JPH0523322A - 医用カプセル装置 - Google Patents
医用カプセル装置Info
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Abstract
成で医用カプセルを体腔内に固定でき、しかも生体組織
を傷付ける虞のない医用カプセル装置を提供することを
目的とする。 【構成】医用カプセル2にクリップ3を取付け、このク
リップ3で体腔内の生体組織を挟んで医用カプセル2を
体腔内に固定するようにしたことを特徴とする。
Description
剤投与あるいは体液採取などに用いられる医用カプセル
装置に関する。
定する手段として、カプセル本体にPHセンサを設けた
医用カプセル装置が従来より知られている。しかし、こ
の種の医用カプセル装置は、患者の経口部から体腔内に
投与され、胃や腸などの消化管内を通過する過程でPH
値を測定するものであったため、所望の位置でPH値を
長時間にわたり測定することができなかった。
に、医用カプセルを体腔内に固定する固定手段を備えた
医用カプセル装置が特開昭58−19232号公報に開
示されている。
た従来の医用カプセル装置は、固定手段が針状部材と、
この針状部材をカプセル内から外部へ突出させる付勢部
材と、この付勢部材の付勢力に抗して針状部材をカプセ
ル内に保持する糸状部材とで構成されているため、カプ
セルが大型化するとともに、構成が複雑になるという問
題があった。また、従来の医用カプセル装置は針状部材
を体腔壁に刺して医用カプセルを体腔内に固定するた
め、生体組織を傷付ける可能性があった。
たものであり、その目的はカプセルを大型化させること
なくかつ簡単な構成で医用カプセルを体腔内に固定で
き、しかも生体組織を傷付ける虞のない医用カプセル装
置を提供しようとするものである。
するために本発明は、医用カプセルと、この医用カプセ
ルに取付けられ体腔内の生体組織を挟持するクリップと
を具備したものである。
内に固定する手段としてクリップを用いることにより、
カプセルを大型化させることなくかつ簡単な構成で医用
カプセルを体腔内に固定でき、しかも生体組織を傷付け
る心配もない。
する。
セル装置を示す図であり、この医用カプセル装置1は同
図に示すように、医用カプセル2にクリップ3を固定し
て構成されている。
挟持するためのものであり、例えば帯状の金属薄板5を
中央部分でU字状に折り曲げた後、その両端部分をV字
形に交差させて形成されている。
1を体腔内に留置する場合には、まず図1(a)に示す
ように医用カプセル装置1を可撓性チューブ6内に収納
し、クリップ3の後端部に設けられた引掛け部3aにフ
ック部材7を係止させた状態で可撓性チューブ6を体腔
内に導入する。そして、可撓性チューブ6の先端を体腔
内の生体組織4に接近させ、プッシャチューブ8により
医用カプセル装置1を可撓性チューブ6の先端から押し
出し、図1(b)に示すようにクリップ3を拡開させ
る。
結された連結板9をワイヤ10により手元側に引き寄
せ、クリップ3の後端部分をプッシャチューブ8の先端
に嵌合した筒体11に嵌合させる。これによりクリップ
3は閉成された状態となり、生体組織4を挟持する。そ
して、この状態で可撓性チューブ6を後退させると、図
1(c)に示すように筒体11がプッシャチューブ8の
先端から外れ、クリップ3を閉成状態に保持する。
にクリップ3を取付けたので、医用カプセル2を体腔内
の任意の場所に固定することができる。したがって、従
来のように医用カプセル内に針状部材や付勢部材を設け
る必要がないので、カプセルを大型化させることなくか
つ簡単な構成で医用カプセルを体腔内に固定することが
できる。また、針状部材を付勢部材の付勢力により生体
組織に突き刺す必要がないので、生体組織を傷付ける心
配もない。次に本発明の第2実施例を図2に示す。な
お、図1に示したものと同一部分には同一符号を付して
説明する。
定されたクリップであり、このクリップ12は形状記憶
合金からなる金属薄板をU字状に折り曲げて形成されて
いる。
いて医用カプセル2を体腔内に固定する場合には、図2
(a)に示すようにクリップ12を可撓性チュ−ブ6内
に収納し、可撓性チュ−ブ6内に設けられたフック部材
7をクリップ12の後端部に係止させた状態で可撓性チ
ューブ6を体腔内に導入する。そして、可撓性チューブ
6の先端を体腔内の生体組織4に接近させ、プッシャチ
ューブ8によりクリップ12を可撓性チューブ6の先端
から押し出し、図2(b)に示すようにクリップ12を
拡開させる。
端に設けられた加熱チップ13でクリップ12を所定温
度(体温以上)に加熱すると、図2(c)に示すように
クリップ12が予め記憶させておいた形状に変化し、生
体組織4を挟持する。
第1実施例と同様に、カプセルを大型化させることなく
かつ簡単な構成で医用カプセルを体腔内に固定すること
ができ、しかも生体組織を傷付ける心配もない。
腔内に導入する際にクリップ12を可撓性チュ−ブ6内
に収容したが、図3に示すように医用カプセル2の後端
に突起部14を設け、この突起部14を内視鏡15の鉗
子口16から突出した把持鉗子17で把持するようにし
てもよい。そして、内視鏡15の鉗子口16からクリッ
プ12に温水又は温風を吹き付けてクリップ12を閉成
させるようにしてもよい。
体腔内に固定する手段として開閉型のクリップ12を用
いたが、図4に示すように形状記憶合金からなるループ
状のクリップ18を用い、このクリップ18のループ部
19で生体組織4を挟持するようにしてもよい。
5において、21は医用カプセルであり、この医用カプ
セル21のカプセル本体22には、薬剤放出孔23と体
液吸入孔24がカプセル本体22の両端部に設けられて
いる。また、カプセル本体22内には高吸水性樹脂(又
はメカノケミカルゲル)25およびベローズ容器26が
設けられている。
内に収容された薬剤27を薬剤放出孔23から外部に放
出させるためのものであり、体液吸入孔24からカプセ
ル本体22内に流入した体液を吸収すると、体積が膨脹
するようになっている。なお、カプセル本体22はゴム
等の弾性材からなる筒状容器28の両端開口に合成樹脂
等からなる硬質の蓋部材29,30を嵌合固定して形成
されている。
れたクリップであり、このクリップ31は形状記憶合金
からなる線材を「く」の字形に折り曲げて形成されてい
る。上記のように構成される医用カプセル装置では、体
液吸入孔24からカプセル本体22内に流入した体液が
高吸水性樹脂25に吸水されると、高吸水性樹脂25が
体積膨脹し、ベローズ容器26の底面部を圧迫する。こ
れによりベローズ容器26が開口方向に収縮変形し、薬
剤27を薬剤放出孔23から外部へ放出する。
ル装置では、図示しない内視鏡の鉗子口から突出させた
挟持鉗子で医用カプセル21を挟持し、クリップ31の
先端部を胃壁等の体腔壁に接近または当接させた状態で
内視鏡の鉗子口からクリップ31に体温以上の温水(又
は温風)を吹き付けると、クリップ31が胃壁等の生体
壁を挟持するので、医用カプセル21を体腔内に固定す
ることができる。
乃至第4実施例と同様に、カプセルを大型化させること
なくかつ簡単な構成で医用カプセル21を体腔内に固定
することができ、しかも生体組織を傷付ける心配もな
い。
弾性材からなる筒状容器28と、この筒状容器28の両
端に嵌合する蓋部材29,30とで構成されているの
で、図6に示すように内視鏡の湾曲に追従してカプセル
本体22も湾曲する。したがって、内視鏡のチャンネル
を介して医用カプセル21を体腔内の目的部位に導入す
ることができる。
弾性材からなる筒状容器28と、この筒状容器28の両
端に嵌合する蓋部材29,30とで構成したが、図7に
示すように筒状容器28をベローズ32で形成してもよ
い。
8において、41は球形をなす3つのカプセル本体42
a,42b,42cを可撓性ワイヤ43a,43bで連
結してなる医用カプセルであり、この医用カプセル41
の各カプセル本体42a,42b,42c内には高吸水
性樹脂(又はメカノケミカルゲル)44およびバルーン
45が設けられている。また、カプセル本体42a,4
2b,42cには、カプセル本体42a,42b,42
c内に体液を取り入れて高吸水性樹脂44を膨脹させる
ための体液吸入孔46およびバルーン45内に収容され
た薬剤47を外部へ放出させるための薬剤放出孔48が
形成されている。さらに、カプセル本体42aには、医
用カプセル41を体腔内に固定するための形状記憶合金
からなるクリップ49が固定されている。
医用カプセル41にクリップ49が取付けられているの
で、前述した第1乃至第6実施例と同様にカプセルを大
型化させることなくかつ簡単な構成で医用カプセルを体
腔内に固定することができ、しかも生体組織を傷付ける
心配もない。
個のカプセル本体42a,42b,42cを可撓性ワイ
ヤ43a,43bで連結して医用カプセル41を形成し
ているので、前述した第6実施例と同様に内視鏡の湾曲
に追従して医用カプセル41を湾曲させることができ
る。
り、この実施例に係る医用カプセル装置はカプセル本体
51と、このカプセル本体51に紐52を介して連結さ
れたクリップ53と、カプセル本体51に設けられた半
導体圧力センサ54と、この半導体圧力センサ54で検
出した膀胱内圧値を腕時計57に組み込まれた受信回路
(図示せず)に送信するテレメトリー回路55と、この
テレメトリー回路55および半導体圧力センサ54に駆
動用電源を供給する電源回路56とで構成されている。
半導体圧力センサ54で検出した膀胱内圧値をテレメト
リー回路55から腕時計57に組み込まれた受信回路
(図示せず)に送信できるので、患者の負担を少なくす
ることができるとともに、平常時の膀胱圧を連続して測
定することができる。
4で検出した膀胱内圧値をテレメトリー回路55から体
外の受信回路に送信するようにしたが、図10に示すよ
うにカプセル本体51に記録回路58を設け、この記録
回路58に半導体圧力センサ54の検出値を記録するよ
うにしてもよい。また、カプセル本体51内に比重の大
きい充填剤59を充填してカプセル本体51が膀胱内で
浮くのを防止するようにしてもよい。さらに、カプセル
本体51の表面を親水潤滑処理してチャンネル内を通過
し易くしてもよい。
セルと、この医用カプセルに取付けられ体腔内の生体組
織を挟持するクリップとを具備したものである。したが
って、医用カプセル内に針状部材や付勢部材を設ける必
要がないので、カプセルを大型化させることなくかつ簡
単な構成で医用カプセルを体腔内に固定することができ
る。また、針状部材を付勢部材の付勢力により生体組織
に突き刺す必要がないので、生体組織を傷付ける心配も
ない。
示す図。
示す図。
示す図。
示す図。
示す図。
図。
示す図。
示す図。
示す図。
を示す図。
12,18,31…クリップ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 医用カプセルと、この医用カプセルに取
付けられ体腔内の生体組織を挟持するクリップとを具備
したことを特徴とする医用カプセル装置。
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