JPH0523245U - トラツクボール座標情報入力装置 - Google Patents
トラツクボール座標情報入力装置Info
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- JPH0523245U JPH0523245U JP077672U JP7767291U JPH0523245U JP H0523245 U JPH0523245 U JP H0523245U JP 077672 U JP077672 U JP 077672U JP 7767291 U JP7767291 U JP 7767291U JP H0523245 U JPH0523245 U JP H0523245U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】長期間に渡ってトラックボールを精度良く回転
させることができる、検出精度に優れたトラックボール
座標情報入力装置を提供する。 【構成】複数の小球体19により回転自在に支持された
トラックボール3と、このトラックボール3の回転変位
を検出する検出手段を具備し、トラックボール3の回転
変位に応じた座標入力を行うトラックボール座標情報入
力装置において、上記小球体19が結晶化ガラスで形成
されている。
させることができる、検出精度に優れたトラックボール
座標情報入力装置を提供する。 【構成】複数の小球体19により回転自在に支持された
トラックボール3と、このトラックボール3の回転変位
を検出する検出手段を具備し、トラックボール3の回転
変位に応じた座標入力を行うトラックボール座標情報入
力装置において、上記小球体19が結晶化ガラスで形成
されている。
Description
【0001】
本考案は、コンピュータに接続もしくは組み込んで、座標情報を入力するため の座標情報入力装置に係り、特にトラックボールの回転を長期間に渡って精度良 く行うことができる座標情報入力装置に関するものである。
【0002】
従来、コンピュータの操作を行うためのトラックボール座標情報入力装置とし ては、図2及び図2に示す構造のものが知られている。 図2は上記座標情報入力装置1の要部を示す側断面図、図3はその平面図であ る。
【0003】 図において、トラックボール座標情報入力装置1は、ケース2の上部に一部が 露出するように回転自在に収容されたトラックボール3と、ケース2内でトラッ クボール3に対して直交する二方向に当接する一対のローラ4,5と、該ローラ 4,5を介してトラックボール3の回転をそれぞれX座標,Y座標の座標情報と して検出する二つの検出部6,7とを備えている。
【0004】 そして、これらの検出部6,7はケース2内に収容された所定の導電パターン を備えるプリント基板(図示せず)と導通せしめられ、この基板には、ケース2 の上蓋に一体的に形成された押しボタンにより操作される座標位置の決定,解除 用マイクロスイッチ等が実装されている。
【0005】 このトラックボール座標情報入力装置1にあっては、使用者がケース2の上面 に露出しているトラックボール3の表面を手指にて軽く転がすことにより、該ボ ール3の回転変位をローラ4,5を介して検出部6,7が検出し、その信号が、 図示しないコンピュータ本体に送られることにより、例えば該コンピュータの表 示装置(ディスプレイ)上でカーソル等が移動するようになっている。
【0006】 ところで、上記トラックボール座標情報入力装置1にあっては、そのトラック ボール3を円滑に回転せしめるため、該トラックボール3は複数の小さな金属製 球体9により支持されている。
【0007】 具体的には、合成樹脂製のフレーム部材8の中心部に円形の孔部8aを形成し 、該フレーム部材8の円形孔部8aの周囲に沿って、5つの収容部8bが設けら れている。この収容部8bにそれぞれ金属製の小さな球体9を嵌め込んで、これ をリング状の保持部材8cで押さえることにより、これらの小球体9を回転自在 に収容しており、この上にトラックボール3を載置し、該トラックボール3はこ れら小球体9に乗って回転するようになっている。
【0008】
ところが、上記座標情報入力装置1にあっては、そのトラックボール3を支持 する小球体9は、通常金属製であり、トラックボール3と比較してことさら硬度 が高いわけではなく、長期間の使用によりトラックボール3との間で磨耗し、そ の結果、該トラックボール3の回転精度が低下し、極端な場合には該トラックボ ール3がひっかって、うまく回転しないという問題があった。
【0009】 また、小球体9を金属、特に鋼球で形成すると、その表面粗さを充分整えるこ とが困難で、このためにトラックボール3の操作性に劣るという欠点があった。
【0010】 この点、この種の情報入力装置は、使用者が手指の感覚を利用して操作するも のであるから、トラックボール3の操作感が悪いことは、そのまま装置の評価に 繋がり、その商品価値が著しく低くなってしまうという問題があった。
【0011】 本考案は上記問題に鑑みて案出されたものであって、長期間に渡ってトラック ボールを精度良く回転させることができる、検出精度に優れたトラックボール座 標情報入力装置を提供することを目的とする。
【0012】
上記目的は、本考案にあっては、複数の小球体により回転自在に支持されたト ラックボールと、このトラックボールの回転変位を検出する検出手段を具備し、 トラックボールの回転変位に応じた座標入力を行うトラックボール座標情報入力 装置において、上記小球体が結晶化ガラスで形成されているトラックボール座標 情報入力装置により、達成される。
【0013】
上記構成によれば、トラックボールを回転自在に支持する小球体が結晶化ガラ スで形成されており、この結晶化ガラスによる小球体は真球精度、剛性に優れて いる。
【0014】 このため、トラックボールの激しい回転運動に充分従動し、これにより磨滅す ることは殆どない。
【0015】 しかも、その表面は、金属に比べて極めて円滑に仕上げることができるので、 操作フィーリングが格段に向上する。
【0016】
以下、本考案を適用した好適な実施例を図1及び図2を参照しながら詳細に説 明する。 本実施例に係るトラックボール座標情報入力装置は、そのトラックボールを支 持する小球体を除き従来のトラックボール座標情報入力装置と同一であるから、 その概要は、図2及び図3を用いて説明する。
【0017】 図において、トラックボール座標情報入力装置10は、ケース2の上部に一部 が露出するように回転自在に収容されたトラックボール3と、ケース2内でトラ ックボール3に対して直交する二方向に当接する一対のローラ4,5と、このロ ーラ4,5を介してトラックボール3の回転変位をそれぞれX座標,Y座標の座 標情報として検出する二つの検出部6,7とを備えている。
【0018】 上記ケース2は、合成樹脂にて形成されており、図示のような座標情報入力装 置のメカ部以外に、該メカ部が実装されるプリント配線基板や、該基板に実装さ れる信号処理用電子部品を収容している(図示せず)。
【0019】 ケース2内にはトラックボール3が、後述する小球体により支持されて、回転 自在に収容されており、このトラックボール3には該トラックボール3に対して 直交する二方向から一対のローラ4,5が当接せしめられている。この一対のロ ーラ4,5は上記メカ部のベースを構成する合成樹脂製のフレーム部材8に立設 されたレバー部材11,12の下端付近に回動自在に固定されている。
【0020】 具体的には、これらレバー11,12は、その上端の支軸11a,12aを中 心として揺動するようになっており、且つその下端側を内方へ付勢するようにな っている。したがってこれらレバー11,12の下端に固定されたローラ4,5 は常にトラックボール3の方向へと付勢されている。
【0021】 これにより、ローラ4,5はトラックボール3の回転に従動して回転するよう になっていて、これにより、トラックボール3の動きをローラ4は例えばX座標 ,ローラ5はY座標の方向の変位に分解し、それぞれ回転軸4a,5aを介して 検出部6,7に伝えるようになっている。
【0022】 上記検出部6,7は基本的に同一の構造でなる公知のロータリーエンコーダで 構成されている。その構成を検出部6につき簡単に説明すると、上記ローラ4の 回転軸4aの端部には、放射上に形成されたスリットを備える円盤状のシャッタ 板6aが取り付けられており、このシャッタ板6aを挟む両側には、プリント基 板上に図示しない発光素子と受光素子が対向して実装されている。したがって、 トラックボール3が回転すると、そのX座標方向の動きに応じてシャッタ板6a が回転し、発光素子から受光素子に至る光路が該シャッタ板16aのスリットに より間欠的に遮られることから、受光素子はパルス信号を生成することになる。
【0023】 同様にして、検出部7からは、トラックボール3のY軸方向の動きがパルス信 号に変換されて生成され、これらの信号は図示しないプリント基板Pに伝えられ 、この基板上の適宜の処理回路を経てコンピュータへ伝えられる。
【0024】 これにより、トラックボール3の動きに応じてコンピュータの表示装置(ディ スプレイ)上でカーソル等が移動するようになっている。
【0025】 以上の構成は従来のトラックボール座標情報入力装置と同様であるが、本実施 例にあっては、これに使用されるトラックボール3が図1に示すような小球体1 9によって支持されている。
【0026】 図において、合成樹脂製のフレーム部材8の中心部に円形の孔部8aを形成さ れており、該フレーム部材5の円形孔部5aの周囲には、図3に示されているよ うに、その周囲に沿って、5つの収容部8bが設けられている。この5つの収容 部5bにそれぞれ小さな球体19を嵌め込んで、これをリング状の保持部材8c にて上方から押さえることにより、これらの小球体19を回転自在に収容してい る。この上にトラックボール3を載置され、該トラックボール3はこれら小球体 19に乗った状態で回転するようになっている。
【0027】 ここで、小球体19は、結晶化ガラスにより形成されている。このため、小球 体は19は真球精度、剛性に優れており、長期間にわたって、トラックボール3 と当接してその激しい回転に従動しても、これにより磨滅して、トラックボール の回転を妨げるという事態を有効に回避することができる。このため、本実施例 に係るトラックボール座標上方入力装置10は、長期間使用してもその検出精度 が低下することがない。この結晶化ガラスは、例えば日本電気硝子製ネオセラム N−11であり、硬度が高く、機械的強度が大きく、耐熱性、低膨張性に優れて いる。
【0028】 しかも、該小球体19の表面は、金属に比べて極めて円滑に仕上げることがで きるので、使用者がトラックボール3を回転させる際の操作フィーリングが、従 来の金属製小球体に比較して格段に向上する。
【0029】
以上述べた通り、本考案によれば、長期間に渡ってトラックボールを精度良く 回転させ、優れた検出精度を維持することができる実用上有益なトラックボール 座標情報入力装置を提供することができる。
【図1】本考案の実施例に係るトラックボール座標情報
入力装置の要部を示す概略断面図である。
入力装置の要部を示す概略断面図である。
【図2】従来のトラックボール座標情報入力装置の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】図2のトラックボール座標情報入力装置の平面
図である。
図である。
1,10 トラックボール座標情報入力装置 2 ケース 3 トラックボール 4,5 ローラ 6,7 検出部 8 フレーム部材 8c 保持部材 9,19 小球体
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の小球体により回転自在に支持され
たトラックボールと、該トラックボールの回転変位を検
出する検出手段を具備し、トラックボールの回転変位に
応じた座標入力を行うトラックボール座標情報入力装置
において、 上記小球体が結晶化ガラスで形成されていることを特徴
とする、トラックボール座標情報入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP077672U JPH0523245U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | トラツクボール座標情報入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP077672U JPH0523245U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | トラツクボール座標情報入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523245U true JPH0523245U (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=13640377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP077672U Pending JPH0523245U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | トラツクボール座標情報入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523245U (ja) |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP077672U patent/JPH0523245U/ja active Pending
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