JPH0523021A - 移植機の苗供給方法とその装置 - Google Patents
移植機の苗供給方法とその装置Info
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- JPH0523021A JPH0523021A JP34841991A JP34841991A JPH0523021A JP H0523021 A JPH0523021 A JP H0523021A JP 34841991 A JP34841991 A JP 34841991A JP 34841991 A JP34841991 A JP 34841991A JP H0523021 A JPH0523021 A JP H0523021A
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- seedlings
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Abstract
(57)【要約】
【目的】土付苗を一旦密接揃列した後で、株間間隔に分
離して苗植付機構に供給し正確に移植するために、苗密
接搬送速度不変部の苗選別搬送速度可変部寄りと該苗選
別搬送速度可変部上に土付苗が常に密接整列するように
すること。 【構成】苗選別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬
送速度不変部寄りにおける土付苗の詰まり具合が予め設
定した通常状態であるか否かを無接点検出装置で検出
し、設定した通常状態以上であるとき苗選別搬送速度可
変部の速度を低速にして、その詰まり具合を緩和し、そ
の詰まり具合が通常状態になったとき該苗選別搬送速度
可変部を通常速度に戻すこと。
離して苗植付機構に供給し正確に移植するために、苗密
接搬送速度不変部の苗選別搬送速度可変部寄りと該苗選
別搬送速度可変部上に土付苗が常に密接整列するように
すること。 【構成】苗選別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬
送速度不変部寄りにおける土付苗の詰まり具合が予め設
定した通常状態であるか否かを無接点検出装置で検出
し、設定した通常状態以上であるとき苗選別搬送速度可
変部の速度を低速にして、その詰まり具合を緩和し、そ
の詰まり具合が通常状態になったとき該苗選別搬送速度
可変部を通常速度に戻すこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙筒苗の如き土付苗を
移植する移植機の苗供給方法とその装置に関する。
移植する移植機の苗供給方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土付苗を圃場に移植する移植機と
しては、1畦移植か2畦同時移植する構成のものが普通
である。これは、移植機が、その進行方向に回転する苗
植付機構と、該苗植付機構に対し土付苗の供給を容易に
するため横方向に伸長する苗供給装置との組合せで製作
されるためである。
しては、1畦移植か2畦同時移植する構成のものが普通
である。これは、移植機が、その進行方向に回転する苗
植付機構と、該苗植付機構に対し土付苗の供給を容易に
するため横方向に伸長する苗供給装置との組合せで製作
されるためである。
【0003】すなわち、3畦以上の多畦用とすると、中
間に位置する苗供給装置が畦幅により制限される結果、
必要な長さをとることができないので、これに苗選別機
能を付加した場合は、特公昭55−28650号公報記
載のもののように、苗供給装置と苗植付機構との間はさ
らに長くなり多畦同時移植はいよいよ困難となる。
間に位置する苗供給装置が畦幅により制限される結果、
必要な長さをとることができないので、これに苗選別機
能を付加した場合は、特公昭55−28650号公報記
載のもののように、苗供給装置と苗植付機構との間はさ
らに長くなり多畦同時移植はいよいよ困難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、上記の選別機能
を付加した苗供給装置では、苗植付機構が設定した株間
どおりに所定の移植を行い得るようにするために、その
苗植付機構への土付苗の供給自体を予め株間どおりに行
う必要があり、さらにそのためには、選別されたがいに
間隔を開けている良苗を一旦密接揃列させた上であらた
めて株間どおりに分離して苗植付機構へ供給することが
適切である。しかしながら、その良苗の密接揃列を、苗
選別搬送速度可変部で選別され間隔を開けた状態で搬送
されている良苗を苗密接搬送速度不変部で搬送すること
によって実現しようとする場合において、その苗密接搬
送速度不変部の走行速度を苗選別搬送速度可変部の走行
速度より単純に低速にしているだけでは、苗密接搬送速
度不変部での良苗に過不足を生じ、結局は設定株間どお
りの移植ができない欠点がある。本発明は、このような
課題を解決することを目的に提案されたものである。
を付加した苗供給装置では、苗植付機構が設定した株間
どおりに所定の移植を行い得るようにするために、その
苗植付機構への土付苗の供給自体を予め株間どおりに行
う必要があり、さらにそのためには、選別されたがいに
間隔を開けている良苗を一旦密接揃列させた上であらた
めて株間どおりに分離して苗植付機構へ供給することが
適切である。しかしながら、その良苗の密接揃列を、苗
選別搬送速度可変部で選別され間隔を開けた状態で搬送
されている良苗を苗密接搬送速度不変部で搬送すること
によって実現しようとする場合において、その苗密接搬
送速度不変部の走行速度を苗選別搬送速度可変部の走行
速度より単純に低速にしているだけでは、苗密接搬送速
度不変部での良苗に過不足を生じ、結局は設定株間どお
りの移植ができない欠点がある。本発明は、このような
課題を解決することを目的に提案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明移植機の苗供給方
法の構成は次のとおりである。
法の構成は次のとおりである。
【0006】苗選別搬送速度可変部で選別搬送した土付
苗を、苗密接搬送速度不変部で密接搬送した後、株間ど
おりに分離して苗挟持転送コンベアで転送し、苗植付機
構に供給するにあたって、通常は、苗密接搬送速度不変
部を苗選別搬送速度可変部より低速で走行させる。苗選
別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度不変部
寄りにおける土付苗の詰まり具合が予め設定した通常状
態であるか否かを無接点検出装置で検出し、それが通常
状態以上であるとき苗選別搬送速度可変部の速度を低速
にして、その詰まり具合を緩和する。
苗を、苗密接搬送速度不変部で密接搬送した後、株間ど
おりに分離して苗挟持転送コンベアで転送し、苗植付機
構に供給するにあたって、通常は、苗密接搬送速度不変
部を苗選別搬送速度可変部より低速で走行させる。苗選
別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度不変部
寄りにおける土付苗の詰まり具合が予め設定した通常状
態であるか否かを無接点検出装置で検出し、それが通常
状態以上であるとき苗選別搬送速度可変部の速度を低速
にして、その詰まり具合を緩和する。
【0007】上記の詰まり具合が通常状態になったとき
該苗選別搬送速度可変部を通常速度にし、これによっ
て、苗密接搬送速度不変部の苗選別搬送速度可変部寄り
と該苗選別搬送速度可変部上に土付苗が常に密接整列す
るようにする。
該苗選別搬送速度可変部を通常速度にし、これによっ
て、苗密接搬送速度不変部の苗選別搬送速度可変部寄り
と該苗選別搬送速度可変部上に土付苗が常に密接整列す
るようにする。
【0008】本発明移植機の苗供給装置の構成は次のと
おりである。
おりである。
【0009】苗選別搬送速度可変部で選別した土付苗を
密接搬送する苗密接搬送速度不変部の送出端側と苗植付
機構との間に、株間どおりに分離した土付苗を挟持転送
し苗植付機構に供給する苗挟持転送コンベアを架設し、
上記苗選別搬送速度可変部の通常速度と苗密接搬送速度
不変部の通常速度を、後者を前者に比し低速に設定して
いる。
密接搬送する苗密接搬送速度不変部の送出端側と苗植付
機構との間に、株間どおりに分離した土付苗を挟持転送
し苗植付機構に供給する苗挟持転送コンベアを架設し、
上記苗選別搬送速度可変部の通常速度と苗密接搬送速度
不変部の通常速度を、後者を前者に比し低速に設定して
いる。
【0010】上記苗選別搬送速度可変部上であってかつ
苗密接搬送速度不変部寄りにおける土付苗の詰まり具合
が予め設定した通常状態であるか否かを検出し、それが
通常状態以上であるとき苗選別搬送速度可変部の速度を
低速にし、その詰まり具合が通常になったとき該苗選別
搬送速度可変部の速度を通常速度にすることになる無接
点検出装置を設けている。
苗密接搬送速度不変部寄りにおける土付苗の詰まり具合
が予め設定した通常状態であるか否かを検出し、それが
通常状態以上であるとき苗選別搬送速度可変部の速度を
低速にし、その詰まり具合が通常になったとき該苗選別
搬送速度可変部の速度を通常速度にすることになる無接
点検出装置を設けている。
【0011】
【作用】通常、苗密接搬送速度不変部が苗選別搬送速度
可変部より低速で走行し、その苗選別搬送速度可変部上
であってかつ苗密接搬送速度不変部寄りと該苗密接搬送
速度不変部上とには、良苗である土付苗が設定どおりの
密接揃列が維持される。苗選別搬送速度可変部上であっ
てかつ苗密接搬送速度不変部寄りにおける土付苗の詰ま
り具合を無接点検出装置が監視していて、何らかの理由
でその詰まり具合が予め設定した通常状態以上であるこ
とが検出されたとき苗選別搬送速度可変部の速度を低速
にするとともに、その詰まり具合が通常状態に戻ったと
き苗選別搬送速度可変部を通常速度にするので、苗密接
搬送速度不変部の苗選別搬送速度可変部寄りと該苗選別
搬送速度可変部上には、土付苗が常に密接整列する。
可変部より低速で走行し、その苗選別搬送速度可変部上
であってかつ苗密接搬送速度不変部寄りと該苗密接搬送
速度不変部上とには、良苗である土付苗が設定どおりの
密接揃列が維持される。苗選別搬送速度可変部上であっ
てかつ苗密接搬送速度不変部寄りにおける土付苗の詰ま
り具合を無接点検出装置が監視していて、何らかの理由
でその詰まり具合が予め設定した通常状態以上であるこ
とが検出されたとき苗選別搬送速度可変部の速度を低速
にするとともに、その詰まり具合が通常状態に戻ったと
き苗選別搬送速度可変部を通常速度にするので、苗密接
搬送速度不変部の苗選別搬送速度可変部寄りと該苗選別
搬送速度可変部上には、土付苗が常に密接整列する。
【0012】
【実施例】以下図示の実施例について詳しく説明する。
4は、機枠1に支承した軸3,3′に取り付けた一対の
プーリー2,2′間に所要の傾斜状態にして架設した苗
供給コンベアで、この苗供給コンベア4は通常平ベルト
が使用され、その上に土付苗である例えば紙筒苗Pを密
接列状に載置し矢示方向に搬送する。
4は、機枠1に支承した軸3,3′に取り付けた一対の
プーリー2,2′間に所要の傾斜状態にして架設した苗
供給コンベアで、この苗供給コンベア4は通常平ベルト
が使用され、その上に土付苗である例えば紙筒苗Pを密
接列状に載置し矢示方向に搬送する。
【0013】5は苗供給コンベア4の搬送端の上方に軸
架した苗押え輪、6は該苗供給コンベア4の送出端の前
方に軸架した苗分離輪である。苗供給コンベア4が搬送
する紙筒苗Pは、その送出端と苗押え輪5の間から前方
に突出したところで、それらより速く回転する苗分離輪
6によって1本1本の紙筒苗Pに分離される。
架した苗押え輪、6は該苗供給コンベア4の送出端の前
方に軸架した苗分離輪である。苗供給コンベア4が搬送
する紙筒苗Pは、その送出端と苗押え輪5の間から前方
に突出したところで、それらより速く回転する苗分離輪
6によって1本1本の紙筒苗Pに分離される。
【0014】7は、苗供給コンベア4の送出端と後記苗
選別コンベアの受入端との間であって、上記の苗分離輪
6の下方に位置する苗ガイドである。苗分離輪6によっ
て分離された紙筒苗Pはその苗ガイド7に誘導せられ
て、苗供給コンベア4の下方に所要の間隔をおいて水平
に架設した苗選別コンベアの受入端上に受入に転載され
る。
選別コンベアの受入端との間であって、上記の苗分離輪
6の下方に位置する苗ガイドである。苗分離輪6によっ
て分離された紙筒苗Pはその苗ガイド7に誘導せられ
て、苗供給コンベア4の下方に所要の間隔をおいて水平
に架設した苗選別コンベアの受入端上に受入に転載され
る。
【0015】苗選別コンベアは、苗選別搬送速度可変部
と苗密接搬送速度不変部とからなるものであり、該苗選
別搬送速度可変部は、溝付きプーリー8,8′間に掛け
られた紐状ベルト9……と、溝付きプーリー8とその前
方の溝付きプーリー10′の間に掛けられた1本の根部
支持ベルト11と、溝付きプーリー8′と10′との間
に配置の溝付きプーリー10の軸12に遊嵌した溝付き
プーリー13と前記溝付きプーリー8との間に張設した
葉部支持ベルト14と、葉部支持ベルト14上に対接し
て設けた葉部押えベルト15と、上記溝付きプーリー1
0, 10′間に張設した翼片20付きの苗整列ベルト1
6と、その溝付きプーリー10′とその前方のプーリー
15′との間に張設した苗搬送ベルト17……により構
成されている。
と苗密接搬送速度不変部とからなるものであり、該苗選
別搬送速度可変部は、溝付きプーリー8,8′間に掛け
られた紐状ベルト9……と、溝付きプーリー8とその前
方の溝付きプーリー10′の間に掛けられた1本の根部
支持ベルト11と、溝付きプーリー8′と10′との間
に配置の溝付きプーリー10の軸12に遊嵌した溝付き
プーリー13と前記溝付きプーリー8との間に張設した
葉部支持ベルト14と、葉部支持ベルト14上に対接し
て設けた葉部押えベルト15と、上記溝付きプーリー1
0, 10′間に張設した翼片20付きの苗整列ベルト1
6と、その溝付きプーリー10′とその前方のプーリー
15′との間に張設した苗搬送ベルト17……により構
成されている。
【0016】上記ベルト9,11, 14〜17の各々の
速度は前記苗供給コンベア4の速度より速くなるように
してある。苗分離輪6で分離された紙筒苗Pは、苗ガイ
ド7に誘導せられて根部支持ベルト11、葉部支持ベル
ト14及び紐状ベルト9上に転載され紐状ベルト9の送
出端に達したあと、それが健全な良苗たる紙筒苗Pであ
るとき、根部を根部支持ベルト11に支持させるととも
に葉部を葉部支持ベルト14と葉部押えベルト15の間
に挟持させて苗整列ベルト16の翼片20,20間に移行
せしめられ所要の揃列状態となるが、葉部のない不良苗
P′であるときは葉部支持ベルト14で支持されないの
で系外に落下することによって、選別作用を受ける。
速度は前記苗供給コンベア4の速度より速くなるように
してある。苗分離輪6で分離された紙筒苗Pは、苗ガイ
ド7に誘導せられて根部支持ベルト11、葉部支持ベル
ト14及び紐状ベルト9上に転載され紐状ベルト9の送
出端に達したあと、それが健全な良苗たる紙筒苗Pであ
るとき、根部を根部支持ベルト11に支持させるととも
に葉部を葉部支持ベルト14と葉部押えベルト15の間
に挟持させて苗整列ベルト16の翼片20,20間に移行
せしめられ所要の揃列状態となるが、葉部のない不良苗
P′であるときは葉部支持ベルト14で支持されないの
で系外に落下することによって、選別作用を受ける。
【0017】苗密接搬送速度不変部は、上記プーリー1
5′と同軸のフリープーリー15″とその前方のプーリ
ー18との間に張設した紐状の苗整理ベルト19……に
より構成されている。この苗整理ベルト19の速度は良
苗たる紙筒苗Pの出現率を考慮し苗供給コンベア4より
遅くしてある。上記苗整列ベルト16に移行せしめられ
所要の揃列状態となった良苗である紙筒苗Pは、苗搬送
ベルト17……で搬送されたあと、さらに苗整理ベルト
19に移行し、後記苗挟持転送コンベアに向けて搬送さ
れる。
5′と同軸のフリープーリー15″とその前方のプーリ
ー18との間に張設した紐状の苗整理ベルト19……に
より構成されている。この苗整理ベルト19の速度は良
苗たる紙筒苗Pの出現率を考慮し苗供給コンベア4より
遅くしてある。上記苗整列ベルト16に移行せしめられ
所要の揃列状態となった良苗である紙筒苗Pは、苗搬送
ベルト17……で搬送されたあと、さらに苗整理ベルト
19に移行し、後記苗挟持転送コンベアに向けて搬送さ
れる。
【0018】この苗整理ベルト19は、紙筒苗Pを一定
条件で苗植付機構に供給するために該機構と連動回転
し、苗供給コンベア4、したがってまた苗搬送ベルト1
7より遅く走行するようにしてあるので、紙筒苗Pが連
続して送られると、その紙筒苗Pは苗整理ベルト19及
び苗搬送ベルト17上に密接しいわゆる詰まった状態に
なるが、上記のように系外に排出される不良苗P′が連
続しているときは苗整理ベルト19上の紙筒苗Pがその
間隔を開けるようになるものである。
条件で苗植付機構に供給するために該機構と連動回転
し、苗供給コンベア4、したがってまた苗搬送ベルト1
7より遅く走行するようにしてあるので、紙筒苗Pが連
続して送られると、その紙筒苗Pは苗整理ベルト19及
び苗搬送ベルト17上に密接しいわゆる詰まった状態に
なるが、上記のように系外に排出される不良苗P′が連
続しているときは苗整理ベルト19上の紙筒苗Pがその
間隔を開けるようになるものである。
【0019】22は、苗供給コンベア4と苗選別コンベ
アとの間、さらに具体的には苗供給コンベア4と苗整理
ベルト19との間に設置した無接点検出装置で、紙筒苗
Pの苗整理ベルト19上での詰まり具合を、図2に示した
ように、苗搬送ベルト17の送出端側上方に設けた反射鏡
21による該苗搬送ベルト17の送出端側の紙筒苗Pの詰ま
り具合を感知することにより検出し、その検出結果に基
づき、電磁クラッチC等を介してベルト17,16,1
1,14,15,9及び苗供給コンベア4の走行速度を
調節して、常時適正な数量の紙筒苗Pが苗整理ベルト1
9上に供給乗載するようにしている。
アとの間、さらに具体的には苗供給コンベア4と苗整理
ベルト19との間に設置した無接点検出装置で、紙筒苗
Pの苗整理ベルト19上での詰まり具合を、図2に示した
ように、苗搬送ベルト17の送出端側上方に設けた反射鏡
21による該苗搬送ベルト17の送出端側の紙筒苗Pの詰ま
り具合を感知することにより検出し、その検出結果に基
づき、電磁クラッチC等を介してベルト17,16,1
1,14,15,9及び苗供給コンベア4の走行速度を
調節して、常時適正な数量の紙筒苗Pが苗整理ベルト1
9上に供給乗載するようにしている。
【0020】無接点検出装置22としては、例えば、オ
ンデレー方式のものであって紙筒苗Pが所定速度で搬送
されているときはその検出を無効とし、紙筒苗Pが詰ま
ってきて搬送速度が遅くなったときそれを有効検出する
型式のものを採用する。
ンデレー方式のものであって紙筒苗Pが所定速度で搬送
されているときはその検出を無効とし、紙筒苗Pが詰ま
ってきて搬送速度が遅くなったときそれを有効検出する
型式のものを採用する。
【0021】24,24′は、苗選別コンベアさらに正
確には苗密接搬送速度不変部たる苗整理ベルト19の送
出端とその上方に軸架した苗押え輪23との間から送出
された紙筒苗Pを、図示していない回転型の苗植付機構
に送給すべく挟持転送する一対の苗挟持転送コンベア
で、苗挟持転送コンベア24の上端が上記苗整理ベルト
19の送出端の前方に位置していて、その上端で上記の
送出された紙筒苗Pを下方に少し移送したところでそれ
を他方の苗挟持転送コンベア24′との間に挟持し、苗
植付機構に向け転送するものである。
確には苗密接搬送速度不変部たる苗整理ベルト19の送
出端とその上方に軸架した苗押え輪23との間から送出
された紙筒苗Pを、図示していない回転型の苗植付機構
に送給すべく挟持転送する一対の苗挟持転送コンベア
で、苗挟持転送コンベア24の上端が上記苗整理ベルト
19の送出端の前方に位置していて、その上端で上記の
送出された紙筒苗Pを下方に少し移送したところでそれ
を他方の苗挟持転送コンベア24′との間に挟持し、苗
植付機構に向け転送するものである。
【0022】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明方法によれば、無接点検出装置が、苗選別搬送速
度可変部で選別した良苗である土付苗の詰まり具合を検
出し、その苗選別搬送速度可変部の速度を適宜調節さ
せ、該苗選別搬送速度可変部上であって苗密接搬送速度
不変部より及び該苗密接搬送速度不変部上の土付苗に過
不足を生じさせることなく常に所定の揃列状態に維持さ
せるので、設定株間どおり正確な移植を行わせることが
できる。
本発明方法によれば、無接点検出装置が、苗選別搬送速
度可変部で選別した良苗である土付苗の詰まり具合を検
出し、その苗選別搬送速度可変部の速度を適宜調節さ
せ、該苗選別搬送速度可変部上であって苗密接搬送速度
不変部より及び該苗密接搬送速度不変部上の土付苗に過
不足を生じさせることなく常に所定の揃列状態に維持さ
せるので、設定株間どおり正確な移植を行わせることが
できる。
【0023】すなわち、通常、苗密接搬送速度不変部が
苗選別搬送速度可変部より低速で走行し、その苗選別搬
送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度不変部寄り
と該苗密接搬送速度不変部上とには、良苗である土付苗
が設定どおりの密接揃列が維持されるものであるが、そ
の苗選別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度
不変部寄りにおける土付苗の詰まり具合を無接点検出装
置が監視していて(図2の反射鏡21及びその下方の紙
筒苗P参照)、何らかの理由でその詰まり具合が予め設
定した通常状態以上であることが検出されたとき苗選別
搬送速度可変部の速度を低速にし、その詰まり具合が通
常状態に戻ったとき苗選別搬送速度可変部を通常速度に
するので、苗密接搬送速度不変部の苗選別搬送速度可変
部寄りと該苗選別搬送速度可変部上には、土付苗が常に
密接揃列する。
苗選別搬送速度可変部より低速で走行し、その苗選別搬
送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度不変部寄り
と該苗密接搬送速度不変部上とには、良苗である土付苗
が設定どおりの密接揃列が維持されるものであるが、そ
の苗選別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度
不変部寄りにおける土付苗の詰まり具合を無接点検出装
置が監視していて(図2の反射鏡21及びその下方の紙
筒苗P参照)、何らかの理由でその詰まり具合が予め設
定した通常状態以上であることが検出されたとき苗選別
搬送速度可変部の速度を低速にし、その詰まり具合が通
常状態に戻ったとき苗選別搬送速度可変部を通常速度に
するので、苗密接搬送速度不変部の苗選別搬送速度可変
部寄りと該苗選別搬送速度可変部上には、土付苗が常に
密接揃列する。
【0024】さらに換言すると、無接点検出装置が苗選
別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度不変部
寄りにおける土付苗の詰まり具合を検出するのに基づ
き、所要の速度調整を行うようにしたから、苗密接搬送
速度不変部の走行速度を苗選別搬送速度可変部の走行速
度より単純に低速にしているだけとは異なり、また、苗
密接搬送速度不変部上の土付苗を直接監視検出して苗選
別搬送速度可変部の走行速度を調節するようなものとは
相違し、苗選別搬送速度可変部における不良苗が連続し
た場合であっても、土付苗苗密接搬送速度不変部上には
良苗である土付苗を常に密接揃列させることができるも
のである。
別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度不変部
寄りにおける土付苗の詰まり具合を検出するのに基づ
き、所要の速度調整を行うようにしたから、苗密接搬送
速度不変部の走行速度を苗選別搬送速度可変部の走行速
度より単純に低速にしているだけとは異なり、また、苗
密接搬送速度不変部上の土付苗を直接監視検出して苗選
別搬送速度可変部の走行速度を調節するようなものとは
相違し、苗選別搬送速度可変部における不良苗が連続し
た場合であっても、土付苗苗密接搬送速度不変部上には
良苗である土付苗を常に密接揃列させることができるも
のである。
【図1】本発明の実施例の要部の側面図である。
【図2】同上の要部の平面図である。
9 苗選別搬送速度可変部を構成する紐状ベルト
11 苗選別搬送速度可変部を構成する根部支持ベ
ルト 14 苗選別搬送速度可変部を構成する葉部支持ベ
ルト 15 苗選別搬送速度可変部を構成する葉部押えベ
ルト 16 苗選別搬送速度可変部を構成する葉部整列ベ
ルト 17 苗選別搬送速度可変部を構成する苗搬送ベル
ト 19 苗密接搬送速度不変部を構成する苗整理ベル
ト 21 反射鏡 22 無接点検出装置 24 苗挟持転送コンベア 24′ 苗挟持転送コンベア
ルト 14 苗選別搬送速度可変部を構成する葉部支持ベ
ルト 15 苗選別搬送速度可変部を構成する葉部押えベ
ルト 16 苗選別搬送速度可変部を構成する葉部整列ベ
ルト 17 苗選別搬送速度可変部を構成する苗搬送ベル
ト 19 苗密接搬送速度不変部を構成する苗整理ベル
ト 21 反射鏡 22 無接点検出装置 24 苗挟持転送コンベア 24′ 苗挟持転送コンベア
Claims (2)
- 【請求項1】苗選別搬送速度可変部で選別搬送した土付
苗を、苗密接搬送速度不変部で密接搬送した後、株間ど
おりに分離して苗挟持転送コンベアで転送し、苗植付機
構に供給すること、 通常は、苗密接搬送速度不変部を苗選別搬送速度可変部
より低速で走行させること、 苗選別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速度不
変部寄りにおける土付苗の詰まり具合が予め設定した通
常状態であるか否かを無接点検出装置で検出し、通常状
態以上であるとき苗選別搬送速度可変部の速度を低速に
して、その詰まり具合を緩和すること、 上記の詰まり具合が通常状態になったとき該苗選別搬送
速度可変部を通常速度にすること、 これによって、苗密接搬送速度不変部の苗選別搬送速度
可変部寄りと該苗選別搬送速度可変部上に土付苗が常に
密接整列するようにすること、を特徴とする移植機の苗
供給方法。 - 【請求項2】苗選別搬送速度可変部で選別した土付苗を
密接搬送する苗密接搬送速度不変部の送出端側と苗植付
機構との間に、株間どおりに分離した土付苗を挟持転送
し苗植付機構に供給する苗挟持転送コンベアを架設した
こと、 上記苗選別搬送速度可変部の通常速度と苗密接搬送速度
不変部の通常速度を、後者を前者に比し低速に設定した
こと、 上記苗選別搬送速度可変部上であってかつ苗密接搬送速
度不変部寄りにおける土付苗の詰まり具合が予め設定し
た通常状態であるか否かを検出し、通常状態以上である
とき苗選別搬送速度可変部の速度を低速にし、その詰ま
り具合が通常になったとき該苗選別搬送速度可変部の速
度を通常速度にすることになる無接点検出装置を設けた
こと、 これによって、苗密接搬送速度不変部の苗選別搬送速度
可変部寄りと該苗選別搬送速度可変部上に土付苗が常に
密接整列するようにしてなることを特徴とする移植機の
苗供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3348419A JPH07114576B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 移植機の苗供給方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3348419A JPH07114576B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 移植機の苗供給方法とその装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19601788A Division JPH01257403A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 多畦用土付苗移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523021A true JPH0523021A (ja) | 1993-02-02 |
JPH07114576B2 JPH07114576B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=18396886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3348419A Expired - Lifetime JPH07114576B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 移植機の苗供給方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07114576B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS597A (ja) * | 1982-06-25 | 1984-01-05 | 松下電器産業株式会社 | ガス燃焼式美容器 |
JPH01257403A (ja) * | 1988-08-08 | 1989-10-13 | Saakuru Tekko:Kk | 多畦用土付苗移植機 |
JPH0523020A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-02-02 | Saakuru Tekko:Kk | 多畦用土付苗移植機 |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP3348419A patent/JPH07114576B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS597A (ja) * | 1982-06-25 | 1984-01-05 | 松下電器産業株式会社 | ガス燃焼式美容器 |
JPH01257403A (ja) * | 1988-08-08 | 1989-10-13 | Saakuru Tekko:Kk | 多畦用土付苗移植機 |
JPH0523020A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-02-02 | Saakuru Tekko:Kk | 多畦用土付苗移植機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07114576B2 (ja) | 1995-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |