JPH0523277Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0523277Y2
JPH0523277Y2 JP1988077578U JP7757888U JPH0523277Y2 JP H0523277 Y2 JPH0523277 Y2 JP H0523277Y2 JP 1988077578 U JP1988077578 U JP 1988077578U JP 7757888 U JP7757888 U JP 7757888U JP H0523277 Y2 JPH0523277 Y2 JP H0523277Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion
water
container body
container
inner stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988077578U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH021297U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988077578U priority Critical patent/JPH0523277Y2/ja
Publication of JPH021297U publication Critical patent/JPH021297U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0523277Y2 publication Critical patent/JPH0523277Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、簡易純水製造容器に関する。
〔従来の技術〕
例えばイオン濃度計測においては、測定電極の
校正に用いる校正液の調整を行つたり、或いは電
極の校正前後やサンプル測定後に電極を洗浄する
のに、JIS規格に定められた2×10-6Ω-1cm-1(at
25℃)以下の導電率を有する純水が用いられる
が、通常この純水としてイオン交換水が利用され
る。
そして、従来は、上記イオン交換水を大きな装
置で大量に製造し、別の小さな容器に小出しして
使用していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、屋外や現場においてイオン濃度
測定を行うためには、イオン交換水を前記容器に
詰めて持ち出す必要があるが、他の装置や器具等
をも持ち出す必要があるところから、イオン交換
水の持ち運び量が限られてしまい、測定現場にお
いてイオン交換水が不足することがある。
また、近時、イオン濃度等の測定電極はシート
化される傾向にあり、これに伴つて、サンプリン
グシートによる測定方法や校正シートによる校正
方法が開発されているが、例えば校正シートによ
つて電極を校正する場合、約100μといつた極
めて微量のイオン交換水を校正シート上に滴下す
る必要がある。このような微量のイオン交換水を
正確に計量するものとして、例えばマイクロピペ
ツトがあるが、このマイクロピペツトは高価でし
かも取り扱いが面倒であるといつた問題点があ
る。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、例えば屋外等の測
定現場においても比較的高純度のイオン交換水を
簡単に作り出すことができ、しかも高価な器具を
用いなくても必要に応じて微量のイオン交換水を
所望通り的確に取り出すことができる簡易純水製
造容器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る簡易
純水製造容器は、水とイオン交換樹脂とを収納す
る可撓性を有する容器本体と、この容器本体の胴
部に被着されたカバー体と、このカバー体に部分
的に一体連結されていると共に、前記容器本体の
胴部に外方に向かつて突出された突起部に当接さ
れる押圧片と、前記容器本体の口部に着脱自在に
被着され、イオン交換水のみを通過させるフイル
タと所定容積の水通路とを備えた中栓と、この中
栓に着脱自在に被着され、前記水通路の外部開口
側を閉塞する閉塞部を備えたキヤツプとから構成
してある。
〔作用〕
上記構成によれば、容器本体内に例えば水道水
とイオン交換樹脂とをそれぞれ所定量収容し、中
栓とキヤツプとを容器本体に所定の状態に取り付
けた状態で、これを数回シエイクするだけで、比
較的高純度のイオン交換水を作り出すことができ
る。そして、容器本体内のイオン交換水を取り出
すときは、容器本体を指で押圧することにより中
栓の水通路を経て数滴のイオン交換水が滴下され
る。又、カバー体の押圧部を押圧したときは、容
器本体の変形量が僅かになり、ゆつくりと1滴ず
つイオン交換水が滴下される。従つて、上記目的
は完全に達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて説
明する。
第1図及び第2図は本考案に係る簡易純水製造
容器の一例を示し、両図において、1は水Wとイ
オン交換樹脂Jとを収納するための容器本体で、
胴部2とこの胴部2に連なる口部3とからなり、
胴部2はその横断面形状が例えば長方形を呈し、
その途中に段部4が形成してあり、周囲が下方に
いくほどやや広がる形状に形成された上部胴部2
Aと、段部4を介して上部胴部2Aに連なる下部
胴部2Bとからなる。そして、上部胴部2Aの相
対向する一対の側部外面には小さい突起部5,5
が形成してある。又、口部3の外周には雄ねじ部
6が形成してある。このような形状の容器本体1
は適宜の可撓性を有するように、合成樹脂を用い
て透明又は半透明になるように一体成形される。
7は容器本体1の胴部2(図示例では、上部胴
部2A)に沿うようにして着脱自在に被着される
筒状のカバー体で、前後突起部5,5に当接する
よ位置に押圧部8,8が形成してある。即ち、こ
れらの押圧部8,8はその下方側の一点9におい
てのみカバー本体7Aと連結された平面視円形の
押しボタン状に形成してある。このような形状の
カバー体7は適宜の可撓性を有するように、合成
樹脂を用いて一体成形される。
10は容器本体1の口部3に着脱自在に被着さ
れる中栓で、筒状の胴部11とこの胴部11に連
なるやや細径の頭部12とからなり、胴部11の
内周には口部3外周に形成された雄ねじ部6と螺
合する雌ねじ部13が形成してあると共に、胴部
11の内部上方の略中央には凹部14が形成して
あり、この凹部14に水W又はイオン交換水のみ
を通過させイオン交換樹脂J等は通過させないフ
イルタ15が着脱自在に設けてある。又、頭部1
2の中央には前記凹部14と連通する所定容積
(例えば100μ程度)の水通路16が貫設してあ
ると共に、外周には係止突部17が例えば周設し
てある。このような形状の中栓10は適宜の可撓
性を有するように、合成樹脂を用いて一体成形さ
れる。
18は中栓10に着脱自在に被着されるキヤツ
プで、例えば90°回転させると中栓10から外れ
るようにしてあり、天面部19とこの天面部19
の周端から垂下する周壁部20とからなり、天面
部19の内面には中栓10の頭部12外周に形成
された係止突部17と係合するように形成された
係合部21が垂下させてあると共に、その中央に
は前記頭部12を貫通する水通路16の外部開口
内に嵌入しこれを閉塞する閉塞部22が垂下させ
てある。又、周壁部20の内面は前記頭部12の
外面に密着するようにしてある。このような形状
のキヤツプ18は適宜の可撓性を有するように、
合成樹脂を用いて一体成形される。
而して、上記構成の簡易純水製造容器の動作
を、第3図をも参照しながら説明する。
先ず、容器本体1内に、水W(この水Wは水道
水、井戸水、河川水のいずれでもよい)と、イオ
ン交換樹脂J(例えばオルガノ株式会社製のMB
−2型イオン交換樹脂等)とを所定量入れた後、
カバー体7を容器本体1に被着し、次いで、所定
位置にフイルタ15を装填した中栓10を口部3
に螺着する。中栓10を所定の状態に螺着するこ
とにより、カバー体7は容器本体1の段部4と中
栓10の胴部11との間に挟持され、所定の状態
に保持される。最後に、キヤツプ18を中栓10
に被着すると、キヤツプ18の閉塞部22によつ
て中栓10の水通路16が閉塞される。
この状態において、容器本体1を数回シエイク
するだけで、比較的高純度のイオン交換水を作り
出すことができるから、第3図に示すように、キ
ヤツプ18を外して容器本体1を上下逆さにした
状態で、容器本体1を指で押圧すると容器本体1
が変形して内部圧力が高まり、これによつて、容
器本体1内のイオン交換水が水通路16を経て数
滴滴下する。そして、カバー体7の押圧部8,8
を押圧したときは、容器本体1がそれほど変形せ
ず、従つて、内部圧力もそれほど高まらないか
ら、イオン交換水はゆつくりと1滴ずつしか滴下
せず、従つて、微量のイオン交換水を容器本体1
から滴下することができる。この場合の一滴の量
は中栓10における水出口24の形状によつて決
定される。尚、第3図において、PWは滴下する
イオン交換水である。
従つて、例えばシート状の電極23を洗浄する
ときには、容器本体1を指で押圧して比較的多量
のイオン交換水PWを滴下させればよく、又、校
正シートによつて電極23を校正する場合等にお
いては、押圧部8,8を押圧して微量のイオン交
換水PWを滴下させればよい。
そして、上述の実施例のように、容器本体1を
透明又は半透明に形成した場合、容器本体1内の
イオン交換樹脂Jの色変化を外部から確認するこ
とができて好都合である。
本考案は、上述の実施例に限られるものではな
く、容器本体1の形状は任意に選定することがで
きる。そして、押圧部8,8はカバー体7の一側
面にのみ設けてあつてもよい。又、中栓10は口
部3に対して嵌着するようにしてもよく、更に、
キヤツプ18は中栓10に対して螺着するように
してもよい。水出口24の形状は1滴の量を変え
るため、上記以外の形状にしてもよいことは云う
までもない。
そして又、イオン交換樹脂は微粒子に限定され
ず、0.2〜1mmのカツトフアイバ状の繊維状イオ
ン交換樹脂(例えば東レ株式会社製のカチオン交
換用TIN−100、アニオン交換用TIN−200をセ
ツトにしたもの)を用いてもよい。更に又、前記
繊維状イオン交換樹脂をシート形状となるように
加工を施したイオン交換用の布を胴部2の内部の
底部、中央部、上部の任意の部位に固定してもよ
い。又、フイルタ15と共に固定したり、前記イ
オン交換用布(シート)をフイルタに兼用しても
よい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る簡易純水製
造容器は、水とイオン交換樹脂とを収納する可撓
性を有する容器本体と、この容器本体の胴部に被
着されたカバー体と、このカバー体に部分的に一
体連結されていると共に、前記容器本体の胴部に
外方に向かつて突出された突起部に当接される押
圧片と、前記容器本体の口部に着脱自在に被着さ
れ、イオン交換水のみを通過させるフイルタと所
定容積の水通路とを備えた中栓と、この中栓に着
脱自在に被着され、前記水通路の外部開口側を閉
塞する閉塞部を備えたキヤツプとから構成してあ
るので、例えば屋外等の測定現場においても比較
的高純度のイオン交換水を簡単に作り出すことが
でき、しかも、高価な器具を用いなくても必要に
応じて微量のイオン交換水を取り出すことができ
る。
そして、特に本考案は、前記容器本体の胴部に
外方に向かつて突出された突起部を設けると共
に、前記カバー体に、このカバー体と部分的に一
体連結されていると共に、前記容器本体の突起部
に当接される押圧片を設けてあるために、容器本
体に対する押圧箇所を常に一定にさせることがで
き、従つて、押圧の度にその押圧箇所が容器本体
の口部、中間部或いは底近傍等一定しないがゆえ
に、イオン交換水の滴下量が異なつてしまう問題
をうまく防止することができ、しかも、押圧片は
突起部を押圧するから、所謂ピンポイント押圧と
なり、これによつて滴下量を常時うまく一定に保
ちやすく、実用上有利な簡易純水製造容器が得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は簡易純水製造容器の正面図、第2図は縦
断面図、第3図は使用状態を示す斜視図である。 1……容器本体、2……胴部、5……突起部、
7……カバー体、8……押圧部、10……中栓、
15……フイルタ、16……水通路、18……キ
ヤツプ、W……水、J……イオン交換樹脂、PW
……イオン交換水。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水とイオン交換樹脂とを収納する可撓性を有す
    る容器本体と、この容器本体の胴部に着脱自在に
    被着されたカバー体と、このカバー体に部分的に
    一体連結さていると共に、前記容器本体の胴部に
    外方に向かつて突出形成された突起部に当接され
    る押圧片と、前記容器本体の口部に着脱自在に被
    着され、イオン交換水のみを通過させるフイルタ
    と所定容積の水通路とを備えた中栓と、この中栓
    に着脱自在に被着され、前記水通路の外部開口側
    を閉塞する閉塞部を備えたキヤツプとからなる簡
    易純水製造容器。
JP1988077578U 1988-06-11 1988-06-11 Expired - Lifetime JPH0523277Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988077578U JPH0523277Y2 (ja) 1988-06-11 1988-06-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988077578U JPH0523277Y2 (ja) 1988-06-11 1988-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH021297U JPH021297U (ja) 1990-01-08
JPH0523277Y2 true JPH0523277Y2 (ja) 1993-06-15

Family

ID=31302554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988077578U Expired - Lifetime JPH0523277Y2 (ja) 1988-06-11 1988-06-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0523277Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020110735A (ja) * 2017-05-10 2020-07-27 ベーシック株式会社 携帯型浄水器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0137747Y2 (ja) * 1984-12-12 1989-11-14
JPS62123294U (ja) * 1986-01-29 1987-08-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPH021297U (ja) 1990-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07233Y2 (ja) 携帯用浄水器
NO142426B (no) Kuledispenser.
JPH0523277Y2 (ja)
JPS5812648Y2 (ja) 液体点滴用容器
JPH0338132Y2 (ja)
JPH0647809Y2 (ja) ブラシ付きキャップ
JP3559082B2 (ja) 消毒容器
JPH066047Y2 (ja) 計量カップ付きキャップ
JP2509167Y2 (ja) 液体収容容器
JPH0315476Y2 (ja)
JP2565407Y2 (ja) 液体注出容器
JPS6120987Y2 (ja)
JPH0335749Y2 (ja)
JPH0236424Y2 (ja)
JPS6228269Y2 (ja)
JPH062574Y2 (ja) 化粧料容器
JPH0754143Y2 (ja) 固形のり容器
JPS6212863U (ja)
JPH0441077Y2 (ja)
JPH0418504Y2 (ja)
JP2721245B2 (ja) 水分活性測定器
JPS6315169Y2 (ja)
JPH0536497Y2 (ja)
JPH0586828U (ja) コップ付き容器
JPH0451160Y2 (ja)