JP2000203097A - 色変換手段の変更方法 - Google Patents

色変換手段の変更方法

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JP2000203097A
JP2000203097A JP11009872A JP987299A JP2000203097A JP 2000203097 A JP2000203097 A JP 2000203097A JP 11009872 A JP11009872 A JP 11009872A JP 987299 A JP987299 A JP 987299A JP 2000203097 A JP2000203097 A JP 2000203097A
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JP11009872A
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Hirokazu Kondo
浩和 近藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷本紙に対応する印刷プロファイルとプリン
タプロファイルからなる複数の色変換手段がファイルと
してメモリに複数記憶されている場合に、ある色変換手
段を所望の印刷本紙に対応するように変更したとき、前
記メモリに記憶されている他の色変換手段を簡易に前記
所望の印刷本紙に対応するように変更する。 【解決手段】CMYK画像データをXYZ測色値データ
に変換するLUT26と、この出力側に接続され、測色
値データを紙色に対応して変換する1次元のLUT3
1、32、33とで印刷プロファイルを構成する。C=
M=Y=K=0のときのLUT26の出力値をX0Y0
Z0、X0mY0mZ0m、X0cY0cZ0cとす
る。ファイル番号FN1のファイルの紙色を所望の印刷
本紙に対応するXα′Yα′Zα′に変更したとき、こ
れを流用するため、各ファイルを変更前の紙の属性で検
索し、同じ属性の紙を使用しているファイルのLUT3
1、32、33の分子をXα′Yα′Zα′に自動的に
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、輪転機等を利用
するカラー印刷機により印刷本紙を用いてカラー印刷物
を作成する前に、校正のためのカラー画像が校正紙上に
形成されたカラー印刷プルーフ(カラー印刷校正刷り、
または単に校正刷りともいう。)をカラープリンタ等の
印刷用プルーファにより作成する印刷プルーフ作成シス
テムに適用して好適な色変換手段の変更方法に関する。
【0002】さらに詳しくは、この発明は、標準の印刷
本紙とは異なる所望の印刷本紙を用いて印刷物を作成し
ようとするとき、該印刷物を作成する前に、校正用被印
刷体を用いる画像出力装置により校正刷りを出力する印
刷プルーフ作成システムに適用して好適な色変換手段の
変更方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来から、製品としての網点画像による
カラー画像が印刷本紙(最終製品となる正式な用紙)に
形成されたカラー印刷物をカラー印刷機により作成する
前段階で、色等の校正用の校正刷りを画像出力装置であ
るカラープリンタ等の印刷用プルーファにより作成して
いる。
【0004】印刷用プルーファを使用するのは、印刷機
のように製版フイルムや刷版(PS版)等の作成が不要
で短時間に複数回容易に校正紙上にカラー画像が形成さ
れたハードコピー、すなわち校正刷りを作成することが
できるからである。
【0005】校正紙上にプルーフ用のカラー画像を形成
するためには、デバイス(印刷、写真、イメージセン
サ、CRT、LED等)依存の画像データ、例えば、C
MYK(シアン、マゼンタ、黄、墨)画像データを、予
めメーカ等により与えられた標準的な印刷プロファイル
(4次元のルックアップテーブル等)により、一旦、デ
バイス非依存の画像データである測色値データ、例え
ば、XYZ(刺激値)画像データに変換した後、印刷用
プルーファプロファイル、例えば、プリンタプロファイ
ル(3次元のルックアップテーブル)によりカラープリ
ンタ用のデバイス依存の画像データ、例えば、RGB
(赤、緑、青)画像データに変換し、このデバイス依存
の画像データを用いてカラープリンタ(校正用プリンタ
ともいう。)により校正紙上にカラー画像が形成された
校正刷りを作成するようにしている。
【0006】このようにすれば、印刷機に係る印刷物の
色をカラープリンタの校正刷りによりシミュレーション
して実際の印刷の前工程で確認することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、与えられた
標準的な印刷プロファイルが、これから実際に使用しよ
うとする印刷機の印刷適性(インキ、紙、印刷機自体等
の印刷条件)に対応していない場合が多々存在する。
【0008】すなわち、印刷条件は、インキ、紙、印刷
機の種類の違いはもちろんのこと、同じ種類であって
も、製造ロットの違いや印刷するときの環境温度など、
非常に多くのパラメータにより変化するものであるか
ら、メーカ等が提供した標準的な印刷プロファイルの印
刷条件が、実際にユーザが使用する印刷機の印刷条件
(所望の印刷条件)と完全に一致することは皆無であ
り、標準的な印刷条件から実際の印刷条件(所望の印刷
条件)に合わせて印刷プロファイルを調整することが必
要になる。
【0009】この場合、一般に使用されるインキと紙
(印刷本紙)の種類はある程度限定されているので、印
刷条件が異なっていても紙色とベタは比較的に安定して
いるが、実際の印刷機で刷るときの条件により中間調が
大きく変わることがある。これを簡易に調整するため、
標準的な印刷プロファイルである前記4次元のルックア
ップテーブルの前段にCMYKのトーンカーブ(階調特
性、ドットゲインともいう。)を調整するためのCMY
K各1次元のルックアップテーブルを挿入し、C→
C′、M→M′、Y→Y′、K→K′の変換を行って補
正している。
【0010】このようなとき、印刷用プルーファが印刷
本紙を使用することの可能なCMYKプリンタであれ
ば、これから実際に使用しようとする印刷機で使おうと
している印刷本紙(種類、ロットも同じである紙)を使
用することにより、印刷プルーファの出力である校正刷
り上で印刷の画像の色を正確に確認することができる。
【0011】しかしながら、印刷用プルーファで使用さ
れる紙が、そのプルーファの専用紙であって、かつユー
ザが実際に使用しようとする印刷本紙が標準的な印刷プ
ロファイルの印刷本紙とは異なる場合、紙色(紙の地
色)とハイライト部分(薄く色のついた部分)の階調
(ドットゲイン)が合わなくなるので、調整が必要とな
る。この調整は、上述した1次元のルックアップテーブ
ルによるトーンカーブの調整によりある程度は可能であ
るが、原理的に紙色はインキを増加する方向にしか調整
できないという問題があるので完全に調整することがで
きない。また、紙色部分を調整すれば、紙色だけでな
く、薄く色のついた部分、換言すればハイライト部分の
ドットゲインも変化し、これをどの程度調整すればよい
のかということも不明であり専門性が要求されるという
問題がある。
【0012】このように、専用紙を使用する印刷用プル
ーファで校正刷りを行おうとする従来の技術では、標準
的な印刷プロファイルの印刷本紙の紙色よりも、これか
ら実際に使用しようとする印刷機の印刷本紙の紙色がよ
り明るい場合には、紙色部分でドットゲインを調整する
ことができないという問題がある。
【0013】この問題を解決する技術を、この出願の出
願人は、特願平9−345012号明細書および図面に
提案している。
【0014】この技術は、デバイス依存の画像データを
標準の印刷本紙に対して予め与えられている印刷プロフ
ァイル(色変換手段)により測色値データに変換した
後、所望の印刷本紙と前記標準の印刷本紙との紙色(地
色)の差を補正する補正ルックアップテーブル(紙色変
換手段)により、前記測色値データを所望の印刷本紙に
対応する測色値データに変換するものである。
【0015】この場合、紙色の差を測色値空間(標準色
空間)で補正するようにしているので、所望の印刷本紙
の紙色が標準の印刷本紙の紙色より明るい色であっても
補正することが可能であり、ドットゲインに影響を与え
ることなく容易に紙色の差(標準の印刷本紙と所望の印
刷本紙の紙色の差)を補正することができる。
【0016】この特願平9−345012号に提案され
た技術では、上述の補正ルックアップテーブルを作成す
る場合に、複数の印刷プロファイルが存在するとき、各
印刷プロファイル毎に、所望の印刷本紙の紙色を測色計
等により測色している。
【0017】この発明は、このような技術に関連してな
されたものであって、異なる印刷本紙に対応する複数の
異なる色変換手段が存在するとき、ある色変換手段で所
望の印刷本紙に対応するように変更したとき、他の色変
換手段を前記所望の印刷本紙に対応するように簡易に変
更することを可能とする色変換手段の変更方法を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、標準の複数
の印刷本紙毎に作成され、デバイス依存の画像データを
それぞれ測色値データに変換する複数の標準の色変換手
段と、前記各標準の色変換手段の後段にそれぞれ配さ
れ、所望の印刷本紙を使用するために前記各標準の印刷
本紙と前記所望の印刷本紙との紙色の差を補正する紙色
変換手段とを備え、前記紙色変換手段中、少なくとも1
つの紙色変換手段が、前記所望の印刷本紙から別の所望
の印刷本紙を使用するものに変更されたとき、この変更
を残りの紙色変換手段に流用(複写)し、該残りの紙色
変換手段を前記別の所望の印刷本紙を使用するものに変
更することを特徴とする(請求項1記載の発明)。
【0019】この発明によれば、複数の紙色変換手段
中、少なくとも1つの紙色変換手段が、所望の印刷本紙
から別の所望の印刷本紙を使用するものに変更されたと
き、この変更を残りの紙色変換手段に流用(複写)し
て、残りの紙色変換手段を別の所望の印刷本紙を使用す
るものに変更するようにしているので、色変換手段の変
更が容易である。
【0020】この場合において、各標準の色変換手段と
これに対応する紙色変換手段が対とされて各ファイルと
され、かつ、該各ファイルのファイル名が所望の印刷本
紙の紙名またはこの紙名を特定する名前が含まれたもの
とされて記憶手段に記憶されているときに、変更を残り
の紙色変換手段に流用するとき、記憶手段のファイルを
所望の印刷本紙の紙名またはこの紙名を特定する名前で
検索して探しだし、探しだされた所望の印刷本紙の紙名
またはこの紙名を特定する名前が含まれたファイルを構
成する紙色変換手段を別の所望の印刷本紙を使用するも
のに変更するとともに、前記各ファイル名を別の所望の
印刷本紙の紙名またはこの紙名を特定する名前を含むも
のに変更するようにすることで、色変換手段の変更を自
動的に行うことができる(請求項2記載の発明)。
【0021】さらに、デバイス依存の画像データがCM
YK画像データであるとき、標準の印刷本紙の紙色の測
色値データは、標準の色変換手段に対して、C=M=Y
=K=0値を入力したときの出力に得られる測色値デー
タ(Aとする。)とされ、所望の印刷本紙の紙色の測色
値データ(Bとする。)および別の所望の印刷本紙の紙
色の測色値データ(Cとする。)が得られているとき、
紙色変換手段の変更は、その構成をB/AからC/Aと
することで、自動的に変更することができる(請求項3
記載の発明)。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0023】図1は、この発明の一実施の形態が適用さ
れた印刷プルーフ作成システム10の構成を示してい
る。
【0024】この印刷プルーフ作成システム10は、基
本的には、イーサネット(登録商標)等の通信インタフ
ェースを介して接続される電子集版装置6とカラー画像
記録装置8とから構成されている。
【0025】電子集版装置6は、電子集版装置本体とし
てのワークステーション(W/S)12を含み、このW
/S12には、画像入力装置として機能するカラースキ
ャナ2とCMYK4版の各フイルム原版を出力するフイ
ルムプリンタ4等が接続されている。
【0026】一方、カラー画像記録装置8は、主に色変
換手段や画像データ送出手段として機能するホストコン
ピュータ14と、校正用画像出力装置(校正刷り出力装
置あるいは印刷プルーファ)として機能するプリンタ1
6とから構成されている。
【0027】W/S12とホストコンピュータ14と
は、それぞれ、表示装置であるディスプレイ12D、1
4D、CPU・メモリ(記憶手段)等を有する本体部1
2B、14Bおよび入力装置であるキーボード12K、
14K、マウス12M、14Mを備えている。
【0028】W/S12に接続されているカラースキャ
ナ2は、文字や写真が挿入される範囲である罫が書き込
まれた図示していない版下台紙上の原稿画像を読み取る
とともに、他の原稿画像から絵柄、文字、図形等のカラ
ー画像を読み取り、4色(CMYK)色分解後の画像デ
ータをW/S12に送る。
【0029】W/S12は、カラースキャナ2により読
み込んだ版下台紙画像をディスプレイ12D上に表示さ
せる。ユーザは、この版下台紙画像上に、キーボード1
2K、マウス12Mを利用して前記画像データに基づく
画像を電子的に集版し、1ページ分の電子集版画像、い
わゆる面付けパターンを作成する。
【0030】面付けパターンを表すデータがフイルムプ
リンタ4に供給される。フイルムプリンタ4は、その面
付けパターンデータに対応した高画質のCMYK各版の
印刷用フイルム原版を出力する。
【0031】通常、この印刷用フイルム原版から刷版が
作成され、作成された刷版が輪転機(印刷機)に装着さ
れてインクが塗布される。そして、刷版に塗布されたイ
ンクが印刷本紙に転移されてカラー印刷物が完成する。
【0032】この場合、印刷機を利用してカラー印刷物
を作製する作業は、きわめて大がかりな作業であり、コ
ストも高いので、カラー印刷物の仕上がりを、実際の印
刷の前に確認するために、カラープルーファとしてのカ
ラー画像記録装置8が用いられる。
【0033】そこで、W/S12を用いて編集・集版さ
れた画像は、位置情報、色情報(濃度情報を含む)等を
含む1ページ分の画像情報を記述する記述言語データ
(記述言語による画像データ)であるPDL(Page Des
cription Language )データとしてホストコンピュータ
14に供給される。
【0034】ホストコンピュータ14は、色変換処理等
を行い、色変換処理等が行われた画像データがプリンタ
16に供給される。
【0035】プリンタ16は、供給された画像データに
基づきハードコピーHCをトレー17上に出力する。こ
こで、ハードコピーHCは、受像シートRS上に画像I
Mが形成されたものである。
【0036】図2は、ホストコンピュータ14の概略的
な構成を示している。
【0037】図2において、W/S12からホストコン
ピュータ14に供給されたPDLデータは、制御部79
の制御下にラスタイメージプロセッサ(RIP)18に
供給される。RIP18は、PDLデータを解読してビ
ットマップ展開し、各走査画像データであるCMYK各
画像データ(デバイス依存の画像データ)に展開する。
【0038】このCMYK各画像データは、一旦、大容
量記憶装置であるハードディスク72に記憶され、ある
いは色変換用のLUT(ルックアップテーブル)が設定
される色変換部20に直接的に供給される。
【0039】図3は、制御部79の制御によりハードデ
ィスク72から色変換用のLUTが設定された色変換部
20の構成を示している。
【0040】色変換部20は、入力するデバイス依存の
画像データである、例えば、それぞれが網%データであ
るCMYK各色の画像データIin=Iin(C,M,
Y,K)をデバイス依存の画像データであるRGB各色
の画像データ(以下、単に、RGB画像データともい
う。)Iout=Iout(R,G,B)に変換した
後、印刷用プルーファとしての画像出力装置である、プ
リンタ16に出力する。
【0041】色変換部20は、CMYK各色の画像デー
タIinをCMYK各色毎に階調変換を行う1次元変換
のルックアップテーブル(以下、LUTともいう。)2
1、22、23、24と、LUT21〜24により行わ
れた階調変換後のCMYK各色の画像データIin′
(C′,M′,Y′,K′)を、予め与えられている色
変換手段としての標準的な印刷プロファイル26により
デバイス非依存の画像データである第1の測色値データ
としてのXYZ測色値データIcv=Icv(X,Y,
Z)に変換する。
【0042】XYZ測色値データIcvが、紙色変換手
段としての、それぞれ、1次元変換のLUTである測色
変換用のLUT31、32、33により第2の測色値デ
ータIcv′=Icv′(X′,Y′,Z′)に変換さ
れる。
【0043】第2の測色値データIcv′が色変換手段
としてのプリンタプロファイル36によりデバイス非依
存の画像データからデバイス依存の画像データであるR
GB画像データIout=Iout(R,G,B)に変
換される。
【0044】このRGB画像データIoutがプリンタ
16に供給されることで、図1に示すように、プリンタ
16から受像シートRS上に画像IMが形成された校正
刷りとしてのハードコピーHCが出力される。なお、後
述するように、カラーチャート用のRGB画像データが
プリンタ16に供給されることで、図2に示すように、
カラーパッチ群61、62、63、64、65が形成さ
れたハードコピーHCであるカラーチャートCCがプリ
ンタ16から出力される。
【0045】この実施の形態において、プリンタ16と
しては、例えば、RGB画像データIoutに対応して
発光され、RGBの各画像データIoutに応じて強度
変調されたRGBの各レーザ光により感光材料上を走査
して潜像を露光記録し、潜像が露光記録された感光材料
に水が塗布された後、受像シートRSと合わされ、熱現
像転写して顕像を受像シートRS上に形成するものが使
用されている。
【0046】次に、色変換部20で使用される階調(ド
ットゲイン)特性補正用のLUT21〜24、標準的な
印刷プロファイル26、測色変換用のLUT31〜33
およびプリンタプロファイル36の各作成手順について
説明する。
【0047】まず、プリンタプロファイル36は、予め
メーカ等により与えられているものであるが、これを作
成する場合には、RGB画像データIoutのRGB各
色毎に、値を0値から最大値まで所定の刻みで変化さ
せ、RGB各色の組み合わせにかかる色パッチを受像シ
ートRS上に形成し、形成された各色パッチを測色計に
より測定してXYZ測色値データを求め、RGB画像デ
ータとXYZ測色値データとの変換テーブルを作成す
る。この変換テーブルを逆変換し必要に応じて補間処理
をすることで、XYZ測色値データ(図1例では、測色
値データIcv′)をRGB画像データIoutに変換
するためのLUTとして求めることができる。
【0048】同様に、印刷プロファイル26も、予めメ
ーカ等により与えられるものである。印刷プロファイル
26は、CMYKの網%データをある刻みで変化させた
ときの測色値テーブルである。例えば、CMYKの網%
データで10%刻みの測色値のテーブルを作成しようと
する場合、網%値を0、10、…、100%と変化させ
たCMYKの4色について114 =14641色分の測
色値を求める必要がある。しかし、実際には、この中、
特徴的な数百色だけを標準的な印刷機により標準的な印
刷本紙上にチャートとして印刷形成し、これを測色して
前記10%刻みの測色値テーブル、すなわち標準的な印
刷プロファイル26(図3において、CMYK印刷用画
像データIin′(C′,M′,Y′,K′)を測色値
データIcv(X,Y,Z)に変換するための非線形な
4次元(4次元3次元変換)のLUT)を作成するよう
にしている。
【0049】この印刷プロファイル26を用い、これに
印刷用画像データIin′=Iin′(C′,M′,
Y′,K′)を構成する各網%データC′,M′,
Y′,K′を入力することにより、第1の測色値データ
としてのXYZ測色値データIcv=Icv(X,Y,
Z)に変換することができる。
【0050】このように印刷プロファイル26は、変換
精度のよいものを作成するためにきわめて大掛かりな測
色を必要とする。このため、メーカからは、標準的な複
数の印刷プロファイル26が提供される。「標準的な」
とは、例えば、紙の種類としてはアート紙、コート紙、
マット紙、上質紙等、またインキとしては、市場占有率
の高い2〜3種類のインキ、さらに印刷機としては、同
様に市場占有率の高い印刷機を常温で用いた場合等を意
味する。これらの印刷プロファイル26は、ファイル名
が付けられてハードディスク72の所定領域に記憶され
ている。
【0051】次に、階調(ドットゲイン)特性補正用の
1次元LUT21〜24は、CMYK印刷用画像データ
Iin{Iin=Iin(C,M,Y,K)}のCMY
K各網%データを、階調変換後のCMYK各色の印刷用
画像データIin′{Iin′=Iin′(C′,
M′,Y′,K′)}を構成するC′M′Y′K′各網
%データに変換するためのものである。
【0052】従来の技術の項でも説明したように、一般
に使用されるインキと紙の種類はある程度限定されてい
るので、紙色とベタは比較的に安定しているが、実際の
印刷機で刷るときの条件で中間調は大きく変わることが
ある。これを簡易に調整するため、標準的な印刷プロフ
ァイル26である前記4次元のLUTの前段にCMYK
のトーンカーブ(ドットゲイン)を調整するためのCM
YKの各1次元LUT21〜24を挿入し、C→C′、
M→M′、Y→Y′、K→K′の変換を行って補正する
ことが必要となる。
【0053】例えば、プリンタ16で校正刷りとしての
ハードコピーHCを出力しようとする使用予定の印刷機
のトーンカーブ(所望の印刷条件のトーンカーブ)が、
予め与えられている標準的な印刷プロファイル26のト
ーンカーブ(このトーンカーブの形状は、通常、数学上
の直交xy平面上でy=xの直線に対して値0%と値1
00%の位置で一致し、中間部分ではy=xの直線に対
して上方に凸の曲線)よりもより上方に凸の特性を有す
る場合には、これを補うための上方に凸の特性をLUT
21〜24に設定すればよく、逆に、使用予定の印刷機
のトーンカーブが印刷プロファイル26のトーンカーブ
よりもより下方に凸の特性を有する場合には、これを補
うために下方に凸の特性をLUT21〜24に設定すれ
ばよい。
【0054】しかし、たとえ、LUT21〜24におい
て、補正用の1次元トーンカーブを設定した場合であっ
ても、実際に使用しようとする印刷本紙の紙色が、標準
的な印刷プロファイル26の印刷本紙の紙色{標準的な
印刷プロファイル26において、入力画像データIi
n′の値をC′=M′=Y′=K′=0としたときの出
力の測色値XYZ}よりも明るい色である場合には、紙
色を含むハイライト側(中間調の薄い色側)では、正確
に階調を変換することができない。
【0055】そこで、紙色の明るい方向への補正を可能
にするために測色変換用の紙色変換手段としてのLUT
31〜33が用いられる。この測色変換用のLUT31
〜33を作成する場合、印刷プロファイル26に対して
入力画像データIin′の値をIin′=0(C′=
M′=Y′=K′=0)として入力し、そのときの出力
の測色値XYZ(符号をX0Y0Z0とする。)を得
る。
【0056】次に、得られた測色データX0Y0Z0
を、周知の変換式によりCIELAB空間上の測色値
(以下、印刷プロファイル26の紙色の測色値ともい
う。)L** * に数学的に変換する。
【0057】次いで、印刷プロファイル26の紙色の測
色値L* * * の各L* 、a* 、b* について、その
測色値L* * * を中心として、明るさに係わるL*
の値を、その測色値L* を中心に少し変化させる。この
ため、L* ±ΔL、L* ±2ΔLの値を計算で得る。同
様に、略赤色に係わるa* の値を、その測色値a* を中
心に少し変化させる。このため、a* ±Δa、a* ±2
Δaの値を計算で得る。さらに、同様に、略黄色に係わ
るb* の値を、その測色値b* を中心に少し変化させ
る。このため、b* ±Δb、b* ±2Δbの値を計算で
得る。
【0058】次に、印刷プロファイル26の紙色の測色
値L* と計算で得たL* ±ΔL、L * ±2ΔLの値、印
刷プロファイル26の紙色の測色値a* と計算で得たa
* ±Δa、a* ±2Δaの値、および印刷プロファイル
26の紙色の測色値b* と計算で得たb* ±Δb、b*
±2Δbの値に基づき周知の変換式により、それぞれ測
色値データXYZに変換する。
【0059】このとき得られる測色値データXYZの数
は、後に図3を参照して説明するように、前記測色値の
全組み合わせからなり、(L* 、a* 、b* )を中心と
する組み合わせでは、(L* 、a* 、b* )の1組、
(L* 、a* ±Δa、b* )の2組、(L* 、a* ±2
Δa、b* )の2組、(L* 、a* 、b* ±Δb)の2
組、(L* 、a* 、b* ±2Δb)の2組、(L* 、a
* ±Δa、b* ±Δb)の4組、(L* 、a* ±Δa、
* ±2Δb)の4組、(L* 、a* ±2Δa、b* ±
Δb)の4組、(L* 、a* ±2Δa、b* ±2Δb)
の4組の合計25組の組み合わせがある。したがって、
全組み合わせでは、125組の組み合わせとなる。
【0060】そして、125組の組み合わせのLabデ
ータをそれぞれXYZデータに変換し、変換後の測色値
データXYZを、第2の測色値データIcv′=Ic
v′(X′,Y′,Z′)として、プリンタプロファイ
ル36によりRGB画像データIout{Iout=
(R,G,B)}に変換し、所定の順番に整列させて、
プリンタ16から、画像として、整列されたカラーパッ
チ群61〜65が形成されたカラーチャートCCを出力
する。
【0061】図4は、このカラーチャートCCの模式的
な構成を示している。なお、測色値としてCIEXYZ
ではなく、CIELABでΔL、Δa、Δbを単位とし
て少しずつ色を変化させたカラーチャートCCを出力さ
せたのは、XYZに比較してより人間の目の特性に合っ
ていると言われているからである。
【0062】図4に示すように、カラーチャートCCの
受像シートRS上には、上述した5×25=125個の
カラーパッチからなる5個のカラーパッチ群61〜65
が形成されている。例えば、中央のカラーパッチ群63
を構成する中央の符号■で表したカラーパッチ73は、
標準の印刷プロファイル26の紙色の測色値L* *
* から形成されたカラーパッチである。そして、そのカ
ラーパッチ73から右方向に形成されたカラーパッチ
は、右方向に進むに従い測色値が+Δaずつ増加された
カラーパッチを意味する。したがって、例えば、カラー
パッチ74は、測色値(L* 、a* +2Δa、b* +Δ
b)に対応するカラーパッチである。
【0063】そして、図5に示すように、実際に印刷に
使用しようとする(所望の印刷条件に対応する)印刷本
紙80を準備し、カラーパッチ部61〜65を構成する
各カラーパッチと一部を重ねて目視により色の差を確認
する。
【0064】この実施の形態においては、受像シートR
Sの紙色が、実際に印刷に使用しようとする印刷本紙8
0の紙色より明るい色であるので、通常、目視により容
易にほぼ一致する色(カラーパッチ)を探すことができ
る。したがって、カラーパッチの色と実際に印刷に使用
しようとする印刷本紙80の色(地色)の区別がつかな
いカラーパッチを見つけたとき、そのカラーパッチを形
成した測色値データの値、言い換えれば、プリンタプロ
ファイル36の入力値(上記125組の組み合わせのL
* * * データをXYZデータに変換したもののうち
のいずれかの値)を測色値データXαYαZαとする。
【0065】この場合、上述の印刷プロファイル26の
紙色の測色値データがX0Y0Z0(印刷プロファイル
26の紙色の測色値L* * * を測色値データXYZ
に変換した値。)であるとすれば、一般的に、測色値デ
ータXYZには線形性があるので、紙色変換用のLUT
31〜33には、それぞれ、Xα/X0、Yα/Y0、
Zα/Z0の傾きを設定すればよい。
【0066】このようにすれば、LUT31に入力され
る、例えば、測色値データXが測色値データX′(X′
=X×Xα/X0)に変換され、変換後の測色値データ
X′Y′、Z′に基づき、プリンタ16から出力された
ハードコピーHCの受像シートRS上の画像IMのハイ
ライト点付近の階調(ドットゲイン)を補正することが
できる。
【0067】なお、ユーザが測色計を所持している場合
には、カラーチャートCCを出力する必要はなく、実際
に使用しようとする印刷本紙80の紙色を測色計で測色
した測色値データを上述の測色値データXαYαZαと
すればよい。
【0068】そして、印刷プロファイル26の後段に紙
色補正をするための1次元のLUT31〜33を挿入す
ることにより、第1に、測色計が使用できる場合、ユー
ザは、実際に印刷に使用する印刷本紙80の測色値に基
づき紙色を直接補正することができる。第2に、標準の
印刷プロファイル26の紙色よりも明るい方向に、プリ
ンタ16で使用する受像シートRSの紙色の明るさまで
補正することができる。第3に、トーンカーブを調整す
ることなく、ドットゲインの関係を保持したまま、中間
調の薄い部分を適切に補正することができるという種々
の効果が達成される。
【0069】なお、ここで、第2および第3の効果は、
相互に独立な効果であり、紙色をどのような方向に変化
させても、ドットゲインの関係を保持したまま、中間調
の薄い部分を適切に補正することができる。
【0070】上述したように、中間調のドットゲイン
は、印刷プロファイル26の前段に配置した1次元LU
T21〜24により補正することができる。
【0071】したがって、上述の手順によれば、紙色の
補正、中間調の薄い部分のドットゲインの補正、残りの
中間調の部分での補正を行えることから、中間調の全て
の部分においてドットゲインの補正が可能となり、紙色
を補正して、受像シートRS上に印刷に忠実な色の画像
を再現することができる。
【0072】このようにして作成されたLUT21〜2
4、印刷プロファイル26およびLUT31〜33から
なる色変換手段は、ファイル名FNnが付けられてハー
ドディスク72の所定フォルダに格納される。
【0073】図6は、色変換手段としての印刷プロファ
イル26と紙色変換用の1次元LUT31、32、33
が対とされたファイルが複数個格納されているフォルダ
100の例を模式的に示している。
【0074】このフォルダ100には、ファイル番号が
FN1〜FN6までの6種類の色変換手段がファイルと
して格納されている。
【0075】ファイルのファイル名は、ファイル番号
と、所望の印刷本紙の属性(ここでは、メーカ名と紙名
とロット番号名、例えば、ファイル番号FN1では、
「A社アート紙ロットa」)からなる紙名を特定する名
前が含まれた検索用見出しと、標準の印刷プロファイル
26の紙の属性(ここでは紙名、例えば、ファイル番号
FN2では「標準アート紙」)とから構成され、ファイ
ル名(ファイル番号)FN1のファイルには、それぞ
れ、内容として、階調変換用LUT21〜24、標準の
印刷プロファイル26および紙色変換用のLUT31、
32、33が記憶されている。
【0076】この図6では、図3、図4、図5を参照し
て説明した印刷プロファイル26の印刷本紙が「標準ア
ート紙」であり、これから実際に使用しようとする所望
の印刷本紙80が「A社アート紙ロットa」に対応する
ものとして描いている。なお、同じ印刷本紙、例えば、
アート紙であっても、メーカ(会社)が異なっていた
り、製造ロットが異なっている場合には、その紙色(地
色)が微妙に異なっているので、所望の紙の属性として
は、紙名に加えてメーカ名(会社名)、ロット番号を含
めて管理する必要がある。
【0077】そのため、例えば、ファイル番号FN1の
色変換手段の紙色変換用のLUT31〜33の内容は、
標準アート紙の紙色を、その特定(A社アート紙ロット
a)の紙色に対応するように、上述した特定の紙色と標
準の紙色との測色値データの比(Xα/X0、Yα/Y
0、Zα/Z0)になっている。
【0078】この場合、ファイル番号FN3およびファ
イル番号FN6のファイルは、いずれも、所望の印刷本
紙80として「A社アート紙ロットa」を使用している
ので、紙色変換用の1次元LUT31、32、33の分
子の測色値データは、ファイル番号FN1と同じ測色値
のデータ(Xα、Yα、Zα)になっている。
【0079】これらファイル番号FN3およびファイル
番号FN6のファイルにおける印刷プロファイル26
は、それぞれ標準マット紙および標準コート紙から作成
されたものとなっており、紙色変換用の1次元LUT3
1、32、33の分母の測色値データ(X0m、Y0
m、Z0m)、(X0c、Y0c、Z0c)は、それぞ
れ、標準マット紙の印刷プロファイル26および標準コ
ート紙の印刷プロファイル26の入力側に、入力画像デ
ータIin′の値をIin′=0(C′=M′=Y′=
K′=0)として入力したときの出力の測色値XYZと
して得られるものとなっている。
【0080】ここで、所望の印刷本紙80である「A社
アート紙ロットa」に変えて、さらに別の所望の印刷本
紙80′として「D社アート紙ロットb」を使用するも
のとする(図8参照)。この印刷本紙80′の測色値デ
ータが、ファイル番号FN1の印刷プロファイル26を
利用して、上述した手順のように求めて(図5参照)測
色値データ(Xα′、Yα′、Zα′)が得られたもの
とする。
【0081】このとき、例えば、ファイル番号FN1の
検索用見出しを「A社アート紙ロットa」から「D社ア
ート紙ロットb」に変更し、紙色変換用の1次元LUT
31〜33の内容を「A社アート紙ロットa」対応の
(Xα/X0、Yα/Y0、Zα/Z0)から「D社ア
ート紙ロットb」対応の(Xα′/X0、Yα′/Y
0、Zα′/Z0)に変更する。これは、例えば、紙色
変換用の1次元LUT31で説明すると、図7に示すよ
うに、1次元LUTの分数で表される傾斜を「Xα/X
0」からその分母は変更せずに分子のみを変更した傾斜
「Xα′/X0」に変更することを意味している。
【0082】このような状態において、ユーザによりキ
ーボード14Kの操作を利用して、他の「A社アート紙
ロットa」対応の色変換手段を「D社アート紙ロット
b」対応の色変換手段への変更要求がなされると、制御
部79は、ハードディスク72内のフォルダ100(図
6参照)を参照し、該フォルダ100に格納されている
ファイルの検索用見出し(紙の属性)を、前記所望の印
刷本紙80の紙名「A社アート紙ロットa」で検索して
探しだし、該当する前記所望の印刷本紙80を使用する
色変換手段のファイル番号を特定し(この図6例では、
ファイル番号FN3とファイル番号FN6)、特定した
ファイル番号FN3とファイル番号FN6のファイルを
構成する紙色変換手段としての紙色変換用の1次元LU
T31〜33の内容を前記別の所望の印刷本紙80′を
使用するものに変更するとともに、ファイルを構成する
検索用見出し(ファイル名)を前記別の所望の印刷本紙
80′の紙名「D社アート紙ロットb」に変更する。す
なわち、変更を自動的に流用(複写)する。
【0083】この制御部79による検索自動変更処理に
より内容が書き換えられたフォルダ100′の内容を図
8に示す。
【0084】この図8から明らかなように、異なる印刷
本紙(例えば、標準アート紙、標準マット紙、標準コー
ト紙)に対応する複数の異なる色変換手段(たとえば、
ファイル番号FN1、FN3、FN6の色変換手段)が
存在するとき、ある色変換手段(この場合、ファイル番
号FN1の色変換手段)を所望の印刷本紙(この場合、
「D社アート紙ロットb」)に対応するように変更した
とき、他の色変換手段(この場合、ファイル番号FN3
とFN6の色変換手段)を簡易に所望の印刷本紙(この
場合、「D社アート紙ロットb」)に対応するように自
動的に変更することができる。
【0085】すなわち、図8に示すように、予め紙の属
性に対応して付けられた検索用見出しを参照して探し出
した所望の属性を有する紙名、ここでは、「A社アート
紙ロットa」を有するファイル番号FN3とFN6のフ
ァイルが、別の所望の属性を有する紙名「D社アート紙
ロットb」に変更されるとともに、紙色変更用の1次元
LUT31、32、33の内容中、分数の分子の「A社
アート紙ロットa」に対応する測色値(Xα、Yα、Z
α)が、「D社アート紙ロットb」に対応する測色値
(Xα′、Yα′、Zα′)に変更される。なお、分数
の分母は、標準のプロファイルの紙の測色値であるので
変更する必要がない。
【0086】このように上述した実施の形態によれば、
同じ所望の印刷本紙を使用する複数の色変換手段に対し
て、紙色の調整を反映した新たな色変換手段を容易に作
成することができるという効果が達成される。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、異なる印刷本紙に対応する複数の異なる色変換手段
が存在するとき、ある色変換手段で所望の印刷本紙に対
応するように変更したとき、他の色変換手段を簡易に前
記所望の印刷本紙に対応するように変更するために、色
変換手段を構成する紙色変換手段中、少なくとも1つの
紙色変換手段が、所望の印刷本紙から別の所望の印刷本
紙を使用するものに変更されたとき、この変更を残りの
色変換手段を構成する紙色変換手段に流用(複写)し、
残りの紙色変換手段を別の所望の印刷本紙を使用するも
のに変更するようにしている。このため、色変換手段を
所望の印刷本紙に対応するものに簡単に変更することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態が適用された印刷プル
ーフ作成システムの構成を示すブロック図である。
【図2】ホストコンピュータの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】色変換部の構成を示すブロック図である。
【図4】プリンタから出力されるハードコピーであっ
て、実際に印刷に使用しようとする所望の印刷本紙の紙
色の測色値L* * * を中心に、L* * * の各値
を各方向に少しずつ変化させたパッチが形成されたカラ
ーチャートを示す線図である。
【図5】カラーチャートを構成するカラーパッチの色
と、実際に印刷に使用しようとする所望の印刷本紙の紙
色とを比較している状態を示す説明図である。
【図6】複数の印刷プロファイルのファイルを格納する
フォルダを模式的に示す線図である。
【図7】紙色の変更に対応して測色値データを変更する
場合の概念説明に供される線図である。
【図8】所望の紙色に対応するように印刷プロファイル
が自動的に変更された後の複数の印刷プロファイルのフ
ァイルを格納するフォルダを模式的に示す線図である。
【符号の説明】
2…カラースキャナ 4…フイルムプリン
タ 6…電子集版装置 8…カラー画像記録
装置 10…印刷プルーフ作成システム 12…ワークステー
ション 14…ホストコンピュータ 16…プリンタ(印
刷用プルーファ) 20…色変換部(色変換手段) 26…印刷プロファイル(標準の色変換手段) 31、32、33…紙色変換用の1次元LUT(紙色変
換手段) 61、62、63、64、65…カラーパッチ群 80、80′…印刷本紙 100、100′…
フォルダ IM…画像 HC…ハードコピー RS…受像シート X0Y0Z0…標準の印刷本紙の測色値データ XαYαZα…所望の印刷本紙の測色値データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z Fターム(参考) 2C087 AA15 AB01 AB05 BA03 BA07 BB02 BD31 CB04 2C262 AA24 AA29 AB11 BA01 BC17 EA11 5B057 AA11 BA02 BA28 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH07 CH18 DC25 DC36 5C077 LL12 MM27 MP08 PP15 PP31 PP32 PP33 PP37 PP38 PQ08 PQ22 PQ23 TT02 TT08 5C079 HA19 HB01 HB03 HB05 HB12 KA04 LA31 LB02 LB13 MA01 MA04 MA10 NA03 PA03 PA07 PA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準の複数の印刷本紙毎に作成され、デバ
    イス依存の画像データをそれぞれ測色値データに変換す
    る複数の標準の色変換手段と、 前記各標準の色変換手段の後段にそれぞれ配され、所望
    の印刷本紙を使用するために前記各標準の印刷本紙と前
    記所望の印刷本紙との紙色の差を補正する紙色変換手段
    とを備え、 前記紙色変換手段中、少なくとも1つの紙色変換手段
    が、前記所望の印刷本紙から別の所望の印刷本紙を使用
    するものに変更されたとき、この変更を残りの紙色変換
    手段に流用し、該残りの紙色変換手段を前記別の所望の
    印刷本紙を使用するものに変更することを特徴とする色
    変換手段の変更方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の色変換手段の変更方法にお
    いて、 前記各標準の色変換手段とこれに対応する前記紙色変換
    手段が対とされて各ファイルとされ、かつ、該各ファイ
    ルのファイル名が前記所望の印刷本紙の紙名またはこの
    紙名を特定する名前が含まれたものとされて記憶手段に
    記憶されているときに、 前記変更を残りの紙色変換手段に流用するとき、前記記
    憶手段の前記ファイルを前記所望の印刷本紙の紙名また
    はこの紙名を特定する名前で検索して探しだし、探しだ
    された前記所望の印刷本紙の紙名またはこの紙名を特定
    する名前が含まれたファイルを構成する前記紙色変換手
    段を、前記別の所望の印刷本紙を使用するものに変更す
    るとともに、前記各ファイル名を前記別の所望の印刷本
    紙の紙名またはこの紙名を特定する名前を含むものに変
    更することを特徴とする色変換手段の変更方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の方法において、 前記デバイス依存の画像データがCMYK画像データで
    あるとき、前記標準の印刷本紙の紙色の測色値データ
    は、前記標準の色変換手段に対して、C=M=Y=K=
    0値を入力したときの出力に得られる測色値データ(A
    とする。)とされ、 前記所望の印刷本紙の紙色の測色値データ(Bとす
    る。)および前記別の所望の印刷本紙の紙色の測色値デ
    ータ(Cとする。)が得られているとき、 前記紙色変換手段は、その構成がB/AからC/Aに自
    動的に変更されることを特徴とする色変換手段の変更方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037045A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
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