JP3285235B2 - 生体内観察用カプセル装置 - Google Patents
生体内観察用カプセル装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内の病変部を観察
する診断用カプセル装置に関する。
する診断用カプセル装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、胃内の病変、例えば、潰瘍など
は発赤または凹凸を伴なうため、その病変部と正常部位
との区別が視覚上可能である。この病変は、治癒の過程
では凹凸がなくなり、また、発赤の度合も、徐々に周辺
の正常部位と同じ程度になってゆく。しかしながら、近
年、凹凸を伴なわない病変が増加しており、この病変を
発見する上では、その発赤状態、つまり、色の違いを正
しく認識することが増々重要となってきている。
は発赤または凹凸を伴なうため、その病変部と正常部位
との区別が視覚上可能である。この病変は、治癒の過程
では凹凸がなくなり、また、発赤の度合も、徐々に周辺
の正常部位と同じ程度になってゆく。しかしながら、近
年、凹凸を伴なわない病変が増加しており、この病変を
発見する上では、その発赤状態、つまり、色の違いを正
しく認識することが増々重要となってきている。
【０００３】そこで、治癒後、定期的に経過観察を行
い、病変が再発生していないか調べることが重要であ
る。このため、従来ではその検査の都度、内視鏡を患者
の胃内に挿入し、医師は色の変化を注意深く観察して、
治癒の状態と再発の有無を確認していた。
い、病変が再発生していないか調べることが重要であ
る。このため、従来ではその検査の都度、内視鏡を患者
の胃内に挿入し、医師は色の変化を注意深く観察して、
治癒の状態と再発の有無を確認していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内視鏡
検査は、前日から食事の制限があったり、患者が病院へ
出向く労力、さらには内視鏡の挿入時の患者の苦痛な
ど、患者の負担はかなり大きい。また、経過観察の間隔
が広過ぎると、その途中で再発が起きても、次の内視鏡
検査まで発見できない。一方、経過観察の間隔が狭過ぎ
ると前述の患者の負担は増大してしまうという問題点が
あった。
検査は、前日から食事の制限があったり、患者が病院へ
出向く労力、さらには内視鏡の挿入時の患者の苦痛な
ど、患者の負担はかなり大きい。また、経過観察の間隔
が広過ぎると、その途中で再発が起きても、次の内視鏡
検査まで発見できない。一方、経過観察の間隔が狭過ぎ
ると前述の患者の負担は増大してしまうという問題点が
あった。
【０００５】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、患者の苦痛が少なく、ま
た、継続的に体腔内の病変部の色合いを診断することが
できる手段を有した診断用カプセル装置を提供すること
にある。
で、その目的とするところは、患者の苦痛が少なく、ま
た、継続的に体腔内の病変部の色合いを診断することが
できる手段を有した診断用カプセル装置を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の生体内観察用カ
プセル装置は、生体内の所定の目的観察部位を所定の観
察方向から観察して該目的観察部位の情報を得る観察手
段と、前記観察手段を前記生体の前記目的観察部位に対
して固定するための生体固定手段と、前記生体固定手段
を前記生体の前記目的観察部位に固定したときに前記観
察手段の観察方向が前記生体の前記目的観察部位の方向
となる様、前記生体固定手段に前記観察手段を取付固定
した取り付け固定手段と、を有することを特徴とするも
のである。また、本発明の生体内観察用カプセル装置
は、前記観察手段で得られた情報を外部の受信機に送信
する送信手段をさらに有するものを含む。
プセル装置は、生体内の所定の目的観察部位を所定の観
察方向から観察して該目的観察部位の情報を得る観察手
段と、前記観察手段を前記生体の前記目的観察部位に対
して固定するための生体固定手段と、前記生体固定手段
を前記生体の前記目的観察部位に固定したときに前記観
察手段の観察方向が前記生体の前記目的観察部位の方向
となる様、前記生体固定手段に前記観察手段を取付固定
した取り付け固定手段と、を有することを特徴とするも
のである。また、本発明の生体内観察用カプセル装置
は、前記観察手段で得られた情報を外部の受信機に送信
する送信手段をさらに有するものを含む。
【０００７】
【実施例】図１〜図４は本発明の一実施例に係る診断用
カプセル装置を示している。この診断用カプセル装置１
は、図１で示すように診断用カプセル２と、これに取り
付けたクリップ３とから構成されている。前記クリップ
３は後述するように胃壁等の生体組織部位４を挟持する
ためのものであり、例えば帯状の金属薄板を中央部分で
Ｕ字状に折り曲げた後、その両端部分をＶ字形に交差さ
せて一対の挾持片６，６を形成してなり、中央のループ
部分７に後述するフック部材８の先端に形成した引掛け
部９を着脱自在に掛止させるようになっている。
カプセル装置を示している。この診断用カプセル装置１
は、図１で示すように診断用カプセル２と、これに取り
付けたクリップ３とから構成されている。前記クリップ
３は後述するように胃壁等の生体組織部位４を挟持する
ためのものであり、例えば帯状の金属薄板を中央部分で
Ｕ字状に折り曲げた後、その両端部分をＶ字形に交差さ
せて一対の挾持片６，６を形成してなり、中央のループ
部分７に後述するフック部材８の先端に形成した引掛け
部９を着脱自在に掛止させるようになっている。
【０００８】この診断用カプセル装置１は、操作具１０
によって経内視鏡的に体腔内に導入される。操作具１０
は可撓性チューブ１１とこれに挿入されるプッシャチュ
ーブ１２からなり、プッシャチューブ１２の先端には締
結用筒体１３が嵌合して着脱自在に連結されている。プ
ッシャチューブ１２内には操作ワイヤ１５が挿通され、
この操作ワイヤ１５の先端には掛止ピン１６を有した連
結部材１７が連結されている。掛止ピン１６は板状のフ
ック部材８の後端に形成した達磨形状の孔１８に対して
着脱自在に嵌着して掛止する。
によって経内視鏡的に体腔内に導入される。操作具１０
は可撓性チューブ１１とこれに挿入されるプッシャチュ
ーブ１２からなり、プッシャチューブ１２の先端には締
結用筒体１３が嵌合して着脱自在に連結されている。プ
ッシャチューブ１２内には操作ワイヤ１５が挿通され、
この操作ワイヤ１５の先端には掛止ピン１６を有した連
結部材１７が連結されている。掛止ピン１６は板状のフ
ック部材８の後端に形成した達磨形状の孔１８に対して
着脱自在に嵌着して掛止する。
【０００９】診断用カプセル２は一方の挾持片６の内側
に取り付け固定される。そして、一対の挾持片６，６が
閉じたとき、その挾持片６，６間の中心に略位置する。
図４で示すように、診断用カプセル２には生体壁の赤色
の度合を検出する検出手段としての赤色センサ２１と、
この近傍に位置してその赤色センサ２１からの出力を電
波で体外の受信機（図示しない。）に送信する送信手段
としての送信部２２とが設けられている。
に取り付け固定される。そして、一対の挾持片６，６が
閉じたとき、その挾持片６，６間の中心に略位置する。
図４で示すように、診断用カプセル２には生体壁の赤色
の度合を検出する検出手段としての赤色センサ２１と、
この近傍に位置してその赤色センサ２１からの出力を電
波で体外の受信機（図示しない。）に送信する送信手段
としての送信部２２とが設けられている。
【００１０】このように構成される診断用カプセル装置
１を体腔内に留置する場合には、まず、図１に示すよう
に医用カプセル装置１を可撓性チューブ１１内に収納
し、クリップ３の後端部に設けられたループ部分７にフ
ック部材８を係止させた状態で可撓性チューブ１１を体
腔内に導入する。そして、内視鏡等の機能を利用して可
撓性チューブ１１の先端を体腔内の病変部位における生
体組織部位４に接近させる。ついで、図３の（ａ）で示
すように、プッシャチューブ１２により、その医用カプ
セル装置１を可撓性チューブ１１の先端から押し出し、
クリップ３の一対の挾持片６，６を拡開させる。
１を体腔内に留置する場合には、まず、図１に示すよう
に医用カプセル装置１を可撓性チューブ１１内に収納
し、クリップ３の後端部に設けられたループ部分７にフ
ック部材８を係止させた状態で可撓性チューブ１１を体
腔内に導入する。そして、内視鏡等の機能を利用して可
撓性チューブ１１の先端を体腔内の病変部位における生
体組織部位４に接近させる。ついで、図３の（ａ）で示
すように、プッシャチューブ１２により、その医用カプ
セル装置１を可撓性チューブ１１の先端から押し出し、
クリップ３の一対の挾持片６，６を拡開させる。
【００１１】この状態で、フック部材８の後端に連結さ
れた連結部材１７を操作ワイヤ１５により手元側に引き
寄せ、クリップ３の後端部分をプッシャチューブ１２の
先端に嵌合した締結用筒体１３に嵌合させる。これによ
りクリップ３は閉成された状態となり、生体組織部位４
を挟持する。そして、この状態で可撓性チューブ１１を
後退させると、図３の（ｂ）で示すように筒体１３がプ
ッシャチューブ１２の先端から外れ、クリップ３の一対
の挾持片６，６を閉成状態に保持する。したがって、一
対の挾持片６，６は生体組織部位４を挟持して定位置に
保持する。そして、この留置状態で、診断用カプセル２
は、その赤色センサ２１により生体組織部位４の赤色の
度合を検出する。赤色センサ２１からの出力は送信部２
２で体外の受信機（図示しない。）に電波で送信する。
しかして、体外から生体組織部位４の赤色の度合を知る
ことができる。
れた連結部材１７を操作ワイヤ１５により手元側に引き
寄せ、クリップ３の後端部分をプッシャチューブ１２の
先端に嵌合した締結用筒体１３に嵌合させる。これによ
りクリップ３は閉成された状態となり、生体組織部位４
を挟持する。そして、この状態で可撓性チューブ１１を
後退させると、図３の（ｂ）で示すように筒体１３がプ
ッシャチューブ１２の先端から外れ、クリップ３の一対
の挾持片６，６を閉成状態に保持する。したがって、一
対の挾持片６，６は生体組織部位４を挟持して定位置に
保持する。そして、この留置状態で、診断用カプセル２
は、その赤色センサ２１により生体組織部位４の赤色の
度合を検出する。赤色センサ２１からの出力は送信部２
２で体外の受信機（図示しない。）に電波で送信する。
しかして、体外から生体組織部位４の赤色の度合を知る
ことができる。
【００１２】この実施例の構成によれば、赤色センサ２
１と送信部２２を設けたカプセル２にクリップ３を取り
付けているため、そのカプセル２を体腔内の任意の場所
に固定できる。そして、常時、生体の発赤具合を体外か
らモニタすることができる。なお、生体壁に固定する手
段としては、上述したようなクリップ３に限定されるも
のではなく、例えば形状記憶合金などを用いたものでも
良い。
１と送信部２２を設けたカプセル２にクリップ３を取り
付けているため、そのカプセル２を体腔内の任意の場所
に固定できる。そして、常時、生体の発赤具合を体外か
らモニタすることができる。なお、生体壁に固定する手
段としては、上述したようなクリップ３に限定されるも
のではなく、例えば形状記憶合金などを用いたものでも
良い。
【００１３】図５は医用カプセル装置を示すものであ
る。この医用カプセル装置３０はカプセル本体３１を有
し、カプセル本体３１は受信装置３２と複数個の駆動装
置（例えばモータ等）３３が組み込まれている。駆動装
置３３は、複数の横脚３４を突き出しおよび引き込む操
作を行うものと、前方へ延びる腕３５を突き出しおよび
引き込む操作を行うものとがある。前方へ延びる腕３５
の先端には複数の手部３６が設けられている。横脚３４
と手部３５の各先端には体腔壁に引っ掛りを与えるため
の吸盤部３７が取り付けられている。
る。この医用カプセル装置３０はカプセル本体３１を有
し、カプセル本体３１は受信装置３２と複数個の駆動装
置（例えばモータ等）３３が組み込まれている。駆動装
置３３は、複数の横脚３４を突き出しおよび引き込む操
作を行うものと、前方へ延びる腕３５を突き出しおよび
引き込む操作を行うものとがある。前方へ延びる腕３５
の先端には複数の手部３６が設けられている。横脚３４
と手部３５の各先端には体腔壁に引っ掛りを与えるため
の吸盤部３７が取り付けられている。
【００１４】次に、この医用カプセル装置３０の作用を
説明する。管腔３８内において、医用カプセル装置３０
が、横脚３４を同時に繰出し、その管腔３８の壁面に係
止する。このＡの位置からカプセル本体３１を移動させ
る場合には、腕３５を前方へ突き出すことにより、その
手部３６が管腔３８の壁面を把持する。この後、横脚３
４を同時に引き込んで収納するとともに、腕３５をガイ
ドにカプセル本体３１を点線で示すＢの位置まで前進さ
せ、手部３６を収納する。この動作を繰り返すことによ
りカプセル本体３１を走行させることができる。この動
作の制御は体外から電波等で受信装置３２に信号を送
り、リモコン操作で行う。この構成によれば、医用カプ
セル装置３０に推進機能を付加できる。
説明する。管腔３８内において、医用カプセル装置３０
が、横脚３４を同時に繰出し、その管腔３８の壁面に係
止する。このＡの位置からカプセル本体３１を移動させ
る場合には、腕３５を前方へ突き出すことにより、その
手部３６が管腔３８の壁面を把持する。この後、横脚３
４を同時に引き込んで収納するとともに、腕３５をガイ
ドにカプセル本体３１を点線で示すＢの位置まで前進さ
せ、手部３６を収納する。この動作を繰り返すことによ
りカプセル本体３１を走行させることができる。この動
作の制御は体外から電波等で受信装置３２に信号を送
り、リモコン操作で行う。この構成によれば、医用カプ
セル装置３０に推進機能を付加できる。
【００１５】図６は他の医用カプセル４０を示すもので
あり、この医用カプセル４０の本体内には磁性流体（又
は磁石）４１を内蔵している。さらに、この医用カプセ
ル４０の本体からはその医用カプセル４０を制御する信
号を伝送するリード線４２が導出している。この医用カ
プセル４０は体内の管腔４３内に入れられ、体表４４に
設置した磁界（場）発生装置４５によって発生する磁場
内にある。
あり、この医用カプセル４０の本体内には磁性流体（又
は磁石）４１を内蔵している。さらに、この医用カプセ
ル４０の本体からはその医用カプセル４０を制御する信
号を伝送するリード線４２が導出している。この医用カ
プセル４０は体内の管腔４３内に入れられ、体表４４に
設置した磁界（場）発生装置４５によって発生する磁場
内にある。
【００１６】そして、磁界（場）発生装置４５を動作さ
せて体外から医用カプセル４０に磁界（場）を加えるこ
とにより、磁性流体（又は磁石）４１は磁力を受け、磁
界（場）発生装置４５に追従して管腔４３内を進む。つ
まり、体内の管腔４３内の医用カプセル４０を外部から
誘導できる。しかして、この構成によれば、医用カプセ
ル４０に複雑な推進機構を設けることなく、安価で小型
な医用カプセル４０を提供できることができる。
せて体外から医用カプセル４０に磁界（場）を加えるこ
とにより、磁性流体（又は磁石）４１は磁力を受け、磁
界（場）発生装置４５に追従して管腔４３内を進む。つ
まり、体内の管腔４３内の医用カプセル４０を外部から
誘導できる。しかして、この構成によれば、医用カプセ
ル４０に複雑な推進機構を設けることなく、安価で小型
な医用カプセル４０を提供できることができる。
【００１７】図７は血管内走行式カプセルの例を示すも
のである。このカプセル５０は、これを導入する血管５
１の内径に適合した外径の筒状に形成したカプセル本体
５２を有している。カプセル本体５２の外周には、血管
５１の内壁面に当たる髭状の滑止め５３が設けられてい
る。カプセル本体５２にはその外周面から一部を露出し
て前記血管５１の内面に転接する一対の走行用車輪５
４，５４が設けられている。
のである。このカプセル５０は、これを導入する血管５
１の内径に適合した外径の筒状に形成したカプセル本体
５２を有している。カプセル本体５２の外周には、血管
５１の内壁面に当たる髭状の滑止め５３が設けられてい
る。カプセル本体５２にはその外周面から一部を露出し
て前記血管５１の内面に転接する一対の走行用車輪５
４，５４が設けられている。
【００１８】この走行用車輪５４，５４は対向して配置
され、その間には２つのギア５５，５５が車輪５４，５
４と一列に並べて配置されている。ギア５５，５５はギ
アポンプのように互いに噛合しており、さらに、各ギア
５５，５５は隣接対応する車輪５４，５４に対しては転
接している。筒状のカプセル本体５２の中空孔５６を流
れる血流は互いに噛み合うギア５５，５５を回転する。
血流によってギア５５，５５が回転することにより、血
管５１の内面に転接する車輪５４，５４を駆動し、血流
と逆方向へカプセル本体５２を走行させる。
され、その間には２つのギア５５，５５が車輪５４，５
４と一列に並べて配置されている。ギア５５，５５はギ
アポンプのように互いに噛合しており、さらに、各ギア
５５，５５は隣接対応する車輪５４，５４に対しては転
接している。筒状のカプセル本体５２の中空孔５６を流
れる血流は互いに噛み合うギア５５，５５を回転する。
血流によってギア５５，５５が回転することにより、血
管５１の内面に転接する車輪５４，５４を駆動し、血流
と逆方向へカプセル本体５２を走行させる。
【００１９】なお、このカプセル５０には、走行方向を
逆転させるためのギアを設けたり、走行を停止するた
め、例えば体外から電波等でリモコン操作されるクラッ
チを設けてもよい。また、このカプセル５０を内視鏡と
して構成してもよい。また、通常の内視鏡の挿入部に設
けるようにしてもよい。
逆転させるためのギアを設けたり、走行を停止するた
め、例えば体外から電波等でリモコン操作されるクラッ
チを設けてもよい。また、このカプセル５０を内視鏡と
して構成してもよい。また、通常の内視鏡の挿入部に設
けるようにしてもよい。
【００２０】図８は、別の医用カプセルを示す。この医
用カプセル６０は、楕円球状のカプセル本体６１を有し
てなり、このカプセル本体６１の後端には弾性チューブ
６２が接続されている。カプセル本体６１の後端部には
後方へ向けて開口する２つの側孔６３，６３が設けられ
ている。前記弾性チューブ６２の中空ルーメンはそのカ
プセル本体６１に形成され、前記側孔６３，６３にそれ
ぞれ繋がる分岐管路６４に連通している。弾性チューブ
６２のの導出側の端は、弾性部材でできた比較的大きな
内腔を有する送気用球体６５を有した送気装置６６に接
続されている。送気用球体６５の他端には弁装置６７が
設けられている。
用カプセル６０は、楕円球状のカプセル本体６１を有し
てなり、このカプセル本体６１の後端には弾性チューブ
６２が接続されている。カプセル本体６１の後端部には
後方へ向けて開口する２つの側孔６３，６３が設けられ
ている。前記弾性チューブ６２の中空ルーメンはそのカ
プセル本体６１に形成され、前記側孔６３，６３にそれ
ぞれ繋がる分岐管路６４に連通している。弾性チューブ
６２のの導出側の端は、弾性部材でできた比較的大きな
内腔を有する送気用球体６５を有した送気装置６６に接
続されている。送気用球体６５の他端には弁装置６７が
設けられている。
【００２１】送気装置６６の送気用球体６５を手で押し
潰して送気用球体６５内の空気を弾性チューブ６２を通
じて医用カプセル６０の側孔６３，６３より噴射する
と、その反動による推進力で、体腔内に留置した医用カ
プセル６０を移動させることができる。この構成によれ
ば、簡単な構造で医用カプセル６０を構成してそれに推
進力を与えることができる。
潰して送気用球体６５内の空気を弾性チューブ６２を通
じて医用カプセル６０の側孔６３，６３より噴射する
と、その反動による推進力で、体腔内に留置した医用カ
プセル６０を移動させることができる。この構成によれ
ば、簡単な構造で医用カプセル６０を構成してそれに推
進力を与えることができる。
【００２２】図９は前記医用カプセル６０の変形例を示
すものである。これはカプセル本体６１の各側孔６３，
６３に対して蛇腹状の弾性脚６８，６８を接続した。弾
性脚６８，６８は内圧が低いときには収縮して折り込ま
れているが、前述したように送気装置６６の送気用球体
６５を手で押し潰して送気用球体６５内の空気を弾性チ
ューブ６２を通じて医用カプセル６０の側孔６３，６３
より送り込むと、蛇腹状の弾性脚６８，６８の内圧が高
まり、その弾性脚６８，６８は膨脹して延びる。その反
動または蹴りによる推進力で、体腔内に留置した医用カ
プセル６０を移動させることができる。この構成によれ
ば、簡単な構造で医用カプセル６０を構成してそれに推
進力を与えることができる。なお、この弾性脚６８，６
８を着脱自在にすれば、必要な場合に応じて使用でき
る。また、前記弾性チューブ６２に送気する送気用球体
６５の代わりに、送気ポンプ又は送水ポンプ（図示しな
い。）を接続してもよい。
すものである。これはカプセル本体６１の各側孔６３，
６３に対して蛇腹状の弾性脚６８，６８を接続した。弾
性脚６８，６８は内圧が低いときには収縮して折り込ま
れているが、前述したように送気装置６６の送気用球体
６５を手で押し潰して送気用球体６５内の空気を弾性チ
ューブ６２を通じて医用カプセル６０の側孔６３，６３
より送り込むと、蛇腹状の弾性脚６８，６８の内圧が高
まり、その弾性脚６８，６８は膨脹して延びる。その反
動または蹴りによる推進力で、体腔内に留置した医用カ
プセル６０を移動させることができる。この構成によれ
ば、簡単な構造で医用カプセル６０を構成してそれに推
進力を与えることができる。なお、この弾性脚６８，６
８を着脱自在にすれば、必要な場合に応じて使用でき
る。また、前記弾性チューブ６２に送気する送気用球体
６５の代わりに、送気ポンプ又は送水ポンプ（図示しな
い。）を接続してもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の体腔内診断
用カプセル装置によれば、その都度、内視鏡検査を行う
ことなく、必要に応じて体腔内の生体壁の色合を知るこ
とができるため、内視鏡検査を行う苦痛を患者に与える
ことがない。また、知りたい時に生体壁の色合を知るこ
とができるため、経過観察を正確かつ充分に行うことが
できる。
用カプセル装置によれば、その都度、内視鏡検査を行う
ことなく、必要に応じて体腔内の生体壁の色合を知るこ
とができるため、内視鏡検査を行う苦痛を患者に与える
ことがない。また、知りたい時に生体壁の色合を知るこ
とができるため、経過観察を正確かつ充分に行うことが
できる。
【図１】本発明の一実施例に係る診断用カプセル装置の
横断面図。
横断面図。
【図２】同じくその診断用カプセル装置の診断用カプセ
ルとクリップを示す斜視図。
ルとクリップを示す斜視図。
【図３】同じくその診断用カプセル装置の使用手順を示
す説明図。
す説明図。
【図４】同じくその診断用カプセル装置の診断用カプセ
ルとクリップを示す側面図。
ルとクリップを示す側面図。
【図５】医用カプセル装置の使用状態の斜視図。
【図６】他の医用カプセルの使用状態の説明図。
【図７】血管内走行式カプセルの使用状態の説明図。
【図８】他の医用カプセルの使用状態の説明図。
【図９】その医用カプセルの変形例の使用状態の説明
図。
図。
１…診断用カプセル装置、２…診断用カプセル、３…ク
リップ。
リップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61B 1/00 - 1/32 A61B 5/07 A61B 5/00 101
Claims (2)
- 【請求項１】 生体内の所定の目的観察部位を所定の観
察方向から観察して該目的観察部位の情報を得る観察手
段と、 前記観察手段を前記生体の前記目的観察部位に対して固
定するための生体固定手段と、 前記生体固定手段を前記生体の前記目的観察部位に固定
したときに前記観察手段の観察方向が前記生体の前記目
的観察部位の方向となる様、前記生体固定手段に前記観
察手段を取付固定した取り付け固定手段と、 を有することを特徴とする生体内観察用カプセル装置。 - 【請求項２】 前記観察手段で得られた情報を外部の受
信機に送信する送信手段をさらに有することを特徴とす
る請求項１に記載の生体内観察用カプセル装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29595292A JP3285235B2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 生体内観察用カプセル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29595292A JP3285235B2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 生体内観察用カプセル装置 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29595292A Expired - Fee Related JP3285235B2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 生体内観察用カプセル装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
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| FR2934949B1 (fr) * | 2008-08-14 | 2010-09-10 | Quidd | Capsule autonome de detection destinee a etre introduite dans un conduit d'un corps humain ou animal |
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-
1992
- 1992-11-05 JP JP29595292A patent/JP3285235B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JPH06142081A (ja) | 1994-05-24 |
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