可能である。
【0261】実験結果は、例えLUT自体がANNを用
いて生成されたとしても、使用した変換ツールがLUT
であるときには不連続点が生じるが、使用された変換ツ
ールがANNであるときには、不連続点が実質的に生じ
ないことを示す。
【0262】本発明において示し述べたANNを用いる
方法は、従来技術のLUT法に対して印刷物の外観の平
滑性の如き利点を有する。しかし、色変換ツールとして
ANNと対応するLUTの使用は、ある状況において
は、色変換ツールとしてANN自体を直接使用するより
も更に効率的である。
【0263】色変換ツールとして人工ニューラル・ネッ
トワークを使用する特定の利点は、人工ニューラル・ネ
ットワークがハードウエアで実現可能であることであ
る。例えば、ニューラル・ネットワークのハードウエア
実現を設計するのに適する市販のチップは、米国カルフ
ォルニア州Santa ClaraのIntel社のア
ナログ・ニューラル・ニューラル・ネットワークIC8
0170チップである。
【0264】ANNトレーニングのソフトウエア構成お
よび本発明の望ましい実施態様に従って構成され、DO
Sオペレーティング・システムと、米国カルフォルニア
州Scotts ValleyのBorland In
ternational社から市販される「ターボ・パ
スカル」パッケージとを用いてIBM PCと関連して
動作する操作装置である付属書Aを参照されたい。
【0265】当業者には、本発明が特に本文に示し述べ
たものに限定されないことが理解されよう。本発明の範
囲は、頭書の特許請求の範囲によってのみ定義される。
【0266】
【付属書A】
【0267】
【付属書B】
【0268】
【付属書C】
【0269】
【付属書D】
【0270】
【付属書E】
【0271】
【付属書F】
【図面の簡単な説明】
【図1】ニューラル・ネットワークをトレーニングする
ための一般化されたデルタ・ルールを用いる前向きおよ
び後向き推論トレーニング法のニューラル・ネットワー
クの概念図である。
【図2】カラー処理装置のカラー処理特性をサンプリン
グする改善されたデータベースを提供する反復法を示す
概略図である。
【図3】較正変換の生成即ち機能、および本発明の望ま
しい実施態様による自動較正法を用いる現存の再生シス
テムに対する新しい色分解スキャナまたは他のカラー読
取り装置の組込みにおける使用を示す概略図である。
【図4】較正変換の生成即ち機能、および本発明の望ま
しい実施態様による自動較正法を用いる現存の再生シス
テムに対する新しい色分解スキャナまたは他のカラー読
取り装置の組込みにおける使用を示す概略図である。
【図5】図3および図4の方法の一般化である方法を示
す概念図である。
【図6】本発明の望ましい実施態様による新しい印刷ま
たは校正印刷機の補償を示す概略図である。
【図7】図6の教示により提供される較正情報を用いる
別の方法を示す概略図である。
【図8】基準印刷システムに対する2つの印刷システム
の如き複数の印刷システムを同時に較正するのに有効な
図6の手法の変更例を示す図である。
【図9】基準印刷システムに対する2つの印刷システム
の如き複数の印刷システムを同時に較正するのに有効な
図6の手法の変更例を示す図である。
【図10】相互および基準印刷システムの出力に外観が
実質的に似た2つの各出力表現を提供するため、第3の
基準印刷システムに対して較正される2つの印刷システ
ムを使用する方法を示す図である。
【図11】本発明の望ましい実施態様により複製を生成
するための1つの較正法および2つの代替法を示す概略
図である。
【図12】本発明の望ましい実施態様により複製を生成
するための1つの較正法および2つの代替法を示す概略
図である。
【図13】本発明の望ましい実施態様により複製を生成
するための1つの較正法および2つの代替法を示す概略
図である。
【図14】本発明の望ましい実施態様による出力コピー
から入力コピーを復元する手法を示す概略図である。
【図15】本発明の望ましい実施態様による出力コピー
から入力コピーを復元する手法を示す概略図である。
【図16】本発明の望ましい実施態様による出力コピー
から入力コピーを復元する手法を示す概略図である。
【図17】本発明の望ましい実施態様による出力コピー
から入力コピーを復元する手法を示す概略図である。
【図18】本発明の望ましい実施態様による出力コピー
から入力コピーを復元する手法を示す概略図である。
【図19】本発明の別の実施態様によりUCR、GCR
およびUCA、および他の特殊設定の色調および色表現
を生じるため、現存のシステムに新しいディジタル電子
色分解スキャナを組込む際の較正変換関数の生成および
およびその使用を示す概略図である。
【図20】本発明の別の実施態様によりUCR、GCR
およびUCA、および他の特殊設定の色調および色表現
を生じるため、現存のシステムに新しいディジタル電子
色分解スキャナを組込む際の較正変換関数の生成および
およびその使用を示す概略図である。
【図21】本発明の更に別の実施態様により出力装置に
関するカラー・モニター・ディスプレイの較正方法を示
す概略図である。
【図22】本発明の色変換法の利点を示すため行われた
実験結果を示すカラー表示である。
【図23】本発明の色変換法の利点を示すため行われた
実験結果を示すカラー表示である。
【図24】水平軸により示される1次元空間から垂直軸
により示される第2の1次元空間への非常に単純な変換
機能を示す図である。
【符号の説明】
20 トレーニング・データ・セット、 22 第1の
カラー値、24 第2のカラー値、 30 ニューラル
・ネットワーク、32 入力ニューロン層、 34 隠
されたニューロン層、36 出力ニューロン層、 46
CMYK値、50 目標出力RGB0データ、 52
基板、54 着色された場所、 56 カラー記録装
置、58 入力装置、 60 入力RGB1データ、6
2 ニューラル・ネットワーク・トレーニング装置、6
4 RGB2データ、 66 ニューラル・ネットワー
ク、68 基板、 110 カラー画像、112 ニュ
ーラル・ネットワーク・トレーニング装置、114 ス
キャナ、 116 スキャナ、 118 出力カラー
値、120 入力カラー値、 122 ニューラル・ネ
ットワーク・トレーニング装置、 124 トレーニン
グ済みニューラル・ネットワーク、126 LUT構成
装置、 127 LUT、 128 入力、130 第
1のディジタル表現、 132 第2のディジタル表
現、140 ANN、 142 LUT、 144 デ
ータベース、146 LUT処理データベース値、 2
10 データベース、212 データベース、 21
4、216 印刷機、218 カラー画像表現、 22
0 カラー画像表現、222、223 カラー読取り装
置、 224 基準スキャナ出力、228 ニューラル
・ネットワーク・トレーニング装置、229 ニューラ
ル・ネットワーク、232 第2のANNトレーニング
装置、 233 ANN、234 LUT構成装置、
236 LUT、 237 記憶装置、242 CMY
Kデータベース、 246 印刷機、260、262
RGB‐CMYK索引テーブル、272 ANAトレー
ニング装置、 273 ANN、278 CMYKファ
イル、 310 ディジタル表現、312 カラー記録
装置、 314 記録媒体、 315 アナログ表現、
316 カラー読取り装置、 318 アナログ表現、
320 ニューラル・ネットワーク・トレーニング装
置、321 トレーニング済みANN、 322 LU
T構成装置、324 LUT、 326 オリジナル、
327 カラー画像、328 基板、 330 ディ
ジタル表現、 332 複製、334 色分解装置、
336 ディジタル表現、 338 記憶システム、3
40 記憶装置、 412 元の透明陽画、 416
スキャナ、418 RGB表現、 422 LUT、
424 ディジタル・ファイル、428 印刷機、 4
30 ハードコピー、 434 LUT、436、43
8 ディジタル・ファイル(RGB)、 437 AN
N、442 カラー記録装置、 444 目標出力CM
YK値、446 印刷表現、 450 ディジタル・フ
ァイル、452 ニューラル・ネットワーク・トレーニ
ング装置、454 LUT、 456、458 ディジ
タル・ファイル(RGB) 470 イメージ・プロセッサ、 472 CMYK、
510 スキャナ、514 着色された場所、 52
0 ANNトレーニング装置、521 ANN、 52
2 LUT構成装置、 524 LUT、526 DE
CSS、 528 入力コピー、 538 LUT、6
12 ハードコピー表現、 616 CRTディスプレ
イ、620 光インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/00 T 8121−5G 5/02 9175−5G H04N 1/40 D 9068−5C 1/46 9068−5C

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニューラル・ネットワークを提供するた
    めの方法において、 複数のニューロンを含み、第2の組のカラー値からの対
    応する第2のカラー値へ変換される第1の組のカラー値
    からの第1のカラー値を受け取り、該対応する第2のカ
    ラー値の出力指示を提供するニューラル・ネットワーク
    構造を提供するステップと、 複数の順序付けされた対について前記ニューラル・ネッ
    トワーク構造をトレーニングするステップとを備え、そ
    れぞれの順序付けされた対が第1のカラー値とそれに対
    応する第2のカラー値とを含み、複数の第1のカラー値
    と複数の第2のカラー値のうちの少なくとも1つが前記
    第1及び第2の組のカラー値の対応する1つのシステマ
    ティックな表現である方法。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の組のカラー値の少な
    くとも1つがカラー座標系内で定義され、該カラー座標
    系内の所定の大きさのそれぞれの範囲が前記カラー座標
    系内で定義された組のカラー値に対応する複数のカラー
    値内の少なくとも1つのカラー値によって表される請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の組のカラー値の少な
    くとも1つが範囲へ区分されるカラー座標系内で定義さ
    れ、区分内のそれぞれの範囲が前記カラー座標系内で定
    義された組のカラー値に対応する複数のカラー値内の少
    なくとも1つのカラー値によって表される請求項1記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の組のカラー値が前記第2の組
    のカラー値と同じである請求項1−3のいずれかに記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 仮想形式で表された第2のカラー値のそ
    れぞれが、仮想形式で表された対応する第1のカラー値
    に見かけ上実質的に同じである請求項1−4のいずれか
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のニューロンが、 少なくとも1つの入力ニューロンを含むニューロンの入
    力層とそれぞれが少なくとも1つの隠れたニューロンを
    含むニューロンの少なくとも1つの隠れた層と、 少なくとも1つの出力ニューロンを含むニューロンの出
    力層とを具備する請求項1−5の方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のカラー値が第3の組のカラー
    値からの対応する第3のカラー値へ変換され、前記ニュ
    ーラル・ネットワーク構造が対応する第2及び第3のカ
    ラー値の出力指示を提供するよう動作し、ニューロンの
    前記出力層が前記第2のカラー値のディメンションに対
    応する第1の複数の出力ニューロンと第3のカラー値の
    ディメンションに対応する第2の複数の出力ニューロン
    とを少なくとも含み、それぞれの順序付けされた対が第
    1のカラー値と第2及び第3のカラー値の対応する連結
    とを備える請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のカラー値の状況が、所定の第
    1のカラー出力装置を用いて表現されるとき、所定の第
    2のカラー出力装置を用いて表現されるときの前記第3
    のカラー値の状況と同様である請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも1つの隠れた層及び前記
    出力層における各ニューロンが複数の入力の重み付けさ
    れた和を計算するための加算手段を備える請求項6−8
    のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1つの隠れた層及び前
    記出力層における各ニューロンが前記加算手段の出力の
    非線形関数を計算するための手段を備える請求項6−9
    のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つの隠れた層及び前
    記出力層における実質的に全部のニューロンに対応する
    非線形関数が等しい請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ニューラル・ネットワーク構造が
    フィード・フォワード・ネットワーク構造である請求項
    1−11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 各順序付けられた対が、前記第2のカ
    ラー値と前記対応する第1のカラー値との間に所定の関
    係があることを特徴とする請求項1−12のいずれかに
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の範囲が、等しくない大きさ
    の範囲を含む請求項3記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記複数の範囲が、等しい大きさの範
    囲を含む請求項3記載の方法。
  16. 【請求項16】 その後ニューラル・ネットワークを採
    用して前記第1の複数のカラー値からの第1のカラー値
    を前記第2の複数のカラー値からの第2のカラー値へ変
    換するステップを更に備える請求項1−15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 較正されるべきカラー処理システムの
    動作を制御するために前記第1のカラー値を変換するこ
    とにより求められた前記第2のカラー値を採用するステ
    ップを更に備える請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 ニューラル・ネットワークにおける複
    数のニューロンからの一対のニューロンの間に、少なく
    とも1つのインターニューロン接続が画定され、トレー
    ニングする前記ステップが、 個々の順序付けられた対の第1のカラー値をニューラル
    ・ネットワークへ与えるステップと、 前記個々の順序付けられた対の第2のカラー値と第1の
    カラー値に対するニューラル・ネットワークの出力との
    間の差を表す誤差値を逆伝搬するステップと、 少なくとも1つのインターニューロン接続のうちの少な
    くとも1つを修正するステップとを備える請求項1−1
    7記載の方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つのインターニューロン
    接続のそれぞれがそれと関連する重みを画定し、修正す
    る前記ステップが該重みの値を変更するステップを含む
    請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の組のカラー値が座標系RG
    B,CMY、CMYK,LHS,CieLab,RGB
    CMY,RGBCMYK,XYZ,DIN,Munse
    ll,X、Ridgway,Oswald,
    Luv,Lu′v′,OSA,W.D.W.,TCMの
    個々の1つ内で定義される請求項1−19記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の組のカラー値が座標系RG
    B,CMY、CMYK,LHS,CieLab,RGB
    CMY,RGBCMYK,XYZ,DIN,Munse
    ll,X、Ridgway,Oswald,
    Luv,Lu′v′,OSA,W.D.W.,TCMの
    個々の1つ内で定義される請求項1−20記載の方法。
  22. 【請求項22】 ニューラル・ネットワークを提供する
    ための装置において、 複数のニューロンを含み、第2の組のカラー値からの対
    応する第2のカラー値へ変換される第1の組のカラー値
    からの第1のカラー値を受け取り、該対応する第2のカ
    ラー値の出力指示を提供するニューラル・ネットワーク
    構造と、 複数の順序付けされた対について前記ニューラル・ネッ
    トワーク構造をトレーニングする手段とを具備し、それ
    ぞれの順序付けされた対が第1のカラー値とそれに対応
    する第2のカラー値とを含み、複数の第1のカラー値と
    複数の第2のカラー値のうちの少なくとも1つが前記第
    1及び第2の組のカラー値の対応する1つのシステマテ
    ィックな表現である装置。
  23. 【請求項23】 複数のニューロンを含み、第2の組の
    カラー値からの対応する第2のカラー値へ変換される第
    1の組のカラー値からの第1のカラー値を受け取り、該
    対応する第2のカラー値の出力指示を提供するトレーニ
    ング済みのニューラル・ネットワーク構造を具備し、 該トレーニング済みのニューラル・ネットワーク構造
    が、複数の順序付けされた対においてトレーニングされ
    ており、それぞれの順序付けされた対が第1のカラー値
    とそれに対応する第2のカラー値とを含み、複数の第1
    のカラー値と複数の第2のカラー値のうちの少なくとも
    1つが前記第1及び第2の組のカラー値の対応する1つ
    のシステマティックな表現であるニューラル・ネットワ
    ーク。
  24. 【請求項24】 前記第2のカラー値が黒成分を含み、
    前記ニューラル・ネットワーク構造が、前記第1のカラ
    ー値の少なくとも複数のカラー成分が前記第2のカラー
    値の黒成分へ変換されることを特徴とする請求項23記
    載のニューラル・ネットワーク。
  25. 【請求項25】 第1の組のカラー値からの第1のカラ
    ー値を第2の組のカラー値からの第1のカラー値へ変換
    するための方法において、 複数のニューロンを含み、前記第2の組のカラー値から
    の対応する第2のカラー値へ変換される前記第1の組の
    カラー値からの第1のカラー値を受け取り、該対応する
    第2のカラー値の出力指示を提供するトレーニング済み
    のニューラル・ネットワーク構造を提供するステップで
    あって、該トレーニング済みのニューラル・ネットワー
    ク構造が、複数の順序付けされた対においてトレーニン
    グされており、それぞれの順序付けされた対が第1のカ
    ラー値とそれに対応する第2のカラー値とを含み、複数
    の第1のカラー値と複数の第2のカラー値のうちの少な
    くとも1つが前記第1及び第2の組のカラー値の対応す
    る1つのシステマティックな表現であるステップと、 前記トレーニング済みのニューラル・ネットワーク構造
    を採用して、前記第1の組のカラー値からの第1のカラ
    ー値を前記第2の組のカラー値からの第1のカラー値へ
    変換するステップとを備える方法。
  26. 【請求項26】 採用する前記ステップにおいて求めら
    れた第2のカラー値を用いて、較正されるべきカラー処
    理システムの動作を制御するステップを更に備える請求
    項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 制御する前記ステップが、前記カラー
    書き込み装置を用いて、第1の基板上のカラー画像のア
    ナログ表現の写しを第2の基板上に創作するステップを
    含む請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 制御する前記ステップが、前記カラー
    処理システムを用いて、前記の較正されたシステムによ
    って処理されると前記カラー画像の所与の出力コピーを
    生じるカラー画像の入力コピーを創作するステップを含
    む請求項26記載の方法。
  29. 【請求項29】 較正されるべき前記カラー処理システ
    ムが、カラー画像のアナログ表現をそのディジタル表現
    へ変換するカラー読み取り装置を備える請求項26−2
    8記載の方法。
  30. 【請求項30】 較正されるべき前記カラー処理システ
    ムが、カラー画像のディジタル表現をそのアナログ表現
    へ変換するカラー書き込み装置を備える請求項26−2
    9記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記カラー書き込み装置がカラー・モ
    ニター表示装置を含む請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 第1の複数のカラー値を第2の複数の
    カラー値と関係付けるルックアップテーブルを作成する
    ための方法において、 前記第1の複数のカラー値を前記第2の複数のカラー値
    と関係付ける人工ニューラル・ネットワークを提供する
    ステップと、 複数のLUTアドレスを提供するステップと、 前記人工ニューラル・ネットワークを前記複数のアドレ
    スで作動させ、複数の処理済みのLUTアドレスを求め
    るステップと、 前記複数の処理済みのLUTアドレスを前記LUTの内
    容として蓄積するステップとを備える方法。
  33. 【請求項33】 前記第1及び第2の複数のカラー値が
    それぞれ第1及び第2のカラー値を含む請求項32記載
    の方法。
  34. 【請求項34】 人工ニューラル・ネットワークを提供
    する前記ステップが、 前記第1及び第2の複数のカラー値を表す人工ニューラ
    ル・ネットワーク・トレーニング・データを提供するス
    テップと、 前記人工ニューラル・ネットワーク・トレーニング・デ
    ータを採用して人工ニューラル・ネットワークをトレー
    ニングするステップとを備える請求項32又は33記載
    の方法。
  35. 【請求項35】 第1の複数のカラー値を第2の複数の
    カラー値と関係付けるルックアップテーブルを作成する
    ための装置において、 前記第1の複数のカラー値を前記第2の複数のカラー値
    と関係付ける人工ニューラル・ネットワークと、 前記人工ニューラル・ネットワークを複数のアドレスで
    作動させ、複数の処理済みのLUTアドレスを求める手
    段と、 前記複数の処理済みのLUTアドレスを前記LUTの内
    容として蓄積する手段とを具備する装置。
  36. 【請求項36】 第1の複数のカラー値を第2の複数の
    カラー値と関係付けるルックアップテーブルの表現を備
    えたディジタル記憶装置であって、前記LUTが前記第
    1の複数のカラー値を前記第2の複数のカラー値と関係
    付ける人工ニューラル・ネットワークを提供するステッ
    プと、 複数のLUTアドレスを提供するステップと、 前記人工ニューラル・ネットワークを前記複数のアドレ
    スで作動させ、複数の処理済みのLUTアドレスを求め
    るステップと、 前記複数の処理済みのLUTアドレスを前記LUTの内
    容として蓄積するステップとによって構成されるディジ
    タル記憶装置。
  37. 【請求項37】 カラー画像の第1の表現をその第2の
    表現へ変換するカラー処理装置のカラー処理特性をサン
    プリングするための装置を構成する方法において、 第1の複数のカラー値とそれに対応する第2の複数のカ
    ラー値とをそれぞれ含むカラー画像の第1及び第2の表
    現であって、前記カラー処理装置により前記第1の表現
    を処理することにより前記第2の表現が画定される第1
    及び第2の表現を提供するステップと、 前記第2の複数のカラー値の個々の1つに作用すると
    き、前記第1の複数のカラー値の対応する1つに実質的
    に等しい値を与える人工ニューラル・ネットワークを提
    供するステップと、 前記人工ニューラル・ネットワークをカラー画像の前記
    第1の表現で作動させ、その第3の表現を提供するステ
    ップとを少なくとも1回繰り返す方法。
  38. 【請求項38】 カラー画像の第1の表現をその第2の
    表現へ変換するカラー処理装置のカラー処理特性をサン
    プリングするための装置を構成するシステムにおいて、 第1の複数のカラー値とそれに対応する第2の複数のカ
    ラー値とをそれぞれ含むカラー画像の第1及び第2の表
    現であって、前記カラー処理装置により前記第1の表現
    を処理することにより前記第2の表現が画定される第1
    及び第2の表現を提供する手段と、 前記第2の複数のカラー値の個々の1つに作用すると
    き、前記第1の複数のカラー値の対応する1つに実質的
    に等しい値を与える人工ニューラル・ネットワークと、 前記人工ニューラル・ネットワークをカラー画像の前記
    第1の表現で作動させ、その第3の表現を提供する手段
    とを備えるシステム。
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