JPH05230696A - 電着塗装用装置 - Google Patents

電着塗装用装置

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JPH05230696A
JPH05230696A JP7331092A JP7331092A JPH05230696A JP H05230696 A JPH05230696 A JP H05230696A JP 7331092 A JP7331092 A JP 7331092A JP 7331092 A JP7331092 A JP 7331092A JP H05230696 A JPH05230696 A JP H05230696A
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hanger
hung
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lifting
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Hiroshi Ota
弘 太田
Akio Watabe
昭夫 渡部
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TOKAI PLANT ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電着塗装に不向きな複雑な形状の物でもエア
ーポットを除き確実に電着塗装並びに脱脂や水洗等の各
種の処理が行え、且つ処理終了後は処理液を完全に排出
して次工程に移動する。 【構成】 取付枠1上にレール8を水平移動可能に並設
し、昇降用フレーム23をレール8に吊設し又、バラン
スウエイト20をレール8一端に連結してレール8のバ
ランスを保ち、走行用フレーム35を昇降用フレーム2
3に移動可能に吊設し、任意断面の掛止体43を下端で
外側に向けて突設する支持柱41を下端にて連結したハ
ンガー引掛体40を二箇を一対として走行用フレーム3
5下面適位置に複数対を吊設し、ハンガー本体45四隅
上端に、掛止体43に対応する係止部46aを有する係
止体46二箇を一対として係止部46aを内側にして設
けたハンガー44の係止部46aを掛止体43で掛止可
能とし、フレーム47bを両側に設置した枠台47を、
回転用駆動装置57でハンガー本体45内にて断続回転
自在に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属表面を被覆保護する
電着塗装用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】科学技術の発達により金属表面処理の研
究開発がなされ、多方面の各分野においてその技術が用
いられて来ている。その技術の中で塗装分野においても
同様で、はけ塗りからエアスプレー塗り・エアレススプ
レー塗りから自動塗装へと進歩して来ている。このよう
な塗装技術の進歩に伴って、その一部である電着塗装が
開発され、直流電界で電気を帯びた塗装粒子が、その反
対の電気を帯びた被塗装物に移動させ折出する浸漬塗装
法があり、塗料粒子の電荷が負の場合のアニオン型と陽
の場合のカチオン型があり、1980年代以降はカチオ
ン型が主流になって、自動車や電気器具や建材等各分野
の金属製品用の防錆処理として巾広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電着塗装は浸漬塗装法
のため、その技術的内容から被塗装物にエアーポケット
或は汲み出しが有るような形状には不可能とされてい
た。例えばトランスケースを見てみると、壷形のため正
常な上向き状態で吊ると、上昇時に処理液を汲み出し、
次工程に移行するに当たって空にしなければならない
が、処理液を汲み込んだまゝ移行してしまう。又、18
0゜方向転換して伏せた状態で吊しても、浸漬時に内部
にエアーが溜り浮力が生じ内部処理を充分に出来ない。
更にトランスケースは放熱対策としてフインを放射状に
ついているため、横にして吊しても、フインの中に処理
液が溜まり充分に処理することが出来ない。このように
エアーポケット及び汲みとり出来る形状のため電着塗装
には不向きなものの一つである。それ故に使用目的に適
合した被覆物機能上から複雑な形状の金属製品の電着塗
装が行えず加工処理上非常に不都合を感じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解消し、エアーポケットや汲みとり出来る複雑な形
状のものでも、それらを無くして確実に塗装することが
出来る電着塗装用装置を提供せんとするものである。
【0005】即ち支柱にて支持する長細枠形状の取付枠
上にレールを水平移動可能に並列設置し、レール内に設
けた長溝に一端を設けた複数の第二昇降用チェーンで第
二伝達用スプロケットを介して長細状の昇降用フレーム
を数箇所で吊設し、昇降駆動装置で連動する第一昇降用
チェーンにてレールとバランスウエイトを連結し、長細
状の走行用フレーム上部適箇所に走行ロールを設け、該
走行ロールにて昇降用フレームに走行用フレームを吊設
し、昇降用フレームに設けた走行用駆動装置に連動する
チェーンにて移動自在とし、掛止可能な任意断面の掛止
体を下端にて外側に向けて突設する支持柱を補強材にて
連結して一体としたハンガー引掛体二箇を一対とし、走
行用フレーム下面適位置に複数対を長手に掛止体が直交
するよう吊設し、底部と側部を設けてなるハンガー本体
の四隅上端に掛止可能な任意断面の係止部を設けた係止
体二箇を一対として係止部を内側にして設けたハンガー
の係止部を掛止体で掛止可能としている。
【0006】又、中央下面に両端を弯曲状に折曲げた緩
衝材を設けてなる枠台両側にフレームを直立設置し、回
転用スプロケットを直結する回転軸にて側部に回転可能
に設け、回転用モーターにシリンダーにて水平移動する
クラッチ板を設けた回転用駆動装置のクラッチ板に、嵌
着するクラッチ板を一端に設けた回転用中間軸を回転軸
の上部の側部に設け、且つ回転用中間軸に設けたスプロ
ケットと回転軸の回転用スプロケットをチェーンにて連
結して枠台の回転を可能とし、適溝を設けて被塗物取付
可能とした受台下面に固定材を適数箇所に設けフォーク
リフトでの搬送を可能とし、当該受台と前記枠台両端を
連結具にて着脱自在としたものである。
【0007】
【作用】被塗物を受台上に取付け、フォークリフト等で
枠台上に載置し連結具で枠台に受台を固定したハンガー
を準備して置く。準備が終わってから昇降用駆動装置の
作動にて第一昇降用チェーンを介してバランスウエイト
の引き上げと、昇降用フレームの自重による引張りとに
よって、ゆっくりとレールが一方へ移動して昇降用フレ
ームを下降させて止まる。昇降用フレームの下降が止ま
ると走行用駆動装置の作動にてチェーンを介して走行用
フレームを昇降用フレームに沿って一方へ移動させ準備
したハンガーの係止部下方にハンガー引掛体の掛止体が
移動して止まる。再び昇降用駆動装置の作動にて第一昇
降用チェーンを介してレールを引張り第二昇降用チェー
ンで昇降用フレームを引き上げる。
【0008】この時、ハンガー引掛体も同上し掛止体が
ハンガーの係止部に嵌合し被塗物を固定したハンガーを
吊り上げ所定位置で止まる。次いで走行用駆動装置の作
動にてチェーンを介して走行用フレームを前回と逆の他
方へ移動させ、吊下するハンガーを処理槽上移行させて
止まる。そして再度昇降用駆動装置の作動にて昇降用フ
レームが下降し処理槽内にハンガーを入れる。ハンガー
が処理槽内に入ると、係止体の外端が処理槽上端に当た
ってハンガーの下降を停止するが、ハンガー引掛体は更
に下降して掛止体と係止部の嵌合がはずれ掛止体での掛
止が無くなって停止する。
【0009】この時走行用駆動装置が作動して走行用フ
レームを一方向に移動させ隣のハンガー引掛体の掛止体
が処理槽内のハンガー及び処理槽外で準備したハンガー
の係止部下方に来て走行用駆動装置が停止する。再び昇
降用駆動装置の作動にて次の被塗物を取付けたハンガー
と処理槽内で一部の処理が済んだハンガーを同時に掛止
体で引掛けて上昇して止まる。次いで走行用駆動装置が
作動し、任意処理の済んだハンガーには次の処理槽上へ
又、新しいハンガーは始めの処理槽内上に移行して止ま
る。
【0010】このように処理槽にて被塗物を処理する場
合、最上部から下降或は最下部から上昇する時回転用駆
動装置が作動し、下降過程で被塗物が入槽する時には枠
台を適角度回して取付けた被塗物を横向きとして浮力が
生じない状態で浸漬し、下降に従って上向きとなるよう
回転させ被除物内にエアーが溜まってエアーポケットが
生じないようにして上向きの正常な状態で各種の処理が
出来ないようにしている。又、上昇過程では、処理槽を
出るまでに上向き状態から横向きとし、更に下向きへと
回転用駆動装置の回転にて反転させながら被塗物内より
処理液を完全に排出し、下向き状態として次処理工程へ
移行する。このように走行用フレームの昇降と水平移動
及び枠台の回転にて被塗物を横転から反転させ、これ等
を適宜組合わせ繰返しながら被塗物内のエアーポケット
を無くし処理液の完全排出を行い次々と処理をして行
く。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面について説明
する。図中1は縦取付材2と横取付材3とからなる長細
形状の取付枠であって、補助縦取付材2aを適間隔に且
つ縦取付材2と平行に横取付材3間に設け、補助横取付
材3aを横取付材3の内側適位置に横取付材3と平行に
設け、支柱4と補助支柱5を縦取付材2と補助縦取付材
2a両端に対応する横取付材3下方に設けている。6は
軸受7にて支持するレール受用ローラであって、複数箇
を補助横取付材3a上面の適位置に当該レール受用ロー
ラ6を内側にして設置している。
【0012】8は角柱のレールであって、長溝8aを適
位置に複数穿設し、長溝8aが垂直となるようレール受
用ローラ6上に水平移動可能に載置している。9は昇降
用駆動装置全体を示し、10は駆動用スプロケット10
aを直結する昇降用モーターであって、取付枠1端部の
補助横取付材3a間適位置に縦取付材2と平行に設けた
受材11上に設けている。12は被駆動用スプロケット
13を設けた昇降用中間軸であって、縦取付材2下面よ
り突出する補助受材14上に軸受15にて設置し、両端
に第一伝達用スプロケット16を設置し、チェーン17
にて駆動用スプロケット10aと被駆動用スプロケット
13を連結している。18は案内用スプロケットであっ
て、第一伝達用スプロケット16下方に設けている。
【0013】19は第一昇降用チェーンであって、第一
伝達用スプロケット16と案内用スプロケット18を介
して一端をレール8に、他端をバランスウエイト20に
連結している。21は軸受22にて支持する第二伝達用
スプロケットであって、レール受用ローラ6と並列に補
助横取付材3a上の適位置に長溝8aに対応設置してい
る。23は縦フレーム23aと横フレーム23bとから
なる昇降用フレームであって、補助フレーム23cを横
フレーム23b上適位置複数箇所に設けている。24は
第二昇降用チェーンであって、一端を長溝8a端部に連
結し第二伝達用スプロケット21を介して他端を補助フ
レーム23c上面に連結しレール8の水平移動にて昇降
用フレーム23の上下動を可能としている。25は走行
用駆動装置全体を示し、26はスプロケット26aを直
結した走行用モーターであって、補助フレーム23cと
補助フレーム23d間に設けた補助材27上に軸芯を補
助フレーム23cと平行に設置している。
【0014】28は被駆動用スプロケット29を設けた
走行用中間軸であって、軸受30にて補助フレーム23
cと平行に支持すると共に、両端に第三伝達用スプロケ
ット31を設け、チェーン32にてスプロケット26a
と被駆動用スプロケット29を連結している。33は案
内用スプロケットであって、補助材27下面に設けた軸
受34にて第三伝達用スプロケット31と同方向で下方
となり且つ第三伝達用スプロケット31左右に設けてい
る。35は縦材36と横材37とからなる走行用フレー
ム全体を示し、補助横材37aを横材37と平行な適位
置に設けると共に、補助縦材36aを適間隔に複数箇所
に設けている。
【0015】38は走行ロールであって、軸受38aに
て支持し、横材37上面適位置複数箇所に当該走行ロー
ル38を外側にし横フレーム23bにて支持可能に設
け、走行用フレーム35の左右動を自在としている。3
9は走行用チェーンであって、第三伝達用スプロケット
31と案内用スプロケット33を連結し、端部をそれぞ
れ補助縦材36aに連結し、走行用モーター26の駆動
にて走行用フレーム35の左右動を自在としている。4
0はハンガー引掛体であって、縦フレーム36及び補助
縦フレーム36aと横フレーム37及び補助横フレーム
37aが交叉する横フレーム37と補助横フレーム37
a下面に支柱41を対抗させて吊設し、対応する支持柱
41下端を補強材42にて連結し断面三角形を有する適
長さの掛止体43を支持柱41下端にて外側に向けて突
設している。
【0016】44はハンガー全体を示し、45は底部4
5aと側部45b二面を有し各コーナーを補強して溝形
としたハンガー本体であって、断面山形状で下方を開口
状とした係止部46aを設けた係止体46を、係止部4
6aを内側にして側部45bと直交させ四隅上部に設
け、前記掛止体43の係止を可能としている。47は鋼
材を四角状に組合わせた枠台であって、中央下面に両端
を弯曲状に折曲げた緩衝板47aを設け、両端にフレー
ム47bを緩衝板47aと平行に直立設置し、側板45
bに設けた回転軸48にてフレーム47bを回転可能に
支持している。49は被塗物63取付可能とした受台で
あって、下面に固定材49aを適数箇所に設けてフォー
クリフト等での運搬を可能とし、枠台47と端部にて着
脱自在に連結具50にて取付けている。
【0017】51は回転軸48上部適位置の側部45b
間に設けた回転用中間軸であって、両端にスプロケット
52を設けクラッチ板53を一方のスプロケット52外
側に設け、回転軸48に設けた回転用スプロケット54
とスプロケット52をチェーン55にて連結し、枠台4
7の回転を自在としている。56は両側を高くし脱脂・
水洗表面調整・被膜化成・水洗・純水水洗・電着塗装水
洗の処理を並列した処理槽であって、ハンガー44に対
応させ下方に設けている。57は回転用駆動装置全体を
示し、58は回転用モーターであって、補助縦フレーム
36a適位置に設けた補強板59上に載置し、シリンダ
ー60にてクラッチ板53に嵌脱自在なクラッチ板61
を連結している。64は昇降用フレーム23の昇降用の
案内桿であって、支柱4と補助支柱5の上方内側に平行
に設置している。65は案内体であって、横フレーム2
3bに突設し一端を案内桿64にスライド自在に挿入
し、昇降時の昇降用フレーム23を搖れないよう案内し
ている。なお、作動停止等各部の制御はリミットスイッ
チ等で行うが、その手段には種々の方法があるので説明
は省略する。
【0018】
【作用】次いで作用について説明する。主電源を入れて
作動可能としてから、昇降用駆動装置9の昇降用モータ
ー10を作動させ駆動用スプロケット10a・チェーン
17・被駆動用スプロケット13昇降用中間軸12を介
して第一伝達用スプロケット16を回し、第一昇降用チ
ェーン19にてバランスウエイト20を引き上げると共
に、第二昇降用チェーン24を介して昇降用フレーム2
3と走行用フレーム35の自重にてレール8を引張って
移動させ、昇降用フレーム23と走行用フレーム35を
ゆっくり最下位まで下降させモーター10は停止する。
走行用フレーム35が最下位まで下降すると、走行駆動
装置25の走行用モーター26を作動させ、チェーン3
2・被駆動用スプロケット29・走行用中間軸28を介
して第三伝達用スプロケット31を回し、チェーン39
にて走行用フレーム35を図1において右方へ移動させ
所定位置で停止し走行用モーター26は停止する。
【0019】この時別の場所にて被塗物63を受台49
に取付けたハンガー44を処理槽56の手前(図1では
右方)の空間62にフォークリフト等にて運搬し、移動
停止した走行用フレーム35に吊設する掛止体43と縦
方向で高さは昇るが垂直線状に一致するよう位置決めし
て設けておく。そしてモーター10が作動して第一伝達
用スプロケット16を逆回転させ第一昇降用チェーン1
9にて、回転力とバランスウエイト20の自重でレール
8を引張り左方へ移動させ、第二昇降用ケーン24を介
して走行用フレーム35を上昇させる。走行用フレーム
35が上昇するとハンガー引掛体40も上昇し、設置し
ていたハンガー44の係止部46aに掛止体43が当た
って引掛けハンガー44を上部まで上昇させモーター1
0は停止する。
【0020】この上昇する間に回転用駆動装置57が作
動し、シリンダー60にてクラッチ板61がクラッチ板
53に嵌合し、回転用モーター58の作動によって、回
転用中間軸51に回転を伝え、スプロケット52・チェ
ーン55・回転用スプロケット54を介して回転軸48
を回し、被塗物63を固定した枠台47を下部位置より
90゜旋回して横状とし更に90゜旋回して上部位置と
被塗物63を反転させた状態としている。ハンガー44
が上昇すると、再び走行用モーター26が作動し第三伝
達用スプロケット31を逆回転させチェーン39にて走
行用フレーム35を図1において左方へ引張って移動さ
せハンガー44を処理槽56上に配置する。
【0021】前述と同様に昇降用モーター10を作動し
て走行用フレーム35が下降しハンガー44を処理槽5
6内に入浸して所定の処理を行う。この処理槽56に入
れて処理を行うまでの間に、回転用駆動装置57にて枠
台47が回転し処理槽56に入る時、被塗物63が横向
きとなり浮力が生じない状態で浸漬し、順次上向きにし
て行き被塗物63内のエアーを追い出しエアーポケット
のない状態としながら、最下位に達し、被塗物63が上
向きの正常な状態で処理が行われる。このように被塗物
63が下降すると、ハンガー44の係止体46外端が処
理槽56上端に当たってハンガー44の下降を停止する
が、ハンガー引掛体40は更に下降するため係止部46
aより掛止体43がはずれ掛止体43による掛止がなく
なる。掛止体43による掛止がなくなると走行用駆動装
置25の作動にて走行用フレーム35が右方へ移動し処
理槽56内にハンガー44を置いてハンガー引掛体40
が右方へ移動し係止部46a下方に掛止体43が移行し
て停止する。そして、準備している次のハンガー44と
共に処理槽56内のハンガー44を昇降用モーター10
の作動による上昇時に掛止体43で係止部46aをそれ
ぞれ引掛けて再度上昇する。
【0022】この上昇過程において、回転用駆動装置5
7にて枠台47が回転し被塗物を上向きから処理槽56
を出るまでに横向きから下向きとし処理液を完全に排出
させて上昇時させる。このように走行フレーム35の下
降と右移動と上昇と左移動する間に枠台47を回転させ
これ等を適宜組合わせて繰返しながら被塗物63内のエ
アー及び処理液を完全に排出させ、被塗物63を取付け
たハンガー44を左方へ移動させ処理槽56にて所定の
処理をして行く。
【0023】
【発明の効果】上述の如く本発明は、昇降と水平移動に
加えて被塗物を回転にて反転させることによって、被塗
物内にエアーを貯めることなく確実に追い出してエアー
ポケットが出来ないようにし、エアーによる浮力を無く
して処理槽内への浸漬がスムーズに行え、最良の状態で
電着塗装或は脱脂・水洗・表面調整・被膜・化成・純水
水洗等の各種の処理が出来ると共に、各種の処理が終了
後は、被塗物内の処理液を完全に排出して次工程に移動
するため、前工程と次工程の処理液の混合を防ぎ、処理
液の補充や交換等による処理液の消耗を最小限に押え、
複雑で電着塗装不可能な被塗物でも良好な状態で処理を
行うことが出来るため経済的でその利用範囲も広い等多
くの特長を有し産業利用上非常に優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部を省略した正面図である。
【図2】本発明の一部を省略した平面図である。
【図3】本発明ハンガーとハンガー昇降部の拡大正面図
である。
【図4】本発明ハンガーとハンガー昇降部の拡大右側面
図である。
【図5】本発明走行用駆動装置の正面図である。
【図6】本発明走行用駆動装置の平面図である。
【図7】本発明昇降用駆動装置とバランスウエイトの連
結関係を示す構造図である。
【図8】本発明実施例の昇降用フレームの昇降案内の作
用状態図である。
【図9】本発明実施例で走行用フレームが下降し水平移
動した作用状態図である。
【図10】本発明実施例で走行用フレームが下降し水平
移動した状態から上昇し逆方向に水平移動した作用状態
図である。
【図11】本発明実施例で被塗物を処理槽内に浸漬した
作用状態図である。
【図12】本発明実施例で被塗物を次工程へ送った作用
状態図である。
【符号の説明】
1 取付枠 2 縦取付材 2a 補助縦取付材 3 横取付材 3a 補助横取付材 4 支柱 5 補助支柱 6 レール受用ローラ 7 軸受 8 レール 8a 長溝 9 昇降用駆動装置 10 昇降用モーター 10a 駆動用スプロケット 11 受材 12 昇降用中間軸 13 被駆動用スプロケット 14 補助受材 15 軸受 16 第一伝達用スプロケット 17 チェーン 18 案内用スプロケット 19 第一昇降用チェーン 20 バランスウエイト 21 第二伝達用スプロケット 22 軸受 23 昇降用フレーム 23a 縦フレーム 23b 横フレーム 23c 補助フレーム 23d 補助フレーム 24 第二昇降用チェーン 25 走行用駆動装置 26 走行用モーター 26a スプロケット 27 補助材 28 走行用中間軸 29 被駆動用スプロケット 30 軸受 31 第三伝達用スプロケット 32 チェーン 33 案内用スプロケット 34 軸受 35 走行用フレーム 36 縦フレーム 36a 補助縦フレーム 37 横フレーム 37a 補助横フレーム 38 走行ロール 38a 軸受 39 チェーン 40 ハンガー引掛体 41 支持柱 42 補強材 43 掛止体 44 ハンガー 45 ハンガー本体 45a 底部 45b 側部 46 係止体 46a 係止部 47 枠台 47a 緩衝材 47b フレーム 48 回転軸 49 受台 49a 固定材 50 連結具 51 回転用中間軸 52 スプロケット 53 クラッチ板 54 回転用スプロケット 55 チェーン 56 処理槽 57 回転用駆動装置 58 回転用モーター 59 補強板 60 シリンダー 61 クラッチ板 62 空間 63 被塗物 64 案内桿 65 案内体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱4、5にて支持する長細枠状の取付
    枠1上に、レール8を水平移動可能に並設し、昇降用フ
    レーム23を適数箇所でレール8に吊設し、バランスウ
    エイト20をレール8一端に連結してレール8のバラン
    スを保ち、長細枠状の走行用フレーム35を昇降用フレ
    ーム23に移動自在に吊設し、任意断面の掛止体43を
    下端で外側に向けて突設する支持柱41を補強材42に
    て連結一体としたハンガー引掛体40二箇を一対とし、
    走行用フレーム35下面適位置に複数対を長手方向に対
    して掛止体43が直交するよう吊設し、底部45aと側
    部45bからなるハンガー本体45の四隅部上端に、掛
    止体43に対応し掛止可能な任意断面の係止部46aを
    有する係止体46二箇を一対として係止部46aを内側
    にして設けたハンガー44の係止部46aを掛止体43
    で掛止可能としたことを特徴とする電着塗装用装置。
  2. 【請求項2】 フレーム47bを両側に直立設置した枠
    台47を回転軸48にて側部45bに回転可能に設けて
    なる請求項1記載の電着塗装用装置のハンガー。
  3. 【請求項3】 クラッチ板53を設けた回転用中間軸5
    1と回転軸48を連結し、クラッチ板53とクラッチ板
    61の嵌脱を任意方法で自在とした回転伝達用の回転用
    駆動装置57にて枠台47に断続回転を伝達自在として
    なる請求項2記載の電着塗装用装置のハンガー。
  4. 【請求項4】 被塗物63取付可能とした受台49下面
    に固定材49aを適数箇所に設け、受台49を連結具5
    0にて枠台47に着脱自在に設けてなる請求項2記載の
    電着塗装用装置のハンガー。
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