JPH0523223U - 把持装置の安全機構 - Google Patents

把持装置の安全機構

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JPH0523223U
JPH0523223U JP8007491U JP8007491U JPH0523223U JP H0523223 U JPH0523223 U JP H0523223U JP 8007491 U JP8007491 U JP 8007491U JP 8007491 U JP8007491 U JP 8007491U JP H0523223 U JPH0523223 U JP H0523223U
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JP
Japan
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gripping
lock
operating means
lever
safety mechanism
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Pending
Application number
JP8007491U
Other languages
English (en)
Inventor
孝 森
恭一 赤木
毅也 鈴木
敏行 平原
斉 棚沢
Original Assignee
株式会社アイチコーポレーシヨン
日本電信電話株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 できるだけ安価に製作できる安全機構によ
り、確実に把持装置の誤操作による開放作動を防止でき
るようにする。 【構成】 操作手段の操作動により直接押し引きされて
切換え駆動され、把持部45に対する油圧等の給排制御
を行う直接駆動式バルブを設けてなる把持装置40にお
いて、上記操作手段が、把持部45の把持作動側に操作
されたときに、ロック機構によってその操作手段を把持
作動側にロック保持する一方、ロック解除機構によって
そのロック保持を解除できるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、把持装置の安全機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すような把持式建柱作業車Tは、起伏、伸縮等自在なブーム43と、 このブーム43の先端に取り付けられ、油圧等を利用して電柱P等の柱状部材の 把持作動および開放作動を行う把持部45とからなる把持装置40を備えてなる 。この把持装置40では、上記柱状部材を把持部45によって直接把持し、ブー ム43の作動によって持ち上げ、効率良くその柱状部材の建柱もしくは引き抜き 作業を行うことができる。 ここで、上記把持部45に対する油圧等の給排制御は、バルブの切換えによっ て行われるが、そのバルブの切換え制御を行う手段としては、電気を利用したリ モコン操作によって行うリモコン方式(この場合、上記バルブは電磁切換制御バ ルブが用いられる)と、操作レバー等の操作手段の操作動によってスプールを直 接押し引きしてそのバルブ(直接駆動式バルブ)を切換え作動させる直接駆動方 式のいずれかが選択される。なお、直接駆動方式を用いた場合は、リモコン方式 を用いた場合よりもコスト的に有利である。 ところで、上記把持部45によって柱状部材を把持し、ブーム43を起伏等さ せることにより持ち上げた状態で、誤って把持部45を開放作動させる操作を行 った場合、柱状部材が落下して危険である。このため、そのような誤操作による 把持部45の開放作動(以下、誤開放作動という)を防止するための手段を講じ る必要がある。 上記リモコン方式を用いた場合では、例えば、複数の操作ボタンを同時に押さ なければ上記電磁切換制御バルブに切換信号が送出されないようにするというよ うに電気的な規制を設けることにより上記誤開放作動を防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記直接駆動方式では、そのような誤開放作動を防止するため の手段が講じられていないのが実状であり、前述のコスト的な面も考慮して、あ まりコストの上昇を伴わずに上記誤開放作動を防止できるようにしたいとの要請 があった。
【0004】 本考案は、そのような事情に鑑みたものであり、できるだけ安価に、かつ確実 に上記誤開放作動を防止できるようにした把持装置の安全機構を提供することを 目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案では、操作手段の操作動により直接押し 引きされて切換え駆動され、把持部に対する油圧等の給排制御を行う直接駆動式 バルブを設けてなる把持装置において、上記操作手段が、把持部の把持作動側に 操作されたときに、ロック機構によってその操作手段を把持作動側にロック保持 する一方、ロック解除機構によってそのロック保持を解除できるように構成して いる。
【0006】
【作用】
このような安全機構では、電気的な作動を伴うことなく、ロック機構の機構的 な作動のみによって操作手段を把持作動側にロック保持でき、また、ロック解除 機構の機構的な作動のみによって上記ロック保持を解除する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 まず、本考案に係る把持装置の安全機構を備えた把持式建柱作業車について、 図4を用いて説明する。 この把持式建柱作業車Tは、車体Bの後部に、この車体Bに対して旋回自在に 取り付けられた旋回台42と、この旋回台42の上部に、起伏自在に枢着される とともに伸縮自在に構成されたブーム43と、このブーム43の先端に、屈伸自 在な屈伸アーム44を介して上下左右に首振等自在に取り付けられ、電柱Pを把 持・開放自在な把持部45とからなる把持装置40を備えてなる。この把持装置 40では、把持部45により把持した電柱Pを持ち上げたり、回転させたりしな がら所定の位置へ建てることができる(図におけるI参照)。 なお、ブーム43には、ブーム43の先端部に対して着脱自在な連結部材51 を介してオーガ装置52が吊下げ・格納自在に取り付けられており、このオーガ 装置52を用いて電柱Pを建て入れるための穴を掘削することができる(図にお けるII参照)。
【0008】 このような把持装置40およびオーガ装置52の各作動は、旋回台42の下部 に設けられた操作席10から、その向い側に取り付けられた各作動用操作レバー 11を操作することにより制御される。 なお、各操作レバー11は、レバーカバー11aによって覆われており、図2 に示すように、そのレバーカバー11aの下部に横置きに配置されたシャフト1 1bを中心に、操作席10の手前側と向い側とに揺動操作される。
【0009】 ここで、把持部45の作動を制御するための操作レバー(把持・開放用レバー 12)について、図1を用いて詳しく説明する。 この把持・開放用レバー12は、各作動用操作レバー11と同様にシャフト1 1bを中心に前後に揺動操作されるのであるが、その下端部は、リンク12aを 介して、操作席10の下部に内蔵された油圧バルブ(直接駆動式バルブ)14の スプール14aに接続されている。このため、把持・開放用レバー12を把持位 置(向い側)GRに操作するとその操作動によってスプール14aが直接バルブ 14の本体に対して押し込まれ、また、把持・開放用レバー12を開放位置(手 前側)OPに操作するとその操作動によってスプール14aが直接バルブ14の 本体に対して引き出され、把持部45を把持作動または開放作動させるべく油圧 源(図示せず)からの油圧が給排される。
【0010】 そして、この把持・開放用レバー12について上記安全機構が取り付けられる のである。この安全機構1は、ロック機構2と、ロック解除機構5とから構成さ れている。
【0011】 ロック機構2は、把持・開放用レバー12の中間部に、その把持・開放用レバ ー12の操作方向に延びて取り付けられ、かつ手前側部分に横穴3aが穿設され てなるロックプレート3と、レバーカバー11aの内部の、把持・開放用レバー 12が把持位置GRに操作されたときに上記ロックプレート3における横穴3a に対向する位置に取り付けられたロック作動部4とから構成されている。 なお、ロック作動部4は、図3に詳しく示すように、ケース4bと、上記横穴 3aに対して若干径が小さくなるように形成され、その先端部がケース4bに対 して突出・引っ込み自在に嵌入されたロックピン4aと、ケース4b内の奥部に 収められ、ロックピン4aを突出方向に付勢する突出バネ4cとからなる。また 、ロックピン4aの基端部は、ケース4bの奥部からその外方に突き出た状態と なっている。
【0012】 ロック解除機構5は、基端部が上記ロックピン4aの基端部に連結されるとと もに、先端部が上記レバーカバー11aの上部に導かれたワイヤ6と、このワイ ヤ6の先端部およびレバーカバー11aの上部間に取り付けられた解除操作機構 7とから構成されている。 なお、解除操作機構7は、ワイヤ6の先端部に接続され、上記レバーカバー1 1aに対し、操作席10の手前側への引出しおよび元の位置への戻しが自在に取 り付けられた解除操作ツマミ7aと、この解除操作ツマミ7aを戻し方向に付勢 する戻しバネ7bとからなる。
【0013】 このような構成の安全機構1では、把持部45によって電柱Pを把持すべく把 持・開放用レバー12を把持位置GRに操作すると、把持部45が把持作動する とともに把持・開放用レバー12は、ロックプレート3における横穴3a内にロ ックピン4aが突出して把持位置GRにロック保持される。これにより、電柱P を把持した状態で、不用意に把持・開放用レバー12に触れても、その把持・開 放用レバー12は把持位置GRから動かず、把持部45が開放作動することを防 止することができる。 電柱Pを建て入れる等して把持部45を開放作動させようとするときは、上記 解除操作ツマミ7aを引き出すことにより、ワイヤ6が引っ張られ、上記突出バ ネ4cの付勢力に抗してロックピン4aがケース4b内に引き込まれ、上記横穴 3aから抜ける。これにより、把持・開放用レバー12のロック保持が解除され 、把持・開放用レバー12を開放位置OPに操作して、把持部45を開放作動さ せることができる。 なお、把持・開放用レバー12が把持位置GR以外に位置され、解除操作ツマ ミ7aが開放されると、解除操作ツマミ7aは上記戻しバネ7bの付勢力によっ て元の位置に戻され、ロックピン4aは上記突出バネ4cの付勢力によってロッ クプレート3における横穴3a以外の部分に当接する(このときワイヤ6は若干 たるんだ状態になり、再びロックピン4aが横穴3a内に突出することによって 張った状態となる)。 このように本安全機構1では、電気的な作動を用いることなく全て機構的な作 動によって把持・開放用レバー12のロック保持およびロック解除を行うことが できるようにしているので、きわめて安価に製作することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、本考案の安全機構を用いれば、把持部の把持・開放作動を制御 するための操作手段が把持作動側に操作されたとき、これをロック保持し、ロッ ク解除機構を働かせることによってはじめてそのロック保持の解除を行うことが できるようになっているため、把持作業中に不用意に上記操作手段に触れても把 持部が開放作動することを防止でき、さらに、そのロック保持とロック保持の解 除は機構的な作動のみによって行われるため、きわめて低コストで把持装置によ る把持作業の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る安全機構の側面図である。
【図2】上記安全機構の正面図である。
【図3】上記安全機構におけるロック作動部の拡大正面
図である。
【図4】上記安全機構を備えた把持式建柱作業車の側面
図である。
【符号の説明】
2 ロック機構 3 ロックプレート 3a 横穴 4a ロックピン 5 ロック解除機構 6 ワイヤ 7a 解除操作ツマミ 12 把持・開放用レバー 40 把持装置 43 ブーム 45 把持部 52 オーガ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 毅也 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 愛知車輌株式会社上尾工場内 (72)考案者 平原 敏行 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 棚沢 斉 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧等を利用して把持・開放作動を行う
    把持部と、この把持部の作動を制御するための操作手段
    と、この操作手段の操作動によって押し引きされること
    により直接切換え駆動され、前記把持部に対して前記油
    圧等の給排制御を行う直接駆動式バルブとを有してなる
    把持装置の安全機構であって、前記操作手段が前記把持
    部の把持作動側に操作されたときに、その操作手段を前
    記把持作動側にロック保持するロック機構と、このロッ
    ク機構による前記操作手段のロック保持を解除させるロ
    ック解除機構とからなることを特徴とする把持装置の安
    全機構。
JP8007491U 1991-09-05 1991-09-05 把持装置の安全機構 Pending JPH0523223U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813974B1 (ja) * 1968-01-12 1973-05-02
JPS5140590U (ja) * 1974-09-18 1976-03-26

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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