JPH05231213A - エンジンの始動制御装置 - Google Patents
エンジンの始動制御装置Info
- Publication number
- JPH05231213A JPH05231213A JP6911792A JP6911792A JPH05231213A JP H05231213 A JPH05231213 A JP H05231213A JP 6911792 A JP6911792 A JP 6911792A JP 6911792 A JP6911792 A JP 6911792A JP H05231213 A JPH05231213 A JP H05231213A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- predetermined value
- scavenging mode
- scavenging
- mode
- Prior art date
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- Pending
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子制御燃料噴射装置を採用するエンジンに
おいて、エンジンの始動失敗時に、掃気モード又は掃気
モード解除を自動的に行なえるようにする。 【構成】 以下に示すエンジン条件により、掃気モード
と掃気モード解除がなされる。 掃気モードはキースイッチをオンした時に、スロット
ル開度が所定値以上で、かつエンジン回転数が所定値以
下であること。 掃気モード解除は、エンジン回転数が所定値以上であ
ることが所定時間以上継続したこと。
おいて、エンジンの始動失敗時に、掃気モード又は掃気
モード解除を自動的に行なえるようにする。 【構成】 以下に示すエンジン条件により、掃気モード
と掃気モード解除がなされる。 掃気モードはキースイッチをオンした時に、スロット
ル開度が所定値以上で、かつエンジン回転数が所定値以
下であること。 掃気モード解除は、エンジン回転数が所定値以上であ
ることが所定時間以上継続したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの始動に失敗し
た際の対応技術を考慮したエンジンの始動制御装置に関
する。
た際の対応技術を考慮したエンジンの始動制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関において、空燃比が過濃により
エンジンの始動に失敗する場合がある。この場合、燃焼
室内は燃料が充満し、あるいは点火プラグは漏れた状態
になる。上記状態の時に通常はアクセルを全開にしたま
まクランキングをすると、燃料が非噴射となって燃焼室
が掃気される。
エンジンの始動に失敗する場合がある。この場合、燃焼
室内は燃料が充満し、あるいは点火プラグは漏れた状態
になる。上記状態の時に通常はアクセルを全開にしたま
まクランキングをすると、燃料が非噴射となって燃焼室
が掃気される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら雪上車等
は、アクセルは指で操作する構造であると共に、クラン
キングはリコイル式にあっては手でひもを引いてクラン
キングする方式であるため、操作性が悪い。又、始動に
失敗した状態からエンジンを再始動した場合、アクセル
は全開となっているためエンジン回転数が急激に上昇し
てしまう。又、雪上車等の場合は自動クラッチで無段変
速構成であるため、このような状態では暴走してしまう
欠点を有している。しがって、従来は始動に失敗した場
合には、別設された操作スイッチを押圧し、これとエン
ジン回転数との条件を用いて燃料供給を停止し、この間
にクランキングして掃気した後、再始動するようにして
いる(特開平3−172550号)。しかし、この種の
ものは操作スイッチを設ける必要があり、かつ操作上も
煩わしい。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、始動失敗時に、特別なスイッチ類を設けず、操作の
可能なエンジンの始動制御装置を提供することを目的と
している。
は、アクセルは指で操作する構造であると共に、クラン
キングはリコイル式にあっては手でひもを引いてクラン
キングする方式であるため、操作性が悪い。又、始動に
失敗した状態からエンジンを再始動した場合、アクセル
は全開となっているためエンジン回転数が急激に上昇し
てしまう。又、雪上車等の場合は自動クラッチで無段変
速構成であるため、このような状態では暴走してしまう
欠点を有している。しがって、従来は始動に失敗した場
合には、別設された操作スイッチを押圧し、これとエン
ジン回転数との条件を用いて燃料供給を停止し、この間
にクランキングして掃気した後、再始動するようにして
いる(特開平3−172550号)。しかし、この種の
ものは操作スイッチを設ける必要があり、かつ操作上も
煩わしい。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、始動失敗時に、特別なスイッチ類を設けず、操作の
可能なエンジンの始動制御装置を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はエンジン条件により自動的に掃気モードと
掃気モード解除を行なうようにした。即ち、 掃気モードは、キースイッチがオン状態にあり、スロ
ットル開度が所定値以上で、かつエンジン回転数が所定
値以下であること。 掃気モード解除は、エンジン回転数が所定値以上であ
ることが所定時間以上継続したこと。
め、本発明はエンジン条件により自動的に掃気モードと
掃気モード解除を行なうようにした。即ち、 掃気モードは、キースイッチがオン状態にあり、スロ
ットル開度が所定値以上で、かつエンジン回転数が所定
値以下であること。 掃気モード解除は、エンジン回転数が所定値以上であ
ることが所定時間以上継続したこと。
【作用】したがって、エンジン始動に失敗すれば、の
条件を満たして掃気モードとなり、掃気モード中にエン
ジンが始動すればの条件を満たすため、自動的に掃気
モード解除となる。
条件を満たして掃気モードとなり、掃気モード中にエン
ジンが始動すればの条件を満たすため、自動的に掃気
モード解除となる。
【0005】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図2
は本発明によるエンジン始動制御装置の構成図である。
図において、1はエンジンであり、2はエンジンからの
状態情報を取り込み、これを用いて制御情報を導出する
電子制御装置(ECU)である。本実施例の場合、エン
ジンの状態情報としてエンジン回転数とスロットル開度
とを検出し、これらを用いて後述する掃気モード又は掃
気モード解除を自動的に演算しようとするものである。
は本発明によるエンジン始動制御装置の構成図である。
図において、1はエンジンであり、2はエンジンからの
状態情報を取り込み、これを用いて制御情報を導出する
電子制御装置(ECU)である。本実施例の場合、エン
ジンの状態情報としてエンジン回転数とスロットル開度
とを検出し、これらを用いて後述する掃気モード又は掃
気モード解除を自動的に演算しようとするものである。
【0006】先ず、演算内容の概要について説明する。
エンジンの始動失敗した場合は掃気モードにし、クラン
キング中は燃料供給を停止すること。掃気が進みエンジ
ンが始動した場合は、既に掃気モードになっているもの
を自動的に解除し、通常の制御へ移行するようにする。
以上の処理内容を図1を用いて以下に具体的に説明す
る。図1(a) は掃気モード設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。図において、ステップS1 はECUパワ
ーON、即ち、キースイッチONを検出する処理であ
る。キースイッチONであればステップS2 へ進み、ス
ロットル開度θTHが設定値より大か否かを検出する。
ここでスロットル開度が所定値以上であればステップS
3 へ進みエンジン回転数を検出する。ステップS3 にて
エンジン回転数が所定値以下であれば始動失敗と判断
し、ステップS4 へ進んで掃気モードとする。したがっ
て操作としては、スロットルを全開近くまで開いたまま
メインスイッチONして、エンジンが停止していれば自
動的に掃気モードになる。そしてクランキング中は燃料
の供給はない。
エンジンの始動失敗した場合は掃気モードにし、クラン
キング中は燃料供給を停止すること。掃気が進みエンジ
ンが始動した場合は、既に掃気モードになっているもの
を自動的に解除し、通常の制御へ移行するようにする。
以上の処理内容を図1を用いて以下に具体的に説明す
る。図1(a) は掃気モード設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。図において、ステップS1 はECUパワ
ーON、即ち、キースイッチONを検出する処理であ
る。キースイッチONであればステップS2 へ進み、ス
ロットル開度θTHが設定値より大か否かを検出する。
ここでスロットル開度が所定値以上であればステップS
3 へ進みエンジン回転数を検出する。ステップS3 にて
エンジン回転数が所定値以下であれば始動失敗と判断
し、ステップS4 へ進んで掃気モードとする。したがっ
て操作としては、スロットルを全開近くまで開いたまま
メインスイッチONして、エンジンが停止していれば自
動的に掃気モードになる。そしてクランキング中は燃料
の供給はない。
【0007】図1(b) は掃気モード解除ルーチンを示す
フローチャートである。図において、ステップS5 はエ
ンジン回転数が設定値より大か、即ち、エンジン始動し
たかクランキング中かを検出する処理であり、クランキ
ング中(エンジン回転数が設定値よりも低い)であれば
ステップS9 にてカウンタC=0とする。ここでエンジ
ンが始動した場合(エンジン回転数が設定値よりも高
い)ステップS6 へ進みC=C+1としてステップS7
へ進む。ステップS7 にてカウンタ値が所定値より大で
なければ(エンジンの始動完了状態(エンジン回転数が
設定値よりも高い状態)が所定時間以上継続しなけれ
ば)エンジン始動完了でないと判断するが、所定値以上
であればエンジン始動完了と判断し、ステップS8 へ進
んで自動的に掃気モードを解除する。したがって掃気モ
ードにあってエンジンが始動すれば、自動的に掃気モー
ドが解除される。なお、エンジンが始動しないまま掃気
が完了した場合は、キースイッチをOFFすればよい。
フローチャートである。図において、ステップS5 はエ
ンジン回転数が設定値より大か、即ち、エンジン始動し
たかクランキング中かを検出する処理であり、クランキ
ング中(エンジン回転数が設定値よりも低い)であれば
ステップS9 にてカウンタC=0とする。ここでエンジ
ンが始動した場合(エンジン回転数が設定値よりも高
い)ステップS6 へ進みC=C+1としてステップS7
へ進む。ステップS7 にてカウンタ値が所定値より大で
なければ(エンジンの始動完了状態(エンジン回転数が
設定値よりも高い状態)が所定時間以上継続しなけれ
ば)エンジン始動完了でないと判断するが、所定値以上
であればエンジン始動完了と判断し、ステップS8 へ進
んで自動的に掃気モードを解除する。したがって掃気モ
ードにあってエンジンが始動すれば、自動的に掃気モー
ドが解除される。なお、エンジンが始動しないまま掃気
が完了した場合は、キースイッチをOFFすればよい。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればE
CUのルーチン上に掃気モード又は掃気モード解除の各
サブルーチンをつくったため以下に列挙する効果を奏す
る。 (イ)新たに操作のためのスイッチを増設することなく
掃気が可能となる。 (ロ)一旦、掃気モードに入ると、例えスロットルをア
イドル位置へ戻しても掃気モードは解除されない。した
がってクランキング操作に無理がなく、始動後の暴走も
ない。 (ハ)掃気モード中にエンジンが始動しても、掃気モー
ドは自動的に解除されて通常モードとなるため操作性が
よい。
CUのルーチン上に掃気モード又は掃気モード解除の各
サブルーチンをつくったため以下に列挙する効果を奏す
る。 (イ)新たに操作のためのスイッチを増設することなく
掃気が可能となる。 (ロ)一旦、掃気モードに入ると、例えスロットルをア
イドル位置へ戻しても掃気モードは解除されない。した
がってクランキング操作に無理がなく、始動後の暴走も
ない。 (ハ)掃気モード中にエンジンが始動しても、掃気モー
ドは自動的に解除されて通常モードとなるため操作性が
よい。
【図1】本発明によるエンジンの始動制御装置の処理内
容を示すフローチャート。
容を示すフローチャート。
【図2】本発明のハード構成を示し概念図。
1 E/G(エンジン) 2 ECU電子制御装置
Claims (3)
- 【請求項1】 電子制御燃料噴射装置を採用しているエ
ンジンの始動制御装置において、キースイッチをオンし
た時にスロットル開度が所定値以上で、かつエンジン回
転数が所定値以下であることを条件に掃気モードとして
クランキング中の燃料噴射を停止する掃気モード設定手
段を備えたことを特徴とするエンジンの始動制御装置。 - 【請求項2】 キースイッチをオンした時にエンジン回
転数が所定値以上あり、かつこの状態が所定時間以上継
続したことを条件に掃気モードを解除して通常モードと
する掃気モード解除手段を備えたことを特徴とする請求
項1記載のエンジンの始動制御装置。 - 【請求項3】 エンジンの始動がないまま掃気が完了し
た時、キースイッチをオフして掃気モードを解除するこ
とを特徴とする請求項1記載のエンジンの始動制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6911792A JPH05231213A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | エンジンの始動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6911792A JPH05231213A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | エンジンの始動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231213A true JPH05231213A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13393383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6911792A Pending JPH05231213A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | エンジンの始動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05231213A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009215961A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの始動制御装置 |
CN103122801A (zh) * | 2011-11-18 | 2013-05-29 | 丰田自动车株式会社 | 用于内燃机的启动控制装置和启动控制方法 |
CN111765010A (zh) * | 2020-06-01 | 2020-10-13 | 东风汽车集团有限公司 | 一种增压直喷发动机扫气激活工况的确定方法 |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP6911792A patent/JPH05231213A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009215961A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの始動制御装置 |
CN103122801A (zh) * | 2011-11-18 | 2013-05-29 | 丰田自动车株式会社 | 用于内燃机的启动控制装置和启动控制方法 |
JP2013108409A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-06 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の始動制御装置 |
CN103122801B (zh) * | 2011-11-18 | 2016-03-16 | 丰田自动车株式会社 | 用于内燃机的启动控制装置和启动控制方法 |
CN111765010A (zh) * | 2020-06-01 | 2020-10-13 | 东风汽车集团有限公司 | 一种增压直喷发动机扫气激活工况的确定方法 |
CN111765010B (zh) * | 2020-06-01 | 2021-07-23 | 东风汽车集团有限公司 | 一种增压直喷发动机扫气激活工况的确定方法 |
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