JPH05230174A - 封止用エポキシ樹脂成形材料 - Google Patents
封止用エポキシ樹脂成形材料Info
- Publication number
- JPH05230174A JPH05230174A JP16073291A JP16073291A JPH05230174A JP H05230174 A JPH05230174 A JP H05230174A JP 16073291 A JP16073291 A JP 16073291A JP 16073291 A JP16073291 A JP 16073291A JP H05230174 A JPH05230174 A JP H05230174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- molding material
- sealing
- resin molding
- silica
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気部品、電子部品、半導体素子を封止する
ための、封止用成形材料に関するもので、吸湿半田処理
時の耐クラック性、成形性に優れたエポキシ樹脂成形材
料を得ることを目的とする。 【構成】 ビフェニル骨格エポキシ樹脂と、平均粒径5
〜30ミクロンのシリカとを含有したことを特徴とする
封止用エポキシ樹脂成形材料。
ための、封止用成形材料に関するもので、吸湿半田処理
時の耐クラック性、成形性に優れたエポキシ樹脂成形材
料を得ることを目的とする。 【構成】 ビフェニル骨格エポキシ樹脂と、平均粒径5
〜30ミクロンのシリカとを含有したことを特徴とする
封止用エポキシ樹脂成形材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気部品、電子部品、半
導体素子等を封止するための、封止用エポキシ樹脂成形
材料に関するものである。
導体素子等を封止するための、封止用エポキシ樹脂成形
材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気、電子機器の高性能化、高信
頼性、生産性向上のため、プラスチックによる封止が行
われているが、耐熱性、高熱伝導性を向上させるため無
機質充填剤量を多くすると、吸湿半田処理時の耐クラッ
ク性、成形性が低下していた。
頼性、生産性向上のため、プラスチックによる封止が行
われているが、耐熱性、高熱伝導性を向上させるため無
機質充填剤量を多くすると、吸湿半田処理時の耐クラッ
ク性、成形性が低下していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、無機質充填剤量を多くすると吸湿半田処理時の耐
クラック性、成形性が低下する。本発明は従来の技術に
おける上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは耐熱性、高熱伝導性、吸湿半田処理時の
耐クラック性、成形性に優れた封止用エポキシ樹脂成形
材料を提供することにある。
うに、無機質充填剤量を多くすると吸湿半田処理時の耐
クラック性、成形性が低下する。本発明は従来の技術に
おける上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは耐熱性、高熱伝導性、吸湿半田処理時の
耐クラック性、成形性に優れた封止用エポキシ樹脂成形
材料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビフェニル骨
格エポキシ樹脂と、平均粒径5〜30ミクロンのシリカ
とを含有したことを特徴とする封止用エポキシ樹脂成形
材料のため、上記目的を達成することが出来たもので、
以下本発明を詳細に説明する。
格エポキシ樹脂と、平均粒径5〜30ミクロンのシリカ
とを含有したことを特徴とする封止用エポキシ樹脂成形
材料のため、上記目的を達成することが出来たもので、
以下本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明に用いるビフェニル骨格エポキシ樹
脂は、ビフェニル骨格を有し1分子中に少なくとも2個
以上のグリシジル基を有するエポキシ樹脂である。無機
質充填剤としてはタルク、クレー、シリカ、炭酸カルシ
ュウム、水酸化アルミニゥム、ガラス繊維、アスベスト
繊維、セラミック繊維等の無機質充填剤全般を用いるこ
とができるが、少なくとも平均粒径5〜30ミクロンの
シリカを含有することが必要で、粒径については10ミ
クロン以下が5〜40重量%(以下単に%と記す)、1
0ミクロン以上が60〜95%であることが好ましく、
添加量としては全体量の50〜90%であることが好ま
しい。即ち50%未満では耐熱性が低下し、90%をこ
えると成形性が低下する傾向にあるからである。シリカ
の種類としては、破砕状シリカを用いることが好まし
い。架橋剤及び又は硬化剤としては、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、アクリル樹脂、イソシアネート、アミン
系硬化剤、酸無水物、ルイス酸錯化合物等が用いられ
る。必要に応じて用いられる硬化促進剤としては、リン
系及び又は3級アミン系硬化促進剤等を用いることが出
来る。、更に必要に応じてカップリング剤等を添加する
ことができるものである。かくして上記材料を配合、混
合、混練、粉砕し更に必要に応じて造粒して封止用エポ
キシ樹脂成形材料を得るものである。更に該封止用成形
材料の成形については、圧縮成形、トランスフアー成
形、射出成形等で封止成形するものである。
脂は、ビフェニル骨格を有し1分子中に少なくとも2個
以上のグリシジル基を有するエポキシ樹脂である。無機
質充填剤としてはタルク、クレー、シリカ、炭酸カルシ
ュウム、水酸化アルミニゥム、ガラス繊維、アスベスト
繊維、セラミック繊維等の無機質充填剤全般を用いるこ
とができるが、少なくとも平均粒径5〜30ミクロンの
シリカを含有することが必要で、粒径については10ミ
クロン以下が5〜40重量%(以下単に%と記す)、1
0ミクロン以上が60〜95%であることが好ましく、
添加量としては全体量の50〜90%であることが好ま
しい。即ち50%未満では耐熱性が低下し、90%をこ
えると成形性が低下する傾向にあるからである。シリカ
の種類としては、破砕状シリカを用いることが好まし
い。架橋剤及び又は硬化剤としては、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、アクリル樹脂、イソシアネート、アミン
系硬化剤、酸無水物、ルイス酸錯化合物等が用いられ
る。必要に応じて用いられる硬化促進剤としては、リン
系及び又は3級アミン系硬化促進剤等を用いることが出
来る。、更に必要に応じてカップリング剤等を添加する
ことができるものである。かくして上記材料を配合、混
合、混練、粉砕し更に必要に応じて造粒して封止用エポ
キシ樹脂成形材料を得るものである。更に該封止用成形
材料の成形については、圧縮成形、トランスフアー成
形、射出成形等で封止成形するものである。
【0006】以下本発明を実施例に基づいて説明する。
【0007】
【実施例1と2及び比較例1と2】第1表の配合表に従
って材料を配合、混合、混練、粉砕して封止用エポキシ
樹脂成形材料を得た。次に該封止用成形材料をトランス
ファー成形機を用いて金型温度175℃、成形圧力50
Kg/cm2 、硬化時間3分間で素子を封止成形した。
って材料を配合、混合、混練、粉砕して封止用エポキシ
樹脂成形材料を得た。次に該封止用成形材料をトランス
ファー成形機を用いて金型温度175℃、成形圧力50
Kg/cm2 、硬化時間3分間で素子を封止成形した。
【0008】実施例1と2及び比較例1と2の性能は、
第2表のようである。吸湿半田処理時の耐クラック性
は、PCT試験のアルミニューム線の腐食状態でみた。
ヒートサイクル性はー65℃で30分後、25℃で5分
間保持後、150℃で30分保持を1サイクルとして不
良発生迄の回数で示した。又、成形性はスパイラルフロ
ー試験でみた。
第2表のようである。吸湿半田処理時の耐クラック性
は、PCT試験のアルミニューム線の腐食状態でみた。
ヒートサイクル性はー65℃で30分後、25℃で5分
間保持後、150℃で30分保持を1サイクルとして不
良発生迄の回数で示した。又、成形性はスパイラルフロ
ー試験でみた。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されている。
特許請求の範囲に記載した構成を有する封止用エポキシ
樹脂成形材料においては、耐熱性、高熱伝導性を維持し
たうえで、吸湿半田処理時の耐クラック性、成形性が向
上する効果を有している。
特許請求の範囲に記載した構成を有する封止用エポキシ
樹脂成形材料においては、耐熱性、高熱伝導性を維持し
たうえで、吸湿半田処理時の耐クラック性、成形性が向
上する効果を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/31 (72)発明者 鳥井 宗朝 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ビフェニル骨格エポキシ樹脂と、平均粒
径5〜30ミクロンのシリカとを含有したことを特徴と
する封止用エポキシ樹脂成形材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16073291A JPH05230174A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 封止用エポキシ樹脂成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16073291A JPH05230174A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 封止用エポキシ樹脂成形材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230174A true JPH05230174A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=15721264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16073291A Pending JPH05230174A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 封止用エポキシ樹脂成形材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05230174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030028904A (ko) * | 2001-10-04 | 2003-04-11 | 삼성전자주식회사 | 수분이 포함된 성형 봉지 재료 및 그 제조 방법 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP16073291A patent/JPH05230174A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030028904A (ko) * | 2001-10-04 | 2003-04-11 | 삼성전자주식회사 | 수분이 포함된 성형 봉지 재료 및 그 제조 방법 |
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