JPH05231523A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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Publication number
JPH05231523A
JPH05231523A JP6092692A JP6092692A JPH05231523A JP H05231523 A JPH05231523 A JP H05231523A JP 6092692 A JP6092692 A JP 6092692A JP 6092692 A JP6092692 A JP 6092692A JP H05231523 A JPH05231523 A JP H05231523A
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JP
Japan
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valve
valve body
oil passage
sleeve
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6092692A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Fukaya
直幸 深谷
Mamoru Niimi
守 新美
Akira Fukatsu
彰 深津
Takemasu Kano
威倍 加納
Fumitomo Yokoyama
文友 横山
Atsushi Honda
敦 本多
Tatsuo Kushima
辰夫 久嶋
Takeji Koide
武治 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機の油圧制御装置において、異なる
形式の油圧制御弁を共通のバルブボディに互換取付け可
能とする。 【構成】 バルブボディ1の油路10を横断するスプー
ル弁挿入用孔12に油圧制御弁ユニット2が嵌挿される
油圧制御装置において、油圧制御弁ユニット3を、内部
に油路10に連通する油室301を有し、スプール弁挿
入用孔12に嵌挿可能な外形を有するスリーブ30と、
油室301を開閉可能にスリーブ30の端部に取付けた
弁31とから構成し、油圧制御弁ユニット2,3をバル
ブボディ1に対して互換可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の油圧制御
装置に関し、特に、バルブボディに対して形式の異なる
弁を互換可能とした油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用自動変速機の発進装置を構
成するトルクコンバータには、車両走行燃費の向上のた
め所定車速以上でエンジンと変速機を直結させるロック
アップクラッチが設けられている。このロックアップク
ラッチは、油圧制御装置中のソレノイド弁のオンオフに
よる信号圧の切換でロックアップリレー弁を動作させ
て、レギュレータ弁からトルクコンバータに至る給排油
路の切換で係合及び解放される。
【0003】一方、最近、ロックアップクラッチの係合
領域を広げ、より一層の燃費の向上を図るべく、係合時
にロックアップクラッチをスリップ制御する自動変速機
が開発されている。この種の変速機では、ソレノイド弁
のオンオフによる信号圧の印加及び解放に代えて、スプ
ール形のリニヤソレノイド弁による細かな信号圧の調圧
が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ロック
アップスリップ制御は、リニヤソレノイド弁の使用やそ
れに付随するバルブの付設等により、部品単価及び点数
の増加を伴うものであるため、車両のグレードとの関係
で、必ずしも全ての車両に適用可能なものではない。他
方、ロックアップスリップ制御の有無のみで、主要な回
路構成を同じくする油圧制御装置の特にバルブボディの
全体構成を別個のものとすることも無駄が多く、製造コ
ストを低減させる上で問題となる。そして、このこと
は、油圧制御装置の他の弁についてもいえる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み成された
ものであり、自動変速機の主要構成を同じくするバルブ
ボディに異なる形式の油圧制御弁を選択的に装着可能と
することにより、バルブボディを共用化することのでき
る自動変速機の油圧制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、油圧制御装置の所定の部位間を連通する
油路と該油路を横断し且つ端面に開口するスプール弁挿
入用孔とを形成されたバルブボディと、前記スプール弁
挿入用孔に嵌挿して固着手段により前記バルブボディに
固定される油圧制御弁ユニットとを備える自動変速機の
油圧制御装置において、前記油圧制御弁ユニットは、内
部に前記油路に連通する油室を形成されるとともに前記
バルブボディの前記スプール弁挿入用孔に嵌挿されて前
記固着手段により前記バルブボディに固定可能な外形を
有するスリーブと、該スリーブ内の前記油室を開閉可能
に前記スリーブの端部に取付けられた弁とから成ること
を構成とする。
【0007】
【発明の作用及び効果】このような構成を採った本発明
に係る油圧制御弁装置では、油圧制御弁ユニットが、内
部にバルブボディの油路に連通する油室を形成されると
ともにバルブボディのスプール弁挿入用孔に嵌挿されて
固着手段によりバルブボディに固定可能な外形を有する
スリーブと、スリーブ内の油室を開閉可能にスリーブの
端部に取付けられた弁とから構成されているので、スプ
ール弁挿入用孔に油圧制御弁ユニットを取付けること
で、油圧制御装置の所定の部位間を連通する油路中にス
プール形の弁とは異なる形式の弁を介在させて、該弁の
操作で油路の油圧を制御することができる。
【0008】したがって、本発明によれば、スリーブの
介在により、主要構成を同じくするバルブボディに異な
る形式の油圧制御弁を仕様に応じて選択的に装着するこ
とが可能となり、バルブボディの共用化による油圧制御
装置の製造コストの低減を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明の実施例について
説明する。図1は、本発明を概念的に示す分解図(一部
断面を含む)であり、この装置は、全体を図示しない油
圧制御装置の所定の部位間を連通する油路10とそれを
横断し且つ端面に開口11を有するスプール弁挿入用孔
12とを形成されたバルブボディ1と、スプール弁挿入
用孔12に嵌挿して固着手段たるブラケット4によりバ
ルブボディ1に固定される油圧制御弁ユニット(リニヤ
ソレノイド弁2又はソレノイド弁ユニット3)を備える
自動変速機の油圧制御装置を構成している。そして、ソ
レノイド弁ユニット3は、内部に油路10に連通する油
室301を形成されるとともにバルブボディ1のスプー
ル弁挿入用孔12に嵌挿されて固着手段4によりバルブ
ボディ1に固定可能な外形を有するスリーブ30と、ス
リーブ30内の油室301を開閉可能にスリーブ30の
外端部に取付けられたソレノイド弁31とから構成され
ている。
【0010】さらに各部の詳細な構成について説明する
と、バルブボディ1は、複数の油路10を備えており、
この例では、油路10aが信号圧の供給油路とされ、油
路10bが信号圧の送り出し油路とされ、油路10cが
ドレーン油路とされている。これらの油路10を横断す
るスプール弁挿入用孔12は、この例では、本来リニヤ
ソレノイド弁2のスプール形の弁体211及びその弁座
を構成するスリーブ212を嵌挿可能に構成されてい
る。
【0011】リニヤソレノイド弁2は、弁体211と弁
本体を構成するスリーブ212とから成る弁部21と、
スリーブ212の外端部に固定されたリニヤソレノイド
221を駆動手段とする操作手段22(アマチュア22
2、プランジャ223等)とから構成されている。弁体
211はこの例では、3つのランドを備え、中央のラン
ド213がスリーブ212のポート214と協働して調
圧作用を行なう。
【0012】一方、ソレノイド弁ユニット3は、上記ス
リーブ30とソレノイド弁31とから構成され、スリー
ブ30は、有底の内端部302と、油室301を囲む周
壁に油室301と油路10aとを連絡すべく削設された
油孔303と、同じく油室301と油路10bとを連絡
する油孔304とを備え、油室301の外端側は開放さ
れている。スリーブ301の外端側周壁にはブラケット
4を係合させる固定溝305が削設されている。ソレノ
イド弁31は、この例では、従来各シフト弁の信号圧を
制御するのに用いられているものと同様のオンオフ形の
ソレノイド弁とされており、通常は直接バルブボディ1
に嵌挿される弁本体310の内端部がスリーブ30の油
室301の外端側開口部に嵌挿され、適宜の固着手段
(図にはそのボルト32が示されている)でスリーブ3
0の外端部に形成されたフランジ部306に抜け止め固
定されている。なお、詳細な説明は省略するが、符合3
11はボール形の弁体を支持する排油溝付のアマチュ
ア、312はソレノイドを示す。
【0013】ブラケット4は、リニヤソレノイド弁2の
固定溝215又はソレノイド弁ユニット3の上記固定溝
305に係合するバルブボディ1の側面に沿うフォーク
状の弁係合部41と、該部に対して直角に折り曲げられ
てバルブボディ1の上面に沿う締着部42と、締着部4
2をバルブボディ1に締め付け固定するボルト43とか
ら構成されている。この例では、ブラケット4は、リニ
ヤソレノイド弁2を固定するものと同一のものとされて
いる。
【0014】次に、上記のように構成されたソレノイド
弁ユニット3が自動変速機の油圧制御装置中においてリ
ニヤソレノイド弁2と互換可能となることを図2、図3
に示す関連部分を簡略化した回路図に沿って説明する。
図2はロックアップスリップ制御を行なう場合の回路を
示すもので、バルブボディ1の油路10aは、図示しな
いソレノイドモデュレータ弁を介してライン圧油路Ll
に接続されており、油路10bはソレノイドリレー弁5
を介してロックアップリレー弁6及びロックアップコン
トロール弁7の受圧部にそれぞれ接続されている。な
お、図において、符合8はトルクコンバータ、9はロッ
クアップクラッチを示す。したがって、詳細な説明は省
略するが、図示しないプライマリレギュレータ弁に通じ
る油路Lpからロックアップリレー弁6を介してロック
アップクラッチ9に供給される油圧は、リニヤソレノイ
ド弁2により調圧された信号圧によるロックアップコン
トロール弁7で微細に調圧され、その結果、係合時のロ
ックアップスリップ制御が成される。
【0015】上記のような回路構成のバルブボディ1に
おいて、ロックアップスリップ制御を行なわない構成と
する場合は、図3に示すように、リニヤソレノイド弁2
に代えてソレノイド弁ユニット3が配設され、ロックア
ップコントロール弁7は除去され、該弁への油路は、ド
レーン油路を除いて、油路中のオリフィス配設部にオリ
フィスに代えて盲プラグを嵌めることにより閉鎖され
る。さらに、この例では、ソレノイドリレー弁5の収容
孔には通孔51Aと通溝52Aを形成したプラグ5Aが
不動に嵌め込まれる。このような構成とされた回路にお
いて、信号圧は図示しない1−2シフト弁から油路L
s、通孔51Aを経て油路10aに供給され、油室30
1、油路10b、通溝52Aを経てロックアップリレー
弁6の受圧部に供給される。したがって、この信号圧
は、ソレノイド弁31の閉鎖によりロックアップリレー
弁6の受圧部に印加され、開放により除去される。
【0016】上記実施例では、ソレノイド弁ユニット3
のスリーブ30が内端部302を備える有底状とされて
いるため、ボルト32により相互に固定されたソレノイ
ド弁ユニット3全体には油室301に作用する油圧によ
る軸方向の不平衡力は作用せず、したがって、軸方向不
平衡力の作用しないスプール弁形式のリニヤソレノイド
弁と同様の簡単なブラケット4でバルブボディ1に抜け
止め固定することができる。
【0017】次に、図4はソレノイド弁ユニットの他の
実施例を示すもので、この例では、上記実施例における
油室301中のソレノイド弁31の入口部近傍にストレ
ーナ33が配設されている。このようにするとソレノイ
ド弁31への異物の流入を防いで、その耐スティック性
を向上させることができる。この弁ユニットのその他の
構成については、前記実施例において付した符合で対応
す部位を示し、個々の説明は省略する。
【0018】以上、本発明を2つの実施例に基づき詳説
したが、本発明は上記実施例の開示内容のみに限定され
ることなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種
々に具体的構成を変更して実施可能なものであることは
いうまでもない。また、本発明は、その適用を特に自動
変速機のロックアップ制御に限るものでなく、他の制御
にも適用可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を概念的に示す一実施例の総合断面図で
ある。
【図2】実施例装置の自動変速機への適用を示す油圧回
路の部分図である。
【図3】実施例装置の他の自動変速機への適用を示す油
圧回路の部分図である。
【図4】他の実施例を示す油圧制御弁ユニットの側断面
図である。
【符号の説明】
1 バルブボディ 2 リニヤソレノイド弁(油圧制御弁ユニット) 3 ソレノイド弁ユニット(油圧制御弁ユニット) 4 ブラケット(固着手段) 10 油路 12 スプール弁挿入用孔 30 スリーブ 31 ソレノイイド弁(弁) 301 油室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加納 威倍 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 横山 文友 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 本多 敦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 久嶋 辰夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小出 武治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧制御装置の所定の部位間を連通する
    油路と該油路を横断し且つ端面に開口するスプール弁挿
    入用孔とを形成されたバルブボディと、前記スプール弁
    挿入用孔に嵌挿して固着手段により前記バルブボディに
    固定される油圧制御弁ユニットとを備える自動変速機の
    油圧制御装置において、前記油圧制御弁ユニットは、内
    部に前記油路に連通する油室を形成されるとともに前記
    バルブボディの前記スプール弁挿入用孔に嵌挿されて前
    記固着手段により前記バルブボディに固定可能な外形を
    有するスリーブと、該スリーブ内の前記油室を開閉可能
    に前記スリーブの端部に取付けられた弁とから成ること
    を特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
JP6092692A 1992-02-18 1992-02-18 自動変速機の油圧制御装置 Pending JPH05231523A (ja)

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JP6092692A JPH05231523A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 自動変速機の油圧制御装置

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JP6092692A JPH05231523A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 自動変速機の油圧制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536064A (ja) * 2005-04-05 2008-09-04 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車の自動変速機用ギアシフト装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536064A (ja) * 2005-04-05 2008-09-04 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車の自動変速機用ギアシフト装置

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