JPH0421798A - アルミニウム又はアルミニウム合金形材の表面処理方法 - Google Patents

アルミニウム又はアルミニウム合金形材の表面処理方法

Info

Publication number
JPH0421798A
JPH0421798A JP12631590A JP12631590A JPH0421798A JP H0421798 A JPH0421798 A JP H0421798A JP 12631590 A JP12631590 A JP 12631590A JP 12631590 A JP12631590 A JP 12631590A JP H0421798 A JPH0421798 A JP H0421798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor rail
support
section
conveyor
zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12631590A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Takeuchi
武内 靖明
Shigekatsu Nakajima
中島 茂勝
Makoto Saito
誠 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisash Co Ltd
Original Assignee
Fujisash Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujisash Co Ltd filed Critical Fujisash Co Ltd
Priority to JP12631590A priority Critical patent/JPH0421798A/ja
Publication of JPH0421798A publication Critical patent/JPH0421798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長さ3〜6m程度の長寸のアルミニウム又は
アルミニウム合金形材の表面処理方法に関し、特に例え
ば100〜500t/月程度の多色処理生産に適し、工
場敷地、設備費、薬液建浴費などを大幅にコストダウン
し得るアルミニウム又はアルミニウム合金形材の表面処
理方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
3〜6m程度の長寸のアルミニウム又はアルミニウム合
金形材に前処理、陽極酸化、着色、電着塗装等の表面処
理方法を施す場合、第16図に示すように長さ3〜6m
程度の長尺杆状の支持体a(長さQ)に多数の形材すを
50〜100本縦吊り又は横吊りし、該支持体aを大型
門型クレーンCを用いて搬送することが行なわれていた
しかし、このようなりレーンによる形材搬送は、所定の
プログラムに沿って行なわれるが、クレーン運行のため
のプログラミング費用が高額であり、かつクレーンはプ
ログラム運行のための待機時間が長く、前進・後退の仕
事率Oの動作も多いため、ロスが多いものであった。
また、クレーンCは図中前後方向に移動し、支持体a及
びこれに吊下された形材すは、支持体aの長さ方向に対
し直角方向に移動するので、第17図に示すように形材
すを処理する浴を入れる浴槽dを全て支持体aの長さQ
より若干大きく(長さQ′)に形成する(Q’>Q)必
要がある(なお、第17図中矢印方向に形材が移動する
)即ち、各浴槽の大きさ(長さ)は、形材の処理量から
決定される陽極酸化槽の大きさ(長さ)と−致させるこ
とがクレーンによる形材搬送の場合に必要とされる。こ
の場合、前処理、着色、水洗、或いは少量ロット生産の
ための着色電着塗料などは、その浴量をそれほど多く必
要としないにも拘らず、上記要求からその槽を陽極酸化
槽の長さと一致させることを余儀なくされている。従っ
て、その全工場敷地面積を必要とし、設備費、薬液建浴
費も増加するため、この点でも従来の方法は不利であっ
た。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、長寸のアル
ミニウム又はアルミニウム合金形材を効率よく低コスト
で表面処理する方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、板状もしくはブロッ
ク状の支持体にその長さ方向に沿って複数本のアルミニ
ウム又はアルミニウム合金形材を縦吊りし、上記支持体
をその長さ方向に沿って連続的に走行させて、上記形材
を順次前処理し、陽極酸化し、更に必要により着色する
ことを特徴とするアルミニウム又はアルミニウム合金形
材の表面処理方法を提供する。
〔作 用〕
本発明によれば、上記支持体の長さ方向に沿って形材を
縦吊りすると共に、該支持体の長さ方向に沿って走行さ
せるようにしたので、大型の門型クレーンは必要とせず
、コンベアー等を用いて運行でき、このためプログラミ
ング費用を要しない上、実質的に無駄な移動がなくなる
と共に、前処理槽、水洗槽等の長さを陽極酸化槽の長さ
と一致させる必要がなく、処理に応じた大きさの浴槽を
使用することができるため、工場敷地を有効利用し得、
設備費や薬液建浴費が低減し、従って表面処理費用の大
幅なコストダウンが可能となる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施に用いる装置の全体図を示し、こ
の装置は前処理部A、陽極酸化部B2着色部C2電着塗
装部り、多色処理部E、焼付部F及びランキング・アン
ラッキング部Gがら構成されており、被処理物のアルミ
ニウム又はアルミニウム合金形材1は支持体2に縦吊り
して走行せしめられる。
ここで、支持体2は第2図に示すように、縦板基体3と
、基体上端面にその長さ方向に沿って一体に設けられ、
両側部がそれぞれ幅方向に突出する横板状摺動体4と、
この摺動体4上に互に所定間隔を存して(後述するスク
リューネジ15の山部ピッチと一致したピッチで)一体
に突設された2個の係合凸部5,5とがらなり、上記基
体3の下部に長さ方向に沿って互に等間隔づつ離間する
複数個の支持孔6が穿設され、これら支持孔6に治具7
の吊部8が引掛けられることにより、この治具7に上端
部が吊り下げられる如く取り付けられた形材1が上記支
持体2に複数本(図面ては5本)縦吊りされている。
この場合、形材1は通常長さ3〜6mであり、上記支持
体2に該形材1を4〜20本程度縦吊りすることが好適
であるが、勿論形材1の縦吊り本数は適宜選定される。
本発明によれば、このように形材1を支持体2に少量縦
吊りするものであるので、生産規模が小さくても十分確
実に対応し得るものである。
第3,4図は、上記支持体2(形材1)の走行搬送機構
を示すもので、図中11はコンベアレールであり、この
コンベアレール11は四角筒状の保護体12と、この保
護体12の下壁中央部に長さ方向に沿って形成された開
口部13の両側に存して、保護体12の下壁にそれぞれ
敷設されたフリーローラー14.14と、上記保護体1
2内上部にその長さ方向に沿って配設されたスクリュー
ネジ15とから構成されている。なお、このスクリュー
ネジ15は保護体12の外部に配設されたモータ16に
より所定速度で回転せしめられるようになっている。
上記支持体2は、その上部が保護体12内にその開口部
13から挿入されており、支持体2の摺動体4両側部が
それぞれ上記ローラー14,14上に載置、支持されて
いると共に、係合凸部5,5が上記スクリューネジ15
の互に隣合う谷部17a。
17aに挿入、係合され、モーター16の能動によるネ
ジ15の回転により、支持体2はその係合凸部5,5が
ネジ15の山部17b、17bに押圧されて、摺動体4
の両側部下面がローラー14゜14上を摺動しつつ第4
図中矢印方向に前進するものである。従って、このよう
な走行方法により、大型の門型クレーンで必要とされる
プログラミングは省略される。
なお、走行搬送機構は、上述したスクリューネジの回転
による搬送に限られず、リニアモータ、空気圧送、スラ
ットコンベア、タクトコンベアなどによる搬送を採用す
ることができる。
而して、上述したように支持体2にその長さ方向に沿っ
て縦吊りされ、かつ支持体2と一体にその長さ方向に沿
って走行せしめられる形材1は。
まず前処理部Aに搬送される。
この前処理部Aは、例えば脱脂、水洗、苛性アルカリ処
理、水洗、中和処理、水洗といった公知の通常の前処理
プロセスに従う構成とされるが、この場合、これら脱脂
、苛性アルカリ処理、中和処理及び水洗は、いずれも、
第5図に示したように、ブース21内に配設したノズル
22から所定の処理液や水洗水をスプレーすることによ
り行なわれる(図中矢印は支持体(形材)の走行方向を
示す)もので、上記のように支持体2と一体にスクリュ
ーネジの回転によって走行、前進せしめられる形材lが
ブース21内を通過する際、脱脂液、水洗水、苛性アル
カリ水溶液、水洗水、中和処理液(希硫酸水溶液等の酸
水溶液)、水洗水が順次スプレーされて、前処理がなさ
れる。
なお、ブース21内の下部には貯液室23が形成され、
上記ノズル22から噴出した処理液又は水洗水はこの貯
液室23に貯められると共に、この貯液室23内の処理
液又は水洗水はポンプ24により汲み上げられ、再度ノ
ズル22から噴出せしめられる。
従って、かかる前処理槽(前処理室)の大きさは処理量
に応して選定でき、第17図の槽と比較して無駄がなく
なる。
例えば、脱脂槽等において、その容積を従来のものに比
較して115〜1/10に縮小することができ、薬液建
浴量も従来が40〜50トン/槽であったものを1〜2
トン/槽とすることができる。従って、設置面積が大幅
に減少し、薬液コストも大幅に減少する。更に、従来の
槽は主に容量が大きいためにコンクリート槽とされてお
り、その建造に多量のコンクリートを使用し、しかも施
工期間が長いが、本発明はスチールやポリ塩化ビニル等
で容易に製作することができ、また従来の大容量でしか
も開放型の槽に比べてミスト等の吸引も容易かつ確実に
行なわれ、作業環境の改善及び大気汚染防止の点からも
有利である。
次に、以上のように前処理された形材1は、上述した走
行搬送機構により陽極酸化部Bに送られる。
第6図は、この陽極酸化部Bにおける搬送機構を示すも
のであり、第6図中31は陽極酸化液が収容される陽極
酸化槽である。この槽31の上方にはその長さ方向に沿
って上記コンベアレール11と同一構成の陽極酸化用コ
ンベアレール32(即ち、図示しないが、上記保護体1
2.ローラー14.14及びスクリューネジ15と同一
構成の保護体、ローラー、スクリューネジを具備する)
が前処理部A側のコンベアレール11と着色部C側のコ
ンベアレール11と切り離されて上下方向移動可能に配
設されている。
このコンベアレール32の上下動機構につき更に詳述す
ると、上記陽極酸化槽31の長さ方向両端部の側方には
、該槽31を跨いで2基の支持間33.33がそれぞれ
立設されていると共に、これら支持間33,33の頭部
横柱33a、33aの中央部間に連結柱34が横架され
、該連結柱34上に正逆回転可能なモータ35が配設さ
れている。そして、一方の横柱33a上にはその長手方
向両端部にそれぞれ昇降リフター36.36が配設され
、上記モータ35とこれらリフター36.36とがギア
ボックス37を介して回転軸38及び39.39によっ
て連結されて、上記モータ35を正逆回転させることに
より、これら軸38及び39.39を介して上記リフタ
ー36゜36がそれぞれ正逆回転せしめられる。更に、
これらリフター36.36にはそれぞれチェーン40゜
40が巻回され、これらチェーン40.40の一端には
それぞれ重り41.41が取り付けられていると共に、
該チェーン40.40の他端は、両端部がそれぞれ一方
の支持間33の縦柱33b。
33b内側面に摺動可能に当接された支持杆42の該両
端部にそれぞれ取り付けられており、上記リフター36
.36の正逆回転によりチェーン40゜40が互に一体
的に上下動し、これによって上記支持杆42が上下動す
る。なお、他方の横柱33aにも上記と同一構成の昇降
リフター36.36が配設され、同一の上下動機構を構
成するので、他方の横柱33a側の上下動機構について
は同一構成部品に同一の参照符号を付し、その説明を省
略する。
而して、上記コンベアレール32は、その上端面長さ方
向両端部において上記支持杆42.42に固着され、こ
れによりこれら支持杆42.42の上下動と一体に上下
動するものである。
ここで、上記陽極酸化用コンベアレール32の上昇限位
置は、前処理部A側及び着色部C側のコンベアレール1
1,11の配設位置と同一水平レベルであり、陽極酸化
用コンベアレール32が上昇限位置(上側停止位置)に
ある時、上記両コンベアレール11,11と同一ライン
を構成し、前処理部A側のコンベアレール11のスクリ
ューネジの回転により前進せしめられた支持体2は前処
理部A側のコンベアレール11から陽極酸化用コンベア
レール32に順次移送され、該コンベアレール32に移
行した支持体2は、該コンベアレール32内に配設され
たスクリューネジの回転駆動により前進する。なお、陽
極酸化用コンベアレール32のスクリューネジの回転駆
動は、前処理部A側及び着色部C側のスクリューネジの
回転駆動とは別のモータにより、しかし同調して同一速
度で行なわれる。
上記したようにして陽極酸化用コンヘアレール32に1
バッチ分の所定複数個の支持体2が移送、ストックされ
ると、上記前処理部A側及び着色部C側のコンベアレー
ル11,11並びに陽極酸化用コンベアレール32のス
クリューネジの回転が停止され、これによって支持体2
の走行が停止する。この状態において、上記モータ35
を駆動し、陽極酸化用コンベアレール32を下降限位置
(下側停止位置)まで下降させ(この状態でモータ35
の駆動を停止する)、支持体2に縦吊りした形材1を陽
極酸化槽31の陽極酸化液に浸漬し、所定時間陽極酸化
処理を行なう。陽極酸化処理後は、モータ35を上記と
反対方向に回転駆動し、コンベアレール32をその上昇
限位置まで上昇させる。次いで、各コンベアレール11
,32のスクリューネジを再び回転させ、以上のように
陽極酸化処理された形材1を縦吊りした支持体2を陽極
酸化用コンベアレール32から着色部C側のコンベアレ
ール11に移送し、前進送行させると共に、前処理部A
側のコンベアレール11から陽極酸化されるべき形材1
が縦吊りされた支持体2を上記のように陽極酸化用コン
ベアレール:32に移送し、上述した動作を繰り返す。
なお、第6図の実施例では、陽極酸化用コンベアレール
32は1水しか配設していないが、コンベアレール32
は2本又はそれ以上配設するようにしてもよく、また上
記例はバッチ処理を基本にしているが、下降→移動処理
→上昇という形材連続搬送処理機構を採用するようにし
てもよい。
上記着色部Cは、例えば第1図に示したように、水洗5
1、着色52、水洗53、湯洗54、水洗55といった
公知の通常のプロセスを採用し得5着色としては交流着
色などを採用し得る。この場合、水洗51,53.55
は上記前処理部Aの水洗と同様に第5図に示した如き装
置を用いてスプレーにより行なわれ、着色52、湯洗5
4はそれぞれその着色槽52、湯洗槽54内の着色液、
熱水中に浸漬することによって行なわれるが、その搬送
、上下動には第6図と同様の機構が採用される。なお、
陽極酸化後、着色や湯洗が必要なければ(例えば後述す
る多色処理部Eに搬送する場合)、着色槽、湯洗槽配設
位置においてそのコンベアレールを下降させることなく
コンベアレールの上昇限位置で支持体を前進走行させれ
ばよい。
次いで、形材1は着色部Cから電着塗装部り又は多色処
理部Eに搬送されるが、この場合搬送は第7,8図に示
した横行用移動装置によって行なわれる。
この横行用移動装置を説明すると、図中61は上記支持
体2の走行方向に対し直角方向に沿って立設された門型
架台で、この架台61の天井板62の下面中央部にはそ
の長手方向に沿って断面二字状のレール体63が取り付
けられている。また、64は、板状基部65と、該基部
65の上面に一体に突設されたブロック部66と、該ブ
ロック部66の上面四隅にそれぞれ一体に突設され、か
つその内側面に回転可能に取り付けられた車輪67.6
7.67.67を有する4個の突部68゜68.68.
68と、上記基部65の下面四隅にそれぞれ一体に突設
された板状脚部69,69゜69.69と、−側の脚部
69.69及び他側の脚部69.69をそれぞれ連結す
る連結板部70+70とからなるトラバーサ−で、上記
車輪67゜67.67.67が上記レール体63の下板
部63aの両側にそれぞれ載置、支持されており、これ
ら車輪にモータ(図示せず)の回転軸がギア(図示せず
)を介して連結され、該モータを粁動することにより車
輪が回転し、レール体63の下板部63a上を走行し得
るようになっている。
また、71は上記トラバーサ−64の下端に固着された
横行用コンベアレールで、これは支持体2が1個だけ吊
下される長さである以外は、上記コンベアレール11と
同一構成とされ、同様に保護体、ローラー及びスクリュ
ーネジを具備し、スクリューネジは別モータにより上記
スクリューネジ15と同調して同速度で回転せしめられ
る。この横行用コンベアレール71は、上記コンベアレ
ール11と同一水平位置に配設され、着色部Cのコンベ
アレール11と同一ラインを構成し得るようになってお
り、同一ライン上にある場合、まず着色部Cのコンベア
レール11から横行用コンベアレール71に支持体2が
1個移送されると両コンベアレール11,71のスクリ
ューネジの回転が停止し、次いで横行用コンベアレール
71はトラバーサ−64の横行と一体に所定位置(図中
Y位置、即ち電着塗装部り又は多色処理部・Eの始発位
W)まで移動せしめられる。そして、この状態において
、横行用コンベアレール71のスクリューネジ及び電着
塗装部り又は多色処理部Eのコンベアレール11のスク
リューネジを回転させて、支持体2を該コンベアレール
11に横行用コンベアレール71から移送する。空にな
った横行用コンベアレール71は、その復元の位置(図
中X位置、即ち着色部Cの終点位置)まで移動するもの
で、その後再度上記の動作を繰り返す。
上記電着塗装部りは、本実施例においては量産ラインを
構成するもので、形材1は通常着色部Bから上記のよう
にして電着塗装部りに搬送される。
この電着塗装部りは、第1図に示すように透明光沢(艶
あり)電着塗膜を形成する電着塗料によって塗装が行な
われる電着塗装置1、水洗82のラインとされ、水洗8
2は第5図の装置によるスプレー水洗方式が採用され、
また電着塗装部81はその所用の塗料が入れられた塗料
槽内に形材1を下降挿入し、塗料中に浸漬電解すること
によって行なわれるが、これら槽への形材1又は支持体
2の搬送及び上下動は第6図と同様の機構を採用するこ
とができる。
なお、電着塗料としては、上記の艶あり電着塗膜を形成
する塗料の代りに艶なし電着塗膜を形成する塗料を用い
てもよく、或いはこれら両塗料を収容する塗料槽を同一
ライン上に設置することもできる。この場合、処理を行
なわない塗料槽上を形材が通過するようにしていずれか
一方の塗装のみを行なうようにすることができる。
一方、多色処理部Eは本実施例では少量ラインとされ、
必要な場合にのみ形材1が着色部Bをここで着色させる
ことなく通過して搬送される。この多色処理部Eは、第
1図に示したように互に異色の着色電着塗膜を与える電
着塗料が入れられた複数の電着塗料槽91.92 (図
面では2個であるが、勿論必要に応じてそれ以上配設し
得る)と、これら槽91.92の後にそれぞれ配設され
たスプレー水洗ブーツ93.94とを具備し、形材1は
その所望のいずれから塗料槽91又は92に第6図と同
様の機構で搬送、上下動せしめられ、次いで第5図と同
様の装置によりスプレー水洗される。なお、着色処理と
しては、このように電着塗装する代りに粉体塗装等の適
宜な着色手段を採用し得る。
上記のように電着塗装部り又は多色処理部Eで処理され
た形材1は、焼付部Fに搬送される。この場合、電着塗
装部りのコンベアレール11と焼付部Fのコンベアレー
ル11とは同一ライン上にあり、多色処理部Eのコンベ
アレール11はその側方にあるので、多色処理部Eの形
材1又は支持体2は第7,8図に示した如き横行移動装
置によって焼付部Fのコンベアレール11に移送される
上記焼付部Fは、乾燥炉101と焼付炉102とが連設
された構成とされ、形材1に形成された塗膜が乾燥され
、次いで焼付、硬化される。
而して、本発明によれば、上述した陽極酸化、着色、電
着塗装の工程において、特に着色槽、電着塗装槽の大き
さを低減し得る。
即ち、例えば陽極酸化時間を30分、着色時間を15分
、電着塗装を7分とした場合、従来の処理槽の両サイド
にクレーンが走行し、支持体がその長さ方向に対し直角
方向に移動する方式では、第18図に示すように処理時
間に関係なく処理槽は同一サイズであったが、本発明に
おいては支持体が長さ方向に移動するため、第9図に示
したように処理槽をその長さ方向に沿って配列させるた
め、上記処理時間に相応して着色槽を従来の1/2、電
着塗装槽を1/4の大きさにすることができる。従って
設備設置面積の縮小を計ることができることは勿論、着
色液、電着塗料の建浴使用量も減少し、その分薬液費を
低減することができると共に、着色電源、整流器、陰陽
極設備、その他の電気設備費を低減することができ、ま
た液循環設備費(フィルター、熱交換機等の設備費)の
低減を計ることもできる。
また、上記多色処理部Eにおいても、従来は第19図に
示すように処理量に関係なく各色1〜ivともに大型槽
が必要とされていたが1本発明においては1〜iv色の
いずれのものに対しても第10図に示すように小型槽で
対応でき、設置面積、設備費、薬液費等を低減して低コ
ストにて多色対応が可能になる。
次に、形材は焼付部Fからラッキング・アンラッキング
部Gに搬送されるが、ランキング・アンラッキング部G
は焼付部Fの側方にあるので、上述した第7図と同様の
横行移動装置によって移送される。
第11図はこのラッキング・アンラッキング部Gの概要
を示すもので、図中111はストックヤード用コンベア
レールであり、これは上述したコンベアレール11と同
一構成であるが、ただ第14図に示したようにその上端
面長さ方向両端部にそれぞれアーム112,112が取
り付けられている。上記ストックヤード用コンベアレー
ル111は、支持体2の受は入れ位IIにおいてコンベ
アレール11と同一ライン上に配置されており、上記陽
極酸化用コンベアレール32に対する支持体2の受は入
れ方法と同様の方法で所定複数個の支持体2を受は入れ
た(図中■)後、その長さ方向に対し直角方向C側方)
に所定位置■まで移動せしめられる(図中2))。
このストックヤード用コンベアレール111の移動は第
12図乃至第14図に示す機構によって行なわれる。
即ち、この機構は、架枠113の四隅の各縦柱114,
114にそれぞれ上下方向移動可能に取り付けられた第
1及び第2リフター115a。
115bと、これらリフター115a、115bの下降
限位置及び上昇限位置にそれぞれ対応した位置に配設さ
れたベルトコンベア116a。
116bと、それぞれ上記リフターとベルトコンベアと
の間をスクエア運動する第1〜4移載装置117a〜1
17dとを具備する。
而して、第1リフター1158の下降限位置は上記支持
体2の受は入れ位置■にほぼ対応し、この位置Iにおい
て第1リフター115aの突出爪118aがストックヤ
ード用コンベアレール(以下、Sコンベアレールと称す
る)111のアーム112を支持しており、この状態で
支持体2をSコンベアレール111が受は入れる。受は
入れが終了した後、第1移載装置117aが上記第1リ
フター115aからSコンベアレール111を受は取り
、そのアーム112@部を支持して下側ベルトコンベア
116aの一端側にSコンベアレール111を移動し、
アーム112を該下側ベルトコンベア116a上に載置
させる。これによりSコンベアレール111は下側ベル
トコンベア116aの走行と一体に該コンベア116a
の他端側に移動される。更に、ここでSコンベアレール
111は第2移載装置117bにより下降限位置■にあ
る第2リフター115bに移動せしめられ、アーム11
2が第2リフター115bの突出爪118bに支持され
る。この状態において、Sコンベアレール111に吊下
された支持体2は後述する転倒装置用コンヘアレール1
21に受は入れられる。支持体2が排出されて空になっ
たSコンベアレール111は、次いで上記第2リフター
115bが上昇することにより上方に移動せしめられ、
その上昇限位置において第3移載装置117cに受は取
られて、上側ベルトコンベア116bの他端側に運ばれ
、アーム112が該コンベア116b上に載置される。
これにより、空のSコンベアレール111が上側ベルト
コンヘア116bの走行(この走行方向は上記下側ベル
トコンベア116aの走行方向と反対方向)と−体に該
コンベア116aの一端側に移動され、更に第4[IC
R置装17dによってSコンベアレール111のアーム
112が上昇限位置まで移動された第1リフター115
8の突出爪118aに支持され、次いで第1リフター1
15aがその下降限位置まで移動することにより空のS
コンベアレールが下方に移動し、ここで上述したように
再び支持体2を受は入れる。以下、上記動作を繰り返す
なお、上記移載装置117a〜117dは、それぞれ架
台119に固定した支持台120上に図示していない横
行用シリンダ及び昇降用シリンダにより左右往復動及び
上下動し得るようになっている。
上述したように位置Hに移動したSコンベアレール11
1に吊下された支持体2は、転倒装置用コンベアレール
121に第1介装コンベアレール122を介して受は入
れられ(第11図■)。ここで、これら転倒装置用コン
ベアレール121及び第1介装コンベアレール122は
それぞれ上記の他のコンベアレール11と同一構成とさ
れるが、図示の実施例では転倒装置用コンベアレール1
21は2個の支持体2が、第1介装コンベアレール12
2は1個の支持体2を受は入れられるようになっている
。しかし、その受は入れ個数はこれに限られるものでは
ない。
上記転倒装置用コンヘアレール121はそれぞれ下側が
湾曲し、床に接地された2本の縦レール123.123
に図示していないがモータ及びチェーンを用いて第6図
の支持杆42の上下動と同様の機構により上下方向摺動
可能に取り付けられている。
上記転倒装置用コンベアレール121は、その上昇限位
置において上記Sコンベアレール111から支持体2を
受は入れ、次いで縦レール123゜123上をその下端
まで下降する(図中■)。この状態で転倒装置用コンベ
アレール121、これに支持された支持体2、更に支持
体2に支持された形材1はそれぞれ床上に載置された如
き横倒し態様に置かれる(なお、形材1は床に敷設され
たレール124,124上に載置される)。この転倒装
置用コンベアレール121の下降限位置において、該コ
ンベアレール121の両側方にはそれぞれ同一ライン上
に上記コンベアレール11と同一機構のラッキング用コ
ンベアレール125及びアンラッキング用コンベアレー
ル126がそれぞれ横倒し状に配設されており、上記の
ように転倒装置用コンベアレール121が下降限位置に
移動すると、これに吊下され、表面処理が完了した形材
1を支持した支持体2がアンラッキング用コンベアレー
ル116に移送され(図中■)、その末端部で支持体2
から表面処理が施こされた形材1が取り外されると共に
、ラッキング用コンベアレール125の始端部でこれか
ら表面処理が施されるべき新たな形材1が取り付けられ
た支持体2が上記転倒装置用コンベアレール121に移
送される。このようにして新たな形材1を有する支持体
2を受は入れた転倒装置用コンベアレール121は、次
いで上昇し、上記上昇限位置にいたる(図中■)。ここ
で、この支持体2は第2介装コンベアレール127を介
して上記Sコンベアレール111と同様のストックヤー
ド用コンベアレール128に移送され(図中■)、第1
2図乃至第14図と同様の機構により、最初のコンベア
レール11と同一ライン上の位置まで移動せしめられた
後(図中■)、該コンベアレール11に移送される(図
中[相])。
そして、再度上述した動作が繰り返される。これにより
、新たな形材1に表面処理が施こされる。
上記ラッキング・アンラッキング部Gにおいては、上述
したように、転倒装置を介してラッキング部とアンラッ
キング部とを隣接したことにより、設置面積、設備費が
低コストなものである。
即ち、従来は第20図に示すようにラッキング部G工と
アンラッキング部G2とが処理ラインTをはさんで別の
箇所に設置されており、支持体をアンラッキング部G2
からラッキング部G1に返送するのに大がかりな返送装
置Rを必要としたが、本発明では第15図に示すように
ラッキング部G1とアンラッキング部G2とが隣接して
いるので返送に大がかりな装置を必要としない。また、
従来はラッキング部G工とアンラッキング部G2とにそ
れぞれ転倒装置を必要とし、しかも転倒装置は第16図
の形材の支持体に対する取付態様(取付個数)からして
大型なものであったが、本発明においては転倒装置Sは
ラッキング、アンラッキングを兼用した1台でよ<、シ
かも支持体2に対し形材1を少ない個数で縦吊りするの
で、転倒装置Sは小型化し、このため転倒装置の費用が
著しく低減し、かつ設置面積も従来の175〜1720
程度となるものである。
それ故、本発明によれば、設備費や薬液建浴費、工場敷
地等を大幅に削減でき、また低コストにて多色対応が可
能である。
なお、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、
例えば表面処理の終了した形材を直ちにアンランキング
せず、そのまま自動倉庫に直接搬入しく第1図中H参照
)、格納することにより、小ロツト多品種の在庫管理を
容易とし、かつ次工程への出荷作業の簡便化を計るよう
にしてもよく、その他種々変更可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、板状もしくはブ
ロック状の支持体にその長さ方向に沿って複数本のアル
ミニウム又はアルミニウム合金形材を縦吊りし、上記支
持体をその長さ方向に沿って連続的に走行させて、上記
形材を順次前処理し、陽極酸化し、更に必要により着色
するようにしたので、プログラミング費用を不要とし、
運行に無駄がなく、設備設置面積を減少させ、設備費、
薬液建浴費等を節減し得て、長寸のアルミニウム又はア
ルミニウム合金形材を効率よく、しかも大幅なコストダ
ウンを達成して表面処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いる装置全体の概略を示す斜
視図、 第2図は支持体の斜視図、 第3図及び第4図は支持体の走行搬送機構を説明するも
ので、第3図は概略縦断面図、第4図は第3図■−IV
線に沿った断面図、 第5図は前処理槽の斜視図、 第6図は陽極酸化部の搬送機構を示す斜視図、第7図及
び第8図は横行用移動装置を示すもので、第7図は側面
図、第8図は正面図。 第9図は本発明における陽極酸化槽1着色槽。 電着塗装槽の大きさを示す平面図、 第10図は本発明における多色用電着塗装槽の大きさを
示す平面図、 第11図はラッキング・アンラッキング部の全体の概要
を示す斜視図、 第12図乃至第14図はストックヤード用コンベアレー
ルの移動機構を説明するもので、第12図は平面図、第
13図は第12図の■−■線に沿った断面図、第14図
は第12図のXIv−XN線に沿った断面図、 第15図は本発明のラッキング・アンラッキング部を説
明する説明図、 第16図は従来の形材の支持態様を示す概略正面図。 第17図は従来の処理槽を示す部分断面斜視図、 第18図は従来の陽極酸化槽、着色槽、電着塗装槽の大
きさを示す平面図、 第19図は従来の多色用電着塗装槽の大きさを示す平面
図、 第20図は従来のラッキング・アンラッキング部を説明
する説明図である。 A 前処理部 B 陽極酸化部 C着色部 D 電着塗装部 E 多色処理部 F 焼付部 G ラッキング・アンラッキング部 1形材 2 支持体 3 縦板基体 4 摺動体 5 係合凸部 6 支持孔 7治具 8  吊  部 11 コンベアレール 91.92 93.94 保護体 フリーローラー スクリューネジ ブース ノズル 陽極酸化槽 陽極酸化用コンベアレール 昇降リフター 支持杆 着色槽 着色槽 架台 レール体 トラバーサ− 車輪 横行用コンベアレール 電着塗装槽 水洗ブーツ 電着塗料槽 水洗ブーツ 乾燥炉 焼付炉 ストックヤード用コンベアレール アーム 転倒装置用コンヘアレール 縦レール ラッキング用コンベアレール アンランキング用コンベアレール ストックヤード用コンベアレール ラッキング部 アンラッキング部 転倒装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、板状もしくはブロック状の支持体にその長さ方向に
    沿って複数本のアルミニウム又はアルミニウム合金形材
    を縦吊りし、上記支持体をその長さ方向に沿って連続的
    に走行させて、上記形材を順次前処理し、陽極酸化し、
    更に必要により着色することを特徴とするアルミニウム
    又はアルミニウム合金形材の表面処理方法。
JP12631590A 1990-05-16 1990-05-16 アルミニウム又はアルミニウム合金形材の表面処理方法 Pending JPH0421798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12631590A JPH0421798A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 アルミニウム又はアルミニウム合金形材の表面処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12631590A JPH0421798A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 アルミニウム又はアルミニウム合金形材の表面処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0421798A true JPH0421798A (ja) 1992-01-24

Family

ID=14932146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12631590A Pending JPH0421798A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 アルミニウム又はアルミニウム合金形材の表面処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0421798A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157898A (ja) * 1998-10-19 2000-06-13 Inventio Ag 工作物を処理するための装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157898A (ja) * 1998-10-19 2000-06-13 Inventio Ag 工作物を処理するための装置
JP4638566B2 (ja) * 1998-10-19 2011-02-23 インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト 工作物を処理するための装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910002104B1 (ko) 전착도장용 바스켓과 그 전착도장장치
US5110440A (en) Roll immersion system
EP0411846B1 (en) Manufacturing method and facility for coating vehicle structural components
KR101185074B1 (ko) 호이스트행거가 구비된 트래버스형 도장설비
KR100889265B1 (ko) 랙프레임 분체도장장치
US6746720B2 (en) Conveyance apparatus and conveyance method
JP2607982B2 (ja) 電着塗装装置
US20060060468A1 (en) System for treating, in particular, cataphoretically immersion painting vehicle bodies
US4890633A (en) Treating apparatus equipped with a swing mechanism
KR930011769B1 (ko) 전착도장장치
JPH0421798A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金形材の表面処理方法
JPS6362599B2 (ja)
JP3107894B2 (ja) 液体処理用搬送装置
JP2599067B2 (ja) 電着塗装用装置
JPH108293A (ja) 表面処理用被処理物搬送方法及びその装置
US5061530A (en) Combined horizontal and vertical manufacturing method and facility for coating vehicle structural components
CN220265856U (zh) 设有吊装设施的酸洗池
JP2942864B2 (ja) 電着塗装装置
CN214830663U (zh) 一种适用于铝合金型材表面环保化学转化的设备智能系统
KR950012430B1 (ko) 전착 도장방법
JPH0290964A (ja) 吊ビームを用いる塗装プロセス装置
KR200148521Y1 (ko) 전착도장장치
JPS60213622A (ja) アルミニウム押出形材搬送装置
JPH03162600A (ja) アルミ型材の縦吊り表面処理設備
JPS6135090B2 (ja)