JPH054248U - トラツクボール座標情報入力装置 - Google Patents
トラツクボール座標情報入力装置Info
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- JPH054248U JPH054248U JP058575U JP5857591U JPH054248U JP H054248 U JPH054248 U JP H054248U JP 058575 U JP058575 U JP 058575U JP 5857591 U JP5857591 U JP 5857591U JP H054248 U JPH054248 U JP H054248U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】トラックボールを支持する小球体を簡単に効率
良く固定できる優れた構造のトラックボール座標情報入
力装置を提供する。 【構成】中央付近に形成された円形の収容部にトラック
ボールを回転自在に収容するフレーム部材18と、この
フレーム部材18の円形収容部の周縁領域に周設された
凹所18bに回転自在に収容され上記トラックボールと
の間に介在してこれを回転自在に支持する複数の小球体
9とからなり、上記フレーム部材18には、小球体9を
収容すべき各凹所18bを結ぶ円周上に被係合部18c
が形成されており、上記各凹所18bに小球体9を載置
し、その上方よりフレーム部材18の被係合部18cと
係合する係合部19bを備えた保持部材19を係合固定
する。
良く固定できる優れた構造のトラックボール座標情報入
力装置を提供する。 【構成】中央付近に形成された円形の収容部にトラック
ボールを回転自在に収容するフレーム部材18と、この
フレーム部材18の円形収容部の周縁領域に周設された
凹所18bに回転自在に収容され上記トラックボールと
の間に介在してこれを回転自在に支持する複数の小球体
9とからなり、上記フレーム部材18には、小球体9を
収容すべき各凹所18bを結ぶ円周上に被係合部18c
が形成されており、上記各凹所18bに小球体9を載置
し、その上方よりフレーム部材18の被係合部18cと
係合する係合部19bを備えた保持部材19を係合固定
する。
Description
【0001】
本考案は、コンピュータに接続もしくは組み込んで、座標情報を入力するため の座標情報入力装置に係り、特にトラックボールと呼ばれる球体を回転動作させ て座標を入力する座標情報入力装置に関するものである。
【0002】
従来、コンピュータの操作を行うためのトラックボール座標情報入力装置とし ては、図4及び図5に示すものが知られている。 図4は上記座標情報入力装置1の要部を示す側断面図、図5はその平面図であ る。
【0003】 図において、トラックボール座標情報入力装置1は、ケース2の上部に一部が 露出するように回転自在に収容されたトラックボール3と、ケース2内でトラッ クボール3に対して直交する二方向に当接する一対のローラ4,5と、該ローラ 4,5を介してトラックボール3の回転をそれぞれX座標,Y座標の座標情報と して検出する二つの検出部6,7とを備えている。
【0004】 そして、これらの検出部6,7はケース2内に収容された所定の導電パターン を備えるプリント基板(図示せず)と導通せしめられ、この基板には、ケース2 の上蓋に一体的に形成された押しボタンにより操作される座標位置の決定,解除 用マイクロスイッチ等が実装されている。
【0005】 このトラックボール座標情報入力装置1にあっては、使用者がケース2の上面 に露出しているトラックボール3の表面を手指にて軽く転がすことにより、該ボ ール3の回転変位をローラ4,5を介して検出部6,7が検出し、その信号が、 図示しないコンピュータ本体に送られることにより、例えば該コンピュータの表 示装置(ディスプレイ)上でカーソル等が移動するようになっている。
【0006】
ところで、上記トラックボール座標情報入力装置1にあっては、そのトラック ボール3を円滑に回転せしめるため、該トラックボール3が複数の小さな球体9 により支持されている。 具体的には、フレーム部材8とトラックボール3との間に小球体9を回転自在 に介在させることにより、該トラックボール3が直接フレーム部材8と接触する 場合に比較して摩擦係数が極端に小さくなるようにされているが、この小球体9 は、以下のような作業により装着されていた。
【0007】 すなわち、合成樹脂製のフレーム部材8の中心部に円形の孔部8aを形成し、 該円形孔部8aの周囲に沿って、5つの収容部8bが周設されている。また、こ のフレーム部材8には、各収容部8bとズレた位置に図6に示すような貫通孔8 eが穿設されている。そこで、各収容部8bにそれぞれ金属製の小さな球体9を 載置し、この小球体9を脚部8dを備えたリング状保持部材8cで押さえるとと もに、緊締材8dをフレーム部材8の貫通孔8eに嵌入し、該緊締材8d先端を 加熱して、かしめる。
【0008】 かくして、これらの小球体9が脱落することがないようにフレーム部材8の収 容部8b内に回転自在に収容され、この小球体9上にトラックボール3を載置さ れることにより、該トラックボール3はこれら小球体9にのって回転するように なっている。
【0009】 したがって、小球体9をフレーム部材8内に収容して脱落しないようにするに は、先ずリング状保持部材8cで全体を覆い、次いで緊締材8dをフレーム部材 8の裏面側で加熱してかしめる作業を必要する。しかも、このかしめ箇所は、フ レーム部材8の円形収容部8bの周囲に沿って多数あることから、これを作業上 同時に行わなければならないこととあいまって、小球体9の固定作業は高度の熟 練を要し、極めて煩雑であるという問題があった。
【0010】 本考案は上記問題に鑑みて案出されたものであって、トラックボールを支持す る小球体を簡単に効率良く固定できる優れた構造のトラックボール座標情報入力 装置を提供することを目的とする。
【0011】
上記目的は、本考案にあっては、中央付近に形成された円形の収容部にトラッ クボールを回転自在に収容するフレーム部材と、このフレーム部材の円形収容部 の周縁領域に周設された凹所に回転自在に収容され上記トラックボールとの間に 介在してこれを回転自在に支持する複数の小球体とからなり、上記フレーム部材 には、小球体を収容すべき各凹所を結ぶ円周上に被係合部が形成されており、上 記各凹所に小球体を載置し、その上方よりフレーム部材の被係合部と係合する係 合部を備えた保持部材を係合固定するトラックボール座標情報入力装置により、 達成される。
【0012】
上記構成によれば、先ず、トラックボールを回転自在に支持するための小球体 をフレーム部材の円形収容部に載置する。この小球体の上から保持部材にて押さ える。これにより、この保持部材にはフレーム部材の被係合部と係合すべき係合 部が設けられているから、該保持部材とフレーム部材とで小球体を挟んだ状態に て、保持部材の係合部とフレーム部材の被係合部とが係合せしめられ、かくして 、小球体が脱落しないようにワンタッチで装着される。
【0013】
以下、本考案を適用した好適な実施例を図1乃至図3を参照しながら詳細に説 明する。 本実施例に係るトラックボール座標情報入力装置は、そのトラックボールを支 持する小球体の装着構造を除き従来のトラックボール座標情報入力装置と同一で あるから、その概要は、図5を参照しながら簡単に説明する。
【0014】 図において、トラックボール座標情報入力装置10は、ケースの上部に一部が 露出するように回転自在に収容されたトラックボール3と、ケース2内でトラッ クボール3に対して直交する二方向に当接する一対のローラ4,5と、このロー ラ4,5を介してトラックボール3の回転変位をそれぞれX座標,Y座標の座標 情報として検出する二つの検出部6,7とを備えている。
【0015】 上記ケース2は合成樹脂にて形成されており、図5に示すような座標情報入力 装置10のメカ部以外に、該メカ部が実装されるプリント配線基板や、該基板に 実装される信号処理用電子部品を収容している(図示せず)。
【0016】 このケース内にはトラックボール3が、後述する小球体により支持されて、回 転自在に収容されており、このトラックボール3には該トラックボール3に対し て直交する二方向から一対のローラ4,5が当接せしめられている。この一対の ローラ4,5は上記メカ部のベースを構成する合成樹脂製のフレーム部材18( 後述)に立設されたレバー部材11,12の下端付近に回動自在に固定されてい る。
【0017】 具体的には、これらレバー11,12は、その上端の支軸11a,12aを中 心として揺動するようになっており、且つその下端側を内方へ付勢するようにな っている。したがってこれらレバー11,12の下端に固定されたローラ4,5 は常にトラックボール3の方向へと付勢されている。
【0018】 これにより、ローラ4,5はトラックボール3の回転に従動して回転するよう になっていて、これにより、トラックボール3の動きをローラ4は例えばX座標 ,ローラ5はY座標の方向の変位に分解し、それぞれ回転軸4a,5aを介して 検出部6,7に伝えるようになっている。
【0019】 上記検出部6,7は基本的に同一の構造でなる公知のロータリーエンコーダで 構成されている。その構成を検出部6につき簡単に説明すると、上記ローラ4の 回転軸4aの端部には、放射上に形成されたスリットを備える円盤状のシャッタ 板6aが取り付けられており、このシャッタ板6aを挟む両側には、プリント基 板上に図示しない発光素子と受光素子が対向して実装されている。したがって、 トラックボール3が回転すると、そのX座標方向の動きに応じてシャッタ板6a が回転し、発光素子から受光素子に至る光路が該シャッタ板16aのスリットに より間欠的に遮られることから、受光素子はパルス信号を生成することになる。
【0020】 同様にして、検出部7からは、トラックボール3のY軸方向の動きがパルス信 号に変換されて生成され、これらの信号は図示しないプリント基板Pに伝えられ 、この基板上の適宜の処理回路を経てコンピュータへ伝えられる。 これにより、トラックボール3の動きに応じてコンピュータの表示装置(ディ スプレイ)上でカーソル等が移動するようになっている。
【0021】 以上の構成は従来のトラックボール座標情報入力装置と同様であるが、本実施 例にあっては、トラックボール3を回転自在に支持する小球体9が以下のように 装着されている。
【0022】 図1は、トラックボール3を収容し、且つその転動動作に従動する上記ローラ 4,5やこれらの回転軸に接続される検出部6,7が取付けられるフレーム部材 18を示す平面図である。
【0023】 このフレーム部材は、摩擦抵抗が少なく耐磨耗性に優れたポリアセタール樹脂 にて形成されており、上記各構成部品を取り付けるために、基本的には、従来の フレーム部材8(前述)と略同一の形状でなっている。
【0024】 したがって、その中心付近には、円形の収容部18aが形成されており、ここ にトラックボール3を回転自在に収容するようになっており、該円形収容部18 aの周縁には、本実施例にあっては、小球体9の収容部となる凹所18bが3つ 形成されている。
【0025】 さらに、これらの各凹所18bを結ぶ円周上で、各凹所18bを挟んで両側に 、図3に示すような係合孔18cがそれぞれ穿設されており、この係合孔18c には図3に示すような係合段部18eが形成されている。
【0026】 図2は、保持部材19を示す平面図である。該保持部材19は、図示のように リング形の一部をなすブロック状に形成されており、この中心には円形の切欠き 19aが形成されていて、小球体9を囲むようになっている。さらに、この切欠 き19aの両側には、それぞれ図2の紙面に垂直な方向に脚部19bが垂下設さ れており、その先端部には、係合爪19cを有している。
【0027】 本実施例は、以上の構成でなるから、図3に示されているように、フレーム部 材18の凹所18cにサファイヤボール等でなる小球体9を載置し、この上から ブロック状の保持部材19を下降させるだけで、その脚部19bがフレーム部材 18の係合孔18b内に挿入され、該係合孔18bの係合段部18eと脚部18 bの係合爪19cが係合し、小球体9は保持部材19とフレーム部材18との間 で回転自在に簡単に固定されることになる。
【0028】 かくして、フレーム部材18の凹所18b毎に小球体9を載置し、その上から ブロック状保持部材19を押さえつけるように取付ければ、全ての小球体9をワ ンタッチで短時間に装着できる。これら小球体9上にトラックボール3を載置す れば、該トラックボール3は極めて円滑に回転動作せしめられ、検出精度の良好 なトラックボール座標情報入力装置10を得ることができる。
【0029】
以上述べた通り、本考案によれば、トラックボールを支持する小球体を簡単に 固定でき歩留り良く製造できる優れたトラックボール座標情報入力装置を提供す ることができる。
【図1】本考案の実施例に係るトラックボール座標情報
入力装置のフレーム部材を示す平面図である。
入力装置のフレーム部材を示す平面図である。
【図2】本考案の実施例に係るトラックボール座標情報
入力装置の保持部材を示す平面図である。
入力装置の保持部材を示す平面図である。
【図3】本考案の実施例に係るトラックボール座標情報
入力装置の小球体の固定構造を示す要部断面図である。
入力装置の小球体の固定構造を示す要部断面図である。
【図4】従来のトラックボール座標情報入力装置の要部
の一例を示す側断面図である。
の一例を示す側断面図である。
【図5】従来のトラックボール座標情報入力装置の要部
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図6】従来トラックボール座標情報入力装置の小球体
の固定構造を示す概略断面図である。
の固定構造を示す概略断面図である。
1,10 トラックボール座標情報入力装置 3 トラックボール 4,5 ローラ 6,7 検出部 8,18 フレーム部材 9 小球体 18a 円形収容部 18 凹所 18c 係合孔 19 保持部材 19b 脚部 19c 係合爪
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 中央付近に形成された円形の収容部にト
ラックボールを回転自在に収容するフレーム部材と、該
フレーム部材の円形収容部の周縁領域に周設された凹所
に回転自在に収容され上記トラックボールとの間に介在
してこれを回転自在に支持する複数の小球体とからな
り、 上記フレーム部材には、小球体を収容すべき各凹所を結
ぶ円周上に被係合部が形成されており、上記各凹所に小
球体を載置し、その上方よりフレーム部材の被係合部と
係合する係合部を備えた保持部材を係合固定することを
特徴とする、トラックボール座標情報入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP058575U JPH054248U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | トラツクボール座標情報入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP058575U JPH054248U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | トラツクボール座標情報入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054248U true JPH054248U (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=13088243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP058575U Pending JPH054248U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | トラツクボール座標情報入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054248U (ja) |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP058575U patent/JPH054248U/ja active Pending
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